JP2001300291A - 連続高圧処理方法及び装置 - Google Patents

連続高圧処理方法及び装置

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JP2001300291A JP2001020505A JP2001020505A JP2001300291A JP 2001300291 A JP2001300291 A JP 2001300291A JP 2001020505 A JP2001020505 A JP 2001020505A JP 2001020505 A JP2001020505 A JP 2001020505A JP 2001300291 A JP2001300291 A JP 2001300291A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、加圧ポンプと減圧ポンプ間の配管
に接続された処理容器を高圧状態に保ち、殺菌、圧力晶
析などの処理を連続的に行うことを目的とする。 【解決手段】 本発明による連続高圧処理方法及び装置
は、供給タンク(9)からの原料(25)を加圧ポンプ(1)を介
して処理容器(6,6a)に送り、処理済原料を減圧ポンプ
(2)を有する配管(5)に送り、加圧ポンプ(1)の流量を減
圧ポンプ(2)の流量より多くなるようにし、高圧処理を
行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続高圧処理方法
及び装置に関し、特に、加圧ポンプで食品又は薬品等の
原料を送り込む処理容器の下流側に減圧ポンプを設け、
加圧ポンプの流量を減圧ポンプよりも大となるように制
御することにより、連続して高圧処理を行うための新規
な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の高圧処理
方法としては、第1従来例としてバッチ処理が採用さ
れ、第2従来例として絞りを用いた連続処理、及び、第
3従来例として配管を細くして行う連続処理、の3つの
方法があり、その中図6に示される第2従来例について
述べる。すなわち、図6において符号9で示されるもの
は原料25を撹拌して加圧ポンプ1に供給するための供
給タンクであり、この加圧ポンプ1が接続された配管5
には圧力計2及び安全弁12が設けられていると共に、
撹拌式の処理容器6が接続されている。前記処理容器6
の下流側には、絞り部30を介して熟成機14が接続さ
れ、この絞り部30によって配管5及び処理容器6内が
高圧状態に保たれ、連続して原料25の高圧処理を行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の処理方法は、以
上のように構成されていたため、次のような課題が存在
していた。すなわち、バッチ処理は生産性が低く能率が
悪い。密閉処理が難しい。また、バッチ処理は開放作業
を伴い食品、薬品の製造では衛生管理が難しい。また、
連続処理の絞り部で高圧保持する方法は絞り部分でのせ
ん断エネルギーが大きく、処理する流動物に分散作用が
生じ、成分が破壊、変化して高圧処理した液状物が多く
の場合使用出来なくなることがあった。また、連続処理
の配管を細く長くして抵抗をつける方法では流動物(半
液体)の物性(配合)変化が有るものでは、温度変化に
よって粘度変化が大きく目的の圧力に制御することが困
難であった。また液状物の少しの成分変化、運転条件変
化で流路に詰まりが生じ、実用的で無かった。高圧ポン
プの駆動動力すなわち高圧力流れエネルギーは絞りの速
度エネルギーや配管抵抗での熱エネルギーに変化し、駆
動動力が大きく、従って運転費がかさむことになってい
た。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、加圧ポンプで食品又は薬品
等の原料を送り込む処理容器の下流側に減圧ポンプを設
け、加圧ポンプの流量を減圧ポンプよりも大となるよう
に制御することにより、流れを安定させ、かつ連続して
高圧処理を行うようにした連続高圧処理方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による連続高圧処
理方法は、供給タンクからの原料を加圧ポンプを介して
処理容器に連続して送り、前記処理容器からの処理済原
料を配管に設けられた減圧ポンプを介して送り、前記加
圧ポンプの第1流量を減圧ポンプの第2流量より多くな
るようにすることにより、前記処理容器と配管を高圧状
態に保つ方法であり、また、前記加圧ポンプと減圧ポン
プの各駆動軸は、機械的又は電気制御的に結合されてい
る方法であり、また、前記加圧ポンプと減圧ポンプを主
駆動モータと駆動分配機に接続し、前記駆動分配機の後
流の一方に速度調整装置を設けて前記加圧ポンプの第1
駆動速度を前記減圧ポンプの第2駆動速度よりも高速と
する方法であり、また、前記加圧ポンプと減圧ポンプを
主駆動モータと駆動分配機に接続し、前記加圧ポンプと
並列に前記加圧ポンプよりも少流量の補助加圧ポンプを
設け、前記補助加圧ポンプの吐出部を前記加圧ポンプの
出口側へ接続する方法であり、また、前記加圧ポンプと
減圧ポンプを1個の主駆動モータに直列接続し、前記加
圧ポンプに前記加圧ポンプよりも少流量の補助加圧ポン
プを設け、前記補助加圧ポンプの吐出部を前記加圧ポン
プの出口側へ接続する方法であり、また、前記配管に圧
力センサを設け、この圧力センサの圧力信号に基づいて
前記高圧状態を制御する方法であり、また、前記加圧ポ
ンプと減圧ポンプを1個の主駆動モータに駆動分配機を
介して接続し、前記加圧ポンプ又は減圧ポンプの何れか
を可変流量型とする方法であり、また、前記加圧ポンプ
を1個の主駆動モータに駆動分配機を介して接続すると
共に、前記減圧ポンプ又は加圧ポンプをギアボックスを
介して前記駆動分配機に接続し、前記各ポンプの流量を
一致させる方法であり、また、前記加圧ポンプを前記主
駆動モータで駆動すると共に、前記減圧ポンプを前記主
駆動モータとは独立した第2モータで駆動し、前記第2
モータからの動力を電気エネルギーとして前記主駆動モ
ータに供給する方法であり、また、前記処理容器は、加
熱又は冷却する方法であり、また、前記原料は、食品又
