JP2001290936A - 食品又は料理の味判定システム及び方法 - Google Patents
食品又は料理の味判定システム及び方法Info
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
嗜好に基づいて、そのユーザー個人にとって美味しいと
感じられるものかどうか」を判定し、それをユーザーに
示すことができる食品又は料理の味判定システムを提供
する。 【構成】 ユーザーの食品又は料理の味の嗜好に関する
データを記録するユーザーの味嗜好データ記録手段と、
販売又はサービス対象となる食品又は料理の味に関する
データを記録する食品又は料理の味データ記録手段と、
前記ユーザーの味嗜好データと前記食品又は料理の味デ
ータとに基づいて「ある食品又は料理の味とそのユーザ
ーの味嗜好が合致しているかどうか又はどの程度合致し
ているかの相性度」を判定する判定手段と、この判定手
段による判定結果を出力するための判定結果出力手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
Description
(ユーザーの味の好みと合致しているかどうか、どの程
度合致しているかの判定)のためのシステム及び方法に
関する。
ついては、その果実の味(一般人にとっての美味しさ)
を判定するための装置が実用化されている。このような
装置は、例えば、果実の中に赤外線や超音波を透過させ
て糖などの甘味成分の濃度を測定したりすることによ
り、その味(一般人にとっての美味しさ)を判定するよ
うにしている。また、このような装置は、食品又は料理
工場に設置されたり、小売店に設置されたりしている。
ような果実の味(一般人にとっての美味しさ)を判定す
る装置は、あくまで、「一般人の立場で一般的にどれだ
け美味しいか」を判定するだけで、「個々のユーザーの
味の嗜好に基づいて、そのユーザーにとって美味しいと
感じられるものかどうか」を判定することはできない。
本発明はこのような従来技術の課題に着目したもので、
ある食品又は料理が「個々のユーザーの味の嗜好に基づ
いて、そのユーザー個人にとって美味しいと感じられる
ものかどうか」を判定し、それをユーザーに示すことが
できる食品又は料理の味判定システム及び方法を提供す
ることを目的とする。
おいて、「ユーザーの食品又は料理の味の嗜好に関する
データを記録するユーザーの味嗜好データ記録手段」、
すなわち、「ユーザーの味嗜好データを保存しておく場
所」は、例えば、(1)ユーザーが手元で使用する情報
端末やICカードの中の記録媒体、(2)「遠隔のショ
ップ側」(インターネットなどのネットワーク上に存在
するバーチャルショップや、ユーザーがネットワークを
介して通信する遠隔地にある現実の店舗、又は、これら
の店舗又はユーザーのために運営されるセンター的な機
関)にあるコンピュータの記録媒体、などである。本発
明において、本発明の食品又は料理の味判定システムを
利用できる「食品又は料理の販売・サービス形態」に
は、「現実の店舗」の店内で利用する場合(現実の店
舗において販売用に陳列された食品の味について個々の
ユーザーの味嗜好との相性度を判定する場合。又は、現
実のレストランにおいてメニューに掲載された料理の味
について個々のユーザーの味嗜好との相性度を判定する
場合)と、「カタログ通信販売」又は「寿司やピザな
どの料理の出前の広告」(「インターネット上のバーチ
ャルショップ(バーチャルモール)」の販売形態などを
含む)で利用する場合(カタログに掲載された食品につ
いて個々のユーザーの味嗜好との相性度を判定するため
に使用する場合。又は、料理の出前の広告に示された料
理の味が個々のユーザーの味嗜好と合致しているかどう
かを判定する場合)と、「現実の小売店舗」に陳列さ
れた個々の食品について、その食品の映像をインターネ
ットで遠隔のユーザーに送信し、遠隔のユーザーとの間
でリアルタイムにその食品の販売(取引)を行うときに
(本出願人の出願している「遠隔商品販売システム」を
発明の名称とする特開平10−228506号公報参照
(なお、この公報は、先行文献として本明細書に取り込
む))、その食品がそのユーザーの味嗜好に合致してい
るかどうかを判定するために使用する場合、などのよう
に、様様な販売形態があり得る。すなわち、本発明は、
現実の店舗(小売店、レストラン)にも、インターネッ
ト上のバーチャルショップにも、従来からの紙媒体(紙
