JP2001286450A - 心電図モニタ用電極センサ - Google Patents

心電図モニタ用電極センサ

Info

Publication number
JP2001286450A
JP2001286450A JP2000104301A JP2000104301A JP2001286450A JP 2001286450 A JP2001286450 A JP 2001286450A JP 2000104301 A JP2000104301 A JP 2000104301A JP 2000104301 A JP2000104301 A JP 2000104301A JP 2001286450 A JP2001286450 A JP 2001286450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
potential
center
electrocardiogram
center electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000104301A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Ishiyama
陽事 石山
Yoshio Takeuchi
義雄 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DEJITEKKUSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
DEJITEKKUSU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DEJITEKKUSU KENKYUSHO KK filed Critical DEJITEKKUSU KENKYUSHO KK
Priority to JP2000104301A priority Critical patent/JP2001286450A/ja
Publication of JP2001286450A publication Critical patent/JP2001286450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 心電図測定の際に、被険者に負担を強いるこ
となく、しかも、雑音が排除された電極直下の心電図情
報が得られる心電図モニタ用電極センサを提供する。 【解決手段】 本心電図モニタ用電極センサ1は、中心
電極3がパット2の中心に、そして、4つの基準電極4
が中心電極3から10〜20mmの等距離を隔てて配設
され、これら基準電極4によって形成される図形が正方
形をなし、その正方形の図心に中心電極3が配置される
態様をなし、生体アンプ5が、各基準電極4でそれぞれ
検出される電位に基づきそれらの平均値を算出するとと
もに、この平均値と中心電極3で検出される電位との差
を算出して中心電極直下の電位を演算する。このように
して演算された電位は、送信機6から当該電位に応じ
た、例えば周波数信号として送出され、ナースステーシ
ョンや離れた場所に設置された受信機で元の電位に復調
され、その電位が、例えばモニタ画面等に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、被険者に対する心
電図測定の際に被険者に負担を強いることなく行える心
電図モニタ用電極センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、心電図測定に際しては、図3
に示すようなやり方で行われている。同図(A)は、単
極胸部誘導法のうち5電極法で行う心電図測定の概略構
成図を示すものである。5電極法の場合には、同図
(A)に示すように、被険者の胸部にパット電極Cを取
り付け、この電極Cの電極コードをヘッドアンプ又は送
信機100の正極に接続する一方、その右鎖骨下窩にパ
ット電極R、その左鎖骨下窩にパット電極L、及び左鎖
骨中心線上で腸骨稜上12〜15mm近辺にパット電極
Fを取り付け、これらの電極コードをヘッドアンプ又は
送信機100の負極にそれぞれ接続する。更に、パット
電極Fと同じ高さで右鎖骨中心線上にパット電極Nを取
り付け、この電極Nの電極コードをアースする。ここ
で、上記電極コードを送信機に接続する場合には、測定
データは、ナースステーションや離れた場所に設置され
た受信機(図示せず)に伝送され、例えば同図(B)の
ようなグラフ表示でモニタリングされる。尚、同図
(B)において、横軸は時間(秒)とし、また、縦軸は
電位(V)としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のやり方では、5枚のパット電極を被険者の身体
に付着させて(単極胸部誘導法には3電極法もある
が)、これら電極に接続する電極コードを張り巡らせね
ばならず、測定の際には被険者の身体を拘束するために
負担を強いることとなっていた。また、上述した従来の
やり方においては、パット電極直下の特徴的な心電図電
位を得ることが難しく、測定によって得られた心電図電
位には、パット電極(図3(A)では電極C)部位以外
の必要のない心電図信号が重畳されていた(例えば、図
3(B)のA部)。
【0004】本発明の目的は、心電図測定の際に、被険
者に負担を強いることなく、しかも、雑音が排除された
電極直下の心電図情報が得られる心電図モニタ用電極セ
ンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る心電図モニタ用電極センサ
は、一枚の微小なパットに配置された中心電極、及びこ
の中心電極周りで、且つ、所定等距離のところに配設さ
れた複数の基準電極と、各基準電極の電位からそれらの
平均値を算出するとともに、この平均値と中心電極の電
位との差を算出して中心電極直下の電位を演算する生体
アンプとを備えた電極センサであり、当該センサの中心
電極と各基準電極との電極間距離は、例えば10〜20
mmの等距離を隔てて配設されるもので、当該距離は、
生体アンプの演算によって得られた電位が、単位面積当
たりの電流によって生ずる電位とし得る距離に相当して
いる。本発明に係る心電図測定法が、脳波測定に用いら
れていた所謂SD(Source Derivatio
n)法を基礎に導出されたものであり、上述の「前記等
距離は、前記演算によって得られた電位が単位面積当た
りの電流によって生ずる電位とし得る電極間距離であ
る」としたのは、SD法の基礎方程式であるPoiss
onの方程式をできるだけ近似して適用するために、中
心電極と基準電極との電極間距離(=hとする)を十分
小さくすることが必要であり、この条件の下で面積(=
π・h2)を通過する電流、換言すれば単位面積当たり
の電流(電流密度)によって生ずる電位がPoisso
nの方程式で近似され得る局在部位電位と見做すことが
でき、そのための電極間距離hが、例えば10〜20m
mとであるとした意である。このように電極配置された
電極センサによれば、当該電極センサを被険者の被測定
位置に装着するだけで、当該位置の電位を所謂S/N良
く検出することができ、被険者に負担を強いるようなこ
とがない。
【0006】本発明の請求項2に係る心電図モニタ用電
極センサは、基準電極において互いに隣接するものと中
心電極とをそれぞれ結んで得られる直線のなす角度を、
90゜又は120゜としたものである。角度が90゜の
場合では、本センサでは、基準電極によって形成される
図形が正方形をなし、その正方形の図心に中心電極が配
置される態様をなし、また、角度が120゜の場合で
は、基準電極によって形成される図形が正三角形をな
し、その正三角形の図心に中心電極が配置される態様を
