JP2001285901A - 画質評価装置 - Google Patents

画質評価装置

Info

Publication number
JP2001285901A
JP2001285901A JP2000097316A JP2000097316A JP2001285901A JP 2001285901 A JP2001285901 A JP 2001285901A JP 2000097316 A JP2000097316 A JP 2000097316A JP 2000097316 A JP2000097316 A JP 2000097316A JP 2001285901 A JP2001285901 A JP 2001285901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
noise
frequency
image quality
horizontal scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000097316A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinogu Abe
信乃具 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000097316A priority Critical patent/JP2001285901A/ja
Publication of JP2001285901A publication Critical patent/JP2001285901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供試機器に入った妨害の影響を、人がテレビ
画面を見て判定をするがバラツキが多く、客観的な判定
を可能とする装置の開発を目的とする。 【解決手段】 ビデオ信号発生部101の映像部ノイズ
を映像部選別手段102で選別し、同期検出手段107
はビデオ垂直同期信号を検出して周波数分析手段103
に加える。妨害有無の二つの画面の水平走査線の時間変
遷データを第一の記録手段104や第二の記録手段10
5に蓄える。比較演算手段106は、両者の水平走査線
の相対位置を同期させて特定区間を選び、その区間の平
均された差のスペクトラムから調査全域のスペクトラム
変化を全部加算し、その絶対値を求めてその大きさで画
質評価を行なう。ビデオ信号には一色カラー信号を用
い、ビデオルミナンスノイズの分析で測定の簡素化を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ放送受信機
能や映像再生機能を持った供試機器に妨害が加わった時
の画像障害等の妨害現象を判断する画質評価装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ受信機などのビデオ信号を扱う機
器のイミュニティ試験の国際規格として国際無線障害特
別委員会が定めたCISPR20があり、具体的な規制
例として欧州規格標準化委員会が定めたEN55020
がある。他国でも良く似た規格が制定されている。これ
らの規格は、供試機器の外部より受信放送局以外の放送
電波や妨害電波、強電界、妨害電圧、妨害電流を加わえ
ても供試機器のビデオ信号が妨害を受けにくく、テレビ
画面には正常な画面が映ることを目的にしている。この
評価に影響を与える要因は数多くあり、室内照明やテレ
ビ画面の解像度、大きさ、明るさ等の他に測定距離も規
定され、目視による検査法で定義されている。この目視
による画質評価は、予想もしていないようなさまざまな
画像障害を確認することが出来るという特徴がある。
【0003】ところで一般的に妨害を加えていない場合
の画質評価の方法がある。供試機器に均一なあるビデオ
信号を入力して、そのテレビ画像になる部分の映像のみ
を取り出してビデオS/Nを測定し、そのS/N値の大
きさで画質評価を下す方法である。映像部ノイズは最終
的にはビデオルミナンスノイズと、クロミナンスノイズ
のAMノイズやPMノイズの三つの要素に分解される。
