JP2001286703A - 密閉配管用の塔式脱気装置 - Google Patents

密閉配管用の塔式脱気装置

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JP2001286703A
JP2001286703A JP2000107913A JP2000107913A JP2001286703A JP 2001286703 A JP2001286703 A JP 2001286703A JP 2000107913 A JP2000107913 A JP 2000107913A JP 2000107913 A JP2000107913 A JP 2000107913A JP 2001286703 A JP2001286703 A JP 2001286703A
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JP
Japan
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tower
column
circulating water
pump
line
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JP2000107913A
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English (en)
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Hitoshi Shiraishi
仁士 白石
Seiji Tai
誠二 田井
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル等の密閉配管用の塔式脱気装置におい
て、小型,軽量化を図る。 【解決手段】 ビル等の密閉配管用の塔式脱気装置にお
いて、密閉配管1から分岐した循環水供給ライン2と脱
気水抽出ライン3を介して塔式脱気装置4を連結し、前
記脱気水抽出ライン3に吸込圧が低く吐出圧の高い抽出
ポンプ8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビル等の密閉配
管用の塔式脱気装置に関し、空調用の密閉配管における
循環水のように比較的高い圧力のもとで循環されている
循環水の脱気を行う場合に利用される。
【0002】
【従来の技術】ビルに敷設されている冷暖房用の密閉配
管では、比較的高い圧力(たとえば10kg/cm2)の循環
水が循環されていることが多い。このような高圧の循環
水が流通する密閉配管の防食を図るために、循環水中の
溶存酸素を除去する塔式脱気装置が設けられている。こ
の塔式脱気装置は、クーリングタワーのような空調用室
外機とともにビルの屋上に設置され、また脱気性能の維
持のために5〜10mを超える高さを有するとともに、
かなりの重量物となっており、設置場所の制限を受けや
すい。さらに、脱気水を抽出するための抽出ポンプは、
NPSH(有効吸込ヘッド)として7m以上を要し、し
たがって大きくて高性能のものが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、ビル等の密閉配管用の塔式脱気装置にお
いて、小型,軽量化を図ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、ビル等の密閉配管用の塔式脱気装置において、密閉
配管から分岐した循環水供給ラインと脱気水抽出ライン
を介して塔式脱気装置を連結し、前記脱気水抽出ライン
に吸込圧が低く吐出圧の高い抽出ポンプを設けたことを
特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、ビル等の密閉配管用とし
て、たとえば空調用(冷暖房用)の循環水を循環させる
高圧水循環型の密閉配管に有効に利用できる。この発明
に係る塔式脱気装置は、前記密閉配管から分岐した循環
水供給ラインおよび脱気水抽出ラインを介して、前記密
閉配管に連結されている。そして、前記脱気水抽出ライ
ンには、吸込圧が低くかつ吐出圧の高い抽出ポンプが設
けられている。したがって、前記密閉配管中の高圧(た
とえば10kg/cm2)の循環水を循環の途中で前記塔式脱
気装置へ案内して脱気し、この脱気水を前記抽出ポンプ
により再度前記密閉配管へ戻して循環させる構成になっ
ている。
【0006】ここにおいて、前記抽出ポンプとしては、
多段タービンポンプや回転数を低く設定したカスケード
ポンプ等のように、小さい駆動力で高い揚程を得るポン
プが用いられている。また、前記脱気水抽出ラインにお
ける前記抽出ポンプの吸込側には、逆止弁または自動開
閉弁が設けられており、前記抽出ポンプのメカニカルシ
ール部からの空気の流入を防止するようにしている。
【0007】以上のように、前記構成によれば、高圧循
環水の脱気度を高く維持し、脱気水の高圧循環水への押
戻しを円滑に行わせて、前記塔式脱気装置の高さを低く
することができ、前記塔式脱気装置の小型,軽量化を図
ることができる。また、前記塔式脱気装置を用いること
により、簡単な構成で高能率の脱気を行うことができ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1において、ビルに敷設されて
いる密閉配管1は、屋上に設置されている空調設備とし
てのクーリングタワー等の室外機(図示省略)と、各室
内に設置されている室内機(図示省略)との間にわたっ
て設けられており、冷暖房用の循環水を高圧(約10kg
/cm2)のもとで循環させるようになっている。そして、
前記密閉配管1から分岐した循環水供給ライン2および
脱気水抽出ライン3を介して、塔式脱気装置4が、前記
密閉配管1に連結されている。この塔式脱気装置4は、
前記室外機の近傍に設けられるか、または前記密閉配管
