JP2001297189A - 店舗管理データを活用した安全融資方法及びシステム - Google Patents
店舗管理データを活用した安全融資方法及びシステムInfo
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 店舗管理データをオンラインで定期的に取得
し、この店舗管理データに基づいて各店舗の経営状況を
客観的に評価し、評価結果に基づいて積極的かつ安全な
融資を行うことができる融資方法及びシステムを提供す
る。 【解決手段】 各店舗に設置された通信機能を有するP
OS端末11及びタイムレコーダ端末12から所定期間
ごとの売上、原価管理、勤務管理等のデータが通信回線
13を介してセンターコンピュータ14に送信される。
センターコンピュータ14の評価値算出部18は、受信
したデータを集計、加工することによって複数の評価項
目について各店舗の評価値を算出する。評価ポイント算
出部19は、評価値を基準値と比較することにより評価
項目ごとの評価ポイントを算出する。融資条件決定部2
0は、評価項目ごとの評価ポイントを集計し、融資の可
否を含む融資条件を決定する。
し、この店舗管理データに基づいて各店舗の経営状況を
客観的に評価し、評価結果に基づいて積極的かつ安全な
融資を行うことができる融資方法及びシステムを提供す
る。 【解決手段】 各店舗に設置された通信機能を有するP
OS端末11及びタイムレコーダ端末12から所定期間
ごとの売上、原価管理、勤務管理等のデータが通信回線
13を介してセンターコンピュータ14に送信される。
センターコンピュータ14の評価値算出部18は、受信
したデータを集計、加工することによって複数の評価項
目について各店舗の評価値を算出する。評価ポイント算
出部19は、評価値を基準値と比較することにより評価
項目ごとの評価ポイントを算出する。融資条件決定部2
0は、評価項目ごとの評価ポイントを集計し、融資の可
否を含む融資条件を決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗管理データを
活用した安全融資システムに関する。詳しくは、金融機
関がサービス業、小売業に対して融資をする際に、オン
ラインで取得した店舗管理データに基づいて安全な融資
を積極的に行うための融資システムに関する。
活用した安全融資システムに関する。詳しくは、金融機
関がサービス業、小売業に対して融資をする際に、オン
ラインで取得した店舗管理データに基づいて安全な融資
を積極的に行うための融資システムに関する。
【0002】
【発明の背景と課題】サービス業、小売業等の比較的小
規模の事業に対して金融機関が融資を行う場合、従来は
土地等の担保や保証人をとって融資することが基本であ
った。しかし、バブル経済の崩壊以降、土地担保や保証
人制度の有効性に関して疑問視する声が多い。
規模の事業に対して金融機関が融資を行う場合、従来は
土地等の担保や保証人をとって融資することが基本であ
った。しかし、バブル経済の崩壊以降、土地担保や保証
人制度の有効性に関して疑問視する声が多い。
【0003】また、経営者の能力や才能を優先し、今後
の経済成長に大きく貢献するであろう起業の創出が求め
られている中、今までの融資制度では効果的な資金活用
ができないと考えられる。
の経済成長に大きく貢献するであろう起業の創出が求め
られている中、今までの融資制度では効果的な資金活用
ができないと考えられる。
【0004】したがって、担保を優先する融資方法に代
えて、才能や経営手腕に優れた人に積極的に融資するこ
とができる環境を構築することが、これからの社会全体
における経済の活性化と経済成長にとって重要な課題で
ある。
えて、才能や経営手腕に優れた人に積極的に融資するこ
とができる環境を構築することが、これからの社会全体
における経済の活性化と経済成長にとって重要な課題で
ある。
【0005】しかしながら、経営者の才能や経営手腕を
客観的に判断することは容易ではない。サービス業、小
売業等の比較的小規模の事業に絞った場合、経営者の才
能(資質)や経営手腕の良し悪しは、販売力と管理力と
の両面から判断することができる。販売力は商品又はサ
ービスを売る力である。管理力はコスト、従業者のモラ
ル、顧客の満足度等に関する管理能力である。
客観的に判断することは容易ではない。サービス業、小
売業等の比較的小規模の事業に絞った場合、経営者の才
能(資質)や経営手腕の良し悪しは、販売力と管理力と
の両面から判断することができる。販売力は商品又はサ
ービスを売る力である。管理力はコスト、従業者のモラ
ル、顧客の満足度等に関する管理能力である。
【0006】そこで、本発明は、昨今のオンラインによ
るデータ通信及びデータ処理技術を用いて店舗管理デー
タを定期的に取得し、この店舗管理データに基づいて各
店舗の経営状況、即ち経営者の才能や経営手腕を客観的
に評価し、評価結果に基づいて積極的かつ安全な融資を
行うことができる融資方法及びシステムを提供すること
を目的とする。
るデータ通信及びデータ処理技術を用いて店舗管理デー
タを定期的に取得し、この店舗管理データに基づいて各
店舗の経営状況、即ち経営者の才能や経営手腕を客観的
に評価し、評価結果に基づいて積極的かつ安全な融資を
行うことができる融資方法及びシステムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の安全融資方法
は、通信機能を有するPOS端末及びタイムレコーダ端
末を各店舗に設置し、各店舗のPOS端末及びタイムレ
コーダ端末から該店舗の売上データ及び管理データをオ
ンラインで取得し、取得した売上データ及び管理データ
を集計し加工することによって複数の評価項目について
の評価値を求め、評価値を基準値と比較することにより
評価項目ごとの評価ポイントを算出し、評価項目ごとの
評価ポイントを集計して総合評価ポイントを求め、該総
合評価ポイントに基づいて融資条件(融資の可否を含
む)を決定するステップを有する。
は、通信機能を有するPOS端末及びタイムレコーダ端
末を各店舗に設置し、各店舗のPOS端末及びタイムレ
コーダ端末から該店舗の売上データ及び管理データをオ
ンラインで取得し、取得した売上データ及び管理データ
を集計し加工することによって複数の評価項目について
の評価値を求め、評価値を基準値と比較することにより
評価項目ごとの評価ポイントを算出し、評価項目ごとの
