JP2001295773A - チューブポンプ - Google Patents

チューブポンプ

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JP2001295773A
JP2001295773A JP2000111457A JP2000111457A JP2001295773A JP 2001295773 A JP2001295773 A JP 2001295773A JP 2000111457 A JP2000111457 A JP 2000111457A JP 2000111457 A JP2000111457 A JP 2000111457A JP 2001295773 A JP2001295773 A JP 2001295773A
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JP
Japan
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tube
guide member
pressing roller
movable guide
pressing
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JP2000111457A
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Inventor
Kenichi Hayashi
健一 林
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KINKI SEIKO KK
Original Assignee
KINKI SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブポンプにおいて、チューブの疲労部
位、摩擦部位を均一化して、チューブの寿命の延長を図
る。 【解決する手段】 回転体2に取り付けた押圧ローラ3
によって可撓性チューブ1を断続的に加圧することによ
り、チューブ内の流動物を圧送するチューブポンプにお
いて、回転体2の軸心に直交する面に対する法線Lに対
して押圧ローラ3の軸心は僅か傾いており、チューブ1
の両端は回転自由に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、チューブポンプにおい
て、チューブをローラが断続的に押圧することによって
チューブが自動的に捻れ方向に回転して、チューブの疲
労部位、摩擦部位をチューブの周方向に徐々に移動させ
て、チューブの寿命を延長できるチューブポンプに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】チュー
ブポンプは、他のポンプでは圧送出来ない流動物であっ
ても、大抵の流動物を圧送することができる利点がある
が、ローラの絞り出し加圧によるチューブの疲労部位及
び摩擦部位が固定化し、チューブの寿命が短い問題があ
った。
【0003】そこで、図6に示す如く、チューブ(1)の
両端に手動操作のレバー(11)を設け、ポンプ運転の合間
を見計らって、作業者がレバー(11)を回してチューブ
(1)を回転させ、チューブ(1)の疲労部位及び摩擦部位
を均一化することが提案されている。
【0004】しかし、チューブ(1)を手作業で定期的に
回転させることは面倒であり、又、忘れることもある。
更に、一定の運転時間毎にチューブ(1)を回転させたと
しても、チューブを回転させてから、次に又回転させる
までの間は、チューブ(1)の疲労部位及び摩擦部位は固
定化されているから、疲労部位及び摩擦部位を均一化す
る効果は小さい。
【0005】本発明は、ローラを傾けることにより、ロ
ーラが回転しながらチューブを加圧する際に、摩擦によ
ってチューブを自動的に回転させることのできるチュー
ブポンプを提供し、以て前記問題を解決したものであ
る。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明のチューブポンプは、回
転体(2)に取り付けた押圧ローラ(3)によって可撓性チ
ューブ(1)を内部の流動物を絞り出す様にして断続的に
加圧することにより、チューブ内の流動物を圧送するチ
ューブポンプにおいて、回転体(2)の軸心に直交する面
に対する法線Lに対して、押圧ローラ(3)の軸心は少し
傾いており、チューブ(1)の両端は回転自由に支持され
ていることを特徴とする。
【0007】チューブ(1)を挟んで押圧ローラ(3)の反
対側に設けられる固定ガイド部材(62)とチューブ(1)と
の間に可動ガイド部材(7)を設け、該可動ガイド部材の
一端を定位置に固定し、他端を引張り調節部(70)に連繋
してもよい。
【0008】
【作用及び効果】押圧ローラ(3)は、回転体(2)の軸心
に直交する面の法線に対して該ローラの軸心は少し傾い
