JP2001295022A - 部分浸炭焼入れ処理方法 - Google Patents

部分浸炭焼入れ処理方法

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JP2001295022A
JP2001295022A JP2000111035A JP2000111035A JP2001295022A JP 2001295022 A JP2001295022 A JP 2001295022A JP 2000111035 A JP2000111035 A JP 2000111035A JP 2000111035 A JP2000111035 A JP 2000111035A JP 2001295022 A JP2001295022 A JP 2001295022A
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carburizing
quenching
screw
cap
hole
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Hidetomo Hara
英友 原
Togo Suzuki
東吾 鈴木
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Toshiba Corp
Toshiba Substation Equipment Technology Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Substation Equipment Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】部分浸炭部品の工程や工数を低減し、リードタ
イムを短縮することができる部分浸炭焼入れ処理方法を
提供すること。 【解決手段】浸炭処理の不要なオネジ部1a及び浸炭処
理を必要とするネジ頭部1bを有するネジ部品1を、浸
炭ガス中で浸炭焼入れを行う場合、有底筒状の銅からな
りかつこの外表面に銅メッキを施したネジ付キャップ2
を用い、該キャップ2のメネジ部2cをオネジ部1aに
螺合させると共に、該キャップ2の端部をネジ頭部1b
に当接させた状態で浸炭焼入れを行う部分浸炭焼入れ処
理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ、ボルト等の
ネジ部品又は円筒部品の表面層の炭素量を増加させるた
め、ネジ部品又は円筒部品を浸炭ガス中で加熱処理する
部分浸炭焼入れ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浸炭焼き入れ処理方法は、例えば鋼から
なる部品の表面層の炭素量を増加するために、浸炭剤の
中で加熱処理する方法であり、浸炭剤の種類によって固
体浸炭、液体浸炭、ガス浸炭に分けられる。
【0003】従来、ネジ部品のうち小形なもの、例えば
オネジ部のネジピッチが1.5mm以下(0を含まず)
のネジ部品、あるいは孔部の直径が4mm〜10mmの
円筒部品を、例えば真空炉内に例えばCO(一酸化炭
素)ガスを充満させて、浸炭並びに炭焼入れ処理方法を
利用して処理していた。
【0004】このいずれの場合も、全ての部分に浸炭処
理を行うものではなく、浸炭処理を必要とする部分(機
械的強度が必要な部分)と浸炭処理を必要としない部分
(浸炭処理をしてはいけない部分)がある。
【0005】具体的には、例えば図2に示すネジ1の場
合には、オネジ部1aは浸炭処理を必要としない部分で
あり、ネジ頭部1bは浸炭処理を必要とする部分であ
る。又、例えば図4に示す円筒部品4の場合には、円筒
部4aは浸炭処理を必要とする部分であり、孔部4bは
浸炭処理を必要としない部分である。更に、例えば図6
に示す棒状部品10の場合には、本体部10aは浸炭処
理を必要とする部分であり、孔部10bは浸炭処理を必
要としない部分である。
【0006】このように部分的に浸炭焼入れ処理を行う
対象部品であるため、従来次のような浸炭防止対策を施
すようにしていた。ネジ部品のネジピッチが1.5mm
を超える場合には、図2のオネジ部(浸炭不要部)1a
に浸炭防止剤を塗布する方法を用いているが、ネジピッ
チ1.5mm以下(0を含まず)の小ネジの場合は、浸
炭防止剤の密着力が強いので浸炭防止剤を除去する際、
ネジが傷むため、本来必要とするネジの直径(外径)よ
り余計例えば円柱の直径に対して2mm位肉をつけて、
浸炭後該浸炭部を削除し焼入れしてからネジ部の仕上加
工をしていた。
【0007】又、図4に示すような円筒体4の孔部(該
直径が例えば8mm程度のもの)4b側に浸炭防止剤を
塗布し、浸炭焼入れ後、該孔部4bを例えばホーニング
加工により時間をかけて除去していた。
【0008】更に、図6に示すような棒状部品10の孔
