JP2001297405A - 磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気ヘッド及び磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JP2001297405A JP2001297405A JP2000113738A JP2000113738A JP2001297405A JP 2001297405 A JP2001297405 A JP 2001297405A JP 2000113738 A JP2000113738 A JP 2000113738A JP 2000113738 A JP2000113738 A JP 2000113738A JP 2001297405 A JP2001297405 A JP 2001297405A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高密度記録再生を行う積層型磁気ヘッドにお
いて、磨耗特性と信頼性の向上改善を図ったことにより
高性能な積層磁気ヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】 磁気記録媒体と摺動するフロントギャッ
プ部の磁気回路を非磁性基板2によって挟持された摺動
方向に平行な金属磁性膜1−aと非磁性膜である硬質炭
素膜を交互に積層した金属磁性層1により構成した磁気
ヘッドにおいて、硬質炭素膜を含む構成にした金属磁性
層1にすることにより磁気記録媒体との摺動による金属
磁性膜の磨耗劣化を大幅に向上させ高信頼性が得られた
ことを特徴とする。
いて、磨耗特性と信頼性の向上改善を図ったことにより
高性能な積層磁気ヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】 磁気記録媒体と摺動するフロントギャッ
プ部の磁気回路を非磁性基板2によって挟持された摺動
方向に平行な金属磁性膜1−aと非磁性膜である硬質炭
素膜を交互に積層した金属磁性層1により構成した磁気
ヘッドにおいて、硬質炭素膜を含む構成にした金属磁性
層1にすることにより磁気記録媒体との摺動による金属
磁性膜の磨耗劣化を大幅に向上させ高信頼性が得られた
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波帯域で使用さ
れるデバイス、例えばハイビジョンデジタルVTRやデ
ーターストリーマーなどの高周波信号を記録再生するの
に適した磁気ヘッド、及びそれを用いた磁気記録再生装
置に関するものである。
れるデバイス、例えばハイビジョンデジタルVTRやデ
ーターストリーマーなどの高周波信号を記録再生するの
に適した磁気ヘッド、及びそれを用いた磁気記録再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハイビジョンデジタルVTRやデ
ーターストリーマー等の広帯域の信号を取り扱うシステ
ムの開発が盛んに行われており、磁気記録媒体もこのよ
うな大量の情報を記録するために、従来の酸化鉄系から
合金粉末媒体や金属蒸着媒体等の高抗磁力媒体へと変わ
ってきた。磁気ヘッドとしても、これら高抗磁力媒体に
対応できるような高飽和磁束密度を有し、40MHz以
上の高周波帯域での特性の優れた磁気ヘッドの開発が望
まれてきた。そこで、このような要求に対応するため
に、センダストやアモルファス磁性合金、FeTaN等
の金属磁性膜と絶縁膜とを積層した磁性膜の両側を非磁
性基板で挟持した構造にして高周波特性を向上させた磁
気ヘッド、いわゆる積層型磁気ヘッドが開発されてい
る。また、非磁性基板としてはチタン酸マグネシウム系
やチタン酸カルシュウム系等のセラミックス材料が多く
用いられている。
ーターストリーマー等の広帯域の信号を取り扱うシステ
ムの開発が盛んに行われており、磁気記録媒体もこのよ
うな大量の情報を記録するために、従来の酸化鉄系から
合金粉末媒体や金属蒸着媒体等の高抗磁力媒体へと変わ
ってきた。磁気ヘッドとしても、これら高抗磁力媒体に
対応できるような高飽和磁束密度を有し、40MHz以