したがって画質評価はその三種類のビデオS/Nを測定
すれば出来るという考えである。例えば図6に従来のビ
デオS/N測定に用いるビデオ信号図を示す。ビデオル
ミナンスノイズのS/Nを測定する場合は、供試機器に
図6(a)の白信号を入力して映像部の白レベルに乗る
ノイズを分離増幅し、その実効電圧を測定して入力の白
レベルに対するノイズの電圧比という形でS/Nを求め
る。クロミナンスノイズのAMノイズやPMノイズのS
/Nを測定する場合は、供試機器に図6(b)の一色カ
ラー信号を入力し、入力のクロミナンス信号に計測器の
内部発振器を位相ロックさせ、AMノイズの場合は振幅
ノイズ成分、PMノイズの場合は位相変動ノイズ成分を
分離増幅し、その実効電圧を測定して入力のクロミナン
ス信号に対する電圧比という形でS/Nを求める。この
ように一般に機器を評価する時に、三つの要素のノイズ
分析をして弱いところを調べて画質向上を図る手法があ
る。
【0004】また近年ビデオ信号がデジタル化され、圧
縮伸張された符号化処理画像の画質評価装置の技術が知
られるようになった。これは圧縮伸張処理前後の同一画
素間の情報の変質比較を行なう。例えば特開平8−19
5888号公報に見られるように、原画像と符号化処理
画像を符号化処理時と同じ複数のブロックに分割して個
々のブロック毎に劣化画質の変化量を算出する方法があ
る。また例えば、特開平2−89260公報に見られる
ように、デジタルビデオ磁気テープ記録再生機で再生さ
れた信号とデジタルビデオ原信号間のエラー検出とその
解析による評価方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のテ
レビ画面の目視による画質評価は、検査する人の主観評
価が入り結果が左右されるという問題点を有していた。
例えばテレビ画面に映し出された鮮やかなカラーバー
が、妨害の影響を受けているかどうかを評価する場合を
あげる。ほとんどの人が画面を見て問題が無いと思って
も、注視を続けると薄墨の透明な膜がカラーバーの表面
に部分的に漂っているのが見えたりする。画面上で幾本
かの縦あるいは斜めの直線が大きな時間周期で平行に左
右に速度を変えて移動し、静止状態に近付いて初めて直
線ノイズの存在に気づいたりする場合がある。カラーバ
ー自体の縦縞画面に妨害ノイズが隠れて見落としが発生
する場合もある。あるいは妨害でない固有のノイズが妨
害ノイズとテレビ画面に並存する場合は、その見える固
有ノイズに邪魔されて妨害の強さを弱めて妨害ノイズが
消える条件を求める際に、誤判断をしてしまうこともあ
る。このような諸問題があるために、誤判断を少なくす
るための方法として、結果的に室内照明を暗くするなど
の環境設定を逸脱する補助手段をとる方法も併用してい
た。この方法でも肉体的疲労を考える必要もあり、測定
精度を上げるには短時間で測定を済ますことは出来な
い。
【0006】またビデオS/N値の大きさで画質評価を
下す方法は、前述したように基準にするビデオ信号の入
力電圧に対するビデオルミナンスノイズの電圧比や、ク
ロミナンスノイズのAMノイズ電圧比やPMノイズ電圧
比で表される。これは一般の画質評価をするにはそれで
十分であるが、供試機器に妨害を加えた場合にテレビ画
面によく現れる線状の妨害ノイズが見えても、強く現れ
る周波数を分離して測定することはしない。各ノイズの
時間領域の実効電圧を、その中にどのような周波数成分
が混ざっても一緒に測定をするのみである。したがって
ビデオS/N値の大きさで画質評価を下す方法は、目視
で確認できる線状妨害ノイズとの相関が取り難い。
【0007】さらに近年のデジタル技術の応用としての
画質評価は、テレビ放送受信機能や映像再生機能を持っ
た供試機器に何らかの原因で妨害が加わり画像障害等を
引き起こすと、同一画素間の情報の変質量が増えると推
定される。しかしこの応用は、目視のような広い画面上
に連続して現れる線状あるいはかすみ状の妨害を見て画
質評価をするものではないので、やはり目視の結果と相
関が取り難い。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、目視と相関性が高く何時でも誰が測定をしても同じ
