JP2001297014A - 信号処理装置及びその方法 - Google Patents

信号処理装置及びその方法

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JP2001297014A
JP2001297014A JP2000115888A JP2000115888A JP2001297014A JP 2001297014 A JP2001297014 A JP 2001297014A JP 2000115888 A JP2000115888 A JP 2000115888A JP 2000115888 A JP2000115888 A JP 2000115888A JP 2001297014 A JP2001297014 A JP 2001297014A
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Japan
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program
processor
processing device
signal processing
serial communication
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JP2000115888A
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Masaru Goto
後藤  勝
Hisaaki Sato
弥章 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザのニーズに応じて最適な開発環境を提
供することができ、開発用RAM版の処理装置によっ
て、製品化のROM版の処理装置と同じ処理を実行する
ことができる信号処理装置を提供する。 【解決手段】 小規模なシステムにおいて、処理装置が
RS232Cなどのシリアル通信路を介して、コンピュ
ータなどのプログラム開発装置からプログラムをダウン
ロードして実行する。中規模または大規模のシステムに
おいて、処理装置200は専用の高速シリアルバス21
0を介して、外部ホストプロセッサ220に格納されて
いるプログラムをダウンロードし、RAMに格納する。
ダウンロード処理の際に、処理装置200がデバッグモ
ードに設定され、ダウンロード処理後ノーマルモードに
切り換え、IPLプログラムのコールドリセット命令に
従って初期化処理を行ったあと、RAMからプログラム
を読み出し実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定された所
定の手順で所定の信号処理を行う信号処理装置及びその
処理方法、例えば、ディジタル信号処理に適応したマイ
クロコンピュータを内蔵したシステムLSIにおいて、
開発、評価用RAM版信号処理装置におけるプログラム
のダウンロード及びプログラムの実行に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的には、例えば、CPU(Central
Processing Unit )、DSP(Digital Signal Process
or)などマイクロコンピュータ、及びマイクロコンピュ
ータを内蔵したシステムLSIにおいて、カスタム設計
などを経て、開発、評価用のフラッシュメモリを搭載す
るものと、量産用にROMを搭載したものの2種類が開
発され、評価そして量産が行われた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のDSPマイクロコンピュータを内蔵したシステムL
SIでは、最先端のプログラマブル・デバイスを内蔵し
たシステムLSIを、ゲートアレイ(Gate Array)、ス
タンダードセル(Standard Cell )のASIC設計で開
発を行う場合には不利である。例えば、通常のASIC
設計ツールは、フラッシュメモリを解放していない。通
常では、設計ツールによって提供された環境においてシ
ステムLSIを開発することしかできない。このため、
ユーザは独自のニーズに応じた開発環境を整えることが
難しく、ユーザの搭載ゲート数、外部端子のユーザ使用
可能な数などに種々の制約を受けるので、快適な開発環
境でアプリケーションプログラムの開発を行うことはし
ばしば困難である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ユーザのニーズに応じて、最適
な開発環境を提供することができ、開発用RAM版の信
