JP2001291412A - 湾曲板反射鏡 - Google Patents

湾曲板反射鏡

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JP2001291412A
JP2001291412A JP2001030304A JP2001030304A JP2001291412A JP 2001291412 A JP2001291412 A JP 2001291412A JP 2001030304 A JP2001030304 A JP 2001030304A JP 2001030304 A JP2001030304 A JP 2001030304A JP 2001291412 A JP2001291412 A JP 2001291412A
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reflector
lamp
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light
reflecting
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Rajasingh Schwartz Israel
ラジャシング・スチュワーツ・イスラエル
Tianji Zhao
ティアンジ・ザオ
Carl Vernon Gunter
カール・バーノン・グンター
Laszlo Viktor Lieszkovszky
ラズロ・ビクトル・リエスコブスキー
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General Electric Co
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    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/04Optical design
    • F21V7/09Optical design with a combination of different curvatures

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射鏡ランプにおいて光が反射鏡の深皿形部
分に入るのを防止して、多重反射により失われる光の量
を減少させる。 【解決手段】 直径のより小さい深皿形部分(44)ま
で形を変える大きな第1の反射部分(42)を有する反
射鏡(40)と、第1の反射部分内に配置されている発
光部分(66)を有するフィラメント(60)と、レン
ズ(70)とを含むランプ(10)に、該ランプから射
出するように光を反射する反射板(20)を設ける。反
射板は、第1の反射部分(42)から深皿形部分(4
4)への移行部分(50)の付近で反射鏡(40)に嵌
合する外周部分(22)と、光を反射するために外周部
分(22)から半径方向内側へ延出する第1の凹面(2
4)と、前記フィラメント(60)が該反射板を貫通で
きるようにするための開口部(26)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射鏡ランプに関
し、特に、光が反射鏡の深皿形部分に入るのを防止する
ことにより、多重反射により失われる光の量を減少させ
る湾曲反射板を含む反射鏡ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】放物面アルミナイズ反射鏡(PAR)ラ
ンプは、内面に反射アルミニウム被覆膜を有する反射鏡
を含む。開発の初期段階では、アルミニウムは反射鏡の
内面に使用される唯一の反射被覆膜であった。現在は、
反射鏡の内面を被覆するために多くの異なる種類の被覆
膜が使用されている。ランプの内面の被覆膜はランプか
ら射出するように光を反射する。多くのPAR反射鏡
は、深皿形部分へと形を変える第1の反射部分を含む。
反射鏡は光の一部を吸収し、残る光を反射する。反射鏡
の深皿形部分に入射した光はランプから射出する前に2
度以上反射されるため、反射鏡の深皿形部分に入射した
光の多くが失われる。多重反射の結果として失われる光
は、PARランプの効率を低下させる大きな要因となっ