評価ポイントを集計して総合評価ポイントを求め、該総
合評価ポイントに基づいて融資条件(融資の可否を含
む)を決定するステップを有する。
【0008】このような融資方法によれば、各店舗に設
置したPOS端末及びタイムレコーダ端末からオンライ
ンで取得される生の(信憑性の高い)売上データ及び管
理データに基づいて、その店舗の経営状況、即ち経営者
の資質や経営手腕を判断しながら積極的かつ安全な融資
を行うことができる。
置したPOS端末及びタイムレコーダ端末からオンライ
ンで取得される生の(信憑性の高い)売上データ及び管
理データに基づいて、その店舗の経営状況、即ち経営者
の資質や経営手腕を判断しながら積極的かつ安全な融資
を行うことができる。
【0009】上記の基準値として、例えば業界団体が提
供している労働生産性等の平均値を用いてもよいが、好
ましくは、本発明の融資方法が同業種の複数の店舗につ
いて求めた評価項目ごとの評価値を平均することによ
り、評価項目ごとの基準値を求めるステップを更に備え
ている。
供している労働生産性等の平均値を用いてもよいが、好
ましくは、本発明の融資方法が同業種の複数の店舗につ
いて求めた評価項目ごとの評価値を平均することによ
り、評価項目ごとの基準値を求めるステップを更に備え
ている。
【0010】また、融資条件を決定するステップにおい
て、各評価項目の評価ポイントを集計する際に、各評価
項目の重要度に応じて重み付けを行うことが好ましい。
て、各評価項目の評価ポイントを集計する際に、各評価
項目の重要度に応じて重み付けを行うことが好ましい。
【0011】また、評価ポイントがあらかじめ定めたし
きい値より悪い場合に、該評価項目を要改善項目として
該店舗に連絡するステップと、所定期間の経過をまって
該評価項目の評価ポイントが向上しているか否かを評価
するステップとを更に備えていることが好ましい。
きい値より悪い場合に、該評価項目を要改善項目として
該店舗に連絡するステップと、所定期間の経過をまって
該評価項目の評価ポイントが向上しているか否かを評価
するステップとを更に備えていることが好ましい。
【0012】上記のような安全融資方法を実現するため
の本発明の安全融資システムは、各店舗に設置された通
信機能を有するPOS端末及びタイムレコーダ端末と、
センターコンピュータと、POS端末及びタイムレコー
ダ端末とセンターコンピュータとを接続するための通信
回線とを備え、POS端末は所定期間ごとの売上データ
及び原価管理データを前記通信回線を介してセンターコ
ンピュータに送信し、タイムレコーダ端末は従業者の勤
務管理データを通信回線を介してセンターコンピュータ
に送信し、センターコンピュータは、通信回線を介して
各店舗のPOS端末及びタイムレコーダ端末から売上デ
ータ、原価管理データ及び勤務管理データを取得するデ
ータ取得部と、取得したデータを集計、加工することに
よって複数の評価項目について各店舗の評価値を算出す
る評価値算出部と、評価値を基準値と比較することによ
り評価項目ごとの評価ポイントを算出する評価ポイント
算出部と、評価項目ごとの評価ポイントを集計して融資
条件を決定する融資条件決定部とを有することを特徴と
する。
の本発明の安全融資システムは、各店舗に設置された通
信機能を有するPOS端末及びタイムレコーダ端末と、
センターコンピュータと、POS端末及びタイムレコー
ダ端末とセンターコンピュータとを接続するための通信
回線とを備え、POS端末は所定期間ごとの売上データ
及び原価管理データを前記通信回線を介してセンターコ
ンピュータに送信し、タイムレコーダ端末は従業者の勤
務管理データを通信回線を介してセンターコンピュータ
に送信し、センターコンピュータは、通信回線を介して
各店舗のPOS端末及びタイムレコーダ端末から売上デ
ータ、原価管理データ及び勤務管理データを取得するデ
ータ取得部と、取得したデータを集計、加工することに
よって複数の評価項目について各店舗の評価値を算出す
る評価値算出部と、評価値を基準値と比較することによ
り評価項目ごとの評価ポイントを算出する評価ポイント
算出部と、評価項目ごとの評価ポイントを集計して融資
条件を決定する融資条件決定部とを有することを特徴と
する。
【0013】なお、POS端末及びタイムレコーダ端末
とが独立してセンターコンピュータと直接通信を行う必
要は必ずしも無い。例えば、POS端末とタイムレコー
ダ端末とが店舗のバックヤードに設置されたコンピュー
タに接続され、このコンピュータがPOS端末及びタイ
ムレコーダ端末から受信したデータをそのまま、又は所
定の加工処理を施した後、センターコンピュータに送信
する構成でもよい。あるいは、POS端末機能とタイム
レコーダ機能とを兼ね備えた装置(例えば、専用ソフト
ウェアとパーソナルコンピュータとで構成される)がセ
ンターコンピュータと通信を行う形態も考えられる。
とが独立してセンターコンピュータと直接通信を行う必
要は必ずしも無い。例えば、POS端末とタイムレコー
ダ端末とが店舗のバックヤードに設置されたコンピュー
タに接続され、このコンピュータがPOS端末及びタイ
ムレコーダ端末から受信したデータをそのまま、又は所
定の加工処理を施した後、センターコンピュータに送信
する構成でもよい。あるいは、POS端末機能とタイム
レコーダ機能とを兼ね備えた装置(例えば、専用ソフト
ウェアとパーソナルコンピュータとで構成される)がセ
ンターコンピュータと通信を行う形態も考えられる。
【0014】また、必ずしもセンターコンピュータの全
ての機能が金融機関のコンピュータに備えられている必
要は無い。例えば、金融機関に代わって各店舗の経営状
況を把握しながら各店舗に対して経営指導を行うコンサ
ルタントが使用するコンピュータがデータ取得部から評
価ポイント算出部までの機能を備え、金融機関のコンピ
ュータはコンサルタントのコンピュータから送信される
各店舗の評価ポイントを集計して融資条件を決定する融
資条件決定部のみを備える構成でもよい。
ての機能が金融機関のコンピュータに備えられている必
要は無い。例えば、金融機関に代わって各店舗の経営状
況を把握しながら各店舗に対して経営指導を行うコンサ
ルタントが使用するコンピュータがデータ取得部から評
価ポイント算出部までの機能を備え、金融機関のコンピ
ュータはコンサルタントのコンピュータから送信される
各店舗の評価ポイントを集計して融資条件を決定する融
資条件決定部のみを備える構成でもよい。