製の商品カタログ)を使用したカタログ通信販売業者に
も、適用できるものである。なお、前記のバーチャルシ
ョップの販売形態に本発明を適用する場合、「ユーザー
側の情報通信端末」には、ユーザーが家庭又はオフィス
などの「固定環境」で使用する端末と、ユーザーが「移
動体環境=モバイル環境」で使用する端末とがありう
る。「移動体環境=モバイル環境」で使用する端末に
は、ユーザーが戸外に持ち出して使用する「携帯型」情
報通信端末や、自動車などの交通機関に備えられて使用
する「車載型」情報通信端末、などがありうる。また、
本発明において、「判定結果出力手段」は、判定結果
を、店舗側に認識させるように出力してもよいし、ユー
ザー側に認識させるように出力してもよい。また、本発
明において、判定結果の「出力」は、例えば、画面に表
示する方法、音声で出力する方法などを含む。
囲に記載したとおりのものである(本明細書の特許請求
の範囲の記載をここに援用する)。
するための実施形態を示すブロック図である。この図1
に示す例は、インターネット上に開設されたバーチャル
ショップの販売形態(広い意味での「カタログ通信販売
形態」の一種)に本発明を適用する場合を示している。
図1において、1はユーザー側の情報通信端末(パソコ
ンなど)、2はインターネット、3はバーチャルショッ
プ側のサーバー(インターネットな゛とのネットワーク
に接続されたコンピュータ)、である。
キーボードやマウスやマイクなどから成る入力部、12
はディスプレイ、13はスピーカ、14は送受信部、で
ある。また、図1のバーチャルショップ側サーバー3に
おいて、31は送受信部、32はカタログ通信販売(イ
ンターネットで送信する電子的カタログを利用する販
売)の対象である複数の食品又は料理に関する映像デー
タや味データなどの各種データを蓄積した食品又は料理
データベース(データ蓄積記録装置)、33はこの食品
又は料理データベース32からの食品又は料理映像デー
タに基づいて食品又は料理の映像を送受信部31を介し
てユーザー側に提供(送信)するための食品又は料理映
像提供部、34は個々のユーザーからの送信してもらっ
た個々のユーザーの味嗜好に関するデータを記録するた
めのユーザーの味嗜好データベース(データ蓄積記録装
置)、35は前記食品又は料理データベース32からの
個々の食品又は料理の味データと前記ユーザーの味嗜好
データベース34からの個々のユーザーの味嗜好データ
とに基づいてある食品又は料理がそのユーザーの味嗜好
にどれだけ合致しているか(相性度)を判定しその判定
結果を出力する判定部、36は前記判定部35からの判
定結果と前記食品又は料理データベース32からの各食
品又は料理の映像データとに基づいて各食品又は料理毎
にそのユーザーの味嗜好に合致しているかどうか又はど
れだけ合致しているか(相性度)がユーザー側に分かり
やすいように食品又は料理映像を加工・変形・合成など
の処理を行い、その加工・変形・合成などの処理を行っ
た映像を前記食品又は料理画像提供部に出力するための
映像加工部、である。なお、本実施形態のバーチャルシ
ョップは、食品の通信販売だけでなく、料理(寿司、そ
ば、カツどん、ピザ、スパゲッティなど)の出前も行
い、その料理の出前の広告も電子データの形でユーザー
側に送信しているものとする。
ユーザーが自己の味嗜好データをバーチャルショップ側
サーバー側に送信するときの動作を、図2(a)のフロー
チャートに基づいて説明する。この場合は、まず、ユー
ザーがバーチャルショップのホームページにインターネ
ット経由でアクセスして、「味嗜好アンケート書式の画
面データを送信して下さい」と申し込む(図2(a)の
ステップS1)。すると、これに応答して、バーチャル
ショップ側のサーバー3から前記味嗜好アンケート書式
画面がユーザー端末1に送信され、それがユーザー端末
1の画面に表示される(同ステップS2)。そして、ユ
ーザーは、その画面上で、好きな食べ物や料理や味付け
嫌いな食べ物や料理や味付けなどについてのアンケート
に回答を入力し、それをバーチャルショップ側サーバー
3に送信する(同ステップS3)。これにより、そのユ
ーザーの味嗜好に関するデータがバーチャルショップ側
サーバー3の記録装置の中の「ユーザーの味嗜好データ
ベース」34に蓄積される(同ステップS4)。
ーバー3との間で、販売・サービス対象となっている食
品又は料理の味が自己の味嗜好と合致しているかどうか
(又はどのくらい合致しているか)を判定するサービス