ているため、押圧ローラ(3)が回転回転しながら絞り出
す様にチューブ(1)を押圧する際に、摩擦によってチュ
ーブ(1)を捻る力が生じる。チューブ(1)の両端は回転
自由に支持されているため、チューブ(1)は押圧ローラ
(3)に断続的に絞り出し方向に押圧される毎に捻り方向
に徐々に回転する。
【0009】従って、押圧ローラ(3)による押圧による
チューブ(1)の疲労部位及び摩擦部位は、チューブ(1)
の周方向へ徐々に変位して、チューブ(1)の疲労や摩擦
が特定の部位に集中せず、このため、チューブの局部的
な損傷を防止して寿命を延長できる。
【0010】可動ガイド部材(7)を設けて、引張り調節
部(70)によって可動ガイド部材(7)に対する引っ張り力
を調節することにより、ローラの押圧によるチューブの
変形度を調節して吐出圧力を調整できる。これはポンプ
の運転中にも調整可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示す如く、本発明のチュー
ブポンプは、可撓性チューブ(1)と、該チューブ(1)を
U字状に湾曲した状態で収容するハウジング(6)と、ハ
ウジング(6)に支持された回転体(2)に回転可能に配備
されチューブ(1)を断続的に押圧する押圧ローラ(3)と
によって構成される。
【0012】ハウジング(6)は、チューブの外側に被さ
る様に帯板を略U字状に湾曲して形成したガイド部材(6
2)を、2枚の平行板(61)(61)で挟んで扁平筺状に形成さ
れている。
【0013】回転体(2)は、ハウジング(6)の平行板(6
1)(61)に回転自由に支持された回転軸(21)に2枚の板(2
2)(22)の中央部を固定して、180゜対称位置にブラケ
ット(23)(23)を形成し、ブラケット(23)(23)に支持軸(2
4)(24)によって押圧ローラ(3)(3)を回転自由に支持し
ている。
【0014】本発明の特徴は、上記ローラ(3)の支持軸
(24)が傾いていること及びチューブ(1)の両端を回転自
由に支持した点である。押圧ローラ(3)の支持軸(24)
は、回転体(2)の回転軸(21)に直交する面に対する法線
Lに対して少し傾いている。
【0015】支持軸(24)は、回転体(2)の回転方向に対
して、一端側より他端側が前位置にある様に傾いてお
り、傾き角度は前記法線Lに対して、0.5゜〜15゜
である。2つの押圧ローラ(3)は、回転軸(21)に対して
回転対称となる様に傾いている。実施例の押圧ローラ
(3)は両端から中央部に徐々に膨らんだ太鼓状であっ
て、中央部の大径部がチューブ(1)の軸心を含む面内に
位置する様にブラケット(23)に支持されており、樹脂製
のスペーサ(26)(26)によってブラケット(23)の2枚の板
(22)(22)の中間に位置決めされる。
【0016】押圧ローラ(3)の傾き角度が、0.5゜に
近い場合、押圧ローラ(3)を挟む板(22)(22)の間隔を狭
め、スペーサ(26)を省略しても押圧ローラ(3)を殆ど軸
方向にガタ付きのない状態で回転させることができる。
【0017】回転体(2)の両板(22)(22)の中央部には、
2つの押圧ローラ(3)(3)の軸心を通る仮想線に直交し
て両側に突軸(25)(25)が突設され、突軸(25)(25)にチュ
ーブ(1)を挟む様にガイドローラ(5)(5)が回転自由に
配備されている。チューブ(1)を挟んで対向するガイド
ローラ(5)(5)間の間隔は、チューブ(1)の外径と同程
度であり、前記押圧ローラ(3)によって加圧されて変形
したチューブ(1)をガイドローラ(5)(5)で挟むことに
よってチューブ(1)の外径を元の円形に復帰することを
助ける役割を成す。
【0018】チューブ(1)の両端は、回転接手(4)(4)
によって回転自由に支持されている。2つの回転接手
(4)(4)は、ハウジング(6)に固定した繋ぎ板(63)の両
端に設けられる。
【0019】回転接手(4)は、繋ぎ板(63)に固定したソ
ケット(41)に対してチューブ(1)側からホースニップル
(42)を回転自由に嵌め、ホースニップル(42)の中央部の
フランジ(42a)を、ホースニップル(42)に螺合した袋ナ
ット(43)に当てて抜け止めを図っている。ホースニップ
ル(42)とソケット(41)との間にはOリング(44)が介装さ
れている。ソケット(41)の反対側には、供給ホース(8)
又は排出ホース(81)が接続される。
【0020】尚、回転接手(4)は、回転しない供給ホー
ス(8)又は排出ホース(81)に対してチューブ(1)を回転
自由且つ搬送流動物が洩れない様に接続できれば、構成
は問わない。
【0021】然して、押圧ローラ(3)は、回転体(2)の
軸心に直交し且つチューブ(1)の軸心を含む面の法線L
に対して該ローラの軸心は少し傾いているため、押圧ロ
ーラ(3)が回転回転しながらチューブ(1)を押圧する際
に、チューブ(1)を捻る力が生じる。チューブ(1)の両
端は回転自由に支持されているため、チューブ(1)は押