【0015】好ましくは、評価値算出部は同業種の複数
の店舗について求めた評価項目ごとの評価値を平均する
ことにより評価項目ごとの基準値を求め、該基準値を記
憶するデータ記憶部を更に備えている。
の店舗について求めた評価項目ごとの評価値を平均する
ことにより評価項目ごとの基準値を求め、該基準値を記
憶するデータ記憶部を更に備えている。
【0016】また、融資条件決定部は、各評価項目の評
価ポイントを集計する際に、各評価項目の重要度に応じ
て重み付けを行うことが好ましい。
価ポイントを集計する際に、各評価項目の重要度に応じ
て重み付けを行うことが好ましい。
【0017】また、評価ポイントがあらかじめ定めたし
きい値より悪い場合に、該評価項目を要改善項目として
該店舗に連絡する評価結果連絡部を更に備え、所定期間
の経過をまって該評価項目の評価ポイントが向上してい
るか否かを評価項目に加えることが好ましい。
きい値より悪い場合に、該評価項目を要改善項目として
該店舗に連絡する評価結果連絡部を更に備え、所定期間
の経過をまって該評価項目の評価ポイントが向上してい
るか否かを評価項目に加えることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る安全融資
システムの全体構成を示すブロック図である。各店舗T
1,T2,・・・には、通信機能を有するPOS端末1
1及びタイムレコーダ端末12が設置されている。セン
ター側(金融機関又は経営コンサルタント)には、セン
ターコンピュータ14が設置されている。各店舗のPO
S端末11及びタイムレコーダ端末12(あるいは、こ
れらに接続されたバックヤードのコンピュータ)とセン
ターコンピュータとは通信回線13で接続されている。
通信回線は、有線(公衆電話回線、専用回線等)又は無
線(衛星経由を含む)のいずれでもよい。
システムの全体構成を示すブロック図である。各店舗T
1,T2,・・・には、通信機能を有するPOS端末1
1及びタイムレコーダ端末12が設置されている。セン
ター側(金融機関又は経営コンサルタント)には、セン
ターコンピュータ14が設置されている。各店舗のPO
S端末11及びタイムレコーダ端末12(あるいは、こ
れらに接続されたバックヤードのコンピュータ)とセン
ターコンピュータとは通信回線13で接続されている。
通信回線は、有線(公衆電話回線、専用回線等)又は無
線(衛星経由を含む)のいずれでもよい。
【0020】POS端末11は、所定期間ごと(例えば
1日間、1週間、1ヶ月間、1年間)の売上を集計し、
その売上データを通信回線13を介して定期的にセンタ
ーコンピュータ14に送信する。例えば、1日間の売上
(日商)を毎日所定時刻に、1週間の売上を毎週所定曜
日の所定時刻に、1ヶ月間の売上を毎月所定日の所定時
刻に、1年間の売上を毎年所定日の所定時刻に送信す
る。但し、例えば1日間の売上をPOS端末11からセ
ンターコンピュータ14に送信し、1週間、1ヶ月間、
及び1年間の売上はセンターコンピュータ14で集計す
るようにしてもよい。
1日間、1週間、1ヶ月間、1年間)の売上を集計し、
その売上データを通信回線13を介して定期的にセンタ
ーコンピュータ14に送信する。例えば、1日間の売上
(日商)を毎日所定時刻に、1週間の売上を毎週所定曜
日の所定時刻に、1ヶ月間の売上を毎月所定日の所定時
刻に、1年間の売上を毎年所定日の所定時刻に送信す
る。但し、例えば1日間の売上をPOS端末11からセ
ンターコンピュータ14に送信し、1週間、1ヶ月間、
及び1年間の売上はセンターコンピュータ14で集計す
るようにしてもよい。
【0021】また、POS端末11は原価管理データを
定期的にセンターコンピュータ14に送信する。つま
り、定期的(例えば1ヶ月ごとに)期首棚卸数、期中仕
入数、使用数(販売数)等を送信する。後述のように、
これらのデータからロスや不明率を算出して各店舗の原
価管理状況を評価するためである。但し、原始データの
集計・加工をどのレベルまで店舗側(POS端末又はバ
ックヤードコンピュータ)で行うかは運用形態に応じて
変更可能である。
定期的にセンターコンピュータ14に送信する。つま
り、定期的(例えば1ヶ月ごとに)期首棚卸数、期中仕
入数、使用数(販売数)等を送信する。後述のように、
これらのデータからロスや不明率を算出して各店舗の原
価管理状況を評価するためである。但し、原始データの
集計・加工をどのレベルまで店舗側(POS端末又はバ
ックヤードコンピュータ)で行うかは運用形態に応じて
変更可能である。
【0022】タイムレコーダ端末12は、従業者の勤務
管理データを定期的にセンターコンピュータ14に送信
する。例えば、従業者の欠勤、早退、遅刻等のデータを
定期的に(例えば1ヶ月ごとに)集計して送信する。こ
れらのデータから従業者の勤労意欲(モラル)を評価す
るためである。近年、パーソナルコンピュータと専用ソ
フトウェアを用いて勤務シフト表の作成や管理を行うこ
とができる多機能のタイムレコーダ端末が開発され、実
用化されている。このようなタイムレコーダ端末を用い
れば、予定シフトと実績シフトの変更率等のデータも従
業者のモラル評価に使用することができる。タイムレコ
ーダ端末12(又はこれに接続されたコンピュータ)か
らセンターコンピュータ14へ送信する上記のデータに
ついても、原始データをどのレベルまで集計・加工して
送信するかは運用形態に応じて変更可能である。
管理データを定期的にセンターコンピュータ14に送信
する。例えば、従業者の欠勤、早退、遅刻等のデータを
定期的に(例えば1ヶ月ごとに)集計して送信する。こ
れらのデータから従業者の勤労意欲(モラル)を評価す
るためである。近年、パーソナルコンピュータと専用ソ
フトウェアを用いて勤務シフト表の作成や管理を行うこ
とができる多機能のタイムレコーダ端末が開発され、実
用化されている。このようなタイムレコーダ端末を用い
れば、予定シフトと実績シフトの変更率等のデータも従
業者のモラル評価に使用することができる。タイムレコ
ーダ端末12(又はこれに接続されたコンピュータ)か
らセンターコンピュータ14へ送信する上記のデータに
ついても、原始データをどのレベルまで集計・加工して
送信するかは運用形態に応じて変更可能である。
【0023】センターコンピュータ14は、データ取得
部15、データ集計部16、データ記憶部17、評価値
算出部18、評価ポイント算出部19、融資条件決定部
20、及び評価結果連絡部21を備えている。
