JP2001287056A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP2001287056A
JP2001287056A JP2000101049A JP2000101049A JP2001287056A JP 2001287056 A JP2001287056 A JP 2001287056A JP 2000101049 A JP2000101049 A JP 2000101049A JP 2000101049 A JP2000101049 A JP 2000101049A JP 2001287056 A JP2001287056 A JP 2001287056A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はレーザ穴加工機やレーザ切断機などの
レーザ加工装置における加工速度の高速化を行うレーザ
加工装置を提供することを目的とする. 【解決手段】レーザ光を出力するレーザ発振部8と、レ
ーザ発振部8を制御するレーザ制御部7と、レーザ光ま
たは被加工物の位置決めを行う位置決め部6、10と、
位置決め部6、10を制御する位置制御部5、9と、出
力するレーザ光の最終パルスを判定する最終パルス判定
部11と、レーザ条件指令値に対するレーザ完了待ち時
間を記憶するレーザ完了待ち時間記憶部12と、レーザ
完了待ち時間記憶部12から出力される最終パルスのレ
ーザ完了待ち時間の経過後に位置決め部6、10の位置
決めを開始する制御部4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ穴加工機や
レーザ切断機などのレーザ加工装置における加工速度の
高速化を行うレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品加工や板金加工の分野などで
は、レーザ光による穴あけ、切断、マーキングなどの加
工が広く行われている。例えば電子部品加工の分野で
は、多層プリント基板用の層間接続回路であるIVH
(インナー・バイア・ホール)の穴加工にレーザが用い
られている。プリント基板用レーザ加工装置では、レー
ザ光またはプリント基板の位置制御を行い、プリント基
板の所定の位置に穴加工を行っている。近年、電子機器
の小型・軽量化が求められているが、これを実現するた
めに多層プリント基板による電子部品の高密度実装が進
んでいる。これは一枚の多層プリント基板に形成される
IVHの数が増加することになり、これに対応するため
にはプリント基板用レーザ加工装置の穴加工速度を高速
化する必要がある。
【0003】図17に従来の多層プリント基板用レーザ
加工装置の構成を示す。レーザ光21を出力するレーザ
発振器I9、2軸のモータとモータに取付けられたミラ
ーからなり、レーザ光21を反射する2枚のミラーを駆
動してレーザ光21の位置決めを行うガルバノ装置1
8、レーザ光21を集光する集光レンズ22、レーザ加
工するプリント基板23を搭載して位置決めを行う加工
テーブル20、レーザ加工を行うプリント基板23、レ
ーザ発振器19、ガルバノ装置18、加工テーブル20
や加工装置の全体を制御する制御装置17などから構成
される。制御装置17には、レーザ発振器19を制御す
るレーザ制御部7、ガルバノ装置18を制御するガルバ
ノ制御部5、加工テーブル20を制御する加工テーブル
制御部9、これらの制御部を統括して制御したり、プロ
グラムや加工条件を解析するメイン制御部4からなる。
【0004】加工機の動作について説明する。加工テー
ブル20上にプリント基板23を搭載すると、加工テー
ブル制御部9はプリント基板23の加工位置が集光レン
ズ22の下にくるように加工テーブル20の位置制御を
行って加工テーブル20を駆動する。加工テーブル20
が所定の位置に到達すると、ガルバノ制御部5はプリン
ト基板23の所定の位置にレーザ光21が照射されるよ
うにガルバノ装置18の位置制御を行ってガルバノ装置
18を駆動する。ガルバノ装置18は2軸のモータを移
動して所定の角度にミラーを制御する。ガルバノ装置1
8が所定の位置に到達すると、レーザ制御部7は加工条
件(レーザパルス幅、レーザピーク値、レーザパルス
数、レーザ周波数など)に従ってレーザ発振器19にレ
ーザ出力指令を出力する。レーザ発振器19ではレーザ
出力指令に従い、レーザ光21を出力する。レーザ光2
1はガルバノ装置18のミラーに導かれ、位置制御され
た2軸のミラーで反射され、集光レンズ22を通り、プ
リント基板23に照射される。プリント基板23上のレ
ーザ光照射点では、穴が形成される。レーザ出力の立下
りが完了すると、次の穴を加工するためにガルバノ装置
18や加工テーブル20の位置制御を行う。
【0005】以上のようにして、プリント基板23の任
意の位置にレーザ光21で穴を加工することができる。
レーザ出力の立下りの完了は、レーザ出力指令の終了に
対して時間的遅れを生じる。レーザ出力の立下りが完了
する前にガルバノ装置18や加工テーブル20を移動す
ると、レーザ光21がプリント基板23上を移動するこ
とになるので、加工穴が楕円になったり、レーザ光21
の移動方向に加工痕が生じるなどの加工不良が発生す
る。そのためレーザ出力の立下りが完了するまでは、ガ
ルバノ装置18や加工テーブル20は停止しなければな
らないことになり、レーザ完了待ち時間を設ける必要が
ある。レーザ出力の立下りが完了する時間は加工条件に
よって異なり、例えばレーザパルス幅指令値やレーザピ
ーク指令値が大きいほど立下りに要する時間は大きくな
る。そこで、レーザ出力の立下り完了時間の最大値を予
め測定し、その値からレーザ完了待ち時間を求める方法
がある。また使用する加工条件毎にレーザ出力の立下り
完了時間を測定し、その値からレーザ完了待ち時間を求
める方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した方法によりレ
ーザ完了待ち時間を求めて、待ち時間を制御することが
できる。しかしレーザパルス幅指令値やレーザピーク指
令値が小さい場合、レーザ出力の立下りが完了する時間
は短いが、レーザ完了待ち時間は長いので、余分な待ち
時間が発生し、加工時間が長くなることになる。また加
工条件毎にレーザ完了待ち時間を設定する場合、例えば
バーストモードと呼ばれる連続した複数パルスで穴加工
を行うような加工条件の場合、1パルスでもレーザ条件
が変わるとレーザ完了待ち時間を再設定する必要があ
る。さらに同じ加工条件でもレーザ出力にばらつきが生
じると、加工条件に応じて設定したレーザ完了待ち時間
が短く、加工不良が生じる場合がある。
【0007】本発明は上記の課題を解決し、高速にレー
ザ加工を行うことができるレーザ加工装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のレーザ加
工装置は、レーザ光を出力するレーザ発振部と、このレ
ーザ発振部を制御するレーザ制御部と、レーザ光または
被加工物の位置決めを行う位置決め部と、この位置決め
部を制御する位置制御部と、出力するレーザ光の最終パ
ルスを判定する最終パルス判定部と、レーザ条件を指令
するレーザ条件指令値に対する最終パルスのレーザ完了
を待つレーザ完了待ち時間を記憶するレーザ完了待ち時
間記憶部と、このレーザ完了待ち時間記憶部から出力さ
れる最終パルスのレーザ完了待ち時間の経過後に位置制
御部の制御を開始させる制御部を備えたものである。
【0009】請求項1記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザ条件指令値に対するレーザ完
了待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後
に制御部で位置制御部の制御を開始させて位置決め部の
位置決め動作を開始するという作用を有する。したがっ
て、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ条件
指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った後、
次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮すること
ができる。また最終パルスのみに着目してレーザ完了待
ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に対し
てもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更に、レ
ーザ条件指令値に対するレーザ完了待ち時間を記憶する
ため、テーブルデータからデータ参照するだけであり、
演算時間が不要で処理を高速化できる。また、測定など
で求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定することが
できるという効果を有する。
【0010】請求項2記載のレーザ加工装置は、請求項
1において、レーザ完了待ち時間記憶部が、レーザパル
ス幅指令値に対するレーザ完了待ち時間を記憶するもの
である。
【0011】請求項2記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザパルス幅指令値に対するレー
ザ完了待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経
過後に位置決め動作を開始するという作用を有する。し
たがって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレー
ザパルス幅指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で
待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短
縮することができる。また最終パルスのみに着目してレ
ーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工
条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出でき
る。更に、レーザパルス幅指令値に対するレーザ完了待
ち時間を記憶するため、テーブルデータからデータ参照
するだけであり、演算時間が不要で処理を高速化でき
る。また、測定などで求めたレーザ完了待ち時間をその
まま設定することができるという効果を有する。
【0012】請求項3記載のレーザ加工装置は、請求項
1において、レーザ完了待ち時間記憶部が、レーザピー
ク指令値に対するレーザ完了待ち時間を記憶するもので
ある。
【0013】請求項3記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザピーク指令値に対するレーザ
完了待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過
後に位置決め動作を開始するという作用を有する。した
がって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ
ピーク指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待っ
た後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮す
ることができる。また最終パルスのみに着目してレーザ
完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件
に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更
に、レーザピーク指令値に対するレーザ完了待ち時間を
記憶するため、テーブルデータからデータ参照するだけ
であり、演算時間が不要で処理を高速化できる。また、
測定などで求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定す
ることができるという効果を有する。
【0014】請求項4記載のレーザ加工装置は、レーザ
光を出力するレーザ発振部と、このレーザ発振部を制御
するレーザ制御部と、このレーザ光または被加工物の位
置決めを行う位置決め部と、位置決め部を制御する位置
制御部と、出力するレーザ光の最終パルスを判定する最
終パルス判定部と、レーザ条件を指令するレーザ条件指
令値から最終パルスのレーザ完了を待つレーザ完了待ち
時間を演算するレーザ完了待ち時間演算部と、このレー
ザ完了待ち時間演算部から出力される最終パルスのレー
ザ完了待ち時間の経過後に位置制御部の制御を開始させ
る制御部を備えたものである。
【0015】請求項4記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザ条件指令値に対するレーザ完
了待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後
に位置決め動作を開始するという作用を有する。したが
って、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ条
件指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った
後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮する
ことができる。また最終パルスのみに着目してレーザ完
了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に
対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更
に、レーザ条件指令値とレーザ完了待ち時間演算関数か
らレーザ完了待ち時間を演算するため、レーザ条件指令
値に対するレーザ完了待ち時間をテーブルデータ形式で
記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリが不要とな
るという効果を有する。
【0016】請求項5記載のレーザ加工装置は、請求項
4において、レーザ完了待ち時間演算部が、レーザパル
ス幅指令値からレーザ完了待ち時問を演算するものであ
る。
【0017】請求項5記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザパルス幅指令値に対するレー
ザ完了待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経
過後に位置決め動作を開始するという作用を有する。し
たがって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレー
ザパルス幅指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で