1の近くに設けられる。
【0009】また、前記塔式脱気装置4は、高さが約2
m以下の円筒形状の脱気塔5を備え、この脱気塔5内の
上部にスプレーノズル6が設けられている。そして、こ
のスプレーノズル6に前記循環水供給ライン2が接続さ
れている。したがって、前記スプレーノズル6によっ
て、前記密閉配管1から前記循環水供給ライン2を介し
て送られる循環水が、前記脱気塔5内へ噴霧されるよう
になっている。また、前記循環水供給ライン2には、自
動開閉弁7が設けられており、この自動開閉弁7を開閉
することにより、前記スプレーノズル6への循環水の供
給を制御するようになっている。
【0010】一方、前記脱気塔5の底部には、前記脱気
水抽出ライン3が連結されており、前記脱気水抽出ライ
ン3には、抽出ポンプ8が設けられている。この抽出ポ
ンプ8は、前記脱気塔5内の脱気水を吸引しながら前記
密閉配管1内へ押し込む。
【0011】ここにおいて、前記抽出ポンプ8は、吸込
圧が低く設定されており、要求NPSH(有効吸込ヘッ
ド)が約1m以下に設定されている。さらに、前記抽出
ポンプ8は、吐出圧が高く設定されており、その吐出圧
は、前記密閉配管1内の循環水の圧力に打ち勝って脱気
水を押し込むことができるように高く設定されている。
すなわち、前記抽出ポンプ8の吐出圧は、前記密閉配管
1内の圧力より高く(10kg/cm2以上)設定されてい
る。このような吸込圧が低くかつ吐出圧が高く設定され
る前記抽出ポンプ8としては、多段タービンポンプやカ
スケードポンプが用いられる。ここで、前記抽出ポンプ
8がカスケードポンプの場合は、回転数を小さく設定す
ることでNPSHを1m以下に下げるようにしている。
【0012】また、前記脱気水抽出ライン3には、前記
抽出ポンプ8の吸込側に逆止弁9が設けられており、こ
の逆止弁9により、前記抽出ポンプ8のメカニカルシー
ル部(図示省略)からの空気の流入を防止している。こ
こで、前記逆止弁9は、通水抵抗の少ないスイング形式
のものが好ましく、しかも前記逆止弁9の出口側の前記
脱気水抽出ライン3を上り勾配となるように前記密閉配
管1と接続すると、逆流防止に効果的である。
【0013】さらに、前記脱気塔5の上部には、液封式
真空ポンプ10を備えた真空吸引ライン11が連結され
ている。また、前記脱気塔5の側部には、封液タンク1
2が設けられており、この封液タンク12と前記液封式
真空ポンプ10とが、封液供給ライン13および封液還
流ライン14で連結されている。ここで、前記封液供給
ライン13の一部は、前記脱気塔6内の脱気水貯留域内
に螺旋状に配置されており、熱交換部として機能するよ
うになっている。また、前記封液タンク12には、封液
補給ライン(図示省略)が連結されている。
【0014】したがって、前記液封式真空ポンプ10を
駆動することによって、前記脱気塔5内の気体が外部へ
排出され、同時に前記封液タンク12内の封液は、前記
封液供給ライン13を介して前記液封式真空ポンプ10
へ供給され、使用後の封液は、前記封液還流ライン14
を介して前記封液タンク12へ還流される。ここで、封
液の温度は、前記液封式真空ポンプ10の駆動によって
上昇するが、前記封液供給ライン13の熱交換部を流通
する間に、前記脱気塔5内の脱気水と熱交換されて冷却
される。これによって、前記液封式真空ポンプ10の性
能低下を防止している。
【0015】以上のような構成において、前記密閉配管
1中を循環している高圧の循環水は、途中で一部が前記
循環水供給ライン2を介して取り出されて、前記スプレ
ーノズル6から前記脱気塔5内へ噴霧される。この噴霧
された循環水から、溶存酸素が、前記液封式真空ポンプ
10により前記真空吸引ライン11を介して吸引除去さ
れる。同時に、前記抽出ポンプ8によって、前記脱気塔
5内に貯留されている脱気水が抽出され、連続的に前記
密閉配管1へ還流される。
【0016】したがって、前記密閉配管1中の循環水
は、前記塔式脱気装置4による脱気によって高い脱気状
態が維持される。また、前記抽出ポンプ8の吸込圧が小
さく設定されているため、前記脱気塔5内に貯留する脱
気水の量を少なくして、前記塔式脱気装置4の高さを低
くすることができ、しかも前記抽出ポンプ8吐出圧が高
く設定されているため、脱気水を前記密閉配管1へ確実
に還流させることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、ビル等の密閉配管用
の塔式脱気装置において、小型,軽量化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 密閉配管 2 循環水供給ライン 3 脱気水抽出ライン 4 塔式脱気装置 8 抽出ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル等の密閉配管用の塔式脱気装置にお
    いて、密閉配管1から分岐した循環水供給ライン2と脱
    気水抽出ライン3を介して塔式脱気装置4を連結し、前
    記脱気水抽出ライン3に吸込圧が低く吐出圧の高い抽出
    ポンプ8を設けたことを特徴とする密閉配管用の塔式脱
    気装置。
JP2000107913A 2000-04-10 2000-04-10 密閉配管用の塔式脱気装置 Pending JP2001286703A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220027560A (ko) * 2020-08-27 2022-03-08 이천주 탈기수 공급 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220027560A (ko) * 2020-08-27 2022-03-08 이천주 탈기수 공급 장치
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