部15、データ集計部16、データ記憶部17、評価値
算出部18、評価ポイント算出部19、融資条件決定部
20、及び評価結果連絡部21を備えている。
【0024】データ取得部15は、各店舗のPOS端末
11及びタイムレコーダ端末12(又は、これらに接続
されたバックヤードのコンピュータ)から送信された売
上データ、原価管理データ及び勤務管理データを受信す
る。
11及びタイムレコーダ端末12(又は、これらに接続
されたバックヤードのコンピュータ)から送信された売
上データ、原価管理データ及び勤務管理データを受信す
る。
【0025】データ集計部16は、データ取得部15か
ら渡されたデータを集計・加工してデータ記憶部17に
記憶させる。集計され記憶されるデータには、店舗ごと
のデータの他に、同業種の複数の店舗から取得した各種
データの平均値も含まれる。
ら渡されたデータを集計・加工してデータ記憶部17に
記憶させる。集計され記憶されるデータには、店舗ごと
のデータの他に、同業種の複数の店舗から取得した各種
データの平均値も含まれる。
【0026】評価値算出部18は、データ取得部15か
ら渡されたデータ及びデータ記憶部17からのデータに
基づいて、複数の評価項目について評価値を算出する。
詳しくは後述するが、例えば売上対比、商品ロス、労働
生産性、遅刻率等の評価値が算出される。また、同業種
の複数店舗について算出された評価値に基づいて、各評
価項目の評価値の平均値が算出され、基準値としてデー
タ記憶部17に記憶される。
ら渡されたデータ及びデータ記憶部17からのデータに
基づいて、複数の評価項目について評価値を算出する。
詳しくは後述するが、例えば売上対比、商品ロス、労働
生産性、遅刻率等の評価値が算出される。また、同業種
の複数店舗について算出された評価値に基づいて、各評
価項目の評価値の平均値が算出され、基準値としてデー
タ記憶部17に記憶される。
【0027】評価ポイント算出部19は、評価値算出部
18が算出した評価値を基準値と比較することにより、
評価項目ごとの評価ポイントを算出する。例えば評価値
が基準値より良ければ(高ければ)、その程度に応じて
プラス1〜10までの値となり、評価値が基準値より悪
ければ(低ければ)、その程度に応じてマイナス1〜1
0までの値となる。
18が算出した評価値を基準値と比較することにより、
評価項目ごとの評価ポイントを算出する。例えば評価値
が基準値より良ければ(高ければ)、その程度に応じて
プラス1〜10までの値となり、評価値が基準値より悪
ければ(低ければ)、その程度に応じてマイナス1〜1
0までの値となる。
【0028】融資条件決定部20は、評価ポイント算出
部19が算出した評価項目ごとの評価ポイントを集計し
て融資条件を決定する。融資条件には、融資限度額、金
利、返済期間等の条件が含まれる。評価ポイントの集計
結果すなわち総合評価ポイントが高いほど、融資条件が
良くなる(緩和される)。例えば、総合評価ポイントが
高いほど融資限度額が大きくなり、金利は低くなり、返
済期間は長くなる。総合評価ポイントが所定の値より低
ければ、融資対象として不適当、あるいはリスクが大き
いとみなされる。
部19が算出した評価項目ごとの評価ポイントを集計し
て融資条件を決定する。融資条件には、融資限度額、金
利、返済期間等の条件が含まれる。評価ポイントの集計
結果すなわち総合評価ポイントが高いほど、融資条件が
良くなる(緩和される)。例えば、総合評価ポイントが
高いほど融資限度額が大きくなり、金利は低くなり、返
済期間は長くなる。総合評価ポイントが所定の値より低
ければ、融資対象として不適当、あるいはリスクが大き
いとみなされる。
【0029】評価結果連絡部21は、評価ポイントがあ
らかじめ定めたしきい値より低い(悪い)評価項目があ
れば、その評価項目を要改善項目として該店舗(の経営
者又は管理者)に連絡する。例えば、通信回線13を介
して店舗のPOS端末、タイムレコーダ端末、又はバッ
クヤードコンピュータに送信する。あるいは、金融機関
のコンピュータからコンサルタントのコンピュータに送
信する形態も考えられる。そして、所定期間の経過をま
って該評価項目の評価ポイントが向上しているか否か
(つまり、要改善項目が改善されたか否か)を評価項目
の1つとして加えることができる。
らかじめ定めたしきい値より低い(悪い)評価項目があ
れば、その評価項目を要改善項目として該店舗(の経営
者又は管理者)に連絡する。例えば、通信回線13を介
して店舗のPOS端末、タイムレコーダ端末、又はバッ
クヤードコンピュータに送信する。あるいは、金融機関
のコンピュータからコンサルタントのコンピュータに送
信する形態も考えられる。そして、所定期間の経過をま
って該評価項目の評価ポイントが向上しているか否か
(つまり、要改善項目が改善されたか否か)を評価項目
の1つとして加えることができる。
【0030】次に、センターコンピュータ14の各部の
処理内容の詳細について、具体的な経営評価方法を例示
しながら説明を加える。
処理内容の詳細について、具体的な経営評価方法を例示
しながら説明を加える。
【0031】まず、各店舗のPOS端末11及びタイム
レコーダ端末12からセンターコンピュータ14(のデ
ータ取得部15)が取得する経営評価のためのデータに
は、つぎのような詳細データを含めることができる。つ
まり、時間帯データ、日時データ、週間(曜日別)デー
タ、月次データ、年次データ、予算管理データ、実績売
上管理データ、商品グループ売上管理データ、商品別売
上管理データ、在庫管理データ、原価率管理データ、利
益率管理データ、売上予測管理データ、人事管理デー
タ、勤務管理データ、勤務実績管理データ、生産性管理
データ、人事生産性管理データ、店舗スペース(席数)
生産性管理データ、その他決済管理データ等である。融
資条件を決定するために、これら全ての詳細データを取
得する必要は無いが、できるだけ多くのデータを用いて
多面的な評価を行うことが好ましい。もっとも、どれだ
け多種類のデータを経営評価に用いることができるか
は、使用するPOS端末及びタイムレコーダ端末が有す
る機能に拠る。
レコーダ端末12からセンターコンピュータ14(のデ
ータ取得部15)が取得する経営評価のためのデータに
は、つぎのような詳細データを含めることができる。つ
まり、時間帯データ、日時データ、週間(曜日別)デー
タ、月次データ、年次データ、予算管理データ、実績売