待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短
縮することができる。また最終パルスのみに着目してレ
ーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工
条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出でき
る。更に、レーザパルス幅指令値とレーザ完了待ち時間
演算関数からレーザ完了待ち時間を演算するため、レー
ザパルス幅指令値に対するレーザ完了待ち時間をテーブ
ルデータ形式で記憶する場合のようなデータ記憶用のメ
モリが不要となるという効果を有する。
【0018】請求項6記載のレーザ加工装置は、請求項
4において、レーザ完了待ち時間演算部が、レーザピー
ク指令値からレーザ完了待ち時間を演算するものであ
る。
【0019】請求項6記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザピーク指令値に対するレーザ
完了待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過
後に位置決め動作を開始するという作用を有する。した
がって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ
ピーク指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待っ
た後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮す
ることができる。また最終パルスのみに着目してレーザ
完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件
に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更
に、レーザピーク指令値とレーザ完了待ち時間演算関数
からレーザ完了待ち時間を演算するため、レーザピーク
指令値に対するレーザ完了待ち時間をテーブルデータ形
式で記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリが不要
となるという効果を有する。
【0020】請求項7記載のレーザ加工装置は、レーザ
光を出力するレーザ発振部と、このレーザ発振部を制御
するレーザ制御部と、レーザ光または被加工物の位置決
めを行う位置決め部と、この位置決め部を制御する位置
制御部と、出力するレーザ光の最終パルスを判定する最
終パルス判定部と、レーザ光を検出するレーザセンサ部
と、このレーザセンサ部から出力される信号からレーザ
出力波形を検出するレーザ波形検出部と、このレーザ波
形検出部から出力される検出値に対する最終パルスのレ
ーザ完了を待つレーザ完了待ち時間を記憶するレーザ完
了待ち時間記憶部と、このレーザ完了待ち時間記憶部か
ら出力される最終パルスのレーザ完了待ち時間の経過後
に位置制御部の制御を開始させる制御部を備えたもので
ある。
【0021】請求項7記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出値に
対するレーザ完了待ち時間を参照し、このレーザ完了待
ち時間の経過後に位置決め動作を開始するという作用を
有する。したがって、レーザ穴加工を行う場合、出力さ
れたレーザ光のレーザ波形を検出し、最終パルスのレー
ザ波形の検出値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待
った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮
することができる。また最終パルスのみに着目してレー
ザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条
件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。
またレーザ波形の検出値に対するレーザ完了待ち時間を
記憶するため、テーブルデータからデータ参照するだけ
であり、演算時間が不要で処理を高速化できる。また、
測定などで求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定す
ることができる。更に、実際に出力されているレーザ光
のレーザ波形を検出するので、レーザ光のレーザ波形に
ばらつきが発生しても、その時のレーザ波形の検出値に
対応したレーザ完了待ち時間を求めることができるの
で、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、加工
不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を防ぐこと
ができるという効果を有する。
【0022】請求項8記載のレーザ加工装置は、請求項
7において、レーザ波形検出部がレーザセンサ部から出
力される信号からレーザ出力波形のレーザパルス幅を検
出し、レーザ完了待ち時間記憶部はレーザ波形検出部か
ら出力されるレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了
待ち時間を記憶するものである。
【0023】請求項8記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、最終
パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了待ち
時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始するという作用を有する。したがって、
レーザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレーザ
パルス幅を検出し、検出した最終パルスのレーザパルス
幅に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った後、次の
ガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮することがで
きる。また最終パルスのみに着目してレーザ完了待ち時
間を決定するため、様々な組合せの加工条件に対しても
レーザ完了待ち時間を容易に算出できる。またレーザパ
ルス幅検出値に対するレーザ完了待ち時間を記憶するた
め、テーブルデータからデータ参照するだけであり、演
算時間が不要で処理を高速化できる。また、測定などで
求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定することがで
きる。更に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波
形からレーザパルス幅を検出するので、レーザ光のレー
ザパルス幅にばらつきが発生しても、その時のレーザパ
ルス幅に対応したレーザ完了待ち時間を求めることがで
きるので、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定で
き、加工不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を
防ぐことができるという効果を有する。
【0024】請求項9記載のレーザ加工装置は、請求項
7において、レーザ波形検出部がレーザセンサ部から出
力される信号からレーザ出力波形のレーザピークを検出
し、レーザ完了待ち時間記憶部はレーザ波形検出部から
出力されるレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち
時間を記憶するものである。
【0025】請求項9記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最終パ
ルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち時間
を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置決め
動作を開始するという作用を有する。したがって、レー
ザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレーザピー
クを検出し、検出した最終パルスのレーザピークに対し
て最短のレーザ完了待ち時間で待った後、次のガルバノ
移動を行うため、加工時間を短縮することができる。ま
た最終パルスのみに着目してレーザ完了待ち時間を決定
するため、様々な組合せの加工条件に対してもレーザ完
了待ち時間を容易に算出できる。またレーザピーク検出
値に対するレーザ完了待ち時間を記憶するため、テーブ
ルデータからデータ参照するだけであり、演算時問が不
要で処理を高速化できる。また、測定などで求めたレー
ザ完了待ち時間をそのまま設定することができる。更
に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波形からレ
ーザピークを検出するので、レーザ光のレーザピークに
ばらつきが発生しても、その時のレーザピークに対応し
たレーザ完了待ち時間を求めることができるので、常に
レーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、加工不良やむ
だ時間の発生による加工速度の低下を防ぐことができる
という効果を有する。
【0026】請求項10記載のレーザ加工装置は、請求
項7において、レーザ完了待ち時間記憶部が、レーザ波
形検出部から出力される検出値が規定値外の場合、アラ
ームと判断するものである。
【0027】請求項10記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出
値に対するレーザ完了待ち時間を参照し、このレーザ完
了待ち時問の経過後に位置決め動作を開始し、また検出
値が規定値外の場合、アラームと判断するという作用を
有する。したがって、請求項7のレーザ加工装置の効果
に加え、レーザ波形の検出値をチェックすることによ
り、レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装
置の保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常によ
る加工不良や事故を回避することができるという効果を
有する。
【0028】請求項11記載のレーザ加工装置は、請求
項8において、レーザ完了待ち時間記憶部が、レーザ波
形検出部から出力されるレーザパルス幅検出値が規定値
外の場合、アラームと判断するものである。
【0029】請求項11記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、
最終パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了
待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に
位置決め動作を開始し、またレーザパルス幅検出値が規
定値外の場合、アラームと判断するという作用を有す
る。したがって、請求項8のレーザ加工装置の効果に加
え、レーザパルス幅検出値をチェックすることにより、
レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の
保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常による加
工不良や事故を回避することができるという効果を有す
る。
【0030】請求項12記載のレーザ加工装置は、請求
項9において、レーザ完了待ち時間記憶部が、レーザ波
形検出部から出力されるレーザピーク検出値が規定値外
の場合、アラームと判断するものである。
【0031】請求項12記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最
終パルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち
時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始し、またレーザピーク検出値が規定値外
の場合、アラームと判断するという作用を有する。した
がって、請求項9のレーザ加工装置の効果に加え、レー
ザピーク検出値をチェックすることにより、レーザ発振
状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の保護動作を
行うことにより、レーザ出力の異常による加工不良や事
故を回避することができるという効果を有する。
【0032】請求項13記載のレーザ加工装置は、レー
ザ光を出力するレーザ発振部と、このレーザ発振部を制
御するレーザ制御部と、レーザ光または被加工物の位置
決めを行う位置決め部と、この位置決め部を制御する位
置制御部と、出力するレーザ光の最終パルスを判定する
最終パルス判定部と、レーザ光を検出するレーザセンサ
部と、このレーザセンサ部から出力される信号からレー
ザ出力波形を検出するレーザ波形検出部と、このレーザ
波形検出部から出力される検出値から最終パルスのレー
ザ完了を待つレーザ完了待ち時間を演算するレーザ完了
待ち時間演算部と、このレーザ完了待ち時間演算部から
出力される最終パルスのレーザ完了待ち時間の経過後に
位置制御部の制御を開始させる制御部を備えたものであ
る。
【0033】請求項13記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出
値に対するレーザ完了待ち時間を演算し、このレーザ完
了待ち時間の経過後に位置決め動作を開始するという作
用を有する。したがって、レーザ穴加工を行う場合、出
力されたレーザ光のレーザ波形を検出し、最終パルスの
レーザ波形の検出値に対して最短のレーザ完了待ち時間
で待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を
短縮することができる。また最終パルスのみに着目して
レーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加
工条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出でき
る。更に、レーザ波形の検出値とレーザ完了待ち時間演
算関数からレーザ完了待ち時間を演算するため、レーザ
波形の検出値に対するレーザ完了待ち時間をテーブルデ
ータ形式で記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリ
が不要となる。
【0034】更に、実際に出力されているレーザ光のレ
ーザ波形を検出するので、レーザ光のレーザ波形にばら
つきが発生しても、その時のレーザ波形に対応したレー
ザ完了待ち時間を求めることができるので、常にレーザ
