JP2001292116A - 自動音量調整装置を備えた拡声システム - Google Patents

自動音量調整装置を備えた拡声システム

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JP2001292116A
JP2001292116A JP2000106729A JP2000106729A JP2001292116A JP 2001292116 A JP2001292116 A JP 2001292116A JP 2000106729 A JP2000106729 A JP 2000106729A JP 2000106729 A JP2000106729 A JP 2000106729A JP 2001292116 A JP2001292116 A JP 2001292116A
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loudspeaker
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portable wireless
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JP2000106729A
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Makoto Yamazaki
誠 山崎
Takashi Naka
隆 仲
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の拡声システムは、本来的には必要では
ない制御信号発信機、制御信号受信機等を備える必要が
あるので、コストが上昇し、既存のシステムを改良して
ハウリング防止機能を付加するのが困難であるという課
題があった。 【解決手段】 拡声システムにおいて、携帯無線装置1
と、基地無線装置2と、携帯無線装置1と基地無線装
置2との間の通信に係る情報から携帯無線装置1の位
置を算出する無線制御装置3と、音声増幅装置4と、拡
声器5と、携帯無線装置1と拡声器5との間の距離
に応じて音量調整パラメータを調整して、拡声器5
音量レベルを調整する自動音量調整装置6とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯無線装置を
使用した放送または拡声システムにおいて、携帯無線装
置近傍の拡声器の音量を自動調整してハウリングの発生
を抑制する自動音量調整装置を備えた拡声システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開昭54−68102
号公報に記載された従来の拡声システムの構成を示す概
略図である。図において、101は自由に移動可能なマ
イクロホン、102はマイクロホン101から出力され
る音声信号を増幅する増幅器、103,104,105
はそれぞれ増幅器102から出力される増幅信号を制御
する音量調整回路、106,107,108はそれぞれ
音量調整回路103,104,105に接続される拡声
器、109,110,111はそれぞれ拡声器106,
107,108の近傍に併設されて、赤外線、超音波ま
たは電波等を通信媒体とした特定周波数の制御信号を発
生する制御信号発生器(変調器)、112,113,1
14はそれぞれ制御信号発生器109,110,111
に接続されるとともに拡声器106,107,108の
前部中央に近接して設置され、特定周波数の制御信号を
適当な指向性および出力にて放射する制御信号発信機、
115はマイクロホン101に一体的に形成可能で、制
御信号発信機112,113,114からの制御信号を
受信する制御信号受信機、116,117,118はそ
れぞれ制御信号発生器109,110,111からの制
御信号を一方の入力端子に入力し、制御信号受信機11
5からの出力信号を他方の入力端子に入力し、出力部が
音量調整回路103,104,105に接続されている
信号比較回路である。
【0003】次に動作について説明する。マイクロホン
101がいずれか1つの拡声器、例えば拡声器106に
近接した場合には、制御信号発信機112から放射され
る特定周波数の制御信号が、制御信号受信機115の受
信可能領域内に入って受信される。この際、マイクロホ
ン101と拡声器106との間の距離に応じて、制御信
号受信機115で受信される制御信号の信号レベルは変
化する。信号比較回路116は、受信された信号が制御