号処理装置によって、製品化のROM版の信号処理装置
と同じ処理を実行することができる信号処理装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の信号処理装置は、データ処理用プロセッサ
と、上記プロセッサの動作を制御するプログラムを格納
する書き換え可能なメモリとを含む信号処理装置であっ
て、上記プログラムが格納されている外部装置と、上記
外部装置との間に通信を行うシリアル通信回路と、上記
通信回路を介して上記外部装置から上記プログラムを転
送し、上記メモリに書き込むダウンロード制御手段と、
上記プロセッサを初期化する初期化手段と、上記初期化
のあと、上記プロセッサに上記メモリから上記プログラ
ムを読み出し、読み出したプログラムに従って所定の処
理を実行させる制御手段とを有する。
【0006】また、本発明では、好適には、上記プロセ
ッサは、少なくとも通常モードとデバッグモードの二つ
の動作モードを有し、上記ダウンロード制御手段は、上
記プログラムを上記外部装置からダウンロードする前
に、上記プロセッサを上記通常モードから上記デバッグ
モードに切り換える。
【0007】また、本発明では、好適には、上記ダウン
ロード制御手段は、上記プログラムのダウンロードを終
了したあと、上記プロセッサを上記デバッグモードから
上記通常モードに切り換える。
【0008】また、本発明では、好適には、上記シリア
ル通信回路は、汎用のシリアル通信回路、例えば、、R
S232C規格に準じたものである。
【0009】また、本発明では、好適には、上記シリア
ル通信回路は、専用の高速シリアル通信回路である。
【0010】また、本発明では、好適には、上記ダウン
ロード手段を制御するプログラムを格納するメモリを有
し、上記メモリに、上記プログラムのダウンロードが終
了したあと、上記初期化手段の動作を制御するプログラ
ムが格納されている。
【0011】さらに、本発明の処理方法は、データ処理
用プロセッサと、上記プロセッサの動作を制御するプロ
グラムを格納する書き換え可能なメモリとを含む信号処
理装置の処理方法であって、外部装置に格納されている
上記プログラムを読み出すステップと、上記読み出した
プログラムをシリアル通信回路を介して転送するステッ
プと、上記通信回路を介して転送された上記プログラム
を上記メモリに書き込むステップと、上記プロセッサを
初期化する初期化ステップと、上記初期化のあと、上記
プロセッサが上記読み出したプログラムに従って所定の
処理を実行するステップとを有する。
【0012】また、本発明では、好適には、上記プロセ
ッサは、少なくとも通常モードとデバッグモードの二つ
の動作モードを有し、上記外部装置から上記プログラム
を読み出す前に、上記プロセッサを上記デバッグモード
に切り換えるステップを有する。
【0013】さらに、本発明では、好適には、上記プロ
セッサを初期化する前に、上記プロセッサを上記通常モ
ードに切り換えるステップを有する。
【0014】本発明によれば、例えば、CPU、DSP
などデータ処理用プロセッサを含む信号処理装置におい
て、アプリケーションプログラムのデバッグを行うと
き、通信回路を介して外部のプログラム開発装置などに
おいて開発されたプログラムをダウンロードして、内蔵
の書き換え可能なメモリ、例えば、RAMに書き込む。
プログラムをダウンロードしたあと、プロセッサによっ
てメモリからプログラムが読み出され、それに従って所
定の処理が行われる。そして、処理の結果に応じてプロ
グラムの修正が行われる。信号処理装置を用いたシステ
ムの規模において、プログラムのダウンロードに使用さ
れる通信回路を適宜選択される。例えば、小規模なシス
テムの場合、通常の低速なシリアル通信回路を用い、中
規模または大規模なシステムの場合、専用の高速なシリ
アル通信回路を用いることによって、ダウンロードの時
間を最小限に抑えることが可能である。さらに、プログ
ラムのダウンロード後の処理は、実際に製品化されるR
OM版信号処理装置におけるプログラムの実行とほぼ同
じであるので、アプリケーションプログラムの開発に快
適な環境を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】CPU、DSPなどのマイクロコ
ンピュータを内蔵した信号処理装置では、この信号処理
装置を搭載したシステム上でアプリケーションプログラ
ムの開発が行われる。このため、内蔵されたマイクロコ
ンピュータの制御用プログラムを格納するメモリに、外
部からダウンロードしたプログラムを書き込み、このプ
ログラムに従って内蔵マイクロコンピュータを動作させ
る必要がある。
【0016】通常、マイクロコンピュータを制御するプ
