JP2001293988A - ファイリング用具 - Google Patents

ファイリング用具

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JP2001293988A
JP2001293988A JP2000114495A JP2000114495A JP2001293988A JP 2001293988 A JP2001293988 A JP 2001293988A JP 2000114495 A JP2000114495 A JP 2000114495A JP 2000114495 A JP2000114495 A JP 2000114495A JP 2001293988 A JP2001293988 A JP 2001293988A
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Shigeki Kaneharu
重喜 金治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意ページの紙葉の複写、任意ページの紙葉
の抜き取り、差し替え、追加などの取扱いが容易で、か
つ、その綴込機構部分を取り替えできるように、綴込機
構部分の装着を着脱自由にしたファイリング用具を提供
すること。 【解決手段】 表紙を構成するカバー2のほぼ中央部の
折曲部20で折り畳み、穴あき紙葉4を綴じ込むファイリ
ング用具であって、カバー2の折曲部20の両側の支持部
21に、滑りのよい可撓性の線状体31、32を紙葉4の綴穴
41に対応する位置で、かつ、一側部の近傍に植設したシ
ート1を差し込み、折曲部20を挟んで対立している上記
線状体31、32を紙葉4の両側から綴穴41に挿通して交差
させ、紙葉4を保持するように構成したものであり、各
構成部分を損傷する事なくシート1を着脱できるように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厚紙、皮革、樹脂な
どのシートを、ほぼ中央部の折曲部に沿って折り畳んで
表裏の表紙としたカバーと紙葉を綴じ込む綴じ具とより
なり、表裏の表紙の間に、穴あき紙葉やクリアファイル
等を綴じ込んで冊子にして整理するファイリング用具に
関し、特に、任意ページの紙葉の複写、任意ページの紙
葉の抜き取り、差し替え、追加などの取扱いが容易で、
綴じ込む紙葉の綴じ穴数に対応して、綴じ具を構成する
部分の差し替えが可能で、また、2つ折りのカード入れ
や札入れなどにも、上記のファイリング用具としての機
能を付加することができるように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】書類など穴あき紙葉を綴じ込むファイリ
ング用具として従来より広く使用されているフラット・
ファイルは、図19の斜視図に示すように、表裏の表紙
となる厚紙のカバー1と、この厚紙のカバー1の折曲線
の近傍に植説され、綴じ込む紙葉4の綴穴に挿通する2
本の可撓性を有するプラスチック線状体5と、このプラ
スチック線状体5を紙葉4と平行に曲げて固定する係止
具6とにより構成されている。また、その他のリングバ
インダー方式のファイリング用具なども、表紙と綴じ具
の主要部の構造は一体化され、利用が限定されたものが
多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のファ
イリング用具においては、紙葉4の綴込み側の側部が係
止金具6で押圧されているので、綴じ込まれた紙葉4を
見開いた際に、見開きページに隠蔽部や折曲部ができ
て、書き込みや複写に不便であり、また、任意ページの
紙葉4の抜き取り、差し替え、追加などを行なう場合に
は、係止具6を外して、該当ページより前の紙葉をプラ
スチック線状体5から抜き出さなければならず、抜き出
した紙葉は不揃いになりやすく、特に、サイズが異なる
紙葉を散乱させた場合には、元通り綴じ込む作業は極め
て面倒であったり、また、リングバインダー方式のファ
イリング用具などは、堅固な構造で、バインダー厚さも
限定されていて紙葉の綴じ込み量に対応せず、書き込み
などにも不便があり、綴じ込み用紙の種類も限定された
ものが多く、高価でありながら価額に対して利用効率も
