JP2001299658A - 清掃用物品及びその製造方法 - Google Patents

清掃用物品及びその製造方法

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JP2001299658A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基材シートに繊維層を接合した従来の清掃用
物品は、繊維層が基材シート側へ倒れやすく、繊維層で
形成される刷毛部によるゴミの補集効果を高くするのに
限界があった。 【解決手段】 基材シート11に長繊維層12Yを載
せ、基材シート11と長繊維層12Yを折り込んで折り
込み部14を形成し、この折り込み部14で基材シート
11と繊維層12とを固定して接合部13を形成する。
接合部13間で長繊維層12Yを切断すると、前記折り
込み部14に基端部が埋没した繊維層12が立ち上がり
やすくなり、立ち上がり形状の刷毛部12Aと12Bを
形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は清掃用物品及びその
製造方法に関する。更に詳しくは基材シートから延びる
繊維層を接合部から立ち上がりやすくして、前記繊維層
によりゴミ等の捕捉能力の高い刷毛部を形成した清掃用
物品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、清掃用モップなどに取付けられて
使用される清掃用物品、または手で保持して使用される
清掃用物品として、使用後に使い捨てが可能とされたも
のがある。
【0003】図5は、使い捨て用の清掃用物品として、
基材シートの表面に繊維層による刷毛部が形成されたも
のの断面図を示している。この種の清掃用物品は、例え
ば特開平9−149873号公報に開示されている。
【0004】前記清掃用物品は、熱溶着性繊維を含む不
織布などの基材シート1の表面に、繊維層2が溶着線3
により接合され、前記溶着線3から延びる前記繊維層2
により刷毛部が形成されている。
【0005】この清掃用物品の製造方法は、基材シート
1の上にトウから開繊された長繊維層をその繊維が基材
シート1の長手方向(Y方向)へ延びるように設置す
る。そして、前記長手方向へ一定の間隔を開け且つ互い
に平行に延びる複数の溶着線3,3、…により基材シー
ト1と長繊維層とを熱溶着し、その後に隣り合う溶着線
3と溶着線3との間で長繊維層を切断する。これにより
溶着線3と溶着線3との間に、前記溶着線3を基端とし
自由端2aが溶着線3と溶着線3との間に延びる繊維層
2による刷毛部が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来の清掃
用物品では、繊維層2が基材シート1の表面に溶着され
て取付けられているものであるため、溶着線3から延び
る繊維層2が基材シート1側へ倒れやすくなっている。
よって床などを拭いているときに、繊維層2が基材シー
ト1に押し付けられると、繊維層2が基材シート1に密
着し、そのまま立ち上がり方向へ復元できなくなる。そ
のため、繊維層2による刷毛部が、十分なゴミ補集能力
を発揮できなくなる。
【0007】また、図5に示す清掃用物品は、長繊維層
を基材シート1に溶着線3,3で接合し、この溶着線3
と溶着線3との間で長繊維層を切断して製造しているた
め、溶着線3と溶着線3との間で、一方から延びる繊維
層2の自由端2aと他方から延びる繊維層2の自由端2
aとの間で隙間Sが形成されてしまう。よって前記隙間
Sを介して左右に2分されたそれぞれの繊維層2,2が
基材シート1の表面に倒れやすくなり、また基材シート
1上での繊維層2の平均密度が低くなってゴミの補集機
能が低くなる。また前記隙間Sにおいて基材シート1が
直接に床などの拭き取り面に当たるため床面などに摺動
させるときの摩擦力が大きくなって、拭き取り作業の際
の摺動抵抗が大きくなる。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、基材シートから繊維層の自由端が立ち上がりやす
いようにして、繊維層がゴミの補集効果の高い刷毛部と
して機能できるようにした清掃用物品およびその製造方
法を提供することを目的としている。
【0009】また本発明は、基材シート表面での繊維層
の平均密度を高くできるようにした清掃用物品およびそ
の製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材シート