ている。
【0003】従来のランプは、反射鏡の深皿形部分に入
射する光の量を減少させるために、深皿形部分をできる
限り小さくしようとしていた。深皿形部分はフィラメン
トと電気接点を収容するための十分な大きさを有してい
なければならないので、この部分の大きさを縮小するに
は限界がある。PARランプの深皿形部分を縮小して
も、光の大部分は依然として深皿形部分に入射してしま
う。
【0004】PARランプにおいては、反射鏡と、反射
鏡の一端部を覆うレンズとにより規定される空間から空
気を排除し、その空気を不活性ガスと置換することが望
ましい。ランプ内部の空気を不活性ガスと置換すること
により、ランプの寿命が伸びる。PARランプのレンズ
は、不活性ガスがランプから漏れ出さないように反射鏡
に溶融接合される。レンズのガラスと反射鏡とをメタン
と酸素の火炎で融接することは、気密シールとして知ら
れている。気密シールを利用するランプは、反射鏡の深
皿形部分に、空気を排除し、ランプ内に不活性ガスを導
入するための穴又は管を有する。反射鏡の深皿形部分は
管又は穴と、フィラメント及び接点を収容しなければな
らないため、深皿形部分をあまり小さくすることは不可
能である。光のうち望ましくないほど多くの部分が不活
性ガスで充満されたPARランプの深皿形部分に入射す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、多重反射の結
果として失われる光の量を最小にした、より効率の良い
PARランプが必要とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はランプに関す
る。ランプは反射鏡と、フィラメントと、反射板と、レ
ンズとを含む。反射鏡は、直径のより小さい深皿形部分
へと形を変える大きな第1の反射部分を有する。反射鏡
の深皿形部分から第1及び第2の接点が突出している。
フィラメントは、第1及び第2の接点に接続する第1及
び第2のリード線を有する。フィラメントは、反射鏡の
第1の反射部分内に配置された発光部分を有する。反射
板は反射鏡の第1の反射部分から深皿形部分への移行領
域に配置されている。反射板の外周部分は、移行領域の
付近で反射鏡に嵌合する。反射板は、その外周部分から
半径方向内側へ延出する凹面を有する。凹面は光を反射
する。反射板は、フィラメントを貫通させるための開口
部を有する。反射鏡の一端部にはレンズが結合されて、
ランプを閉鎖している。
【0007】本発明のその他の特徴は、添付の図面と関
連させながら以下の詳細な説明を読むことによって明ら
かになり、より十分に理解されるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、図3から最も良く分か
るように、ランプが発した光を反射する反射板20を有
するランプ10に関する。ランプ10は、直径のより小
さい深皿形部分44につながる第1の反射部分42を含
む反射鏡40を有する。直径のより小さい深皿形部分4
4から第1及び第2のランプ接点46及び48が突出し
ている。フィラメント60の第1及び第2のリード線6
2及び64は第1及び第2の接点46及び48にそれぞ
れ接続している。フィラメント60は、反射鏡の第1の
反射部分42に配置された発光部分66を有する。
【0009】本発明の反射板20は、反射鏡40の第1
の反射部分42から直径のより小さい深皿形部分44へ
の移行領域50の付近で、反射鏡40内に位置してい
る。反射板20の外周部分22は、反射鏡40が第1の
反射部分から直径のより小さい深皿形部分への移行領域
50の付近で、反射鏡40に嵌合するような形状を有す
る。フィラメントに対向する、反射板20の面24のう
ち上方の面は、外周部分22から半径方向内側へ延出す
る凹面24である。反射板20の凹面24は反射鏡40
の外へ光を反射する。反射板20は、フィラメント60
を貫通させるための開口部28を有する。反射鏡の開い
た端部52に密封接合されたレンズ70がランプを密閉
している。
【0010】1実施例では、ランプ10はPARランプ
である。PARは「parabolic aluminized reflector
(放物面アルミナイズ反射鏡)」の略語である。PARラ