は医薬品である方法である。また、本発明による連続高
圧処理装置は、供給タンクからの原料を連続して処理容
器に送るための加圧ポンプと、前記処理容器の下流側の
配管に接続された減圧ポンプと、前記各ポンプの流量を
制御する制御手段とを備え、前記制御手段により前記加
圧ポンプの第1流量を減圧ポンプの第2流量より多くな
るように制御する構成であり、また、前記制御手段は、
前記各ポンプと主駆動モータとの間に接続された駆動分
配機と、前記駆動分配機に接続された速度調整用モータ
とよりなる構成であり、また、前記制御手段は、前記加
圧ポンプと主駆動モータ間に接続され前記減圧ポンプが
接続された駆動分配機と、前記加圧ポンプに並列に接続
され前記加圧ポンプよりも少流量の補助加圧ポンプとよ
りなり、前記補助加圧ポンプの吐出部を前記加圧ポンプ
の出口側へ接続した構成であり、また、前記制御手段
は、前記主駆動モータに直列接続された前記加圧ポンプ
及び減圧ポンプのうち、前記加圧ポンプに並列に接続さ
れた補助加圧ポンプの吐出部を前記加圧ポンプの出口側
へ接続した構成であり、また、前記制御手段は、前記加
圧ポンプと減圧ポンプを前記主駆動モータに接続するた
めの駆動分配機を有し、前記各ポンプの中の何れかを可
変流量型としてなる構成であり、また、前記制御手段
は、前記加圧ポンプを駆動する主駆動モータとは独立し
前記減圧ポンプを駆動するための第2モータと、前記第
2モータからの動力を電気エネルギーとして前記主駆動
モータに供給する制御ラインとからなる構成であり、ま
た、前記処理容器には、加熱手段又は冷却手段が設けら
れている構成であり、また、前記配管には圧力センサが
設けられている構成であり、また、前記各圧力センサの
何れかの圧力信号を用いる方法であり、また、前記加圧
ポンプを前記主駆動モータで駆動すると共に、前記減圧
ポンプを前記主駆動モータとは独立した第2モータで駆
動し、前記第2モータからの動力を電気エネルギーとし
て回収又はエネルギーを節約する方法であり、また、前
記配管の一部分に絞り又は配管抵抗を設け、前記減圧ポ
ンプの負荷を軽減させる方法であり、また、前記制御手
段は、前記加圧ポンプを駆動する主駆動モータとは独立
し前記減圧ポンプを駆動するための第2モータと、前記
第2モータからの動力を電気エネルギーとして回収又は
節約するための制御ライン及びアンプとからなる構成で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による連
続高圧処理方法及び装置の好適な実施の形態について説
明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号
を付して説明する。まず、本発明の第1の実施の形態に
ついて図1と共に説明する。図1は油脂組生物製造ライ
ンに適用したもので、符号9で示されるものは、食品の
原料25が撹拌器9aで撹拌されて加圧ポンプ1に送ら
れる原料25を貯めるための供給タンクであり、この加
圧ポンプ1は配管5及び一対の処理容器6,6aを介し
て減圧ポンプ2から熟成機14に接続され、前記配管5
には、圧力センサ8,8a及び安全弁12が接続されて
いる。なお、この各処理容器6,6aは、図示していな
いが加熱又は冷却できるように構成されている。
【0007】前記加圧ポンプ1の駆動軸1A及び減圧ポ
ンプ2の駆動軸2Aは第1ギア部1a及び第2ギア部2
aを介して周知の駆動分配機10に接続され、この第2
ギア部2aには主駆動モータ3が接続され、その第2ギ
ア10bには速度調整用モータ15が接続されていると
共に、この第2ギア10bと速度調整用モータとにより
速度調整装置4を構成している。なお、前述の速度調整
装置4と駆動分配機10により各ポンプ1,2の速度す
なわち流量を制御するための制御手段100が構成さ
れ、各ポンプ1,2は、動作時には、この制御手段10
0によって加圧ポンプ1の第1流量が減圧ポンプ2の第
2流量よりも大に設定されていることによって、各処理
容器6,6a及び配管5内が所定の高圧状態となるよう
に構成されている。
【0008】次に、動作について述べる。図1は油脂組
成物の製造方法で原料25は以下の食用油脂およびその
他原料を使用する。食用油脂は通常の油脂加工品に用い
られる食用油脂である、動物油、植物油、乳脂等の天然
油及びそれらの硬化油、分別油及びそれらの硬化油、分
別油、エステル交換油、ランダムウムエス油等の単独あ
るいは混合油が用いられ、油脂のみ、或いは水と乳化さ
れたW/Oエマルジョンとして用いられる。その他原料
は、呈味成分、香料、栄養成分、乳化剤、増粘剤、酸化
防止剤等が含まれてもよい。これらの材料を供給タンク
9へ入れ原料25を撹拌器9aで混合する。前記加圧ポ
ンプ1と減圧ポンプ2の吐出量(流量)はほぼ同じに選
定する。この加圧ポンプ1と減圧ポンプ2の間の配管5
に設けられた2組の処理容器6,6aは原料25の冷
却、撹拌機能が有り、撹拌は内部の掻取りブレード(図
示せず)が回転して原料を均一に冷却する。この冷却撹
拌は約40MPa程度(10MPa〜150MPa)の
高圧状態で連続処理されて2組の処理容器6,6aを順
次通過する。原料25は冷却と共に粘度を増し、減圧ポ
ンプ2を通過して2MPa程度の圧力で熟成機14を通
り、シート状あるいはブロック状に押出し、成形され、
製品梱包される。
【0009】この加圧ポンプ1と減圧ポンプ2の間の配
管5、処理容器6,6aが高圧になるのは前述のように
減圧ポンプ2の流量を加圧ポンプ1より減らすことで実
現される。すなわち駆動分配機10の一部に設けた速度
調整装置4で減圧ポンプ2の回転速度を減じる。これは
周知の差動歯車またはデファレンシャル型ハーモニック
ドライブ装置又はコーン式のバイエル変速機等の変速機
で構成され、任意の速度に調整できる。この速度調整は
速度調整用モータ15の回転速度調整で行う。この減圧
ポンプ2の流量が減ると配管5の流れが阻害され(詰ま
り気味になる)圧力が増大する。圧力が増加すると各ポ
ンプ1,2の内部リークが増え圧力は増大したままバラ
ンスする。この内部リークはポンプ形式、サイズにより
差があるが、ギアポンプ、11kW、40MPa圧力で
10%程度である。なお、装置を大型化して大型ポンプ