ログラムは、完成するまでにデバッグ作業が繰り返して
行われる。即ち、開発途中においてプログラムに誤り
(バグ)が発見されれば、これを修正した上で再度信号
処理装置のメモリにダウンロードし、マイクロコンピュ
ータによってダウンロードしたプログラムが実行され
る。マイクロコンピュータの実行の結果、所望の結果が
得られない場合、プログラムにバグがあると判断され、
それを再度修正して動作確認が行われる。このように、
プログラムに基づいてマイクロコンピュータが所望の動
作を正常に実行するまで、プログラムの修正及び動作の
確認(通用、この作業をデバッグという)が繰り返され
る。マイクロコンピュータの動作確認の結果、所望の結
果が得られた場合、プログラムが完成される。
【0017】上述したデバッグ処理によって完成された
アプリケーションプログラムが、ROMを内蔵したマイ
クロコンピュータのROMに、製品化の段階で組み込ま
れる。そして、開発されたアプリケーションプログラム
を搭載したシステムLSIが最終検証によって正常な動
作が確認されたあと出荷される。
【0018】通常、CPU、DSPなどのマイクロコン
ピュータを内蔵した信号処理装置は、単一のチップ(シ
ングルチップ)として使用される小規模のシステムと、
マイクロコンピュータを内蔵した信号処理装置のほか、
ホストプロセッサがさらに搭載される中規模及び大規模
なシステムがある。以下、それぞれのシステムについ
て、各々実施形態を挙げて説明する。
【0019】第1実施形態 図1は本発明に係る信号処理装置、例えば、マイクロコ
ンピュータを内蔵した信号処理装置を含む小規模なシス
テムの一実施形態を示すブロック図である。図示のよう
に、このシステムはCPU、DSPなどのマイクロコン
ピュータが内蔵された信号処理装置(図1では、簡単の
ためにDSP内蔵処理装置と表記され、以下、単に処理
装置と表記する)100、シリアル通信路110及びプ
ログラムの開発が行われるプログラム開発装置120に
よって構成されている。
【0020】処理装置100には、DSPなどのマイク
ロコンピュータの他に、DSPの動作を制御するプログ
ラムを格納するメモリ、及び書き換え可能なRAMが内
蔵されている。処理装置100は、異なる動作モードを
複数有し、少なくともデバッグモードと通常の動作モー
ド(ノーマルモード)を有する。そして、これらの動作
モードは、手動または外部から入力されるモード選択信
号によって切り換えられる。
【0021】図1に示すように、処理装置100にモー
ド選択信号端子T1 が設けられ、この端子に外部から入
力されるモード選択信号MSELに応じて、処理装置は
デバッグモードまたはノーマルモードの何れかに切り換
えられる。また、処理装置100のDSPマイクロコン
ピュータの命令セットの中に、コールドリセット命令が
設けられている。DSPマイクロコンピュータは、コー
ルドリセット命令を実行することによって、外部リセッ
トと同様な動作が行われる。
【0022】さらに、外部からプログラムをダウンロー
ドする動作を制御するIPL(Initial Program Loade
r)プログラムが処理装置100に組み込まれている。
例えば、処理装置100またはDSPなどのマイクロコ
ンピュータの内部メモリに、IPLプログラムが書き込
まれる。通常、IPLプログラムはROMによって記憶
され、製造時にIPLプログラムがROMに書き込まれ
る。デバッグのとき、DSPはIPLプログラムを起動
し、当該IPLプログラムの制御に基づき、外部からプ
ログラムをダウンロードして、RAMに格納する。そし
て、RAMからダウンロードしたプログラムを読み出
し、プログラムに従って所定の処理を行う。
【0023】シリアル通信路110は、例えば、RS2
32Cによって構成された通信路であり、このシリアル
通信路110を介してプログラム開発装置120で開発
されたプログラムが処理装置100にダウンロードさ
れ、また、処理装置100の処理結果などがプログラム
開発装置120に転送される。
【0024】プログラム開発装置120は、例えば、パ
ーソナルコンピュータ(PC)などの汎用コンピュータ
または専用コンピュータの何れでもよく、プログラム開
発装置120にプログラムを開発するための編集または
デバッグ用ソフトウェアがインストールされている。通
常、開発技術者は、プログラム開発装置120において
プログラムを作成し、そして専用のソフトウェアによっ
て作成したプログラムを処理装置100に内蔵されてい
るDSPによって実行可能な機械語に変換する。
【0025】デバッグのため、機械語に変換されたプロ
グラムのコードを処理装置100のメモリにダウンロー