低かった。
【0004】そこで、この発明のファイリング用具は、
このような不便さを解消するとともに、異なる綴込機構
に取り替えて、仕様の異なる穴あき紙葉の綴じ込みに対
応できる、また、高価なカバー等の利用効率を高めるこ
ともできる、便利で取扱いが容易なファイリング用具を
提供し、さらに、2つ折りのカード入れや札入れなどに
も装着して、上記のカード入れや札入れなどに、便利な
ファイリング用具としての機能を付加することもできる
ように考えられたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のファイリング
用具は、滑りのよい可撓性の線状体を紙葉の綴穴に対応
する位置で、かつ、一側部に植設した2枚のシート1
を、シート1の線状体31、32が内側に対向するように、
表紙となるカバー2の折曲部20の両側の袋状の支持部21
に挿入して、着脱自由に装着したものである。
【0006】また、この発明のファイリング用具のシー
ト1を、内側の折曲部の両側に内向きに開いた開口を持
つ収納部を備えた2つ折りのファイリング用具や、カー
ド入れ、札入れ等の上記開口部に、線状体31、32が内側
に対向するように挿入して、着脱自由に装着したもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)この発明の
ファイリング用具の第1の実施の形態は、図1(a)の
斜視図に示すように、滑りのよい可撓性の線状体31、32
を紙葉4の綴穴41に対応する位置で、かつ、一側部に植
設した2枚のシート1と、図1(b)の斜視図に示すよ
うに、折曲部20の両側に袋状の支持部21を備えたカバー
2からなり、図2の斜視図に示すように、これら2枚の
シート1をカバー2の支持部21に差し込んで支持したも
のであり、線状体31、32はカバー2の折曲部20を挟んで
線状体32、31と対立している。
【0008】線状体31(または線状体32)としては、図
3(a)の斜視図に示すように、プラスチックを一体成
型したもので、可撓性を有する線状体31(または線状体
32)と平坦な基部33とからなり、平坦な基部33の裏面に
接着剤を塗布してシート1の表面に貼り付けるか、シー
ト1に線状体31、32を挿通する穴をあけ、平坦な基部33
の表面に接着剤を塗布してから、シート1の穴に線状体
31、32を挿通して、シート1の裏面に平坦な基部33を貼
り付けて植設してもよい。
【0009】また、図3(b)の斜視図に示すように、
2つの綴穴の間隔を保った2本の線状体31、32と、1枚
の平坦な基部34とを一体成型してもよく、さらに、基部
34を拡張してシート1を構成してもよいのである。
【0010】線状体3l(または32)として、図3(c)
の斜視図に示すように、プラスチックをL字形に一体成
型したもので、抜け落ちを防止するように線状体の基部
35の端部36を挿通穴より大きく形成し、線状体31(また
は32)と線状体の基部35の接合部37をクランク状に形成
したものを使用することができる。このように構成され
た線状体をシート1ヘ植設する際には、図4の断面図に
示すように、シート1の1側部の近傍で、綴じ込む紙葉
の綴穴に対応する位置に線状体が位置するように、隣接
した2つの穴をあけ、シート1の表側から一方の穴へ線
状体を抜け止め用の基部の端部36が当たるまで挿通した
のち、シート1の裏側から他方の穴へ線状体を挿通すれ
ばよいのである。
【0011】線状体31、32の材質には、可撓性を有する
ナイロン、ポリエチレンなどのプラスチックが適し、そ
の断面形状は、特に限定されるものではないが、紙葉4
の1つの穴に2本の線状体31、32を両側より円滑に挿通
できる形状であればよいのである。
【0012】図2に示すように、ファイリング用具シー
ト1をカバー2に装着して構成したファイリング用具に
穴あき紙葉4を綴じ込む際には、図5の斜視図に示すよ
うに、ファイリング用具を開いて、紙葉4の綴穴41に、
何れか一方の線状体31、32を挿通したのち、反対側の線
状体32、31を対向側の紙葉4の綴じ穴41に挿通すればよ
く、カバー2を折り畳んで閉じると、図6(a)、
(b)の断面図に示すように、左右の線状体31、32は、
紙葉4の綴穴41内で交差するので、紙葉4を抱えて保持