を使用した場合はこのリークが少なくなる。
【0010】前記加圧ポンプ1、減圧ポンプ2をギアポ
ンプで構成すると減圧ポンプ2入口(吸入側)が高圧力
になっているので減圧ポンプ2はギアモータとして働
き、回転力は駆動分配機10を通して加圧ポンプ1へ移
動する。減圧ポンプ2は、通常の加圧ポンプ吐出側を吸
入側に配管し、回転方向を逆回転させてモータとして使
用する。従ってポンプ1,2を駆動する主駆動モータ3
の動力は減圧ポンプが無い従来方法より少なくなる。ま
た、配管5の圧力調整は配管5に設けた圧力センサ8,
8aで検出し、速度調整用モータ15の速度調整で行
う。なお、一般的にポンプの流量は圧力が上がると内部
リークが増し圧力上昇と共に吐出量が低下する。また液
体といえども圧縮性があり高圧力で体積は収縮し吐出量
は低下する。多段ギアポンプ(3段)の例で通常潤滑油
と同様な粘性の原料を使用し、動力20kW、吐出圧力
40MPaのシステムの場合、圧力が上がると吐出量は
0.5MPa時の88%になる。減圧ポンプも同様な構
造、型式のギアポンプ(3段)で構成すると減圧ポンプ
内部リークで同程度の漏れが有り、配管5を高圧力にす
るには減圧ポンプ2の12%程度の漏れ分を補正する様
に速度調整装置4で調整する。この速度調整装置4の調
整は加圧ポンプ1を増速するか減圧ポンプ2を減速して
行い、この場合両方の漏れを補正して12から24%調
整する。漏れの少ないポンプを使用すればこの速度調整
量は少なくなる。また、原料の粘性が増すと漏れは少な
くなり速度調整量は少なくなる。また加圧ポンプ1をプ
ランジャ式にすればギアポンプより加圧時の漏れは少な
くなり全体流量の減少は少なくなる。
【0011】また、実際の運転は供給タンク9の原料2
5を、加圧ポンプ1の主駆動モータ3で駆動して行い、
このモータ3起動に合わせてモータ15を駆動し、減圧
ポンプ2の速度を加圧ポンプ1より低速にし、配管5の
圧力を徐々に上げる。同圧力は圧力センサ8で検出し、
モータ15で設定値に調整する。圧力調整の検出場所は
ラインの任意の場所、例えば圧力センサ8aでもよい。
全体の流量を変える場合は主駆動モータ3の速度を調整
する。全体の流量を緩やかに変えれば配管5の圧力も圧
力センサ8で検出しているので速度調整装置4のモータ
15で設定値に追従して高圧力を保つことができる。エ
アー抜き弁13は配管5の空気を排出し、安全弁12は
過度の圧力上昇を防止し、装置を安全に保つためのもの
である。前記処理容器6,6aは冷却式撹拌容器で油脂
組成物を高圧状態で冷却結晶化(圧力晶析)させ、結晶
化の程度で撹拌及び冷却速度を変える。前記各ポンプ
1,2の駆動機構は配管5の圧力変化でハンチング(振
動)しない程度の剛性を持たせている。また速度調整装
置4の調整制御もライン圧力がハンチングしない様に制
御ループゲインを下げて制御している。
【0012】なお、前述の図1の構成においては、以下
の種々の変更をすることもできる。各ポンプ1,2の速
度差をつけるため加圧ポンプ1を増速してもよい、加圧
ポンプ1は種々のポンプ形式、ピストン型、プランジャ
ー型ポンプ、ギアポンプ他でもよい。減圧ポンプ2はモ
ータとして使用できるピストン型(斜板式)、内接ギア
ポンプ、外接ギアポンプ、他の型式でもよい。減圧ポン
プ2は緩やかに減圧するため多段式に構成してもよい。
各ポンプ1,2の配置は高圧を必要とする任意の配管と
してもよく、例として処理容器6aのみ高圧にする場合
は処理容器6aの前後にポンプ1,2を配置してもよ
い。また、容器6への原料送りは他の低圧用のポンプ2
6を設けることができる。各ポンプ1,2の配置は1組
で構成したが高圧を必要とする任意の複数の配置(処理
容器)に複数組配置してもよい。各ポンプ1,2は直結
または近接して配置し、主駆動モータ3との駆動軸は短
く、駆動機構は簡素にすると装置が小型に、また安価に
なる。前記主駆動モータ3を両軸形にすればポンプ1,
2はモータ両側に配置でき、駆動分配機10は不要で装
置調整装置4のみでよくなる。加圧ポンプ1と減圧ポン
プ2の吐出量(流量)はほぼ同じに選定することを前提
としているが漏れを考慮して減圧ポンプ2の吐出量を予
め小さく選定してもよい。各処理容器6,6aは2個で
構成したが1個でもまた多数個でもよい。高圧状態の圧
力は40MPaで説明したが適用圧力に上限は無く、数
百MPaでも適用できる。なお、高圧条件下で油脂組成
物を製造する方法は圧力晶析で結晶粒サイズが細化さ
れ、結晶量が増加される効果があり、ホイップ物性やロ
ールイン用途の延展性が改善される効果がある。
【0013】次に、図2に示される本発明の第2の実施
の形態について説明する。なお、図1と同一又は同等部
分には同一符号を付して異なる部分についてのみ説明す
る。図2における各処理容器6,6aの外周には冷却部
110が設けられ、各冷却部110には冷媒110aが
供給されて冷却されるように構成されている。
【0014】図2における前記制御手段100は、前記
加圧ポンプ1と、減圧ポンプ2と主駆動モータ3との間
に設けられた駆動分配機10と、前記加圧ポンプ1と並
列接続されこの加圧ポンプ1よりも少流量の補助加圧ポ
ンプ7とから構成され、この補助加圧ポンプ7の吐出部
7aは前記加圧ポンプ1の出口側1aへ接続されて合流
し、圧力センサ8及び安全弁12がこの出口側1aへ接
続されている。前記補助加圧ポンプ7はモータ17によ
り駆動され、この加圧ポンプ1と補助加圧ポンプ7の出
口側1aと吐出部7aの合流部の流量は前記減圧ポンプ
2の流量よりも大となるように構成され補助加圧ポンプ
7の流量が調整されている。また、各処理容器6,6a
は、冷媒110aを供給して冷却を行うため冷却部11
0が各々設けられ、各処理容器6,6a間を接続する配
管5には圧力センサ8aが設けられている。
【0015】前述の補助加圧ポンプ7の調整によって配
管5を高圧に保ち、圧力晶析などの処理を連続高圧処理
することができる。この方法は主駆動系の加圧ポンプ1
と減圧ポンプ2の駆動がシンプルでよくなるため設備が
安価になる。また、図2の他の形態としての図3の第3
の実施の形態におけるポンプ1,2の各軸を直結した例
を図3に示す。軸心は一致した例であるが平行配置、笠