ドされる。そして、処理装置100のDSPによってメ
モリからプログラムが読み出され、それに従って所定の
処理を行われる。処理の結果に応じてプログラムにバグ
があるか否かの判断が行われる。
【0026】プログラムのダウンロードは、DSP内蔵
処理装置100とプログラム開発装置120との間に接
続されているシリアル通信路110、例えば、RS23
2Cを経由して行われる。RS232Cを介して、プロ
グラム開発装置120で開発されたプログラムが処理装
置100にダウンロードされ、また、処理装置100に
おいてDSPによってプログラムを実行した結果をプロ
グラム開発装置120に送信することも可能である。
【0027】図2は、プログラム開発装置120から処
理装置100にプログラムをダウンロードし、さらに処
理装置100のDSPをダウンロードしたプログラムに
応じて動作させる処理の流れを示すフローチャートであ
る。以下、図1及び図2を参照して、プログラムのダウ
ンロード及びDSPによるプログラムの実行における動
作について説明する。
【0028】まず、処理装置100において、モードの
切り換えが行われる。処理装置100がデバッグモード
に設定される(ステップS1)。モードの切り換えは、
例えば、図1に示す端子T1 に入力されるモード選択信
号MSELによって行われる。このとき、所定のレベル
に保持されているモード選択信号MSELが入力端子T
1 に入力され、これに応じて処理装置100がデバッグ
モードに切り換えられる。次に、処理装置100のDS
Pが内部のメモリからIPLプログラムを読み出し、そ
れに従ってプログラムのダウンロードが行われる(ステ
ップS2)。
【0029】プログラムのダウンロードは、処理装置1
00とプログラム開発装置120との間に接続されてい
るシリアル通信路110、例えば、RS232Cを介し
て行われる。プログラム開発装置120において開発さ
れたプログラムのコードがシリアル通信路110を介し
て処理装置100に転送され、処理装置100の内部に
設けられているRAMに格納される。
【0030】プログラムのダウンロードが終了したあ
と、処理装置100がノーマルモードに切り換えられる
(ステップS3)。即ち、図1に示すように、処理装置
100の入力端子T1 に入力されるモード選択信号MS
ELのレベルが外部によって切り換えられ、これに応じ
て処理装置100のモードがノーマルモードに設定され
る。
【0031】モード切り換え後、IPLプログラムによ
って、コールドリセット命令が発行される(ステップS
4)。例えば、IPLプログラムの中に、コールドリセ
ットの命令コードが書き込まれ、DSPがこの命令コー
ドを読み込むと、コールドリセットが実行され、外部リ
セットと同様に、例えば、それぞれのレジスタ及びI/
Oポートの初期化が行われる。そして、リセットのあ
と、DSPがRAMからダウンロードしたプログラムを
順次読み出し、プログラムによって指示された処理が実
行される(ステップS5)。
【0032】上述した処理によって、製品開発を行われ
るRAM版処理装置におけるプログラムのデバッグを行
うことができる。即ち、プログラム開発装置120にお
いて開発されたプログラムが処理装置100とプログラ
ム開発装置120間に設けられているシリアル通信路1
10を介して、処理装置100にダウンロードされ、処
理装置100に設けられているRAMに格納される。そ
して、ダウンロードされたプログラムが処理装置100
のDSPマイクロコンピュータによって読み出して、プ
ログラムによって指示された処理が行われる。この処理
によって所望の結果が得られた場合、プログラムが完成
され、ROM版の処理装置が製造するとき開発されたプ
ログラムがROMに組み込まれる。一方、処理結果が所
望の結果と一致しない場合、プログラムにバグがあると
考えられ、開発者がプログラム開発装置120におい
て、プログラムのバグを修正し、修正したプログラムを
再度処理装置100にダウンロードして、実行を行う。
このように、プログラムのダウンロードと実行を繰り返
して行うことによって、プログラムのバグをすべて取り
除くことができる。
【0033】また、プログラムダウンロード後の動作
は、ROM版の処理装置とまったく同様に行われるの
で、プログラムの開発及び修正は、コンピュータなどか
らなるプログラム開発装置120で行われ、修正後のプ
ログラムを処理装置100にダウンロードして実行する
ので、アプリケーションプログラムの開発に快適な環境
を提供できる。
【0034】第2実施形態 図3は本発明に係る処理装置の第2の実施形態を示す回
路図である。上述した本発明の第1の実施形態の処理装
