JP2001300376A - 噴水装置および噴水の演出方法 - Google Patents

噴水装置および噴水の演出方法

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JP2001300376A
JP2001300376A JP2000120411A JP2000120411A JP2001300376A JP 2001300376 A JP2001300376 A JP 2001300376A JP 2000120411 A JP2000120411 A JP 2000120411A JP 2000120411 A JP2000120411 A JP 2000120411A JP 2001300376 A JP2001300376 A JP 2001300376A
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cylinder
gap
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JP2000120411A
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Akira Kodama
皓 児玉
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧空気流による水の押し上げ力低下を回避
して、噴出高さの高い高揚程間欠噴水を実行することが
できる噴水装置を提供する。 【解決手段】 電磁弁6を介設した通気管5と、この通
気管5に接続した高圧空気供給源2とで高圧空気噴出系
1を構成し、通気管5の先端空気噴出口7を上向きに開
口して水域8に水没させるとともに、空気噴出口7に環
状の隙間9を設けて上向きにのびる噴水筒10を同心で
外嵌して、その上端出口10Aを水域8の水面WLより
突出させ、噴水筒10の内部に形成した噴水用水貯水部
13に水面WL下に在る水域8の水を噴水用水Wとして
貯水する。電磁弁6の開閉により、空気噴出口7から高
圧空気流を間欠噴出させて、噴水用水貯水部13内の噴
水用水Wを押し上げるとともに、エジェクター作用によ
り噴水筒10から高揚程で間欠噴水させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴水装置および噴
水の演出方法に係り、詳しくは、高圧空気流により水を
押し上げて、噴出高さの高い高揚程間欠噴水を実行する
ことができる噴水装置および噴水の演出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高圧空気流により水を押し上
げて、間欠噴水を行う噴水装置として、図5に示すもの
が知られている。この噴水装置は、高圧空気を噴出させ
る高圧空気噴出系1を備えている。高圧空気噴出系1
は、エアーコンプレッサなどの圧縮空気供給源(高圧空
気供給源)2と、この高圧空気供給源2の高圧空気供給
口2Aに、たとえば逆止弁3および仕切弁4を介して接
続された通気管5と、この通気管5に介設した電磁弁6
とからなり、通気管5の先端空気噴出口7は、上向きに
開口して水域8に水没させてある。なお、逆止弁3は、
高圧空気供給源2の高圧空気供給口2Aから通気管5へ
の高圧空気の流れのみを許容する。
【0003】この噴水装置によれば、仕切弁4の弁開状
態で高圧空気供給源2から通気管5に高圧空気を供給し
て、電磁弁6を弁開すると、空気噴出口7から高圧空気
が上向きに噴出し、噴出した高圧空気の柱状流によって
通気管5の空気噴出口7の上側に在る水域8の水を押し
上げて水面WL上に噴出させた噴水9を実行する。した
がって、電磁弁6の開閉を繰り返すことで、間欠噴出す
る高圧空気流により水を間欠的に押し上げて噴出させる
間欠噴水を実行することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の噴
水装置では、空気噴出口7から上向きに噴出した高圧空
気の柱状流は、噴出した直後に円周方向の全周にも膨張
して拡散するので、空気噴出口7の上側に在る水域8の
水を押し上げる押し上げ成分が小さくなって、高圧空気
流による水の押上げ力を著しく低下させる。このため、
噴出高さの高い高揚程間欠噴水を実行することができな
い。
【0005】そこで、本発明は、高圧空気流による水の
押し上げ力低下を回避して、噴出高さの高い高揚程間欠
噴水を実行することができる噴水装置および噴水の演出