歯車による直交配置でもよい。主駆動モータ3との駆動
機構は短く、簡素になる。ポンプ1,2は直結(図3)
または近接して設置し、減圧モータ3との駆動機構は短
く、簡素にする。軸が短いと軸のねじり剛性が増し、主
駆動モータ3からの回収トルクと加圧ポンプ1の必要ト
ルクのバラツキ、変動による駆動軸のねじり振動や共振
が少なくなり、安定した運転状態が得られる。配管5の
圧力調整はモータ17の速度調整で行い、調整はインバ
ータ方式またはサーボモータ方式でよい。モータ17の
駆動容量は内部リークを補充するだけでよいので主駆動
モータ3より小さくてよい。なお、図3に示す第3の実
施の形態において、前記制御手段100は、主駆動モー
タ3に直列でかつ直結された加圧ポンプ1と減圧ポンプ
2の中の加圧ポンプ1に対して補助加圧ポンプ7を並列
接続した構成よりなる。なお、前述の図2及び図3の構
成は以下、種々の変更をすることもできる。加圧ポンプ
1は種々のポンプ形式、ピストン型、プランジャー型ポ
ンプ、ギアポンプ、他でもよい。また、減圧ポンプ2は
モータとして使用できるピストン型(斜板式)、内接ギ
アポンプ、外接ギアポンプ、他の型式でもよい。前記加
圧ポンプ1と減圧ポンプ2の種類を変えて構成する場合
回転数を合わせるため駆動分配機10のギア比を変え流
量を合わせてもよい。前記減圧ポンプ2は緩やかに減圧
するため多段式の構成としてもよい。図3の軸心は一致
した例であるが平行配置、笠歯車による直交配置でもよ
く、又、両軸モータで加圧ポンプ1と減圧ポンプ2を両
側に配置してもよく、モータ3との駆動機構は短く、簡
素にすることができる。
【0016】次に、図4に示される本発明の第4の実施
の形態について説明する。なお、図2と同一又は同等部
分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明す
る。前記供給タンク9と加圧ポンプとの間には、低圧ポ
ンプ26及び冷却用の温度調節器27とが設けられてお
り、前記減圧ポンプ2はモータとして使用できる例えば
可変ピストン型の流量可変形モータを用いている。ま
た、この減圧ポンプ2は吹入側の配管5の圧力をパイロ
ット圧としており、このパイロット圧は配管5の圧力セ
ンサ8,8aの圧力信号を用いて調整することもでき
る。
【0017】従って配管5の処理容器6,6aの処理圧
力を減圧ポンプ2の流量で調整することにより高圧力に
調整する。この調整によって配管5を高圧に保ち、圧力
晶析などの処理を連続高圧処理する。前記加圧ポンプ1
はプランジャポンプ、減圧ポンプ2は可変ピストン式に
すると駆動回転速度が合わないためモータ3と減圧ポン
プ2の間に速度比を変える増速または減速用のギアボッ
クス24が設けられ、このギアボックス24のギア比は
2個のポンプ1,2の流量を合わす様に選定する。この
方法は主駆動系の加圧ポンプ1、と減圧ポンプ2の駆動
がシンプルで設備が安価になる。また図2、図3で用い
た補助加圧ポンプ7は不要である。また高圧の配管5の
前に低圧での前処理装置である温度調整装置27,27
aを設けている。冷媒23は個々の温度調整を正確にす
るため複数設けている。前記低圧ポンプ26は低圧の渦
巻きポンプが用いられている。なお、図4における前記
制御手段100は、加圧ポンプ1と主駆動モータ3との
間に設けられた駆動分配機10と、この駆動分配機10
と減圧ポンプ2との間に設けられたギアボックス24と
より構成されている。なお、高圧の配管5は必要最小限
に限定し、設備を安価にした例である。
【0018】次に、動作について述べる。前記供給タン
ク9は各種原料25を比較的高温度で撹拌調合、分散さ
せ、供給タンク9からの原料は低圧ポンプ26(渦巻き
ポンプ)で温度調整装置27,27aに送られる。冷媒
23は原料25の温度調整を温度センサT1で測定して
正確に個々に調整するため複数設けている。原料温度調
整は高圧力が必要ではないので低圧機器で構成してい
る。次に配管5の処理容器6,6aへ下記のとおり原料
を送り処理する。すなわち、温度を冷却調整した原料2
5は主駆動モータ3で駆動される加圧ポンプ1で配管5
へ送られ、減圧ポンプ2は吸入側をパイロット圧にして
いるので圧力が設定値に上昇するまで流量が加圧ポンプ
1より少なく、配管5の圧力は徐々に上昇する。前記減
圧ポンプ(モータ)2は配管5が高圧に成った状態で原
料25の圧力でモータとして回され、配管5を高圧に保
ちながら回転し、その動力はギアボックス24を介して
加圧ポンプ1へ供給される。また、熟成機14の圧力は
1MPa程度の低圧で処理される。なお、前述の図4の
構成は以下、種々の変更をすることもできる。加圧ポン
プ1は種々のポンプ形式、ピストン型、プランジャー型
ポンプ、ギアポンプ、他でもよい。減圧ポンプ2はモー
タとして使用できるピストン型(斜板式)以外の可変容
量型でもよい。減圧ポンプ2の下流の熟成機14の入口
に別途低圧ポンプを設けても良く、これは減圧ポンプ2
の調圧機能を安定させ、熟成機14の圧力変動を配管5
に影響させない構成である。また、前記減圧ポンプ2を
可変容量型にしたが加圧ポンプ1側を可変容量型ポンプ
にしてもよい。また、原料が処理容器で変化するケース
では、この加圧ポンプ1側を可変容量型にした方が良
い。すなわち、原料粘度が安定しているので圧力制御し
やすいためである。
【0019】次に、図5に示される本発明の第5の実施
の形態について説明する。なお、図1と同一又は同等部
分については同一符号を付し、説明を省略すると共に、
異なる部分についてのみ説明する。前記加圧ポンプ1は
インバータ型の主駆動モータ3で単独に駆動され、減圧
モータ2はこの主駆動モータ3とは独立したインバータ
型の第2モータ18で駆動されている。前記主駆動モー
タ3には図示しない制御系からの制御ライン19が接続
されていると共に、主駆動モータ3と第2モータ18と
の間は他の制御ライン21によって接続され、第2モー
タ18からの動力を電気エネルギーとして取出し加圧用
の主駆動モータ3の動力として利用して圧力晶析などの
処理を連続的に行うように構成されている。また、第2
モータ18は、圧力センサ8からの圧力信号を信号線2
0で取込んでその回転が制御されるように構成されてい
る。
【0020】また減圧用の第2モータ18からの動力を
