JP2001299428A

JP2001299428A - 携帯型電話機装着具

Info

Publication number: JP2001299428A
Application number: JP2000121332A
Authority: JP
Inventors: Minoru Yamamoto; 実山本
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 2000-04-21
Filing date: 2000-04-21
Publication date: 2001-10-30

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】簡単かつ確実に携帯型電話機を所望の場所に
装着でき、また携帯電話を不必要に大型化することも無
い携帯型電話機装着具を提供する。【解決手段】携帯型電話機１０の側面間に着脱自在に
取り付けられる携帯型電話機装着具であって、取り付け
るべき携帯型電話機側面の短辺部の両端部非操作部分の
少なくとも一部を覆うように形成された袋状部２と、前
記袋状部２の両端部間を携帯型電話機側面の長辺部壁に
沿って連結する伸縮性材料で形成された側面部４と、携
帯型電話機１０の背面側部分に形成された所定幅を有す
る断面略Γ字型のクリップ部７と有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電話機（１
０）の側面間に着脱自在に取り付けられる携帯型電話機
装着具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、携帯型電話機を衣服のベルトや
内ポケットなどに装着して簡便に使用するためのアクセ
サリーとして、携帯電話機の背面に例えば断面コ字型の
クリップを両面テープにより固定して用いていた。

【０００３】または、携帯型電話機を収納する専用のキ
ヤリングケースの背面側に、ベルトに取り付けるための
ベルトクリップの機能を備えていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、断面コ
字型のクリップを携帯型電話機の背面に両面テープによ
り固定する場合、両面テープの粘着力に限界があり、は
がれてしまうことも多く、また製品に両面テープを貼る
ことに対する心理的抵抗感も大きかった。特にショック
に弱く、急激な過負荷が加わると容易に装着状態から離
脱してしまっていた。また、電話機を買い替えたような
場合には再度クリップ部と両面テープを購入しなければ
ならなかった。

【０００５】また電話機の小型化が進んだこともあり、
機種によってはクリップ部の貼付スペースを十分にとれ
ないものもあった。

【０００６】また、専用のキヤリングケースの背面側
に、ベルトに取り付けるためのベルトクリップの機能を
備えた場合は、キヤリングケースが携帯電話を覆い隠し
てしまうためにファッション性が損なわれしまうという
問題があった。また、実際の電話機使用時には電話機を
ケースから出さなければならず、面倒なものであった。
さらに、外形形状も大型化してしまってせっかくの小型
電話機のメリットが活かせなかった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的として成されたものであり、両面テ
ープを用いる必要がなく、簡単かつ確実に携帯型電話機
を所望の場所に装着でき、また携帯電話をフィ必要の大
型化することも無い携帯型電話機装着具を提供すること
を目的とする。そして、係る目的を達成する一手段とし
て例えば以下の構成を備える。

【０００８】即ち、携帯型電話機（１０）の側面間に着
脱自在に取り付けられる携帯型電話機装着具であって、
取り付けるべき携帯型電話機側面の短辺部の両端部非操
作部分の少なくとも一部を覆うように形成された袋状部
（１、２）と、前記袋状部（１、２）の両端部間を携帯
型電話機側面の長辺部壁に沿って連結する伸縮性材料で
形成された側面部（３、４）と、携帯型電話機（１０）
の背面側部分に形成された所定幅を有する断面略Γ字型
のクリップ部（７）と有することを特徴とする。

【０００９】そして例えば、前記袋状部（１、２）と前
記側面部（３、４）は伸縮性を有するエラストマー樹脂
で前記取り付けるべき携帯型電話機よりやや小型形状に
形成されていることを特徴とする。