結果を導く画質評価装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画質評価装置は、ビデオ信号を入力し画質評
価部分に任意の位置と大きさの選別ゲートを設定して任
意の映像部ノイズを出力しさらに選別ゲートから外れる
映像部と同期信号部を零出力とする映像部選別手段と、
映像部選別手段の出力を入力として分析周波数幅とその
解像度に応じて水平走査線を順次に分割して時系列に分
析する周波数分析手段と、ビデオ信号を入力し同期信号
を検出し周波数分析手段に出力する同期検出手段と、周
波数分析手段が複数画面を測定してその内の基準画面の
周波数分析結果を水平走査線分割と同順に記録する周波
数分析手段の出力にある第一の記録手段と、比較したい
毎回の画面の周波数分析結果を水平走査線分割と同順に
記録する周波数分析手段の出力にある第二の記録手段
と、第一の記録手段と第二の記録手段の出力にあり第一
の記録手段の水平走査線と第二の記録手段の水平走査線
の相対位置を同期させて特定区間を選びその特定区間内
において第一の記録手段と第二の記録手段間の同一各周
波数ポイントでの差のスペクトラムの第一演算をしかつ
時間方向平均のスペクトラムの第二演算をし第一演算お
よび第二演算をした結果をさらに一個の相対画質評価値
に第三演算をする比較演算手段とを備えた構成を有して
いる。
【0010】この構成によって、目視と相関性が高く何
時でも誰が測定をしても同じ結果を導く画質評価装置が
得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ビデオ信号を入力し画質評価部分に任意の位置と大
きさの選別ゲートを設定して任意の映像部ノイズを出力
しさらに選別ゲートから外れる映像部と同期信号部を零
出力とする映像部選別手段と、映像部選別手段の出力を
入力として分析周波数幅とその解像度に応じて水平走査
線を順次に分割して時系列に分析する周波数分析手段
と、ビデオ信号を入力し同期信号を検出し周波数分析手
段に出力する同期検出手段と、周波数分析手段が複数画
面を測定してその内の基準画面の周波数分析結果を水平
走査線分割と同順に記録する周波数分析手段の出力にあ
る第一の記録手段と、比較したい毎回の画面の周波数分
析結果を水平走査線分割と同順に記録する周波数分析手
段の出力にある第二の記録手段と、第一の記録手段と第
二の記録手段の出力にあり第一の記録手段の水平走査線
と第二の記録手段の水平走査線の相対位置を同期させて
特定区間を選びその特定区間内において第一の記録手段
と第二の記録手段間の同一各周波数ポイントでの差のス
ペクトラムの第一演算をしかつ時間方向平均のスペクト
ラムの第二演算をし第一演算および第二演算をした結果
をさらに一個の相対画質評価値に第三演算をする比較演
算手段とを備えたことを特徴としたものであり、テレビ
画面の水平走査線を順次に周波数分析をして、基準画面
と比較したい毎回の画面間の水平走査線のスペクトラム
変化を求めて、それを一個の定量的な数値に変換するこ
とにより、その数値の大きさで比較したい毎回の画面の
相対画質評価をすることができるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、周波数分析手段
がフーリエ変換を用いることを特徴とするものであり、
順次画面を構成する水平走査線を周波数分析することに
より、基準画面と比較したい毎回の画面間の水平走査線
のスペクトラム変化を求め、比較したい毎回の画面の相
対画質評価をすることができるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、比較演算手段の
第三演算は、調査する周波数全域の各周波数ポイントの
スペクトラム変化レベルを全部加算したのち絶対値を求
めることを特徴としたものであり、基準画面と比較した
い毎回の画面間の水平走査線のスペクトラム変化を加算
して一つの絶対値にすることにより、基準画面に対しこ
の数値が大きい画面は画像障害が大きいという相対画質
