JP2001295717A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JP2001295717A
JP2001295717A JP2000115817A JP2000115817A JP2001295717A JP 2001295717 A JP2001295717 A JP 2001295717A JP 2000115817 A JP2000115817 A JP 2000115817A JP 2000115817 A JP2000115817 A JP 2000115817A JP 2001295717 A JP2001295717 A JP 2001295717A
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pressure
fuel injection
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control hydraulic
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Yoshinori Oonagane
嘉紀 太長根
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い時間間隔で燃料噴射を行なう場合に燃料
噴射量、燃料噴射時期を正確に制御する。 【解決手段】 燃料噴射弁10の燃料噴射孔311を開
閉するニードル33を燃料油圧で動作させる。噴射する
燃料の圧力が作用する油圧室35を設け、油圧室内の圧
力でニードルを開弁方向に付勢するとともに、噴射する
燃料の圧力が作用する制御油圧室37を設け、制御油圧
室内の圧力でニードルを閉弁方向に付勢する。制御油圧
室内の油圧を外部に逃がすことによりニードルを開弁方
向に移動させて燃料噴射を行なう。燃料油圧力を油圧室
に導く燃料油通路351と、燃料油圧力を制御油圧室に
導く制御油圧通路373とを高圧燃料油配管11に接続
する。これにより、燃料噴射時の燃料油通路の圧力変動
が制御油圧室に伝播することが防止され、ニードルの動
作が安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射弁に関
し、詳細には短時間で複数回の燃料噴射を行なうことが
可能な燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃料噴射弁、特にディーゼル
機関の燃料噴射弁では気筒の1行程サイクル中に複数回
の燃料噴射を行なうものが知られている。例えば、ディ
ーゼル機関では、主燃料噴射の直前に少量の燃料を噴射
するパイロット燃料噴射を行い、燃焼騒音の発生を防止
することが一般に行なわれている。
【0003】この種の燃料噴射弁では、燃料噴射の応答
性を良好にするために燃料噴射弁のニードル弁を高圧燃
料油の圧力で開弁方向に付勢するとともに、同時に制御
油圧室に高圧燃料油を導いて、制御油圧室内の燃料油圧
力によりニードル弁を閉弁方向に付勢してニードル弁を
開弁方向の力に抗して閉弁している。燃料噴射時には、
制御油圧室を低圧リターン配管に連通させることによ
り、ニードル弁を開弁方向に移動させる。すなわち、制
御油圧室内の燃料油圧が低下すると、ニードル弁を閉弁
方向に付勢する力が低下し、ニードル弁は燃料油圧力に
より開弁方向に移動して燃料噴射孔を開放する。これに
より、燃料噴射が行なわれる。
【0004】また、燃料噴射を停止する際には、制御油
圧室を低圧リターン配管から遮断する。これにより、高
圧燃料油が制御油圧室に流入し、制御油圧室内の燃料油
圧力が上昇するため、ニードル弁は開弁方向に作用する
燃料油圧力に抗して移動し、燃料噴射孔を閉鎖するた
め、燃料噴射が停止する。この種の燃料噴射弁では、燃
料噴射の開始及び停止操作を燃料油の圧力を用いて行な
うことにより高い応答性を得ている。
【0005】ところが、このように燃料噴射弁に供給さ
れる燃料油の圧力を利用してニードル弁の開閉操作を行
なう燃料噴射弁では、燃料噴射の間隔によっては燃料噴
射時期、燃料噴射量等が正確に制御できない場合が生じ
る。すなわち、この種の燃料噴射弁では、燃料油を制御