完了待ち時間の最適値が設定でき、加工不良やむだ時間
の発生による加工速度の低下を防ぐことができるという
効果を有する。
【0035】請求項14記載のレーザ加工装置は、請求
項9において、レーザ波形検出部がレーザセンサ部から
出力される信号からレーザ出力波形のレーザパルス幅を
検出し、レーザ完了待ち時間演算部はレーザ波形検出部
から出力されるレーザパルス幅検出値からレーザ完了待
ち時間を演算するものである。
【0036】請求項14記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、
最終パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了
待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に
位置決め動作を開始するという作用を有する。したがっ
て、レーザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレ
ーザパルス幅を検出し、検出した最終パルスのレーザパ
ルス幅に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った後、
次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮すること
ができる。また最終パルスのみに着目してレーザ完了待
ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に対し
てもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更に、レ
ーザパルス幅検出値とレーザ完了待ち時間演算関数から
レーザ完了待ち時間を演算するため、レーザパルス幅検
出値に対するレーザ完了待ち時問をテーブルデータ形式
で記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリが不要と
なる。更に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波
形からレーザパルス幅を検出するので、レーザ光のレー
ザパルス幅にばらつきが発生しても、その時のレーザパ
ルス幅に対応したレーザ完了待ち時間を求めることがで
きるので、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定で
き、加工不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を
防ぐことができるという効果を有する。
【0037】請求項15記載のレーザ加工装置は、請求
項13において、レーザ波形検出部がレーザセンサ部か
ら出力される信号からレーザ出力波形のレーザピークを
検出し、レーザ完了待ち時間演算部はレーザ波形検出部
から出力されるレーザピーク検出値からレーザ完了待ち
時間を演算するものである。
【0038】請求項15記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最
終パルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち
時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始するという作用を有する。したがって、
レーザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレーザ
ピークを検出し、検出した最終パルスのレーザピークに
対して最短のレーザ完了待ち時間で待った後、次のガル
バノ移動を行うため、加工時間を短縮することができ
る。また最終パルスのみに着目してレーザ完了待ち時間
を決定するため、様々な組合せの加工条件に対してもレ
ーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更に、レーザピ
ーク検出値とレーザ完了待ち時間演算関数からレーザ完
了待ち時間を演算するため、レーザピーク検出値に対す
るレーザ完了待ち時間をテーブルデータ形式で記憶する
場合のようなデータ記憶用のメモリが不要となる。更
に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波形からレ
ーザピークを検出するので、レーザ光のレーザピークに
ばらつきが発生しても、その時のレーザピークに対応し
たレーザ完了待ち時間を求めることができるので、常に
レーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、加工不良やむ
だ時間の発生による加工速度の低下を防ぐことができる
という効果を有する。
【0039】請求項16記載のレーザ加工装置は、請求
項13において、レーザ完了待ち時間演算部が、レーザ
波形検出部から出力される検出値が規定値外の場合、ア
ラームと判断するものである。
【0040】請求項16記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出
値に対するレーザ完了待ち時間を演算し、このレーザ完
了待ち時間の経過後に位置決め動作を開始し、また検出
値が規定値外の場合、アラームと判断するという作用を
有する。したがって、請求項13のレーザ加工装置の効
果に加え、レーザ波形の検出値をチェックすることによ
り、レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装
置の保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常によ
る加工不良や事故を回避することができるという効果を
有する。
【0041】請求項17記載のレーザ加工装置は、請求
項14において、レーザ完了待ち時間演算部が、レーザ
波形検出部から出力されるレーザパルス幅検出値が規定
値外の場合、アラームと判断するものである。
【0042】請求項17記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、
最終パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了
待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に
位置決め動作を開始し、またレーザパルス幅検出値が規
定値外の場合、アラームと判断するという作用を有す
る。したがって、請求項14のレーザ加工装置の効果に
加え、レーザパルス幅検出値をチェックすることによ
り、レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装
置の保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常によ
る加工不良や事故を回避することができるという効果を
有する。
【0043】請求項18記載のレーザ加工装置は、請求
項15において、レーザ完了待ち時間演算部が、レーザ
波形検出部から出力されるレーザピーク検出値が規定値
外の場合、アラームと判断するものである。
【0044】請求項18記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最
終パルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち
時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始し、またレーザピーク検出値が規定値外
の場合、アラームと判断するという作用を有する。した
がって、請求項15のレーザ加工装置の効果に加え、レ
ーザピーク検出値をチェックすることにより、レーザ発
振状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の保護動作
を行うことにより、レーザ出力の異常による加工不良や
事故を回避することができるという効果を有する。
【0045】請求項19記載のレーザ加工装置は、レー
ザ光を出力するレーザ発振部と、このレーザ発振部を制
御するレーザ制御部と、レーザ光または被加工物の位置
決めを行う位置決め部と、この位置決め部を制御する位
置制御部と、出力するレーザ光の最終パルスを判定する
最終パルス判定部と、レーザ光を検出するレーザセンサ
部と、このレーザセンサ部から出力される信号からレー
ザ完了を判定するレーザ完了判定部と、このレーザ完了
判定部から出力される最終パルスのレーザ完了判定情報
から位置制御部の制御を開始させる制御部を備えたもの
である。
【0046】請求項19記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザ完了を判定し、この
レーザ完了判定後に位置決め動作を開始するという作用
を有する。したがって、レーザ穴加工を行う場合、最終
パルスのレーザ出力波形からレーザ完了を検出して、検
出した後次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮
することができる。また最終パルスのみに着目してレー
ザ完了を判定するので、どのような加工条件に対しても
レーザ完了を容易に算出できる。また実際に出力されて
いるレーザ光のレーザ出力波形からレーザ完了を判定す
るので、レーザ光のレーザパルス幅やレーザピーク値に
ばらつきが発生しても、常にレーザ完了待ち時間の最適
値が設定でき、加工不良やむだ時間の発生による加工速
度の低下を防ぐことができる。またレーザパルス幅やレ
ーザピークに対するレーザ完了待ち時間のデータや演算
式を求める必要がなく、すべてのレーザ波形に対して常
に最短のレーザ待ち時間を算出することができるという
効果を有する。
【0047】請求項20記載のレーザ加工装置は、請求
項19において、レーザ完了判定部が、レーザ完了判定
情報の判定タイミングが規定時間外の場合、アラームと
判断するものである。
【0048】請求項20記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザ完了を判定し、この
レーザ完了判定後に位置決め動作を開始し、またレーザ
完了の判定タイミングが規定時間外の場合、アラームと
判断するという作用を有する。したがって、請求項19
のレーザ加工装置の効果に加え、レーザ完了判定情報の
判定タイミングをチェックすることにより、レーザ発振
状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の保護動作を
行うことにより、レーザ出力の異常による加工不良や事
故を回避することができるという効果を有する。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のプリ
ント基板用レーザ加工装置について図1から図16によ
り説明する。
【0050】図1は、本発明の第1の実施の形態のプリ
ント基板用レーザ加工装置の構成図である。図1におい
て、プログラム入力部1には加工する穴位置情報などが
ある加工プログラムが外部から入力される。加工条件入
力部2には加工穴の穴径やプリント基板の材質及び板厚
などに最適なレーザの加工条件(レーザパルス幅、レー
ザピーク値、レーザパルス数、レーザ周波数など)が外
部から入力される。パラメータ入力部3には、レーザ完
了待ち時間記憶部12に格納するデータや加工装置の様
々な動作条件が外部から入力される。メイン制御部4に
はプログラム入力部1から加工プログラムが、加工条件
入力部2から加工条件が、パラメータ入力部3からパラ
メータが入力され、これらのデータを解析し、加工テー
ブル制御部9の位置指令、ガルバノ制御部5のガルバノ
位置指令、レーザ制御部7のレーザ指令を作成する。穴
加工時にはシーケンス制御を行い、これらの指令を各制
御部に出力する。ガルバノ制御部5にはメイン制御部4
からガルバノ位置指令が入力され、このガルバノ位置指
令から加減速制御などを行い、ガルバノスキャナ部6に
ガルバノ駆動信号を出力する。またガルバノスキャナ部
6の移動完了情報や状態情報などをメイン制御部4に出
力する。ガルバノスキャナ部6にはガルバノ制御部5か
らガルバノ駆動信号が入力され、この駆動信号によりミ
ラーを移動する。またガルバノスキャナ部6の状態情報
をガルバノ制御部5に出力する。レーザ制御部7にはメ
イン制御部4からレーザ指令が入力され このレーザ指
令からレーザ発振部8に対してレーザ駆動信号を出力す
る。レーザ出力の完了情報やレーザ発振部8の状態情報
などをメイン制御部4に出力する。またレーザ完了待ち
時間記憶部12に最終パルスのレーザパルス幅指令値を
出力し、レーザ完了待ち時間記憶部12からレーザ完了
待ち時間が入力される。レーザ発振部8はレーザ制御部
7からレーザ駆動信号が入力され、このレーザ駆動信号
によりレーザ光を出力する。またレーザ発振部8の状態
情報をレーザ制御部7に出力する。加工テーブル制御部
9にはメイン制御部4から加工テーブル位置指令が入力
され、この加工テーブル位置指令から加減速制御などを
行い、加工テーブル部10に加工テーブル駆動信号を出
力する。また加工テーブル部10の移動完了情報や状態
情報などをメイン制御部4に出力する。加工テーブル部
10には加工テーブル制御部9から加工テーブル駆動信
号が入力され、この駆動信号により加工テーブルを駆動
する。また加工テーブル部10の状態情報を加工テーブ
ル制御部9に出力する。最終パルス判定部11には、レ
ーザ制御部7からレーザパルス数が入力される。またレ
ーザ制御部7からレーザ出力に応じてカウント信号が入
力される。このカウント信号をカウントし、レーザパル
ス数と一致した時、最終パルス出力情報をレーザ制御部
7に出力する。レーザ完了待ち時間記憶部12には、メ
イン制御部4からレーザパルス幅指令値に対するレーザ
完了待ち時間が入力される。レーザ制御部7から最終パ
ルスのレーザパルス幅指令値が入力されると、そのレー
ザパルス幅指令値に対応したレーザ完了待ち時間をレー
ザ制御部7に出力する。
【0051】レーザ完了待ち時間記憶部12に設定され
るデータについて説明する。図2(a)にレーザパルス
幅指令値5μsの時、図2(b)にレーザパルス幅指令
値25μsの時のレーザ駆動信号とレーザ出力波形を示
す。レーザ駆動信号はレーザ発振器の遅延特性を補正す
るため、レーザパルス幅指令値に約10μs加算した値
となっている。ここではレーザ立下り時間をレーザ駆動
信号終了後からレーザ発振器の最大出力に対して5%以
下になるまでの時間とする。今回測定したレーザ発振器
ではレーザ出力波形で4divが最大出力に相当するの
で、5%は0.2divとなる。レーザパルス幅指令値
5μsではレーザ立下り時間は30μs、レーザパルス
幅指令値25μsではレーザ立下り時間は50μsとな
り、レーザパルス幅指令値によってレーザの立下り時間
が変化する。図3にレーザパルス幅指令値とレーザ立下