することができる。
【0013】また、綴じられた紙葉4を任意のページで
開いたとき、図7(a)の斜視図および図7(b)の断
面図に示すように、左右の見開き両ページは、平坦で全
紙面を閲覧可能な状態になり、複写をとるときには、線
状体31、32は柔軟であるので、複写機のガラス面になじ
み、綴じ込んだまま、紙葉4を折り曲げることもなく、
無理なく容易に複写をとることができ、左側頁の書き込
みにも支障がない。
【0014】さらに、任意のページで開いた状態で、図
8の斜視図(a)および断面図(b)に示すように、左
右の線状体31、32を抜き出すと、任意のページの抜き取
り、差し替え、追加などを容易に行なうことができる。
【0015】このように左右の線状体31、32を抜き出し
た状態においても、左右に分割された紙葉4は、左右の
シート1に植設した線状体31、32により、それぞれ安定
して保持されているので、紙葉4の散乱散逸を防止する
ことができる。
【0016】(第2の実施の形態)この発明のファイリ
ング用具の第2の実施の形態は、図9の斜視図に示すよ
うに、滑りのよい可撓性の線状体31、32を紙葉4の綴穴
41に対応する位置で、かつ、一側部に植設した2枚のシ
ート1と、折曲部20の両側に紙葉4の綴じ穴41に対応し
た位置、すなわち、シート1の線状体31、32にも対応し
た位置に、穴22を穿設した支持部21を備えたカバー2か
らなり、図10の斜視図に示すように、2枚のシート1
を、シート1の線状体31、32をカバー2の支持部21の穴
22に挿通して、袋状の支持部21に差し込んで支持したも
のである。
【0017】カバー2の支持部21の穴22は、2枚のシー
ト1の根元まで挿入された線状体31、32の位置を拘束し
ているので、シート1の装着位置を定め、また、穴22
は、反対側の線状体31、32の先部を挿通するための挿通
穴でもある。
【0018】表紙となるカバー2にシート1を装着した
状態においては、線状体31、32は、図2に示す第1の実
施の形態と同様に、カバー2の折曲部20を挟んで対立す
る。
【0019】さらに、図11の断面図に示すように、線
状体31、32の先部を反対側の支持部21の穴22に挿し込ん
でおくと、穴22は線状体31、32の先部を拘束し、かつ、
線状体31、32の先部がシート1と支持部21の間に挿通さ
れるので、紙葉4をより確実に保持することができる。
【0020】(第3の実施の形態)この発明のファイリ
ング用具の第3の実施の形態は、図12(a)の斜視図
に示すように、第2の実施の形態で示した2枚のシート
1の線状体31、32を挿通する2列の穴24をほぼ中央部に
穿設した柔軟な補助シート23であって、図12(b)の
斜視図は、第1の実施の形態に補助シート23を装着した
形態を示し、シート1を、これらシート1の線状体31、
32を補助シート23の穴24に挿通して、補助シート23とと
もに、カバー2の支持部21に挿入して保持させたもので
ある。
【0021】補助シート23の2列の穴24は、シート1の
線状体31、32を挿通することで2枚のシート1の相互の
線状体列の間隔を、2列の穴24の間隔に調整し、シート
1の装着の安定性を確保するものであり、この間隔は、
綴込み可能な紙葉4の枚数を制限する要素であり、間隔
幅の大小で紙葉の綴込み最大厚さが決まり、穴24の列間
隔幅の異なる補助シート23を用いることで、1つのカバ
ー2で構成するファイリング用具の綴じ込み容量を調整
することができる。
【0022】また、図13の断面図に示すように、線状
体31、32の先部を反対側の補助シート23の穴24に挿し込
んでおくと、線状体31、32の先部がシート1と補助シー
ト23の間に保持され、かつ、線状体31、32の先部の位置
をも拘束するので、紙葉4をより安全に保持することが
できる。
【0023】さらに、補助シート23は、支持部21に挿入
し装着した2枚のシート1の線状体31、32を補助シート
23の2列の穴24に挿通し、支持部21には挿入しないで装
着して紙葉を綴じてもよい。
【0024】この場合、補助シート23は、このシート23
の穴24で相対するシート1の線状体31、32を同穴内に拘
束し、かつ、綴じ込み紙葉とシート1およびカバー2の
支持部21間に介在して紙葉を保護し、補助シート23の表