【００１０】また例えば、前記クリップ部（７）は、取
り付けるべき携帯型電話機のアンテナ配設端部の少なく
とも一部を覆う袋状部（１）の端部の前記側面部（３、
４）連結部に立設部が埋め込まれて固定されていること
を特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る一発明の実
施の形態例について図１乃至図３を参照して詳細に説明
する。図１は本発明に係る一発明の実施の形態例の携帯
型電話機装着具の携帯型電話機装着状態における平面
図、図２は本実施の形態例の携帯型電話機装着具の携帯
型電話機装着状態における側面図、図３は本実施の形態
例の携帯型電話機装着具の携帯型電話機装着状態におけ
る背面図である。

【００１２】図１乃至図３において、グレー表示部分が
本実施の形態例の携帯型電話機装着具であり、断面略Γ
字型のクリップ部７は容易に変形などしない固形材料、
例えば硬質プラスチックで形成されている。しかし、こ
のクリップ部の材質は硬質プラスチックに限定されるも
のではなく、金属で構成しても、あるいは有機物で構成
しても良く、木材などで加工成形しても良い。

【００１３】本実施の形態例で示すクリップ部７の形状
は、ベルトに挟み込む場合を想定した形状であり、断面
略Γ字型に限定されるものではなく、装着される場所に
合わせた任意の形状でよいことは勿論である。例えば、
ベルトクリップの部分の形状はこれ以外にも、車のサン
バイザーや、エアコン吹き出し口に差し入れたりするた
めの構造物やノートパソコンの液晶画面の縁に取り付け
るための例えばクリップ型の構造物、衣服のポケットか
ら脱落しないようにする小型クリップ形状などの構造物
に変更することができる。

【００１４】図において、クリップ部７以外の部分は、
いずれも伸縮性を有する材料、例えばウレタンなどのエ
ラストマー樹脂を用いることが望ましい。

【００１５】図において、１は携帯型電話機側面の上端
部のアンテナ配設部の短辺部の非操作部の一部に係合す
る前部袋状部、２は携帯型電話機側面の下端部の非操作
部の一部に係合する後部袋状部、３、４は前部袋状部１
と後部袋状部２間を携帯型電話機側面の長辺部壁に沿っ
て連結する側面部である。以上の電話機への装着部を伸
縮性材料で構成したため、電話機形状が多少異なってい
ても、この形状の変化を吸収することができ、機種の異
なる電話機であっても確実に装着することができる。

【００１６】本実施の形態例の製造にあたっては、予め
クリップ部７のみを別途成形しておく。そして別途形成
されたクリップ部７を所定位置に位置決め状態に固定し
ておき、この固定状態を維持して伸縮性材料を用いて図
に示す形状に射出成形等によって一体に成形すればよ
い。

【００１７】なお、本実施の形態例は以上の例に限定さ
れるものではなく、クリップ部と装着部とを全て一体で
成形しても良いことは勿論である。

【００１８】前部袋状部１の背面側両端部近傍には取り
付けられるべき携帯電話機１０のアンテナ部をカバーし
ないように長方楕円形状の長孔５が配設されている。そ
して、前部袋状部１の背面の長孔５の下部の両側面部
３、４間の連結部６に上記クリップ部７の立設部が固着
されている。

【００１９】クリップ部７基部の少なくとも連結部６内
となる部分、あるいは連結部６を貫通した部分は外方に
突出した凸部形状となっており、クリップ部７の固定状
態が崩れたり離脱したりしな様に成っている。例えばリ
ング状の外方に突出した形状あるいは連結部６の携帯型
電話機側のクリップ湖底部に所定形状の溝を形成し、こ
の溝にクリップ部７の基部の突出部を嵌め込んだ形状で
あっても良い。

【００２０】以上の構成を備える本実施の形態例の携帯
型電話機装着具は、携帯型電話機１０の前面のアンテナ
側端部に前部袋状部１をアンテナ部が長孔５内を貫通す
るようにして位置決めして被せ、後部袋状部２を引っ張
るようにして側面部３、４を伸張させ後部袋状部２を携
帯型電話機１０の後面側に被せることにより携帯型電話
機１０に装着する。