ンプは、両端石英フィラメントなどの光源60を有する
ガラス反射鏡40を含む。反射鏡40の内面54はアル
ミニウムの不透明フィルム56で被覆されているため、
PARランプが発した光はレンズ70を透過する。反射
鏡の内面54を他の何らかの不透明反射材で被覆するこ
とも可能である。PARランプのレンズ70を透過した
光をフェースルーメン(face lumen)と呼ぶ。
【0011】PARランプ10はレンズの領域を介して
のみ光を射出するが、フィラメント60はあらゆる方向
に光を放射する。フィラメント60がレンズに向かう方
向以外の方向に放射した光は、反射鏡40によりレンズ
70から射出するように反射される。光源60が発生す
る総ルーメンを球面ルーメンと呼ぶ。アルミニウム膜5
6はレンズ70から射出するように光を導く前に光の一
部を吸収するので、フィラメントにより発生される球面
ルーメンは常にランプのフェースルーメンより大きい。
例えば、84%の反射率を有するアルミニウム膜は入射
光の84%を反射し、入射光の16%を吸収する。PA
Rランプ10のルーメン効率は、PARのフェースルー
メンと、光源すなわちフィラメント60により発生され
る球面ルーメンとの比により定義される。反射鏡の内面
の被覆膜56が光の一部を吸収してしまうため、ルーメ
ン効率は常に100%未満である。
【0012】ある光源すなわちフィラメント60を選択
した場合、PARのルーメン効率を決定するのは反射鏡
40と、反射鏡内の光源60の位置である。ランプ10
の1実施例では、K型PAR38の反射鏡40を使用す
る。このPAR反射鏡は、二次放物面43へ移行する大
きな一次放物面42と、底部45とから構成されてい
る。K型PAR反射鏡40の場合、一次放物面42を定
義する式はy=kx2 であり、式中、kは任意の定数で
ある。本発明は、放物面部分を持たない反射鏡を含めた
あらゆる反射鏡に関することを理解すべきである。第1
の部分42は必ずしも放物面により規定されない。第1
の反射部分は、方物面、楕円形又はいかなる形でもよ
い。1実施例では、反射鏡はGE−PAR38K型反射
鏡である。このGE−PAR38K型反射鏡40の半分
が図1に最も良く示されている。この反射鏡はゼネラル
・エレクトリック社のNela Lamp Divisionより、60P
AR/H/SP10、90PAR/H/SP10及び1
00PAR/HIR/SP10を含む数種類のランプの
部品として販売されている。GE−PAR38K型反射
鏡40の外形は38×1/8インチ又は4−3/4イン
チである。
【0013】二次放物面43と底部45は深皿形部分4
4を形成する。深皿形部分44は、両端石英フィラメン
ト管などのフィラメント60を収容する。PAR反射鏡
40の深皿形部分44は、フィラメントのリード線62
及び64を接点46及び48に電気的に接続すると共
に、ランプ10からガスを排除するための排気管58を
受け入れるための十分な余地を有する。
【0014】本発明の反射板20を使用しないと、フィ
ラメント60が発した光の約45%は反射鏡の深皿形部
分44に入射する。反射鏡40は、深皿形部分44に入
射した光がレンズ70を通してランプから射出する前
に、その光を少なくとも2度反射する。フィラメント6
0が発した光がランプから射出する前に光を2度反射す
ることをダブルバウンスという。光が反射されるたび
に、光の一部は失われる。1実施例では、反射鏡40の
内面54はアルミニウムで被覆されている。反射鏡を被
覆するために使用されるアルミニウムの平均視感反射率
は80%から90%である。反射のたびに、10%から
20%の光は反射鏡により吸収される。別の実施例で
は、反射鏡の内面は銀で被覆されている。銀の視感反射
率は90%から98%である。反射鏡により2度以上反
射される光の量を最小限に抑えることにより、反射鏡4
0が吸収する光の量を最小にすることができる。これ
は、深皿形部分44に入射する光の量を最小にすること
により実現される。
【0015】図1は、PARランプ反射鏡40及び光源
60の半分を示す断面図である。光源の中心61は反射
鏡の第1の反射部分の焦点47に位置している。光源は
点光源ではないが、光源60が発した光の一部がどのよ
うにして失われるかを説明するため、光源は焦点47に