面の滑りを良くすることで、紙葉の開閉を円滑にする。
【0025】(第4の実施の形態)この発明のファイリ
ング用具の第4の実施の形態は、図14(a)の斜視図
に示す補助シート23および2枚のシート1を、この発明
の第2の実施の形態を構成する支持部21に穴22を有する
カバー2に装着したものであり、補助シート23の穴24
は、シート1の線状体31、32およびカバー2の支持部21
の穴22に対応した位置で、シート23のほぼ中央部に穿設
されており、これらの位置は綴じ込み紙葉4の綴穴41に
対応していることは言うまでもない。
【0026】この第4の実施の形態は、図14(b)の
斜視図に示すように、2枚のシート1の線状体31、32を
補助シート23の2列の穴24に挿通して、上記2枚のシー
ト1を、上記補助シート23とともにカバー2の支持部21
に挿入し、線状体31、32をカバー2の支持部21の穴22に
挿通して支持させたものである。
【0027】補助シート23は、シート1の縁端部を隠蔽
し、補助シート23の穴24は、シート1の線状体31、32を
挿通するカバー2の支持部21の穴22を二重構造にして補
強する。
【0028】(第5の実施の形態)この発明のファイリ
ング用具の第5の実施の形態は、図15(a)の斜視図
に示すように、この発明の第1〜4の実施の形態のシー
ト1の線状体31、32を植設した側端辺12側を拡張して舌
片13を形成し、線状体31、32の植設位置の辺12に対する
対称位置に穴14を穿設して、舌片13を辺12で折り返し
て、線状体31、32を穴14に挿通して形成した2枚のシー
ト11を、第1〜4の実施の形態のシート1に代えて適用
したものであり、図15(b)の斜視図は、第1の実施
の形態のシート1に代えてシート11を適用した第5の実
施の形態の1例を示したものである。
【0029】第5の実施の形態のシート11の穴14は、図
16(a)の断面図に示すように、折曲部20を挟んで相
対するシート11の線状体31、32の先端部を差し込む穴で
もあり、挿入された線状体31、32を拘束し、線状体の先
部の跳ね上がりを抑止して、紙葉4をより確実、安定に
保持する効果を生じ、また、シート11を滑りの良い材質
にすることで、シート11に挟まれた線状体31、32の滑り
抵抗は減少し、ファイリング用具の開閉は一層円滑にな
る。
【0030】(第6の実施の形態)この発明のファイリ
ング用具の第6の実施の形態は、基本的には、多くの綴
穴を有する紙葉を1つの綴穴に1本の線状体を挿通して
ファイリングする場合に適したもので、図17(a)に
示すシート1と図17(b)のカバー2からなり、シー
ト1は、図17(a)の斜視図に示すように、滑りのよ
い可撓性の線状体31、32を紙葉4の綴穴41に対応する位
置で、かつ、表紙となるカバー2に装着した状態では、
カバー2の折曲部20を挟んで左右非対称の位置に直立す
るように、一側部の近傍に植設した2枚であり、図17
(b)の斜視図は、シート1を、線状体31、32を挿通す
る穴22を有する支持部21を備えた袋状のカバー2の支持
部21に挿入して保持した実施の形態を示したものであ
る。
【0031】第6の実施の形態においては、線状体31、
32は、紙葉4のそれぞれ別の綴穴41に挿通されるので、
その断面形状は、特に限定されるものではないが、紙葉
4の1つの穴に1本の線状体31、あるいは線状体32が円
滑に挿通できる形状であればよい。
【0032】このように構成されたファイリング用具に
穴あき紙葉4を綴じ込む際には、図17(b)の斜視図
に示すように、ファイリング用具を開いた状態で、紙葉
4を、線状体31、32を紙葉4の綴穴41に挿通して、適宜
左右の頁にセットし、図18の斜視図に示すように、何
れか一方の線状体31、32を反対側の紙葉4の綴穴に挿通
したのち、反対側の線状体32、31を同様に相対する綴穴
41に挿通すればよく、カバー2を折り畳んで閉じると、
左右の線状体31、32は、紙葉4の異なる綴穴41で交差関
係になり、紙葉4を抱えて保持することができる。
【0033】上記の図17(b)の斜視図に示す状態
は、第6の実施の形態として、カバー2の支持部21に穴
22を有する場合の1例であるが、さらに、別の実施の形
態として、カバー2の支持部21に穴22をもたない場合、
