JP2001287700A - 衛星搭載ハウスキーピングボール - Google Patents

衛星搭載ハウスキーピングボール

Info

Publication number
JP2001287700A
JP2001287700A JP2000107663A JP2000107663A JP2001287700A JP 2001287700 A JP2001287700 A JP 2001287700A JP 2000107663 A JP2000107663 A JP 2000107663A JP 2000107663 A JP2000107663 A JP 2000107663A JP 2001287700 A JP2001287700 A JP 2001287700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
satellite
actuator
housekeeping
ball
infrared sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000107663A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Matsui
正安 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000107663A priority Critical patent/JP2001287700A/ja
Publication of JP2001287700A publication Critical patent/JP2001287700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星内外を自由に移動可能で、計測誤差が生
じない衛星搭載ハウスキーピングボールを提供する。 【解決手段】 衛星および衛星搭載機器の諸性能をモニ
タするために、赤外線を使用して通信する赤外線センサ
3aと、衛星内外を自由に移動可能にするために、磁気
またはバネを使用したアクチュエータ2と、赤外線セン
サ3aおよびアクチュエータ2を制御する電気部4と、
赤外線センサ3a,アクチュエータ2,電気部4を収容
する金属殻5と、金属殻5の外部を覆うクッション材1
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星搭載ハウスキ
ーピングボールに関し、特に、非接触型の赤外線線セン
サを用いた衛星搭載ハウスキーピングボールに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで搭載機器および衛星の温度は、
ハウスキーピングデータとして搭載機器および衛星に搭
載されたセンサとHK(ハウスキーピング)と呼ばれる
機器との間で固定されたセンサからワイヤーによる電気
信号として処理され地上に送られてきていた。これまで
のハウスキーピング計測装置は、温度センサが、宇宙空
間で使用可能な材料が限られていたこと、軽量化が要求
されていること、取り扱いが単純であること等の理由に
より、全て接触型の温度センサを使用していた。最も一
般的な温度センサは、白金温度センサであり、現在の衛
星搭載用ハウスキーピング温度センサは、全て白金温度
センサである。これは銅コンスタンタンなどを使用し、
保証導線を必要としない等の特徴があった。
【0003】また、これまでの衛星搭載機器は、小型軽
量化とはいえ、温度センサを貼るスペーサがあり、また
温度センサから出力されるラインを結合させるコネクタ
の設置部分があったが、今後開発が予想されるマイクロ
衛星では、装置そのものの大きさが非常に小型になり、
もはや温度センサを貼るスペースもなくなってくると予
想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した白金温度セン
サは、高価であること、温度範囲が狭いこと、歪みゲー
ジであることから、振動の激しいところでは計測誤差が
生じやすい等の問題があった。
【0005】また、これまでの温度センサは、予め決め
られた位置の温度を計測するだけであり、衛星全体での
ハウスキーピングデータとしてのチャネルにも制限があ
り、必要最小限のセンサ数に限られるという問題があっ
た。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記問題を解決
するために、安価で、温度範囲がある程度広く、振動の
激しいところでも計測誤差が生じない非接触型の衛星搭
載ハウスキーピングボールを提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、衛星搭載機器
全体および衛星構体を自由に移動可能で、さらに外部温
度も計測可能な衛星搭載ハウスキーピングボールを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の衛星搭載ハウスキーピングボールは、衛星
および衛星搭載機器の性能をモニタする衛星搭載ハウス
キーピングボールにおいて、衛星および衛星搭載機器の
性能をモニタするために、赤外線を使用して通信する赤