評価をすることができるという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、ビデオ信号が一
色カラー信号で、任意の映像部ノイズがビデオルミナン
スノイズである映像部選別手段を持つことを特徴とした
ものであり、ビデオルミナンスノイズの周波数分析にク
ロミナンスノイズの一部要素を混入させることにより測
定を簡素化させて、ビデオ信号に白信号と一色カラー信
号の二者を使い分ける手間を省くことができるという作
用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における画質評価装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、100は外部より妨害を加えられる
供試機器である。101は供試機器100内臓のビデオ
信号発生部でありビデオ信号を出力する。102は映像
部選別手段でありビデオ信号を入力し、映像部ノイズを
出力する。103は周波数分析手段で、映像部選別手段
102の出力を入力とし、第一の記録手段104と第二
の記録手段105に出力する。107は同期検出手段で
あり、ビデオ信号を入力して周波数分析手段103に奇
数あるいは偶数フィールドの垂直同期信号を出力する。
106は比較演算手段であり、第一の記録手段104と
第二の記録手段105の出力を入力とし、相対画質評価
値を出力する。以上のように構成された画質評価装置に
ついて以下に詳細に述べる。
【0017】映像部選別手段102は、テレビ画面の画
質評価部分に任意の位置と大きさの選別ゲートを設定し
て、任意の映像部ノイズを出力し、さらに選別ゲートか
ら外れる映像部と同期信号部を零出力にする。ところで
映像部選別手段102の映像部ノイズには、ビデオルミ
ナンスノイズと、クロミナンスノイズのAMノイズやP
Mノイズが選べる。映像部選別手段102の入力信号に
は、一般の画質評価において前述したように、ビデオル
ミナンスノイズの場合は図6(a)に示す白信号を入力
し、またクロミナンスノイズのAMノイズやPMノイズ
の場合は、図6(b)に示す一色カラー信号を入力信号
に用いる。三つの要素のノイズを確認するために図6
(a)と(b)の二つの入力信号が必要になる。しかし
実際には上記のような3つのノイズ要素を調査すること
は、煩雑でその分時間がかかるので避けたい。したがっ
て個別に分離して確認する必要はないので、可能な限り
クロミナンスノイズだけの測定を避け、ビデオルミナン
スノイズと一緒に測定することで画質評価にかかる時間
を削減し、高速化を図りたい。そこでここに工夫を入れ
る。すなわちビデオ信号の入力に、図6(b)に示す一
色カラー信号を用い、そのビデオルミナンスノイズを確
認するようにする。以下PAL方式と略称するが、PA
Lカラーテレビ方式を用いて説明する。例えば映像部選
別手段102には4.43MHzで0.7Vp−pの電
圧が0.35Vp−pの電圧の白信号に重畳されて入力
される。この出力をビデオルミナンスノイズ設定にする
と、何も妨害を受けていない場合は4.43MHzの周
波数波形を出力するだけであるが、クロミナンスノイズ
があればその一部要素がビデオルミナンスノイズとして
混ざり込む。もちろん本来のビデオルミナンスノイズの
周波数成分も出力される。したがって映像部選別手段1
02に図6(b)に示す一色カラー信号を入力に用い、
この出力には任意の映像部ノイズを選べるが差し支えな
い限りビデオルミナンスノイズに設定する。また補足的
にクロミナンスノイズを測定する必要を感じれば、その
時は入力に容易に同一の一色カラー信号を用い、出力を
クロミナンスノイズ設定に切換えて個別にクロミナンス
ノイズを測定することが出来る。こうすることで少なく
とも入力信号の切換えの手間が省略でき、また測定の簡
素化も図れる効果をもたらす。
【0018】図2は本発明の実施の形態1における映像
部選別手段102の入出力の関係図である。図2(a)
は水平走査線単位の図6(b)と同じ一色カラー信号の
入力信号を表す。水平ブランキング201の期間は1
1.8μs〜12.3μsで、202はテレビ画像にな