補補シート23を装着した場合、シート1に代えて、シー
ト1に紙葉の綴穴に対応した穴を穿設した舌片を付加し
て形成したシート11を適用してもよいのである。
【0034】(その他の実施の形態)以上、カバー2の
折曲部20を挟んで対称か、或いは非対称に統一されて対
立している線状体31、32で構成されたファイリング用具
に関して説明したが、必要に応じて、折曲部20を挟ん
で、対称、非対称な線状体31、32を混在させて構成した
ファイリング用具を作成することもできる。
【0035】以上で説明した実施の形態における線状体
31、32を植設した2枚のシート1、或いは、シート11ま
たはシート1と補助シート23、或いは、シート11と補助
シート23を、2つ折り可能で、折曲部の内側で、かつ、
両側にシート1および補助シート23を挿入して装着でき
る収納部を備えた札入れ、カード入れ、ブックカバー等
の収納部に差し込んで支持させて、札入れ、カード入
れ、ブックカバー等を、ファイリングの機能を付加した
ものとすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の発明の実施の形態に基づく説明か
ら明らかなように、この発明のファイリング用具による
と、線状体は滑りのよい可撓性を有する材料で構成され
ており、綴じ込んだ状態において、線状体の先部は固定
されていないので、その綴込機構は、ファイリング用具
の開閉に追随して伸縮して、見開き状態では図7の斜視
図に示すように、見開き両頁は平坦になり、閉じたとき
は、図6、その他の断面図に示すように綴じ込み枚数に
応じた厚みになる。
【0037】また、見開いた平坦な左右両頁は、紙葉の
隅々まで閲覧でき、綴足である線状体は柔軟であるの
で、書込みの支障にもならず、また、紙葉を抜き出すこ
となく、紙葉を綴じ込んだままの状態で良質の複写をと
ることができる。
【0038】また、任意の頁を見開き、左右の線状体を
抜き出したとき、図8の斜視図に示すように、線状体が
直立して、表裏の表紙の上で、左右に分割された紙葉を
それぞれ安定して保持した状態になり、紙葉を散乱散逸
させることがないので、任意の頁の紙葉の抜き取り、差
し替え、追加などの面倒な整理作業を、快適に、能率よ
く処理することができる。
【0039】各実施の形態で示したように、綴込機構を
構成する左右のシート1およびシート11は、表紙となる
カバー2の折曲部20の両側に分離されて着脱自在に装着
されているので、折曲部20の柔軟性を損なうことも少な
く、また、カバー2の形状によっては、綴じ込む紙葉の
綴穴に整合したシート1、或いは、シート11を選択して
装着し、上記の1つのカバー2で、綴穴の異なる紙葉の
ファイリング用具を構成することができる。
【0040】また、綴込機構などが損傷した場合は、容
易に完全なものに交換して修復できるので、表紙となる
カバー2が高価な場合、特に、表紙を有効に活用するこ
とができる。
【0041】さらに、この発明のファイリング用具の綴
込機構を構成するシート1、シート11および補助シート
23は、構造が極めて簡単で、使用材料も少なく、安価な
材料で、廉価に製造することができ、また、カード入れ
や札入れなどに装着して、使いやすい紙葉のファイリン
グ機能を付加することもできる。
【0042】以上で説明した全てのファイリング用具
は、各部材を無公害の材料で構成して、環境を損なわな
い用具にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明のファイリング用具の第1の実
施の形態を示す組立図、(b)この発明のファイリング
用具を装着するカバーの1例を示す斜視図、
【図2】この発明の第1の実施の形態を示す斜視図、
【図3】この発明のファイリング用具で使用する線状体
を示す斜視図、
【図4】図3(c)に示す線状体をシートに植設した状
態を示す断面図、
【図5】第1の実施の形態のファイリング用具に穴あき
紙葉を綴じ込む状態を示す斜視図、
【図6】(a)第1の実施の形態のファイリング用具に
穴あき紙葉を綴じ込んで保持し、開いた状態を示す断面
図、(b)閉じた状態を示す断面図、
【図7】(a)この発明のファイリング用具の第1の実
施の形態に穴あき紙葉を綴じて任意のページを開いた状