と、前記基材シートの片面または両面で前記基材シート
に接合された繊維層とが設けられた清掃用物品におい
て、前記基材シートと前記繊維層との接合部では、前記
基材シートが前記繊維層と逆向きに折り込まれて折り込
まれた基材シートと前記繊維層とが接合されており、前
記繊維層は前記接合部を基端としてその自由端が前記基
材シートから離れる方向へ延びていることを特徴とする
ものである。
【0011】本発明では、繊維層の基端部が接合部にお
いて折り込み部内に埋没しているため、繊維層の自由端
が基材シートから離れる方向へ立ち上がりやすくなる。
よって清掃時の圧力が与えられても、繊維層が立ち上が
り方向へ復元しやすく、立ち上がり状態の刷毛部により
ゴミの補集効果を高めることができる。
【0012】また、前記接合部と接合部との間で、前記
基材シートが折り込まれて中間折り込み部が形成されて
おり、この中間折り込み部により前記接合部と接合部と
の間隔が狭められているものとすることができる。
【0013】このように構成すると、基材シート表面で
の前記繊維層の平均密度が高くなり、繊維層によるゴミ
の補集効果を高くできる。
【0014】本発明の清掃用物品は、例えば、前記接合
部から2層の繊維層が延びており、この2層の繊維層の
自由端が互いに逆方向へ向けられているものである。あ
るいは、前記接合部から実質的に1層の繊維層が延びて
いるものである。
【0015】さらに、前記接合部から左右それぞれへ延
びる2層の繊維層のうちの、一方の繊維層の基材シート
表面から自由端までの長さをL1、他方の繊維層の基材
シート表面から自由端までの長さをL2とし、隣り合う
前記接合部の間隔をPとしたときに、P<L1+L2で
あることが好ましい。
【0016】または、前記接合部から延びる1層の繊維
層の基材シート表面から自由端までの長さをLとし、隣
り合う前記接合部の間隔をPとしたときに、P<Lであ
ることが好ましい。
【0017】上記のように構成すると、基材シート表面
での繊維層の平均密度を高くできるのみならず、繊維層
間で基材シートが露出しなくなり、基材シートが床面な
どに直接摺動して摺動摩擦が大きくなるのを防ぐことが
できる。
【0018】例えば、前記繊維層は、前記繊維層は、捲
縮繊維で形成されている。または、トウから開繊された
繊維で形成されている。あるいは、前記繊維層は、フラ
ットヤーンにより形成されていてもよい。さらに前記繊
維層は、スプリットヤーンにより形成されていてもよ
い。または、前記繊維層の代わりに、樹脂シートまたは
不織布から短冊状に切断された短冊状シートの層を使用
することも可能である。
【0019】また本発明の清掃用物品は、少なくとも次
の工程を含むことを特徴とするものである。
【0020】(a)基材シートに、一方向に揃えられた
長繊維層を重ねる工程、(b)前記長繊維層の繊維の延
びる方向へ間隔を開けて、前記基材シートおよび前記長
繊維層とを、前記長繊維層が重ねられた側と逆向きに折
り込んで、折り込んだ基材シートと長繊維層とを接合し
て接合部を形成する工程、(c)隣り合う前記接合部の
中間で前記長繊維層を切断して、各接合部を基端として
自由端が基材シートから離れる方向へ延びる繊維層を形
成する工程。
【0021】また、前記(c)の工程の前または後で、
隣り合う接合部の間隔を縮める工程を有するものとする
ことができる。
【0022】この工程を付加することにより、基材シー
ト表面での繊維層の平均密度を高くできる。
【0023】例えば、隣り合う接合部間の基材シートを
折り込んで中間折り込み部を形成することにより前記接
合部間の間隔を縮めることができる。または、基材シー
トとして長繊維層の繊維の延びる方向へ弾性伸縮性を有
するものを用い、前記(a)の工程で、前記基材シート
を前記繊維の延びる方向へ伸長させて、伸長状態で前記
(b)の工程の接合部を形成し、その後に基材シートを
収縮させることで、前記接合部間の間隔を縮めることも
できる。
【0024】この製造方法では、前記長繊維層として、
捲縮繊維の層を使用することができ、または前記長繊維
層として、トウから開繊された長繊維層を使用すること
ができ。その他、前記長繊維層として、フラットヤーン
の層を使用することができ、または前記長繊維層とし
て、スプリットヤーンの層を使用することができる。あ
るいは、前記長繊維層の代わりに、樹脂シートまたは不
織布から短冊状に切断された短冊状シートの層を使用す
ることもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施の形態の清掃用
物品10を示す部分斜視図である。この清掃用物品10
には、縦方向(Y方向)に長く、横方向(X方向)に所
定幅寸法を持つ長方形の基材シート11が設けられ、こ
の基材シート11の片面に繊維層12,12,…が接合
されている。また各繊維層12の繊維が主に延びる方向
はY方向である。ただし、繊維の延びる方向がY方向と
X方向の双方に対して傾斜していてもよい。
【0027】基材シート11と繊維層12とは接合部1
3,13により接合されている。前記各接合部13で
は、基材シート11と繊維層12とが、前記繊維層12
の延びる方向と逆側の裏面方向へ折り込まれて折り込み
部14が形成されている。この折り込み部14で、前記
基材シート11と繊維層12とが接合されている。前記
基材シート11と繊維層12とは、熱融着可能な材料で
形成されており、前記折り込み部14が両側からF方向
へ加圧および加熱されることで、前記基材シート11と
繊維層12とが熱溶着されている。ただし、前記折り込
み部14において基材シート11と繊維層12とが接着
剤で接着されていてもよいし、あるいは縫合されていて
もよい。
【0028】前記接合部13,13,…は、Y方向すな
わち前記繊維層12の繊維の延びる方向へ一定の間隔
(ピッチ)Pを開けて且つ前記繊維の延びる方向と直交
する方向に向けて互いに平行に形成されている。ただ
し、前記接合部13,13,13、…の間隔Pは場所に
よって相違してもよく、また前記各接合部13は、Y方
向とX方向に対して傾斜していてもよい。
【0029】図1および図3(C)に示すように、前記
繊維層12は前記接合部13を中心としてY方向の左右
両方向へ2層に延びて刷毛部12Aと刷毛部12Bを形
成している。各繊維層12の基端部は前記折り込み部1
4内へ埋没するように固定されているため、各刷毛部1
2Aと12Bの自由端12aと12bが基材シート11
から離れるように、各刷毛部12Aと12Bが立ち上が
りやすくなっている。
【0030】よって前記刷毛部12Aと12Bを床面な
どに当てて拭き取り作業を行ったときに、立ち上がって
いる刷毛部12Aと12Bがゴミを有効に補集するよう
になる。また床面との圧力が与えられても刷毛部12
A,12Bを形成する繊維層12が基材シート11側へ
倒れにくくなる。また倒れたとしても、その後に基材シ
ート11から立ち上がる方向へ復元しやすくなる。
【0031】図2は本発明の第2の実施の形態の清掃用
物品10Aを示す部分斜視図である。
【0032】この実施の形態では、図1に示す実施の形
態と同様に、基材シート11の片面に繊維層12が設け
られ、各繊維層12は繊維の主に延びる方向がY方向で
ある。前記基材シート11と繊維層12は、Y方向に一
定の間隔Pを開けて且つX方向へ互いに平行に延びる接
合部13,13,…により固定されている。接合部13
では、基材シート11と繊維層12とが、繊維層12の
延びる方向と逆向きに折り込まれて折り込み部14が形
成されており、この折り込み部14で、基材シート11
と繊維層12とが熱溶着などの手段で固定されている。
【0033】図2に示すものでは、各繊維層12が各接
合部13から主に図示左方向へ延びており、接合部12
から自由端12dまでの部分の繊維層12で刷毛部12
Dが形成されている。そしてこの刷毛部12Dを形成す
る繊維層12の基端部が前記折り込み部14内に埋没さ
れているため、自由端12dが基材シート11から離れ
るように、前記刷毛部12Dが立ち上がりやすい構造と
なっている。
【0034】この実施の形態では、隣り合う接合部13
と接合部13との間の領域において、一方の接合部13
からのみ刷毛部12Dが延びているが、接合部13で繊
維層12が基材シート11に止められるときに、前記繊
維層12の基端部が接合部13から図示右方向へ若干は
み出ることがある。この場合、はみ出し部分の繊維層1
2の自由端12eと接合部13との間の繊維長さL0が
2mm以下あるいは1mm以下程度であれば、接合部1
3から自由端12eまでの部分は実質的に刷毛部として
の機能を発揮しない。よって実質的に刷毛部を形成する
繊維層は溶着部13から1層のみ突出している。
【0035】基材シート11は、例えばスパンボンド法
によって形成された不織布、樹脂フィルム、合成繊維を
含んだ布等、使用に耐えうる強度をもつものであればど
のようなものも使用することができる。例えば、強度が