置は、小規模の処理装置であって、このため、プログラ
ム開発装置からダウンロードされるプログラムのデータ
量がそれほど大きくなく、RS232Cなどの低速のシ
リアル通信路を用いても十分である。処理装置の規模が
大きくなるにつれて、プログラム開発装置からダウンロ
ードされるプログラムのデータ量が大きくなり、通常の
シリアル通信では、転送速度が低いためダウンロードに
要する時間が長くなる。このため、中規模あるいは大規
模の処理装置では、高速の転送手段を用いてプログラム
のダウンロードを行うことが望まれる。
【0035】図3に示す処理装置200は、例えば、D
SPなどのマイクロコンピュータが内蔵された大規模な
処理装置である。処理装置200は、高速シリアルバス
210を介して、外部ホストプロセッサ220からプロ
グラムをダウンロードする。プログラムの開発は、プロ
グラム開発装置240において行われる。プログラム開
発装置240で開発されたプログラムは、RS232C
などから構成されたシリアル通信路230を介して、外
部ホストプロセッサ220に転送される。
【0036】処理装置200は、少なくとも通常の動作
モードであるノーマルモードとデバッグモードの二つの
動作モードを有し、図3に示すように、入力端子T1
ら入力されるモード選択信号MSELに応じて、動作モ
ードが切り換えられる。また、処理装置200に、高速
シリアルバス210の接続端子が設けられている。処理
装置200は、高速シリアルバス210を介して、外部
ホストプロセッサ220との通信を行う。例えば、高速
シリアルバス210を介して、外部ホストプロセッサ2
20から、プログラムをダウンロードし、また、処理の
結果を高速シリアルバス210を介して外部ホストプロ
セッサ220に出力する。
【0037】高速シリアルバス210は、例えば、専用
の通信シリアル通信路であり、通常用いられているRS
232Cなどのシリアル通信路に比べて高速にデータの
転送が行える。
【0038】外部ホストプロセッサ220は、プログラ
ム開発装置240において開発されたプログラムを一時
的に保持し、処理装置200からプログラムダウンロー
ドの要求があったとき、高速シリアルバス210を介し
てプログラムのデータコードを処理装置200に転送す
る。外部ホストプロセッサ220には、高速シリアルバ
スの接続用端子の他に、通常のシリアル通信端子、例え
ば、RS232Cの端子が設けられている。外部ホスト
プロセッサ220は、RS232Cを介してプログラム
開発装置240との間に通信を行う。このため、プログ
ラム開発装置240において開発されたプログラムは、
RS232Cを介して外部ホストプロセッサ220に転
送される。
【0039】処理装置200において、外部リセットと
同様な動作を行うコールドリセット命令が設けられてい
る。DSPがこのコールドリセットの命令コードを読み
込むと、外部リセットとほぼ同様な処理を行う。例え
ば、レジスタ及びI/Oポートの初期化を行うなどし
て、処理装置200全体のリセットを行う。
【0040】また、処理装置200に、プログラムのダ
ウンロードを制御するIPLプログラムが組み込まれ
る。例えば、処理装置100またはDSPなどのマイク
ロコンピュータの内部メモリに、IPLプログラムが書
き込まれる。通常、IPLプログラムはROMによって
記憶され、製造時にIPLプログラムがROMに書き込
まれる。デバッグのとき、DSPはIPLプログラムを
起動し、当該IPLプログラムの制御に基づき、外部か
らプログラムをダウンロードして、RAMに格納する。
そして、RAMからダウンロードしたプログラムを読み
出し、プログラムに従って所定の処理を行う。
【0041】図4は、本実施形態の処理装置におけるプ
ログラムのダウンロード及び実行の処理を示すフローチ
ャートである。以下、図3及び図4を参照しつつ、本実
施形態の処理装置におけるダウンロード及び実行の動作
を説明する。
【0042】まず、処理装置200において、モードの
切り換えが行われ、処理装置200がデバッグモードに
設定される(ステップSS1)。例えば、図1に示す端
子T1 に所定のモード選択信号MSELが入力される。
これによって、処理装置200がデバッグモードに切り
換えられる。次に、処理装置200のDSPが内部のメ
モリからIPLプログラムを読み出し、それに従ってプ
ログラムのダウンロードが行われる(ステップSS
2)。
【0043】プログラムのダウンロードは、処理装置2
00と外部ホストプロセッサ220との間に接続されて
いる高速シリアルバス210を介して行われる。なお、
プログラムダウンロードを行う前に、プログラム開発装