る部分の映像部であり、この両者を加えたものが周期6
4μsの水平走査線を構成する。映像部選別手段102
は図2(b)に示すように、選別ゲートが設定されたテ
レビ画像になる部分の映像部202の一部を切り出して
その部分を増幅して選別映像部ノイズ204を出力し、
水平ブランキング201の期間を含む選別外の映像部2
05は零出力にする。この様にして、映像部選別手段1
02は、テレビ画面に現れるノイズ周波数を検出するの
に邪魔になる水平ブランキング201および垂直同期信
号等の高い周波数成分を削除する。次段の周波数分析手
段103は、フーリエ変換を用いることを特徴とした計
測器であり、選別映像部ノイズ204と零出力の選別外
の映像部205との複合選別信号210の周波数分析を
する。
【0019】図3は本発明の実施の形態1における周波
数分析手段103の読込タイミングと出力データの関係
図である。周波数分析手段103は複合選別信号210
を読み込み分析を続けるのであるが、実際にはどのよう
に水平走査線302を分割して、どのように時間的にず
らして読み込み分析を繰返すかを、図3(a)のテレビ
画面301を使ってその横に区切り線を並べて表す。区
切り線で示す303が水平走査線302の分割本数を表
す。左のテレビ画面301上の分割本数303の幅の水
平走査線302を読込む。304が水平走査線302の
読込ずれ本数である。左のテレビ画面301上の読込ず
れ本数304の幅だけずらして、次の連続した分割本数
303幅の水平走査線302を読込む。先の分割本数3
03と次の分割本数303の重なっている部分は、同じ
水平走査線302のデータを多重使用し、オーバーラッ
プさせる。図3(b)は、周波数分析手段103が読み
込み分析を繰返した結果のデータシートを重ねて表し
た。最初に測定のデータシートを一番下に敷き、その次
のデータシートをその上に積み上げて、測定回数の増加
に伴い空間的にデータシートをずらして示した。
【0020】ここで横軸が周波数、縦軸がスペクトラム
レベルの図3(b)のデータシートを透明なものとして
上下、斜めに重ねて時間経過が分かるようにしたものを
一般にウォータ・フォール表示と呼ぶ。このような3次
元表示として他に、横軸が周波数、縦軸が時間経過で、
色あるいは白黒濃淡でスペクトラムレベルの強さを表す
スペクトログラム表示もある。勿論時刻を特定すれば、
ウォータ・フォール表示でもスペクトログラム表示で
も、その時刻の横軸が周波数、縦軸がスペクトラムレベ
ルの周波数分析データが得られる。フーリエ変換アルゴ
リズムを用いて周波数分析をするFFTアナライザで、
上記のウォータ・フォール表示と、スペクトログラム表
示することが出来るようにした計測器がある。例えばソ
ニー・テクトロニクス社の3056型リアルタイム・ス
ペクトラム・アナライザがある。このような表示を使う
と、テレビ画面301の水平走査線上に現れるノイズの
時々刻々変化する様子の観察が容易になる。複合選別信
号210をこの計測器に入力し、その周波数分析データ
の処理方法を考えることで最適な画質評価をすることが
出来る。例えばPAL方式では625本の水平走査線3
02で1フレームの絵を作る。1秒間に25フレームの
絵が切り替わるが、1フレームは奇数と偶数の2フィー
ルドで構成されている。すなわち625本の半分の水平
走査線302で粗く2回テレビ画面301を掃引する。
これらのフィールドが交互に切り替わる間に、垂直同期
信号部が水平走査線302の約25本分の長さで存在し
て、走査中の水平走査線302がテレビ画面301を下
から上に移動する。この間はテレビの通常の映像信号は
無い。したがって図3(b)のデータシートの枚数は、
垂直同期信号部も含めて1フィールドでは次式で表せ
る。
【0021】625/{2×(水平走査線の読込ずれ本
数304の数値)}すなわち1フィールドでは上記枚数
のデータシートで構成され、周波数分析手段103が水
平走査線302の読み込み分析を上記と同一の回数分繰
返す。
【0022】さらに、このFFTアナライザの基本動作
の理解を深めるために使用例を示す。この計測器は、サ