油圧室に供給して、制御油圧室内の油圧によりニードル
弁を閉弁方向に付勢している。通常、制御油圧室には、
燃料噴射孔に燃料油を供給する燃料油通路から燃料噴射
弁内で分岐した制御油圧通路を介して燃料油が供給され
ている。一方、ニードル弁が開弁して燃料噴射が行なわ
れると燃料油通路内の燃料圧力は低下する。また、燃料
噴射が終了してニードル弁が閉弁すると、燃料油通路内
の燃料圧力は上昇し、燃料噴射開始前の圧力に復帰する
が、このとき、急激な圧力上昇のために燃料油通路内の
圧力に変動が生じ、燃料噴射開始前の圧力に収束するま
でに多少の時間を必要とする。このように、燃料油通路
内の燃料油圧力の変動、すなわち圧力バウンスが生じる
とそれに応じて制御油圧室内の燃料油圧力が変動するよ
うになる。このため、制御油圧室内で圧力バウンスが続
いている間に再度燃料噴射を行なおうとすると、ニード
ル弁の開閉タイミングが正確に制御できなくなり燃料噴
射タイミングと燃料噴射量との正確な制御ができなくな
る問題が生じる。
【0006】特開平6−147050公報は、上記問題
を解決するために、制御油圧室と燃料油通路とを、流路
長さの異なる複数の制御油圧通路で接続するようにした
燃料噴射弁を開示している。同公報の燃料噴射弁では、
流路長さの異なる複数の制御油圧通路を用いて制御油圧
室と燃料油通路とを接続しているため、燃料油通路での
急激な圧力変化が生じた場合には、燃料油通路での圧力
変化が制御油圧室に到達するまでの時間が複数の制御油
圧通路毎に異なってくる。このため、各制御油圧通路か
ら伝播する圧力変動により制御油圧室内に発生する圧力
変動の周波数が各制御油圧通路毎に異なるようになり、
周波数の異なる圧力変動が互いに相殺され制御油圧室内
の圧力変動の減衰時間が短くなる。このため、同公報の
燃料噴射弁では、例えばパイロット燃料噴射と主燃料噴
射との間隔が短い場合にも安定した主燃料噴射を行なう
ことが可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
6−147050公報の燃料噴射弁は、パイロット燃料
噴射と主燃料噴射とのみを行なう燃料噴射弁では制御油
圧室内の圧力変動を有効に減衰させることができるもの
の、主燃料噴射の後にポスト燃料噴射を行なうような場
合には、ポスト燃料噴射の噴射時期や噴射量を正確に制
御できなくなる場合が生じる問題がある。
【0008】例えばディーゼル機関等では、主燃料噴射
で噴射する燃料量が多い場合や、多量のEGR(排気ガ
ス再循環)を行って燃料量に対して空気量が少くなって
いるような場合には、噴射された燃料の一部が完全燃焼
しないため排気スモークを発生する場合がある。このた
め、機関の高負荷運転時などでは、主燃料噴射量の上限
値をある値に規制して、必要とされる残りの量の燃料を
主燃料噴射量終了後に再度噴射する、いわゆるポスト燃
料噴射を行なう場合がある。この場合、主燃料噴射とポ
スト燃料噴射との間隔が長くなると、ポスト燃料噴射で
噴射された燃料が燃焼しなくなり、逆に排気スモークが
増大する問題が生じる。従って、主燃料噴射とポスト燃
料噴射との間隔はパイロット燃料噴射と主燃料噴射との
間隔に比較して小さく設定する必要がある。
【0009】パイロット燃料噴射では、燃料噴射量は比
較的少量でありパイロット燃料噴射と主燃料噴射との間
隔も比較的大きい。このため、パイロット噴射時の燃料
油通路の圧力低下は比較的小さく、パイロット燃料噴射
終了時に生じる燃料油通路の圧力バウンスの幅も比較的
小さくなっている。一方、主燃料噴射では燃料噴射量は
パイロット燃料噴射に較べて大きくなっているため、燃
料噴射時の燃料油通路の圧力低下はパイロット燃料噴射
時に較べて大きくなる。このため、主燃料噴射終了時に
生じる燃料油通路の圧力バウンスは、パイロット燃料噴
射時に較べて非常に大きくなってしまう。従って、上記
特開平6−147050公報の燃料噴射弁のように、長
さの異なる制御油圧通路を複数設けた場合であっても、
それぞれの制御油圧通路から制御油圧室に伝播する圧力
変動の幅が大きくなり、それぞれの制御油圧通路からの
圧力変動の相殺効果を考慮しても制御油圧室内での圧力
バウンスが減衰する時間が長くなる。
【0010】一方、前述したようにポスト燃料噴射は主