電気エネルギーとして取出す時のモータの選定、制御シ
ステムによっては必ずしもエネルギー回収があるとは限
らないが加圧ポンプ1用の主駆動モータ3よりはるかに
少ない電気エネルギーでよい。なお、第2モータ18の
アンプは回生電流を外部に取出す回生端子付とする。減
圧ポンプ2は配管5の吸入側が高圧で吐出側が低圧状態
で使用する。従って、前記制御手段100は、加圧ポン
プ1の主駆動モータ3と、減圧ポンプ2の第2モータ1
8とよりなる。
【0021】次に、図5の構成の第1動作について説明
する。なお、加圧ポンプ1の主駆動用モータ3及び減圧
ポンプ2の第2モータ18はインバータモータを使用す
る。前記供給タンク9からの原料25は主駆動モータ3
で駆動される加圧ポンプ1で配管5へ送られる。この減
圧ポンプ2の流量が加圧ポンプ1より少ない場合、配管
5の圧力は徐々に上昇する。第2モータ18は配管5が
高圧に成った状態で原料25の圧力でモータとして回さ
れ、動力を第2モータ18で電気エネルギーとして回収
し、主駆動モータ3へ供給して加圧ポンプ1の吐出側へ
原料を流す。
【0022】次に、図5の構成の第2動作について説明
する。すなわち、図5において少なくとも減圧ポンプ2
の第2モータ18をサーボモータ構成としてサーボモー
タの回転数を配管5の圧力センサ8で検出して圧力セン
サ8の圧力信号の値によって第2モータ18の回転数を
電気的に調整する。加圧ポンプ1の主駆動モータ3は通
常のインバータで構成し、安定した力強い回転を維持さ
せる。この第2動作の構成は機械のハードをシンプルに
して最近目覚ましく進歩している周知の制御技術で回転
制御、すなわち配管5の圧力制御を行うものである。主
駆動モータ3の回転制御は外部からの流量指令値(制御
ライン19)で行い、第2モータ18の回転制御は外部
からの流量指令値(制御ライン21)及び圧力センサ8
の圧力信号(信号線20)で行われる。
【0023】次に、図5の構成の第3動作について説明
する。なお、前述の第2動作とほぼ同じ構成で下記事項
が異なる。すなわち、図5において各モータ3,18を
サーボモータで構成する。全体の原料流量速度(吐出
量)は主駆動モータ3の速度を外部から流量指令(制御
ライン19)して行う。配管5の圧力は圧力センサ8ま
たは8a,8bで検出して圧力センサ8,8a,8bの
圧力信号の値に従ってモータ18の回転数を電気的に調
整して行う。具体的にはモータ3とモータ18の速度差
を各モータ3,18のエンコーダ(図示しない周知の速
度及び回転検出器)で検出し、速度差を厳格にサーボ制
御して第2モータ18の速度を制御する。この場合、主
駆動モータ3は基準速度とするので第2モータ18を可
変とする。また、配管5の圧力が設定より低い場合は第
2モータ18の速度を遅くして配管圧力を上げる。逆の
場合は第2モータ18の速度を早くして圧力を下げる。
この場合は制御ライン21を用いる。ここで全体の流量
を変える場合モータ3の速度を緩やかに変えるが、この
時、配管5の圧力は各ポンプ1、2の駆動軸の速度差で
制御しているので第2モータ18の回転速度はモータ3
に追従して、配管圧力は保たれたまま流量が変化する。
一般に流量変化させても配管5の圧力が一定なら漏れ量
もほぼ一定になる。この為各モータ3と18は速度差を
同じにしたまま速度を下げることになる。この実施例の
作用は図1の速度調整装置4を電気的にサーボモータで
構成したものと同じである。また、前述の第2及び第3
動作の例で全体の流量指令を第2モータ18に指令し
て、モータ3を従動的に可変させてもよい。
【0024】また、前述の図1、2及び4における圧力
センサ8,8aは、図5に示されるように配管5にさら
に圧力センサ8bを取付け、各圧力センサ8,8a,8
bの何れかの圧力信号を用いて制御を行うようにするこ
とができる。
【0025】また、図1の形態において、主駆動モータ
3が5.5kW、圧力が35MPaでの実験によると、
主駆動モータ3の動力は2/3になった。また、図1の
形態において、減圧ポンプ2の流量を減らすと云う記載
は、内部リークを含めないポンプ軸速度の表現であり、
実際の原料流量はリーク分を含めて加圧ポンプ1と減圧
ポンプ2は同じである。
【0026】次に、図7に示す第6の実施の形態につい
て説明する。なお、図7は前述の図5の変形例である。
なお、図5と同一又は同等部分については同一符号を付
し、説明を省略すると共に、異なる部分についてのみ説
明する。前記加圧ポンプ1はインバータ型の主駆動モー
タ3で単独に駆動され、減圧モータ2はこの主駆動モー
タ3とは独立したインバータ型の第2モータ18で駆動
されている。前記主駆動モータ3には制御盤200から
の制御ライン19(回転速度を制御した駆動配線)とア
ンプ51(インバータ)が接続されていると共に、主駆
動モータ3と第2モータ18との間は他の制御ライン2
1及びアンプ50(インバータ)によって間接的に接続
され、第2モータ18からの動力を電気エネルギーとし
て回収又は節約して圧力晶析などの処理を連続的に行う
ように構成されている。また、第2モータ18は、圧力
センサ8bからの圧力信号を信号線20で取込んでその
回転が制御されるように構成されている。なお、圧力信
号は圧力センサ8又は8aからでもよい。
【0027】また、減圧用の第2モータ18からの動力
を電気エネルギーとして取出す時のモータの選定、制御
システムによっては必ずしもエネルギー回収があるとは
限らないが加圧ポンプ1用の主駆動モータ3よりはるか
に少ない電気エネルギーでよい。なお、第2モータ18
のアンプ50(インバータ)は回生電流を外部に取出す
回生端子を設けている。減圧ポンプ2は配管5の吸入側
が高圧で吐出側が低圧状態で使用する。従って、前記制
御手段100は、加圧ポンプ1の主駆動モータ3と、減
圧ポンプ2の第2モータ18とよりなる。
【0028】次に、図7の構成の第1動作について説明
する。なお、加圧ポンプ1の主駆動用モータ3及び減圧
ポンプ2の第2モータ18はインバータモータを使用す
る。前記供給タンク9からの原料25は主駆動モータ3
で駆動される加圧ポンプ1で配管5へ送られる。この減
圧ポンプ2の流量が加圧ポンプ1より少ない場合、配管