高い点において、基材シート11は、芯がポリエチレン
テレフタレート鞘がポリエチレンからなる複合繊維でで
きたスパンボンド不織布などが使用可能である。また後
に説明する図4の工程で清掃用物品10Bを製造する際
には、前記基材シート11として少なくともY方向へ弾
性伸縮性を有しているものを使用することが可能であ
る。弾性伸縮性を有する基材シートは、捲縮繊維、また
は弾性伸縮性繊維で形成された不織布、または前記弾性
伸縮性繊維を含む不織布、またはゴムシートなどであ
る。
【0036】繊維層12は、例えばトウから開繊された
長繊維層(長繊維束)が使用される。長繊維層は、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエス
テル、レーヨンなどから製造される。この中でも、芯が
ポリエステル、鞘がポリエチレンの複合繊維を用いるこ
とが好ましい。その他、芯がポリエチレンテレフタレ
ート、鞘がポリエチレンの複合繊維、芯と鞘がポリエ
チレンテレフタレートの複合繊維、芯がポリエチレン
テレフタレート鞘がポリプロピレンの複合繊維、芯と
鞘がポリプロピレンの複合繊維、芯がポリプロピレン
鞘がポリエチレンの複合繊維などが使用可能である。ま
た、長繊維のデニールは1〜50dtexが好ましく、
更に好ましくは2〜10dtexである。また、長繊維
は必要に応じて捲縮させたものを使用することができ
る。また繊維層12が異なるデニールの繊維を含むもの
でもよい。この場合、基材シート11側に大きいデニー
ルの繊維層を設け、その上に小さいデニールの繊維層を
重ねてもよく、あるいはその逆であってもよい。
【0037】また、前記繊維層12として、フィルムを
テープ状にスリットし、延伸させたフラットヤーンや、
スプリットヤーンと称される熱可塑性フィルムを樹脂の
配向方向と直交する方向にかきわけて、繊維状となった
フィルムが網目状に接合されているものを使用してもよ
い。その他、羊毛や毛糸等のように天然繊維を用いても
良い。
【0038】以上のべた繊維のうち、捲縮繊維が好まし
い。捲縮繊維としては、予め捲縮している羊毛や、繊維
形成後に捲縮処理を施すことによって形成された繊維で
ある。捲縮繊維を用いると、繊維層が嵩高くなり、さら
に捲縮部分に塵や埃を取り込み易い構造となる。特に、
トウ繊維から形成された捲縮繊維が好ましい。
【0039】また前記繊維層12の代わりに短冊状シー
トの束を使用することができる。この短冊状シートは、
不織布やフィルム等のシート状のものを、幅寸法が極め
て短い短冊状(例えば長方形)にし、その短冊状のシー
トを束にしたものである。
【0040】基材シート11及び繊維層12または短冊
状シートの層は、熱可塑性樹脂(熱融着性繊維)を含有
することが好ましい。この場合、前記のように接合部1
3の折り込み部14おいてF方向から加熱板や超音波溶
着手段のアンビルとホーンを押し付けることで、折り込
み部14で熱溶着することができる。ただし、前記接合
部13の折り込み部において、基材シート11と繊維層
12または短冊状シートの層を接着剤を用いて接着して
もよいし、あるいは縫合してもよい。前記接合部13の
間隔Pは5〜50mmであることが好ましい。
【0041】なお、前記接合部13と接合部13との間
の一部において、前記接合部13と接合部13との間を
渡る繊維層が設けられていてもよい。この場合、前記刷
毛部を形成する繊維層で細かなゴミを捕捉でき、接合部
13と接合部13を渡っている繊維層と基材シート11
との間に形成されるポケットで、比較的大きなゴミを捕
捉することが可能である。この場合、X方向へ向けて、
前記刷毛部と、前記ポケットを形成する繊維層が交互に
配置されていることが好ましい。
【0042】また前記清掃用物品10、10Aの繊維層
12に、パラフィン等の鉱物油、ポリオレフィン等の合
成油、シリコーン油などの油剤、埃の吸着剤、界面活性
剤などを塗布することが可能であり、また消臭剤、保湿
剤、抗菌剤等の物質を含有させることができる。
【0043】図3は本発明の清掃用物品の製造方法の実
施の形態を示している。図3では、図1に示す清掃用物
品10を製造する工程を一例として示している。
【0044】この製造方法では、図3(A)の工程にお
いて、非伸縮性の基材シート11の上に長繊維層12Y
または短冊状シートの層を、繊維がY方向へ延びるよう
に設置する。そして、前記Y方向へ一定の間隔で配置さ
れた加圧ブレード21,21,…を用いて、長繊維層1
2Yおよび基材シート11を上方からH方向へ加圧し、