を受けるときの動作を説明する。この場合、ユーザー
は、インターネット経由でバーチャルショップのサーバ
ー3が管理しているホームページにアクセスし、オンラ
イン販売のページを開き、販売・サービス対象の食品又
は料理を画面表示させる(図2(b)のステップS1
1)。この場合は、例えば、図3(a)に示すような画
面が表示される。この図3(a)では、プリン、チーズ
ケーキ、抹茶ムース、ババロアの計4種類の菓子が、オ
ンライン販売の対象として画面に表示されている(寿司
・そば、ピザなどの料理の映像を表示させてもよい)。
(味の相性度の判定)サービスを受けたい方はこのボタ
ンをクリックして下さい」という表示で指定されたボタ
ン(アイコン)をマウスでクリックして、「味判定サー
ビスの依頼」を行う(同ステップS12)。この依頼を
受けたバーチャルショップ側サーバー3では、予め味嗜
好に関するアンケート書式で収集・蓄積しておいたその
ユーザーの味嗜好データ(前記「ユーザーの味嗜好デー
タベース」34に蓄積してある)と、ユーザーが味判定
を依頼するときに指定した判定対象となる一つ又は複数
の食品又は料理とを比較・照合して、判定を行う(同ス
テップS13)。このステップS13では、判定部35
は、指定された食品又は料理がユーザーの味嗜好に合致
するかどうか、及び、どの程度合致しているかの相性度
を求めて、それを判定結果として映像加工部3(図1参
照)6に出力する(同ステップS14)。映像加工部3
6では、この判定結果と、前記「食品又は料理データベ
ース」32からの食品又は料理の映像データとに基づい
て、販売・サービス対象としての食品又は料理画像が前
記判定結果を反映するように、前記映像を加工処理(変
形・合成など)する(同ステップS15)。そして、映
像加工部36は、この加工処理を行った食品又は料理の
映像を送受信部31に送る。送受信部31は、この加工
された食品又は料理の映像を、インターネットを介し
て、ユーザーの端末1に送信し、前記の加工された食品
又は料理の映像(オンライン販売・サービスの対象物の
映像)がユーザー端末1のディスプレイ12に表示され
る(同ステップS16)。
で映像加工部36により前記判定結果を反映するように
加工された映像がインターネットを介してユーザー端末
のディスプレイ12の画面に表示されたとき(前記ステ
ップS16)の画面の一例を、それぞれ示すものであ
る。図3(b)に示す例では、ユーザーは、「味判定サ
ービス」を依頼するときに画面上の4つの菓子の全てに
ついて味の相性度の判定を依頼したとする。前記の映像
加工部36は、前記判定部35からの「各食品又は料理
がユーザーの味嗜好に合致しているかどうか」の判定結
果に基づいて、所定の基準値(例えば、ユーザーの味嗜
好との相性が極めて高い場合を100点満点としてその
100点満点の中の中間の50点)より高い相性度を有
する抹茶ムースとチーズケーキについてはそのまま映像
表示し、前記基準値より低い相性度しか有しないプリン
とババロアについて画素を粗くした映像(又は、半透明
の状態にした映像)を画面表示させるようにする。
ユーザーは、「味判定サービス」を依頼するときに画面
上の4つの菓子の全てについて味の相性度の判定を依頼
したとする。そして、前記の映像加工部36は、前記判
定部35からの「各食品又は料理がユーザーの味嗜好に
どの程度合致しているかの相性度」を示す判定結果に基
づいて、プリンの映像の右下には「△ 40点」と表示
し、チーズケーキの映像の右下には「◎ 90点」と表
示し、抹茶ムースの映像の右下には「○ 70点」と表
示し、ババロアの映像の右下には「× 20点」と表示
する。この場合、「△」「◎」「○」「×」の部分は、
前記の各菓子(食品又は料理)毎の判定結果をユーザー
が視覚的に直感できるような表示を行うためのものであ
る。また、「40点」「90点」「70点」「20点」
の部分は、相性度が極めて高い場合を100点満点とし
てどの程度の相性度かを数値でユーザーに理解させるた
めの表示である。
部35からの判定結果を、(前述のように、単に映像デ
ータとしてユーザーに送信するだけでなく)、音声情報
として送受信部31に送り、さらに、それをインターネ
ットを介してユーザー端末1送り、ユーザー端末1のス
ピーカ13から判定結果の内容を音声で出力するように
してもよい。
ユーザー毎に、ある食品又は料理が、そのユーザーの味
嗜好と合致しているかどうか又はどの程度合致している
かを判定し、それをユーザーに知らせることができるの