上の高周波帯域での特性の優れた磁気ヘッドの開発が望
まれてきた。そこで、このような要求に対応するため
に、センダストやアモルファス磁性合金、FeTaN等
の金属磁性膜と絶縁膜とを積層した磁性膜の両側を非磁
性基板で挟持した構造にして高周波特性を向上させた磁
気ヘッド、いわゆる積層型磁気ヘッドが開発されてい
る。また、非磁性基板としてはチタン酸マグネシウム系
やチタン酸カルシュウム系等のセラミックス材料が多く
用いられている。
【0003】一方、VTRやストリーマは小型化、高密
度化、高転送レート化が進んでおり、それに伴って磁気
ヘッドが搭載されたドラム装置の小型化、高速回転化が
進んでいる。例えば、VHS方式のVTRではドラム装
置の直径が62mmで相対速度が5.8m/s、磁気テ
ープの厚みが約18μmであったのに対して、DV(デ
ジタルビデオ)方式やDVCPRO方式のVTRではド
ラム装置の直径が21.7mmで相対速度10m/s以
上、磁気テープの厚みは10μm以下となっている。従
って、相対速度の高速化やドラム系の小型化、磁気テー
プの薄手化による高テープテンション化等により、積層
型磁気ヘッドの摺動面と磁気テープとの面圧が高くなり
積層型磁気ヘッドの磨耗速度が速くなりヘッド寿命が低
下したり、また、偏磨耗によるヘッド当りが悪化するこ
とが問題となっている。
度化、高転送レート化が進んでおり、それに伴って磁気
ヘッドが搭載されたドラム装置の小型化、高速回転化が
進んでいる。例えば、VHS方式のVTRではドラム装
置の直径が62mmで相対速度が5.8m/s、磁気テ
ープの厚みが約18μmであったのに対して、DV(デ
ジタルビデオ)方式やDVCPRO方式のVTRではド
ラム装置の直径が21.7mmで相対速度10m/s以
上、磁気テープの厚みは10μm以下となっている。従
って、相対速度の高速化やドラム系の小型化、磁気テー
プの薄手化による高テープテンション化等により、積層
型磁気ヘッドの摺動面と磁気テープとの面圧が高くなり
積層型磁気ヘッドの磨耗速度が速くなりヘッド寿命が低
下したり、また、偏磨耗によるヘッド当りが悪化するこ
とが問題となっている。
【0004】そこで、積層型磁気ヘッドの耐磨耗性を向
上させるために、金属磁性層の両側を非磁性単結晶フェ
ライト基板で挟持した構造の磁気ヘッドで、磁気テープ
との摺動面における面方位を(100面)とする磁気ヘ
ッド(特開平7−2153号公報)が提案されている。
上させるために、金属磁性層の両側を非磁性単結晶フェ
ライト基板で挟持した構造の磁気ヘッドで、磁気テープ
との摺動面における面方位を(100面)とする磁気ヘ
ッド(特開平7−2153号公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非磁性
単結晶フェライト基板を用いたとしても、さらに相対速
度の高速化や高テンション化に対する耐磨耗性は十分で
はなく、また、金属磁性層と非磁性単結晶フェライト基
板との磨耗差が大きく、特に金属磁性層の磨耗が大きい
傾向にあり相対速度の高速化や磁気テープの薄手化によ
る高テンション化による影響で金属磁性層と非磁性基板
との段差によるスペーシングロスや偏磨耗が発生し画質
劣化やエラーレートの悪化する課題があった。
単結晶フェライト基板を用いたとしても、さらに相対速
度の高速化や高テンション化に対する耐磨耗性は十分で
はなく、また、金属磁性層と非磁性単結晶フェライト基
板との磨耗差が大きく、特に金属磁性層の磨耗が大きい
傾向にあり相対速度の高速化や磁気テープの薄手化によ
る高テンション化による影響で金属磁性層と非磁性基板
との段差によるスペーシングロスや偏磨耗が発生し画質
劣化やエラーレートの悪化する課題があった。
【0006】本発明の目的は、金属磁性層の耐磨耗性を
向上させることにより信頼性が高く、また、高周波特性
の優れた積層型磁気ヘッドを安定に提供することにあ
る。
向上させることにより信頼性が高く、また、高周波特性
の優れた積層型磁気ヘッドを安定に提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の磁気ヘッドは金属磁性膜と絶縁膜とを積層
した金属磁性層が一対の基板により挟み込まれてなる磁