ンプリング周波数が25.6MHzで、時間領域を1,
024ポイント、12ビット分解能でデータを読込む。
高速フーリエ変換の演算を毎秒12,500回行なっ
て、分析周波数幅が0.2MHzスパンの場合は641
ポイントの周波数分析データ、分析周波数幅が5MHz
スパンの場合は801ポイントの周波数分析データを得
る。分析周波数幅が0.2MHzスパンの場合は、PA
L方式水平走査線の分割本数303は50本で、水平走
査線の読込ずれ本数304を3.125本にすると、テ
レビ1フィールド分の長さでは、100回のデータ読み
込み分析の繰返しとなり、100回分のデータが得られ
る。この場合先述の分析時の水平走査線302のオーバ
ーラップ量は、93.75%になる。分析周波数幅が5
MHzスパンの場合は、水平走査線の分割本数303は
2.5本、水平走査線の読込ずれ本数304を2.5本
にすると、テレビ1フィールド分の長さでは、125回
のデータ読み込み分析の繰返しとなり、125回分のデ
ータが得られる。この場合の分析する水平走査線302
のオーバーラップ量は、丁度0%になるが、水平走査線
302を途中で省かずに全部を連続して周波数分析す
る。このように複合選別信号210の周波数スペクトラ
ムの変化の観測を通して、数フィールドに渡り時々刻々
に変化するテレビ画面301に現れるノイズ観察が、容
易になる。なお実際に用いる計測器では0周波数のデー
タは、レベルが時間的に変動する問題があるので省く必
要がある。
【0023】ここで目視でテレビ画面301に感じる妨
害ノイズと、周波数分析手段103の測定結果との関連
を簡単に述べる。極端な例としてテレビ画面に1本の縦
線妨害ノイズが映る場合を考えると、原理上は水平走査
線302と同じ周期あるいは同じ周波数のスペクトラム
が映像信号にノイズとして乗れば見える。2本の縦線妨
害ノイズでは水平走査線302の2分の1の周期あるい
は2倍の周波数のスペクトラムが映像信号にノイズとし
て乗れば見える。もし周波数分析結果が水平走査線30
2の周波数の整数倍でなく端数を示せば、複数の水平走
査線302間に妨害ノイズが分布することを意味し、こ
の場合は結果的に常に水平位置が定まらず動き回るの
で、テレビ画面301全体で見れば斜め平行線が右に左
に揺れ動くように感じることになる。実際にはテレビ画
面301上で妨害ノイズの見える本数は30本から20
0本近く様々で、さらに見える線1本1本が細かく震え
るなどの変化を示す。したがって検出された周波数と水
平走査線302の周波数の比率が目視でテレビ画面30
1に感じる妨害ノイズと関係が深いことが理解される。
【0024】図4は本発明の実施の形態1における応用
データ取得図である。2種類のスペクトログラム表示デ
ータと、それから求められる平均された差のスペクトラ
ムの関係を示す。図4(a)は供試機器100に外部か
ら妨害が加わっていない時の第一の記録手段104のス
ペクトログラム表示データで、図4(b)は供試機器1
00に外部から何らかの妨害が加わった時の第二の記録
手段105のスペクトログラム表示データで、それぞれ
同じ奇数フィールド垂直同期信号で同期をかけて3フィ
ールド分の長さで求めた。このようにすると、複数のテ
レビ画面301の水平走査線の相対位置を合わせて周波
数分析をすることができる。このために後の比較演算手
段106においては、二画面の相対位置合わせをした演
算が容易に出来るようになる。401は選別ゲート外映
像部と垂直同期信号部のスペクトログラムである。図3
(a)で言えば、テレビ画面301上で選別ゲート30
5から上下に外れた水平走査線302と垂直同期信号部
が主体の周波数分析手段103の出力である。この部分
は零出力にしているために、周波数分析結果のスペクト
ラムレベルは低い。また402と412は奇数フィール
ド選別ゲート内映像部のスペクトログラムで、403と
413は偶数フィールド選別ゲート内映像部のスペクト
ログラムで、第一の記録手段104も第二の記録手段1
05も同順に記録される。いずれも図3(a)で言え
ば、テレビ画面301上の選別ゲート305で囲まれた
部分である。PAL方式では選別ゲート外映像部と垂直