り時間のグラフを示す。横軸はレーザパルス幅指令値、
縦軸はレーザ立下り時間となる。レーザパルス幅指令値
が5μsから100μsまでのデータを示す。図3から
レーザパルス幅指令値が大きくなるに従い、レーザ立下
り時間も大きくなっていることが分かる。レーザ完了待
ち時間記憶部12では、図3のレーザ立下り時間をレー
ザ完了待ち時間とし、レーザパルス幅指令値に対するレ
ーザ完了待ち時間をテーブルデータ形式で記憶する。記
憶するデータは、等間隔刻みまたはレーザ完了待ち時間
の変化率の大きいところを密に変化率の小さいところを
疎に記憶しても良い。レーザ制御部7から記憶している
レーザパルス指令値の間の値が入力された場合、両隣の
記憶値から線形補間などによりレーザ完了待ち時間を求
めてレーザ制御部7に出力する。また大きい側のレーザ
パルス幅指令値に対するレーザ完了待ち時間を出力する
方法は、補間処理が不要なため容易に行える。レーザ出
力のばらつきなどがある場合には、レーザ完了待ち時間
をレーザ立下り時間より長めに設定する方がよい。
【0052】次にプリント基板用レーザ加工装置の動作
について説明する。図4にプリント基板用レーザ加工装
置の穴加工動作のフローチャートを示す。予めメイン制
御部4にはプログラム入力部1、加工条件入力部2、パ
ラメータ入力部3からプログラム、加工条件、パラメー
タが入力され、それぞれの解析を行っている。レーザ完
了待ち時間記憶部12にはレーザパルス幅指令値に対す
るレーザ完了待ち時間が入力される。また加工テーブル
上には穴加工するプリント基板が搭載されている。穴加
工をスタートすると、ステップ1では、プリント基板の
所定の加工エリアがレーザ光の照射範囲に入るように、
メイン制御部4は加工テーブル制御部9に加工テーブル
位置指令を出力する。ステップ2では加工テーブル制御
部9は加工テーブル位置指令から加工テーブル部10の
位置制御を行い、目標位置へ加工テーブルを移動する。
ステップ3では、メイン制御部4は加工テーブル制御部
9から加工テーブルが目標位置に移動が完了したことを
知らせる移動完了情報を待ち、移動完了情報受け取り
後、ステップ4に進む。ステップ4では加工エリアの所
定の位置にレーザ光を照射するために、メイン制御部4
はガルバノ位置指令をガルバノ制御部5に出力する。ス
テップ5では、ガルバノ制御部5はガルバノ位置指令か
らガルバノスキャナ部6の位置制御を行い、目標位置ヘ
ミラーを移動する。ステップ6では、メイン制御部4は
ガルバノ制御部5からガルバノスキャナ部6が目標位置
に移動が完了したことを知らせる移動完了情報を待ち、
移動完了情報を受け取り後、ステップ7に進む。ステッ
プ7では、所定の加工品質で穴加工を行うために設定さ
れた加工条件でレーザ出力するためにメイン制御部4は
レーザ制御部7にレーザ指令を出力する。レーザ制御部
7はレーザパルス数を最終パルス判定部11に、最終パ
ルスのレーザパルス幅指令値をレーザ完了待ち時間記憶
部12に出力する。ステップ8では、レーザ完了待ち時
間記憶部12は入力された最終パルスのレーザパルス幅
指令値に対応したレーザ完了待ち時間をレーザ制御部7
に出力する。ステップ9ではレーザ制御部7はレーザ指
令に従いレーザ発振部8に対してレーザ駆動信号を出力
し、レーザ発振部8はレーザ光を出力する。このレーザ
光はガルバノスキャナ部6に導かれ、ガルバノスキャナ
部6の2軸のミラーで反射され、プリント基板の所定の
位置に照射されて、穴加工を行う。ステップ10では最
終パルス判定部11には、レーザ制御部7から入力され
るレーザ出力に応じたカウント信号をカウントし、レー
ザパルス数と一致した時、最終パルス出力情報をレーザ
制御部7に出力する。レーザ制御部7は最終パルス判定
部11からの最終パルス出力情報を待ち、最終パルス出
力情報を受け取り後、ステップ11に進む。ステップ1
1では、レーザ制御部7はレーザ完了待ち時間だけレー
ザ完了待ちを行った後、レーザ出力完了情報をメイン制
御部4に出力する。ステップ12ではメイン制御部4は
レーザ制御部7からのレーザ出力完了情報を待ち、レー
ザ出力完了情報を受け取り後、ステップ13に進む。ス
テップ13では、メイン制御部4は現在加工している加
工エリアに更に加工穴があるかチェックし、加工穴があ
る場合にはステップ4に進み、その加工穴に対応したガ
ルバノ位置指令をガルバノ制御部5に出力する。加工穴
がない場合には、ステップ14に進む。ステップ14で
は、メイン制御部4は更に加工エリアがあるかチェック
し、加工エリアがある場合にはステップ1に進み、その
加工エリアに対応した加工テーブル位置指令を加工テー
ブル制御部9に出力する。加工エリアがない場合には入
力された加工プログラムに関する加工は完了したことと
なり、加工動作は終了となる。
【0053】図5にタイミングチャートを示す。ここで
は加工条件のレーザパルス数を3パルスとする。ガルバ
ノ移動指令出力後(図5(a))、移動完了がONした
後(図5(b))レーザ指令が出力され、設定されたレ
ーザパルス幅及びレーザパルス数だけレーザ駆動信号を
出力する(図5(c))。最終パルス出力後(図5
(d))、レーザ完了待ち時間だけ待ち時間があった
後、次のガルバノ移動指令が出力される(図5
(e))。従来(図5(f)、(g))はレーザ完了待
ち時間d′は固定値のため、レーザパルス幅指令値が最
大の時を考慮した時間で設定されていた。プリント基板
の穴加工などではプリント基板の材質によっては数μs
レベルの短パルスが使用される。このため、本来必要な
レーザ完了待ち時間以上の待ち時間が発生し、次のガル
バノ移動指令の出力が遅れることになる。しかしレーザ
パルス幅指令値に対する最短のレーザ完了待ち時間を設
定すると、図5に示すように次のガルバノ移動指令を従
来より速く出力することができる。
【0054】最終パルスのレーザパルス幅指令値が5μ
sとすると、レーザ完了待ち時間は従来は100μsと
なるが、本方式では待ち時間は30μsとなり、1穴あ
たり70μsの時間短縮となる。プリント基板の穴加工
では1枚あたり数万穴の穴加工を行うが、例えば500
00穴/枚の穴加工を行う場合、プリント基板1枚あた
り3.5秒(70μs×50000穴)の穴加工時間の
短縮が可能となる。また複数のレーザパルスで加工する
場合、最終パルスのみ次のガルバノ指令の出力タイミン
グに影響するので、最終パルスのみ着目してレーザ完了
待ち時間を決定すればよい。図5の第1パルス及び第2
パルスのパルス幅やレーザパルスの繰返し周波数が変化
しても、レーザ完了待ち時間記憶部12のデータを変更
する必要はない。
【0055】このように、レーザ穴加工を行う場合、最
終パルスのレーザパルス幅指令値に対して最短のレーザ
完了待ち時間で待った後、次のガルバノ移動を行うた
め、加工時間を短縮することができる。また最終パルス
のみに着目してレーザ完了待ち時間を決定するため、様
々な組合せの加工条件に対してもレーザ完了待ち時間を
容易に算出できる。更に、レーザパルス幅指令値に対す
るレーザ完了待ち時間を記憶するため、テーブルデータ
からデータ参照するだけであり、演算時間が不要で処理
を高速化できる。また、測定などで求めたレーザ完了待
ち時間をそのまま設定することができる。
【0056】またレーザ加工条件のレーザピーク指令値
に対するレーザ完了待ち時間を記憶する方法もある。こ
の場合、レーザ待ち時間記憶部12にはメイン制御部4
からレーザピーク指令値に対するレーザ完了待ち時間が
入力される。レーザ制御部7から最終パルスのレーザピ
ーク指令値が入力されると、そのレーザピーク指令値に
対応したレーザ完了待ち時間をレーザ制御部7に出力す
る。
【0057】レーザ完了待ち時間記憶部12に設定され
るデータについて説明する。図6にレーザピーク指令値
とレーザ立下り時間のグラフを示す。横軸はレーザピー
ク指令値、縦軸はレーザ立下り時間となる。レーザピー
ク指令値は70%から100%までのデータである。こ
こではレーザ立下り時間をレーザ駆動信号終了後からか
らレーザ発振器の最大出力に対して5%以下になるまで
の時間とする。レーザピーク指令値70%ではレーザ立
下り時間は30μs、レーザピーク指令値90%ではレ
ーザ立下り時間は50μsとなり、レーザピーク指令値
によって立下り時間が変化している.このレーザ立下り
時間をレーザ完了待ち時間とし、レーザ完了待ち時間記
憶部12ではレーザピーク指令値に対するレーザ完了待
ち時間をテーブルデータ形式で記憶する。加工装置の動
作としては、前述したレーザパルス幅指令値の場合と同
じである。
【0058】このように、レーザ穴加工を行う場合、最
終パルスのレーザピーク指令値に対して最短のレーザ完
了待ち時間で待った後、次のガルバノ移動を行うため、
加工時間を短縮することができる。また最終パルスのみ
に着目してレーザ完了待ち時間を決定するため、様々な
組合せの加工条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易
に算出できる。更に、レーザピーク指令値に対するレー
ザ完了待ち時間を記憶するため、テーブルデータからデ
ータ参照するだけであり、演算時間が不要で処理を高速
化できる。また測定などで求めたレーザ完了待ち時間を
そのまま設定することができる。
【0059】図7は、本発明の第2の実施の形態のプリ
ント基板用レーザ加工装置の構成図である。図7は図1
のレーザ完了待ち時間記憶部12の代わりにレーザ完了
待ち時間演算部13が設けられている。他の構成は図1
と同じである。レーザ完了待ち時間演算部13には、メ
イン制御部4からレーザパルス幅指令値に対するレーザ
完了待ち時間を演算するレーザ完了待ち時間演算関数が
入力される。レーザ制御部7から最終パルスのレーザパ
ルス幅指令値が入力されると、そのレーザパルス幅指令
値とレーザ待ち時間演算関数からレーザ完了待ち時間を
演算し、レーザ制御部7に出力する。
【0060】レーザ完了待ち時間演算部13に設定され
るレーザ完了待ち時間演算関数について説明する。図8
にレーザ発振器で測定したレーザパルス幅指令値に対す
るレーザ立下り時間の近似線のグラフを示す。測定値は
図3のグラフと同じ値である。横軸はレーザパルス幅指
令値、縦軸はレーザ立下り時間となる。グラフ上にプロ
ットした点から近似線を求めると図8の近似線のように
なる。ここでは線形関数で近似している。この近似線は
式(1)で表せる。
【0061】Yl=Kal×X1+Kbl・・・(1) Ylはレーザ完了待ち時間、X1はレーザパルス幅指令
値、Kalは近似線の傾き、Kblは近似線の切片であ
る。式(1)がレーザ完了待ち時間演算関数となり、レ
ーザパルス幅指令値からレーザ完了待ち時間を演算でき
る。近似式は線形近似以外でもよい。
【0062】次にプリント基板用レーザ加工装置の動作
について説明する。プリント基板用レーザ加工装置の穴
加工動作のフローチャートは、本発明の第1の実施の形
態で示した図4と同じである。予めメイン制御部4には
プログラム入力部1、加工条件入力部2、パラメータ入
力部3からプログラム、加工条件、パラメータが入力さ
れ、それぞれの解析を行っている。レーザ完了待ち時間
演算部13にはレーザパルス幅指令値に対するレーザ完
了待ち時間を演算するレーザ完了待ち時間演算関数が入
力される。また加工テーブル上には穴加工するプリント
基板が搭載されている。穴加工をスタートすると、ステ
ップ1からステップ7までは同じ動作を行う。ステップ
8では、レーザ完了待ち時間演算部13は入力された最
終パルスのレーザパルス幅指令値とレーザ完了待ち時間
演算関数からレーザ完了待ち時間を演算し、レーザ制御
部7に出力する。ステップ9からスッテプ14は同じ動
作を行い、全加工エリアの加工が終了すれば加工動作は
終了となる。
【0063】また加工動作のタイミングチャートは本発
明の第1の実施の形態で示した図5と同じであり、レー
ザ指令完了後、従来は最大値で設定されていたレーザ完
了待ち時間を最終パルスのレーザパルス幅指令値に必要
な最短のレーザ完了待ち時間で設定するので、穴加工時
間を短縮できる。
【0064】このように、レーザ穴加工を行う場合、最
終パルスのレーザパルス幅指令値に対して最短のレーザ
完了待ち時間で待った後、次のガルバノ移動を行うた
め、加工時間を短縮することができる。また最終パルス
のみに着目してレーザ完了待ち時間を決定するため、様
々な組合せの加工条件に対してもレーザ完了待ち時間を
容易に算出できる。更に、レーザパルス幅指令値とレー
ザ待ち時間演算関数からレーザ完了待ち時間を演算する
ため、レーザパルス幅指令値に対するレーザ完了待ち時
間をテーブルデータ形式で記憶する場合のようなデータ
記憶用のメモリが不要となる。
【0065】またレーザ加工条件のレーザピーク指令値
からレーザ完了待ち時間を演算する方法もある。この場
合、レーザ待ち時間演算部13にはメイン制御部4から
レーザピーク指令値に対するレーザ完了待ち時間を演算
するレーザ完了待ち時間演算関数が入力される。レーザ
制御部7から最終パルスのレーザピーク指令値が入力さ
れると、そのレーザピーク指令値とレーザ完了待ち時間
演算関数からレーザ完了待ち時間を演算し、レーザ制御
部7に出力する。図9にレーザ発振器で測定したレーザ
ピーク指令値に対するレーザ立下り時間の近似線のグラ
フを示す。測定値は図6のグラフと同じ値である。横軸
はレーザピーク指令値、縦軸はレーザ立下り時間とな
る。グラフ上にプロットした点から近似線を求めると図
9の近似線のようになる。ここでは線形関数で近似して
いる。この近似線は以下の式(2)で表せる。
【0066】 Y2=Ka2×X2+Kb2 ・・・(2) Y2はレーザ完了待ち時間、X2はレーザピーク指令
値、Ka2は近似線の傾き、Kb2は近似線の切片であ
る。式(2)がレーザ完了待ち時間演算関数となり、レ
ーザピーク指令値からレーザ完了待ち時間が演算でき
る。近似式は線形近似以外でもよい。加工装置の動作は
前述したレーザパルス指令値の場合と同じである。
【0067】このように、レーザ穴加工を行う場合、最
終パルスのレーザピーク指令値に対して最短のレーザ完
了待ち時間で待った後、次のガルバノ移動を行うため、
加工時間を短縮することができる。また最終パルスのみ
に着目してレーザ完了待ち時間を決定するため、様々な
組合せの加工条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易
に算出できる。更に、レーザピーク指令値とレーザ完了
待ち時間演算関数からレーザ完了待ち時間を演算するた
め、レーザピーク指令値に対するレーザ完了待ち時間を
テーブルデータ形式で記憶する場合のようなデータ記憶
用のメモリが不要となる。
【0068】図10は、本発明の第3の実施の形態のプ
リント基板用レーザ加工装置の構成図である。図10は
図1の構成にレーザ波形検出部14とレーザセンサ部1
5を追加したものである。レーザ波形検出部14には、
メイン制御部4からレーザパルス幅検出に必要なパラメ
ータが入力される。またレーザセンサ部15からセンサ
信号が入力されると、センサ信号からレーザ波形のレー
ザパルス幅を検出し、レーザパルス幅検出値をレーザ完