長繊維層12Yと基材シート11を、長繊維層12Yが
配置された側と逆向きに押込んで折り込み部14,1
4,…を形成する。
【0045】そして前記各折り込み部14に対し両側か
ら加熱板または超音波溶着手段のアンビルとホーンをF
方向へ加圧して、折り込み部14において、基材シート
11と長繊維層12Yを一緒に溶着して固定する。なお
前記折り込み部14を形成するに際し、長繊維層12Y
の上方からくさび状の牡型を押し付け、基材シート11
の下側ではV字状などの溝を有する雌型を配置し、前記
牡型と雌型で前記基材シート11と長繊維層12Yを挟
み込み、このとき牡型と雌型とを加熱することで、断面
がV字状の折り込み部を形成し、この折り込み部内で基
材シート11と長繊維層12Yとを一体に熱溶着しても
よい。
【0046】そして、隣り合う接合部13と接合部13
との中点において、切断線C1により長繊維層12Yを
切断する。その結果、接合部13から一方の側に延びる
繊維層12により刷毛部12Aが形成され、接合部13
から他方の側に延びる繊維層12により刷毛部12Bが
形成される。ここで、前記刷毛部12Aと12Bを形成
する繊維層12の基端が接合部13において折り込み部
14内に埋没しているため、また前記接合部13と接合
部13との間で、基材シート11が上方へ凸状となるよ
うに湾曲しやすくなるため、前記刷毛部12A,12B
を形成する繊維層12は、前記接合部13を基端として
自由端12a,12bが基材シート11から立ち上がり
やすくなる。
【0047】なお、図3(B)では、隣り合う接合部1
3と接合部13の中点で長繊維層12Yを切断している
が、前記中点からY方向のいずれかの方向へずらした位
置で前記切断線C1により長繊維層12Yを切断しても
よい。
【0048】また、図3(B)において破線矢印で示す
ように、一方の接合部13にきわめて近い位置の切断線
C1aで長繊維層12Yを切断すると、図2に示すよう
に、一つの接合部13から延びる繊維層12で実質的に
1層の刷毛部12D(繊維長さL)が形成された清掃用
物品10Aを得ることができる。
【0049】また、前記工程に加えて、図4に示す製造
工程を付加してもよい。図4(A)は図3(C)により
製造された清掃用物品10を示している。
【0050】この清掃用物品10に対して、図4(B)
に示すように、隣り合う接合部13と接合部13との間
で、基材シート11を上方からブレードで押込み、且つ
左右両側から加圧して熱溶着することにより中間折り込
み部15を形成する。なお、前記中間折り込み部15で
はシート間を接着剤で接着してもよいしあるいは縫合し
てもよい。
【0051】前記中間折り込み部15を形成すること
で、隣り合う接合部13と接合部13の間隔Pを縮める
ことができる。よって、基材シート11の表面での繊維
層12の平均密度を高くでき、刷毛部12Aと刷毛部1
2Bを形成する繊維層12によるゴミの補集効果を高め
ることができる。
【0052】ここで、図4(B)において、接合部13
から延びる一方の刷毛部12Aの基材シート11の表面
から自由端12aまでの繊維長L1、および他方の刷毛
部12Bの基材シート11の表面から自由端12bまで
の繊維長L2と、接合部13の間隔Pとの関係とを、P
<L1+L2とすると、刷毛部12Aと刷毛部12Bが
仮に基材シート11側へ倒れても、刷毛部12Aと刷毛
部12bとの間に基材シート11が直接露出することが
なくなる。よって基材シート11により床面などが擦ら
れる確率を低くでき、清掃時の拭き取り抵抗を低減で
き、拭き取り感触が良好になる。
【0053】なお、基材シート11として少なくともY
方向へ弾性伸縮性を有するものを用い、図3(A)の工
程において、予め基材シート11をY方向へ伸長させて
保持し、この状態で図3(B)に示す折り込み部14を
形成しておく。そして、溶着部13が形成された後に前
記伸長力を解除して、基材シート11を自らの弾性収縮
力により収縮させると、図4(B)と同様にして、隣り
合う接合部13と接合部13の間隔Pを縮めることがで
き、前記P<L1+L2の関係を有する清掃用物品を製
造することができる。
【0054】また、図3(B)において、一方の接合部
13にきわめて接近した位置で長繊維12Yを切断線C
1aで切断してから、図4(B)の工程を付加し、ある
いは前記のように弾性伸縮性の基材シート11を用い
て、接合部13と接合部13の間隔Pを縮めるようにす
ると、図2に示す清掃用物品10Aにおいて、実質的に