置240において開発され、またデバッグが行われたプ
ログラムがRS232Cを介して、外部ホストプロセッ
サ220に転送される。外部ホストプロセッサ220
は、プログラム開発装置240から送信されたプログラ
ムを一時保持して、処理装置200の要求に応じて高速
シリアルバス210に出力する。
【0044】処理装置200におけるプログラムのダウ
ンロードは、予め決められていたプロトコルに従って行
われるので、処理装置のDSPマイクロコンピュータを
使用することなく、高速シリアルバス210によって転
送されてきたプログラムの命令コードが直接RAMに格
納される。このため、処理装置200においてプログラ
ムのダウンロードが行われている間に、DSPはダウン
ロード処理に拘束されることなく、その間他の処理を行
うことも可能である。ダウンロード処理によって、プロ
グラムのコードが処理装置200の内部に設けられてい
るRAMに格納される。
【0045】プログラムのダウンロードが終了したあ
と、処理装置200がノーマルモードに切り換えられる
(ステップSS3)。例えば、図3に示すように、処理
装置200の入力端子T1 に入力されるモード選択信号
MSELのレベルが外部によって切り換えられ、これに
応じて処理装置200のモードがノーマルモードに設定
される。
【0046】処理装置の動作モードがノーマルモードに
切り換えられたあと、高速シリアルバス210を介し
て、処理装置200のDSPのスタートフラグが設定さ
れる(ステップSS4)。これに応じて、IPLプログ
ラムによってコールドリセット命令が発行される。DS
PがIPLプログラムのなかに書き込まれているコール
ドリセット命令コードを読み込むと、コールドリセット
が実行され、外部リセットと同様に、例えば、それぞれ
のレジスタ及びI/Oポートの初期化が行われる(ステ
ップSS5)。リセット処理が実行されたあと、DSP
はRAMからプログラムを順次読み出し、プログラムに
よって指示された処理が実行される(ステップSS
6)。
【0047】上述したプログラムのダウンロード処理に
よって、外部ホストプロセッサ220に保持されている
デバッグ後のプログラムが処理装置200にダウンロー
ドされ、プログラムダウンロード後、処理装置200の
DSPマイクロコンピュータは、RAMに格納されてい
るプログラムに従って所定を処理を実行する。このた
め、RAMからプログラムを起動したあとの処理装置2
00の動作は、ROM版の処理装置と同一であり、上述
した構成を有するRAM版処理装置200によって開発
されたプログラムが、製品化のときROM版処理装置に
組み込むことによって、所望の処理を実現できる。
【0048】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、中規模または大規模なシステムの開発において、高
速なシリアル通信路を用いて処理装置にプログラムをダ
ウンロードするので、プログラムのダウンロードが高速
に行われる。ダウンロード後のプログラムの実行は、R
OM版の処理装置とまったく同じであるので、コンピュ
ータなどのプログラム開発装置においてプログラムを開
発でき、開発したプログラムを高速に処理装置にダウン
ロードして実行できるので、快適な開発環境を提供する
ことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の処理装置
及びその方法によれば、処理装置の規模に応じて、異な
るデータ通信方式によってプログラムのダウンロードを
行うことができ、小規模のシステムでは通常のシリアル
通信路を用いて、中規模または大規模のシステムでは、
専用の高速シリアルバスを用いてプログラムのダウンロ
ードを行い、システムの規模に応じて最適なデバッグ環
境を提供することが可能である。また、本発明の処理装
置によれば、標準のASIC環境下でRAM版の評価用
処理装置を用いて、最終量産用ROM版処理装置に搭載
するプログラムの開発が可能になる。さらに、本発明の
処理装置によれば、ユーザ独自のプログラマブルデバイ
スを搭載したオリジナル性の高いシステムが標準のAS
IC環境下においても、ユーザのニーズに応じて、快適
な開発環境を提供することができ、実用性の高い開発シ
ステムを実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る処理装置の第1の実施形態を示す
回路図である。
【図2】図1に示す処理装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明に係る処理装置の第2の実施形態を示す
回路図である。