なすようにしたものである。これは電極の数を減じた簡
便法として有用性があり、更に、上記角度を30゜とし
て、基準電極によって形成される正六角形の図心に中心
電極が配置される態様をなすようにしてもよく、このよ
うな延長線上にあるものが本発明の請求項3に係る心電
図モニタ用電極センサである。本発明の請求項3に係る
心電図モニタ用電極センサは、基準電極を、中心電極か
ら等距離に配設される、一体化されたリング状をなす電
極としたものである。このような態様を採ると、電極装
着時の方向を考慮することなく、さらにS/N比のよい
電極直下の心電図の導出が期待できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本実施の形態に係る心電図モニタ
用電極センサを図1及び2を参照して説明する。本心電
図モニタ用電極センサ1は、図1(A)に示すように、
塩化ビニールシート製の極薄い円形状をなすパット2の
一方の面には中心電極3及び基準電極4が、また、その
他方の面には生体アンプ5が装着されており、更に、本
実施の形態では、当該アンプ5に載置される態様で送信
機6が装着され、また、アンプ5や送信機6に給電する
ための電源として電池7も装着されている。ところで、
本センサ1は、上述のような中心電極3及び基準電極4
等が装着されてなるものであるが、パット2の直径が4
〜5cmほどのもので、また、全高が5mmほどのもの
である。上記中心電極3及び基準電極4は、図1(B)
に示すように、中心電極3がパット2の中心に、そし
て、4つの基準電極4が中心電極3から10〜20mm
の等距離(電極間距離h)を隔てて配設され、これら基
準電極4において互いに隣接するものと中心電極3とを
それぞれ結んで得られる直線のなす角度が90゜をなし
ている。即ち、これら基準電極4によって形成される図
形が正方形をなし、その正方形の図心に中心電極3が配
置される態様をなしている。ところで、中心電極3及び
基準電極4には、銀塩化銀等の電極片が用いられ、これ
ら電極片の端面3a,4aには粘着性を有するペースト
ゲル等が塗布されており、被険者の被測定位置に容易に
装着するようにしている。
【0008】しかるに、中心電極3は、電極リード線を
介して生体アンプ5の一方の入力端子に、また、各基準
電極4は、抵抗8が配された電極リード線を介して生体
アンプ5の他方の入力端子に接続されている。尚、パッ
ト2に装着された電極9はアースのためのもので、生体
アンプ5の接地端子に接続されている。また、上記抵抗
8は、本実施の形態では、全て同一としているが、例え
ば、基準電極4のうちの1つについて、この基準電極4
と中心電極3との電極間距離を、他の電極間距離とは異
なるように配設する場合には、この電極間距離の違いに
よる重み係数を加味するようにして、そこの抵抗値を他
の抵抗値とは異なるようにすることもできる。上記生体
アンプ5は、差動増幅器としての機能を果たし、各基準
電極4でそれぞれ検出される電位に基づきそれらの平均
値を算出するとともに、この平均値と中心電極3で検出
される電位との差を算出して中心電極直下の電位を演算
する。このようにして演算された電位は、送信機6から
当該電位に応じた、例えば周波数信号として送出され、
ナースステーションや離れた場所に設置された受信機1
0で元の電位に復調され(場合により、フィルタ回路を
含む)、その電位が、例えばモニタ画面等に表示される
ようになっている。
【0009】本心電図モニタ用電極センサ1を用いての
心電図測定方法を以下に説明する。当該測定に際して
は、パット2を被険者の被測定位置に装着させればよ
く、従来のような電極コードを張り巡らせる必要は全く
なく、当該測定の際に被険者の身体を拘束するために負
担を強いることは全くない。パット2の中心電極3及び
基準電極4で検出された電位に基づき生体アンプにおい
て、上述の演算が行われる。そして、当該演算結果の電
位が、送信機6から当該電位に応じた、例えば周波数信
号として送出され、ナースステーション等の受信機10
で元の電位に復調されその電位が、例えばモニタ画面等
に表示される。本センサ1による測定データをグラフ表
示化したものを図2に示す。同図(A)は、中心電極3
と基準電極4との電極間距離hが20mmの場合、ま
た、同図(B)は、その電極間距離hが10mmの場合
の測定結果をそれぞれ示す。尚、これらの図において、
横軸は時間(秒)とし、また、縦軸は電位(V)として
いる。これらの図からも判るように、電極間距離hが1
0〜20mmでは、S/Nが極めて良好な測定データが
得られている。
【発明の効果】本発明の心電図モニタ用電極センサによ
れば、心電図測定の際に、被険者に負担を強いることな
く、しかも、雑音が排除された電極直下の心電図情報が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る心電図モニタ用電
極センサを用いて行う心電図測定の構成図である。
【図2】 図1のセンサによる測定データをグラフ表示
化したものである。
【図3】 従来の5電極法で行う心電図測定の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 本心電図モニタ用電極センサ 2 パット 3 中心電極 4 基準電極 5 生体アンプ
フロントページの続き (72)発明者 竹内 義雄 東京都三鷹市井口3丁目3番24号 株式会 社デジテックス研究所内 Fターム(参考) 4C027 AA02 EE01 EE05 FF02 GG13 JJ00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の微小なパットに配置された中心電
    極、及び該中心電極周りで、且つ、所定等距離のところ
    に配設された複数の基準電極と、各基準電極の電位から
    それらの平均値を算出するとともに、該平均値と前記中
    心電極の電位との差を算出して中心電極直下の電位を演
    算する生体アンプとを備えた心電図モニタ用電極センサ
    であって、前記等距離は、前記演算によって得られた電
    位が単位面積当たりの電流によって生ずる電位とし得る
    電極間距離であることを特徴とする心電図モニタ用電極
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記基準電極において互いに隣接するも
    のと前記中心電極とをそれぞれ結んで得られる直線のな
    す角度は、90゜又は120゜であることを特徴とする
    請求項1に記載の心電図モニタ用電極センサ。
  3. 【請求項3】 前記基準電極は、前記中心電極から等距
    離に配設される、一体化されたリング状をなす電極であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の心電図モニタ用電
    極センサ。
JP2000104301A 2000-04-06 2000-04-06 心電図モニタ用電極センサ Pending JP2001286450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000104301A JP2001286450A (ja) 2000-04-06 2000-04-06 心電図モニタ用電極センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000104301A JP2001286450A (ja) 2000-04-06 2000-04-06 心電図モニタ用電極センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001286450A true JP2001286450A (ja) 2001-10-16