1層の刷毛部12Dを形成する繊維層12の、基材シー
ト11の表面から自由端12dまでの繊維の長さLと、
接合部13の間隔Pとの関係を、P<Lにできる。これ
により、図4(B)と同様に、基材シート11上での繊
維層12の密度を高くでき、また基材シート11が直接
に露出する確率を低くできる。
【0055】なお、前記間隔Pに対して繊維長の合計L
1+L2、または繊維長Lは、1.1倍以上であり、好
ましくは1.3倍以上、さらに好ましくは1.5倍以上
である。
【0056】前記図3から図4に示した製造方法では、
Y方向に連続して延びる基材シート11上に繊維層を接
合した連続シートを形成することができる。この連続シ
ートを形成した後に、Y方向への所定寸法となるように
切断することで、個々の清掃用物品10または10A、
または10Bを得ることができる。
【0057】なお、前記繊維層12を接合した後に、繊
維層を毛羽立たせる工程を設けて、各刷毛部において繊
維層の自由端がさらに基材シート11から持ち上がるよ
うにしてもよい。
【0058】なお、前記各実施の形態では、基材シート
11の一方の面にのみ繊維層が形成されているが、基材
シート11の表裏両面に繊維層が形成されていてもよ
い。この場合、図3(A)(B)の工程では、基材シー
ト11の表裏両面に長繊維層を設け、上下互い違いとな
るように前記折り込み部14を形成すればよい。
【0059】なお、前記清掃用物品10および10A、
10Bは、清掃用モップに取付けて使用しても良いし、
手で保持して拭き取り作業を行ってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明の清掃用物品は、基
材シート上から繊維層が立ち上がりやすくなり、立ち上
がった刷毛部によりゴミを捕捉しやすくなる。また刷毛
部を形成する繊維層が基材シート側へ倒れにくくなる。
また、基材シート上での繊維層の平均密度を高くするこ
とが可能である。また、刷毛部が基材シートの表面から
外側に向って起毛した状態を維持できるため、表面に凹
凸がある面のゴミも捕集できる。また、パン屑のように
比較的大きなゴミであっても捕集できる。
【0061】また本発明の清掃用物品の製造方法は、基
材シートから繊維層が立ち上がる清掃用物品を簡単な工
程で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の清掃用物品の部分
斜視図、
【図2】本発明の第2の実施の形態の清掃用物品の部分
斜視図、
【図3】(A)(B)(C)(D)は本発明の実施の形
態の清掃用物品の製造方法を工程別に示す断面図、
【図4】(A)(B)は、さらに好ましい製造工程を示
す断面図、
【図5】従来の清掃用物品を示す断面図、
【符号の説明】
10,10A,10B 清掃用物品 11 基材シート 12 繊維層 12A,12B,12D 刷毛部 12a,12b,12d,12e 自由端 12Y 長繊維層 13 接合部 14 折り込み部 15 中間折り込み部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートと、前記基材シートの片面ま
    たは両面で前記基材シートに接合された繊維層とが設け
    られた清掃用物品において、 前記基材シートと前記繊維層との接合部では、前記基材
    シートが前記繊維層と逆向きに折り込まれて折り込まれ
    た基材シートと前記繊維層とが接合されており、前記繊
    維層は前記接合部を基端としてその自由端が前記基材シ
    ートから離れる方向へ延びていることを特徴とする清掃
    用物品。
  2. 【請求項2】 前記接合部と接合部との間で、前記基材
    シートが折り込まれて中間折り込み部が形成されてお
    り、この中間折り込み部により前記接合部と接合部との
    間隔が狭められている請求項1記載の清掃用物品。
  3. 【請求項3】 前記接合部から2層の繊維層が延びてお
    り、この2層の繊維層の自由端が互いに逆方向へ向けら
    れている請求項1または2記載の清掃用物品。
  4. 【請求項4】 前記接合部から実質的に1層の繊維層が
    延びている請求項1または2記載の清掃用物品。
  5. 【請求項5】 前記接合部から左右それぞれへ延びる2
    層の繊維層のうちの、一方の繊維層の基材シート表面か
    ら自由端までの長さをL1、他方の繊維層の基材シート
    表面から自由端までの長さをL2とし、隣り合う前記接