【図4】図3に示す処理装置の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
100,200…DSP内蔵処理装置、 110,230…シリアル通信線路、 120,240…プログラム開発装置、 210…高速シリアルバス、 220…外部ホストプロセッサ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ処理用プロセッサと、上記プロセッ
    サの動作を制御するプログラムを格納する書き換え可能
    なメモリとを含む信号処理装置であって、 上記プログラムが格納されている外部装置と、 上記外部装置との間に通信を行うシリアル通信回路と、 上記通信回路を介して上記外部装置から上記プログラム
    を転送し、上記メモリに書き込むダウンロード制御手段
    と、 上記プロセッサを初期化する初期化手段と、 上記初期化のあと、上記プロセッサに上記メモリから上
    記プログラムを読み出し、読み出したプログラムに従っ
    て所定の処理を実行させる制御手段とを有する信号処理
    装置。
  2. 【請求項2】上記プロセッサは、少なくとも通常モード
    とデバッグモードの二つの動作モードを有し、 上記ダウンロード制御手段は、上記プログラムを上記外
    部装置からダウンロードする前に、上記プロセッサを上
    記通常モードから上記デバッグモードに切り換える請求
    項1記載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】上記ダウンロード制御手段は、上記プログ
    ラムのダウンロードを終了したあと、上記プロセッサを
    上記デバッグモードから上記通常モードに切り換える請
    求項2記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】上記シリアル通信回路は、汎用のシリアル
    通信回路である請求項1記載の信号処理装置。
  5. 【請求項5】上記シリアル通信回路は、RS232C規
    格に準じるものである請求項4記載の信号処理装置。
  6. 【請求項6】上記シリアル通信回路は、専用の高速シリ
    アル通信回路である請求項1記載の信号処理装置。
  7. 【請求項7】上記ダウンロード手段を制御するプログラ
    ムを格納するメモリを有する請求項1記載の信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】上記メモリに、上記プログラムのダウンロ
    ードが終了したあと、上記初期化手段の動作を制御する
    プログラムが格納されている請求項7記載の信号処理装
    置。
  9. 【請求項9】上記プログラムが格納される外部装置は、
    コンピュータである請求項1記載の信号処理装置。
  10. 【請求項10】上記プログラムが格納される外部装置
    は、プログラムを一時保持するホスト装置である請求項
    1記載の信号処理装置。
  11. 【請求項11】データ処理用プロセッサと、上記プロセ
    ッサの動作を制御するプログラムを格納する書き換え可
    能なメモリとを含む信号処理装置の処理方法であって、 外部装置に格納されている上記プログラムを読み出すス
    テップと、 上記読み出したプログラムをシリアル通信回路を介して
    転送するステップと、 上記通信回路を介して転送された上記プログラムを上記
    メモリに書き込むステップと、 上記プロセッサを初期化する初期化ステップと、 上記初期化のあと、上記プロセッサが上記読み出したプ
    ログラムに従って所定の処理を実行するステップとを有
    する処理方法。
  12. 【請求項12】上記プロセッサは、少なくとも通常モー
    ドとデバッグモードの二つの動作モードを有し、 上記外部装置から上記プログラムを読み出す前に、上記
    プロセッサを上記デバッグモードに切り換えるステップ
    を有する請求項11記載の処理方法。
  13. 【請求項13】上記プロセッサを初期化する前に、上記
    プロセッサを上記通常モードに切り換えるステップを有
    する請求項11記載の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011248456A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Denso Corp 電子装置およびマイクロコントローラ

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