了待ち時間記憶部12に出力する。レーザセンサ部15
はレーザ発振部8から出力されたレーザ光の一部を取出
し、その取出したレーザ光を受光し、センサ信号をレー
ザ波形検出部14に出力する。またレーザ完了待ち時間
記憶部12には、メイン制御部4からレーザパルス幅検
出値に対するレーザ完了待ち時間が入力される。レーザ
波形検出部14からレーザパルス幅検出値が入力される
と、そのレーザパルス幅検出値に対応したレーザ完了待
ち時間をレーザ制御部7に出力する。
【0069】レーザ波形検出部14のレーザパルス幅検
出動作について説明する。図11にレーザ駆動信号とレ
ーザセンサ部15で検出したレーザ出力波形を示す。レ
ーザ出力波形の立上り判定条件と立下り判定条件をパラ
メータとして予め設定する。センサ信号が立上り判定条
件を満たした場合、レーザONと判定する。レーザON
判定後、センサ信号が立下り判定条件を満たした場合、
レーザOFFと判定する。レーザONからレーザOFF
までの経過時間を測定し、測定結果をレーザパルス幅検
出値としてレーザ完了待ち時間記憶部12に出力する。
図11では立上り判定条件をレーザ発振器の最大出力の
5%以上、立下り判定条件を出力ピークとしているの
で、レーザパルス幅検出値は5μsとなる。レーザ完了
待ち時間記憶部12に設定されるデータはレーザパルス
幅検出値に対するレーザ完了待ち時間のデータとなり、
第1の実施の形態で示したレーザ完了待ち時間記憶部1
2に設定されるデータと同じような形式となる。
【0070】次にプリント基板用レーザ加工装置の動作
について説明する。図12にプリント基板用レーザ加工
装置の穴加工動作のフローチャートを示す。予めメイン
制御部4にはプログラム入力部1、加工条件入力部2、
パラメータ入力部3からプログラム、加工条件、パラメ
ータが入力され、それぞれの解析を行っている。レーザ
完了待ち時間記憶部12にはレーザパルス幅検出値に対
するレーザ完了待ち時間が入力される。レーザ波形検出
部14にはレーザパルス幅を検出するためのパラメータ
が入力される。また加工テーブル上には穴加工するプリ
ント基板が搭載されている。穴加工をスタートすると、
ステップ1からステップ6までは本発明の第1の実施の
形態で示した図4と同じ動作を行う。ステップ7では、
所定の加工品質で穴加工を行うために設定された加工条
件でレーザ出力するためにメイン制御部4はレーザ制御
部7にレーザ指令を出力する。レーザ制御部7は入力さ
れたレーザ指令の中のレーザパルス数を最終パルス判定
部11に出力する。ステップ8ではレーザ制御部7はレ
ーザ指令に従いレーザ発振部8に対してレーザ駆動信号
を出力し、レーザ発振部8はレーザ光を出力する。この
レーザ光はガルバノスキャナ部6に導かれガルバノスキ
ヤナ部6の2軸のミラーで反射され、プリント基板の所
定の位置に照射されて、穴加工を行う。ステップ9では
レーザセンサ部15はレーザ光を受光し、センサ信号を
レーザ波形検出部14に出力する。レーザ波形検出部1
4はセンサ信号からレーザパルス幅を検出し、レーザパ
ルス幅検出値をレーザ完了待ち時間記憶部12に出力す
る。レーザ待ち時間記憶部ではレーザパルス幅検出値に
対するレーザ完了待ち時間をレーザ制御部7に出力す
る。ステップ10では、最終パルス判定部11ではレー
ザ制御部7から入力されるレーザ出力に応じたカウント
信号をカウントし、レーザパルス数と一致した時、レー
ザ制御部7に最終パルス出力情報を出力する。レーザ制
御部7は最終パルス判定部11からの最終パルス出力情
報を待ち、最終パルス出力情報受け取り後、ステップ1
1に進む。ステップ11からステップ14は第1の実施
の形態で示した図4と同じである。
【0071】また加工動作のタイミングチャートは第1
の実施の形態で示した図5と同じであり、レーザ指令完
了後、従来は従来は最大値で設定されていたレーザ完了
待ち時間を最終パルスのレーザパルス幅検出値に必要な
最短のレーザ完了待ち時間で設定するので、穴加工時間
を短縮できる。
【0072】このように、レーザ穴加工を行う場合、出
力されたレーザ光のレーザパルス幅を検出し、検出した
最終パルスのレーザパルス幅に対して最短のレーザ完了
待ち時間で待った後、次のガルバノ移動を行うため、加
工時間を短縮することができる。また最終パルスのみに
着目してレーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組
合せの加工条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に
算出できる。またレーザパルス幅検出値に対するレーザ
完了待ち時間を記憶するため、テーブルデータからデー
タ参照するだけであり、演算時間が不要で処理を高速化
できる。また、測定などで求めたレーザ完了待ち時間を
そのまま設定することができる。更に、実際に出力され
ているレーザ光のレーザ波形からレーザパルス幅を検出
するので、レーザ光のレーザパルス幅にばらつきが発生
しても、その時のレーザパルス幅に対応したレーザ完了
待ち時間を求めることができるので、常にレーザ完了待
ち時間の最適値が設定でき、加工不良やむだ時間の発生
による加工速度の低下を防ぐことができる。
【0073】レーザ完了待ち時間記憶部12にレーザパ
ルス幅検出値の正常範囲を設定し、レーザパルス幅検出
値が正常範囲外の場合、レーザパルス幅検出値異常アラ
ームをレーザ制御部7に出力する。レーザ制御部7はレ
ーザパルス幅検出値異常アラームをメイン制御部4に出
力し、メイン制御部4は異常状態の回避のために加工装
置の保護動作を行う。
【0074】このようにレーザパルス幅検出値をチェッ
クすることにより、レーザ発振状態の異常を発見し、異
常の場合加工装置の保護動作を行うことにより、レーザ
出力の異常による加工不良や事故を回避することができ
る。
【0075】またレーザセンサ部15のセンサ信号から
レーザピークを検出し、レーザピーク検出値に対するレ
ーザ完了待ち時間を記憶する方法もある。この場合、レ
ーザ波形検出部14ではメイン制御部4からレーザピー
ク値検出に必要なパラメータが入力される。またレーザ
センサ部15からセンサ信号が入力されると、センサ信
号からレーザ波形のレーザピーク値を検出し、検出した
レーザピークをレーザ完了待ち時間記憶部に出力する。
レーザ完了待ち時間記憶部12には、メイン制御部4か
らレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち時間が入
力される。レーザ波形検出部14からレーザピーク検出
値が入力されると、そのレーザピーク検出値に対応した
レーザ完了待ち時間をレーザ制御部7に出力する。レー
ザ完了待ち時間記憶部12に設定されるデータは第1の
実施の形態で示したレーザ完了待ち時間記憶部12に設
定されるデータと同じような形式となる。
【0076】レーザ波形検出部14のレーザピーク値検
出動作について説明する。レーザ波形検出部14ではレ
ーザセンサ部15からのセンサ信号について、センサ信
号検出周期で前回値と今回値を比較しながら最大値を検
出する。最大値を検出した場合、検出結果をレーザピー
ク検出値としてレーザ完了待ち時間記憶部12に出力す
る。加工装置の動作は前述したレーザパルス検出値の場
合と同じである。
【0077】このように、レーザ穴加工を行う場合、出
力されたレーザ光のレーザピークを検出し、検出した最
終パルスのレーザピークに対して最短のレーザ完了待ち
時間で待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時
間を短縮することができる。
【0078】また最終パルスのみに着目してレーザ完了
待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に対
してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更に、
レーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち時間を記憶
するため、テーブルデータからデータ参照するだけであ
り、演算時間が不要で処理を高速化できる。また測定な
どで求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定すること
ができる。更に、実際に出力されているレーザ光のレー
ザ波形からレーザピークを検出するので、レーザ光のレ
ーザピークにばらつきが発生しても、その時のレーザピ
ークに対応したレーザ完了待ち時間を求めることができ
るので、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、
加工不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を防ぐ
ことができる。
【0079】レーザ完了待ち時間記憶部12にレーザピ
ーク検出値の正常範囲を設定し、レーザピーク検出値が
正常範囲外の場合、レーザピーク検出値異常アラームを
レーザ制御部7に出力する。レーザ制御部7は、レーザ
ピーク検出値異常アラームをメイン制御部4に出力し、
メイン制御部4は異常状態の回避のために加工装置の保
護動作を行う。
【0080】このようにレーザピーク検出値をチェック
することにより、レーザ発振状態の異常を発見し、異常
の場合加工装置の保護動作を行うことにより、レーザ出
力の異常による加工不良や事故を回避することができ
る。
【0081】図13は、本発明の第4の実施の形態のプ
リント基板用レーザ加工装置の構成図である。図13は
図7(第2の実施の形態)の構成にレーザ波形検出部1
4とレーザセンサ部15を追加したものである。レーザ
波形検出部14には、メイン制御部4からレーザパルス
幅検出に必要なパラメータが入力される。またレーザセ
ンサ部15からセンサ信号が入力されると、センサ信号
からレーザ波形のレーザパルス幅を検出し、レーザパル
ス幅検出値をレーザ完了待ち時間演算部13に出力す
る。レーザセンサ部15はレーザ発振部8から出力され
たレーザ光の一部を取出し、その取出したレーザ光を検
出し、センサ信号をレーザ波形検出部14に出力する。
またレーザ完了待ち時間演算部13には、メイン制御部
4からレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了待ち時
間を演算するレーザ完了待ち時間演算関数が入力され
る。レーザ波形検出部14からレーザパルス幅検出値が
入力されると、そのレーザパルス幅検出値とレーザ待ち
時間演算関数からレーザ完了待ち時間を演算し、レーザ
制御部7に出力する。レーザ波形検出部14のレーザパ
ルス幅検出動作は第3の実施の形態で示したレーザパル
ス幅検出動作と同じである.またレーザ完了待ち時間演
算部13のレーザ完了待ち時間演算関数は、第2の実施
の形態で示したレーザ完了待ち時間演算部13に設定さ
れるレーザ完了待ち時間演算関数と同じような形式とな
る。
【0082】次にプリント基板用レーザ加工装置の動作
について説明する。プリント基板用レーザ加工装置の穴
加工動作のフローチャートは第3の実施の形態で示した
図12と同じである。予めメイン制御部4にはプログラ
ム入力部1、加工条件入力部2、パラメータ入力部3か
らプログラム、加工条件、パラメータが入力され、それ
ぞれの解析を行っている。レーザ完了待ち時間演算部1
3にはレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了待ち時
間を演算するレーザ完了待ち時間演算関数が入力され
る。レーザ波形検出部14にはレーザパルス幅を検出す
るためのパラメータが入力される。また加工テーブル上
には穴加工するプリント基板が搭載されている。穴加工
をスタートすると、ステップ1からステップ8までは図
12と同じ動作を行なう。ステップ9ではレーザセンサ
部15はレーザ光を受光し、センサ信号をレーザ波形検
出部14に出力する。レーザ波形検出部14はセンサ信
号からレーザパルス幅を検出し、レーザパルス幅検出値
をレーザ完了待ち時間演算部13に出力する。レーザ待
ち時間演算部ではレーザパルス幅検出値とレーザ待ち時
間演算関数からレーザ完了待ち時間を演算し、レーザ制
御部7に出力する。ステップ10からスッテプ14は図
12と同じ動作を行う。
【0083】また加工動作のタイミングチャートは第1
の実施の形態で示した図5と同じであり、レーザ指令完
了後、従来は最大値で設定されていたレーザ完了待ち時
間をレーザパルス幅検出値に必要な最短のレーザ完了待
ち時間で設定するので、穴加工時間を短縮できる。
【0084】このように、レーザ穴加工を行う場合、出
力されたレーザ光のレーザパルス幅を検出し、検出した
最終パルスのレーザパルス幅に対して最短のレーザ完了
待ち時間で待った後、次のガルバノ移動を行うため、加
工時間を短縮することができる。また最終パルスのみに
着目してレーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組
合せの加工条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に
算出できる。更に、レーザパルス幅検出値とレーザ完了
待ち時間演算関数からレーザ完了待ち時間を演算するた
め、レーザパルス幅検出値に対するレーザ完了待ち時間
をテーブルデータ形式で記憶する場合のようなデータ記
憶用のメモリが不要となる。更に、実際に出力されてい
るレーザ光のレーザ波形からレーザパルス幅を検出する
ので、レーザ光のレーザパルス幅にばらつきが発生して
も、その時のレーザパルス幅に対応したレーザ完了待ち
時間を求めることができるので、常にレーザ完了待ち時
間の最適値が設定でき、加工不良やむだ時間の発生によ
る加工速度の低下を防ぐことができる。
【0085】レーザ完了待ち時間演算部13にレーザパ
ルス幅検出値の正常範囲を設定し、レーザパルス幅検出
値が正常範囲外の場合、レーザパルス幅検出値異常アラ
ームをレーザ制御部7に出力する。レーザ制御部7は、
レーザパルス幅検出値異常アラームをメイン制御部4に
出力し、メイン制御部4は異常状態の回避のために加工
装置の保護動作を行う。
【0086】このようにレーザパルス幅検出値をチェッ
クすることにより、レーザ発振状態の異常を発見し、異
常の場合加工装置の保護動作を行うことにより、レーザ
出力の異常による加工不良や事故を回避することができ
る。
【0087】またレーザセンサ部15のセンサ信号から
レーザピークを検出し、レーザピーク検出値からレーザ
完了待ち時間を演算する方法もある。この場合、レーザ
波形検出部14ではメイン制御部4からレーザピーク検
出に必要なパラメータが入力される。またレーザセンサ
部15からセンサ信号が入力されると、センサ信号から
レーザ波形のレーザピークを検出し、レーザピーク検出
値をレーザ完了待ち時間演算部13に出力する。レーザ
完了待ち時間演算部13には、メイン制御部4からレー
ザピーク検出値に対するレーザ完了待ち時間を演算する
