JP2001294597A - 複合体 - Google Patents

複合体

Info

Publication number
JP2001294597A
JP2001294597A JP2000110909A JP2000110909A JP2001294597A JP 2001294597 A JP2001294597 A JP 2001294597A JP 2000110909 A JP2000110909 A JP 2000110909A JP 2000110909 A JP2000110909 A JP 2000110909A JP 2001294597 A JP2001294597 A JP 2001294597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
functional
substance
dna
tert
dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000110909A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4723054B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Takesute
清 武捨
Masako Saito
雅子 斎藤
Tetsuya Ikejima
哲也 池島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP2000110909A priority Critical patent/JP4723054B2/ja
Publication of JP2001294597A publication Critical patent/JP2001294597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4723054B2 publication Critical patent/JP4723054B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DNAをマトリックスとして用いることによ
り、広範な構造や物性の機能物質をDNA中に導入させ
た複合体を提供すること。また、複数の機能物質が混在
しても特性が変化することがなく、機能物質が熱や圧力
等で劣化、変性せずにDNA中に導入でき、ブリードア
ウトが低減され、さらに安定性や耐光性を向上させた複
合体を提供すること。 【解決手段】 機能物質をデオキシリボ核酸中に導入し
た複合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機能物質をデオキ
シリボ核酸(以下DNAと略記)中に導入した複合体に
関するものである。さらに詳しくは機能物質を、マトリ
ックスとして用いたDNA中に分子分散させた複合体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】機能材料には、機能物質を特異的な集合
体、例えば高分子中に機能源となる構造部分を取り込ん
だり、分子間でシステム化する分子錯体、分子内で機能
をシステム化した分子システム材料、等とするアプロー
チと、機能物質をマトリックスにμmからnm、さらに
分子レベルで混練分散して材料化するアプローチとがあ
る。
【0003】前者のアプローチとしては、例えば、特開
平11−292928号公報には、芳香族ポリカルボン
酸無水物とスチレン系ポリマーとを反応させて得られる
ポリマーを主成分とする紫外線吸収剤が挙げられている
が、任意の機能物質、厳密にはその中の機能源を高分子
化するには、機能物質毎に工夫が必要で、この方法は汎
用的ではない。
【0004】後者のアプローチの例は比較的多い。その
場合のマトリックスとしては、有機高分子、無機高分
子、金属等が考えられるが、これらのうち、分子やイオ
ンを溶存あるいは包蔵させることができる点で、有機高
分子が機能物質のマトリックスとして使用されることが
多い。しかし、この方法の場合、機能物質の性質、例え
ば水溶性、油溶性、極性等によって、マトリックスとし
て使用できる高分子が限定されること、高分子中に導入
するときに、高熱や高圧力を加える必要があり、導入し
ようとする機能物質が熱劣化等の変性を起こしたり、あ
るいは、導入後に機能物質がブリードアウトしたり、機
能物質の安定性が悪くなるなどの問題があった。
【0005】例えば、食品、薬品、フィルム製品、プラ
スチック成形品、塗料等は、紫外線や可視光線に触れる
と変質するものが多く、これら製品の光劣化を防ぐた
め、包装材や表面保護フィルムが用いられている。ま
た、カラー鋼板、アルミ板、アクリル樹脂板、ポリカー
ボネート板、塩化ビニル樹脂板等、表面性状が重視され
る各種板材は、その表面が使用開始前に、太陽光線暴露
により変色、劣化を起こしたりするのを防止するため、
製造工程の最終段階で粘着剤層付き表面保護フィルムを
貼着されることが多く、使用されるフィルムは、劣化促
進作用が強い紫外線領域の光線を遮断する能力を有する
ことが必要である。
【0006】これらの包装材や表面保護フィルムとして
は、ベンゾトリアゾール類やベンゾフェノン類などの有
機系紫外線吸収剤、光安定剤等を添加して紫外線吸収能
を付与したものがあり、マトリックスとしては、ポリビ
ニルアルコール(PVA)、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、
ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリイソシアネート、ポリアリレート、ト
リアセチルセルロース等の樹脂が用いられている。ま
た、色素の種類によって異なるが1〜20重量%(樹脂
固形分に対して)の高濃度まで色素を溶解する必要があ
る。これらの中で、PVA系フィルムは透明性に優れ、
かつ帯電防止性を有するため、包装用途に広く使用され
ている。しかしながら、PVAは親水性であることか
ら、油溶性の有機系紫外線吸収剤は、フィルム製品に練
り込む際に相溶性が悪く、紫外線吸収剤がブリードアウ
トするという問題があった。一部に使用されているエマ
ルションタイプやディスパージョンタイプの有機系紫外
線吸収剤は機械的安定性に劣ることから、フィルム製品
等に練混む際に安定性等に問題がある。また、ポリエチ
レン、ポリプロピレンの如きポリオレフィン系樹脂に、
紫外線吸収剤を混入することが行われているが、ポリオ
レフィン系樹脂は一般に紫外線吸収剤との相溶性が良好
でないため、経日により表面にブリードし、拭き取りや
水等で除去されるため、効果が低下してしまうのが実情
である。
【0007】また、とくに省エネルギーの観点から、熱
線遮断の目的で近赤外線吸収フィルムを、ビル、住宅等
の建材物あるいは自動車、電車、航空機等の窓と組み合
わせることが注目されており、一部商品化されている。
通常、近赤外線吸収フィルムの基板フィルムとしては、
ポリエチレンテレフタレートあるいはポリカーボネート
が用いられるが、これらのプラスチックで作製された近
赤外線吸収フィルムは、含有される近赤外線吸収剤の耐
光性が十分ではなく、太陽光により色素が徐々に分解
し、熱線遮断フィルムとしての機能低下が大きくなって
しまう。
【0008】これら紫外線吸収剤や近赤外線吸収剤をマ
トリックスに混入する方法には、マトリックスを加熱溶
融して混練する方法、溶媒に溶解して混合してキャスト
成膜法などでフィルム化する方法、等が挙げられるが、
とくに、加熱溶融法では、これら吸収剤の耐熱性が制約
となる。例えば、フタロシアニン系、アントラキノン
系、シアニン系の化合物を、溶融した樹脂中に混練した
後、押し出し成形した近赤外線吸収パネルが知られてい
る。また、特開平6−214113号公報に記述されて
いるように、金属フタロシアニン化合物をメチルメタク