Family

ID=18617873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000104301A Pending JP2001286450A (ja) 2000-04-06 2000-04-06 心電図モニタ用電極センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001286450A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231020A (ja) * 2005-01-27 2006-09-07 Harada Denshi Kogyo Kk 心電計および電極パッド
JP2008536605A (ja) * 2005-04-19 2008-09-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ユーザの生体電気信号を測定するためのシステム及び方法
US8855753B2 (en) 2010-06-10 2014-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for measuring a biological signal

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231020A (ja) * 2005-01-27 2006-09-07 Harada Denshi Kogyo Kk 心電計および電極パッド
JP4711718B2 (ja) * 2005-01-27 2011-06-29 原田電子工業株式会社 心電計および電極パッド
JP2008536605A (ja) * 2005-04-19 2008-09-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ユーザの生体電気信号を測定するためのシステム及び方法
US8855753B2 (en) 2010-06-10 2014-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for measuring a biological signal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2720668C2 (ru) Устройство и способ для определения и/или мониторинга дыхательного усилия субъекта
US8688205B2 (en) Electrocardiogram chart device and method thereof
US11406275B2 (en) Impedance measurement system
JP2006130310A (ja) 生体信号測定装置及び方法
WO2006061762A2 (en) Heart defibrillator with contactless ecg sensor for diagnostics/effectivity feedback
US20140364755A1 (en) Diagnostic apparatus
EP1626657A1 (en) Patient moniter
EP1677671A1 (en) A device arranged for carrying out a bioelectrical interaction with an individual and a method for on-demand lead-off detection
JP3496131B2 (ja) 心電図モニタ装置
US20120245482A1 (en) Anesthesia Monitoring Device and Method
JPS59214429A (ja) 自動車用心拍検出器
JP4015115B2 (ja) 小動物用心拍・呼吸数検出機能付き体温保持装置及びそれを用いた小動物用心拍・呼吸数測定システム
CN103271735A (zh) 一种心跳心率检测系统及其应用
CA2186706A1 (en) A method and apparatus for detecting quick movement artifact in impedance respiration signals
WO2011077097A1 (en) Physiological monitoring device and method
JP2019509151A (ja) 自立型eeg記録システム
WO2012136744A4 (en) Ecg mat
JP2001286450A (ja) 心電図モニタ用電極センサ
JP2003275186A (ja) 心電図モニター装置
KR101934487B1 (ko) 삼등분의 전극 기반 ecg 센서 장치
JPH09108194A (ja) 心電図送信装置
KR20170037704A (ko) 흉부임피던스를 측정을 위한 다중 전극 및 이를 이용한 흉부 임피던스 측정방법
CN205215209U (zh) 一种心电监护仪
JPH0347095B2 (ja)
JPH02211122A (ja) 筋電計用センサ本体