レーザ完了待ち時間演算関数が入力される。レーザ波形
検出部14からレーザピーク検出値が入力されると、そ
のレーザピーク検出値とレーザ完了待ち時間演算関数か
らレーザ完了待ち時間が演算され レーザ制御部7に出
力する。レーザ波形検出部14のレーザピーク値検出動
作は第3の実施の形態で示したレーザピーク検出動作と
同じである。またレーザ完了待ち時間演算部13のレー
ザ完了待ち時間演算閑数は、第2の実施の形態で示した
レーザ完了待ち時間演算部13に設定されるレーザ完了
待ち時間演算関数と同じような形式となる。加工装置の
動作は前述したレーザパルス幅検出値の場合と同じであ
る。
【0088】このように、レーザ穴加工を行う場合、出
カされたレーザ光のレーザピークを検出し、検出した最
終パルスのレーザピークに対して最短のレーザ完了待ち
時間で待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時
間を短縮することができる。
【0089】また最終パルスのみに着目してレーザ完了
待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に対
してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更に、
レーザピーク検出値とレーザ完了待ち時間演算関数から
レーザ完了待ち時間を演算するため、レーザピーク検出
値に対するレーザ完了待ち時間をテーブルデータ形式で
記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリが不要とな
る。更に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波形
からレーザピークを検出するので、レーザ光のレーザピ
ークにばらつきが発生しても、その時のレーザピークに
対応したレーザ完了待ち時間を求めることができるの
で、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、加工
不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を防ぐこと
ができる。
【0090】レーザ完了待ち時間演算部13にレーザピ
ーク検出値の正常範囲を設定し、レーザピーク検出値が
正常範囲外の場合、レーザピーク検出値異常アラームを
レーザ制御部7に出力する。レーザ制御部7は、レーザ
ピーク検出値異常アラームをメイン制御部4に出力し、
メイン制御部4は異常状態の回避のために加工装置の保
護動作を行う。
【0091】このようにレーザピーク検出値をチェック
することにより、レーザ発振状態の異常を発見し、異常
の場合加工装置の保護動作を行うことにより、レーザ出
力の異常による加工不良や事故を回避することができ
る。
【0092】図14は、本発明の第5の実施の形態のプ
リント基板用レーザ加工装置の構成図である。図14の
構成の1から11および15は図10(第3の実施の形
態)の構成と同じものである。レーザ完了判定部16に
は、メイン制御部4からレーザ完了の判定に必要なパラ
メータが入力される。またレーザセンサ部15からセン
サ信号が入力されると、レーザ完了を判定し、レーザ完
了判定情報をレーザ制御部7に出力する。
【0093】レーザ完了判定部16のレーザ完了判定動
作について説明する。図15にレーザ駆動信号とレーザ
センサ部15で検出したレーザ出力波形を示す。レーザ
波形のレーザ完了判定条件をパラメータとして予め設定
される。センサ信号がレーザ完了判定条件を満たし場
合、レーザ完了と判定し、レーザ完了判定情報をレーザ
制御部7に出力する。レーザ完了判定条件をレーザ駆動
信号終了後、レーザ発振器の最大出力に対して5%以下
とする。今回測定したレーザ発振器ではレーザ出力波形
で4divが最大出力に相当するので、5%は0.2d
ivとなる。
【0094】次にプリント基板用レーザ加工装置の動作
について説明する。図16にプリント基板用レーザ加工
装置の穴加工動作のフローチャートを示す。予めメイン
制御部4にはプログラム入力部1、加工条件入力部2、
パラメータ入力部3からプログラム、加工条件、パラメ
ータが入力され、それぞれの解析を行っている。レーザ
完了判定部16にはレーザ完了の判定をするためのパラ
メータが入力される。また加工テーブル上には穴加工す
るプリント基板が搭載されている。穴加工をスタートす
ると、ステップ1からステップ8までは第3の実施の形
態で示した図12と同じ動作を行う。ステップ9ではレ
ーザセンサ部15はレーザ光受光し、センサ信号をレー
ザ完了判定部16に出力する。レーザ完了判定部16は
センサ信号からレーザ完了を判定し、レーザ完了と判定
した場合、レーザ完了判定情報をレーザ制御部7に出力
する。ステップ10では、最終パルス判定部11はレー
ザ制御部7から入力されるレーザ出力に応じたカウント
信号をカウントし、レーザパルス数と一致した時、レー
ザ制御部7に最終パルス出力情報を出力する。レーザ制
御部7は最終パルス判定部11から最終パルス出力情報
を待ち、最終パルス出力情報を受け取り後、レーザ完了
判定部16からのレーザ完了判定情報を待ち、レーザ完
了判定情報を受け取り後、レーザ出力完了情報をメイン
制御部4に出力する。ステップ11ではメイン制御部4
はレーザ制御部7からのレーザ出力完了情報を待ち、レ
ーザ出力完了情報を受け取り後、ステップ12に進む。
ステップ12では、メイン制御部4は現在加工している
加工エリアに更に加工穴があるかチェックし、加工穴が
ある場合にはステップ4に進み、その加工穴に対応した
ガルバノ位置指令をガルバノ制御部5に出力する。加工
穴がない場合には、ステップ13に進む。ステップ13
では、更に加工エリアがあるかチェックし、加工エリア
がある場合にはステップ1に進み、その加工エリアに対
応した加工テーブル位置指令を加工テーブル制御部9に
出力する。加工エリアがない場合には入力された加工プ
ログラムに関する加工は完了したこととなり、加工動作
は終了となる。 また加工動作のタイミングチャートは
第1の実施の形態で示した図5と同じであり、レーザ指
令の完了後、従来は最大値で設定されていたレーザ完了
待ち時間を最終パルスのレーザ出力波形を検出してレー
ザ完了を判定するので、最短のレーザ完了待ち時間とな
り、穴加工時間を短縮できる。
【0095】このように、レーザ穴加工を行う場合、最
終パルスのレーザ出力波形からレーザ完了を検出して、
検出した後次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短
縮することができる。また最終パルスのみに着目してレ
ーザ完了を判定するので、どのような加工条件に対して
もレーザ完了を容易に算出できる。また実際に出力され
ているレーザ光のレーザ出力波形からレーザ完了を判定
するので、レーザ光のレーザパルス幅やレーザピーク値
にばらつきが発生しても、常にレーザ完了待ち時間の最
適値が設定でき、加工不良やむだ時間の発生による加工
速度の低下を防ぐことができる。またレーザパルス幅や
レーザピーク値に対するレーザ完了待ち時間のデータや
演算式を求める必要がなく、すべてのレーザ波形に対し
て常に最短のレーザ待ち時間を算出することができる。
【0096】レーザ完了判定部16にレーザ完了判定タ
イミングに正常範囲を設定し、レーザ完了判定タイミン
グが正常範囲外の場合、レーザ完了判定異常アラームを
レーザ制御部7に出力する。レーザ制御部7は、レーザ
完了判定異常アラームをメイン制御部4に出力し、メイ
ン制御部4は異常状態の回避のために加工装置の保護動
作を行う。
【0097】このようにレーザ完了判定タイミングをチ
ェックすることにより、レーザ発振状態の異常を発見
し、異常の場合加工装置の保護動作を行なことにより、
レーザ出力の異常による加工不良や事故を回避すること
ができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、最終パルスのレーザ条件指令値に対するレー
ザ完了待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経
過後に制御部で位置制御部の制御を開始させて位置決め
部の位置決め動作を開始するという作用を有する。した
がって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ
条件指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った
後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮する
ことができる。また最終パルスのみに着目してレーザ完
了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に
対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更
に、レーザ条件指令値に対するレーザ完了待ち時間を記
憶するため、テーブルデータからデータ参照するだけで
あり、演算時間が不要で処理を高速化できる。また、測
定などで求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定する
ことができるという効果を有する。
【0099】請求項2記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザパルス幅指令値に対するレー
ザ完了待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経
過後に位置決め動作を開始するという作用を有する。し
たがって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレー
ザパルス幅指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で
待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短
縮することができる。また最終パルスのみに着目してレ
ーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工
条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出でき
る。更に、レーザパルス幅指令値に対するレーザ完了待
ち時間を記憶するため、テーブルデータからデータ参照
するだけであり、演算時間が不要で処理を高速化でき
る。また、測定などで求めたレーザ完了待ち時間をその
まま設定することができるという効果を有する。
【0100】請求項3記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザピーク指令値に対するレーザ
完了待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過
後に位置決め動作を開始するという作用を有する。した
がって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ
ピーク指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待っ
た後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮す
ることができる。また最終パルスのみに着目してレーザ
完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件
に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更
に、レーザピーク指令値に対するレーザ完了待ち時間を
記憶するため、テーブルデータからデータ参照するだけ
であり、演算時間が不要で処理を高速化できる。また、
測定などで求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定す
ることができるという効果を有する。
【0101】請求項4記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザ条件指令値に対するレーザ完
了待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後
に位置決め動作を開始するという作用を有する。したが
って、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ条
件指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った
後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮する
ことができる。また最終パルスのみに着目してレーザ完
了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に
対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更
に、レーザ条件指令値とレーザ完了待ち時間演算関数か
らレーザ完了待ち時間を演算するため、レーザ条件指令
値に対するレーザ完了待ち時間をテーブルデータ形式で
記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリが不要とな
るという効果を有する。
【0102】請求項5記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザパルス幅指令値に対するレー
ザ完了待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経
過後に位置決め動作を開始するという作用を有する。し
たがって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレー
ザパルス幅指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で
待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短
縮することができる。また最終パルスのみに着目してレ
ーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工
条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出でき
る。更に、レーザパルス幅指令値とレーザ完了待ち時間
演算関数からレーザ完了待ち時間を演算するため、レー
ザパルス幅指令値に対するレーザ完了待ち時間をテーブ
ルデータ形式で記憶する場合のようなデータ記憶用のメ
モリが不要となるという効果を有する。