信号発生器109から出力された信号と同一であるか否
かを判定するとともに、制御信号発生器109からの信
号と同一であると認定された場合には、受信された信号
レベルに応じて、音量調整回路103を制御して、拡声
器106へ流れる音声信号電流の電流値を低減させる。
これにより、マイクロホン101と拡声器106との間
のハウリングが防止される。なお、マイクロホン101
が他の拡声器107または拡声器108に近接した場合
にも、同様に各拡声器の出力調整が自動的に実施され、
上記システム全体のゲインを下げることなく、ハウリン
グの発生を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の拡声システムは
以上のように構成されているので、携帯されるマイクロ
ホン101には制御信号を受信するための制御信号受信
機115を設ける必要があって、マイクロホンの小型化
に支障をきたすという課題があった。
【0005】また、拡声システムに本来的には必要でな
い制御信号発信機112,113,114および制御信
号受信機115を備える必要があるので、拡声システム
全体のコスト上昇を招くという課題があった。
【0006】さらに、音量調整回路103,104,1
05および信号比較回路116,117,118に係る
専用回路をシステム内に設ける必要があるために、既存
の拡声システムを改良してハウリング防止機能を実現す
るのが困難であるという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、携帯無線装置へ専用の回路を追加
することなく、またハウリング防止機能を備えた回路を
ユニット化して既存のシステムへのハウリング防止機能
の追加を容易とした自動音量調整装置を備えた拡声シス
テムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動音量
調整装置を備えた拡声システムは、音声信号を送受信す
る携帯無線装置と、携帯無線装置との間で音声信号に係
る電波を送受信する1または複数の基地無線装置と、す
べての基地無線装置に接続されて、携帯無線装置と当該
携帯無線装置に対して通信回線が確立された基地無線装
置との間の通信に係る情報から携帯無線装置の位置を算
出する無線制御装置と、無線制御装置から送られてくる
音声信号を増幅する音声増幅装置と、1または複数の拡
声器と、音声増幅装置とそれぞれの拡声器との間にそれ
ぞれ設けられ、対応する拡声器の位置と無線制御装置で
算出された携帯無線装置の位置との間の距離に応じて音
量調整パラメータを変更し、拡声器の音量レベルを調整
する1または複数の自動音量調整装置とを備えるように
したものである。
【0009】この発明に係る自動音量調整装置を備えた
拡声システムは、音声信号を送受信する携帯無線装置
と、携帯無線装置との間で音声信号に係る電波を送受信
するとともに、通信回線が確立された携帯無線装置との
間の通信に係る情報から携帯無線装置の位置を算出する
1または複数の基地無線装置と、すべての基地無線装置
に接続されて、携帯無線装置と基地無線装置との間の無
線通信回線の接続制御等を実施する無線制御装置と、無
線制御装置から送られてくる音声信号を増幅する音声増
幅装置と、1または複数の拡声器と、音声増幅装置とそ
れぞれの拡声器との間にそれぞれ設けられ、対応する拡
声器の位置と基地無線装置で算出された携帯無線装置の
位置との間の距離に応じて音量調整パラメータを変更
し、拡声器の音量レベルを調整する1または複数の自動
音量調整装置とを備えるようにしたものである。
【0010】この発明に係る自動音量調整装置を備えた
拡声システムは、音声信号を送受信する携帯無線装置
と、携帯無線装置との間で音声信号に係る電波を送受信
する1または複数の基地無線装置と、すべての基地無線
装置に接続されて携帯無線装置と基地無線装置との間の
無線通信回線の接続制御等を実施する無線制御装置と、
無線制御装置から送られてくる音声信号を増幅する音声
増幅装置と、1または複数の拡声器と、携帯無線装置か
ら送信される電波の電界強度を測定する1または複数の
電波強度判定回路と、電波強度判定回路をそれぞれ内蔵
して電界強度値または電界強度値から導かれる携帯無線
装置からの距離に応じて音声調整パラメータを変更して
拡声器の音量レベルを調整する自動音量調整装置とを備
えるようにしたものである。
【0011】この発明に係る自動音量調整装置を備えた
拡声システムは、拡声器に併設して設けられ、携帯無線
装置から送信される電波を中継して、受信した電波の電