【００２１】そして例えばベルトにクリップ部７を挟み
込んで携帯型電話機１０を所望の位置に装着することが
できる。

【００２２】本実施の形態例の携帯型電話機装着具、例
えば図示の様なベルトクリップ型携帯型電話機装着具を
図のような伸縮性のある樹脂で形成したため、形状の異
なる携帯型電話機であっても簡単に取り付けることがで
き、両面テープを用いる必要もなく、また携帯型電話機
を覆い隠してしまうこともないものと出来る。

【００２３】このように伸縮性があるため同じような方
式の携帯電話であればほとんどの機種に用いることがで
き、例え携帯型電話機の機種を変更したような場合であ
っても、そのまま用いることができる。

【００２４】また、携帯型電話機への装着状態を良好に
維持でき、電話機に例え急激な過負荷が加わっても、伸
縮性材料であるためのこの過負荷を吸収することができ
る。

【００２５】また、携帯型電話機からのとり外しも、後
部袋状部２を引っ張って携帯型電話機の後部より外し、
その後に前部袋状部１を電話機から外すのみで良い。ま
た、再度装着する場合にも全く同様にして装着でき、繰
り返しの利用にも全く問題がない。

【００２６】このように本実施の形態例によれば、携帯
型電話機本体に何らの特別な細工をすることなく極めて
容易に装着することができる。その後も良好な装着状態
を維持することができ、例え電話機に衝撃が加わったよ
うな場合であっても、本実施の形態例が電話機より外れ
るようなことも無い信頼性の高いものと出来る。

【００２７】また、伸縮性を利用して携帯型電話機に装
着するため、携帯型電話機に形状が多少異なっていて
も、問題なく用いることができ、汎用性のあるものとで
きる。

【００２８】なお、本発明は上記の発明の実施の形態例
に限定されず、種々の構成が可能であることは言うまで
もなく、例えば、身体や所定の場所に装着することを望
む機器であれば種々の機器にそのまま適用可能である。
例えば携帯型音楽再生機器や携帯型ラジオなど任意の機
器の装着具に適用できる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯型電話機本体に何らの特別な細工をすることなく極め
て容易に取り付けることができ、その後も良好な装着状
態を維持することができる。そして、例え電話機に衝撃
が加わったような場合であっても装着状態が維持され、
電話機が外れるようなことも無い信頼性の高いものと出
来る。

【００３０】また、伸縮性を利用して携帯型電話機に装
着するため、携帯型電話機に形状が多少異なっていて
も、問題なく用いることができる、汎用性のあるものと
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る一発明の実施の形態例の携帯型電
話機装着具の携帯型電話機装着状態における平面図であ
る。

【図２】本実施の形態例の携帯型電話機装着具の携帯型
電話機装着状態における側面図である。

【図３】本実施の形態例の携帯型電話機装着具の携帯型
電話機装着状態における背面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】携帯型電話機（１０）の側面間に着脱自
在に取り付けられる携帯型電話機装着具であって、取付けるべき携帯型電話機側面の短辺部の両端部非操作
部分の少なくとも一部を覆うように形成された袋状部
（１、２）と、前記袋状部（１、２）の両端部間を携帯型電話機側面の
長辺部壁に沿って連結する伸縮性材料で形成された側面
部（３、４）と、携帯型電話機（１０）の背面側部分に形成された所定幅
を有する断面略Γ字型のクリップ部（７）とを有するこ
とを特徴とする携帯型電話機装着具。
【請求項２】前記袋状部（１、２）と前記側面部
（３、４）は伸縮性を有するエラストマー樹脂で前記取
り付けるべき携帯型電話機よりやや小型形状に形成され
ていることを特徴とする請求項１記載の携帯型電話機装
着具。
【請求項３】前記クリップ部（７）は、取り付けるべ
き携帯型電話機のアンテナ配設端部の少なくとも一部を
覆う袋状部（１）の端部の前記側面部（３、４）連結部
に立設部が埋め込まれて固定されていることを特徴とす
る請求項１または請求項２記載の携帯型電話機装着具。