方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係る噴水装置は、空気噴出
口を水域に水没させた高圧空気噴出系と、前記空気噴出
口に隙間を設けて外嵌された上向きにのびる噴水筒とを
備え、この噴水筒の内部の前記隙間の上側に該隙間を介
して前記水域に連通する噴水用水貯水部が形成されてい
ることを特徴としている。
【0007】また、前記目的を達成するために、請求項
2に記載の発明に係る噴水の演出方法は、高圧空気噴出
系における水域に水没させた空気噴出口に隙間を設けて
上向きにのびる噴水筒を外嵌して、この噴水筒の内部の
前記隙間の上側に該隙間を介して前記水域に連通する噴
水用水貯水部を形成し、前記空気噴出口から噴出させた
高圧空気流により前記噴水用水貯水部内の噴水用水を押
し上げるとともに、高圧空気流によって前記隙間を負圧
化させたエジェクター作用により前記水域の水を吸い上
げて前記噴水筒から噴出させることを特徴としている。
【0008】請求項1または請求項2に記載の発明によ
れば、空気噴出口から噴出した高圧空気流は、押上げ力
として噴水用水貯水部に貯水されている質量の小さい噴
水用水に作用して、これを高く噴出させるとともに、高
圧空気流によって隙間を負圧化させてエジェクター作用
により水域の水を吸い上げて噴水筒から高圧空気と水を
高揚程で噴出させることができる。噴水用水が噴水筒か
ら噴出した時点で空気噴出口からの高圧空気の噴出を遮
断すると、水域の水は隙間を通って噴水用水貯水部に流
入して貯水される。したがって、空気噴出口からの高圧
空気の噴出・遮断を繰り返すことで、噴出高さの高い高
揚程間欠噴水を実行することができる。また、前記隙間
の大きさを所定の範囲内で変えることによって、噴出高
さや水量のコントロールが可能になって、噴水姿態を変
化させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る噴水装置の
実施の形態を示す系統図、図2は図1のX−X線拡大断
面図である。なお、前記図5で説明した従来の噴水装置
と同一部分には同一符号を付して説明する。図1および
図2において、噴水装置は、高圧空気を噴出させる高圧
空気噴出系1を備えている。高圧空気噴出系1は、エア
ーコンプレッサなどの圧縮空気供給源(高圧空気供給
源)2と、この高圧空気供給源2の高圧空気供給口2A
に、たとえば逆止弁3および仕切弁4を介して接続され
た通気管5と、この通気管5に介設した電磁弁6とから
なり、通気管5の先端空気噴出口7は、上向きに開口し
て水域8に水没させてある。なお、逆止弁3は、高圧空
気供給源2の高圧空気供給口2Aから通気管5への高圧
空気の流れのみを許容する。
【0010】通気管5の先端空気噴出口7には、環状の
隙間9を設けて上向きにのびる噴水筒10が同心で外嵌
されている。噴水筒10は、下端部をラッパ状に拡げて
開口した円筒状のもので、その上端出口10Aは水域8
の水面WLより突出しており、環状のフレーム11およ
び架台12を介して水域8の底部8Aに設置されてい
る。したがって、噴水筒10の内部には、隙間9の上側
に該隙間9を介して水域8に連通する噴水用水貯水部1
3が形成され、この噴水用水貯水部13に水面WL下に
在る水域8の水が噴水用水Wとして貯水されることにな
る。
【0011】前記環状の隙間9の面積の大きさは、通気
管5の断面積に対して面積比で10%〜50%、好まし
くは30%に設定されている。また、噴水筒10の上端
出口10Aの内径は、通気管5の外径に略等しくあるい
は若干径大に設定されている。
【0012】つぎに前記構成の作動について説明する。
仕切弁4の弁開状態で高圧空気供給源2から通気管5に
高圧空気を供給して、電磁弁6を弁開すると、空気噴出
口7から高圧空気が上向きに噴出する。図3に示すよう
に、空気噴出口7から噴出した高圧空気流Fは、押上げ
力として噴水用水貯水部13に貯水されている質量の小
さい噴水用水Wに作用して押し上げる。
【0013】空気噴出口7から噴出した高圧空気流F
は、上向きの流速が大きく慣性によって横向きおよび下
向きの流れは発生せず隙間を負圧化させて、エジェクタ
ー作用により水域の水を吸い上げて、噴水筒から高圧空
気と水を高揚程で噴出させる。
【0014】環状の隙間9の面積の大きさが通気管5の
断面積に対して面積比で50%を超えると、エジェクタ
ー作用による水域の水の吸い上げ力が低下するので、前
記面積比を50%以下、好ましくは30%程度に設定す
る必要がある。
【0015】一方、隙間9の大きさを前記面積比50%