界強度に比例した電界強度の電波を併設された拡声器に
対応して設けられる自動音量調整装置内の電波強度判定
回路に送信する基地無線装置を備えるようにしたもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
自動音量調整装置を備えた拡声システムを示す構成図で
ある。図において、1は音声信号を送受信する携帯無線
装置、2(i=1,2,…)は携帯無線装置1との間
で音声信号に係る電波を送受信して音声通信の中継点と
なる基地無線装置である。携帯無線装置1は、複数設置
される基地無線装置2のなかのいずれか1台の基地無
線装置2との間で無線通信回線を確立して、回線が確
立された基地無線装置2を介して音声通信を実施す
る。また、3はすべての基地無線装置2に接続され
て、携帯無線装置1と基地無線装置2との間の無線通
信回線の接続制御および音声通信先を制御する交換機能
を備えた無線制御装置、4は無線制御装置3から送られ
てくる音声信号を増幅する音声増幅装置である。無線制
御装置3は、携帯無線装置1の音声信号を音声増幅装置
4へ送信するのとは別に、通常の公衆電話回線に接続す
ることを可能にし、あるいは携帯無線装置1相互間の通
信を可能にする。また、5(i=1,2,…)は拡声
器、6(i=1,2,…)はそれぞれ音声増幅装置4
と拡声器5との間に配置されるとともに無線制御装置
3に接続されて、無線制御装置3から送信される種々の
情報に基づいて対応する拡声器5へ流れる音声信号電
流の電流値を制御する自動音量調整装置である。通常、
ハウリング防止機能がない場合には、少なくとも1つの
拡声器5に携帯無線装置1が近接すると、拡声システ
ム系のループゲインが異常に増大してハウリングを生じ
ることとなる。
【0013】次に動作について説明する。複数の自動音
量調整装置6は、それぞれ接続された対応する拡声器
に係る位置情報を記憶している。無線制御装置3
は、携帯無線装置1と当該携帯無線装置に対して通信回
線が確立された基地無線装置2との間の通信に係る情
報から携帯無線装置1の位置を算出して、自動音量調整
装置6に当該位置情報を送信する。自動音量調整装置
は、内部に保持された対応する拡声器5に係る位
置情報と無線制御装置3から送信された位置情報とを比
較して、携帯無線装置1と対応する拡声器5との間の
距離が所定のしきい値より小さい場合には、当該自動音
量調整装置6における音量調整パラメータを、携帯無
線装置1と拡声器5との間の距離に応じて適正な値に
変更することで、接続された拡声器5へ流れる音声信
号電流の電流値を低減してループゲインを一定値以下に
制御しハウリングを抑制する。
【0014】なお、自動音量調整装置6における音量
調整パラメータの変更に関しては、次のような方式を採
ることもできる。この方式では、無線制御装置3が各拡
声器5に係る位置情報を記憶している。無線制御装置
3は、携帯無線装置1と当該携帯無線装置に対して通信
回線が確立された基地無線装置2との間の通信に係る
情報から携帯無線装置1の位置を算出し、算出された携
帯無線装置1の位置と各拡声器5の位置とを比較して
携帯無線装置1からの距離が所定のしきい値より小さな
拡声器5を検出する。そして、無線制御装置3は、検
出された拡声器5に接続される自動音量調整装置6
に対して、携帯無線装置1と対応する拡声器5との間
の距離に応じた音量調整パラメータを表す信号を送信す
る。自動音量調整装置6は、無線制御装置3から送信
された信号に基づいて、音量調整パラメータを変更し、
接続された拡声器5へ流れる音声信号電流の電流値を
低減してループゲインを一定値以下に制御しハウリング
を抑制する。
【0015】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、音声信号を送受信する携帯無線装置1と、携帯無線
装置1との間で音声信号に係る電波を送受信する1また
は複数の基地無線装置2と、基地無線装置2に接続
されて、携帯無線装置1と当該携帯無線装置に対して回
線の確立された基地無線装置2との間の通信に係る情
報から携帯無線装置1の位置を算出する無線制御装置3
と、無線制御装置3から送られてくる音声信号を増幅す
る音声増幅装置4と、1または複数の拡声器5と、音
声増幅装置4と各拡声器5との間にそれぞれ設けら
れ、対応する拡声器5と携帯無線装置1との間の距離
に応じた音量レベルに拡声器5を調整する自動音量調
整装置6とを備えるように構成したので、携帯無線装
置1の位置を基に拡声器5の音量レベルを調整するこ