燃料噴射終了後、短い時間間隔で開始する必要がある。
このため、ポスト噴射を主燃料噴射による制御油圧室内
の圧力バウンスが減衰する前に開始する場合が生じ、ポ
スト燃料噴射の噴射時期や噴射量が正確に制御できなく
なる問題が生じるのである。本発明は上記問題に鑑み、
主燃料噴射の後にポスト燃料噴射を行なう場合等のよう
に、短い時間間隔で燃料噴射を行なう際に、前の燃料噴
射が後の燃料噴射に影響を与えることを防止し、後の燃
料噴射の噴射時期や噴射量を正確に制御することを可能
とする燃料噴射弁を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、高圧燃料油通路に接続されるハウジングと、該
ハウジングに開口する燃料噴射孔を開閉するニードル弁
と、前記ハウジング内に設けられ、前記燃料噴射孔と前
記高圧燃料油通路とを接続する燃料油通路と、前記燃料
油通路に連通し、燃料油通路から供給される燃料油圧力
により前記ニードル弁を前記燃料噴射孔を開放する方向
に付勢する油圧室と、前記ハウジング内に設けられ、前
記高圧燃料油通路に接続された制御油圧通路と、前記制
御油圧通路に接続され、制御油圧通路から供給される燃
料油の圧力により、前記ニードル弁を前記燃料噴射孔を
閉鎖する方向に付勢する制御油圧室と、前記制御油圧室
をハウジング外の低圧部に接続するリターン通路と、該
リターン通路を開閉する制御弁とを備え、前記制御弁を
開弁することにより、前記制御油圧室を前記リターン通
路に接続して前記制御油圧室内の燃料油圧を低下させ、
前記油圧室内の燃料圧力により前記ニードル弁を前記燃
料噴射孔を開放する方向に移動させて燃料噴射を行い、
前記制御弁を閉弁することにより、前記制御油圧室を前
記リターン通路から遮断して前記制御油圧通路から前記
制御油圧室内に供給される燃料油圧力により前記ニード
ル弁を前記燃料噴射孔に向けて付勢し燃料噴射を停止す
る燃料噴射弁において、前記制御油圧通路と前記燃料油
通路とは、それぞれが互いに独立して前記高圧燃料通路
に接続されている、燃料噴射弁が提供される。
【0012】すなわち、請求項1の発明では制御油圧室
に油圧を供給する制御油圧通路と、燃料噴射孔に燃料を
供給する燃料油通路とは、それぞれが互いに独立して高
圧燃料通路に接続されている。燃料噴射実施時には、燃
料油通路内では燃料圧力の変動が生じる。従来のよう
に、制御油圧通路と燃料油通路とが燃料噴射弁ハウジン
グの中で分岐している構成では、燃料油通路に直接制御
油圧通路が接続されているため、燃料油通路内の大きな
圧力変動がそのまま制御油圧通路を介して制御油圧室に
伝播してしまい、制御油圧室内に大きな圧力バウンスを
生じるようになる。本発明では、制御油圧通路と燃料油
通路とを高圧燃料通路に互いに独立して接続させること
により、この問題を解決している。すなわち、本発明で
は制御油圧通路と燃料油通路とは燃料噴射弁ハウジング
内で互いに連通することなくそれぞれが高圧燃料通路に
直接接続されている。このため、燃料噴射時に燃料油通
路に生じた圧力変動は、制御油圧通路には直接伝播する
ことなく高圧燃料通路に伝播する。ところが、高圧燃料
通路は燃料油通路に較べて長さも大きく体積もそれに応
じて大きくなっているため、高圧燃料通路内では燃料油
通路から伝播した圧力変動は小さくなる。このため、高
圧燃料通路が圧力変動を減衰させるサージタンクとして
機能するようになり、高圧燃料通路に制御油圧通路を介
して直接接続された制御油圧室内の圧力変動は小さくな
る。すなわち、本発明では、制御油圧室に伝播する圧力
変動そのものが小さくなるため、主燃料噴射時等のよう
に燃料油通路内の圧力変動幅が大きくなる場合にも制御
油圧室内での圧力バウンス幅を小さい値に抑制すること
が可能となる。従って、ポスト噴射等のように、主燃料
噴射後短時間で再度燃料噴射を行なう場合にも燃料噴射
時期、燃料噴射量を正確に制御することが可能となる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、高圧燃料
を貯留する蓄圧室に接続され、蓄圧室から供給される燃
料を噴射する燃料噴射弁であって、ハウジングと、該ハ
ウジングに開口する燃料噴射孔を開閉するニードル弁
と、前記ハウジング内に設けられ、前記蓄圧室内の燃料