リレートのモノマーに溶解させた後に重合させたパネル
も知られている。しかし、これらのパネルの製造では高
温での溶融押し出しや重合反応の工程を含むため、熱的
に不安定であったり、化学反応によって分解・変性する
ような色素は使用できない等の制限があり、得られるパ
ネルの形状、特性は不満足なものが多い。
【0009】また、ディスプレイ等の表示用パネルに使
用するためには、色調が重要である。色調を調整するた
めに、同一吸収層に数種類の色素を混合することが試み
られているが、色素の中には他の色素と混在すると特性
が変化したり、化学反応等や誘電的相互作用によって特
性が変化するものがあり、組合せる色素が限られる。ま
た、プラズマディスプレイ等に用いられる場合には、近
赤外線吸収色素と色調補正用可視吸収色素が必要とな
り、数種類の色素を混ぜる必要があり、ますます特性変
化が問題となる。
【0010】また、蛍光またはリン光を発光する機能物
質を利用した機能材料として、色素レーザ材料、蛍光色
素発光材料、電界発光材料(EL材料)、化学発光材料
等がある。これらに使用される光照射や電圧印加により
蛍光やリン光を発光する機能物質を、従来の高分子材料
または無機材料等のマトリックスに導入固定化する場合
も、高熱や機械的圧力を必要としたり、特殊な化学反応
等行なわなければならなかった。このため、機能物質が
劣化変性したり、安定性が悪くなるなどの問題があっ
た。またブリードアウト等によって、機能物質がマトリ
ックス中から遊離するなどの問題があった。
【0011】また、サーモクロミズムや化学変化を起こ
す機能物質を利用した機能材料として、熱記録材料、示
温材料、カラーフォーマ材料、指示薬、熱分析材料、消
色トナー、光記録材料、可逆フィルタ等がある。これら
サーモクロミズムや化学変化を起こす機能物質を、従来
の高分子材料または無機材料等のマトリックスに導入固
定化する場合も、高熱や機械的圧力を必要としたり、特
殊な化学反応等行なわなければならなかった。このた
め、これら機能物質が劣化変性したり、安定性が悪くな
るなどの問題があった。またブリードアウト等によっ
て、機能物質がマトリックス中から遊離するなどの問題
があった。とくにサーモクロミズムを起こす物質は、そ
の性質上、温度変化に敏感であり、高温、高圧状態を必
要とするマトリックス中への導入、固定化は実質的に困
難である。同様に、化学変化を起こす機能物質も、高
温、高圧状態や、特殊な化学反応を利用したマトリック
ス中への導入固定化は、機能物質自体の化学変化を促進
してしまうため、実質的に困難である。
【0012】また、導電性を示す機能物質を利用した機
能材料として、電子写真材料、光センサ材料、太陽電池
材料等がある。これら導電性を示す機能物質を従来の高
分子材料または無機材料等のマトリックスに導入固定化
する場合も、高熱や機械的圧力を必要としたり、特殊な
化学反応等行なわなければならなかった。このため、こ
れら機能物質が劣化変性したり、安定性が悪くなるなど
の問題があった。またブリードアウト等によって、機能
物質がマトリックス中から遊離するなどの問題があっ
た。とくに光照射により導電性を示す機能物質の場合そ
の性質上、温度、圧力等の変化に敏感であり、高温、高
圧状態を必要とするマトリックス中への導入、固定化は
実質的に困難である。
【0013】一方、DNAは、地球上の全ての生物が持
っている有機化合物であり、2本のポリヌクレオチド鎖
が螺旋状に巻いた分子構造を有する。ヌクレオチド鎖の
構成分子である核酸塩基には、アデニン、チミン、グア
ニン、シトシンの4種がある。これらの核酸塩基は、中
心に対して垂直な平面内で互いに内側に突出した形で存
在して、いわゆるワトソン−クリック型塩基対を形成す
る。このように、DNAは特徴的な化学構造を有してお
り、さまざまな物質と極めて特異性、選択性の高い相互
作用をする機能性高分子素材といえる。そこで、DNA
を天然の高分子素材として機能材料へ応用しようとする
試みがなされている。その例として、DNA中に有機色
素等の芳香族化合物を導入し、機能材料として利用する
ことが試みられ、既に、DNA中に有機色素等の芳香族
化合物が導入されることは知られている。
【0014】特開昭61−6885号公報には、DNA
水溶液を乳鉢に入れ、これに固体、かつ水不溶性の色素
を加えて磨砕すると水溶液が着色され、この着色液を分
離することにより、コンプレックスが得られると述べら
れている。
【0015】また、J.Am.Chem.Soc.,
18(44),1067(1996)、および特開平1
1−119270号公報には、DNA−Na塩水溶液と
長鎖アルキル基を有する四級アンモニウム塩の水溶液と
を混合し、生成した沈殿を遠心分離後凍結乾燥し、得ら
れたDNA−四級アンモニウム塩コンプレックスを非水
系有機溶媒に溶解してキャストしてフィルムを作製し、
このDNAフィルムを色素の水溶液またはメタノール溶
液に24時間浸漬することにより、DNAに色素を導入
したDNAフィルムを得る方法が記載されている。
【0016】さらに、Polymer Preprin
ts,Japan,48(3),368(1999)、
および特開平11−119270号公報では、DNA−
Na塩水溶液と長鎖アルキル基を有する四級アンモニウ
ム塩の水溶液とを混合し、生成した沈殿を濾別乾燥し、
得られたDNA−四級アンモニウム塩コンプレックスを
非水系溶媒に溶解し、色素を加えて一晩放置後、キャス
トして、DNAに色素を導入したDNAフィルムを得る
方法が記載されている。
【0017】以上のように、従来は、ある限定された色
素等について、導入様式の検討や、限定された機能発現
が目的であり、DNAをマトリックスとして使用した機
能材料の検討はほとんどみられない。さらに、DNA中
へ機能分子の導入様式には、DNAの構造から、DNA
のリン酸残基と機能分子のカチオン基とのコンプレック
ス形成によるもの、DNAの核酸塩基対間へ機能分子の
挿入(インターカレーションと称されている)が考えら
れ、導入様式を制御することによっても、高機能発現が
期待されるが、従来はこれらを利用した機能材料の例は
ほとんどみられなかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、DNAをマトリックスとして用いることによ
り、広範な構造や物性の機能物質をDNA中に導入させ
た複合体を提供することにある。さらに、本発明の目的
は、複数の機能物質が混在しても特性が変化することが
なく、機能物質が熱や圧力等で劣化、変性せずにDNA
中に導入でき、ブリードアウトが低減され、さらに安定
性や耐光性を向上させた複合体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、上記のような従来の課題を解決すること
ができた。
【0020】すなわち本発明は、機能物質をデオキシリ
ボ核酸中に導入した複合体を提供するものである。
【0021】また本発明は、機能物質が、紫外線吸収物
質、可視光線吸収物質、近赤外線吸収物質、および機能
性色素からなる群から選ばれる1種または2種以上であ
る前記の複合体を提供するものである。
【0022】また本発明は、前記機能性色素が、蛍光ま
たはリン光を放射する物質、サーモクロミズムを起こす
物質、化学変化を起こす物質、および導電性を示す物質
からなる群から選ばれる1種または2種以上である前記
の複合体を提供するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】デオキシリボ核酸 本発明において使用されるDNAは、とくに限定されな
いが、原料として例えばサケ、マス、ニシン、サバ、タ
ラ等魚類の白子(精子)、牛の乳腺等が挙げられる。分
子量や純度は、用途や目標物性に応じて適宜、選択すれ
ばよい。
【0024】機能物質 本発明において用いられる機能物質は、構造から分類す