とができるから、携帯無線装置1へ専用の回路を追加す
る必要がなく、携帯無線装置1を小型化できるという効
果を奏する。また、専用の制御信号発信機や信号比較回
路等を設ける必要がないので、コストを抑えることがで
きるとともに、既存のシステムの簡単な改良でハウリン
グ防止機能を容易に実現することができるという効果を
奏する。
【0016】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による自動音量調整装置を備えた拡声システムを
示す構成図である。図2において、図1と同一符号は同
一または相当部分を示すのでその説明を省略する。図に
示されるように、この実施の形態2は基本的に実施の形
態1と同じ装置構成を有する。但し、この実施の形態2
は、基地無線装置2が当該基地無線装置と回線が確立
された携帯無線装置1との間の通信に係る情報から携帯
無線装置1の位置を算出する点、および自動音量調整装
置6がそれぞれ対応する基地無線装置2に接続され
ている点で実施の形態1と相違する。
【0017】次に動作について説明する。複数の自動音
量調整装置6は、それぞれ接続された対応する拡声器
に係る位置情報を記憶している。基地無線装置2
は、当該基地無線装置と回線が確立された携帯無線装置
1との間の通信に係る情報から携帯無線装置1の位置を
算出して、それぞれ接続される自動音量調整装置6
当該位置情報を送信する。自動音量調整装置6は、内
部に保持された対応する拡声器5に係る位置情報と基
地無線装置2から送信された位置情報とを比較して、
携帯無線装置1と対応する拡声器5との間の距離が所
定のしきい値より小さい場合には、当該自動音量調整装
置6における音量調整パラメータを、携帯無線装置1
と拡声器5との間の距離に応じて適正な値に変更する
ことで、接続された拡声器5へ流れる音声信号電流の
電流値を低減してループゲインを一定値以下に制御しハ
ウリングを抑制する。
【0018】なお、自動音量調整装置6における音量
調整パラメータの変更に関しては、次のような方式を採
ることもできる。この方式では、各基地無線装置2
それぞれ対応する拡声器5に係る位置情報を記憶して
いる。基地無線装置2は、当該基地無線装置と回線が
確立された携帯無線装置1との間の通信に係る情報から
携帯無線装置1の位置を算出し、算出された携帯無線装
置1の位置と対応する拡声器5の位置とを比較して携
帯無線装置1と拡声器5との間の距離が所定のしきい
値より小さいか否かを判定する。所定のしきい値より小
さい場合には、携帯無線装置1に近接する拡声器5
対応する基地無線装置2は、接続される自動音量調整
装置6に対して、携帯無線装置1と対応する拡声器5
との間の距離に応じた音量調整パラメータを表す信号
を送信する。自動音量調整装置6 は、基地無線装置2
から送信された信号に基づいて、音量調整パラメータ
を変更し、接続された拡声器5へ流れる音声信号電流
の電流値を低減してループゲインを一定値以下に制御し
ハウリングを抑制する。
【0019】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、携帯無線装置1と、携帯無線装置1との間で音声信
号に係る電波を送受信するとともに、回線の確立された
携帯無線装置1との間の通信に係る情報から携帯無線装
置1の位置を算出する基地無線装置2と、無線制御装
置3と、音声増幅装置4と、拡声器5と、音声増幅装
置4と各拡声器5との間にそれぞれ設けられ、対応す
る拡声器5と携帯無線装置1との間の距離に応じた音
量レベルに拡声器5を調整する自動音量調整装置6
とを備えるように構成したので、実施の形態1と同等の
効果を奏する。さらに、携帯無線装置1の位置に係る情
報を基地無線装置2から近傍に配置された対応する自
動音量調整装置6に送信するように構成したので、無
線制御装置3からすべての自動音量調整装置6へ携帯
無線装置1の位置に係る情報を送信する場合と比較し
て、情報を伝達するための通信ケーブル等の距離を短縮
できて拡声システム全体を簡略化することができるとい
う効果を奏する。
【0020】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3による自動音量調整装置を備えた拡声システムを
示す構成図である。図3において、図1と同一符号は同
一または相当部分を示すのでその説明を省略する。7
は、それぞれ自動音量調整装置6に設けられて、携帯
無線装置1から送信される電波の電界強度を測定する電
波強度判定回路である。なお、この実施の形態では、自