気コア半体を、その両端同士が対向するように配置して
磁気ギャップを形成した磁気ヘッドにおいて、前記金属
磁性層の絶縁膜に含フッ素硬質炭素膜を設け、耐磨耗特
性の向上させたことを特徴とする磁気ヘッドである。
に、本発明の磁気ヘッドは金属磁性膜と絶縁膜とを積層
した金属磁性層が一対の基板により挟み込まれてなる磁
気コア半体を、その両端同士が対向するように配置して
磁気ギャップを形成した磁気ヘッドにおいて、前記金属
磁性層の絶縁膜に含フッ素硬質炭素膜を設け、耐磨耗特
性の向上させたことを特徴とする磁気ヘッドである。
【0008】また、本発明の磁気記録再生装置は上記本
発明の磁気ヘッドを搭載したことを特徴とする磁気記録
再生装置である。
発明の磁気ヘッドを搭載したことを特徴とする磁気記録
再生装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、金属磁性層が一対の基板により挟み込まれてなる磁
気コア半体を、その端面同士が対向するように配置して
磁気ギャップを形成した磁気ヘッドにおいて、前記金属
磁性層が金属磁性膜と硬質炭素膜との積層してなること
を特徴とする磁気ヘッドである。
は、金属磁性層が一対の基板により挟み込まれてなる磁
気コア半体を、その端面同士が対向するように配置して
磁気ギャップを形成した磁気ヘッドにおいて、前記金属
磁性層が金属磁性膜と硬質炭素膜との積層してなること
を特徴とする磁気ヘッドである。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、金属磁
性層が一対の基板により挟み込まれてなる磁気コア半体
を、その端面同士が対向するように配置して磁気ギャッ
プを形成した磁気ヘッドにおいて、前記金属磁性層が金
属磁性膜と含フッ素硬質炭素膜との積層してなること特
徴とする磁気ヘッドである。
性層が一対の基板により挟み込まれてなる磁気コア半体
を、その端面同士が対向するように配置して磁気ギャッ
プを形成した磁気ヘッドにおいて、前記金属磁性層が金
属磁性膜と含フッ素硬質炭素膜との積層してなること特
徴とする磁気ヘッドである。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、金属磁
性層が1層以上積層されていることを特徴とする請求項
1〜2記載の磁気ヘッドである。
性層が1層以上積層されていることを特徴とする請求項
1〜2記載の磁気ヘッドである。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、基板が
非磁性セラッミクス基板であることを特徴とする請求項
1〜3記載の磁気ヘッドである。
非磁性セラッミクス基板であることを特徴とする請求項
1〜3記載の磁気ヘッドである。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、基板が
非磁性単結晶フェライト基板であることを特徴とする請
求項1〜3記載の磁気ヘッドである。
非磁性単結晶フェライト基板であることを特徴とする請
求項1〜3記載の磁気ヘッドである。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、磁気ヘ
ッドと磁気媒体により情報を記録再生する形式の磁気記
録再生装置において、上記磁気ヘッドが請求項1〜5記
載の磁気ヘッドであることを特徴とする磁気記録再生装
置である。
ッドと磁気媒体により情報を記録再生する形式の磁気記
録再生装置において、上記磁気ヘッドが請求項1〜5記
載の磁気ヘッドであることを特徴とする磁気記録再生装
置である。
【0015】以下、本発明の磁気ヘッドの実施例につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。また、各図に
おいては同一構成要素のものには同一符号を付しその詳
細な説明は省略する。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。また、各図に
おいては同一構成要素のものには同一符号を付しその詳
細な説明は省略する。
【0016】図1、図2は本発明の実施例の磁気ヘッド