を前記燃料噴射孔に供給する燃料油通路と、前記燃料油
通路に連通し、燃料油通路から供給される燃料油圧力に
より前記ニードル弁を前記燃料噴射孔を開放する方向に
付勢する油圧室と、前記ハウジング内に設けられ、前記
蓄圧室から燃料油を供給される制御油圧通路と、前記制
御油圧通路に接続され、制御油圧通路から供給される燃
料油の圧力により、前記ニードル弁を前記燃料噴射孔を
閉鎖する方向に付勢する制御油圧室と、前記制御油圧室
をハウジング外の低圧部に接続するリターン通路と、該
リターン通路を開閉する制御弁とを備え、前記制御弁を
開弁することにより、前記制御油圧室を前記リターン通
路に接続して前記制御油圧室内の燃料油圧を低下させ、
前記油圧室内の燃料圧力により前記ニードル弁を前記燃
料噴射孔を開放する方向に移動させて燃料噴射を行い、
前記制御弁を閉弁することにより、前記制御油圧室を前
記リターン通路から遮断して前記制御油圧通路から前記
制御油圧室内に供給される燃料油圧力により前記ニード
ル弁を前記燃料噴射孔に向けて付勢し燃料噴射を停止す
る燃料噴射弁において、前記制御油圧通路と前記燃料油
通路とは、それぞれが互いに独立して前記蓄圧室に接続
されている、燃料噴射弁が提供される。
【0014】すなわち、請求項2の発明では制御油圧通
路と燃料油通路とは、それぞれ互いに連通することなく
直接蓄圧室に接続されている。蓄圧室は燃料油通路に比
較して容積が極めて大きいため、サージタンクとしての
効果も大きく燃料噴射時に燃料油通路に生じた圧力変動
はサージタンクではほぼ完全に減衰する。このため、サ
ージタンクに制御油圧通路を介して直接接続された制御
油圧室には燃料油通路に生じた圧力変動はほとんど伝播
しない。従って、燃料噴射時に制御油圧室内には圧力バ
ウンスが生じなくなり、ポスト噴射等のように、主燃料
噴射後短時間で再度燃料噴射を行なう場合にも燃料噴射
時期、燃料噴射量を正確に制御することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明の燃料噴射
弁を自動車用ディーゼル機関に適用した場合の実施形態
の概略構成を示す図である。図1において、1は内燃機
関(本実施形態では#1から#4の4つの気筒を備えた
4気筒4サイクルディーゼル機関が使用される)、10
aから10d は機関1の#1から#4の各気筒内に直接
燃料を噴射する燃料噴射弁、燃料噴射弁10aから10
dは、それぞれ高圧燃料配管11aから11dを介して
共通の蓄圧室(コモンレール)3に接続されている。コ
モンレール3は、高圧燃料噴射ポンプ5から供給される
加圧燃料を貯留し、貯留した高圧燃料を高圧燃料配管1
1aから11dを介して各燃料噴射弁10aから10d
に分配する機能を有する。
【0016】本実施形態では、高圧燃料噴射ポンプ5
は、例えば吐出量調節機構を有するプランジャ形式のポ
ンプとされ、図示しない燃料タンクから供給される燃料
を所定の圧力に昇圧しコモンレール3に供給する。ポン
プ5からコモンレール3への燃料圧送量は、コモンレー
ル3圧力が目標圧力になるようにECU20によりフィ
ードバック制御される。
【0017】図1に20で示すのは、機関の制御を行う
電子制御ユニット(ECU)である。ECU20は、リ
ードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)、マイクロプロセッサ(CPU)、入出力ポ
ートを双方向バスで接続した公知の構成のディジタルコ
ンピュータとして構成されている。ECU20は、燃料
噴射弁10aから10dの開弁時期、時間等の開弁動作
を制御してメイン燃料噴射の噴射時期及び噴射量を制御
する燃料噴射制御等の機関の基本制御を行う。
【0018】これらの制御を行なうために、本実施形態
ではコモンレール3にはコモンレール内燃料圧力を検出
する燃料圧センサ27が設けられている他、機関1のア
クセルペダル(図示せず)近傍にはアクセル開度(運転
者のアクセルペダル踏み込み量)を検出するアクセル開
度センサ21が設けられている。また、図1に23で示
すのは機関1のカム軸の回転位相を検出するカム角セン
サ、25で示すのはクランク軸の回転位相を検出するク
ランク角センサである。カム角センサ23は、機関1の
カム軸近傍に配置され、クランク回転角度に換算して7