動音量調整装置6と対応する拡声器5とは併設され
て、携帯無線装置1と拡声器5との間の距離は携帯無
線装置1と自動音量調整装置6との間の距離とおおよ
そ同一とみなせるものとする。
【0021】次に動作について説明する。各自動音量調
整装置6に設けられた電波強度判定回路7は、携帯
無線装置1から送信される電波の電界強度を測定して、
当該電界強度値を出力する。自動音量調整装置6は、
受信電波の電界強度と携帯無線装置1からの距離とが所
定の対応関係を有することを利用して、電界強度値が所
定のしきい値より大きくなった場合、あるいは電界強度
値から算出される携帯無線装置1からの距離が所定のし
きい値より小さくなった場合には、当該自動音量調整装
置6における音量調整パラメータを電界強度値または
携帯無線装置1からの距離に応じて適正な値に変更する
ことで、接続された拡声器5へ流れる音声信号電流の
電流値を低減してループゲインを一定値以下に制御しハ
ウリングを抑制する。
【0022】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、携帯無線装置1から送信される電波の電界強度を測
定する電波強度判定回路7と、電波強度判定回路7
を内蔵して電界強度値または電界強度値から導かれる携
帯無線装置1からの距離に応じた音量レベルに拡声器5
を調整する自動音量調整装置6とを備えるように構
成したので、携帯無線装置1から送信される電波の電界
強度値を基に拡声器5の音量レベルを調整することが
できるから、携帯無線装置1に専用の部品等を追加する
必要がなく、携帯無線装置を小型化できるという効果を
奏する。また、専用の制御信号発信機や信号比較回路等
を設ける必要がないとともに自動音量調整装置6に電
波強度判定回路7を取り付けるのみでシステムを構築
できるから、コストを抑えることができるとともに、既
存のシステムの簡単な改良でハウリング防止機能を容易
に実現することができるという効果を奏する。
【0023】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4による自動音量調整装置を備えた拡声システムを
示す構成図である。図4において、図3と同一符号は同
一または相当部分を示すのでその説明を省略する。図4
に示されるように、この実施の形態4は基本的に実施の
形態3と同じ装置構成を有する。但し、この実施の形態
4は、各基地無線装置2が携帯無線装置1から受信し
た電波の電界強度に比例した電界強度の電波をそれぞれ
対応する電波強度判定回路7に送信して、電波強度判
定回路7が対応する基地無線装置2から受信した電
波の電界強度を測定する点で実施の形態3と相違する。
なお、この実施の形態では、基地無線装置2と自動音
量調整装置6と拡声器5とは、それぞれ対応する組
み合せ毎にユニット化されてほぼ同一位置に併設されて
いるものとする。
【0024】次に動作について説明する。各基地無線装
置2は、携帯無線装置1から受信した電波の電界強度
に比例した電界強度の電波をそれぞれ併設された対応す
る電波強度判定回路7に送信する。電波強度判定回路
は、対応する基地無線装置2から受信した電波の
電界強度を測定して、当該電界強度値を出力する。基地
無線装置2と対応する拡声器5とはほぼ同一位置に
あるので、電波強度判定回路7から出力された電界強
度値と、携帯無線装置1と拡声器5との間の距離とに
は所定の対応関係が成立する。したがって、自動音量調
整装置6は、測定された電界強度値が所定のしきい値
より大きくなった場合、あるいは電界強度値から算出さ
れる携帯無線装置1からの距離が所定のしきい値より小
さくなった場合には、当該自動音量調整装置6におけ
る音量調整パラメータを電界強度値または携帯無線装置
1からの距離に応じて適正な値に変更することで、接続
された拡声器5へ流れる音声信号電流の電流値を低減
してループゲインを一定値以下に制御しハウリングを抑
制する。
【0025】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、携帯無線装置1から送信される電波を中継して、受
信した電波の電界強度に比例した電界強度の電波をそれ
ぞれ対応する電波強度判定回路7に送信する基地無線
装置2を備えるように構成したので、携帯無線装置1
から送信される電波の電界強度値を基に拡声器5の音
量レベルを調整することができるから、実施の形態3と
同等の効果を奏する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音声