圧ローラ(3)によって内部の流動物を絞り出す様に断続
的に押圧される毎に捻り方向に徐々に回転する。
【0022】従って、押圧ローラ(3)の絞り出し押圧に
よるチューブ(1)の疲労部位及び摩擦部位は、チューブ
(1)の周方向へ徐々に変位して、チューブの局部的な損
傷を防止して寿命を延長できる。
【0023】図4は、吐出圧力の調整可能な他の実施例
のチューブポンプを示している。押圧ローラ(3)の傾き
については、上記と同様である。ハウジング(6)の略U
字状固定ガイド部材(62)とチューブ(1)との間に可動ガ
イド部材(7)が配備されている。
【0024】可動ガイド部材(7)は、ステンレス等の金
属帯板、機械的強度の高い合成樹脂等にて形成され、一
端は固定ガイド部材(62)の端部にチューブ(1)に邪魔に
ならない様に定位置に固定される。
【0025】可動ガイド部材(7)の他端はネジ軸(71)を
突設して、引張り調節部(70)に連繋される。引張り調節
部(70)は、ハウジング(6)に形成した受け片(64)にネジ
軸(71)を遊貫させ、ダブルナット(72)(72)で固定するも
のである。ナット(72)を締め付けると、可動ガイド部材
(7)が引っ張られて、押圧ローラ(3)によるチューブ
(1)の押圧変形量が大きくなり、従って吐出圧力を高め
ることができる。ナット(72)を緩めると、上記とは逆に
吐出圧力は弱まる。搬送流動物の特性、粘性等に応じ
て、吐出圧力を最適に調整すれば可い。ナット(72)の締
め或いは緩め操作は、ポンプの運転中に行うことができ
る。
【0026】尚、押圧ローラ(3)によるチューブ(1)の
押圧の際に、可動ガイド部材(7)が変形して押圧ローラ
(3)によるチューブ(1)の押圧部から逃げてしまい可動
ガイド部材(7)の効果がなくなるかの様に思えるが、固
定ガイド部材(62)によって可動ガイド部材(7)の逃げを
抑えることができるため、この様な心配はない。出願人
は、ステンレス帯板の厚みが、1mm、2mm、3mmの3種
類の可動ガイド部材(7)を製作して実験したところ、何
れの場合も吐出圧力の調整ができ、その調整能力にさほ
どの差がないことを確認している。
【0027】本発明の実施に際して、押圧ローラ(3)に
よるチューブ(1)の回転を補助する様に、突軸(25)に対
してガイドローラ(5)を傾けておくこともできる。本発
明の実施に際し、押圧ローラ(3)の傾きは、チューブ
(1)の径、肉厚、材質、U字状湾曲の曲率半径等の諸条
件によって、最適な傾きを選択すればよい。又、実施例
では、押圧ローラ(3)の個数は2個であるが、これに限
定されることはない等、上記実施例の構成に限定される
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューブポンプを一部を破断した正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】押圧ローラの傾きを示す断面図である。
【図4】他の実施例の断面図である。
【図5】吐出圧調節機構の要部斜面図である。
【図6】従来例の斜面図である。
【符号の説明】
(1) チューブ (2) 回転体 (21) 回転軸 (3) 押圧ローラ (4) 回転接手 (5) ガイドローラ (6) ハウジング (62) 固定ガイド部材 (7) 可動ガイド部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体(2)に取り付けた押圧ローラ(3)
    によって可撓性チューブ(1)を内部の流動物を絞り出す
    様にして断続的に加圧することにより、チューブ内の流
    動物を圧送するチューブポンプにおいて、回転体(2)の
    軸心に直交する面に対する法線Lに対して、押圧ローラ
    (3)の軸心は少し傾いており、チューブ(1)の両端は回
    転自由に支持されていることを特徴とするチューブポン
    プ。
  2. 【請求項2】 チューブ(1)を挟んで押圧ローラ(3)の
    反対側に設けられる固定ガイド部材(62)とチューブ(1)
    との間に可動ガイド部材(7)が設けられ、該可動ガイド
    部材は一端が定位置に固定され、他端は引張り調節部(7
    0)に連繋されている請求項1に記載のチューブポンプ。
JP2000111457A 2000-04-13 2000-04-13 チューブポンプ Pending JP2001295773A (ja)

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Cited By (5)

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Effective date: 20050222

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Effective date: 20060307