20度毎に基準パルスを出力する。また、クランク角セ
ンサ25は、機関1 のクランク軸近傍に配置され所定ク
ランク回転角毎(例えば15度毎)にクランク角パルス
を発生する。
【0019】ECU20は、クランク各センサ25から
入力するクランク回転角パルス信号の周波数から機関回
転数を算出し、アクセル開度センサ21から入力するア
クセル開度信号と、機関回転数とに基づいて燃料噴射弁
10aから10dの燃料噴射時期と燃料噴射量とを算出
する。なお、本実施形態では、燃料噴射弁からの燃料噴
射時期と燃料噴射量との算出方法は、公知のいずれの方
法をも使用することができる。
【0020】次に、本実施形態の燃料噴射弁10(燃料
噴射弁10aから10dは同一の構造であるため、以下
の説明では、参照符号10で総称する)の構造について
説明するが、その前に図4を用いて従来の一般的な高圧
燃料噴射弁の構造について説明する。図4は、従来の燃
料噴射弁の構造を模式的に示す図であり、燃料噴射弁の
の軸線に沿った断面を示している。
【0021】図4において、31で示すのは燃料噴射弁
10のハウジング、33で示すのは、ニードル弁であ
る。ニードル弁33は、後述する油圧室35内の油圧を
受ける開弁ピストン331と制御油圧室37の油圧を受
ける増圧ピストン333とを備え、燃料油圧力の作用し
ない状態ではスプリング335によりハウジング31先
端の弁座311に押圧されている。増圧ピストン333
の受圧面積は、開弁用ピストン331の受圧面積より大
きく設定されている。
【0022】ハウジング31の弁座311より更に先端
部分には燃料を噴射する燃料噴射孔313が設けられて
いる。開弁用ピストン331下部のハウジング31内に
はニードル弁33先端の周囲に油圧室35が形成されて
いる。また、ハウジング31内の増圧ピストン333上
部には制御油圧室37が形成されており、通路371を
介して増圧ピストン333上側の受圧部に連通してい
る。
【0023】図4の例では、ハウジング31外側には、
前述した高圧燃料配管11aから11d(以下、参照符
号11で総称する)に接続される燃料配管接続部317
が形成されている。接続部317内には、油圧室35と
高圧燃料配管とを接続する燃料油通路351が形成され
ている。また、ハウジング内では、燃料油通路351か
ら制御油圧通路373が分岐しており、燃料油通路35
1と制御油圧室37とを連通している。
【0024】また、図4に39で示すのは、制御油圧室
37と図示しない燃料タンク等の低圧部を接続するリタ
ーン通路である。リターン通路39にはニードル弁33
の増圧ピストン333下部空間が常時連通しており、増
圧ピストン333下部圧力を常に制御油圧室37より低
い値に保持している。図4に40で示すのは、制御油圧
室37内の油圧を制御する制御弁である。制御弁40
は、ソレノイド41と、制御油圧室37内に配置された
板状の弁体43とを備えている。弁体43には、オリフ
ィスとして機能する貫通孔43aが設けられている。ソ
レノイド41通電時、弁体43はソレノイド41に吸引
され、制御油圧通路373の制御油圧室37への開口3
73aを閉鎖する。また、ソレノイド41の通電停止時
には、弁体43は制御油圧通路373から供給される油
圧によりリターン通路39の制御油圧室内への開口39
aに押圧され、制御油圧室37をリターン通路39から
遮断する。
【0025】次に、図4の燃料噴射弁10の燃料噴射動
作について説明する。ソレノイド41が通電されていな
いとき、すなわち燃料噴射を実施していないときには、
制御弁の弁体43は制御油圧室37内の燃料油圧力とリ
ターン通路39内の燃料油圧力との差により図4下方向
に押圧され、リターン通路39の開口39aを閉鎖して
いる。このため、制御油圧室37及び通路371により
制御油圧室37に連通した増圧ピストン333上部の圧
力は燃料油通路351内の燃料油圧力と等しくなってい
る。また、ハウジング先端の油圧室35内の燃料圧力は
燃料油通路351内の燃料油圧力と等しくなっている。
【0026】この状態では、ニードル弁33にはハウジ
ング31先端の油圧室35内の燃料油圧力が開弁用ピス
トン331を介してニードル弁を開弁方向(図4で上向
き)に付勢するように作用している。また、同様に制御
