JP2001286891A - 貯水用浄水システム - Google Patents

貯水用浄水システム

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JP2001286891A
JP2001286891A JP2000107914A JP2000107914A JP2001286891A JP 2001286891 A JP2001286891 A JP 2001286891A JP 2000107914 A JP2000107914 A JP 2000107914A JP 2000107914 A JP2000107914 A JP 2000107914A JP 2001286891 A JP2001286891 A JP 2001286891A
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JP
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water
reservoir
washing
filtration device
filter medium
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JP2000107914A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Shiraishi
仁士 白石
Takashi Sugano
孝志 菅野
Seiji Miyawaki
誠治 宮脇
Hironobu Hoshikawa
博信 星川
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯水池やプール等の水の浄化における節水お
よび省力化を図る。 【解決手段】 循環送水ライン2に設置される回転式濾
過装置3の上流側に凝集剤を添加し、下流側に防藻剤を
添加する。また、前記回転式濾過装置3の濾過材14を
洗浄する洗浄水に殺菌剤を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貯水用浄水シス
テムに関するもので、貯水池,水槽,プール等の貯留水
を濾過し、浄化するために利用される。
【0002】
【従来の技術】貯水池やプール等では、夏場の水温,日
照率上昇によって、藻類が繁茂し、水質が悪化しやす
く、定期的な水の入換えを必要とする。特に、水族館や
動物園等における魚水槽,動物遊泳池では、鑑賞用とし
て水の透明度を維持するために、水の入換えの頻度が多
く、多量の水を必要とするとともに、藻類や老廃物の除
去に多大の労力を要していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、貯水池やプール等の水の浄化における節
水および省力化を図ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、循環送水ラインに設置される回転式濾過装置の上流
側に凝集剤を添加し、下流側に防藻剤を添加することを
特徴としている。
【0005】さらに、請求項2に記載の発明は、前記回
転式濾過装置の濾過材を洗浄する洗浄水に殺菌剤を添加
することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明に係る貯水用浄水システム
は、貯水池,水槽,プール等の水の浄化のために利用さ
れる。この発明においては、前記貯水池等の水を循環す
る循環送水ラインに回転式濾過装置が設けられている。
この回転式濾過装置は、送水を受けて濾過するもので、
この濾過された処理水は前記貯水池等へ還流する。すな
わち、前記回転式濾過装置は、回転ドラムに張設された
濾布等の濾過材を有し、この濾過材の内周側から供給さ
れる水を外周側へ透過させて、水に含まれる汚濁物質を
除去する構成になっている。前記濾過材の内周面に付着
した汚濁物質は、外周側から洗浄水の噴射を受けて、前
記濾過材から分離され、外部へ排出される。
【0007】そして、この発明は、前記回転式濾過装置
の上流側に凝集剤を添加し、下流側に防藻剤を添加する
構成になっている。これにより、前記貯水池等における
藻の発生を防止し、水質を良好な状態で長く維持するこ
とができるようにしている。
【0008】すなわち、前記循環送水ラインにおいて、
前記回転式濾過装置の上流側へ薬注装置によって凝集剤
を添加し、水に含まれる汚濁物質を凝集させて、前記濾
過材で確実に除去できるようにしている。また、前記循
環送水ラインにおける前記回転式濾過装置の上流側に
は、水の中の不純物を除去する比較的目の粗いストレー
ナや、凝集剤による凝集を促進するための凝集攪拌装置