5の圧力は徐々に上昇する。第2モータ18は配管5が
高圧力に成った状態で原料25の圧力でモータとして回
され、動力を第2モータ18の回生端子付のアンプ50
(インバータ)で電気エネルギーとして回収し、主駆動
モータ3及び第2モータ18の合計電気エネルギーを節
約して運転できる。
【0029】次に、図7の構成の第2動作について説明
する。すなわち、図7において少なくとも減圧ポンプ2
の第2モータ18をサーボモータ構成としてサーボモー
タの回転数を配管5の圧力センサ8bで検出して圧力セ
ンサ8bの圧力信号の値によって第2モータ18の回転
数を電気的に調整する。加圧ポンプ1の主駆動モータ3
は通常のインバータで構成し、安定した力強い回転を維
持させる。この第2動作の構成は機械のハードをシンプ
ルにして最近目覚ましく進歩している周知の制御技術で
回転制御、すなわち配管5の圧力制御を行うものであ
る。主駆動モータ3の回転制御は外部からの流量指令値
(制御ライン19)で行い、第2モータ18の回転制御
は圧力センサ8bの圧力信号(信号線20)に基づいた
流量指令値(制御ライン21)で行われる。なお、圧力
信号は圧力センサ8又は8aからでもよい。
【0030】次に、図7の構成の第3動作について説明
する。なお、前述の第2動作とほぼ同じ構成で下記事項
が異なる。すなわち、図5において各モータ3,18を
サーボモータで構成する。全体の原料流量速度(吐出
量)は主駆動モータ3の速度を外部から流量指令(制御
ライン19)して行う。この場合、前記アンプ50はサ
ーボアンプとなる。配管5の圧力は圧力センサ8または
8a,8bで検出して圧力センサ8,8a,8bの何れ
かの圧力信号の値に従ってモータ18の回転数を電気的
に調整して行う。具体的にはモータ3とモータ18の速
度差を各モータ3,18のエンコーダ(図示しない周知
の速度及び回転検出器)で検出し、速度差を厳格にサー
ボ制御して第2モータ18の速度を制御する。この場
合、主駆動モータ3は基準速度とするので第2モータ1
8を可変とする。また、配管5の圧力が設定より低い場
合は第2モータ18の速度を遅くして配管圧力を上げ
る。逆の場合は第2モータ18の速度を早くして圧力を
下げる。この場合は制御ライン21を用いる。ここで全
体の流量を変える場合モータ3の速度を緩やかに変える
が、この時、配管5の圧力は制御ライン21の速度差で
制御しているので第2モータ18の回転速度はモータ3
に追従して、配管圧力は保たれたまま流量が変化する。
一般に流量変化させても配管5圧が一定なら漏れ量もほ
ぼ一定になる。この為各モータ3と18は速度差を同じ
にしたまま速度を下げることになる。この実施例の作用
は図1の速度調整装置4を電気的にサーボモータで構成
したものと同じである。また、前述の第2及び第3動作
の例で全体の流量指令を第2モータ18に指令して、モ
ータ3を縦動的に可変させてもよい。
【0031】前記各ポンプ1,2の配置は高圧を必要と
する任意の配管としてもよく、例として、処理容器6a
のみ高圧にする場合は処理容器6aの前後にポンプ1,
2を配置してもよく、その配置例を図8に示している。
また、処理容器6への原料送りは低圧用のポンプ26を
設けている。
【0032】また、前記各ポンプ1,2の配置は1組で
構成したが、高圧を必要とする任意の配置(処理容器)
に複数組配置してもよい。その配置例を図9に示してい
る。ここでは各ポンプP1,P2,P3の駆動は後で述
べる図9の個別の独立したモータ3,18,18’で電
気制御・速度調整して処理容器6a,6bの必要圧力を
設定する。ここでは、処理容器6aを高圧、処理容器6
bを中間圧に設定した例である。各ポンプ1,2は直結
又は近接して配置し、主駆動モータ3との駆動軸は短
く、駆動機構は簡素にすると装置が小型に、安価にな
る。前記主駆動モータ3を両軸形にすればポンプ1,2
はモータ両側に配置でき、駆動分配機10は不要で速度
調整装置4のみでよくなる。加圧ポンプ1と減圧ポンプ
2の吐出量(流量)はほぼ同じに選定することを前提と
しているが漏れを考慮して減圧ポンプ2の吐出量を予め
小さく選定してもよい。各処理容器6,6aは2個で構
成したが1個でもまた多数個でもよい。高圧状態の圧力
は40MPaで説明したが適用圧力に上限は無く、数百
MPaでも適用できる。
【0033】また、従来例として、絞りや配管抵抗の例
を示し、圧力調整が困難の理由を述べたが、これらを部
分的に組込むことでその圧力調整が可能になり、また、
減圧ポンプ2の高圧負荷を減少させることができる。そ
の配置構成を図10に示している。すなわち、処理圧力
が大きく40MPa、数百MPaにもなると減圧ポンプ
2の負荷減少に役立つものである。また、図10では、
配管抵抗57、絞り58及び減圧ポンプ2は異常時に急
激な圧力開放ができないので、安全用のバイパス回路5
5,55’と弁56,56’を配管抵抗57と減圧ポン
プ2に並列配置した。各弁56,56’は停電等の異常
時又は運転時の制御信号でばねまたはモータによりで開
動作し、圧力を抜いて開放する。また、図10の構成で
は、配管抵抗57と絞り58の両方を組込んだ場合を示
したが、何れか任意の処理容器6,6a,6bの前後に
配置できるものである。また、絞り58は、減圧弁等を
用いることもできる。なお、高圧条件下で油脂組成物を
製造する方法は圧力晶析で結晶粒サイズが細化され、結
晶量が増加される効果があり、ホイップ物性やロールイ
ン用途の延展性が改善される効果がある。
【0034】
【発明の効果】本発明による連続高圧処理方法及び装置
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、 (1)加圧ポンプで加圧した配管の下流位置に減圧ポン
プが設けられ、加圧ポンプの流量を減圧ポンプの流量よ
り大としているため、配管を高圧力に保ち、圧力晶析な
どの処理を連続的に行うことができる。 (2)減圧ポンプ(モータ)のシール部はギヤポンプの
例でも複数歯、複数段にまたがっており、段階的に減圧
されるので成分変化が少ない。また絞りでの減圧(全量
絞りを通る)と異なり、一部分の少量のみシール部から
漏れて圧力開放されるので全体の成分変化が少ない。 (3)特に減圧ポンプ2から圧力エネルギーを回収し、