油圧室37内の燃料油圧力は、増圧ピストン333を介
してニードル弁33を閉弁方向(図4で下向き)に付勢
するように作用している。前述したように、増圧ピスト
ン333の受圧面積は開弁用ピストン331の受圧面積
より大きく、しかもスプリング335の付勢力もニード
ル弁33の閉弁方向に作用している。このため、ソレノ
イド41が通電されていない状態では、ニードル弁33
先端は弁座311に押圧され油圧室35は燃料噴射孔3
13から遮断されるため燃料噴射は生じない。
【0027】一方、ソレノイド41が通電されると制御
弁の弁体43はソレノイド41に吸引されて制御油圧通
路373の開口373aを閉鎖するとともに、リターン
通路39の開口39aを開放する。これにより、制御室
37は制御油圧通路373から遮断され、リターン通路
39に連通する。この状態では、制御室37、及び通路
371で制御室に連通する増圧ピストン333上部の燃
料油圧力はリターン通路39内圧力まで低下する。この
ため、ニードル弁33は開弁用ピストン331に作用す
る油圧室35内圧力により開弁方向に移動し、油圧室3
5と燃料噴射孔313とが連通し、燃料油通路351内
の燃料が油圧室35を通って燃料噴射孔313から噴射
されるようになる。
【0028】更に、この状態でソレノイド41の通電が
停止されると、制御弁の弁体43は開口373aを介し
て作用する制御油圧通路373の圧力により開口373
aから離れ、制御油圧通路373から流入する燃料油の
圧力により制御弁弁体43が下方に移動して、リターン
通路39の開口39aを閉鎖する。また、制御油圧通路
373から流入する燃料油は、弁体43の開口43aを
通って弁体43下部に流入して、制御室37及び増圧ピ
ストン333上部の圧力は制御油圧通路373内圧力
(すなわち燃料油通路351内圧力)に等しくなる。こ
の状態では、燃料油圧力により増圧ピストン333上部
に作用する力は、開弁用ピストン331に作用する力よ
り大きくなり、ニードル弁33は弁座311に押圧され
る。これにより、油圧室35は燃料噴射孔313から遮
断され燃料噴射が停止する。
【0029】上述のように、図4の燃料噴射弁では燃料
油圧力を用いてニードル弁33を開閉している。ところ
が、燃料噴射時には燃料油通路351の燃料油圧力はニ
ードル弁33の開弁により低下する。また、燃料噴射停
止時にはニードル弁33の閉弁により、燃料噴射中に低
下していた燃料油通路351の燃料油圧力は急激に上昇
する。また、燃料油圧力は直ちに燃料噴射開始前の値に
は復帰せず燃料油通路351内に圧力の脈動が生じる。
この圧力の脈動は、ニードル弁33が弁座311に着座
して燃料油通路351内を流れる燃料油流が遮断された
ために、弁座311部分で発生した圧力波が燃料油通路
351内を伝播し各部で反射することにより生じる。こ
の場合、図4の燃料噴射弁のように制御油圧通路373
が燃料油通路351から分岐している構造では、弁座3
11部分で発生した圧力波は、燃料油通路351から分
岐部351a(図4)を通り制御油圧通路373に伝播
してしまうため、制御油圧通路373内の圧力も燃料油
通路351と同様に脈動を生じるようになる。このた
め、燃料噴射終了後、制御油圧室37内の圧力が脈動す
る、いわゆる圧力バウンスが生じるのである。この圧力
バウンスは、燃料噴射終了後時間の経過とともに減衰す
るが、例えば主燃料噴射等のように噴射中の燃料油通圧
力の低下幅が大きい場合には、圧力バウンスの変動幅も
大きくなり、減衰に時間を要するようになる。このた
め、主燃料噴射終了直後にポスト燃料噴射を行なうよう
な場合には、制御油圧室37内の圧力の脈動のためにニ
ードル弁33の動作が安定せず、燃料噴射時期や燃料噴
射量を正確に制御できなくなる。以下に説明する本発明
の実施形態では、燃料油通路351内の圧力脈動が制御
油圧室37に伝播することを防止することにより上記問
題を解決している。
【0030】(1)第1の実施形態 図2は、本発明の燃料噴射弁の第1の実施形態を説明す
る、図4と同様な断面図である。図2において、図4と
同一の参照符号は同様な要素を示している。本実施形態
では、燃料油通路351と制御油圧通路373とがそれ
ぞれ個別に高圧燃料配管11に接続されており、ハウジ