上管理データ、商品グループ売上管理データ、商品別売
上管理データ、在庫管理データ、原価率管理データ、利
益率管理データ、売上予測管理データ、人事管理デー
タ、勤務管理データ、勤務実績管理データ、生産性管理
データ、人事生産性管理データ、店舗スペース(席数)
生産性管理データ、その他決済管理データ等である。融
資条件を決定するために、これら全ての詳細データを取
得する必要は無いが、できるだけ多くのデータを用いて
多面的な評価を行うことが好ましい。もっとも、どれだ
け多種類のデータを経営評価に用いることができるか
は、使用するPOS端末及びタイムレコーダ端末が有す
る機能に拠る。
【0032】評価項目の一例として、販売力を判断する
ための成長率、利益成長率、及び予算達成率を挙げるこ
とができる。成長率には、昨年売上対比、前月売上対
比、前週(同曜日)売上対比、及び前年(同月、同曜
日)売上対比を含めることができる。利益成長率には、
昨年利益率対比、前月利益率対比、前週(同曜日)利益
率対比、及び前年(同月、同曜日)利益率対比を含める
ことができる。予算達成率には、売上達成率及び利益達
成率を含めることができる。
ための成長率、利益成長率、及び予算達成率を挙げるこ
とができる。成長率には、昨年売上対比、前月売上対
比、前週(同曜日)売上対比、及び前年(同月、同曜
日)売上対比を含めることができる。利益成長率には、
昨年利益率対比、前月利益率対比、前週(同曜日)利益
率対比、及び前年(同月、同曜日)利益率対比を含める
ことができる。予算達成率には、売上達成率及び利益達
成率を含めることができる。
【0033】これらの3項目について、各店のPOS端
末11から取得したデータに基づいて評価値算出部18
が評価値を算出し、評価ポイント算出部19が評価値を
基準値と比較することにより評価ポイントを算出する。
例えば、評価値を基準値で割った値から1.0を引いて
10倍した値を整数に丸めたものを評価ポイントとす
る。そして、評価ポイントの上限値をプラス10、下限
値をマイナス10とする。また、評価項目を重要度順に
並べ替えて評価ポイントを評価する。例えば、重要度の
高いものから順に、前年売上対比、売上(予算)達成
率、利益(予算)達成率、前月売上対比、前月利益率対
比、前年(同月、同曜日)売上対比、前年(同月、同曜
日)利益率対比、前週(同曜日)売上対比、前週(同曜
日)利益率対比とする。このようにすれば、評価基準の
標準化と評価判断のシステム化が可能になる。
末11から取得したデータに基づいて評価値算出部18
が評価値を算出し、評価ポイント算出部19が評価値を
基準値と比較することにより評価ポイントを算出する。
例えば、評価値を基準値で割った値から1.0を引いて
10倍した値を整数に丸めたものを評価ポイントとす
る。そして、評価ポイントの上限値をプラス10、下限
値をマイナス10とする。また、評価項目を重要度順に
並べ替えて評価ポイントを評価する。例えば、重要度の
高いものから順に、前年売上対比、売上(予算)達成
率、利益(予算)達成率、前月売上対比、前月利益率対
比、前年(同月、同曜日)売上対比、前年(同月、同曜
日)利益率対比、前週(同曜日)売上対比、前週(同曜
日)利益率対比とする。このようにすれば、評価基準の
標準化と評価判断のシステム化が可能になる。
【0034】また、業界ごとに評価データを集計するこ
とにより、業界ごとの平均値を算出し、基準値として用
いることができる。あるいは、業界団体が調査し発表す
る業界全体の調査結果を入力して基準値として用いても
よい。さらに、集計した業界の調査対象店舗全体の平均
値を業界団体の調査結果と比較することにより、調査対
象店舗全体のレベルを評価することもできる。
とにより、業界ごとの平均値を算出し、基準値として用
いることができる。あるいは、業界団体が調査し発表す
る業界全体の調査結果を入力して基準値として用いても
よい。さらに、集計した業界の調査対象店舗全体の平均
値を業界団体の調査結果と比較することにより、調査対
象店舗全体のレベルを評価することもできる。
【0035】評価項目の他の例として、労働生産性があ
る。詳細には、 一人当たりの時間帯生産性=日商(日売上)÷全従業
者の日総労働時間 店舗面積当たりの生産性=日商÷店舗面積、又は
る。詳細には、 一人当たりの時間帯生産性=日商(日売上)÷全従業
者の日総労働時間 店舗面積当たりの生産性=日商÷店舗面積、又は
【0036】 日商÷店舗有効面積(倉庫及び作業場を除く) 回転率生産性=日商÷席数(客、利用者用) を評価項目に含めることができる。
【0037】これらの評価項目については、業界団体が
平均値を提供している。そこで、評価ポイントを算出す
る際の基準値として、前述のような同業種の平均値を用
いる代わりに、業界団体が提供する平均値を用いてもよ
い。生産性が高いほど、人件費等の無駄が少なく、効率
的な経営を行っていることになり、評価ポイントが高く
なる。
平均値を提供している。そこで、評価ポイントを算出す
る際の基準値として、前述のような同業種の平均値を用
いる代わりに、業界団体が提供する平均値を用いてもよ
い。生産性が高いほど、人件費等の無駄が少なく、効率
的な経営を行っていることになり、評価ポイントが高く
なる。
【0038】更に他の評価項目として、原価管理に関し
て、全商品又は特定の商品についてのロス(不明率)を
用いることができる。つまり、 期首棚卸数+期中仕入数−使用数(販売数)=期末棚卸
数 としたとき、 実績棚卸数÷理論棚卸数=ロス(不明率) となる。
て、全商品又は特定の商品についてのロス(不明率)を
用いることができる。つまり、 期首棚卸数+期中仕入数−使用数(販売数)=期末棚卸
数 としたとき、 実績棚卸数÷理論棚卸数=ロス(不明率) となる。
【0039】所定数を超えるロス(不明率)が生じた場
合は、管理上の問題があるとみなすことができるので、
評価ポイントを下げる。このような評価項目については
特に、前述の評価結果連絡部21が要改善項目として店
舗に連絡し、所定期間後にその項目が改善されたか否か
を評価することが大きい効果を奏すると考えられる。
合は、管理上の問題があるとみなすことができるので、
評価ポイントを下げる。このような評価項目については
特に、前述の評価結果連絡部21が要改善項目として店
舗に連絡し、所定期間後にその項目が改善されたか否か
を評価することが大きい効果を奏すると考えられる。