動力は加圧ポンプ1へ集中できるので全体の主駆動モー
タ動力は少なく、省エネルギーら役立つ。 (4)加圧ポンプと減圧モータで挟まれた任意の配管が
加圧できその配管のみ耐圧高圧機器で構成し、他の機器
は安価な低圧容器で設計できるので全体の設備費が低く
なる。 (5)油脂組成物製造ラインを例示したが他の食品/薬
品などの圧力晶析ラインでも使用できる。 (6)適用圧力に上限は無く、数百MPaでも適用でき
る。 (7)高圧殺菌用途のラインにも適用できる。 (8)また、減圧ポンプの減圧エネルギーは外部へ取り
出されるので、原料の発熱が少なく、原料成分の変化が
少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図
である。
【図2】図2は本発明の第2の実施の形態を示す構成図
である。
【図3】図3は図2の他の形態である第3の実施の形態
を示す構成図である。
【図4】図4は本発明の第4の実施の形態を示す構成図
である。
【図5】図5は本発明の第5の実施の形態を示す構成図
である。
【図6】図6は従来の形態を示す構成図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図8】本発明の第7の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図9】本発明の第8の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図10】本発明の第9の実施の形態を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 加圧ポンプ 2(P2) 減圧ポンプ(減圧モータ) 3(P1) 主駆動モータ 4 速度調整装置 5 配管 6,6a,6c 処理容器 7 補助加圧ポンプ 8,8a,8b 圧力センサ 9 供給タンク 10 駆動分配機 12 安全弁 13 エアー抜き弁 14 熟成機 15 速度調整用モータ 17 モータ 18 第2モータ 18’ 第3モータ 19〜21 制御ライン 23 冷媒 24 ギアボックス 25 原料 26 低圧ポンプ 27,27a 冷却器 50 アンプ(インバータ) 51 アンプ(インバータ) 55,55’ バイパス回路 56,56’ 弁 57 配管抵抗 58 絞り 110a 冷媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 3/02 101 B01J 3/02 101A F17D 3/01 F17D 3/01 (72)発明者 四宮 哲夫 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 永井 光男 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 原本 信洋 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 宮原 洋 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 納庄 康晴 兵庫県高砂市高砂町宮前町1−8 鐘淵化 学工業株式会社内 (72)発明者 橋本 愼一 兵庫県高砂市高砂町宮前町1−8 鐘淵化 学工業株式会社内 (72)発明者 加藤 正一 兵庫県高砂市高砂町宮前町1−8 鐘淵化 学工業株式会社内 (72)発明者 上島 一博 兵庫県高砂市高砂町宮前町1−8 鐘淵化 学工業株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給タンク(9)からの原料(25)を加圧ポ
    ンプ(1)を介して処理容器(6,6a)に連続して送り、前記
    処理容器(6,6a)からの処理済原料を配管(5)に設けられ
    た減圧ポンプ(2)を介して送り、前記加圧ポンプ(1)の第
    1流量を減圧ポンプ(2)の第2流量より多くなるように
    することにより、前記処理容器(6,6a)と配管(5)を高圧
    状態に保つことを特徴とする連続高圧処理方法。
  2. 【請求項2】 前記加圧ポンプ(1)と減圧ポンプ(2)の各
    駆動軸(1A,2A)は、機械的又は電気制御的に結合されて
    いることを特徴とする請求項1記載の連続高圧処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記加圧ポンプ(1)と減圧ポンプ(2)を主
    駆動モータ(3)と駆動分配機(10)に接続し、前記駆動分
    配機(10)の後流の一方に速度調整装置(4)を設けて前記
    加圧ポンプ(1)の第1駆動速度を前記減圧ポンプ(2)の第
    2駆動速度よりも高速とすることを特徴とする請求項1
    記載の連続高圧処理方法。
  4. 【請求項4】 前記加圧ポンプ(1)と減圧ポンプ(2)を主
    駆動モータ(3)と駆動分配機(10)に接続し、前記加圧ポ
    ンプ(1)と並列に前記加圧ポンプ(1)よりも少流量の補助
    加圧ポンプ(7)を設け、前記補助加圧ポンプ(7)の吐出部
    (7a)を前記加圧ポンプ(1)の出口側(1a)へ接続すること
    を特徴とする請求項1記載の連続高圧処理方法。
  5. 【請求項5】 前記加圧ポンプ(1)と減圧ポンプ(2)を1
    個の主駆動モータ(3)に直列接続し、前記加圧ポンプ(1)
    に前記加圧ポンプ(1)よりも少流量の補助加圧ポンプ(7)
    を設け、前記補助加圧ポンプ(7)の吐出部(7a)を前記加
    圧ポンプ(1)の出口側(1a)へ接続することを特徴とする
    請求項1記載の連続高圧処理方法。
  6. 【請求項6】 前記配管(5)に圧力センサ(8〜8b)を設
    け、この圧力センサ(8〜8b)の圧力信号に基づいて前記
    高圧状態を制御することを特徴とする請求項1ないし5
    の何れかに記載の連続高圧処理方法。
  7. 【請求項7】 前記加圧ポンプ(1)と減圧ポンプ(2)を1
    個の主駆動モータ(3)に駆動分配機(10)を介して接続
    し、前記加圧ポンプ(1)又は減圧ポンプ(2)の何れかを可
    変流量型とすることを特徴とする請求項1記載の連続高