ある点光源として示されている。図1に示すように、光
源60の中心61から伸びる4本の線は5つの角度A、
B、C、D及びEを規定している。これらの線はPAR
反射鏡40の断面を対応する5つの領域に分割してい
る。GE−PAR38K型反射鏡の場合、角度A、B、
C、D及びEはそれぞれ53度、42度、43度、11
度及び31度である。
【0016】光源の中心から領域Aに発射された光はレ
ンズ70に向かって進む。光はランプ10から射出する
まで反射鏡40により反射されないので、この領域へ発
射された光は吸収によって失われることがない。
【0017】光源60の中心61から領域Bへ発射され
た光は反射鏡40の第1の反射部分42に当たる。領域
Bへ発射された光は、カバーレンズ70を通過する前に
第1の反射部分の被覆膜56により1度だけ反射され
る。これをシングルバウンス(single bounce) という。
放物面の焦点47、すなわち、光源の中心61から発射
された光は第1の反射部分42により反射され、放物面
の焦点から発射されたため、光はy軸と平行にランプ1
0から射出する。視感反射率が84%であるGE−PA
R38反射鏡の場合、領域Bへ発射された光の16%が
失われる。
【0018】領域Cへ発射された光は直径のより小さい
深皿形部分44の二次放物面部分43により反射され
る。アルミニウム膜56は、光源60の中心61から領
域Cへ発射された光がランプ10から射出する前に、そ
の光を2度反射する。反射率が84%である場合、1回
目の反射で光の16%が吸収され、2度目の反射で残る
光の16%が吸収される(84%×84%=71%)の
で、領域Cに入射した光の71%がランプのレンズ70
を通って射出されるに過ぎない。この状況をダブルバウ
ンス(double bounce) と呼ぶ。
【0019】領域D及びEへ発射された光は反射鏡の深
皿形部分44の側面及び底面45により反射される。光
源60の中心61から発射されて領域D及びEに入射し
た光は、ランプ10から射出する前に、2度以上反射鏡
40により反射される。反射鏡のこの領域では、ランプ
10から射出する前に光の大半が2度以上反射されるこ
とになるために、この部分は最も効率が悪くなる。
【0020】1実施例では、反射鏡40はGE−PAR
38K型反射鏡である。GE−PAR38K型反射鏡4
0は、光源60とリード線62及び64の一部を収容す
ると共に、ランプ10内部の空気を排出し、不活性ガス
と置換することができる大きな深皿形部分44を有す
る。反射鏡の深皿形部分44には、レンズ70と反射鏡
40を密封接合した後にランプ10からガスを排除する
ための開口部58がある。反射鏡40の開口部58は、
深皿形部分にある穴又は深皿形部分44の中へ延出する
管であれば良い。GE−PAR38K反射鏡40の深皿
形部分は、接点46及び48と、ランプ10を密封した
後にランプ内の空気を不活性ガスと置換するための開口
部58とを十分に収容できる広さを有する。不活性ガス
はランプの動作温度が上昇したときに溶接接合部を酸化
しないように保護するので、ランプに不活性ガスを充満
させると、空気を入れたランプより寿命が長くなる。
【0021】PARランプの深皿形部分44は2つの接
点46及び48と、排気管58とを収容するような大き
さに形成されているので、フィラメント60が発する光
の相対的に多くの部分が深皿形部分44に入射すること
になる。ゼネラル・エレクトリック(GE)社のPAR
38型反射鏡40の場合、両端石英フィラメント60が
発した光の約45%が深皿形部分44に入射する。深皿
形部分44に入射した光の約40%がランプのレンズ7
0を通過する前に反射鏡により吸収される。反射板20
を具備していないGE−PAR38ランプの場合、深皿
形部分に入射し、何度も反射された結果、フィラメント
60が発した光の約20%が失われてしまう。反射鏡の
深皿形部分44の効率の悪さによって、反射板のない標
準型のGE社のPAR38ランプのPARルーメン効率
は70%から75%になる。
【0022】発光フィラメント60の2本のリード線6
2及び64は、反射鏡の深皿形部分44から突出する2
つの接点46及び48に電気的に接続している。1実施
例では、フィラメント60は両端石英フィラメント管6