【0103】請求項6記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、最終パルスのレーザピーク指令値に対するレーザ
完了待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過
後に位置決め動作を開始するという作用を有する。した
がって、レーザ穴加工を行う場合、最終パルスのレーザ
ピーク指令値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待っ
た後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮す
ることができる。また最終パルスのみに着目してレーザ
完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件
に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更
に、レーザピーク指令値とレーザ完了待ち時間演算関数
からレーザ完了待ち時間を演算するため、レーザピーク
指令値に対するレーザ完了待ち時間をテーブルデータ形
式で記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリが不要
となるという効果を有する。
【0104】請求項7記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出値に
対するレーザ完了待ち時間を参照し、このレーザ完了待
ち時間の経過後に位置決め動作を開始するという作用を
有する。したがって、レーザ穴加工を行う場合、出力さ
れたレーザ光のレーザ波形を検出し、最終パルスのレー
ザ波形の検出値に対して最短のレーザ完了待ち時間で待
った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮
することができる。また最終パルスのみに着目してレー
ザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条
件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。
またレーザ波形の検出値に対するレーザ完了待ち時間を
記憶するため、テーブルデータからデータ参照するだけ
であり、演算時間が不要で処理を高速化できる。また、
測定などで求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定す
ることができる。更に、実際に出力されているレーザ光
のレーザ波形を検出するので、レーザ光のレーザ波形に
ばらつきが発生しても、その時のレーザ波形の検出値に
対応したレーザ完了待ち時間を求めることができるの
で、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、加工
不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を防ぐこと
ができるという効果を有する。
【0105】請求項8記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、最終
パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了待ち
時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始するという作用を有する。したがって、
レーザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレーザ
パルス幅を検出し、検出した最終パルスのレーザパルス
幅に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った後、次の
ガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮することがで
きる。また最終パルスのみに着目してレーザ完了待ち時
間を決定するため、様々な組合せの加工条件に対しても
レーザ完了待ち時間を容易に算出できる。またレーザパ
ルス幅検出値に対するレーザ完了待ち時間を記憶するた
め、テーブルデータからデータ参照するだけであり、演
算時間が不要で処理を高速化できる。また、測定などで
求めたレーザ完了待ち時間をそのまま設定することがで
きる。更に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波
形からレーザパルス幅を検出するので、レーザ光のレー
ザパルス幅にばらつきが発生しても、その時のレーザパ
ルス幅に対応したレーザ完了待ち時間を求めることがで
きるので、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定で
き、加工不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を
防ぐことができるという効果を有する。
【0106】請求項9記載のレーザ加工装置によれば、
レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルスを判
定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最終パ
ルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち時間
を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置決め
動作を開始するという作用を有する。したがって、レー
ザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレーザピー
クを検出し、検出した最終パルスのレーザピークに対し
て最短のレーザ完了待ち時間で待った後、次のガルバノ
移動を行うため、加工時間を短縮することができる。ま
た最終パルスのみに着目してレーザ完了待ち時間を決定
するため、様々な組合せの加工条件に対してもレーザ完
了待ち時間を容易に算出できる。またレーザピーク検出
値に対するレーザ完了待ち時間を記憶するため、テーブ
ルデータからデータ参照するだけであり、演算時問が不
要で処理を高速化できる。また、測定などで求めたレー
ザ完了待ち時間をそのまま設定することができる。更
に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波形からレ
ーザピークを検出するので、レーザ光のレーザピークに
ばらつきが発生しても、その時のレーザピークに対応し
たレーザ完了待ち時間を求めることができるので、常に
レーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、加工不良やむ
だ時間の発生による加工速度の低下を防ぐことができる
という効果を有する。
【0107】請求項10記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出
値に対するレーザ完了待ち時間を参照し、このレーザ完
了待ち時問の経過後に位置決め動作を開始し、また検出
値が規定値外の場合、アラームと判断するという作用を
有する。したがって、請求項7のレーザ加工装置の効果
に加え、レーザ波形の検出値をチェックすることによ
り、レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装
置の保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常によ
る加工不良や事故を回避することができるという効果を
有する。
【0108】請求項11記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、
最終パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了
待ち時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に
位置決め動作を開始し、またレーザパルス幅検出値が規
定値外の場合、アラームと判断するという作用を有す
る。したがって、請求項8のレーザ加工装置の効果に加
え、レーザパルス幅検出値をチェックすることにより、
レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の
保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常による加
工不良や事故を回避することができるという効果を有す
る。
【0109】請求項12記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最
終パルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち
時間を参照し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始し、またレーザピーク検出値が規定値外
の場合、アラームと判断するという作用を有する。した
がって、請求項9のレーザ加工装置の効果に加え、レー
ザピーク検出値をチェックすることにより、レーザ発振
状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の保護動作を
行うことにより、レーザ出力の異常による加工不良や事
故を回避することができるという効果を有する。
【0110】請求項13記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出
値に対するレーザ完了待ち時間を演算し、このレーザ完
了待ち時間の経過後に位置決め動作を開始するという作
用を有する。したがって、レーザ穴加工を行う場合、出
力されたレーザ光のレーザ波形を検出し、最終パルスの
レーザ波形の検出値に対して最短のレーザ完了待ち時間
で待った後、次のガルバノ移動を行うため、加工時間を
短縮することができる。また最終パルスのみに着目して
レーザ完了待ち時間を決定するため、様々な組合せの加
工条件に対してもレーザ完了待ち時間を容易に算出でき
る。更に、レーザ波形の検出値とレーザ完了待ち時間演
算関数からレーザ完了待ち時間を演算するため、レーザ
波形の検出値に対するレーザ完了待ち時間をテーブルデ
ータ形式で記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリ
が不要となる。
【0111】更に、実際に出力されているレーザ光のレ
ーザ波形を検出するので、レーザ光のレーザ波形にばら
つきが発生しても、その時のレーザ波形に対応したレー
ザ完了待ち時間を求めることができるので、常にレーザ
完了待ち時間の最適値が設定でき、加工不良やむだ時間
の発生による加工速度の低下を防ぐことができるという
効果を有する。
【0112】請求項14記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、
最終パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了
待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に
位置決め動作を開始するという作用を有する。したがっ
て、レーザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレ
ーザパルス幅を検出し、検出した最終パルスのレーザパ
ルス幅に対して最短のレーザ完了待ち時間で待った後、
次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮すること
ができる。また最終パルスのみに着目してレーザ完了待
ち時間を決定するため、様々な組合せの加工条件に対し
てもレーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更に、レ
ーザパルス幅検出値とレーザ完了待ち時間演算関数から
レーザ完了待ち時間を演算するため、レーザパルス幅検
出値に対するレーザ完了待ち時問をテーブルデータ形式
で記憶する場合のようなデータ記憶用のメモリが不要と
なる。更に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波
形からレーザパルス幅を検出するので、レーザ光のレー
ザパルス幅にばらつきが発生しても、その時のレーザパ
ルス幅に対応したレーザ完了待ち時間を求めることがで
きるので、常にレーザ完了待ち時間の最適値が設定で
き、加工不良やむだ時間の発生による加工速度の低下を
防ぐことができるという効果を有する。
【0113】請求項15記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最
終パルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち
時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始するという作用を有する。したがって、
レーザ穴加工を行う場合、出力されたレーザ光のレーザ
ピークを検出し、検出した最終パルスのレーザピークに
対して最短のレーザ完了待ち時間で待った後、次のガル
バノ移動を行うため、加工時間を短縮することができ
る。また最終パルスのみに着目してレーザ完了待ち時間
を決定するため、様々な組合せの加工条件に対してもレ
ーザ完了待ち時間を容易に算出できる。更に、レーザピ
ーク検出値とレーザ完了待ち時間演算関数からレーザ完
了待ち時間を演算するため、レーザピーク検出値に対す
るレーザ完了待ち時間をテーブルデータ形式で記憶する
場合のようなデータ記憶用のメモリが不要となる。更
に、実際に出力されているレーザ光のレーザ波形からレ
ーザピークを検出するので、レーザ光のレーザピークに
ばらつきが発生しても、その時のレーザピークに対応し
たレーザ完了待ち時間を求めることができるので、常に
レーザ完了待ち時間の最適値が設定でき、加工不良やむ
だ時間の発生による加工速度の低下を防ぐことができる
という効果を有する。
【0114】請求項16記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形を検出し、最終パルスの検出
値に対するレーザ完了待ち時間を演算し、このレーザ完
了待ち時間の経過後に位置決め動作を開始し、また検出
値が規定値外の場合、アラームと判断するという作用を
有する。したがって、請求項13のレーザ加工装置の効
果に加え、レーザ波形の検出値をチェックすることによ
り、レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装
置の保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常によ
る加工不良や事故を回避することができるという効果を