ング311内で互いに連通していない点が図4の従来の
燃料噴射弁構造とは相違している。
【0031】すなわち、図2に示すように、燃料油通路
351と制御油圧通路373とは、それぞれハウジング
311の高圧配管接続部317まで互いに独立して延設
されており、高圧燃料配管11に個別に接続されてい
る。このように、燃料油通路351と制御油圧通路37
3とを個別に高圧燃料配管11に接続したことにより、
燃料噴射終了時に燃料油通路351内に生じた圧力脈動
が直接制御油圧通路373には伝播することが防止され
る。
【0032】本実施形態においても、制御油圧通路37
3は高圧配管11を介して間接的に燃料油通路351に
連通しているため、燃料油通路351内の圧力の脈動に
より高圧配管11内で圧力の脈動が生じた場合には、制
御油圧通路373内の圧力も脈動することになる。しか
し、燃料油通路315の容積に比較すると高圧配管11
の容積は大きいため、燃料油通路351内の圧力脈動が
高圧配管11に伝播した場合でも、脈動は減衰し高圧配
管11の圧力脈動は極めて小さくなる。すなわち、高圧
燃料配管11が圧力変動を減衰させるサージタンクとし
て機能するため、制御油圧通路373及び制御室37内
で生じる圧力バウンスは極めて小さくなる。このため、
制御室37内の圧力バウンスは燃料噴射終了後直ちに減
衰するようになり、制御室37内の圧力は燃料噴射終了
後直ちに安定するようになる。従って本実施形態によれ
ば、主燃料噴射終了後直ちにポスト燃料噴射を行なうよ
うな場合でも、ニードル弁33の動作が安定し燃料噴射
時期と燃料噴射量とを正確に制御することが可能とな
る。
【0033】(2)第2の実施形態 図3は、本発明の燃料噴射弁の第2の実施形態を示す、
図2、図4と同様な図である。図3において、図2、図
4と同一の参照符号は図2、図4と同様な要素を示して
いる。第1の実施形態では、燃料油通路351と制御油
圧通路373とはハウジング311の高圧燃料配管接続
部317まで互いに独立に延設され、高圧配管接続部3
17でそれぞれ独立に高圧燃料配管317に接続されて
いた。
【0034】これに対して、本実施形態では、共通の高
圧燃料配管317を使用せずに燃料通路351と制御油
圧通路373とをそれぞれ個別の配管3511と373
1とを用いて、直接コモンレール3に接続している点が
相違している。前述の第1の実施形態では、燃料噴射終
了時の燃料油通路351内の圧力変動は直接制御油圧通
路373に伝播しないものの、高圧燃料配管317を経
由して圧力変動が間接的に制御油圧通路373に伝播す
る。このため、燃料油通路351内の圧力変動が極めて
大きいような場合には、高圧燃料配管317での減衰が
不十分になる可能性がある。
【0035】これに対して、本実施形態では燃料油通路
351と制御油圧通路373とは、それぞれが独立して
直接にコモンレール3に接続されている。コモンレール
3の容積は第1の実施形態における高圧燃料配管11よ
りはるかに大きいため、サージタンクとしての効果も高
圧燃料配管11より格段に大きい。従って、燃料油通路
351から配管3511を介して圧力変動がコモンレー
ルに伝播した場合でもコモンレール3内で圧力変動はほ
ぼ完全に減衰し、制御油圧通路373に伝播することは
ない。このため、本実施形態によれば主燃料噴射による
燃料油通路351内の圧力変動が極めて大きくなったよ
うな場合でも制御油圧室37内には圧力バウンスは生じ
なくなり、主燃料噴射終了後直ちにポスト燃料噴射を行
なうような場合でも、ニードル弁33の動作が安定し燃
料噴射時期と燃料噴射量とを正確に制御することが可能
となる。
【0036】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、主燃料
噴射の後にポスト燃料噴射を行なう場合等のように、短
い時間間隔で燃料噴射を行なう際に、前の燃料噴射が後
の燃料噴射に影響を与えることを防止し、後の燃料噴射
の噴射時期や噴射量を正確に制御することが可能となる
共通の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射弁を自動車用ディーゼル機関