ると、単環芳香族化合物、縮合多環芳香族化合物、複素
環化合物、縮合複素環化合物などが挙げられ、各種官能
基が結合していてもよい。また、その機能から分類する
と、紫外線吸収物質、可視光線吸収物質、近赤外線吸収
物質、および機能性色素が挙げられる。
【0025】前記機能物質の具体的例示としては、以下
に示すもの等が挙げられる。紫外線吸収物質としては、
紫外領域に吸収を有する物質、紫外線による劣化を防ぐ
物質、または紫外線や熱による酸化を防ぐ物質であるな
らばいずれでもよく、フェニルサリシレート、p−te
rt−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェ
ニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オク
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシル
オキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−
ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−
4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、ビス(2
−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニ
ル)メタン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;
【0026】2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−ter
t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−
ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフ
ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−アミルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
4’−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
[2’−ヒドロキシ−3’−(3”,4”,5”,6”
−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフ
ェニル]ベンゾトリアゾール、2,2−メチレンビス
[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メタアクリロキシフェ
ニル)−2H−ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤;2−エチルヘキシル−2−シアノ
−3,3’−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シ
アノ−3,3’−ジフェニルアクリレート等のシアノア
クリレート系紫外線吸収剤等の紫外線吸収剤、
【0027】ニッケルビス(オクチルフェニル)サルフ
ァイド、[2,2’−チオビス(4−tert−オクチ
ルフェノラート)]−n−ブチルアミンニッケル、ニッ
ケルコンプレックス−3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル−リン酸モノエチレート、ニッ
ケル−ジブチルジチオカーバメート、ベンゾエートタイ
プのクエンチャー等の紫外線安定剤;アデカスタブLA
−77、アデカスタブLA−57、アデカスタブLA−
62、アデカスタブLA−67、アデカスタブLA−6
3、アデカスタブLA−68、アデカスタブLA−8
2、アデカスタブLA−87(以上旭電化工業(株)
製)、Chimassorb944LD、Tinuvi
n622LD(以上チバ・スペシャリティ・ケミカルズ
社製)Tinuvin144、GoodriteUV−
3034(グッドリッチ社製)等のヒンダードアミン系
光安定剤(HALS);
【0028】2,6−ジ−tert−ブチルフェノー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、
2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノ
ール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノ
ール、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert
−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジ−
tert−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2−
メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’
−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6
−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデ
ンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジ−
tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビ
ス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェ
ノール)、2,2’−イソブチリデンビス(4,6−ジ
メチルフェノール)、2,6−ビス(2’−ヒドロキシ
−3’−tert−ブチル−5’−メチルベンジル)−
4−メチルフェノール、
【0029】3−tert−ブチル−4−ヒドロキシア
ニソール、2−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニ
ソール、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert
−ブチルフェニル)プロピオン酸ステアリル、3−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)プロピオン酸オレイル、3−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)プロピオン酸
ドデシル、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−ter
t−ブチルフェニル)プロピオン酸デシル、3−(4−
ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)
プロピオン酸オクチル、テトラキス{3−(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)プロピ
オニルオキシメチル}メタン、3−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)プロピオン酸
グリセリンモノエステル、3−(4−ヒドロキシ−3,
5−ジ−tert−ブチルフェニル)プロピオン酸とグ
リセリンモノオレイルエーテルとのエステル、3−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)プロピオン酸ブチレングリコールエステル、3−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)プロピオン酸チオジグリコールエステル、