    合部の間隔をPとしたときに、P<L1+L2である請
    求項3記載の清掃用物品。
  6. 【請求項6】 前記接合部から延びる1層の繊維層の基
    材シート表面から自由端までの長さをLとし、隣り合う
    前記接合部の間隔をPとしたときに、P<Lである請求
    項4記載の清掃用物品。
  7. 【請求項7】 前記繊維層は、捲縮繊維で形成されてい
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の清掃用物品。
  8. 【請求項8】 前記繊維層は、トウから開繊された繊維
    で形成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の
    清掃用物品。
  9. 【請求項9】 前記繊維層は、フラットヤーンにより形
    成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の清掃
    用物品。
  10. 【請求項10】 前記繊維層は、スプリットヤーンによ
    り形成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の
    清掃用物品。
  11. 【請求項11】 前記繊維層の代わりに、樹脂シートま
    たは不織布から短冊状に切断された短冊状シートの層が
    使用される請求項1ないし6のいずれかに記載の清掃用
    物品。
  12. 【請求項12】 少なくとも次の工程を含むことを特徴
    とする清掃用物品の製造方法。 (a)基材シートに、一方向に揃えられた長繊維層を重
    ねる工程、 (b)前記長繊維層の繊維の延びる方向へ間隔を開け
    て、前記基材シートおよび前記長繊維層とを、前記長繊
    維層が重ねられた側と逆向きに折り込んで、折り込んだ
    基材シートと長繊維層とを接合して接合部を形成する工
    程、 (c)隣り合う前記接合部の中間で前記長繊維層を切断
    して、各接合部を基端として自由端が基材シートから離
    れる方向へ延びる繊維層を形成する工程。
  13. 【請求項13】 前記(c)の工程の前または後で、隣
    り合う接合部の間隔を縮める工程を有する請求項12記
    載の清掃用物品の製造方法。
  14. 【請求項14】 隣り合う接合部間の基材シートを折り
    込んで中間折り込み部を形成することにより前記接合部
    間の間隔を縮める請求項13記載の清掃用物品の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 基材シートとして長繊維層の繊維の延
    びる方向へ弾性伸縮性を有するものを用い、前記(a)
    の工程で、前記基材シートを前記繊維の延びる方向へ伸
    長させて、伸長状態で前記(b)の工程の接合部を形成
    し、その後に基材シートを収縮させることで、前記接合
    部間の間隔を縮める請求項13記載の清掃用物品の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 前記長繊維層として、捲縮繊維の層を
    使用する請求項12ないし15のいずれかに記載の清掃
    用物品の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記長繊維層として、トウから開繊さ
    れた長繊維層を使用する請求項12ないし16のいずれ
    かに記載の清掃用物品の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記長繊維層として、フラットヤーン
    の層を使用する請求項12ないし16のいずれかに記載
    の清掃用物品の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記長繊維層として、スプリットヤー
    ンの層を使用する請求項12ないし16のいずれかに記
    載の清掃用物品の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記長繊維層の代わりに、樹脂シート
    または不織布から短冊状に切断された短冊状シートの層
    を使用する請求項12ないし15のいずれかに記載の清
    掃用物品の製造方法。
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