外線センサおよびLEDと、衛星内外を自由に移動可能
にするために、磁気またはバネを使用したアクチュエー
タと、赤外線センサおよびLED,アクチュエータを制
御する電気部とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、赤外線センサは、衛星および衛星搭
載機器を順繰りにサーチしながら非接触で温度計測可能
とするのが好ましい。
【0010】さらに、アクチュエータは、極性を変える
ことができる電磁石を有し、電磁石を衛星側に設置され
た永久磁石の極性間で反極性,同極性に働かせることに
より、自由に移動可能とするのが好ましい。
【0011】またさらに、アクチュエータは、磁気力と
衛星からの距離とを一定範囲内に制限するためのひもを
有し、赤外線センサにより衛星の外部温度も計測可能と
するのが好ましい。
【0012】また、電気部は、赤外線センサのアンプ部
と、LEDを駆動するLED駆動部と、アンプ部および
LED駆動部に接続されたデータ処理部と、アクチュエ
ータを駆動するアクチュエータ駆動部と、太陽電池に接
続され各部に電力を供給する電源部とを備えるのが好ま
しい。
【0013】さらに、赤外線センサ,アクチュエータ,
電気部を収容する金属殻と、金属殻の外部を覆うクッシ
ョン材とを備えるのが好ましい。
【0014】以上説明したように、本発明は、特に、衛
星内外を自由に移動し衛星および搭載機器の性能をモニ
タする装置であり、通信路として赤外線を使用して衛星
および衛星搭載機器の諸性能をモニタし、磁気またはバ
ネを使用したアクチュエータにより自由に移動可能とし
た発明である。
【0015】また、本発明は、各機器に搭載された温度
センサを取り除き、さらにセンサとハウスキーピングと
の間のワイヤ部分をも取り除き、赤外線通信プロトコル
を変更することにより種々な動作が可能とされるととも
に、コンテンジェンシ(contingency)モー
ドには機器の電源部がダウンしてもヒートスポット,コ
ールドスポットを検出して、モニタすることにより故障
解析用データが取り出せる。
【0016】さらに、本発明で使用する赤外線センサは
非接触型であり、温度範囲は広いという特徴がある。さ
らに、そのセンサをスキャンさせることにより、一つの
センサで多数のポイントが計測可能なこと、極く限られ
た部分を集中的に計測可能なこと、故障によるヒートス
ポットができた場合でも、その部分を特別に固定して計
測可能である。
【0017】このように、これまでの衛星搭載機器は、
小型軽量化とはいえ温度センサを貼るスペースがあり、
また温度センサから出力されるラインを結合させるコネ
クタの設置部分があったが、今後開発が予想されるマイ
クロ衛星では、装置そのものの大きさが非常に小型にな
りもはや温度センサを貼るスペースすら無くなってく
る。この場合、本発明の衛星搭載ハウスキーピングボー
ルの非接触型の温度センサは、重要なセンシング技術と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の衛星搭載ハウスキーピン
グボールの実施の形態の原理的構成を示す概略図であ
る。本発明の衛星搭載ハウスキーピングボールは、シリ
コンラバーのクッション材1,電磁石でできたアクチュ
エータ2,赤外線センサおよびLED3(赤外線センサ
3aおよびLED3b),メモリなどを含む電気部4,
薄い金属殻5を備える。
【0020】本発明は、図1に示す原理的構成に基づ
き、移動およびリモートセンシングを行う。すなわち、
移動は、ハウスキーピングボール内に搭載されたアクチ
ュエータ2の電気磁気力により、反発力を利用して、相
対壁面に設置されたランチャ(極微少な可動電磁石を設
置した光エネルギー発生装置)との間を飛翔させ、相対
する機器のデータを取得することができる。また、リモ
ートセンシングは、本発明で使用する赤外線センサ3a
が非接触型であり、温度範囲は広いという特徴があり、
さらに、その赤外線センサ3aをスキャンさせることに
より、一つのセンサで多数のポイントが計測可能にし、
極く限られた部分を集中的に計測可能にする。また、た
とえば故障によるヒートスポットができた場合でも、そ
の部分に特別に固定して計測ができる。
【0021】図2は、本発明の衛星搭載ハウスキーピン
グボールの実施の形態における電気部の構成を示すブロ
ック図である。この図は、図1に示した電気部4の具体
的な構成を示すブロック図である。本発明の衛星搭載ハ
ウスキーピングボールの電気部4は、赤外線センサ3a
のアンプ部11,データ処理部12,LEDを駆動する
LED駆動部13,太陽電池に接続され電力を各部に供
給する電源部14,アクチュエータ2を駆動するアクチ
ュエータ駆動部15,メモリ16とで構成され、その周
囲に、図1で示した、赤外線センサ3a,LED3b,
アクチュエータ(電磁石)2,太陽電池17が配置され
る。
【0022】本発明の衛星搭載ハウスキーピングボール
は、通常のハウスキーピング装置と同様な機能を有する
非接触型温度センサとして赤外線センサ3aを使用し、
搭載機器を順繰りにサーチすることにより衛星搭載機器
全体および衛星構体、さらに外部温度も計測可能とする
ものである。
