JP2001286050A - 電力ケーブル接続部のワイヤシールド接地方法及び接続部構造 - Google Patents

電力ケーブル接続部のワイヤシールド接地方法及び接続部構造

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JP2001286050A
JP2001286050A JP2000099036A JP2000099036A JP2001286050A JP 2001286050 A JP2001286050 A JP 2001286050A JP 2000099036 A JP2000099036 A JP 2000099036A JP 2000099036 A JP2000099036 A JP 2000099036A JP 2001286050 A JP2001286050 A JP 2001286050A
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JP
Japan
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ring
cable
wire shield
wire
metal sheath
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JP2000099036A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Niinobe
洋 新延
Seiichi Okuyama
清一 奥山
Akitoshi Watanabe
明年 渡辺
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤシールドを有するCVケーブル等の接
続において、ワイヤシールドはケーブルの温度上昇とと
もに接続箱中心からケーブル側に引込まれる傾向が有
り、これによりケーブル遮蔽層が乱れたり、損傷を与え
る現象があった。 【解決手段】 ワイヤシールドを、接続部ケーブル金属
シース端の外周面に設けた片側にフランジを有するリン
グに沿って折り返し、金属シース上にて拘束したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤシールドを有
する電力ケーブルの接続部に関するもので、特にワイヤ
シールドを接地処理する部位に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等のプレハブジョイントP
Jにおけるワイヤシールドの接地は、図5に示すよう
に、ケーブルに巻かれたワイヤシールドの終端処理をし
たのち複数に分割したワイヤシールドaの端部と複数本
の錫メッキ編組線bをスリーブcを介して圧着接続し
て、編組線bの一端は接続箱内のプレモールド絶縁体押
し金具にボルト固定し、他端側はケーブル金属シースと
ハンダ付け固着dし、その端部を接続箱端管fの外周面
にハンダ付け固着eしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ワイヤシールド
は特別高圧CVケーブルに適用されるに伴って、当然の
ことながら、ケーブル絶縁体の厚さが厚くなるとヒート
サイクルによりケーブル絶縁体の膨張収縮量が大きくな
り、ワイヤシールドの伸縮量も大きい。
【0004】ワイヤシールドはケーブルの温度上昇とと
もに接続箱中心からケーブル側に引込まれる傾向が有
り、上記従来の図5に示す構造では、ワイヤシールドの
ずれにより、遮蔽層が乱れたり、ケーブル絶縁体外部半
導電層をワイヤシールドと編組線との接続スリーブcで
傷つける現象があった。
【0005】そこで、本発明では、ワイヤシールドをケ
ーブルの吸収に対応した対策をとって、自由に動かない
ようにするとともに、ワイヤシールドと編組線との接続
部をケーブル絶縁体外部半導電層上から無くすることに
より上記の問題点を解消せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る電力ケーブル接続部のワイヤシール
ド接地方法、及び接続部構造は、電力ケーブル接続部の
ケーブルワイヤシールドを、編組線との接続を介して接
続箱端管に接続することにより接地する方法において、
前記ワイヤシールドを、ケーブル金属シース端の外周面
に設けた片側にフランジを有するリングに沿って折り返
し、金属シース上にて拘束したことを特徴とする。
【0007】また、前記片側にフランジを有するリング
が2重構造で形成されており、下リングを金属シース上
に固着し、上リングを所定量突出させた位置で仮固定
し、ワイヤシールドをこの仮固定した上リングに沿って
折り返し仮固定した後、前記上リングを前記下リングに
接合する位置まで後退させることを特徴とする。
【0008】また、ケーブル接続部の金属シース端部外
周面をリング内径に合わせて補強材で補強した後に、リ
ングをこの補強層上に前記補強材で固着すると共に、前
記補強材で接続箱端管と固定することを特徴とする。
【0009】また、電力ケーブル接続部のワイヤシール
ドを編組線を介して接続箱端管端部に接続するための接
続部構造において、片側にフランジを有したリングが2
重構造であって、上リングが下リング上をスライド可能
に構成され、上リングのフランジ表面が円弧形状とした
リングが、ケーブル金属シースの端部外周面に固着さ
れ、前記円弧形状フランジにてワイヤシールドが折り返
されてケーブル金属シースに固着され、ワイヤシールド
の端部に編組線が接続され、この編組線が前記金属シー
スに接続されていると共に、接続箱端管に接続されてい
る構造としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す図面に基づい
て本発明の実施形態を説明する。
【0011】図3は接続箱10を使用して、2本のCV
ケーブル1,1を接続しているプレハブジョイントPJ
を示し、図1に本発明に係る端部20を拡大して示す。
CVケーブル1のワイヤシールド(以下WSと略称す
る)3を、編組線6を介して、接続箱10の端管12の
端部14に、本発明に係る接続部構造により接続して接
地している。図2にその接続作業工程順の状態を示す。
また、図4にWS3を有するステンレスシースCVケー
ブル1を示す。
【0012】図2を参照して本発明のWSの接地方法を
説明する。先ず、CVケーブル1の端末を図2(イ)に
示すように、所定長さのビニール防食層7、波付SUS
シース5及びWS抑えテープ4を剥き取り、編組線6を
波付SUSシース5上にハンダ付け21する。次に、図
2(ロ)に示すように、波付SUSシース5の端部外周
面をWSずれ力に耐えられるように補強するためにリン
グ内径に合わせてエポキシ含浸ガラステープ巻付け層2