で、ユーザーは、ある食品又は料理の購入を注文すると
き(現実の店舗(小売店や飲食店)で注文するとき、イ
ンターネットなどのネットワークを介してバーチャルシ
ョップに注文するとき、又は、カタログ通信販売業者に
電話やFAXで注文するとき、などがありうる)、予
め、その食品又は料理又は料理の味が自己の味の好みに
合っているかどうかを知ることができるので、大変に便
利である。すなわち、ユーザーは、ある食品を、現実の
店舗で注文するとき、インターネットなどのネットワー
クを介してバーチャルショップに注文するとき、又は、
カタログ通信販売業者に電話やFAXで注文するとき、
コンピュータの画面に表示された食品を指定して、その
食品の味がユーザーの味嗜好と合致しているかどうか又
はどの程度合致しているかを判定してもらい、その判定
結果を出力(画面表示又は音声出力)してもらうことが
できるので、ユーザーは、「その食品を購入した後に食
べてみて、自分の味嗜好に合わなかったため、買わなけ
れば良かったと後悔すること」がなくなり、大変に便利
である。また、ユーザーは、ある料理を現実の店舗(レ
ストランなど)で注文するとき、ある料理の出前・宅配
を現実の店舗に電話・FAX・電子メールなどで注文す
るとき、又は、ある料理の出前・宅配をインターネット
上のバーチャルショップにネットワークを介して注文す
るとき、コンピュータの画面に表示された料理を指定し
て、その料理の味がユーザーの味嗜好と合致しているか
どうか又はどの程度合致しているかを判定してもらい、
その判定結果を出力(画面表示又は音声出力)してもら
うことができるので、ユーザーは、「注文した後にその
料理を食べてみて、自分の味嗜好に合わなかったため、
注文しなければ良かったと後悔すること」がなくなり、
大変に便利である。なお、特開平7−73243号公報
は、「消費者嗜好と電子買物情報との自動相関システム
及び方法」について開示しているが、これは「個人専用
電子買物情報データベース」を作成するというもので、
本発明のような食品又は料理について個々のユーザーの
味の好みに合っているかどうかを判定するものではない
点で、本発明の進歩性を否定する先行文献となるもので
はない。
である。
ートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ユーザーの食品又は料理の味の嗜好に関
するデータを記録するためのユーザーの味嗜好データ記
録手段と、 販売又はサービスの対象となる食品又は料理の味に関す
るデータを記録するための食品又は料理の味データ記録
手段と、 前記ユーザーの味嗜好データと前記食品又は料理の味デ
ータとに基づいて「ある食品又は料理の味とそのユーザ
ーの味嗜好が合致しているかどうか、又は、どの程度合
致しているかの相性度」を判定するための判定手段と、 この判定手段による判定結果を出力するための判定結果
出力手段と、を備えたことを特徴とする食品又は料理の
味判定システム。 - 【請求項2】 請求項1において、前記判定結果出力手
段は、販売又はサービスの対象として画面上に表示され
た一つ又は複数の食品又は料理について、各食品又は料
理の味とユーザーの味嗜好との相性度をそれぞれ表示す
るものである、ことを特徴とする食品又は料理の味判定
システム。 - 【請求項3】 予め、ユーザーの食品又は料理の味の嗜
好に関するデータを記録しておくと共に、販売又はサー
ビスの対象となる食品又は料理の味に関するデータを記
録しておき、 販売又はサービスの対象として、一つ又は複数の食品又
は料理が画面上に表示されているとき、ユーザーが指定
した食品又は料理について、前記の記録されたユーザー
の味嗜好データと食品又は料理の味データとに基づい
て、「その食品又は料理の味とそのユーザーの味嗜好が
合致しているかどうか、又は、どの程度合致しているか
の相性度」を判定するステップと、 この判定結果を出力するステップと、を含むことを特徴
とする食品又は料理の味判定方法。
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2000
- 2000-07-14 JP JP2000214557A patent/JP4890671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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