【0030】4,4’−チオビス(3−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2
−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,
2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、2,6−ジ−tert−ブチル−α−ジメ
チルアミノ−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−(N,N’−ジメチルアミノメチルフェノ
ール)、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)サルファイド、トリス{(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオニル−オキシエチル}イソシアヌレート、トリス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イ
ソシアヌレート、ビス{2−メチル−4−(3−n−ア
ルキルチオプロピオニルオキシ)−5−tert−ブチ
ルフェニル}サルファイド、1,3,5−トリス(4−
tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
ベンジル)イソシアヌレート、テトラフタロイル−ジ
(2,6−ジメチル−4−tert−ブチル−3−ヒド
ロキシベンジルサルファイド)、
【0031】6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−te
rt−ブチルアニリノ)−2,4−ビス(オクチルチ
オ)−1,3,5−トリアジン、2,2−チオ−{ジエ
チル−ビス−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)}プロピオネート、N,N’−
ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシ−ヒドロシナミド)、3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル−リン酸ジエ
ステル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−te
rt−ブチルベンジル)サルファイド、3,9−ビス
〔1,1−ジメチル−2−{β−(3−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニ
ルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ〔5,5〕ウンデカン、1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェ
ニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ベンゼン、ビス{3,3’−ビス−(4’
−ヒドロキシ−3’−tert−ブチルフェニル)ブチ
リックアシッド}グリコールエステル、1,3,5−ト
リス(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒド
ロキシベンジル)−S−トリアジン−2,4,6−(1
H,3H,5H)トリオン等のフェノール系酸化防止
剤;
【0032】トリフェニルホスファイト、ジフェニルイ
ソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファ
イト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−
tert−ブチルフェニルジトリデシル)ホスファイ
ト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(オクタ
デシルホスファイト)、トリス(ノニルフェニル)ホス
ファイト、トリス(モノおよび/またはジノニルフェニ
ル)ホスファイト、ジイソデシルペンタエリスリトール
ジホスファイト、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
0−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10
−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホ
スファフェナントレン−10−オキサイド、10−デシ
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホス
ファフェナントレン、10−デシロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン、
トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホス
ファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス
(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイ
ト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ホスフ
ァイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert
−ブチルフェニル)オクチルホスファイト等のリン系酸
化防止剤;
【0033】1−ナフチルアミン、フェニル−1−ナフ
チルアミン、p−オクチルフェニル−1−ナフチルアミ
ン、p−ノニルフェニル−1−ナフチルアミン、p−ド
デシルフェニル−1−ナフチルアミン、フェニル−2−
ナフチルアミン、N,N’−ジイソプロピル−p−フェ
ニレンジアミン、N,N’−ジイソブチル−p−フェニ
レンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレン
ジアミン、N,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレ
ンジアミン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−
フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−フェ
ニル−p−フェニレンジアミン、N−1,3−ジメチル
ブチル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、ジ
オクチル−p−フェニレンジアミン、フェニルヘキシル
−p−フェニレンジアミン、フェニルオクチル−p−フ
ェニレンジアミン、ジフェニルアミン、p,p’−ジ−
n−ブチルジフェニルアミン、p,p’−ジ−tert
−ブチルジフェニルアミン、p,p’−ジ−tert−
ペンチルジフェニルアミン、p,p’−ジノニルジフェ
ニルアミン、p,p’−ジデシルジフェニルアミン、
p,p’−ジドデシルジフェニルアミン、p,p’−ジ
スチリルジフェニルアミン、p,p’−ジメトキシジフ
ェニルアミン、4,4’−ビス(4−α,α−ジメチル
ベンゾイル)ジフェニルアミン、p−イソプロポキシジ
フェニルアミン、ジピリジルアミン等のアミン系酸化防
止剤等が挙げられる。
【0034】可視光線吸収物質としては、例えば可視光
領域に吸収を有する物質であるならばいずれでもよく、
フルオラン系色素、シアニン色素ホウ酸塩、ポリメチン
系色素、アズレニウム系色素、ピリドン系モノアゾ色
素、キノフタロン系色素、トリシアノスチリル系色素、
アントラキノン系モノアゾ色素、複素環系モノアゾ色
素、その他アゾ系色素、インドアニリン系色素、フタロ
シアニン系色素、ナフタロシアニン系色素、インドナフ