0である。両端石英フィラメント管60はPARランプ
における標準光源である。中心を反射鏡及び反射板の放
物面の焦点に置いた両端石英フィラメントを図3に示
す。図3に示す両端石英フィラメント管60は楕円形の
ガラス球67と、タングステンコイル68と、フィラメ
ント60に溶接された2本のリード線62及び64とを
有する。両端石英フィラメント60の2本のリード線6
2及び64は2つの接点フェルール穴に挿入され、ろう
付けされている。
【0023】レンズ70はランプ10内にフィラメント
60を封入している。この実施例では、レンズ70は反
射鏡40に気密シールにより結合されている。気密シー
ルは、レンズ70のガラスと反射鏡40のガラスの接合
すべき領域をメタン及び酸素の火炎で加熱して融着させ
ることにより実現される。この気密シールは、不活性ガ
スがランプ10から漏れ出すのを防止する。レンズ70
を反射鏡40に密封接合した後、ランプ10内部の空気
を不活性ガスと置換する。本発明の別の実施例では、レ
ンズをエポキシ樹脂によって反射鏡に密封接合してい
る。レンズをエポキシ樹脂で反射鏡に密封接合する場
合、ランプは排気されない。
【0024】深皿形部分44に光が入射するのを防止す
るために反射鏡40内部に反射板20を導入すると、P
ARランプ10のルーメン効率が向上する。反射板20
は、任意の適切な反射湾曲を有する面を含むように形成
されれば良い。例えば、反射板20の反射面24は放物
面、球面、楕円又は手書きで定義した面のいずれかであ
れば良い。凹面24は数式で定義されても良いし、され
なくても良い。反射板20は、光源60により発射され
た光が深皿部分44に到達し、そこで有効フェースルー
メン出力になる前に2度以上反射されるのを防ぐため、
ランプのレンズから射出するように光を反射する。反射
板20に入射した光は、ランプのレンズ70を通過する
前に1度反射される。反射板20は深皿形部分44に入
射する光を最小にするので、PARランプの効率を向上
させる。反射板20を挿入することによって、ランプ1
0から射出する前に1度反射される光の量は大幅に増加
する。PARランプ10に反射板20を挿入することに
より、同じ反射鏡と両端石英フィラメントを使用して
も、より高いフェースルーメン出力が実現される。
【0025】図2は、PAR反射鏡40における反射板
20の半分を示す断面図である。反射板20は、第1の
反射部分42が深皿形部分44へと形を変える、第1の
反射部分の底縁部51から始まる。この実施例では、反
射板の凹面24は、第1の反射部分42の方物曲線に続
く。この実施例では、反射鏡の第1の反射部分42と反
射板の凹面24の曲率は同じ式により定義されている。
GE−PAR38型反射鏡40の場合、反射鏡40と反
射板20の曲率は、第1の反射部分42の原点からの水
平方向距離をxとし、反射鏡の形状を規定する垂直方向
距離をyとするとき、式y=0.48x2 により定義さ
れる。
【0026】図3は、反射板20が内部に装着されたP
AR反射鏡40の全体断面図である。反射鏡の内部に反
射板20を挿入しても、光源60の焦点位置は変わらな
い。反射板20の大きさは、PAR反射鏡40の寸法を
変更する必要がないように規定されている。反射鏡20
が入っている反射鏡40を見てみると、反射鏡の内面5
4は1つの放物面により定義されており、深皿形部分4
4を有するようには見えない。湾曲した板はアルミナイ
ズ放物面PARランプに嵌合するのみならず、銀又は他
の何らかの反射材などのあらゆる種類の被覆膜を有する
非放物面反射鏡を具備する他のPARランプにも適合す
る。PARランプ10で反射板20を使用すると、多重
反射が起こらないという利点が得られる。
【0027】反射板20は、フィラメント60が発した
光の大半が反射鏡の深皿形部分44に入射するのを防止
する。光源60を受け入れるための反射板の開口部26
を通過する光のわずかな部分が失われる。反射板の開口
部26は、光源60の大きさと形状によって決まる。両
端石英フィラメントの場合、反射板の開口部26は中央
に大きな円形開口部を有する溝穴である。光源用の開口
部26を通過することによる光の損失は、反射板を使用
しない場合に深皿形部分44によって起こる多重バウン
