JP2001299869A - 遠赤外線サウナ装置 - Google Patents

遠赤外線サウナ装置

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JP2001299869A
JP2001299869A JP2000366482A JP2000366482A JP2001299869A JP 2001299869 A JP2001299869 A JP 2001299869A JP 2000366482 A JP2000366482 A JP 2000366482A JP 2000366482 A JP2000366482 A JP 2000366482A JP 2001299869 A JP2001299869 A JP 2001299869A
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Katsutoshi Masuda
勝利 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用しないときには小型化することができ、
かつ、安全性が高い遠赤外線サウナ装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 遠赤外線サウナ装置は、合成樹脂製の袋
状体よりなりその内部に空気を封入することによりその
外形が蒲鉾型をなしその内側に入浴者が仰臥可能な略ド
ーム状に形成される本体11と、この本体11の内側表
面に配設された面状のヒータ22と、この面状のヒータ
22の内側表面に配設された遠赤外線発生層23とを備
える。遠赤外線発生層22は、遠赤外線発生物質たる炭
素粉と合成樹脂との混合物を層状に形成して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入浴者に対して
遠赤外線を照射することにより新陳代謝を促進しサウナ
効果を向上させる遠赤外線サウナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような遠赤外線サウナ装置と
しては、その材質として木材等から成り、その外形が蒲
鉾型をなしその内側に入浴者が仰臥可能な略ドーム状の
本体と、この本体の内側に配設された遠赤外線ヒータと
を備えるものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遠赤
外線サウナ装置においては、その本体が硬質の材質で構
成されていることから、持ち運びが極めて不便であり、
その搬送コストが増大するという問題が生ずる。
【0004】また、遠赤外線ヒータを使用した場合に
は、水分の付着による漏電や赤外線ヒータ自体が割れる
という危険性がある。
【0005】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、使用しないときには小型化することが
でき、かつ、安全性が高い遠赤外線サウナ装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入浴者に対して遠赤外線を照射する遠赤外線サウナ
装置において、合成樹脂製の袋状体よりなり、その内部
に空気を封入することにより、その外形が蒲鉾型をなし
その内側に入浴者が仰臥可能な略ドーム状に形成される
本体と、前記本体の内側表面に配設されたヒータと、前
記ヒータの内側表面に配設された遠赤外線発生層と、を
備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記遠赤外線発生層は、遠赤外線発生
物質と合成樹脂との混合物を層状に形成してなる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記遠赤外線発生層は、遠赤外線発生
物質層の表面を合成樹脂により覆ってなる。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ヒータは可撓性を有する面状のヒ
ータから構成される。
【0010】請求項5に記載の発明は、入浴者に対して
遠赤外線を照射する遠赤外線サウナ装置において、合成
樹脂製の袋状体よりなり、その内部に空気を封入するこ
とにより、その外形が蒲鉾型をなしその内側に入浴者が
仰臥可能な略ドーム状に形成される本体と、前記本体の
内側表面に配設され、遠赤外線発生物質と合成樹脂との
混合物を層状に形成してなる導電性の遠赤外線発生層
と、この遠赤外線発生層に電力を印加するための一対の
電極と、前記遠赤外線発生層の表面を覆う絶縁層とを有
する面状のヒータと、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5いずれかに記載の発明において、前記遠赤外線発
生物質は、炭素粉から構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る遠赤外線
サウナ装置の斜視図である。
【0013】この遠赤外線サウナ装置は、本体11と、
支持体12と、コントローラ13とから構成される。
【0014】前記本体11は、合成樹脂製の袋状体より
構成される。この本体11は、そこに付設された空気導
入口14よりその内部に空気を封入することで、その外
形が蒲鉾型をなしその内側に入浴者16が仰臥可能な略