    圧処理方法。
  8. 【請求項8】 前記加圧ポンプ(1)を1個の主駆動モー
    タ(3)に駆動分配機(10)を介して接続すると共に、前記
    減圧ポンプ(2)又は加圧ポンプ(1)をギアボックス(24)を
    介して前記駆動分配機(10)に接続し、前記各ポンプ(1,
    2)の流量を一致させることを特徴とする請求項1記載の
    連続高圧処理方法。
  9. 【請求項9】 前記加圧ポンプ(1)を前記主駆動モータ
    (3)で駆動すると共に、前記減圧ポンプ(2)を前記主駆動
    モータ(3)とは独立した第2モータ(18)で駆動し、前記
    第2モータ(18)からの動力を電気エネルギーとして前記
    主駆動モータ(3)に供給することを特徴とする請求項1
    記載の連続高圧処理方法。
  10. 【請求項10】 前記処理容器(6,6a)は、加熱又は冷却
    することを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載
    の連続高圧処理方法。
  11. 【請求項11】 前記原料(25)は、食品又は医薬品であ
    ることを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載
    の連続高圧処理方法。
  12. 【請求項12】 供給タンク(9)からの原料(25)を連続
    して処理容器(6,6a)に送るための加圧ポンプ(1)と、前
    記処理容器(6,6a)の下流側の配管(5)に接続された減圧
    ポンプ(2)と、前記各ポンプ(1,2)の流量を制御する制御
    手段(100)とを備え、前記制御手段(100)により前記加圧
    ポンプ(1)の第1流量を減圧ポンプ(2)の第2流量より多
    くなるように制御する構成としたことを特徴とする連続
    高圧処理装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段(100)は、前記各ポンプ
    (1,2)と主駆動モータ(3)との間に接続された駆動分配機
    (10)と、前記駆動分配機(10)に接続された速度調整用モ
    ータ(15)とよりなることを特徴とする請求項12記載の
    連続高圧処理装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段(100)は、前記加圧ポン
    プ(1)と主駆動モータ(3)間に接続され前記減圧ポンプ
    (2)が接続された駆動分配機(10)と、前記加圧ポンプ(1)
    に並列に接続され前記加圧ポンプ(1)よりも少流量の補
    助加圧ポンプ(7)とよりなり、前記補助加圧ポンプ(7)の
    吐出部(7a)を前記加圧ポンプ(1)の出口側(1a)へ接続し
    たことを特徴とする請求項12記載の連続高圧処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段(100)は、前記主駆動モ
    ータ(3)に直列接続された前記加圧ポンプ(1)及び減圧ポ
    ンプ(2)のうち、前記加圧ポンプ(1)に並列に接続された
    補助加圧ポンプ(7)の吐出部(7a)を前記加圧ポンプ(1)の
    出口側(1a)へ接続したことを特徴とする請求項12記載
    の連続高圧処理装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段(100)は、前記加圧ポン
    プ(1)と減圧ポンプ(2)を前記主駆動モータ(3)に接続す
    るための駆動分配機(10)を有し、前記各ポンプ(1,2)の
    中の何れかを可変流量型としてなることを特徴とする請
    求項12記載の連続高圧処理装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段(100)は、前記加圧ポン
    プ(1)を駆動する主駆動モータ(3)とは独立し前記減圧ポ
    ンプ(2)を駆動するための第2モータ(18)と、前記第2
    モータ(18)からの動力を電気エネルギーとして前記主駆
    動モータ(3)に供給する制御ライン(21)とからなること
    を特徴とする請求項12記載の連続高圧処理装置。
  18. 【請求項18】 前記処理容器(6,6a)には、加熱手段又
    は冷却手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    2記載の連続高圧処理装置。
  19. 【請求項19】 前記配管(5)には圧力センサ(8〜8b)が
    設けられていることを特徴とする請求項12ないし18
    の何れかに記載の連続高圧処理装置。
  20. 【請求項20】 前記各圧力センサ(8〜8b)の何れかの
    圧力信号を用いることを特徴とする請求項6記載の連続
    高圧処理方法。
  21. 【請求項21】 前記加圧ポンプ(1)を前記主駆動モー
    タ(3)で駆動すると共に、前記減圧ポンプ(2)を前記主駆
    動モータ(3)とは独立した第2モータ(18)で駆動し、前
    記第2モータ(18)からの動力を電気エネルギーとして回
    収又はエネルギーを節約することを特徴とする請求項1
    記載の連続高圧処理方法。
  22. 【請求項22】 前記配管(5)の一部分に絞り(58)又は
    配管抵抗(57)を設け、前記減圧ポンプ(2)の負荷を軽減
    させることを特徴とする請求項1ないし11の何れかに
    記載の連続高圧処理方法。
  23. 【請求項23】 前記制御手段(100)は、前記加圧ポン
    プ(1)を駆動する主駆動モータ(3)とは独立し前記減圧ポ
    ンプ(2)を駆動するための第2モータ(18)と、前記第2
    モータ(18)からの動力を電気エネルギーとして回収又は
    節約するための制御ライン(21)及びアンプ(50)とからな
    ることを特徴とする請求項12記載の連続高圧処理装
    置。
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