信号を送受信する携帯無線装置と、携帯無線装置との間
で音声信号に係る電波を送受信する1または複数の基地
無線装置と、すべての基地無線装置に接続されて、携帯
無線装置と当該携帯無線装置に対して通信回線が確立さ
れた基地無線装置との間の通信に係る情報から携帯無線
装置の位置を算出する無線制御装置と、無線制御装置か
ら送られてくる音声信号を増幅する音声増幅装置と、1
または複数の拡声器と、音声増幅装置と各拡声器との間
にそれぞれ設けられ、対応する拡声器の位置と無線制御
装置で算出された携帯無線装置の位置との間の距離に応
じて音量調整パラメータを変更し、拡声器の音量レベル
を調整する1または複数の自動音量調整装置とを備える
ように構成したので、携帯無線装置の位置を基にして当
該携帯無線装置に近接する拡声器の音量レベルを調整す
ることができるから、携帯無線装置へ専用の回路を追加
する必要がなく、携帯無線装置を小型化できるという効
果を奏する。また、専用の制御信号発信機や信号比較回
路等を設ける必要がないので、コストを抑えることがで
きるとともに、既存のシステムの簡単な改良でハウリン
グ防止機能を容易に実現することができるという効果を
奏する。
【0027】この発明によれば、音声信号を送受信する
携帯無線装置と、携帯無線装置との間で音声信号に係る
電波を送受信するとともに、通信回線が確立された携帯
無線装置との間の通信に係る情報から携帯無線装置の位
置を算出する1または複数の基地無線装置と、無線制御
装置と、音声増幅装置と、1または複数の拡声器と、対
応する拡声器の位置と基地無線装置で算出された携帯無
線装置の位置との間の距離に応じて音量調整パラメータ
を変更し、携帯無線装置に近接する拡声器の音量レベル
を調整する1または複数の自動音量調整装置とを備える
ように構成したので、既存のシステムの簡単な改良でハ
ウリング防止機能を容易に実現することができる等の効
果を奏する。さらに、携帯無線装置の位置に係る情報を
各基地無線装置から近傍に配置された対応する自動音量
調整装置に送信するように構成したので、無線制御装置
からすべての自動音量調整装置へ携帯無線装置の位置に
係る情報を送信する場合と比較して、情報を伝達するた
めの通信ケーブル等の距離を短縮できて拡声システム全
体を簡略化することができるという効果を奏する。
【0028】この発明によれば、携帯無線装置から送信
される電波の電界強度を測定する1または複数の電波強
度判定回路と、電波強度判定回路をそれぞれ内蔵して電
界強度値または電界強度値から導かれる携帯無線装置か
らの距離に応じて音量調整パラメータを変更して拡声器
の音量レベルを調整する1または複数の自動音量調整装
置とを備えるように構成したので、携帯無線装置から送
信される電波の電界強度値を基にして当該携帯無線装置
に近接する拡声器の音量レベルを調整することができる
から、携帯無線装置に専用の部品等を追加する必要がな
く、携帯無線装置を小型化できるという効果を奏する。
また、専用の制御信号発信機や信号比較回路等を設ける
必要がないとともに自動音量調整装置に電波強度判定回
路を取り付けるのみでシステムを構築できるから、コス
トを抑えることができるとともに、既存のシステムの簡
単な改良でハウリング防止機能を容易に実現することが
できるという効果を奏する。
【0029】この発明によれば、拡声器に併設して設け
られ、携帯無線装置から送信される電波を中継して、受
信した電波の電界強度に比例した電界強度の電波を併設
された拡声器に対応して設けられる自動音量調整装置内
の電波強度判定回路に送信する基地無線装置を備えるよ
うに構成したので、携帯無線装置から送信される電波の
電界強度を基にして当該携帯無線装置に近接する拡声器
の音量レベルを調整することができるから、既存のシス
テムの簡単な改良でハウリング防止機能を容易に実現す
ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による自動音量調整
装置を備えた拡声システムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による自動音量調整
装置を備えた拡声システムを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による自動音量調整
装置を備えた拡声システムを示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による自動音量調整