【0023】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。
【0024】まず、図1の本発明の衛星搭載ハウスキー
ピングボールの原理構成図に基づいて、本発明の基本的
動作(移動,リモートセンシング)について説明する。
【0025】まず、移動について説明すると、ハウスキ
ーピングボールは、通常、電磁石(アクチュエータ)2
と、衛星側に保持された永久磁石との極性の吸引力によ
って、衛星内の永久磁石が設定された場所に固定されて
いる。この状態においても、赤外線センサ3の可視範囲
内にある各部分のモニタは可能である。ここで、電磁石
2による固定状態おいて、電磁石2の極性を変えること
により衛星側に設置された永久磁石の極性間で反極性に
電磁石2を働かせることによる反発力により他の部分へ
移動可能である。
【0026】次に、リモートセンシングについて説明す
ると、温度計測は、視野内の平均温度であり、特定の温
度が必要な場合は、各機器が自分で温度計測を実施する
か、有線もしくは本発明の赤外線センサ3aを使用し
て、赤外線による通信を実施することも可能である。こ
の場合、赤外線センサ3aから発信される信号に基づ
き、視野内の各機器は自分のアドレスを解読し、該当ア
ドレスの場合、ある決められたフォーマットに従い、本
発明の衛星搭載ハウスキーピングボールにデータを送り
かえす。数機器分のデータをメモリ16内に書き込んだ
本発明のハウスキーピングボールは、一定時間毎にため
込んだデータを、赤外線路を使用して全体のデータ処理
部12へ転送することができる。
【0027】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。
【0028】本発明の衛星搭載ハウスキーピングボール
は、赤外線伝送の可能な範囲(数m)であれば、衛星の
内部,外部の制限は無い。ここでは、衛星の外部におい
て衛星とともに外部を飛翔し衛星外部の各部の温度モニ
タが可能である。この場合、アクチェータとしては衛星
内部のように、磁気力と衛星からの距離とを一定範囲内
に制限するためのひもが必要である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
これまでハウスキーピングボールの規模を決めていたチ
ャネル数の制限,衛星の規模によるライン数の増大,ハ
ウスキーピングボールのセンサと搭載機器間との干渉,
搭載機器の数に応じて回線毎における制限がなくなると
いう効果を奏する。
【0030】また、衛星外部のモニタは、これまで事前
にセンサ等を貼らなければ軌道上でのモニタは不可能で
あったが、本発明の衛星搭載ハウスキーピングボールに
より衛星外部のどこでもモニタが可能となるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の原理的構成を示す概略図
である。
【図2】本発明の実施の実施の形態における電気部の構
成を示すブロックである。
【符号の説明】
1 クッション材 2 アクチュエータ 3 赤外線センサおよびLED 3a 赤外線センサ 3b LED 4 電気部 5 金属殻 11 赤外線センサのアンプ部 12 データ処理部 13 LED駆動部 14 電源部 15 アクチュエータ駆動部 16 メモリ 17 太陽電池

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星および衛星搭載機器の性能をモニタす
    る衛星搭載ハウスキーピングボールにおいて、 前記衛星および衛星搭載機器の性能をモニタするため
    に、赤外線を使用して通信する赤外線センサおよびLE
    Dと、衛星内外を自由に移動可能にするために、磁気ま
    たはバネを使用したアクチュエータと、前記赤外線セン
    サおよび前記LED,前記アクチュエータを制御する電
    気部とを備えたことを特徴とする衛星搭載ハウスキーピ
    ングボール。
  2. 【請求項2】前記赤外線センサは、前記衛星および衛星
    搭載機器を順繰りにサーチしながら非接触で温度計測可
    能としたことを特徴とする、請求項1に記載の衛星搭載
    ハウスキーピングボール。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータは、極性を変えること
    ができる電磁石を有し、前記電磁石を衛星側に設置され
    た永久磁石の極性間で反極性または同極性に働かせるこ
    とにより、自由に移動可能としたことを特徴とする、請
    求項1または2に記載の衛星搭載ハウスキーピングボー
    ル。
  4. 【請求項4】前記アクチュエータは、磁気力と衛星から
    の距離とを一定範囲内に制限するためのひもを有し、前
    記赤外線センサにより前記衛星の外部温度も計測可能と
    したことを特徴とする、請求項3に記載の衛星搭載ハウ
    スキーピングボール。
  5. 【請求項5】前記電気部は、前記赤外線センサのアンプ
    部と、前記LEDを駆動するLED駆動部と、前記アン
    プ部および前記LED駆動部に接続されたデータ処理部