トール系金属錯体、ポルフィン、キニザリン、8−オキ
シキノリンアルミニウム錯体、キナクリドン系色素、ジ
シアノメチレン系色素、対称型ビスアゾメチン系色素、
キノン系色素、臭化エチジウムなどの含窒素複素芳香族
系色素、クリスタルバイオレットなどのトリフェニルメ
タン染料、シー・アイ・ダイレクト・イエロー12、シ
ー・アイ・ダイレクト・イエロー28、シー・アイ・ダ
イレクト・イエロー44、シー・アイ・ダイレクト・イ
エロー142、シー・アイ・ダイレクト・オレンジ6、
シー・アイ・ダイレクト・オレンジ26、シー・アイ・
ダイレクト・オレンジ39、シー・アイ・ダイレクト・
オレンジ107、シー・アイ・ダイレクト・レッド2、
シー・アイ・ダイレクト・レッド31、シー・アイ・ダ
イレクト・レッド79、シー・アイ・ダイレクト・レッ
ド81、シー・アイ・ダイレクト・レッド247、シー
・アイ・ダイレクト・グリーン59、シー・アイ・ダイ
レクト・グリーン85、シリアスイエローGC、ベンゾ
パープリン4B等が挙げられる。
【0035】近赤外線吸収物質としては、例えば近赤外
領域に吸収を有する物質であるならばいずれでもよく、
ポリメチン系色素(シアニン色素)、インドリノシアニ
ン系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系
色素、ナフトール金属錯体系色素、スクアリリウム色
素、トリアゾ色素、ジチオール金属錯塩系色素、ピリリ
ウム色素、チアピリリウム色素、インドアニリン色素、
アゾアントラキノン色素、ナフトキノン色素、アントロ
キノン色素、ビス(ジチオレン)色素、トリフェニルメ
タン系色素、アミニウム(アルミニウム)系色素、ジイ
ンモニウム系色素等の色素が挙げられ、例えば1−エチ
ル−4−[3−(1−エチル−4(1H)−キノリニリ
デン)−1−プロぺニル]キノリニウムアイオダイド、
2−[7−(1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5
−スルホ−1−(4−スルホブチル)−2H−インドー
ル−2−イリデン)−1,3,5−ヘプタトリエチル]
−3,3−ジメチル−5−スルホ−1−(4−スルホブ
チル)−3H−インドリウムヒドロキシド,インナーソ
ルト,トリソジウムソルトが挙げられる。
【0036】機能性色素としては、例えば蛍光を放射す
る物質、リン光を放射する物質、サーモクロミズムを起
こす物質、化学変化を起こす物質、導電性を示す物質等
が挙げられ、それら機能性色素の機能と応用例を下記表
1に示す。機能性色素は単独でも、同一機能のもの、あ
るいは異なる機能のものを数種類混合して使用してもよ
い。
【0037】
【表1】
【0038】蛍光またはリン光を放射する機能物質とし
ては、光照射、電圧印加等の外部刺激、化学反応等によ
り蛍光またはリン光を放射する物質、蛍光またはリン光
を放射する材料に使用される物質であればよく、例え
ば、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラセン、
ペリレン、コロネン、ルブリン、ジベンゾカルバゾー
ル、テトラフェニルブタジエン、アリール基が付加され
たヘテロ環化合物、アリール置換のオキサゾール、チア
ゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール類、アリー
ル置換の2−ピラゾリン類、ナフタロイレンベンツイミ
ダゾール、ナフタレン酸誘導体、ペリレンテトラカルボ
ン酸誘導体、ポルフィリン類、フタロシアニン類、8−
キノリロール・アルミニウム錯体等のキノリノール類等
のエレクトロルミネッセンス色素等のエレクトロルミネ
ッセンス材料に使用される物質等が挙げられる。
【0039】サーモクロミズムを起こす機能物質として
は、温度変化に伴い色が変化する色素、または温度変化
に伴い色が変化する材料に用いられる物質等が挙げら
れ、例えば、スピロピラン系色素、メロシアニン色素、
アゾメチン、ポリアセチレン、p−ベンゾキノン誘導
体、イミダゾール、コレステリック液晶、トリフェニル
メン系色素、ロイコ染料、電子吸引性の酸性基であるフ
ェノール性水酸基を1個以上有するフェノール化合物
(ビスフェノールA、p−安息香酸ベンジル)等の顕色
剤等が挙げられ、その色の変化が可逆タイプ、不可逆タ
イプいずれでもかまわない。
【0040】化学変化を起こす機能物質とは、光照射、
熱、磁気等の外部刺激により、光化学反応、熱化学反
応、光分解、熱分解、溶融、融解、昇華等の物理変化等
をする物質のことを示し、光記録材料、熱記録材料、磁
気記録材料等に使用される物質であり、例えば、シアニ
ン系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系
色素等が挙げられる。
【0041】導電性を示す物質の例としては、例えば電
子写真感光体に使用される物質、太陽電池、光センサに
使用される物質等が挙げられ、ビスアゾ顔料、スクワリ
ウム塩、ペリレン顔料、多環キノン、チアピリリウム
塩、トリスアゾ系、アズレニウム塩、フタロシアニン、
ピロロピロール等の電荷発生剤、オキサジアゾール、オ
キサゾール、トリフェニルメタン、ピラゾリン系、ヒド
ラゾン系、アリールアミン系、スチルベン系、ホールキ
ャリア輸送剤、エレクトロン輸送剤等の電荷輸送剤等が
挙げられる。
【0042】さらに、本発明で使用され得る他の機能物
質または機能性色素の例として、ニトロベンゼン、4−
ニトロアニリン、3−ニトロアニリン、2−ニトロアニ
リン、2,4−ジニトロアニリン、2−クロロ−4−ニ
トロアニリン、2−ブロモ−4−ニトロアニリン、2−
メチル−4−ニトロアニリン、N,N−ジメチル−4−
ニトロアニリン、4−シアノアニリン、4−シアノ−
N,N−ジメチルアニリン、4−アミノアセトフェノ
ン、フルオロベンゼン、クロロベンゼン、ブロモベンゼ
ン、ヨードベンゼン、1,2−ジヨードベンゼン、トル
エン、4−ニトロトルエン、4−シアノトルエン、4−
ニトロアニソール、4−シアノアニソール、2−フルオ
ロニトロベンゼン、3−フルオロニトロベンゼン、4−
フルオロニトロアニリン、4−ニトロ−トランス−スチ
ルベン、4−アミノ−トランス−スチルベン、4−ジメ
チルアミノ−トランス−スチルベン、4−クロロ−トラ
ンス−スチルベン、4−クロロ−4’−ニトロ−トラン
ス−スチルベン、4−クロロ−4’−ジメチルアミノ−
トランス−スチルベン、4−シアノ−4’−ジメチルア
ミノ−トランス−スチルベン、4−シアノ−4’−メト
キシ−トランス−スチルベン、4−メチル−4’−ニト
ロ−トランス−スチルベン、4−アミノ−4’−ニトロ
−トランス−スチルベン、4−ジメチルアミノ−4’−
ニトロ−トランス−スチルベン、4−[(1−メチル−
4−(1H)−ピリジニリデン)エチリデン]2,5−
シアノヘキサジエン−1−オン、4−ジメチルアミノ−
β−ニトロスチレン、メチル−N−(2,4−ジニトロ
フェニル)アラニネート、トランス−4−アザスチルベ
ン、1−(4−シアノフェニル)−4−(4−ジメチル
アミノフェニル)−ブタ−1,3−ジエン、1−(4−
ジメチルアミノフェニル)−4−ニトロブタ−1,3−
ジエン、2−(4−チアノメチレンシクロヘキサ−2,
5−ジエニリデン)−イミダゾリデン、3−エチル−2
−[2−(4−オキソ−2,5−シクロヘキサジエニリ
デン)エチリデン]−2,3−ジヒドロベンゾチアゾー
ル、2−[6−(4−カルボキシフェニリアミノ)ヘキ
サ−2,4−ジエニリデン]−3−エチル−2,3−ジ
ヒドロキシベンゾチアゾール、ビスフェノールA、ビス
フェノールF、アゾベンゼン、スピロピラン、フルギ
ド、ジアリールエテン、フェノキシナフタセンキノン、
チオインジゴ、マラキトグリーン、スピロオキサジン系
化合物、シクロファン系化合物、フェニレンビニレン系
化合物、スチルベンゼン系化合物、ニトロベンゼン系化