態を示す斜視図、(b)開いた状態の綴じ込み部の断面
図、
【図8】(a)この発明のファイリング用具に綴じた任
意ページの紙葉の抜き取り、差し替え、追加を行なう状
態を示す斜視図、(b)上記の状態の綴じ込み部の断面
図、
【図9】この発明のファイリング用具の第2の実施の形
態の構成を示す組立図、
【図10】この発明の第2の実施の形態を示す斜視図、
【図11】第2の実施の形態のファイリング用具に穴あ
き紙葉を綴じ込んで保持し、閉じた状態を示す断面図、
【図12】(a)この発明のファイリング用具の第3の
実施の形態の構成の示す組立図、(b)この発明の第3
の実施の形態を示す斜視図、
【図13】(a)第3の実施の形態のファイリング用具
に穴あき紙葉を綴じ込んで保持し、開いた状態を示す断
面図、(b)閉じた状態を示す断面図、
【図14】(a)この発明のファイリング用具の第4の
実施の形態の構成を示す組立図、(b)この発明の第4
の実施の形態を示す斜視図、
【図15】(a)この発明のファイリング用具の第5の
実施の形態で用いるシートを示す組立図、(b)この発
明の第5の実施の形態を示す斜視図、
【図16】(a)第5の実施の形態のファイリング用具
に穴あき紙葉を綴じ込んで保持し、開いた状態を示す断
面図、(b)閉じた状態を示す断面図、
【図17】(a)この発明のファイリング用具の第6の
実施の形態で用いるシートを示す組立図、(b)この発
明の第6の実施の形態を示す斜視図、
【図18】第6の実施の形態のファイリング用具に穴あ
き紙葉を綴じ込む状態を示す斜視図、
【図19】従来のフラット・ファイルの一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】 1、11 シート 12 シートの辺 13 シートの舌片 14 シートの穴 2 カバー 20 折曲部 21 支持部 22 支持部の穴 23 補助シート 24 補助シート23の穴 31、32 線状体 33、34、35 線状体の基部 36 線状体の基部の端部 37 線状体の上部と基部の接合部 4 紙葉 41 紙葉の綴穴 5 従来のフラット・ファイルの線状体 6 従来のフラット・ファイルの係止金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げたとき内側になる折曲部の両側
    に、折曲部に向かって開口した袋状の支持部を形成した
    2つ折り可能なカバーと、滑りのよい可撓性の線状体を
    綴じ込む紙葉の綴穴に対応する位置で、かつ、一側部に
    植設した2枚のシートとよりなり、上記線状体を内側に
    対向するように、上記2枚のシートを上記支持部に挿入
    して支持させたことを特徴とする穴あき紙葉を綴じ込む
    ファイリング用具。
  2. 【請求項2】 折り曲げたとき内側になる折曲部の両側
    に、折曲部に向かって開口した袋状の支持部を形成し、
    該支持部の開口した縁端部近傍で紙葉の綴穴に対応する
    位置に穴を穿設した2つ折り可能なカバーと、滑りのよ
    い可撓性の線状体を綴じ込む紙葉の綴穴に対応する位置
    で、かつ、一側部に植設した2枚のシートとよりなり、
    上記の2枚のシートの線状体を内側に対向するように上
    記支持部の穴に挿通し、上記の2枚のシートを上記支持
    部に挿入して支持させたことを特徴とする穴あき紙葉を
    綴じ込むファイリング用具。
  3. 【請求項3】 上記2枚のシートの線状体を挿通する2
    列の穴をほぼ中央部に穿設したシートであって、上記線
    状体を上記シートの穴に挿通し、上記シートを上記カバ
    ーの支持部に、線状体を植設したシートとともに挿入し
    て支持させたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のファイリング用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176986A (ja) * 2012-02-12 2013-09-09 Shigeki Kaneharu ファイリング用具

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