ドーム状に形成される。図1に示すように、この本体1
1の一端には、カバー15が配設されている。また、こ
の本体11の他端部は、閉鎖されている。
【0015】図2は、第1実施形態に係る本体11の一
部を拡大して示す部分拡大図である。
【0016】この本体11は、合成樹脂よりなる外周部
20と内周部21とにより形成される空間内に空気が封
入されることにより、その外形が蒲鉾型をなすドーム状
に形成される。そして、内周部21の内側表面には、面
状のヒータ22が配設されている。さらに、この面状の
ヒータ22の内側表面には、遠赤外線発生層23が配設
されている。
【0017】面状のヒータ22としては、例えばニクロ
ム線を使用した可撓性のヒータが使用される。但し、こ
の面状のヒータ22のかわりに、線状のヒータを使用し
てもよい。
【0018】遠赤外線発生層23としては、遠赤外線発
生物質たる炭素粉と合成樹脂との混合物を層状に形成し
たものが使用される。ここで、合成樹脂としては、例え
ばポリエチレンを使用することができる。そして、遠赤
外線発生層23の材料としては、ポリエチレン中に炭素
粉を90重量%程度混合したものを使用することができ
る。
【0019】また、遠赤外線発生層23として、例え
ば、不織布や紙を炭化させた遠赤外線発生物質層と、こ
の遠赤外線物質発生層の表面をを覆う合成樹脂層とから
構成されるものを使用してもよい。
【0020】再度図1を参照して、前記支持体12は、
本体11内に仰臥する入浴者をその下方から支持するた
めのものである。この支持体12は、その内部に空気を
封入することにより板状となる多数の袋状体を連結した
構成を有する。
【0021】前記コントローラ13は、前記面状のヒー
タ22による発熱量等を制御するためのものである。こ
のコントローラ13は、面状のヒータ22と電力供給線
18を介して接続されている。なお、面状のヒータ22
に供給される電力の電圧は、安全性を考慮して、24ボ
ルト程度とすることが好ましい。
【0022】この遠赤外線サウナ装置を使用する際に
は、コントローラ13の制御により面状のヒータ22に
電力を供給する。
【0023】そして、入浴者16が本体内11に仰臥す
る。このとき、入浴者16の頭部は、本体11の外部に
配設された枕17上に載置される。
【0024】この状態においては、面状のヒータ22の
作用により本体11内部が加熱される。これに伴い、入
浴者16には、遠赤外線発生層23から遠赤外線が照射
される。これにより、入浴者16における新陳代謝が促
進され、高いサウナ効果得ることができる。
【0025】このとき、遠赤外線ヒータを使用した場合
のように赤外線ヒータ自体が割れて入浴者が損傷を受け
るおそれはない。また、面状のヒータ22と入浴者の間
には遠赤外線発生層23が介在しているため、水分の付
着による漏電等の危険もない。
【0026】この遠赤外線サウナ装置を使用しない場合
や搬送する場合等においては、本体11内に封入された
空気を空気導入口14より排出することで、本体11を
小型化することができる。このため、持ち運びが便利で
あり、また、これを搬送する際にもその搬送コストを最
小とすることが可能となる。なお、空気導入口14をポ
ンプ等に接続し、空気の封入と排出とを自動的に実行で
きるようにすることが好ましい。
【0027】この遠赤外線サウナ装置においては、遠赤
外線発生層23が遠赤外線発生物質と合成樹脂との混合
物を層状に形成してなることから、本体11を折り畳む
ことが可能となる。このため、例えば、炭素からなる遠
赤外線板や炭素樹脂を印刷により層状に形成したもの等
を使用した場合に比べ、遠赤外線発生層23に損傷を与
えることなく本体11を小型化することが可能となる。
【0028】次に、この発明の第2実施形態について説
明する。図3は、第2実施形態に係る本体11の一部を
拡大して示す部分拡大図である。なお、上述した第1実
施形態に係る本体11と同一の部材については、同一の
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】この第2実施形態に係る本体11において
は、第1実施形態に係る面状のヒータ22および遠赤外
線発生層23に換えて、遠赤外線発生層自体が発熱する
面状のヒータ24を採用している。
【0030】この面状のヒータ24は、図4に示すよう
に、面状に形成された遠赤外線発生層32と、この遠赤
外線発生層32に電力を印加するための可撓性の銅箔等
から構成される一対の電極31と、遠赤外線発生層32
の表面を覆う絶縁層33とを備える。
【0031】前記遠赤外線発生層32は、遠赤外線発生
物質たる炭素粉と4弗化エチレン等の合成樹脂とを混合
したものである。この遠赤外線発生層32は、所定の電
気抵抗を有し、そこに電力を印加することにより遠赤外
線発生層自体が発熱し、かつ、そこから遠赤外線を発生
する性質を有する。
【0032】このような遠赤外線発生層自体が発熱する
面状のヒータ24としては、例えば、フィグラ株式会社
製のエコス−ホットを使用することができる。
【0033】この第2実施形態の場合においても、上述
した第1実施形態の場合と同様、面状のヒータ24の作
用により本体11内部が加熱される。これに伴い、入浴
者16には、遠赤外線発生層32から遠赤外線が照射さ
れる。これにより、入浴者16における新陳代謝が促進
され、高いサウナ効果得ることができる。