    と、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動
    部と、太陽電池に接続され各部に電力を供給する電源部
    とを備えたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか
    に記載の衛星搭載ハウスキーピングボール。
  6. 【請求項6】前記赤外線センサ,前記アクチュエータ,
    前記電気部を収容する金属殻と、前記金属殻の外部を覆
    うクッション材とを備えたことを特徴とする、請求項1
    〜5のいずれかに記載の衛星搭載
JP2000107663A 2000-04-10 2000-04-10 衛星搭載ハウスキーピングボール Pending JP2001287700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000107663A JP2001287700A (ja) 2000-04-10 2000-04-10 衛星搭載ハウスキーピングボール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000107663A JP2001287700A (ja) 2000-04-10 2000-04-10 衛星搭載ハウスキーピングボール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001287700A true JP2001287700A (ja) 2001-10-16

Family

ID=18620625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000107663A Pending JP2001287700A (ja) 2000-04-10 2000-04-10 衛星搭載ハウスキーピングボール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001287700A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2459185C2 (ru) Сенсорный интерфейс
KR101657477B1 (ko) 역각 센서 및 역각 센서를 구비한 로봇 암
US5585577A (en) Bearing with a sensor arrangement for obtaining an indication of various parameters within the housing of the bearing
JP2013057659A (ja) 接触ガイド部材の状態の特徴的な物理量の少なくとも1つを監視するモジュール
EP2792995B1 (en) Distance measurement sensor based on magnetic signal triangulation
JP2009074991A (ja) 磁気記憶センサ、計測器、および計測方法
US20140038433A1 (en) Slipring with Integrated Heating Unit
JP6213602B2 (ja) センサモジュールおよび無線センサ装置
JP2001287700A (ja) 衛星搭載ハウスキーピングボール
GB2483293A (en) Steam flow meter with thermoelectric power source
JP4677740B2 (ja) タイヤ用ホイール及びタイヤ気室内温度検知装置
CN100565408C (zh) 定位设备、用于补偿重力的重力补偿装置和方法
CN113243078A (zh) 热电发电装置
JP6264496B2 (ja) センサモジュールおよび無線センサ装置
CN116557626A (zh) 一种阀门状态监测装置、阀门智能限位开关、阀门组件
US6561040B1 (en) Method and apparatus for detecting environmental conditions utilizing micro-electrical mechanical devices
TWI726408B (zh) 混合模組式無線感測器
US7134885B1 (en) Miniature housing with standard addressable interface for smart sensors and drive electronics
CN111064324A (zh) 无线温度传感器及其组件及电机及空调
US12031870B2 (en) Sensor assembly and method for using the same
CN221174985U (zh) 一种基于轨道交通三轨供电车体故障检修设备的智能定位系统
JP3194296U (ja) 電線用センサ装置およびセンサ
US20230168128A1 (en) Sensor assembly and method for using the same
JP2004093254A (ja) センサ装置
CN214951385U (zh) Imu测姿仪