合物、スチレン系化合物、ピリドン系化合物、アゾベン
ゼン系化合物、フタロシアニン系化合物、フェキシナフ
タセン系化合物等が挙げられる。
【0043】本発明において、機能物質のDNAへの導
入方法はとくに限定されないが、DNA水溶液を乳鉢に
入れこれに機能物質を加えて磨砕後、水溶液を分離し複
合体を得る方法、DNA−Na塩水溶液と長鎖アルキル
基を有する四級アンモニウム塩の水溶液とを混合し、生
成した沈殿物を遠心分離後凍結乾燥し、得られたDNA
−四級アンモニウム塩コンプレックスを非水系有機溶媒
に溶解してキャストしてDNAフィルムを作製し、この
DNAフィルムを機能物質の水溶液またはメタノール溶
液に浸漬して複合体を得る方法、DNA−Na塩水溶液
と長鎖アルキル基を有する四級アンモニウム塩の水溶液
とを混合し、生成した沈殿物を濾別乾燥し、得られたD
NA−四級アンモニウム塩コンプレックスを非水系溶媒
に溶解し、機能物質を加えて放置後、キャストして複合
体(DNAフィルム)を得る方法、DNAと機能物質
(必要に応じて有機系カチオン性物質を含む)とを極性
溶媒中で混合後、該極性溶媒を除去して機能物質が導入
された複合体を得る方法、機能物質と(有機系カチオン
性物質と)、DNA水溶液と、水と分離する有機溶媒と
を混合後、機能物質が導入されたDNAを有機溶媒に抽
出分離し、機能物質が導入された複合体を得る方法、機
能物質の有機溶媒溶液と、DNA水溶液とを混合後、生
成した沈殿物を分離することにより、機能物質が導入さ
れた複合体を得る方法、などが挙げられる。
【0044】本発明において、機能物質のDNAへの導
入に用いられる有機溶媒は、導入方法、機能物質の構造
や物性等により適宜選択できる。例えば、メタノール、
エタノール、プロパノール、1−ブタノール、1−ペン
タノール等のアルコール類;ジエチルエーテル、ジプロ
ピルエーテル、ベンジルエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ギ酸エ
チル、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;ジクロ
ロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリクロロ
エタン、テトラクロロエタン、ジクロロエチレン、トリ
クロロエチレン、テトラクロロエチレン等のハロゲン化
炭化水素類;ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ト
ルエン、キシレン等の炭化水素類などが挙げられる。
【0045】本発明において、上記有機溶媒に対するD
NAと機能物質の濃度および使用割合はとくに限定され
ないが、濃度はDNAと機能物質の合計量が、溶液中に
0.1〜10重量%が好ましく、使用割合は機能物質の
DNAへの導入可能量および目標導入率によって異なる
が、DNA中のリン原子2個に対して機能物質を最大で
3モルとするのが好ましい。
【0046】本発明において機能物質をDNA中へ導入
の際に、さらに有機系カチオン性物質を併用してもよ
い。有機系カチオン性物質はとくに限定されないが、ア
ミン類や四級アンモニウム塩類が望ましく、機能物質を
導入したDNAの水−有機溶媒から沈殿物として分離
性、機能物質の導入率向上効果、機能物質の導入様式、
作製したDNAフィルムやDNA繊維などの成型体の物
性等を考慮して選択される。具体的には、トリメチルベ
ンジルアンモニウム塩、トリエチルベンジルアンモニウ
ム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム等のベ
ンジルアンモニウム塩;ラウリルピリジニウム塩、ラウ
リルピコリニウム塩等のアルキルピリジニウム塩;イミ
ダゾリニウム塩;テトラメチルアンモニウム塩、テトラ
エチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩、
ラウリルトリメチルアンモニウム塩、ミリスチルトリメ
チルアンモニウム塩、オレイルトリメチルアンモニウム
塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、ジラウリル
ジメチルアンモニウム塩等の脂肪族四級アンモニウム
塩;トリメチルフェニルアンモニウム塩、トリメチル
(テトラオキサドコシル)アンモニウム塩、ポリオキシ
プロピレンメチルジエチルアンモニウム塩等のポリオキ
シアルキレンアンモニウム塩;カルボキシベタイン、ア
ミノカルボン酸塩、イミダゾリニウムベタイン、アルキ
ルアミンオキシド等の両性界面活性剤;ポリジメチルジ
アリルアンモニウム塩、ジメチルジアリルアンモニウム
塩とアクリルアミドの共重合体、等の高分子カチオン化
合物等が挙げられる。本発明において有機系カチオン性
物質を添加する場合の添加量は、とくに限定されるもの
ではないが、DNA中のリン原子1個に対して有機系カ
チオン性物質0.1〜1.5モルとするのが好ましい。
【0047】本発明において、DNAおよび機能物質を
混合時に、加熱し、攪拌するとDNA中への機能物質の
導入速度と導入率が向上するので好ましい。混合時の温
度は、0〜100℃が好ましく、より好ましくは40〜
80℃である。これより温度が高いとDNAが変性する
恐れがある。
【0048】本発明で得られた複合体は、そのまま、ま
たは適当な溶媒に溶かした溶液の状態、またはフィルム
化、繊維化等適当な形に成型して使用できる。フィルム
化の方法は、例えば得られた抽出液をキャストして行
う。この時、減圧、および/または加熱して溶媒を除去
すると効率的に成膜化でき、また、透明なフィルムが得
やすくなる。なお、加熱温度はフィルムの変性を防ぐた
め100℃以下が望ましい。
【0049】繊維化の方法は、複合体溶液を含む有機溶
媒を減圧留去して固形分を得、通常の合成繊維と同様に
溶融紡糸すればよい。溶融温度は、導入した機能物質や
用いた有機系カチオン性物質の種類や量等によって異な
るが60〜150℃が好ましい。
【0050】本発明で得られた複合体を成型したDNA
フィルムやDNA繊維は、DNA自身、あるいは導入し
た機能物質を配向、または規則的に並べるため、延伸処
理、電場配向(ポーリング)処理等行うことができる。
【0051】本発明で得られた複合体の用途は限定され
ないが、紫外線吸収材料、可視光線吸収材料、赤外線吸
収材料、情報記録材料、ハードコピー用色素材料、感圧
感熱記録紙材料、サイカラー材料、電子写真材料、有機
光導電材料、熱拡散転写材料、光記録用色素材料、追記
型光記録材料、フォトクロミック記録材料、光多重記録
用材料、情報表示材料、液晶表示材料、偏光フィルム、
有機EL材料、エネルギー変換材料、有機非線形光学材
料、光電変換材料、色素レーザー材料等が挙げられる。
【0052】
【作用】本発明によれば、水溶性から油溶性まで広範な
物性の機能物質をDNAに導入することができ、導入さ
れた機能物質は安定性が損なわれることなくむしろ向上
し、極性溶媒中と同様な挙動を示す。その機構は明確で
ないが、機能物質は、DNA中のリン酸残基との相互作
用以外に、核酸塩基との相互作用により導入されるた
め、広範な物性の機能物質が導入でき、極性溶媒中と同
様な挙動を示すものと考えられる。さらに、一般に包接
は酸化防止に役立つことが知られているが、この場合は
それ以外に機能物質を分子分散させる効果を有し、光劣
化の抑制作用があるとものと推察される。
【0053】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。なお、とくに記述がない限り、実施例中の「%」
は重量によるものである。
【0054】[複合体1〜8の作製]鮭白子由来DNA
(P含有率7.7%、以下においても同じものを使用)
79mgを蒸留水10mlに溶解したDNA水溶液、塩
化モノラウリルトリメチルアンモニウム58mg(0.