部10bに、本来必要とする孔の直径余分例えば2mm
位肉をつけた状態の棒状部品10を使用し、これを浸炭
後該余分な浸炭部を削除し、焼き入れ後本来必要な孔の
直径に仕上加工をしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来の部分浸炭焼入れ処理方法にあっては、次のよ
うな問題点があった。
【0010】(1)ネジピッチ1.5mm以下のネジ部
品1の場合は、本来必要とするオネジ部の直径より余分
に2mm位肉をつけて加工し、全体を浸炭後浸炭不要部
を削除し焼入れしてからネジ加工していたので工程や工
数が増えるのみならず、リードタイムが長くかかってい
た。
【0011】(2)円筒部品4の場合は、浸炭焼入れする
と浸炭防止剤が強く密着するので、円筒部品4の孔部
(内側)4bへホーニング剤を吹き付けて除去するため
には、1個あたり10数分の時間を要する等の問題があ
った。
【0012】(3)孔部10bの直径が4mm〜10m
mの穴の明いた棒状体類10を浸炭する場合は、孔部1
0bに2mm位肉をつけて浸炭後浸炭部を削除し焼入れ
してから孔部10の仕上加工をしていたので工程や工数
が増えリードタイムが長い原因となっていた。
【0013】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、部分浸炭部品の工程や工数を低減
し、リードタイムを短縮することができる部分浸炭焼入
れ処理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、浸炭処理の不要なオネ
ジ部及び浸炭処理を必要とするネジ頭部を有するネジ部
品を、浸炭ガス中で浸炭焼入れを行う場合、有底筒状の
銅からなるネジ付キャップ又は外表面に銅メッキを施し
た有底筒状のネジ付キャップを用い、該キャップのメネ
ジ部を前記オネジ部に螺合させると共に、該キャップの
端部を前記ネジ頭部に当設させて該当設部から前記浸炭
ガスの侵入を防ぐようにした状態で浸炭焼入れを行う部
分浸炭焼入れ処理方法である。
【0015】請求項1に対応する発明によれば、1工程
の機械加工で浸炭焼入れができるので、生産性が大幅に
向上すると共に、ネジ部品の品質も向上し、更に、キャ
ップを取付けた状態にあっては安価な大気中加熱炉でも
焼入れ可能となる。前記目的を達成するために、請求項
2に対応する発明は、浸炭処理の不要な孔部及び浸炭処
理を必要とする円筒部を有する円筒部品を、浸炭ガス中
で浸炭焼入れを行う場合、該孔部にボルトを挿通させる
と共にボルトの先端にナットを螺合させ、該ナットと該
円筒部品の端部並びに該ボルトの頭と該円筒部品の端部
の間にそれぞれ銅製のガスケットを介在させて該孔部内
に前記浸炭ガスの侵入を防ぐようにした状態で浸炭焼入
れを行う部分浸炭焼入れ処理方法である。
【0016】請求項2に対応する発明によれば、円筒部
品の場合、浸炭防止剤を塗布し、浸炭焼入れ後、円筒部
品の内側へホーニング剤を吹き付けて除去する工程が無
くなり工数を低減できる。
【0017】前記目的を達成するために、請求項3に対
応する発明は、浸炭処理の不要な孔部及び浸炭処理を必
要とする本体部を有する棒状部品を、浸炭ガス中で浸炭
焼入れを行う場合、該孔部に少なくとも両端部にオネジ
部を有する心棒を挿通させると共に該オネジ部にそれぞ
れ銅製ナットを螺合させて該孔部内に前記浸炭ガスの侵
入を防ぐようにした状態で浸炭焼入れを行う部分浸炭焼
入れ処理方法である。
【0018】請求項3に対応する発明によれば、円筒部
品の内側に心棒を入れ銅製のナツトで締めつけて穴の角
とナットのテーパ部で浸炭ガスの侵入を防ぐことができ
る。
【0019】前記目的を達成するために、請求項4に対
応する発明は、前記キャップと前記ネジ頭部との当設
部、前記ボルトと前記ナットとの螺合部、前記心棒の両
端部のオネジ部と前記銅製ナットとの螺合部に浸炭防止
剤を塗布した状態で浸炭焼入れを行う請求項1乃至請求
項3のいずれか一つに記載の部分浸炭焼入れ処理方法で
ある。
【0020】請求項4に対応する発明によれば、浸炭防
止剤を塗布することにより、浸炭ガスが浸炭処理不要な
部分への侵入を極めて確実に防ぐことができ、工程、工
数、リードタイムの短縮がより確実に行える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0022】本発明に係る部分浸炭焼入れ処理方法の第
1の実施形態について、図1及び図2を参照して説明す
る。図1は第1の実施形態を説明するための一部を断面
した斜視図であり、図2(a)及び図2(b)は図1の
ネジ及びネジ付キャップを示す斜視図である。
【0023】本実施形態は、図2(a)に示すように浸
炭処理の不要なオネジ部1a及び浸炭処理を必要とする
ネジ頭部1bを有するネジ部品1を、浸炭ガス中で浸炭
焼入れを行う場合、図2(b)に示すように例えば有底
筒状の鉄の外表面に銅メッキを施したものであって、円
筒部2aと、円筒部2aの一端部を閉塞する底部2b
と、円筒部2aの内周面に形成されたメネジ部2cから
なるネジ付キャップ2を用い、該キャップ2の円筒部2
aのメネジ部2cをオネジ部1aに螺合させると共に、
該キャップ2の開口端部2dをネジ頭部1bに当設させ
て該当設部から前記浸炭ガスの侵入を防ぐようにした状
態で浸炭焼入れを行う部分浸炭焼入れ処理方法である。
【0024】以上述べた第1の実施形態によれば、ネジ
付キャツプ2を浸炭不要のオネジ部1aへ被せてオネジ
部1aにネジ付キャツプ2のメネジ部2cを螺合(捩じ
込み)させると共に、ネジ付キャツプ2の開口端部2d
をネジ部品1のネジ頭部1bに当設させることにより、
ネジ付キャツプ2の開口端部とネジ部品1のネジ頭部1
bの間に浸炭ガスが侵入するのを防ぐことができる。こ
の場合、ネジ付キャツプ2は、有底筒状の鉄の外表面に
銅メッキを施したものを使用しているので、銅メッキ部
に浸炭ガスが融合することから、浸炭ガスが侵入するの
を防ぐことができ、また鉄を基材としていることから、
所望の機械的強度を必要とする用途に最適である。
【0025】以上述べた第1の実施形態において、ネジ
付キャップ2の開口端部2dとネジ頭部1bとの当設部
に、図1に示すように浸炭防止剤3を塗布した状態で浸
炭焼入れを行えば、キャップ2とネジ頭部1bとの当設
部からオネジ部1aに侵入する浸炭ガスを極めて精度よ
く防ぐことができる。このため、ネジ部品1の使用され
る用途等に対応して浸炭防止剤3の塗布を選択できる。
【0026】又、以上述べた説明では、ネジ付キャップ
2として鉄の外表面に銅メツキを施したものをあげた
が、これに限らず銅を有底筒状に形成したものであって
もよい。
【0027】第1の実施形態によれば、次のような作用
効果が得られる。すなわち、従来ネジピッチが1.5m
m以下(0を含まず)のネジ部品1は、2mm位肉をつ
けて加工し、全体を浸炭後浸炭不要部を削除し焼入れし
てからネジ加工などの仕上加工をする等工程・工数の増
加や、リードタイムが長くかかったり、焼入れ時オネジ
部が酸化して痩せる等の問題があったが、本実施形態に
よれば、1工程の機械加工で浸炭焼入れができるので、
これらの問題が解決し生産性が大幅に向上すると共に、
ネジの品質も向上する。更に、ネジ付キャップ2のメネ
ジ部2cをネジ部品1のオネジ部1aに螺合させた状態
で浸炭焼入れを行うことから、真空炉を使用しない大気
中加熱炉でも焼入れ可能となり、このため生産コストの
低減を図ることができる。
【0028】本発明に係る部分浸炭焼入れ処理方法の第
2の実施形態について、図3及び図4を参照して説明す
る。図3は第2の実施形態を説明するための一部を断面
した斜視図であり、図4は図3の円筒部品及びガスケッ
トを示す斜視図である。
【0029】本実施形態は、浸炭処理の不要な孔部4b
及び浸炭処理を必要とする円筒部4aを有する円筒部品
4を、浸炭ガス中で浸炭焼入れを行う場合、該孔部にボ
ルト5を挿通させると共にボルト5の先端にナット8を
螺合させ、該ナット8と該円筒部品4の端部並びに該ボ
ルト5の頭部と該円筒部品4の端部の間にそれぞれ銅製
のガスケット6,7を介在させた状態で浸炭焼入れを行
う部分浸炭焼入れ処理方法である。
【0030】以上述べた第2の実施形態においては、円
筒部4aの外側のみ浸炭する円筒部品(小さなパイプ状
の製品)4の内側を浸炭防止する方法としてボルト5と
ナット8の間に銅のガスケット6、7を入れて締め付け
ることにより、浸炭ガスがガスケット6、7に融合する
ことから、円筒部品4の両端部とボルト5の頭部及びナ
ットとの間から孔部4bに浸炭ガスの侵入を防ぐことが
できる。この結果、従来の技術のように、孔部4bに浸
炭防止剤を塗布し、浸炭焼入れ後、狭い小さなパイプの
内側へホーニング剤を吹き付けて除去する工程が無くな
り工数を低減できる。
【0031】以上述べた第2の実施形態においては、図
示しないがボルト5とガスケット7の内径側で浸炭防止
剤によりシールしているが、更に図3に示すようにボル
ト5の先端部とナット8のメネジ部8aの螺合部に、浸
炭ガスの侵入を防ぐため浸炭防止剤9を塗布する。この
ようにすることにより、円筒部4aの孔部4bに侵入す
る浸炭ガスを極めて精度よく防ぐことができる。
【0032】本発明に係る部分浸炭焼入れ処理方法の第
3の実施形態について、図5及び図6を参照して説明す
る。図5は第3の実施形態を説明するための斜視図であ
り、図6は図5の棒状部品を示す斜視図である。
【0033】第3の実施形態は、浸炭処理の不要な孔部
10b及び浸炭処理を必要とする本体部10aを有する
棒状部品10を、浸炭ガス中で浸炭焼入れを行う場合、
該孔部10bに少なくとも両端部にオネジ部11a,1
1bを有する心棒11を挿通させると共に、該オネジ部