スに起因する損失と比較してかなり少ない。そのため、
PARランプ10のルーメン効率は著しく向上する。
【0028】以下の表1は、反射板20をGE−PAR
38ランプに導入することにより、その性能が以下に向
上するかを示す。また、表1は、様々に異なる反射被覆
膜56を有する反射鏡に様々に異なる反射被覆膜28を
有する反射板20を追加することにより、ルーメン効
率、ルーメン/ワット、中心ビームの燭、ビーム角度、
ビームルーメン及び視野角が以下に影響を受けるかを示
す。先に述べた通り、ルーメン効率はレンズ70を通し
て射出したルーメンと、フィラメント60が発したルー
メンとの比である。ルーメン/ワットは、ランプのレン
ズを通して射出したルーメンの数をランプにより取り出
されたパワー(W)で除算した値である。中心ビームの
燭(CBCP)は、ビーム軸で測定した光束強さの値で
ある。CBCPはカンデラを単位として測定される。ビ
ーム角度は、中心平面の両側で測定した、10フィート
の距離におけるCBCPの50%を含む角度である。ビ
ーム角度は度を単位として測定される。ビームルーメン
は、対応するビーム角度の中の総ルーメン出力である。
視野角は、中心平面の両側で測定した、10フィートの
距離におけるCBCPの10%を除く全てを含む角度で
ある。視野角は度を単位として測定される。表1の第1
の欄は、反射板20を持たないPAR38ランプのPA
R効率が74.8%であることを示す。反射板20を使
用すると、PARのルーメン効率は著しく向上する。表
1の第2から第4の欄は、反射板を使用した場合のルー
メン効率がアルミ二ウム反射鏡と組み合わせて保護銀被
覆反射板を使用したときの79.2%から、銀被覆反射
鏡と組み合わせて銀被覆反射板を使用したときの91%
までの範囲であることを示す。表1に示すように、これ
に相応してルーメンパーワットも増加している。
【0029】
【表1】
【0030】図4は、反射板20の平面図を示し、図5
は、反射板の正面図を示す。1実施例では、反射板20
はステンレス鋼から形成されているが、ガラスなどの他
の種類の材料を使用しても差し支えない。この実施例に
おいては、反射板20はステンレス鋼製であり、厚さは
約0.7ミリメートルである。
【0031】好ましい実施例では、第1の凹面24は反
射材で被覆されている。凹面24にある反射被覆膜28
はアルミニウム、銀又は他のいずれかの反射材であれば
良い。反射板20は銀又はアルミニウムで被覆されてい
れば良い。反射板20は任意の反射材により、いずれか
の被覆技術を使用して被覆できる。例えば、反射板は真
空蒸着技術、化学反応又は電気めっきなどの方法により
被覆可能である。また、凹面24だけではなく、反射板
全体又はその一部を被覆することも適切である。反射板
全体の被覆は、反射板をめっき浴に浸して、板をめっき
することにより実行されれば良い。反射板20を形成し
ている材料の反射率が高い場合、被覆は不要である。例
えば、輝きを放つアルミニウム又はアルミニウム合金か
ら製造されている板であれば、被覆の必要はない。反射
板は、反射被覆の必要のないよく研磨された鋼板から製
造される。反射板を製造する際にアルミニウムではな
く、ステンレス鋼を使用した方が有利であるのは、鋼製
の反射板20にワイヤ34を容易に溶接できるからであ
る。
【0032】反射板20は何らかの手段によりランプ1
0に装着されれば良い。好ましい実施例では、反射板2
0は、外周部分22から半径方向内側へ延出する第2の
面30を含む。第2の面30には、反射鏡40に関して
反射板20を所定の場所に保持するための装着構造32
が装着されている。この実施例では、反射板20の第2
の面30と、接点46及び48の一方に、反射鏡と反射
板を互いに所定の場所に保持するためのワイヤ34が溶
接されている。反射板を装着するためのワイヤ34は、
接点フェルール穴の一方でフィラメントのリード線62
及び64の一方とろう付けされて、反射板を所定の位置
に保持する。フィラメント60の2本のリード線が2つ
の接点46、48にろう付けされるとき、同時にワイヤ
34もフィラメント60の一方のリード線に溶接され
る。ランプの接点46及び48の一方は接地接点であっ
ても良い。反射板20を指示するワイヤ34は接地接点