に適用した実施形態の燃料系統の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の燃料噴射弁の第1の実施形態を説明す
る断面模式図である。
【図3】本発明の燃料噴射弁の第2の実施形態を説明す
る断面模式図である。
【図4】従来の燃料噴射弁の概略構造を説明する断面模
式図である。
【符号の説明】
3…コモンレール 10…燃料噴射弁 31…ハウジング 33…ニードル弁 35…油圧室 37…制御油圧室 40…制御弁 43…弁体 351…燃料油通路 373…制御油圧通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 47/02 F02M 47/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧燃料油通路に接続されるハウジング
    と、 該ハウジングに開口する燃料噴射孔を開閉するニードル
    弁と、 前記ハウジング内に設けられ、前記燃料噴射孔と前記高
    圧油通路とを接続する燃料油通路と、 前記燃料油通路に連通し、燃料油通路から供給される燃
    料油圧力により前記ニードル弁を前記燃料噴射孔を開放
    する方向に付勢する油圧室と、 前記ハウジング内に設けられ、前記高圧燃料油通路に接
    続された制御油圧通路と、 前記制御油圧通路に接続され、制御油圧通路から供給さ
    れる燃料油の圧力により、前記ニードル弁を前記燃料噴
    射孔を閉鎖する方向に付勢する制御油圧室と、 前記制御油圧室をハウジング外の低圧部に接続するリタ
    ーン通路と、該リターン通路を開閉する制御弁とを備
    え、 前記制御弁を開弁することにより、前記制御油圧室を前
    記リターン通路に接続して前記制御油圧室内の燃料油圧
    を低下させ、前記油圧室内の燃料圧力により前記ニード
    ル弁を前記燃料噴射孔を開放する方向に移動させて燃料
    噴射を行い、前記制御弁を閉弁することにより、前記制
    御油圧室を前記リターン通路から遮断して前記制御油圧
    通路から前記制御油圧室内に供給される燃料油圧力によ
    り前記ニードル弁を前記燃料噴射孔に向けて付勢し燃料
    噴射を停止する燃料噴射弁において、 前記制御油圧通
    路と前記燃料油通路とは、それぞれが互いに独立して前
    記高圧燃料通路に接続されている、燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 高圧燃料を貯留する蓄圧室に接続され、
    蓄圧室から供給される燃料を噴射する燃料噴射弁であっ
    て、 ハウジングと、 該ハウジングに開口する燃料噴射孔を開閉するニードル
    弁と、 前記ハウジング内に設けられ、前記蓄圧室内の燃料を前
    記燃料噴射孔に供給する燃料油通路と、 前記燃料油通路に連通し、燃料油通路から供給される燃
    料油圧力により前記ニードル弁を前記燃料噴射孔を開放
    する方向に付勢する油圧室と、 前記ハウジング内に設けられ、前記蓄圧室から燃料油を
    供給される制御油圧通路と、 前記制御油圧通路に接続され、制御油圧通路から供給さ
    れる燃料油の圧力により、前記ニードル弁を前記燃料噴
    射孔を閉鎖する方向に付勢する制御油圧室と、 前記制御油圧室をハウジング外の低圧部に接続するリタ
    ーン通路と、該リターン通路を開閉する制御弁とを備
    え、 前記制御弁を開弁することにより、前記制御油圧室を前
    記リターン通路に接続して前記制御油圧室内の燃料油圧
    を低下させ、前記油圧室内の燃料圧力により前記ニード
    ル弁を前記燃料噴射孔を開放する方向に移動させて燃料
    噴射を行い、前記制御弁を閉弁することにより、前記制
    御油圧室を前記リターン通路から遮断して前記制御油圧
    通路から前記制御油圧室内に供給される燃料油圧力によ
    り前記ニードル弁を前記燃料噴射孔に向けて付勢し燃料
    噴射を停止する燃料噴射弁において、 前記制御油圧通路と前記燃料油通路とは、それぞれが互
    いに独立して前記蓄圧室に接続されている、燃料噴射
    弁。
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