11a,11bにそれぞれほぼ円錐状の銅製ナット1
2,13をそれぞれ螺合させて該孔部10b内に浸炭ガ
スの侵入を防ぐようにした状態で浸炭焼入れを行う部分
浸炭焼入れ処理方法である。この場合、銅製ナット1
2,13のテーパ部12a,13aがそれぞれ孔部10
b内に挿入されるようにする。
【0034】第3の実施形態によれば、銅製ナット1
2,13のテーパ部12a,13aが棒状部品10の孔
部10b内に挿入されるので、この部分から孔部10b
内に浸炭ガスの侵入を防ぐことができる。このため、従
来の技術のように浸炭後浸炭部を削除した後、焼き入れ
してから孔部の仕上げ加工する必要がないことから、工
程、工数、リードタイムの短縮が可能となる。図5に示
すように、心棒11の少なくとも両端部に形成されたオ
ネジ部11a,11bと銅製ナット12,13との螺合
部に浸炭防止剤14を塗布することで、棒状部品10の
孔部10bに侵入する浸炭ガスを極めて精度よく防ぐこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、部分浸炭部
品の工程や工数を低減し、リードタイムを短縮すること
ができる部分浸炭焼入れ処理方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部分浸炭焼入れ処理方法の第1の
実施形態を説明するための一部を断面した斜視図。
【図2】図1のネジ及びネジ付キャップを示す斜視図。
【図3】本発明に係る部分浸炭焼入れ処理方法の第2の
実施形態を説明するための一部を断面した斜視図。
【図4】図2の円筒及びガスケットを示す斜視図。
【図5】本発明に係る部分浸炭焼入れ処理方法の第3の
実施形態を説明するための斜視図。
【図6】図5の円筒を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ネジ部品、1a…オネジ部、1b…ネジ頭部、2…
ネジ付キャツプ、2a…円筒部、2b…底部、2c…メ
ネジ部、3…浸炭防止剤、4…円筒部品、4a…円筒
部、4b…孔部、5…ボルト、6,7…銅ガスケット、
8…ナット、8a…メネジ部、9…浸炭防止剤、10…
棒状部品、11…心棒、11a,11b…オネジ部、1
2,13…銅製ナット、12a,13a…テーパ部、1
4…浸炭防止剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 東吾 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 4K028 AA01 AB06 4K042 AA25 BA13 DA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浸炭処理の不要なオネジ部及び浸炭処理
    を必要とするネジ頭部を有するネジ部品を、浸炭ガス中
    で浸炭焼入れを行う場合、 有底筒状の銅からなるネジ付キャップ又は外表面に銅メ
    ッキを施した有底筒状のネジ付キャップを用い、該キャ
    ップのメネジ部を前記オネジ部に螺合させると共に、該
    キャップの端部を前記ネジ頭部に当設させて該当設部か
    ら前記浸炭ガスの侵入を防ぐようにした状態で浸炭焼入
    れを行う部分浸炭焼入れ処理方法。
  2. 【請求項2】 浸炭処理の不要な孔部及び浸炭処理を必
    要とする円筒部を有する円筒部品を、浸炭ガス中で浸炭
    焼入れを行う場合、 該孔部にボルトを挿通させると共にボルトの先端にナッ
    トを螺合させ、該ナットと該円筒部品の端部並びに該ボ
    ルトの頭と該円筒部品の端部の間にそれぞれ銅製のガス
    ケットを介在させて該孔部内に前記浸炭ガスの侵入を防
    ぐようにした状態で浸炭焼入れを行う部分浸炭焼入れ処
    理方法。
  3. 【請求項3】 浸炭処理の不要な孔部及び浸炭処理を必
    要とする本体部を有する棒状部品を、浸炭ガス中で浸炭
    焼入れを行う場合、 該孔部に少なくとも両端部にオネジ部を有する心棒を挿
    通させると共に該オネジ部にそれぞれ銅製ナットを螺合
    させて該孔部内に前記浸炭ガスの侵入を防ぐようにした
    状態で浸炭焼入れを行う部分浸炭焼入れ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記キャップと前記ネジ頭部との当設
    部、前記ボルトと前記ナットとの螺合部、前記心棒の両
    端部のオネジ部と前記銅製ナットとの螺合部に浸炭防止
    剤を塗布した状態で浸炭焼入れを行う請求項1乃至請求
    項3のいずれか一つに記載の部分浸炭焼入れ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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