の構成を示す図である。図1、図2において、1は金属
磁性層であって、1−aは金属磁性膜、1−bは絶縁
膜、2は基板、3は磁気ギャップ、4は接着層、5は巻
線窓、6は巻線窓ガラスである。本実施例では磁気コア
である金属磁性層の金属磁性膜には飽和磁束密度が大き
いアモルファス磁性合金のCoNbZrTa、絶縁膜に
は硬質炭素膜、基板には非磁性のNi−Ti−Caセラ
ミックス、接着層にはホウ珪酸ガラスを用いており、磁
気ヘッドの構造としては金属磁性層1の両端を一対の基
板2で挟持する構造の積層型磁気ヘッドである。
の構成を示す図である。図1、図2において、1は金属
磁性層であって、1−aは金属磁性膜、1−bは絶縁
膜、2は基板、3は磁気ギャップ、4は接着層、5は巻
線窓、6は巻線窓ガラスである。本実施例では磁気コア
である金属磁性層の金属磁性膜には飽和磁束密度が大き
いアモルファス磁性合金のCoNbZrTa、絶縁膜に
は硬質炭素膜、基板には非磁性のNi−Ti−Caセラ
ミックス、接着層にはホウ珪酸ガラスを用いており、磁
気ヘッドの構造としては金属磁性層1の両端を一対の基
板2で挟持する構造の積層型磁気ヘッドである。
【0017】(実施の形態1)実施の形態1では磁気ヘ
ッドのトラック幅を12μmにするために、金属磁性膜
であるCoNbZrTaを公知のスパッタリングにより
4.0μm成膜し、絶縁層である硬質炭素膜をメタンガ
スによる高周波スパッタリングにより0.15μm成膜
した金属磁性層を3層積層しトラック幅を構成した。硬
質炭素膜は炭素系ガスであればベンゼン、エタン、ブタ
ンなどでの成膜されることもできるものである。また、
スパッタリングにおいてもRF法、DC法、DVC法で
も成膜できるものである。また、絶縁層の膜厚は0.0
01〜0.25μmであって、その膜厚は金属磁性膜と
トラック幅により最適な膜厚構成されるものである。構
成された金属磁性層を用いて磁気ヘッドを作成した。
ッドのトラック幅を12μmにするために、金属磁性膜
であるCoNbZrTaを公知のスパッタリングにより
4.0μm成膜し、絶縁層である硬質炭素膜をメタンガ
スによる高周波スパッタリングにより0.15μm成膜
した金属磁性層を3層積層しトラック幅を構成した。硬
質炭素膜は炭素系ガスであればベンゼン、エタン、ブタ
ンなどでの成膜されることもできるものである。また、
スパッタリングにおいてもRF法、DC法、DVC法で
も成膜できるものである。また、絶縁層の膜厚は0.0
01〜0.25μmであって、その膜厚は金属磁性膜と
トラック幅により最適な膜厚構成されるものである。構
成された金属磁性層を用いて磁気ヘッドを作成した。
【0018】(実施の形態2)実施の形態2では実施の
形態1と同一の磁気ヘッドのトラック幅を12μmにす
るために、金属磁性膜であるCoNbZrTaを公知の
スパッタリングにより4.0μm成膜し、絶縁層である
含フッ素硬質炭素膜をCFガスとメタンガスの混合ガス
による高周波スパッタリングにより0.15μm成膜し
た金属磁性層を3層積層しトラック幅を構成し、実施の
形態1と同様に磁気ヘッドを作成した。
形態1と同一の磁気ヘッドのトラック幅を12μmにす
るために、金属磁性膜であるCoNbZrTaを公知の
スパッタリングにより4.0μm成膜し、絶縁層である
含フッ素硬質炭素膜をCFガスとメタンガスの混合ガス
による高周波スパッタリングにより0.15μm成膜し
た金属磁性層を3層積層しトラック幅を構成し、実施の
形態1と同様に磁気ヘッドを作成した。
【0019】(実施の形態3)実施の形態3は実施の形
態1と同一の金属磁性層の構成で、基板を非磁性単結晶
フェライト基板を用いた以外は同一の磁気ヘッドを作成
した。
態1と同一の金属磁性層の構成で、基板を非磁性単結晶
フェライト基板を用いた以外は同一の磁気ヘッドを作成
した。
【0020】(実施の形態4)実施の形態4は実施の形
態2と同一の金属磁性層の構成で、基板を非磁性単結晶
フェライト基板を用いた以外は同一の磁気ヘッドを作成
した。
態2と同一の金属磁性層の構成で、基板を非磁性単結晶
フェライト基板を用いた以外は同一の磁気ヘッドを作成
した。