3を形成する。次に、図2(ハ)に示すように、エポキ
シ含浸ガラステープ巻付け層23の外周に、片側にフラ
ンジを有するリング25を挿入する。リング25は2重
構造で形成されており、上リング25Aが下リング25
B上をスライド可能となっており、また、上リング25
Aのフランジ表面が円弧形状となっており、下リング2
5Bの方が長くなっている。なお、リング25は銅製の
ほか、エポキシ製、ナイロン製のものでも適用できる。
上述のリング25を挿入した後、下リング25Bをエポ
キシ含浸ガラステープを巻付けて固着27し、上リング
25Aを所定量突出させた位置で仮固定29する。次
に、図2(ニ)に示すように、WS3を仮固定した上リ
ング25Aに沿って折り返す。次いで、図2(ホ)に示
すように、折り返したWS3を仮固定31した後、上リ
ング25Aを下リング25Bに接合するまで後退させて
固定33する。これにより生じる上リング25AとWS
3との間の隙間は、ケーブルの伸び出しに対する吸収
と、WS3の多少の動きにより、ずれ力が低下する効果
を期待したものである。また、この隙間を円周方向で均
一にするために、リング25を2重構造とし、スライド
可能機構としたものである。均一でない場合には、WS
3がSUSシース5内で交差したりこすれたりするた
め、均一である必要がある。なお、隙間を設けない場合
でも、WS3を拘束する能力が失われるものではない。
【0013】次に、図2(ヘ)に示すように、折り返し
たWS3の先端部を円周方向に複数に分割し、予め波付
SUSシース5上にハンダ付けしておいた複数本の編組
線6とそれぞれスリーブ35により圧着接続する。編組
線6の他端は接続箱10の端菅12の端部14にハンダ
付け37接続し、次いで、SUSシース5の座屈を防ぐ
ために、リング25上から接続箱10の端菅12の端部
にかけてエポキシ含浸ガラステープ巻層39を形成して
この部分を一体化する。なお、この巻層の外周にPVC
テープ等のテープ41を巻設する。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次のような効果を奏する。
【0015】ワイヤシールドを、ケーブル金属シース端
に設けたフランジ付きリングに沿って折り返し、拘束す
ることにより、ワイヤシールドによる絶縁体遮蔽処理層
への外傷を防止できる。
【0016】フランジ付きリングとエポキシなどを用い
て、ケーブルと一体化することから、上記のワイヤシー
ルドを折り返し拘束しても、ケーブル金属シースが損傷
を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す拡大断面図である。
【図2】本発明の方法における工程を示す説明図であ
る。
【図3】本発明に係る接続箱の半截断面図である。
【図4】本発明に係るCVケーブルの断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 CVケーブル 3 ワイヤシールド 5 ステンレスシース 6 編組線 7 防食層 10 接続箱 12 端菅 21,37 ハンダ付け層 23,39 エポキシ含浸ガラステープ巻付け層 25 フランジを有するリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 明年 千葉県富津市新富42−1 株式会社フジク ラ富津事業所内 Fターム(参考) 5G375 AA14 BA03 BB47 CA03 CA12 CA14 CB10 CD03 DB11 EA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブル接続部のケーブルワイヤシ
    ールドを、編組線との接続を介して接続箱端管に接続す
    ることにより接地する方法において、 前記ワイヤシールドを、ケーブル金属シース端の外周面
    に設けた片側にフランジを有するリングに沿って折り返
    し、金属シース上にて拘束したことを特徴とする電力ケ
    ーブル接続部のワイヤシールド接地方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 片側にフランジを有するリングが2重構造で形成されて
    おり、下リングを金属シース上に固着し、上リングを所
    定量突出させた位置で仮固定し、ワイヤシールドをこの
    仮固定した上リングに沿って折り返し仮固定した後、前
    記上リングを前記下リングに接合する位置まで後退させ
    ることを特徴とする電力ケーブル接続部のワイヤシール
    ド接地方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、 ケーブル接続部の金属シース端部外周面をリング内径に
    合わせて補強材で補強した後に、リングをこの補強層上
    に前記補強材で固着すると共に、前記補強材で接続箱端
    管と固定することを特徴とする電力ケーブル接続部のワ
    イヤシールド接地方法。
  4. 【請求項4】 電力ケーブル接続部のケーブルワイヤシ
    ールドを編組線を介して接続箱端管端部に接続するため
    の接続部構造において、 片側にフランジを有したリングが2重構造であって、上
    リングが下リング上をスライド可能に構成され、上リン
    グのフランジ表面が円弧形状としたリングが、ケーブル
    金属シースの端部外周面に固着され、前記円弧形状フラ
    ンジにてワイヤシールドが折り返されてケーブル金属シ
    ースに固着され、ワイヤシールドの端部に編組線が接続
    され、この編組線が前記金属シースに接続されていると
    共に、接続箱端管に接続されている構造としたことを特
    徴とする電力ケーブルの接続部構造。
JP2000099036A 2000-03-31 2000-03-31 電力ケーブル接続部のワイヤシールド接地方法及び接続部構造 Pending JP2001286050A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039715A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社ビスキャス 電力ケーブル接続部の防水処理構造および防水処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016039715A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社ビスキャス 電力ケーブル接続部の防水処理構造および防水処理方法

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