有する。
【0115】請求項17記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザパルス幅を検出し、
最終パルスのレーザパルス幅検出値に対するレーザ完了
待ち時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に
位置決め動作を開始し、またレーザパルス幅検出値が規
定値外の場合、アラームと判断するという作用を有す
る。したがって、請求項14のレーザ加工装置の効果に
加え、レーザパルス幅検出値をチェックすることによ
り、レーザ発振状態の異常を発見し、異常の場合加工装
置の保護動作を行うことにより、レーザ出力の異常によ
る加工不良や事故を回避することができるという効果を
有する。
【0116】請求項18記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザピークを検出し、最
終パルスのレーザピーク検出値に対するレーザ完了待ち
時間を演算し、このレーザ完了待ち時間の経過後に位置
決め動作を開始し、またレーザピーク検出値が規定値外
の場合、アラームと判断するという作用を有する。した
がって、請求項15のレーザ加工装置の効果に加え、レ
ーザピーク検出値をチェックすることにより、レーザ発
振状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の保護動作
を行うことにより、レーザ出力の異常による加工不良や
事故を回避することができるという効果を有する。
【0117】請求項19記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザ完了を判定し、この
レーザ完了判定後に位置決め動作を開始するという作用
を有する。したがって、レーザ穴加工を行う場合、最終
パルスのレーザ出力波形からレーザ完了を検出して、検
出した後次のガルバノ移動を行うため、加工時間を短縮
することができる。また最終パルスのみに着目してレー
ザ完了を判定するので、どのような加工条件に対しても
レーザ完了を容易に算出できる。また実際に出力されて
いるレーザ光のレーザ出力波形からレーザ完了を判定す
るので、レーザ光のレーザパルス幅やレーザピーク値に
ばらつきが発生しても、常にレーザ完了待ち時間の最適
値が設定でき、加工不良やむだ時間の発生による加工速
度の低下を防ぐことができる。またレーザパルス幅やレ
ーザピークに対するレーザ完了待ち時間のデータや演算
式を求める必要がなく、すべてのレーザ波形に対して常
に最短のレーザ待ち時間を算出することができるという
効果を有する。
【0118】請求項20記載のレーザ加工装置によれ
ば、レーザ光を出力し、出力するレーザ光の最終パルス
を判定し、レーザ出力波形のレーザ完了を判定し、この
レーザ完了判定後に位置決め動作を開始し、またレーザ
完了の判定タイミングが規定時間外の場合、アラームと
判断するという作用を有する。したがって、請求項19
のレーザ加工装置の効果に加え、レーザ完了判定情報の
判定タイミングをチェックすることにより、レーザ発振
状態の異常を発見し、異常の場合加工装置の保護動作を
行うことにより、レーザ出力の異常による加工不良や事
故を回避することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のプリント基板用レ
ーザ加工装置の構成のブロック図である。
【図2】レーザ駆動信号とレーザ出力の波形を示し、
(a)はレーザパルス幅指令値5μsの時、(b)はレ
ーザパルス幅指令値25μsの時の波形図である。
【図3】レーザパルス幅指令値とレーザ立下り時間の関
係を示すグラフである。
【図4】本発明の第1の実施の形態のプリント基板用レ
ーザ加工装置のフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態のプリント基板用レ
ーザ加工装置のタイミングチャートである。
【図6】レーザピーク指令値とレーザ立下り時間の関係
を示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施の形態のプリント基板用レ
ーザ加工装置の構成のブロック図である。
【図8】レーザパルス幅指令値とレーザ立下り時間の関
係及び近似線のグラフである。
【図9】レーザピーク指令値とレーザ立下り時間の関係
及近似線のグラフである。
【図10】本発明の第3の実施の形態のプリント基板用
レーザ加工装置の構成のブロック図である。
【図11】レーザパルス幅検出時のレーザ駆動信号とレ
ーザ出力の波形図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態のプリント基板用
レーザ加工装置のフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施の形態のプリント基板用
レーザ加工装置の構成のブロック図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態のプリント基板用
レーザ加工装置の構成のブロック図である。
【図15】レーザ完了判定時のレーザ駆動信号とレーザ
出力の波形図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態のプリント基板用
レーザ加工装置のフローチャートである。
【図17】従来のプリント基板用レーザ加工装置の構成
のブロック図である。
【符号の説明】
1 プログラム入力部 2 加工条件入力部 3 パラメータ入力部 4 メイン制御部 5 ガルバノ制御部 6 ガルバノスキヤナ部 7 レーザ制御部 8 レーザ発振部 9 加工テーブル制御部 10 加工テーブル部 11 最終パルス判定部 12 レーザ完了待ち時間記憶部 13 レーザ完了待ち時間演算部 14 レーザ波形検出部 15 レーザセンサ部 16 レーザ完了判定部 17 制御装置 18 ガルバノ装置 19 レーザ発振器 20 加工テーブル 21 レーザ光 22 集光レンズ 23 プリント基板

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を出力するレーザ発振部と、こ
    のレーザ発振部を制御するレーザ制御部と、レーザ光ま
    たは被加工物の位置決めを行う位置決め部と、この位置
    決め部を制御する位置制御部と、出力するレーザ光の最
    終パルスを判定する最終パルス判定部と、レーザ条件を
    指令するレーザ条件指令値に対する前記最終パルスのレ
    ーザ完了を待つレーザ完了待ち時間を記憶するレーザ完
    了待ち時間記憶部と、このレーザ完了待ち時間記憶部か
    ら出力される前記最終パルスの前記レーザ完了待ち時間
    の経過後に前記位置制御部の制御を開始させる制御部を
    備えたレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 レーザ完了待ち時間記憶部は、レーザパ
    ルス幅指令値に対するレーザ完了待ち時間を記憶する請
    求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 レーザ完了待ち時間記憶部は、レーザピ
    ーク指令値に対するレーザ完了待ち時間を記憶する請求
    項1記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 レーザ光を出力するレーザ発振部と、こ
    のレーザ発振部を制御するレーザ制御部と、このレーザ
    光または被加工物の位置決めを行う位置決め部と、位置
    決め部を制御する位置制御部と、出力するレーザ光の最
    終パルスを判定する最終パルス判定部と、レーザ条件を
    指令するレーザ条件指令値から前記最終パルスのレーザ
    完了を待つレーザ完了待ち時間を演算するレーザ完了待
    ち時間演算部と、このレーザ完了待ち時間演算部から出
    力される前記最終パルスの前記レーザ完了待ち時間の経
    過後に前記位置制御部の制御を開始させる制御部を備え
    たレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 レーザ完了待ち時間演算部は、レーザパ
    ルス幅指令値からレーザ完了待ち時間を演算する請求項
    4記載のレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 レーザ完了待ち時間演算部は、レーザピ
    ーク指令値からレーザ完了待ち時間を演算する請求項4
    記載のレーザ加工装置。
  7. 【請求項7】 レーザ光を出力するレーザ発振部と、こ
    のレーザ発振部を制御するレーザ制御部と、レーザ光ま
    たは被加工物の位置決めを行う位置決め部と、この位置
    決め部を制御する位置制御部と、出力するレーザ光の最
    終パルスを判定する最終パルス判定部と、レーザ光を検
    出するレーザセンサ部と、このレーザセンサ部から出力
    される信号からレーザ出力波形を検出するレーザ波形検
    出部と、このレーザ波形検出部から出力される検出値に
    対する前記最終パルスのレーザ完了を待つレーザ完了待
    ち時間を記憶するレーザ完了待ち時間記憶部と、このレ
    ーザ完了待ち時間記憶部から出力される前記最終パルス
    のレーザ完了待ち時間の経過後に前記位置制御部の制御
    を開始させる制御部を備えたレーザ加工装置。
  8. 【請求項8】 レーザ波形検出部はレーザセンサ部から
    出力される信号からレーザ出力波形のレーザパルス幅を
    検出し、レーザ完了待ち時間記憶部は前記レーザ波形検
    出部から出力されるレーザパルス幅検出値に対するレー
    ザ完了待ち時間を記憶する請求項7記載のレーザ加工装
    置。
  9. 【請求項9】 レーザ波形検出部はレーザセンサ部から
    出力される信号からレーザ出力波形のレーザピークを検
    出し、レーザ完了待ち時間記憶部は前記レーザ波形検出
    部から出力されるレーザピーク検出値に対するレーザ完
    了待ち時間を記憶する請求項7記載のレーザ加工装置。
  10. 【請求項10】 レーザ完了待ち時間記憶部は、レーザ
    波形検出部から出力される検出値が規定値外の場合、ア
    ラームと判断する請求項7記載のレーザ加工装置。
  11. 【請求項11】 レーザ完了待ち時間記憶部は、レーザ
    波形検出部から出力されるレーザパルス幅検出値が規定
    値外の場合、アラームと判断する請求項8記載のレーザ
    加工装置。
  12. 【請求項12】 レーザ完了待ち時間記憶部は、レーザ
    波形検出部から出力されるレーザピーク検出値が規定値
    外の場合、アラームと判断する請求項9記載のレーザ加
    工装置。
  13. 【請求項13】 レーザ光を出力するレーザ発振部と、
    このレーザ発振部を制御するレーザ制御部と、レーザ光
    または被加工物の位置決めを行う位置決め部と、この位
    置決め部を制御する位置制御部と、出力するレーザ光の
    最終パルスを判定する最終パルス判定部と、レーザ光を
    検出するレーザセンサ部と、このレーザセンサ部から出
    力される信号からレーザ出力波形を検出するレーザ波形
    検出部と、このレーザ波形検出部から出力される検出値
    から前記最終パルスのレーザ完了を待つレーザ完了待ち
    時間を演算するレーザ完了待ち時間演算部と、このレー
    ザ完了待ち時間演算部から出力される前記最終パルスの
    レーザ完了待ち時間の経過後に前記位置制御部の制御を
    開始させる制御部を備えたレーザ加工装置。
  14. 【請求項14】 レーザ波形検出部はレーザセンサ部か
    ら出力される信号からレーザ出力波形のレーザパルス幅
    を検出し、レーザ完了待ち時間演算部はレーザ波形検出
    部から出力されるレーザパルス幅検出値からレーザ完了
    待ち時間を演算する請求項13記載のレーザ加工装置。
  15. 【請求項15】 レーザ波形検出部はレーザセンサ部か
    ら出力される信号からレーザ出力波形のレーザピークを
    検出し、レーザ完了待ち時間演算部は前記レーザ波形検
    出部から出力されるレーザピーク検出値からレーザ完了
    待ち時間を演算する請求項13記載のレーザ加工装置。
  16. 【請求項16】 レーザ完了待ち時間演算部は、レーザ
    波形検出部から出力される検出値が規定値外の場合、ア
    ラームと判断する請求項13記載のレーザ加工装置。
  17. 【請求項17】 レーザ完了待ち時間演算部は、レーザ
    波形検出部から出力されるレーザパルス幅検出値が規定
    値外の場合、アラームと判断する請求項14記載のレー
    ザ加工装置。
  18. 【請求項18】 レーザ完了待ち時間演算部は、レーザ
    波形検出部から出力されるレーザピーク検出値が規定値
    外の場合、アラームと判断する請求項15記載のレーザ
    加工装置。
  19. 【請求項19】 レーザ光を出力するレーザ発振部と、
    このレーザ発振部を制御するレーザ制御部と、レーザ光
    または被加工物の位置決めを行う位置決め部と、この位
    置決め部を制御する位置制御部と、出力するレーザ光の
    最終パルスを判定する最終パルス判定部と、レーザ光を
    検出するレーザセンサ部と、このレーザセンサ部から出
    力される信号からレーザ完了を判定するレーザ完了判定
    部と、このレーザ完了判定部から出力される前記最終パ
    ルスのレーザ完了判定情報から前記位置制御部の制御を
    開始させる制御部を備えたレーザ加工装置。
  20. 【請求項20】 レーザ完了判定部は、レーザ完了判定
    情報の判定タイミングが規定時間外の場合、アラームと
    判断する請求項19記載のレーザ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010046A1 (ja) * 2012-07-11 2014-01-16 三菱電機株式会社 レーザ共振器制御電源、レーザ発振器およびレーザ発振システム
WO2015125472A1 (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 レーザ加工装置
WO2022198249A3 (de) * 2021-03-24 2022-11-24 Trotec Laser Gmbh Verfahren zum festlegen eines laser-ansteuersignals für unterschiedliche lasertypen und laserplotter sowie galvo-markierlaser hierfür

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