【0021】(比較の形態)従来例として、金属磁性層
は実施の形態1と同一とし、絶縁層はSi02膜を実施
の形態1と同一の膜厚で構成し、磁気ヘッドを作成し
た。
は実施の形態1と同一とし、絶縁層はSi02膜を実施
の形態1と同一の膜厚で構成し、磁気ヘッドを作成し
た。
【0022】本発明の実施の形態で作成された磁気ヘッ
ドの信頼性試験について説明する。
ドの信頼性試験について説明する。
【0023】本発明の実施の形態で作成した磁気ヘッド
をDVデッキに搭載して、高温高湿環境下(50℃85
%)、低温低湿環境下(3℃5%)、高温低湿環境下
(45℃5%)において磨耗試験を実施した結果を図3
〜図5に示す、従来例はいずれの環境下において100
hで偏磨耗によりエラーレートが二倍以上悪化し、画質
にノイズバーが発生した。また、高温高湿環境下(50
℃85%)では500hでヘッド寿命で画がでなくな
り、低温低湿環境下(3℃5%)では1000hで画が
でなくなり、高温低湿環境下(45℃5%)では800
hで画がでなくなった。
をDVデッキに搭載して、高温高湿環境下(50℃85
%)、低温低湿環境下(3℃5%)、高温低湿環境下
(45℃5%)において磨耗試験を実施した結果を図3
〜図5に示す、従来例はいずれの環境下において100
hで偏磨耗によりエラーレートが二倍以上悪化し、画質
にノイズバーが発生した。また、高温高湿環境下(50
℃85%)では500hでヘッド寿命で画がでなくな
り、低温低湿環境下(3℃5%)では1000hで画が
でなくなり、高温低湿環境下(45℃5%)では800
hで画がでなくなった。
【0024】しかし、本発明の実施の形態1〜4の磁気
ヘッドは1000h以上でもエラーレートの悪化や画質
にノイズバーが発生することもなく、本発明の実施の形
態の硬質炭素膜、或いは含フッ素硬質炭素膜の絶縁膜構
成により金属磁性層の耐磨耗性を向上させ、より信頼性
が高く優れた磁気ヘッドであることを確認した。
ヘッドは1000h以上でもエラーレートの悪化や画質
にノイズバーが発生することもなく、本発明の実施の形
態の硬質炭素膜、或いは含フッ素硬質炭素膜の絶縁膜構
成により金属磁性層の耐磨耗性を向上させ、より信頼性
が高く優れた磁気ヘッドであることを確認した。
【0025】次に本発明の実施の形態の磁気ヘッドを用
いた磁気記録再生装置の実施の形態について説明する。
いた磁気記録再生装置の実施の形態について説明する。
【0026】本実施の形態では記録再生ヘッドの本発明
の実施の形態1〜4の磁気ヘッドを搭載した磁気記録再
生装置を試作した。テープとヘッドの相対速度が20m
/s以上の系においても、40MHz以上の高周波信号
を良好に記録再生ができ、ヘッド寿命も大幅に向上した
ハイビジョンデジタルVTRや大容量ストリーマが実現
できた。高周波特性の優れた積層型磁気ヘッドを安定に
提供することにある
の実施の形態1〜4の磁気ヘッドを搭載した磁気記録再
生装置を試作した。テープとヘッドの相対速度が20m
/s以上の系においても、40MHz以上の高周波信号
を良好に記録再生ができ、ヘッド寿命も大幅に向上した
ハイビジョンデジタルVTRや大容量ストリーマが実現
できた。高周波特性の優れた積層型磁気ヘッドを安定に
提供することにある
【0027】
【発明の効果】本発明により、金属磁性層の絶縁層に硬
質炭素膜或いは含フッ素硬質炭素膜を設けることによ
り、従来の金属磁性層の磨耗性や偏磨耗によるヘッド当
りの劣化を大幅に改善し、耐磨耗性と高周波特性の優れ
た信頼性の高い積層型磁気ヘッドを実現することができ
るようになった。
質炭素膜或いは含フッ素硬質炭素膜を設けることによ
り、従来の金属磁性層の磨耗性や偏磨耗によるヘッド当
りの劣化を大幅に改善し、耐磨耗性と高周波特性の優れ
た信頼性の高い積層型磁気ヘッドを実現することができ
るようになった。
【0028】その結果、テープとヘッドの相対速度が2
0m/s以上の系においても、40MHz以上の高周波
信号を良好に記録再生でき、ヘッド寿命も大幅に向上し
たハイビジョンデジタルVTRや大容量ストリーマが実
現できた。
0m/s以上の系においても、40MHz以上の高周波
信号を良好に記録再生でき、ヘッド寿命も大幅に向上し