等を配置することができる。
【0009】また、防藻剤は、前記循環送水ラインにお
ける前記回転式濾過装置の下流側へ薬注装置によって添
加するようにしている。防藻剤を添加された水は、すで
に前記濾過材により汚濁物質が除去されているため、汚
濁物質への藻の吸着固定をなくして、防藻剤の薬効が有
効に維持されるとともに、防藻剤の添加量が少なくて済
む。また、防藻剤の有効性を高めるために、pH調整剤
を添加して、水のpHを適正範囲に維持する。
【0010】さらに、この発明は、前記回転式濾過装置
における前記濾過材を洗浄する洗浄水に次亜塩素酸ナト
リウム等の殺菌剤を添加する構成になっている。これに
より、前記濾過材に付着している汚濁物質を洗浄水で除
去するとき、前記濾過材の洗浄消毒を行わせることがで
き、前記濾過材の消毒効果を高めて、減菌した衛生的な
水質を長く維持することができる。ここで、洗浄水とし
ては、前記回転式濾過装置で濾過された処理水が利用さ
れる。
【0011】以上のように、前記構成によれば、水質を
良好な状態で長く維持することができるため、前記貯水
池等において水の入換えを頻繁に行う必要がなく、前記
貯水池等の水の浄化における節水および省力化を図るこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1において、貯水池1には、循
環送水ライン2が連結されており、この循環送水ライン
2には、回転式濾過装置3が設けられている。したがっ
て、前記貯水池1内に貯留されている水(水量約100
m3)は、前記循環送水ライン2を介して循環送水され
(流量50〜70m3/h)、その途中で前記回転式濾過装
置3によって汚濁物質が除去され、この汚濁物質が除去
された処理水が前記貯水池1へ還流する構成になってい
る。
【0013】また、前記循環送水ライン2には、前記貯
水池1の水中に没した状態で第一ポンプ4が設けられて
いる。そして、前記第一ポンプ4と前記回転式濾過装置
3との間には、上流側から順にストレーナ5,第一開閉
弁6,凝集攪拌装置7および第二開閉弁8が設けられて
いる。また、前記ストレーナ5の上流側には、凝集剤を
添加する第一薬注装置9が、第一薬注ライン10を介し
て連結されている。
【0014】ここにおいて、前記ストレーナ5は、比較
的目の粗いものが用いられており、水の中の比較的大き
いゴミや不純物を除去するようになっている。また、前
記凝集攪拌装置7は、前記第一薬注装置9により凝集剤
が添加された水を攪拌機11,11で機械的に攪拌し
て、水中の微粒子を相互に結合させて大きい粒子を生成
させる(フロック化させる)もので、前記回転式濾過装
置3による濾過精度向上を図るものである。
【0015】また、前記回転式濾過装置3は、タンク1
2を備え、モータ(図示省略)で駆動される回転ドラム
13が、前記タンク12内に設けられている。そして、
前記回転ドラム13の周面に沿って、不織布または織布
構造等の濾過材14が張設されている。したがって、前
記循環送水ライン2からの水を前記濾過材14の内周側
へ供給し、内周側から外周側へ透過させながら濾過する
構成になっている。
【0016】また、前記回転ドラム13の内周側には、
回収樋15が設けられており、この回収樋15で前記濾
過材14の内周面から落下してきた汚濁物質を受け、排
出ライン16を介して外側へ排出する構成になってい
る。すなわち、前記回転ドラム13の上方には、洗浄ノ
ズル17が設けられており、この洗浄ノズル17から洗
浄水を噴出させることにより、前記濾過材14の外周側
から内周側へ洗浄水を透過させて、前記濾過材14の内
周面に付着した汚濁物質を前記回収樋15内へ流し落と
すようにしている。
【0017】ここにおいて、前記タンク12は、前記濾
過材14で濾過された処理水を適宜の量貯留する構成に
なっているとともに、前記タンク12には、第二ポンプ
18を備えた洗浄ライン19が設けられている。したが
って、前記第二ポンプ18を駆動することにより、前記
タンク12内の処理水の一部を前記洗浄ライン19を介
して前記洗浄ノズル17へ送り、噴出させる構成になっ
ている。また、前記タンク12には、自動開閉弁20を
備えた補給水ライン20が連結されており、必要に応じ
て前記タンク12内へ水道水を補給するようになってい
る。
【0018】また、前記回転式濾過装置3の下流側に
は、上流側から順に第三ポンプ22および第三開閉弁2
3が設けられている。そして、前記第三開閉弁23の下
流側には、防藻剤を添加する第二薬注装置24が、第二
薬注ライン25を介して連結されている。
【0019】ここにおいて、防藻剤は、貯水池の場合は
硫酸銅を主成分とするものが用いられるが、銅イオンの
溶解性を高めるために、pH調整剤を添加して処理水の