【0040】融資条件決定部20は、上記のようにして
評価ポイント算出部19が算出した評価ポイントを集計
し、総合評価ポイントを算出する。この際、評価項目の
重要度に応じて、評価ポイントに重み付けを行う。ま
た、特定の評価項目(1又は複数)について、それぞれ
の評価ポイントが所定値以上であることを融資可の条件
とする。そして、総合評価ポイントに応じて融資限度
額、金利、返済方法等の融資条件を決定する。各評価項
目の評価ポイントが所定の値を下回ったときは、評価結
果連絡部21と連携して警報を発するようにしてもよ
い。例えば、評価ポイントがマイナス2を下回れば黄信
号、マイナス4を下回れば赤信号を発する。評価ポイン
トが例えばプラス2以上であれば青信号を発し、融資対
象として問題ないと判断する。
評価ポイント算出部19が算出した評価ポイントを集計
し、総合評価ポイントを算出する。この際、評価項目の
重要度に応じて、評価ポイントに重み付けを行う。ま
た、特定の評価項目(1又は複数)について、それぞれ
の評価ポイントが所定値以上であることを融資可の条件
とする。そして、総合評価ポイントに応じて融資限度
額、金利、返済方法等の融資条件を決定する。各評価項
目の評価ポイントが所定の値を下回ったときは、評価結
果連絡部21と連携して警報を発するようにしてもよ
い。例えば、評価ポイントがマイナス2を下回れば黄信
号、マイナス4を下回れば赤信号を発する。評価ポイン
トが例えばプラス2以上であれば青信号を発し、融資対
象として問題ないと判断する。
【0041】図2は、上述のようにセンターコンピュー
タ14の各部が連携して各店舗の経営状態を評価し、融
資の可否を含む融資条件を決定する処理の一例を示すフ
ローチャートである。このフローチャートに沿って、融
資条件を決定するまでの処理の流れを要約する。
タ14の各部が連携して各店舗の経営状態を評価し、融
資の可否を含む融資条件を決定する処理の一例を示すフ
ローチャートである。このフローチャートに沿って、融
資条件を決定するまでの処理の流れを要約する。
【0042】まず、ステップ#101において、各店舗
の経営データ(POS端末11端末及びタイムレコーダ
端末12からの各種管理データ)を取得する。次のステ
ップ#102において、評価項目ごとの評価値を算出す
る。ステップ#103において、評価値を基準値と比較
して評価項目ごとの評価ポイントを算出する。
の経営データ(POS端末11端末及びタイムレコーダ
端末12からの各種管理データ)を取得する。次のステ
ップ#102において、評価項目ごとの評価値を算出す
る。ステップ#103において、評価値を基準値と比較
して評価項目ごとの評価ポイントを算出する。
【0043】ステップ#104では、評価項目ごとの評
価ポイントを集計して総合評価ポイントを算出する。続
くステップ#105では、特定の(重要な)評価項目の
評価ポイント(及び総合評価ポイント)に基づいて、融
資可否の判定を行う。融資可と判断された場合(ステッ
プ#106のYes)は、ステップ#107で総合評価
ポイントに基づいて融資条件を決定し、処理を終了す
る。
価ポイントを集計して総合評価ポイントを算出する。続
くステップ#105では、特定の(重要な)評価項目の
評価ポイント(及び総合評価ポイント)に基づいて、融
資可否の判定を行う。融資可と判断された場合(ステッ
プ#106のYes)は、ステップ#107で総合評価
ポイントに基づいて融資条件を決定し、処理を終了す
る。
【0044】以上、本発明の実施形態について適宜変形
例を含めながら説明したが、本発明は、その他にも、種
々の形態による実施が可能である。
例を含めながら説明したが、本発明は、その他にも、種
々の形態による実施が可能である。
【0045】例えば、センターコンピュータ14の各部
は、必ずしも1台のコンピュータ内に備えられている必
要は無く、互いに接続された複数のコンピュータ内に備
えられていてもよい。例えば、金融機関に代わって各店
舗の経営状況を把握しながら各店舗に対して経営指導を
行うコンサルタントが使用するコンピュータがデータ取
得部15から評価ポイント算出部19まで(及び評価結
果連絡部21)を備え、金融機関のコンピュータがコン
サルタントのコンピュータから送信される各店舗の評価
ポイントを集計して融資の可否及び条件を決定する融資
条件決定部20を備える構成でもよい。もちろん、コン
サルタントのコンピュータ及び金融機関のコンピュータ
がセンターコンピュータ14の全部の機能又は一部の機
能を重複して備えていてもよい。
は、必ずしも1台のコンピュータ内に備えられている必
要は無く、互いに接続された複数のコンピュータ内に備
えられていてもよい。例えば、金融機関に代わって各店
舗の経営状況を把握しながら各店舗に対して経営指導を
行うコンサルタントが使用するコンピュータがデータ取
得部15から評価ポイント算出部19まで(及び評価結
果連絡部21)を備え、金融機関のコンピュータがコン
サルタントのコンピュータから送信される各店舗の評価
ポイントを集計して融資の可否及び条件を決定する融資
条件決定部20を備える構成でもよい。もちろん、コン
サルタントのコンピュータ及び金融機関のコンピュータ
がセンターコンピュータ14の全部の機能又は一部の機
能を重複して備えていてもよい。
【0046】また、POS端末とタイムレコーダ端末が
各別に設置されるのではなく、両機能を兼ね備えた装置
を各店舗に設置してもよい。例えば、パーソナルコンピ
ュータ上で専用ソフトウェアを動作させることにより、
POS端末機能及びタイムレコーダ機能を単一のパーソ
ナルコンピュータ上で実現することができる。もちろ
ん、センターコンピュータとの通信もこのパーソナルコ
ンピュータに備えられた通信機能を用いて行うことがで
きる。
各別に設置されるのではなく、両機能を兼ね備えた装置
を各店舗に設置してもよい。例えば、パーソナルコンピ
ュータ上で専用ソフトウェアを動作させることにより、
POS端末機能及びタイムレコーダ機能を単一のパーソ
ナルコンピュータ上で実現することができる。もちろ
ん、センターコンピュータとの通信もこのパーソナルコ
ンピュータに備えられた通信機能を用いて行うことがで
きる。
【0047】更に、POS端末とタイムレコーダ端末に
関して、入力手段、表示手段、通信手段等を備え、補助
記憶装置を有しない、又はその記憶容量が小さい端末
(ネットワークコンピュータ(NC)と呼称される)を
用いて、専用ソフトウェアをアプリケーションサービス