【0034】このとき、遠赤外線ヒータを使用した場合
のように赤外線ヒータ自体が割れて入浴者が損傷を受け
るおそれはない。また、遠赤外線発生層32と入浴者の
間には絶縁層33が介在しているため、水分の付着によ
る漏電等の危険もない。
【0035】この遠赤外線サウナ装置を使用しない場合
や搬送する場合等においては、本体11内に封入された
空気を空気導入口14より排出することで、本体11を
小型化することができる。このため、持ち運びが便利で
あり、また、これを搬送する際にもその搬送コストを最
小とすることが可能となる。
【0036】このとき、この遠赤外線サウナ装置におい
ては、遠赤外線発生層32が遠赤外線発生物質と合成樹
脂との混合物を層状に形成してなることから、本体11
を折り畳むことが可能となる。このため、例えば、炭素
からなる遠赤外線板や炭素樹脂を印刷により層状に形成
したもの等を使用した場合に比べ、遠赤外線発生層32
に損傷を与えることなく本体11を小型化することが可
能となる。
【0037】なお、上述した第1、第2実施形態におい
ては、いずれも、本体11の内側に遠赤外線発生層23
を配設しているが、支持体12の上面にも遠赤外線発生
層を配設するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至請求項6に記載の発明によ
れば、本体内に封入された空気を排出することにより本
体を折り畳んで小型化することが可能となる。
【0039】また、遠赤外線ヒータを使用した場合のよ
うに、ヒータ自体の割れや漏電等の発生を防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る遠赤外線サウナ装置の斜視図で
ある。
【図2】第1実施形態に係る本体11の一部を拡大して
示す部分拡大図である。
【図3】第2実施形態に係る本体11の一部を拡大して
示す部分拡大図である。
【図4】面状のヒータ24を模式的に示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 本体 12 支持体 13 コントローラ 14 空気導入口 15 カバー 16 入浴者 17 枕 18 電力供給線 20 外周部 21 内周部 22 面状のヒータ 23 遠赤外線発生層 24 面状のヒータ 31 電極 32 遠赤外線発生層 33 絶縁層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入浴者に対して遠赤外線を照射する遠赤
    外線サウナ装置において、 合成樹脂製の袋状体よりなり、その内部に空気を封入す
    ることにより、その外形が蒲鉾型をなしその内側に入浴
    者が仰臥可能な略ドーム状に形成される本体と、 前記本体の内側表面に配設されたヒータと、 前記ヒータの内側表面に配設された遠赤外線発生層と、 を備えたことを特徴とする遠赤外線サウナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠赤外線サウナ装置に
    おいて、 前記遠赤外線発生層は、遠赤外線発生物質と合成樹脂と
    の混合物を層状に形成してなる遠赤外線サウナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の遠赤外線サウナ装置に
    おいて、 前記遠赤外線発生層は、遠赤外線発生物質層の表面を合
    成樹脂により覆ってなる遠赤外線サウナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の遠赤外線サウナ装置に
    おいて、 前記ヒータは可撓性を有する面状のヒータから構成され
    る遠赤外線サウナ装置。
  5. 【請求項5】 入浴者に対して遠赤外線を照射する遠赤
    外線サウナ装置において、 合成樹脂製の袋状体よりなり、その内部に空気を封入す
    ることにより、その外形が蒲鉾型をなしその内側に入浴
    者が仰臥可能な略ドーム状に形成される本体と、 前記本体の内側表面に配設され、遠赤外線発生物質と合
    成樹脂との混合物を層状に形成してなる導電性の遠赤外
    線発生層と、この遠赤外線発生層に電力を印加するため
    の一対の電極と、前記遠赤外線発生層の表面を覆う絶縁
    層とを有する面状のヒータと、 を備えたことを特徴とする遠赤外線サウナ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5いずれかに記載の
    遠赤外線サウナ装置において、 前記遠赤外線発生物質は、炭素粉である遠赤外線サウナ
    装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62130625U (ja) * 1986-02-10 1987-08-18
JPS6420864U (ja) * 1987-07-29 1989-02-01
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JPH1094555A (ja) * 1996-07-31 1998-04-14 Shigeyuki Yasuda 携帯用遠赤外線放射型加熱体及びコイン型携帯用遠赤外線放射型加熱体

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