22mmol)、および別に作製した機能物質(1〜8
の化合物名および分子量は表2中に記述)0.01mm
olをクロロホルム10mlに溶解した溶液を加え、5
5℃、500rpmにて30分間攪拌した。攪拌ととも
に固形分が析出した。この固形分を濾別し、水/エタノ
ール/クロロホルム(0.05/1/4vol比)混合
溶媒10mlに溶解した。この溶液をフッ素樹脂シャー
レに移し、下部を加熱(温度90℃)して減圧乾固し、
厚さ50μmの機能物質を導入した複合体(DNAフィ
ルム)を得た。得られたフィルムの状態を表3に示し
た。
【0055】
【表2】
【0056】[比較用DNAフィルムAの作製]DNA
79mgを蒸留水5mlに溶解した。このDNA水溶液
をフッ素樹脂シャーレに移し、下部を加熱(温度90
℃)して減圧乾固し、DNAフィルムを得た。得られた
DNAフィルムの状態を表3に示した。
【0057】[比較用DNAフィルムBの作製]DNA
3gを蒸留水100mlに溶解した。これに塩化モノラ
ウリルトリメチルアンモニウム2.2g(8.4mmo
l)を加え、生成した固形分を濾別後、凍結乾燥してD
NA−脂質コンプレックスを得た。このDNA−脂質コ
ンプレックス111mgをエタノール−クロロホルム
(1:4vol比)混合溶媒10mlに溶解後、フッ素
樹脂製シャーレに移し、室温にて1日放置してDNAフ
ィルムを得た。得られたDNAフィルムの状態を表3に
示した。
【0058】[比較用フィルムC1〜C8の作製]重合
度1700、ケン化度98〜99モル%のポリビニルア
ルコール(PVA)111mgを水2.0mlに溶解
後、機能物質(1〜8の化合物名および分子量は表2中
に記述)0.01mmolを添加し、60℃で十分攪拌
してから、シャーレに乾燥後の厚みが50μmとなるよ
う流延し、20℃でキャスト成膜した。得られたフィル
ムの状態を表3に示した。
【0059】[比較用フィルムD1〜D8の作製]ポリ
スチレン樹脂(PST)111mgをクロロホルム2.
0mlに溶解後、機能物質(1〜8の化合物名および分
子量は表2中に記述)0.01mmolを添加し、十分
攪拌した後脱泡し、シャーレに乾燥後の厚みが50μm
となるよう流延し、20℃でキャスト成膜した。得られ
たフィルムの状態を表3に示した。
【0060】
【表3】
【0061】表3において、機能物質が析出したフィル
ムを除いて、以下の評価を実施した。
【0062】<紫外線遮断率>上記の各フィルムを、分
光光度計にて、波長200〜380nmにおける透過率
の極大値(T%)を測定し、(100−T)%で求め
た。結果を表4に示す。
【0063】<近赤外線遮断率>上記の各フィルムを、
分光光度計にて、吸収極大波長における透過率(T%)
を測定し、(100−T)%で求めた。結果を表4に示
す。
【0064】<可視光線透過率>上記の各フィルムを、
分光光度計にて、波長400〜700nmにおける透過
率の極小値(T%)を測定した。結果を表4に示す。
【0065】<耐光性試験>上記の各フィルムを、カー
ボンアーク灯式耐光性試験機を用い、83℃、50%R
Hにて120時間暴露し、各フィルムについて暴露前後
の色差ΔEを求めた。結果を表4に示す。
【0066】<ブリードアウト試験>上記の各フィルム
を、83℃、50%RHにて2週間保管し、目視により
判定した。結果を表4に示す。
【0067】
【表4】
【0068】表4の結果から本発明の複合体は、種々の
機能物質が導入でき、導入した機能物質は安定性が向上
し、ブリードアウトも少ないことが分かる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、DNAをマトリックス
として用いることにより、広範な構造や物性の機能物質
をDNA中に導入させた複合体が提供される。さらに、
複数の機能物質が混在しても特性が変化することがな
く、機能物質が熱や圧力等で劣化、変性せずにDNA中
に導入でき、ブリードアウトが低減され、さらに安定性
や耐光性を向上させた複合体が提供される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 35/025 C09B 35/025 67/02 67/02 A Z // C07D 209/08 C07D 209/08 215/12 215/12 G01N 33/58 G01N 33/58 A (72)発明者 池島 哲也 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA40 BB25 BB60 CB14 CB18 CB19 DA13 FB07 FB12 4C031 AA10 BA03 4C057 MM04 4C204 BB05 CB03 DB13 EB10 FB15 GB30 4H056 CA01 CA03 CD01 CE03 DD03 DD04 FA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能物質をデオキシリボ核酸中に導入し
    た複合体。
  2. 【請求項2】 機能物質が、紫外線吸収物質、可視光線
    吸収物質、近赤外線吸収物質、および機能性色素からな
    る群から選ばれる1種または2種以上である請求項1に
    記載の複合体。
  3. 【請求項3】 前記機能性色素が、蛍光またはリン光を
    放射する物質、サーモクロミズムを起こす物質、化学変
    化を起こす物質、および導電性を示す物質からなる群か
    ら選ばれる1種または2種以上である請求項2に記載の
    複合体。
JP2000110909A 2000-04-12 2000-04-12 機能物質をデオキシリボ核酸中に導入した複合体からなる光劣化防止用表面保護フィルム Expired - Fee Related JP4723054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000110909A JP4723054B2 (ja) 2000-04-12 2000-04-12 機能物質をデオキシリボ核酸中に導入した複合体からなる光劣化防止用表面保護フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000110909A JP4723054B2 (ja) 2000-04-12 2000-04-12 機能物質をデオキシリボ核酸中に導入した複合体からなる光劣化防止用表面保護フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001294597A true JP2001294597A (ja) 2001-10-23
JP4723054B2 JP4723054B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=18623339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000110909A Expired - Fee Related JP4723054B2 (ja) 2000-04-12 2000-04-12 機能物質をデオキシリボ核酸中に導入した複合体からなる光劣化防止用表面保護フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4723054B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329255A (ja) * 2000-03-17 2001-11-27 Asahi Denka Kogyo Kk フォトクロミック材料およびその製造方法