装置を備えた拡声システムを示す構成図である。
【図5】 従来の拡声システムの構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯無線装置、2(i=1,2,…) 基地無線
装置、3 無線制御装置、4 音声増幅装置、5(i
=1,2,…) 拡声器、6(i=1,2,…) 自
動音量調整装置、7(i=1,2,…) 電波強度判
定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲 隆 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5D020 CC01 5J100 JA01 KA05 LA09 QA02 SA00 5K046 HH79

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を送受信する携帯無線装置と、
    該携帯無線装置との間で音声信号に係る電波を送受信す
    る1または複数の基地無線装置と、すべての該基地無線
    装置に接続されて、前記携帯無線装置と当該携帯無線装
    置に対して通信回線が確立された前記基地無線装置との
    間の通信に係る情報から前記携帯無線装置の位置を算出
    する無線制御装置と、無線制御装置から送られてくる音
    声信号を増幅する音声増幅装置と、1または複数の拡声
    器と、前記音声増幅装置とそれぞれの前記拡声器との間
    にそれぞれ設けられ、対応する前記拡声器の位置と前記
    無線制御装置で算出された前記携帯無線装置の位置との
    間の距離に応じて音量調整パラメータを変更し、前記拡
    声器の音量レベルを調整する1または複数の自動音量調
    整装置とを備えることを特徴とする自動音量調整装置を
    備えた拡声システム。
  2. 【請求項2】 音声信号を送受信する携帯無線装置と、
    該携帯無線装置との間で音声信号に係る電波を送受信す
    るとともに、通信回線が確立された前記携帯無線装置と
    の間の通信に係る情報から前記携帯無線装置の位置を算
    出する1または複数の基地無線装置と、すべての前記基
    地無線装置に接続されて、前記携帯無線装置と前記基地
    無線装置との間の無線通信回線の接続制御等を実施する
    無線制御装置と、該無線制御装置から送られてくる音声
    信号を増幅する音声増幅装置と、1または複数の拡声器
    と、前記音声増幅装置とそれぞれの前記拡声器との間に
    それぞれ設けられ、対応する前記拡声器の位置と前記基
    地無線装置で算出された前記携帯無線装置の位置との間
    の距離に応じて音量調整パラメータを変更し、前記拡声
    器の音量レベルを調整する1または複数の自動音量調整
    装置とを備えることを特徴とする自動音量調整装置を備
    えた拡声システム。
  3. 【請求項3】 音声信号を送受信する携帯無線装置と、
    該携帯無線装置との間で音声信号に係る電波を送受信す
    る1または複数の基地無線装置と、すべての前記基地無
    線装置に接続されて前記携帯無線装置と前記基地無線装
    置との間の無線通信回線の接続制御等を実施する無線制
    御装置と、該無線制御装置から送られてくる音声信号を
    増幅する音声増幅装置と、1または複数の拡声器と、前
    記携帯無線装置から送信される電波の電界強度を測定す
    る1または複数の電波強度判定回路と、該電波強度判定
    回路をそれぞれ内蔵して電界強度値または電界強度値か
    ら導かれる前記携帯無線装置からの距離に応じて音量調
    整パラメータを変更して前記拡声器の音量レベルを調整
    する1または複数の自動音量調整装置とを備えることを
    特徴とする自動音量調整装置を備えた拡声システム。
  4. 【請求項4】 拡声器に併設して設けられ、携帯無線装
    置から送信される電波を中継して、受信した電波の電界
    強度に比例した電界強度の電波を併設された拡声器に対
    応して設けられる自動音量調整装置内の電波強度判定回
    路に送信する基地無線装置を備えることを特徴とする請
    求項3記載の自動音量調整装置を備えた拡声システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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