pHを6.5〜7の範囲に維持するようにしている。す
なわち、前記第二薬注ライン25の連結地点の下流側
に、pH調整剤を添加する第三薬注装置26が、第三薬
注ライン27を介して連結されている。そして、前記第
三薬注装置26には、pH制御装置28が接続されてお
り、このpH制御装置28は、前記タンク12内の処理
水のpHを検出するpHセンサ29を備え、処理水のp
H値に応じてpH調整剤の添加量を自動的に制御する。
したがって、処理水のpH値を銅イオンが殺藻効果を有
効に発揮する範囲に維持することができる。ここで、p
H調整剤としては、たとえば希塩酸が使用される。
【0020】さらに、前記洗浄ライン19には、殺菌剤
として次亜塩素酸ナトリウムを添加する第四薬注装置3
0が、第四薬注ライン31を介して連結されている。す
なわち、前記洗浄ライン19を介して前記洗浄ノズル1
7へ供給される洗浄水は、次亜塩素酸ナトリウムが添加
されて、前記洗浄ノズル17から回転している前記濾過
材14の外周面へ噴射される。したがって、前記濾過材
14の内周面に付着している汚濁物質が、洗浄水によっ
て前記回収樋15内へ流し落とされるとともに、前記濾
過材14が、洗浄水に含まれる次亜塩素酸ナトリウムの
殺菌作用によって消毒される。また、前記タンク12内
の処理水や汚濁物質も合わせて消毒される。
【0021】以上のように、前記構成によれば、前記貯
水池1内の水に含まれる汚濁物質は、前記循環送水ライ
ン2を流通する過程で、凝集剤の添加によって凝集し、
前記回転式濾過装置3で確実に除去される。そして、防
藻剤の添加によって、処理水として前記貯水池1へ還流
されても、藻の発生が防止されて、水質が良好な状態が
長く維持される。このとき、pH調整剤の添加によっ
て、防藻剤の効果が有効に発揮される。また、前記濾過
材14の洗浄が、次亜塩素酸ナトリウムが添加された洗
浄水によって行われるため、前記濾過材14からの汚濁
物質の除去と合わせて前記濾過材14の消毒が行われ、
減菌された衛生的な水質が長く維持される。したがっ
て、水の入換えを頻繁に行う必要がなく、水の循環使用
によって節水および省力化を図ることができる。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、水質を良好な状態で
長く維持することができるため、貯水池等において水の
入換えを頻繁に行う必要がなく、節水および省力化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 循環送水ライン 3 回転式濾過装置 14 濾過材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 33/06 C02F 1/00 U 35/027 1/50 510A C02F 1/00 520J 1/50 510 560Z 520 1/52 Z 560 B01D 33/18 A 1/52 35/02 G (72)発明者 星川 博信 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 Fターム(参考) 4D015 BA19 BA21 BA23 BA29 BB05 CA20 DC10 EA02 EA06 EA37 FA01 FA15 4D026 BA01 BB01 BC24 BC26 BC30 BD05 BD06 BE04 BF06 BF09 BF19 BF21 BF25 BG01 4D062 BA19 BA21 BA23 BA29 BB05 CA20 DC10 EA02 EA06 EA37 FA01 FA15 4D064 AA09 BE08 BE10 BE11 BE14 BE15 BE19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環送水ライン2に設置される回転式濾
    過装置3の上流側に凝集剤を添加し、下流側に防藻剤を
    添加することを特徴とする貯水用浄水システム。
  2. 【請求項2】 前記回転式濾過装置3の濾過材14を洗
    浄する洗浄水に殺菌剤を添加することを特徴とする請求
    項1に記載の貯水用浄水システム。
JP2000107914A 2000-04-10 2000-04-10 貯水用浄水システム Pending JP2001286891A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104470857A (zh) * 2012-07-23 2015-03-25 荷兰联合利华有限公司 杀生物过滤器介质

Cited By (1)

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