に装着されるのが好ましい。1実施例では、ワイヤ34
は太さ0.5mm、長さ25mmの鉄/クロム合金ワイヤで
ある。ワイヤ34は開口部26の付近で反射板の背面に
溶接されている。
【0033】反射鏡の内部に反射板20を挿入すること
により、PARのルーメン効率は著しく向上する。反射
板は現在のGE−PARランプについて現時点で実施さ
れている密封工程及び排気工程に適応する。反射板を有
するより効率の良いPARランプはビーム品質を維持し
且つ気密シールの利点を保つ。
【0034】以上の詳細な説明から、当業者には本発明
の数多くの変更及び変形が明白であろう。本発明を実例
により説明するためにGE−PAR38ランプを使用し
たが、例としてGE社のPAR38ランプを使用したの
は本発明をより十分に説明するためであり、決して本発
明の範囲を限定しようとするものではない。従って、特
許請求の範囲の範囲内で、本発明を先に特定して開示し
た方法以外の方法で実施できることを理解すべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射鏡及び光源の半分を示す断面図。
【図2】反射鏡、反射板及び光源の半分を示す断面図。
【図3】反射板を有するランプの断面図。
【図4】反射板の平面図。
【図5】反射板の正面図。
【符号の説明】
10 ランプ 20 反射板 22 外周部分 24 凹面 26 開口部 30 第2の面 32 装着構造 34 ワイヤ 40 反射鏡 42 第1の反射部分 44 深皿形部分 46、48 接点 50 移行領域 52 端部 60 フィラメント 62、64 リード線 66 発光部分 70 レンズ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 61/34 F21Y 101:00 // F21Y 101:00 F21V 7/12 C E (72)発明者 ティアンジ・ザオ アメリカ合衆国、オハイオ州、メイフィー ルド・ハイツ、マーシュフィールド・ロー ド、2017番 (72)発明者 カール・バーノン・グンター アメリカ合衆国、オハイオ州、トゥインス バーグ、シャロンブルック・ドライブ、 1288番 (72)発明者 ラズロ・ビクトル・リエスコブスキー アメリカ合衆国、オハイオ州、メイフィー ルド・ハイツ、アパートメント・156、メ イフィールド・ロード、6809番

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ(10)が、直径のより小さい深
    皿形部分(44)まで形を変える大きな第1の反射部分
    (42)を有する反射鏡(40)と、前記深皿形部分か
    ら突出している第1及び第2の接点(46、48)と、
    前記第1及び第2の接点に接続する第1及び第2のリー
    ド線(62、64)を有すると共に前記大きな第1の反
    射部分に配置されている発光部分(66)を有するフィ
    ラメント(60)と、前記反射鏡(40)の前記大きな
    第1の反射部分(42)の一端部に結合されて、該ラン
    プ(10)を閉鎖するレンズ(70)とを含む場合に、
    該ランプ(10)から射出するように光を反射する反射
    板(20)であって、 前記第1の反射部分(42)から前記深皿形部分(4
    4)への移行部分(50)の付近で前記反射鏡(40)
    に嵌合する外周部分(22)と、 光を反射するために前記外周部分(22)から半径方向
    内側へ延出する第1の凹面(24)と、 前記フィラメント(60)が該反射板を貫通できるよう
    にするための開口部(26)と、を具備する反射板。
  2. 【請求項2】 前記反射板(20)の前記第1の凹面
    (24)は反射材で被覆されている請求項1記載の反射
    板。
  3. 【請求項3】 前記第1の凹面(24)は放物面により
    規定されている請求項1記載の反射板。
  4. 【請求項4】 前記第1の凹面(24)は球面である請
    求項1記載の反射板。
  5. 【請求項5】 前記第1の凹面(24)は楕円面である
    請求項1記載の反射板。
  6. 【請求項6】 前記第1の凹面(24)は前記反射鏡
    (40)の前記大きな第1の反射部分(42)の湾曲に