プロバイダ(ASP)のサーバからダウロードして実行
する形態を採用することもできる。センターコンピュー
タにASPのサーバ機能を付加し、本発明をこのような
形態で実施すれば、各店舗で使用するPOS端末及びタ
イムレコーダ端末の機能を共通化することができるだけ
でなく、機能のアップデートやメンテナンスを容易に行
うことができる。したがって、本発明の安心融資システ
ムを運用しながら、各店舗から取得するデータ項目やデ
ータ処理方法を変更することが容易になる。データベー
スの共有も容易になる。
関して、入力手段、表示手段、通信手段等を備え、補助
記憶装置を有しない、又はその記憶容量が小さい端末
(ネットワークコンピュータ(NC)と呼称される)を
用いて、専用ソフトウェアをアプリケーションサービス
プロバイダ(ASP)のサーバからダウロードして実行
する形態を採用することもできる。センターコンピュー
タにASPのサーバ機能を付加し、本発明をこのような
形態で実施すれば、各店舗で使用するPOS端末及びタ
イムレコーダ端末の機能を共通化することができるだけ
でなく、機能のアップデートやメンテナンスを容易に行
うことができる。したがって、本発明の安心融資システ
ムを運用しながら、各店舗から取得するデータ項目やデ
ータ処理方法を変更することが容易になる。データベー
スの共有も容易になる。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の店舗管
理データを活用した安全融資方法及びシステムによれ
ば、各店舗に設置されたPOS端末及びタイムレコーダ
端末からオンラインで取得される生の(信憑性の高い)
売上データ及び管理データに基づいて、その店舗の経営
状況、即ち経営者の資質や経営手腕を判断しながら積極
的かつ安全な融資を行うことができる。
理データを活用した安全融資方法及びシステムによれ
ば、各店舗に設置されたPOS端末及びタイムレコーダ
端末からオンラインで取得される生の(信憑性の高い)
売上データ及び管理データに基づいて、その店舗の経営
状況、即ち経営者の資質や経営手腕を判断しながら積極
的かつ安全な融資を行うことができる。
【図1】本発明の実施形態に係る安全融資システムの全
体構成を示すブロック図である。
体構成を示すブロック図である。
【図2】センターコンピュータの各部が連携して各店舗
の経営状態を評価し、融資の可否及び条件を決定する処
理の一例を示すフローチャートである。
の経営状態を評価し、融資の可否及び条件を決定する処
理の一例を示すフローチャートである。
11 POS端末 12 タイムレコーダ端末 13 通信回線 14 センターコンピュータ 15 データ取得部 17 データ記憶部 18 評価値算出部 19 評価ポイント算出部 20 融資条件決定部 21 評価結果連絡部
Claims (8)
- 【請求項1】通信機能を有するPOS端末及びタイムレ
コーダ端末を各店舗に設置し、 各店舗のPOS端末及びタイムレコーダ端末から該店舗
の売上データ及び管理データをオンラインで取得し、 取得した売上データ及び管理データを集計し加工するこ
とによって複数の評価項目についての評価値を求め、 前記評価値を基準値と比較することにより評価項目ごと
の評価ポイントを算出し、 前記評価項目ごとの評価ポイントを集計して総合評価ポ
イントを求め、該総合評価ポイントに基づいて融資条件
を決定するステップを有する安全融資方法。 - 【請求項2】同業種の複数の店舗について求めた評価項
目ごとの評価値を平均することにより、評価項目ごとの
前記基準値を求めるステップを更に備えている請求項1
記載の安全融資方法。 - 【請求項3】前記融資条件を決定するステップにおい
て、各評価項目の評価ポイントを集計する際に、各評価
項目の重要度に応じて重み付けを行うことを特徴とする
請求項1記載の安全融資方法。 - 【請求項4】前記評価ポイントがあらかじめ定めたしき
い値より悪い場合に、該評価項目を要改善項目として該
店舗に連絡するステップと、所定期間の経過をまって該
評価項目の評価ポイントが向上しているか否かを評価す
るステップとを更に備えている請求項1記載の安全融資
方法。 - 【請求項5】各店舗に設置された通信機能を有するPO
S端末及びタイムレコーダ端末と、センターコンピュー
タと、前記POS端末及びタイムレコーダ端末と前記セ
ンターコンピュータとを接続するための通信回線とを備
え、 前記POS端末は所定期間ごとの売上データ及び原価管
理データを前記通信回線を介して前記センターコンピュ
ータに送信し、 前記タイムレコーダ端末は従業者の勤務管理データを前
記通信回線を介して前記センターコンピュータに送信
し、 前記センターコンピュータは、前記通信回線を介して各
店舗のPOS端末及びタイムレコーダ端末から売上デー
タ、原価管理データ及び勤務管理データを取得するデー
タ取得部と、取得したデータを集計、加工することによ
って複数の評価項目について各店舗の評価値を算出する
評価値算出部と、前記評価値を基準値と比較することに
より評価項目ごとの評価ポイントを算出する評価ポイン
ト算出部と、前記評価項目ごとの評価ポイントを集計し
て融資条件を決定する融資条件決定部とを有することを
特徴とする安全融資システム。 - 【請求項6】前記評価値算出部は同業種の複数の店舗に
ついて求めた評価項目ごとの評価値を平均することによ
り評価項目ごとの前記基準値を求め、該基準値を記憶す
るデータ記憶部を更に備えている請求項5記載の安全融
資システム。 - 【請求項7】前記融資条件決定部は、各評価項目の評価
ポイントを集計する際に、各評価項目の重要度に応じて
重み付けを行うことを特徴とする請求項5記載の安全融
資システム。 - 【請求項8】前記評価ポイントがあらかじめ定めたしき
い値より悪い場合に、該評価項目を要改善項目として該
店舗に連絡する評価結果連絡部を更に備え、所定期間の
経過をまって該評価項目の評価ポイントが向上している
か否かを評価項目に加えることを特徴とする請求項5記