たハイビジョンデジタルVTRや大容量ストリーマが実
現できた。
【図1】本発明の実施の形態における磁気ヘッドの構成
を示す斜視図
を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態における磁気ヘッドの構成
を示す平面図
を示す平面図
【図3】本発明の実施の形態、従来の磁気ヘッドの信頼
性評価結果を示す特性図
性評価結果を示す特性図
【図4】本発明の実施の形態、従来の磁気ヘッドの信頼
性評価結果を示す特性図
性評価結果を示す特性図
【図5】本発明の実施の形態、従来の磁気ヘッドの信頼
性評価結果を示す特性図
性評価結果を示す特性図
1 金属磁性層 1−a 金属磁性膜 1−b 絶縁層 2 非磁性基板 3 磁気ギャップ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/187 G11B 5/187 R K (72)発明者 山之内 敏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森本 哲司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D093 AA01 AC01 BC07 BC18 JA01 JA12 JB03 JC08 5D111 AA23 BB24 BB37 BB48 FF01 FF04 FF15 FF17 FF24 FF41 KK07
Claims (6)
- 【請求項1】 金属磁性層が一対の基板により挟み込ま
れてなる磁気コア半体を、その端面同士が対向するよう
に配置して磁気ギャップを形成した磁気ヘッドにおい
て、前記金属磁性層が金属磁性膜と硬質炭素膜との積層
してなることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 金属磁性層が一対の基板により挟み込ま
れてなる磁気コア半体を、その端面同士が対向するよう
に配置して磁気ギャップを形成した磁気ヘッドにおい
て、前記金属磁性層が金属磁性膜と含フッ素硬質炭素膜
との積層してなること特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項3】 金属磁性層が1層以上積層されているこ
とを特徴とする請求項1〜2記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】 基板が非磁性セラッミクス基板であるこ
とを特徴とする請求項1〜3記載の磁気ヘッド。 - 【請求項5】 基板が非磁性単結晶フェライト基板であ
ることを特徴とする請求項1〜3記載の磁気ヘッド。 - 【請求項6】 磁気ヘッドと磁気媒体により情報を記録
再生する形式の磁気記録再生装置において、上記磁気ヘ
ッドが請求項1〜5記載の磁気ヘッドであることを特徴
とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000113738A JP2001297405A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000113738A JP2001297405A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001297405A true JP2001297405A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18625655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000113738A Pending JP2001297405A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001297405A (ja) |
-
2000
- 2000-04-14 JP JP2000113738A patent/JP2001297405A/ja active Pending
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