以下の範囲内で変えることによって、噴出高さや水量の
コントロールが可能になって、噴水姿態を変化させるこ
とができる。
【0016】前述のように、噴水用水Wが噴水筒10か
ら噴出した時点で電磁弁6を弁閉して、通気管5の空気
噴出口7からの高圧空気の噴出を遮断すると、水域8の
水は環状の隙間9を通って噴水用水貯水部13に流入し
て貯水される。したがって、電磁弁6の開閉操作によ
り、空気噴出口7からの高圧空気の噴出・遮断を繰り返
すことで、噴出高さの高い高揚程間欠噴水を実行するこ
とができる。
【0017】環状の隙間9の面積の大きさが通気管5の
断面積に対して面積比で10%未満になると、水の表面
張力の影響によって、水域8の水が環状の隙間9から噴
水用水貯水部13に流入して貯水されるのを妨げること
になる。したがって、環状の隙間9の面積の大きさを面
積比で通気管5の断面積の10%以上に設定する必要が
ある。
【0018】なお、前記実施の形態では、環状の隙間9
を設けて、通気管5の先端空気噴出口7に上向きにのび
る噴水筒10を同心で外嵌しているが、図4に示すよう
な非環状の隙間9を設けて、上向きにのびる噴水筒10
を同心で外嵌してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の噴水装置
および噴水の演出方法は構成されているので、以下のよ
うな格別の効果を奏する。
【0020】すなわち、空気噴出口から噴出した高圧空
気流の押上げ力と、高圧空気流によって隙間が負圧化さ
れることによって生じるエジェクター作用で水域の水を
吸い上げることとの相乗作用によって質量の小さい噴水
用水を高揚程で噴出させることができるとともに、噴水
用水が噴水筒から噴出した時点で空気噴出口からの高圧
空気の噴出を遮断すると、水域の水は隙間を通って噴水
用水貯水部に流入して貯水されるので、空気噴出口から
の高圧空気の噴出・遮断を繰り返すことで、噴出高さの
高い高揚程間欠噴水を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る噴水装置の一実施の形態を示す系
統図である。
【図2】図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】要部の拡大縦断面図である。
【図4】隙間の変形例を示す図2相当図である。
【図5】従来例の系統図である。
【符号の説明】
1 高圧空気供給系 7 空気噴出口 8 水域 9 環状の隙間(隙間) 10 噴水筒 13 噴水用水貯水部 W 貯水部内の噴水用水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気噴出口を水域に水没させた高圧空気
    噴出系と、前記空気噴出口に隙間を設けて外嵌された上
    向きにのびる噴水筒とを備え、この噴水筒の内部の前記
    隙間の上側に該隙間を介して前記水域に連通する噴水用
    水貯水部が形成されていることを特徴とする噴水装置。
  2. 【請求項2】 高圧空気噴出系における水域に水没させ
    た空気噴出口に隙間を設けて上向きにのびる噴水筒を外
    嵌して、この噴水筒の内部の前記隙間の上側に該隙間を
    介して前記水域に連通する噴水用水貯水部を形成し、前
    記空気噴出口から噴出させた高圧空気流により前記噴水
    用水貯水部内の噴水用水を押し上げるとともに、高圧空
    気流によって前記隙間を負圧化させたエジェクター作用
    により前記水域の水を吸い上げて前記噴水筒から噴出さ
    せることを特徴とする噴水の演出方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100473932B1 (ko) * 2002-02-26 2005-03-17 가우디조경건설(주) 고사분수용 노즐
ES2289895A1 (es) * 2005-10-11 2008-02-01 Juan Carretero Llorente Dispositivo de retencion de accion neumatica para proyeccion de agua.
KR101343889B1 (ko) 2013-05-23 2013-12-20 주식회사 협신이앤씨 에어 분수장치
CN108514983A (zh) * 2018-04-02 2018-09-11 李为松 喷泉系统

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