載の安全融資システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110110A JP2001297189A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 店舗管理データを活用した安全融資方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110110A JP2001297189A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 店舗管理データを活用した安全融資方法及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001297189A true JP2001297189A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18622682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000110110A Pending JP2001297189A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 店舗管理データを活用した安全融資方法及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001297189A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004139247A (ja) * | 2002-10-16 | 2004-05-13 | Naturel:Kk | 薬局売買クイック査定システム、査定方法、査定プログラム記録媒体、および査定プログラム |
JP2007052548A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Zenkoku Nikugyu Jigyo Kyodo Kumiai | 肉牛を担保とする融資システム、担保価値算出装置、及び担保価値算出プログラム |
JP2010039888A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Aisin Aw Co Ltd | 安全運転評価装置及び安全運転評価プログラム、並びにこれを用いたナビゲーション装置 |
JP5406392B1 (ja) * | 2013-03-19 | 2014-02-05 | ヤフー株式会社 | 融資システム、信用情報生成装置、融資条件判定方法、及び信用情報生成プログラム |
JP2014182788A (ja) * | 2013-10-31 | 2014-09-29 | Yahoo Japan Corp | 融資システム、信用情報生成装置、融資判定装置、融資条件判定方法、信用情報生成プログラム及び融資条件判定プログラム |
JP2017027585A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | 株式会社ぐるなび | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
CN112868044A (zh) * | 2019-09-27 | 2021-05-28 | 株式会社咕嘟妈咪 | 信息处理装置、方法及程序 |
JP7146198B1 (ja) | 2021-06-03 | 2022-10-04 | 株式会社スタディスト | 店舗における商品の販売力を評価するための装置、その装置において実行される方法およびプログラム |
-
2000
- 2000-04-12 JP JP2000110110A patent/JP2001297189A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004139247A (ja) * | 2002-10-16 | 2004-05-13 | Naturel:Kk | 薬局売買クイック査定システム、査定方法、査定プログラム記録媒体、および査定プログラム |
JP2007052548A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Zenkoku Nikugyu Jigyo Kyodo Kumiai | 肉牛を担保とする融資システム、担保価値算出装置、及び担保価値算出プログラム |
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JP2019207723A (ja) * | 2015-07-23 | 2019-12-05 | 株式会社ぐるなび | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2017027585A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | 株式会社ぐるなび | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2021099876A (ja) * | 2015-07-23 | 2021-07-01 | 株式会社ぐるなび | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
JP7284408B2 (ja) | 2015-07-23 | 2023-05-31 | 株式会社ぐるなび | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
CN112868044A (zh) * | 2019-09-27 | 2021-05-28 | 株式会社咕嘟妈咪 | 信息处理装置、方法及程序 |
JP7146198B1 (ja) | 2021-06-03 | 2022-10-04 | 株式会社スタディスト | 店舗における商品の販売力を評価するための装置、その装置において実行される方法およびプログラム |
WO2022255227A1 (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-08 | 株式会社スタディスト | 店舗における商品の販売力を評価するための装置、その装置において実行される方法およびプログラム |
JP2022185841A (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-15 | 株式会社スタディスト | 店舗における商品の販売力を評価するための装置、その装置において実行される方法およびプログラム |
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