    続いている請求項1記載の反射板。
  7. 【請求項7】 前記外周部分(22)から半径方向内側
    へ延出する第2の面(30)と、前記第2の面(30)
    に装着され、前記反射鏡(40)に関して前記反射板を
    所定の場所に保持する装着構造(32)と、を更に具備
    する請求項1記載の反射板。
  8. 【請求項8】 前記第1の反射凹面(24)はアルミニ
    ウムで被覆されている請求項1記載の反射板。
  9. 【請求項9】 前記第1の反射凹面(24)は銀で被覆
    されている請求項1記載の反射板。
  10. 【請求項10】 直径のより小さい深皿形部分(44)
    まで形を変える大きな第1の反射部分(42)を有する
    反射鏡(40)と、 前記深皿形部分(44)から突出している第1及び第2
    の接点(46、48)と、 前記第1及び第2の接点に接続された第1及び第2のリ
    ード線(62、64)を有すると共に、前記大きな第1
    の反射部分に配置されている発光部分(66)を有する
    フィラメント(60)と、 前記第1の反射部分(42)から前記深皿形部分(4
    4)への移行部分(50)の付近で前記反射鏡(40)
    に嵌合された反射板(20)であって、前記移行部分
    (50)の付近で前記反射鏡(40)に嵌合する外周部
    分(22)、光を反射するために前記外周部分(22)
    から半径方向内側へ延出する第1の凹面(24)、及び
    前記フィラメントを貫通させるための開口部(26)を
    含む反射板(20)と、 前記反射鏡(40)の一端部(52)に結合されて、ラ
    ンプを閉鎖するレンズ(70)と、を具備するランプ
    (10)。
  11. 【請求項11】 前記反射板の前記第1の凹面(24)
    は反射材で被覆されている請求項10記載のランプ。
  12. 【請求項12】 前記反射板の前記第1の凹面(24)
    は放物面により規定されている請求項10記載のラン
    プ。
  13. 【請求項13】 前記反射板(20)の前記第1の凹面
    (24)は球面である請求項10記載のランプ.
  14. 【請求項14】 前記反射板の前記第1の凹面(24)
    は楕円面である請求項10記載のランプ。
  15. 【請求項15】 前記反射板(20)の前記第1の凹面
    (24)は前記大きな第1の反射部分(42)の湾曲に
    続いている請求項10記載のランプ。
  16. 【請求項16】 前記外周部分(22)から半径方向内
    側へ延出する第2の面(30)と、前記第2の面(3
    0)に装着され、前記反射鏡(40)に関して前記反射
    板を所定の場所に保持する装着構造(32)と、を更に
    具備する請求項10記載のランプ。
  17. 【請求項17】 前記第1の反射凹面(24)はアルミ
    ニウムで被覆されている請求項10記載のランプ。
  18. 【請求項18】 前記第1の反射凹面(24)は銀で被
    覆されている請求項10記載のランプ。
  19. 【請求項19】 前記レンズ(70)と前記反射鏡(4
    0)との結合部は気密シールである請求項10記載のラ
    ンプ。
  20. 【請求項20】 前記ランプからガスを排除するための
    開口部(26)が前記深皿形部分(44)に更に設けら
    れている請求項10記載のランプ。
  21. 【請求項21】 前記外周部分(22)から半径方向内
    側へ延出する第2の面(30)と、前記反射板(20)
    の前記第2の面及び前記接点の一方に装着されて、前記
    反射鏡(40)に関して前記反射板を所定の場所に保持
    するワイヤ(34)と、を更に具備する請求項10記載
    のランプ。
  22. 【請求項22】 前記ワイヤ(34)は前記接点の一方
    の接地接点に装着される請求項21記載のランプ。
JP2001030304A 2000-02-08 2001-02-07 湾曲板反射鏡 Withdrawn JP2001291412A (ja)

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