JP2007051073A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Trekion Co Ltd Dna塩およびそれを成膜してなる機能性高分子膜
US7238794B2 (en) 2001-12-25 2007-07-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Organic conductor
JP2008133402A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Fine Co Ltd 核酸を用いた紫外線吸収剤
JP2011186087A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Canon Inc カラー画像形成装置
WO2017159750A1 (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 信一郎 礒部 アルコキシシリル基含有燐光色素およびその製造方法

Non-Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6010031994, 機能材料, 1995, 15, 5−11 *
JPN6010031996, J. Am. Chem. Soc., 1996, 118, 10679−10683 *
JPN6010031997, コンバーテック, 20000315, 28, 2−4 *
JPN6010031999, OPTONEWS, 1999, 52−53 *
JPN6010032000, BBA, 1988, 949, 158−168 *
JPN6010032003, Nuc. Acids Res., 1976, 3, 3331−3335 *
JPN6010032004, 生化学辞典第3版, 1998, 678 *
JPN6010032006, 化学, 1997, 52, 66−67 *

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329255A (ja) * 2000-03-17 2001-11-27 Asahi Denka Kogyo Kk フォトクロミック材料およびその製造方法
JP4546651B2 (ja) * 2000-03-17 2010-09-15 株式会社Adeka フォトクロミック材料およびその製造方法
US7238794B2 (en) 2001-12-25 2007-07-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Organic conductor
US7419818B2 (en) 2001-12-25 2008-09-02 Fuji Xerox Co., Ltd Organic conductor
JP2007051073A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Trekion Co Ltd Dna塩およびそれを成膜してなる機能性高分子膜
JP2008133402A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Fine Co Ltd 核酸を用いた紫外線吸収剤
JP2011186087A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Canon Inc カラー画像形成装置
WO2017159750A1 (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 信一郎 礒部 アルコキシシリル基含有燐光色素およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4723054B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jiang et al. Helical nanostructures: chirality transfer and a photodriven transformation from superhelix to nanokebab
Kuroiwa et al. On‐demand control of the photochromic properties of naphthopyrans
Sagara et al. A Water‐Soluble Mechanochromic Luminescent Pyrene Derivative Exhibiting Recovery of the Initial Photoluminescence Color in a High‐Humidity Environment
Smets Photochromic behaviour of polymeric systems and related phenomena
CN1085207C (zh) 光致变色的萘并(2,1-b)吡喃
KR102275231B1 (ko) 함질소 고리 화합물 및 이를 포함하는 색변환 필름
JP2001294597A (ja) 複合体
JP2019081829A (ja) フォトンアップコンバージョンフィルム及びその製造方法
Corrales et al. Study of secondary relaxations of poly (ethylene terephthalate) by photoluminescence technique
US4407919A (en) Electrophotographic plate
US20180163053A1 (en) Novel Spiropyran Based Composition and Application Thereof as Security Tag
Zhang et al. Disordered low molecular weight spiropyran exhibiting photoregulated adhesion ability
JP2010092045A (ja) 画像再形成可能な媒体
JP6965431B2 (ja) 樹脂組成物、光学フィルター、画像表示装置、固体撮像素子、及び化合物
US4205988A (en) Photochromic method involving an aromatic amine
JP7311851B2 (ja) 組成物、硬化膜および積層体
CN116903986A (zh) 一种橡塑两相有机长余辉聚合物及制备方法和应用
JPWO2020116642A1 (ja) 樹脂組成物、光学フィルター、画像表示装置、固体撮像素子、及び色素混合物
JP2001181295A (ja) 成型体の製造方法
JP2002254554A (ja) デオキシリボ核酸材料
JP2001226395A (ja) 成形体の製造方法
JP2015137259A (ja) ベンゾクロメン化合物、フォトクロミック剤及びフォトクロミック光学材料
JP2001247597A (ja) 成形体の製造方法
KR20190062301A (ko) 색변환 필름을 포함하는 조명 모듈
Wintgens et al. Emission of substituted pyrylium and thiapyrylium salts: Phosphorescence and delayed fluorescence emission in polymeric matrices

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060428

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees