JP2001290409A - フルカラーホログラム及びその作製方法 - Google Patents

フルカラーホログラム及びその作製方法

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JP2001290409A JP2001004944A JP2001004944A JP2001290409A JP 2001290409 A JP2001290409 A JP 2001290409A JP 2001004944 A JP2001004944 A JP 2001004944A JP 2001004944 A JP2001004944 A JP 2001004944A JP 2001290409 A JP2001290409 A JP 2001290409A
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Emi Takabayashi
会美 高林
Kenji Ueda
健治 植田
Takechika Watabe
壮周 渡部
Takeshi Kashiwagi
剛 柏木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明るくかつ全ての色領域の再現が可能な4波
長記録のフルカラーホログラム及びその作製方法。 【解決手段】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
多層記録されたフルカラーホログラムにおいて、比視感
度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
つの再生波長を有するフルカラーホログラム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルカラーホログ
ラム及びその作製方法に関し、特に、明るく、色再現性
の良好なフルカラーホログラム及びその作製方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーホログラムのホログラム原
版及びその複製の際に、青、緑、赤の3原色領域にある
3つの波長、400nm〜500nm(青色)、500
nm〜600nm(緑色)、600nm〜700nm
(赤色)の3つのレーザー光を用いて多重記録あるいは
積層記録していた。
【0003】一方、476.2nm、520.8nm、
568.2nm、632.8nmの4つ波長のレーザー
光を用いて別々に記録したホログラムからマルチカラー
ホログラムを構成する提案がApplied Opti
cs Vol.12,No.3,pp.496〜499
において提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の3つの波長で記
録したカラーホログラムを白色光源で再生する場合に、
十分な色再現ができず、再生像の色味の再現性が悪く、
暗くなってしまう。
【0005】一方、明るいホログラムを作製する方法と
して、比視感度曲線のピーク波長555nm近辺の波長
(550nm〜560nm)を緑の再生波長に用いる方
法がある。しかし、550nm〜560nmを緑色領域
の再生波長として記録する場合、青の再生波長が458
nmでは、図11に示すように、色度図の青緑色は再現
できず、青の再生波長として488nmを用いた場合で
は、純色の青色の再現ができず、3波長記録では色度図
上で23区分された全ての色領域を表現するような、十
分な色再現が非常に困難である(色度図中で、3つの波
長を直線で結んだ三角形内の色のみが再現可能である。
図11では、赤の再生波長として630nmを用いてい
る。なお、色度図は「JISハンドブック色彩」より引
用。)。
【0006】一方、前記の4波長を用いてマルチカラー
ホログラムを記録する提案では、白色再現性を主に考え
ており、明るくかつ全ての色領域の再現が可能なフルカ
ラーホログラムを構成するためには、記録波長を如何に
選ぶか等の提案は一切なされていない。
【0007】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、明るくかつ全て
の色領域の再現が可能な4波長記録のフルカラーホログ
ラム及びその作製方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のフルカラーホログラムは、異なる4つの再生主波長
で多重記録又は多層記録されたフルカラーホログラムに
おいて、比視感度曲線のピーク波長555nm付近の5
50nm〜560nmに再生波長の1つを有し、かつ、
赤、青、緑の3原色領域の615nm〜680nm、3
80nm〜470nm、485nm〜515nmの3つ
の領域に他の3つの再生波長を有することを特徴とする
ものである。
【0009】本発明のフルカラーホログラムの作製方法
は、異なる4つの再生主波長で多重記録又は多層記録さ
れたフルカラーホログラムであって、比視感度曲線のピ
ーク波長555nm付近の550nm〜560nmに再
生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3原色領域の
615nm〜680nm、380nm〜470nm、4
85nm〜515nmの3つの領域に他の3つの再生波
長を有するフルカラーホログラムの作製方法において、
緑領域の1つの記録波長としてアルゴンレーザの51
4.5nm若しくはLD励起レーザの532nmを用
い、緑領域のもう1つの記録波長として555nm以上
の波長用いることを特徴とする方法である。
【0010】この場合、緑領域のもう1つの記録波長と
して565nm〜590nmの波長を用い、記録後の感
光材料の収縮あるいは粘着剤による波長シフトにより再
生波長を短波長側へ15nm〜40nmシフトさせるこ
とが望ましい。
【0011】そして、緑領域のもう1つの記録波長とし
て色素レーザの波長565nm〜600nmを用いるこ
とができる。
【0012】また、本発明のフルカラーホログラムのも
う1つの作製方法は、異なる4つの再生主波長で多重記
録又は多層記録されたフルカラーホログラムであって、
比視感度曲線のピーク波長555nm付近の550nm
〜560nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、
緑の3原色領域の615nm〜680nm、380nm
〜470nm、485nm〜515nmの3つの領域に
他の3つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホ
ログラム原版からのホログラム複製により作製するフル
カラーホログラムの作製方法において、前記ホログラム
原版として、感光材料の1層毎に対応する各波長毎にホ
ログラムを記録し、4層を積層してホログラム原版とす
ることを特徴とする方法である。
【0013】本発明のフルカラーホログラムの別の作製
方法は、異なる4つの再生主波長で多重記録又は多層記
録されたフルカラーホログラムであって、比視感度曲線
のピーク波長555nm付近の550nm〜560nm
に再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3原色領
域の615nm〜680nm、380nm〜470n
m、485nm〜515nmの3つの領域に他の3つの
再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラム原
版からのホログラム複製により作製するフルカラーホロ
グラムの作製方法において、前記ホログラム原版とし
て、赤領域の波長と緑領域の一方の波長を同一層の感光
材料に記録し、青領域の波長と緑領域のもう一方の波長
を別の同一層の感光材料に記録し、2層を積層してホロ
グラム原版とすることを特徴とする方法である。
【0014】本発明のフルカラーホログラムのさらに別
の作製方法は、異なる4つの再生主波長で多重記録又は
多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
して、赤領域の波長を一層の感光材料に記録し、緑領域
の2つの波長を赤領域の波長を記録した層と異なる同一
の感光材料層に記録し、青領域の波長を前者の2つの層
と異なる層の感光材料に記録し、3層を積層してホログ
ラム原版とすることを特徴とする方法である。
【0015】本発明のフルカラーホログラムのさらに別
の作製方法は、異なる4つの再生主波長で多重記録又は
多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
して、赤領域の波長を一層の感光材料に記録し、緑領域
の一方の波長を赤領域の波長を記録した層と異なる感光
材料層に記録し、緑領域のもう一方の波長と青領域の波
長を前者の2つの層と異なる同一層の感光材料に記録
し、3層を積層してホログラム原版とすることを特徴と
する方法である。
【0016】本発明のフルカラーホログラムのさらに別
の作製方法は、異なる4つの再生主波長で多重記録又は
多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
して、4つの波長を同一の感光材料の層に記録してホロ
グラム原版とすることを特徴とする方法である。
【0017】本発明においては、比視感度曲線のピーク
波長555nm付近の550nm〜560nmに再生波
長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3原色領域の61
5nm〜680nm、380nm〜470nm、485
nm〜515nmの3つの領域に他の3つの再生波長を
有するので、明るくかつ全ての色領域の色を再現性良く
再現可能なフルカラーホログラムが得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフルカラーホログ
ラム及びその作製方法の原理と実施例について説明す
る。
【0019】人間の明所視の比視感度曲線は、図10に
示すように、波長555nmにピークを持つ。そのた
め、カラーホログラムの再生波長の1つとしてその比視
感度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜5
60nmに再生波長を持つと、そのカラーホログラム
は、観察者に最も明るく感じられる。
【0020】したがって、本発明においては、4波長記
録体積型カラーホログラムにおいて、その1つの再生波
長として比視感度曲線のピーク波長555nm付近の5
50nm〜560nmに再生波長の1つを有するように
記録する。ここで、その1つの再生波長が550nm〜
560nmの範囲にないと、同じ回折効率を持つように
記録しても、観察者に余り明るく感じられなくなる。
【0021】また、再生波長の1つとして550nm〜
560nmの波長を緑の再生波長としたときに、色再現
性を向上させるために他に3つの異なる再生波長を持
ち、全体で4つの波長でフルカラーホログラムを記録す
るようにする。白色光源を照明光源にする場合、R
(赤)G(緑)B(青)3原色領域の4つ以上のレーザ
を用いて撮影したカラーホログラムは、3波長で記録す
るときよりも、ホログラムの再生像の色味の再現性が向
上し、かつ、明るくなる。特に、4つの再生波長の1つ
として、上記の550nm〜560nmの波長を選び、
青領域の波長として380nm〜470nm、緑領域の
波長として485nm〜515nm、赤領域の波長とし
て615nm〜680nmの4つの波長を用いること
で、図1に示すように、xy色度図上における色の再現
範囲を、従来3つの波長で記録していた場合(図11)
よりも大幅に広げることができる。なお、図1の4つの
再生波長は以下の第1の実施例によるホログラムの場合
である。
【0022】なお、550nm〜560nm以外の波長
として、それぞれ380nm〜470nm、485nm
〜515nm、615nm〜680nmの範囲から外れ
ると、色度図から明らかなように、色度図上で23区分
された全ての色領域を表現することが困難となる。
【0023】次に、記録波長に、青、緑、赤の3原色領
域にある3つのレーザに1つのレーザを付加したデニシ
ュークホログラムの作製方法の具体例を述べる。
【0024】第1の実施例においては、記録するレーザ
の波長は、青の波長にアルゴンレーザの458nmを用
いる。緑領域は、一方にLD励起レーザの532nmを
用い、緑領域のもう一方にその532nmで励起した色
素レーザの573nmを用いる。そして、赤の波長には
Krレーザの647nmを用いる。
【0025】感光材料は3層用いる。各層の感光材料
は、体積ホログラム感光材料としてのフォトポリマーH
RF800X001(デュポン社製)を用いる。
【0026】まず、図2に示すように、第1層の感光材
料1を不図示のガラス板上に粘着層を介して配置する。
その感光材料1裏面側に距離をおいて立体模型等の被写
体Oを配置する。このような配置で、入射角θで緑領域
の573nmの色素レーザ光11G1と緑領域のもう一方
の波長532nmのLD励起レーザ光11G2を合わせて
露光量10mJ/cm2 で照明光として感光材料1側か
ら入射させると、照明光11G1+11G2は感光材料1を
透過して被写体Oに入射し、被写体Oから反射方向に散
乱光12G1+G2 が生じる。この散乱光12G1+G2 と照明
光11G1+11 G2が感光材料1中で干渉して、被写体O
の波長532nmのホログラムと波長573nmのホロ
グラムが二重記録される。後処理として規定のUV照射
とべーキングを施す。
【0027】次に、図3に示すように、上記のように処
理された第1層の感光材料1の上に第2層の感光材料2
を粘着層を介して積層する。そして、図2の配置関係と
同じ位置関係で、感光材料2裏面側に被写体Oを配置
し、その配置で同じ入射角θで青領域の波長458nm
のアルゴンレーザ光11B を露光量10mJ/cm2
照明光として感光材料2側から入射させると、照明光1
B は感光材料2と露光済みの感光材料1(この段階で
固定され不活性になっている。)とを透過して被写体O
に入射し、被写体Oから反射方向に散乱光12B が生じ
る。この散乱光12B と照明光11B が感光材料2中で
干渉して、被写体Oの波長458nmのホログラムが記
録される。後処理として規定のUV照射とべーキングを
施す。
【0028】次いで、図4に示すように、上記のように
処理された第2層の感光材料2の上に第3層の感光材料
3を粘着層を介して積層する。そして、図2、図3の配
置関係と同じ位置関係で、感光材料3裏面側に被写体O
を配置し、その配置で同じ入射角θで赤領域の波長64
7nmのKrレーザ光11R を露光量20mJ/cm 2
で照明光として感光材料3側から入射させると、照明光
11R は感光材料3と露光済みの感光材料1、2とを透
過して被写体Oに入射し、被写体Oから反射方向に散乱
光12R が生じる。この散乱光12R と照明光11R
感光材料3中で干渉して、被写体Oの波長647nmの
ホログラムが記録される。後処理として規定のUV照射
とべーキングを施す。
【0029】このようにして各波長毎に露光、後処理し
た3層積層のホログラム原版Hを用いて、1層の体積ホ
ログラム感光材料(フォトポリマーHRF800X00
1(デュポン社製))からなる感光材料中に同じ4つの
波長を用いてフルカラーホログラムを複製する。そのた
めに、図5に示すように、ホログラム原版Hの撮影時の
被写体O近傍に別の感光材料5を配置し、ホログラム原
版H作製時の照明光11G1、11G2、11B 、11R
入射方向と反対方向から同時に、原版H記録時と同じ4
つの波長647nm、573nm、532nm、458
nmからなる照明光13R+G1+G2+B を感光材料5側から
入射させると、照明光13R+G1+G2+B は感光材料5を透
過してホログラム原版Hに入射し、そこで反射方向に回
折光14 R+G1+G2+B が回折して記録された被写体Oの実
像O’を感光材料5の面近傍に再生する。この回折光1
R+G1+G2+B と照明光13R+G1+G2+B が感光材料5中で
干渉して被写体Oのフルカラーホログラム像が記録され
る。
【0030】このようにして複製したホログラムについ
て、本出願人による特願平10−97345号「体積ホ
ログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラ
ベル」に記載の粘着剤をホログラム感光材料層5に積層
し、中心波長を短波長方向にシフトさせる。すなわち、
複製したホログラムの表面の保護層として設けられてい
るPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを剥
がした後、PETフィルムに塗布されている粘着剤PL
シン(リンテック(株)製)をPETフィルムごと貼り
合わせてから、規定のUV照射を行ない、ホログラムの
裏面にも、同様の粘着剤PLシンをPETフィルムごと
貼り合わせる。このとき、その粘着剤の収縮によって、
ホログラムの再生波長が以下のようにそれぞれ約20n
m短波長側へシフトする。
【0031】 赤の再生波長 R :647nm→627±5nm 緑1の再生波長 G1:573nm→553±5nm 緑2の再生波長 G2:532nm→512±5nm 青の再生波長 B :458nm→438±5nm このようにして作製したホログラムは、白色光再生した
場合、上記の4つの再生波長を主波長に持ち、3波長記
録した従来の場合よりも明るく、色再現範囲が広く、か
つ、色再現性が向上したフルカラーホログラムが得られ
る。
【0032】第2の実施例においては、第1の実施例に
おいて、原版記録時の緑領域のもう一方の波長として、
532nmのLD励起レーザ光の代わりにアルゴンレー
ザの514.5nmのレーザ光11G2を用いる。それ以
外は第1の実施例と同様であり、複製ホログラムの再生
波長は同じ粘着剤の収縮によって約20nm短波長側へ
シフトし、次のようになる。
【0033】 赤の再生波長 R :647nm→627±5nm 緑1の再生波長 G1:573nm→553±5nm 緑2の再生波長 G2:514.5nm→495±5nm 青の再生波長 B :458nm→438±5nm この場合も、白色光再生した場合、上記の4つの再生波
長を主波長に持ち、3波長記録した従来の場合よりも明
るく、色再現範囲が広く、かつ、色再現性が向上したフ
ルカラーホログラムが得られる。
【0034】次に、第3の実施例においては、記録する
レーザの波長は、青の波長にアルゴンレーザの458n
mを用いる。緑領域は、一方にアルゴンレーザの51
4.5nmを用い、緑領域のもう一方にLD励起レーザ
の532nmで励起した色素レーザの580nmを用い
る。そして、赤の波長にはKrレーザの647nmを用
いる。
【0035】感光材料は2層用いる。各層の感光材料
は、体積ホログラム感光材料としてのフォトポリマーH
RF800X001(デュポン社製)を用いる。
【0036】まず、図6に示すように、第1層の感光材
料1を不図示のガラス板上に粘着層を介して配置する。
その感光材料1裏面側に距離をおいて立体模型等の被写
体Oを配置する。このような配置で、入射角θで赤波長
の647nmのKrレーザ光11R と緑領域の波長58
0nmの色素レーザ光11G1を合わせて露光量15mJ
/cm2 で照明光として感光材料1側から入射させる
と、照明光11R +11 G1は感光材料1を透過して被写
体Oに入射し、被写体Oから反射方向に散乱光12R+G1
が生じる。この散乱光12R+G1と照明光11R +11G1
が感光材料1中で干渉して、被写体Oの波長647nm
のホログラムと波長580nmのホログラムが二重記録
される。後処理として規定のUV照射とべーキングを施
す。
【0037】次に、図7に示すように、上記のように処
理された第1層の感光材料1の上に第2層の感光材料2
を粘着層を介して積層する。そして、図6の配置関係と
同じ位置関係で、感光材料2裏面側に被写体Oを配置
し、その配置で同じ入射角θで青領域の波長458nm
のアルゴンレーザ光11B と緑領域のもう一方の波長5
14.5nmアルゴンレーザ光11G2を合わせて露光量
15mJ/cm2 で照明光として感光材料2側から入射
させると、照明光11B +11G2は感光材料2と露光済
みの感光材料1(この段階で固定され不活性になってい
る。)とを透過して被写体Oに入射し、被写体Oから反
射方向に散乱光12B+G2が生じる。この散乱光12B+G2
と照明光11B +11G2が感光材料2中で干渉して、被
写体Oの波長458nmのホログラムと波長514.5
nmのホログラムが二重記録される。後処理として規定
のUV照射とべーキングを施す。
【0038】このようにして各波長毎に露光、後処理し
た2層積層のホログラム原版Hを用いて、1層の体積ホ
ログラム感光材料(フォトポリマーHRF800X00
1(デュポン社製))からなる感光材料中に同じ4つの
波長を用いてフルカラーホログラムを複製する。そのた
めに、図8に示すように、ホログラム原版Hの撮影時の
被写体O近傍に別の感光材料5を配置し、ホログラム原
版H作製時の照明光11G1、11G2、11B 、11R
入射方向と反対方向から同時に、原版H記録時と同じ4
つの波長647nm、580nm、514.5nm、4
58nmからなる照明光13R+G1+G2+B を感光材料5側
から入射させると、照明光13R+G1+G2+ B は感光材料5
を透過してホログラム原版Hに入射し、そこで反射方向
に回折光14R+G1+G2+B が回折して記録された被写体O
の実像O’を感光材料5の面近傍に再生する。この回折
光14R+G1+G2+B と照明光13R+G1+G2+B が感光材料5
中で干渉して被写体Oのフルカラーホログラム像が記録
される。
【0039】このようにして複製したホログラムについ
て、本出願人による特願平10−97345号「体積ホ
ログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラ
ベル」に記載の粘着剤PLシン(リンテック(株)製)
と、特願平11−287779号「体積ホログラム積層
体における粘着剤層用粘着剤」に記載の粘着剤P297
F(リンテック(株)製)とをホログラム感光材料層5
に積層し、中心波長を短波長方向にシフトさせる。すな
わち、複製したホログラムの表面の保護層として設けら
れているPET(ポリエチレンテレフタレート)フィル
ムを剥がした後、PETフィルムに塗布されている粘着
剤P297FをPETフィルムごと貼り合わせ、ホログ
ラムの裏面には粘着剤PLシンをPETフィルムごと貼
り合わせてから、規定のUV照射を行なう。このとき、
それらの粘着剤による収縮によって、ホログラムの再生
波長が以下のようにそれぞれ約25nm短波長側へシフ
トする。
【0040】 赤の再生波長 R :647nm→620±5nm 緑1の再生波長 G1:580nm→555±5nm 緑2の再生波長 G2:514.5nm→490±5nm 青の再生波長 B :458nm→434±5nm このようにして作製したホログラムは、白色光再生した
場合、上記の4つの再生波長を主波長に持ち、3波長記
録した従来の場合よりも明るく、色再現範囲が広く、か
つ、色再現性が向上したフルカラーホログラムが得られ
る。
【0041】なお、以上の実施例において、ホログラム
原版Hの層構成及び各層に記録する色としては、上記以
外に例えば図9(a)〜(e)のような層構成及び記録
する色の組み合わせが考えられる。ただし、図9(b)
は上記の第1、第2実施例と同じである。
【0042】すなわち、図9(a)の場合は、ガラス板
10上に粘着層8を介して貼り付けた第1の感光材料層
1には青領域の波長で青色再生ホログラムを記録し、そ
の上に粘着層8を介して貼り付けた第2の感光材料層2
には緑領域の第2の波長で緑色再生ホログラムを記録
し、さらにその上に粘着層8を介して貼り付けた第3の
感光材料層3には緑領域の第1の波長で別の緑色再生ホ
ログラムを記録し、さらにその上に粘着層8を介して貼
り付けた第4の感光材料層4には赤領域の波長で赤色再
生ホログラムを記録し、最後に粘着層8を介して保護層
としてのPETフィルム9を貼り付けるものである。
【0043】図9(b)の場合は、ガラス板10上に粘
着層8を介して貼り付けた第1の感光材料層1には緑領
域の第1の波長と第2の波長で2つの緑色再生ホログラ
ムを二重記録し、さらにその上に粘着層8を介して貼り
付けた第2の感光材料層2には青領域の波長で青色再生
ホログラムを記録し、その上に粘着層8を介して貼り付
けた第3の感光材料層3には赤領域の波長で赤色再生ホ
ログラムを記録し、最後に粘着層8を介して保護層とし
てのPETフィルム9を貼り付けるものである。
【0044】図9(c)の場合は、ガラス板10上に粘
着層8を介して貼り付けた第1の感光材料層1には青領
域の波長と緑領域の第2の波長で青色再生ホログラムと
第2の緑色再生ホログラムを二重記録し、さらにその上
に粘着層8を介して貼り付けた第2の感光材料層2には
緑領域の第1の波長で第1の緑色再生ホログラムを記録
し、その上に粘着層8を介して貼り付けた第3の感光材
料層3には赤領域の波長で赤色再生ホログラムを記録
し、最後に粘着層8を介して保護層としてのPETフィ
ルム9を貼り付けるものである。
【0045】図9(d)の場合は、ガラス板10上に粘
着層8を介して貼り付けた第1の感光材料層1には青領
域の波長と緑領域の第2の波長で青色再生ホログラムと
第2の緑色再生ホログラムを二重記録し、さらにその上
に粘着層8を介して貼り付けた第2の感光材料層2には
緑領域の第1の波長と赤領域の波長で第2の緑色再生ホ
ログラムとで赤色再生ホログラムを記録し、最後に粘着
層8を介して保護層としてのPETフィルム9を貼り付
けるものである。
【0046】図9(e)の場合は、ガラス板10上に粘
着層8を介して貼り付けた感光材料層1に、赤領域の波
長、緑領域の第1の波長、第2の波長、赤領域の波長の
4つの波長で赤色再生ホログラム、第1及び第2の緑色
再生ホログラム、青色再生ホログラムの4つのホログラ
ムを多重記録し、粘着層8を介して保護層としてのPE
Tフィルム9を貼り付けるものである。
【0047】なお、これらの層構成の順番は任意であ
り、また、粘着層を省いてもよい。その場合に、感光材
料層の間にバリア層を設けてもよく、必要があるときは
バリア層の片側あるいは両側に粘着層を設けることもで
きる。
【0048】以上、本発明のフルカラーホログラム及び
その作製方法を原理と実施例に基づいて説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可
能である。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のフルカラーホログラム及びその作製方法によると、比
視感度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜
560nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑
の3原色領域の615nm〜680nm、380nm〜
470nm、485nm〜515nmの3つの領域に他
の3つの再生波長を有するので、明るくかつ全ての色領
域の色を再現性良く再現可能なフルカラーホログラムが
得られる。このようなフルカラーホログラムは、例えば
グラフィックアートホログラム、ホログラム反射板等に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフルカラーホログラムによって再現可
能な色範囲を示す色度図である。
【図2】本発明の第1の実施例のデニシュークホログラ
ム作製工程の第1の段階を示す図である。
【図3】図2の工程の次の段階を示す図である。
【図4】図3の工程の次の段階を示す図である。
【図5】図2〜図4の工程で得られたホログラム原版か
らホログラム複製をする工程を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例のデニシュークホログラ
ム作製工程の第1の段階を示す図である。
【図7】図6の工程の次の段階を示す図である。
【図8】図6〜図7の工程で得られたホログラム原版か
らホログラム複製をする工程を示す図である。
【図9】ホログラム原版の層構成及び各層に記録する色
の組み合わせの例を示す図である。
【図10】人間の明所視の比視感度曲線を示す図であ
る。
【図11】従来の3波長記録ホログラムによって再現可
能な色範囲を示す色度図である。
【符号の説明】
O…被写体 O’…被写体の実像 H…ホログラム原版 1…第1感光材料層 2…第2感光材料層 3…第3感光材料層 4…第4感光材料層 5…別の感光材料層 8…粘着層 9…保護層(PETフィルム) 10…ガラス板 11G1…一方の緑領域の光(照明光) 11G2…もう一方の緑領域の光(照明光) 11B …青領域の光(照明光) 11R …赤領域の光(照明光) 12G1+G2 …一方の緑領域ともう一方の緑領域の散乱光 12B …青領域の散乱光 12R …赤領域の散乱光 12R+G1…赤領域と一方の緑領域の散乱光 12B+G2…青領域ともう一方の緑領域の散乱光 13R+G1+G2+B …複製用照明光 14R+G1+G2+B …ホログラム原版からの回折光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 壮周 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 柏木 剛 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2K008 AA00 BB03 BB04 BB08 DD12 EE07 FF01 FF07 FF17 HH03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
    多層記録されたフルカラーホログラムにおいて、比視感
    度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
    0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
    原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
    0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
    つの再生波長を有することを特徴とするフルカラーホロ
    グラム。
  2. 【請求項2】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
    多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
    度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
    0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
    原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
    0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
    つの再生波長を有するフルカラーホログラムの作製方法
    において、緑領域の1つの記録波長としてアルゴンレー
    ザの514.5nm若しくはLD励起レーザの532n
    mを用い、緑領域のもう1つの記録波長として555n
    m以上の波長用いることを特徴とするフルカラーホログ
    ラムの作製方法。
  3. 【請求項3】 前記の緑領域のもう1つの記録波長とし
    て565nm〜590nmの波長を用い、記録後の感光
    材料の収縮あるいは粘着剤による波長シフトにより再生
    波長を短波長側へ15nm〜40nmシフトさせること
    を特徴とする請求項2記載のフルカラーホログラムの作
    製方法。
  4. 【請求項4】 前記の緑領域のもう1つの記録波長とし
    て色素レーザの波長565nm〜600nmを用いるこ
    とを特徴とする請求項3記載の請求項2記載のフルカラ
    ーホログラムの作製方法。
  5. 【請求項5】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
    多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
    度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
    0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
    原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
    0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
    つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
    ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
    ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
    して、感光材料の1層毎に対応する各波長毎にホログラ
    ムを記録し、4層を積層してホログラム原版とすること
    を特徴とするフルカラーホログラムの作製方法。
  6. 【請求項6】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
    多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
    度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
    0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
    原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
    0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
    つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
    ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
    ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
    して、赤領域の波長と緑領域の一方の波長を同一層の感
    光材料に記録し、青領域の波長と緑領域のもう一方の波
    長を別の同一層の感光材料に記録し、2層を積層してホ
    ログラム原版とすることを特徴とするフルカラーホログ
    ラムの作製方法。
  7. 【請求項7】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
    多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
    度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
    0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
    原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
    0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
    つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
    ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
    ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
    して、赤領域の波長を一層の感光材料に記録し、緑領域
    の2つの波長を赤領域の波長を記録した層と異なる同一
    の感光材料層に記録し、青領域の波長を前者の2つの層
    と異なる層の感光材料に記録し、3層を積層してホログ
    ラム原版とすることを特徴とするフルカラーホログラム
    の作製方法。
  8. 【請求項8】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
    多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
    度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
    0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
    原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
    0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
    つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
    ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
    ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
    して、赤領域の波長を一層の感光材料に記録し、緑領域
    の一方の波長を赤領域の波長を記録した層と異なる感光
    材料層に記録し、緑領域のもう一方の波長と青領域の波
    長を前者の2つの層と異なる同一層の感光材料に記録
    し、3層を積層してホログラム原版とすることを特徴と
    するフルカラーホログラムの作製方法。
  9. 【請求項9】 異なる4つの再生主波長で多重記録又は
    多層記録されたフルカラーホログラムであって、比視感
    度曲線のピーク波長555nm付近の550nm〜56
    0nmに再生波長の1つを有し、かつ、赤、青、緑の3
    原色領域の615nm〜680nm、380nm〜47
    0nm、485nm〜515nmの3つの領域に他の3
    つの再生波長を有するフルカラーホログラムをホログラ
    ム原版からのホログラム複製により作製するフルカラー
    ホログラムの作製方法において、前記ホログラム原版と
    して、4つの波長を同一の感光材料の層に記録してホロ
    グラム原版とすることを特徴とするフルカラーホログラ
    ムの作製方法。
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