同期信号部のスペクトログラム401を挟み、奇数フィ
ールド選別ゲート内映像部のスペクトログラム402あ
るいは412と、偶数フィールド選別ゲート内映像部の
スペクトログラム403あるいは413が交互に現れ
る。垂直同期信号部を含めた各フィールドの幅は、先に
述べた説明から0.2MHzスパンの分析周波数幅では
100本のデータ、5MHzスパンの場合は125本の
データからなる。もし図3(a)のテレビ画面301上
の選別ゲート305がその上下幅を狭めるならば、水平
走査線302の総本数は変わらないので図4(a)、
(b)の図中の1フィールドの幅は変わらないが、奇数
フィールド選別ゲート内映像部のスペクトログラム40
2あるいは412、偶数フィールド選別ゲート内映像部
のスペクトログラム403あるいは413の各帯の幅は
狭くなり、選別ゲート外映像部と垂直同期信号部のスペ
クトログラム401の幅はその分だけ広くなる。図4
(b)は、周波数Fnにおいて時間経過とともに妨害に
より発生するノイズ周波数が、細かく振動するように鋸
歯状にピークが変動する例を示す。また図4(a)、図
4(b)では、この供試機器100に外部より加わる妨
害の有り無しに関わらず、周波数Faにおいて供試機器
固有の単一ピークのノイズがある例を示した。この件は
後述する。選別ゲート外映像部と垂直同期信号部のスペ
クトログラム401のレベルは、前述したように零出力
で−90dBm近辺を示し、また奇数フィールド選別ゲ
ート内映像部のスペクトログラム402あるいは41
2、偶数フィールド選別ゲート内映像部のスペクトログ
ラム403あるいは413の特にノイズの少ない部分は
−80dBm近辺の値を取る。これらのレベルは映像部
選別手段102に内蔵のノイズ出力の増幅率や、周波数
分析手段103の分析周波数幅とその解像度等の測定す
る条件によって指示値が変わる。
【0025】スペクトログラム表示の同一の測定条件内
でも、時間方向に隣接して並んだ一刻一刻の周波数分析
データ間で比較すると、同一周波数においてはスペクト
ラムレベルは常に細かく上下している。各フィールドの
選別ゲート内映像部のスペクトログラムのノイズ特性を
つかむためには、同一フィールド内で周波数分析データ
が安定するように時間方向平均することが望ましい。
【0026】図5に本発明の実施の形態1における1フ
ィールド分のスペクトログラム表示データの時間軸拡大
図を示す。この拡大表示で、毎回測定したデータを1本
1本識別する。例えば1フィールドが125本のデータ
で構成された場合を考える。1番目のデータ501が選
別ゲート外映像部と垂直同期信号部のスペクトログラム
401の始点で、29番目のデータ529が選別ゲート
外映像部と垂直同期信号部のスペクトログラム401の
終点、30番目のデータ530が奇数フィールド選別ゲ
ート内映像部のスペクトログラム402の始点、125
番目のデータ625で奇数フィールド選別ゲート内映像
部のスペクトログラム402の終点を表す。各データ
と、周波数分析手段103の入力タイミングを図3
(a)を併用して述べる。最初の1番目のデータ501
の読み込みがテレビ画面301の選別ゲート305を下
に外れた最初の水平走査線302から始まったとする。
それから順に、垂直同期信号部の読み込みを経て、テレ
ビ画面301の上部の水平走査線302の読み込みに移
り、次に選別ゲート305内の水平走査線302の読み
込みに進む。30番目のデータ530の読み込みの途中
で、選別ゲート305の外から内へ水平走査線302の
読み込みが切り替わったとする。これまで映像部選別手
段102の働きで周波数分析手段103には連続した零
入力があったが、突然に選別ゲート305で切り取った
図2(b)に示すような選別映像部ノイズ204が混じ
り始める。この場合は図2(b)に示したような選別映
像部ノイズ204と、零出力の選別外の映像部205が
全体に規則正しく交じり合って連続した複合選別信号2
10とは異なる。選別ゲート305の切り替わりによる
選別映像部ノイズ204の変動のために周波数分析手段
103の出力には過渡的な別の周波数成分が混じる。こ
のように水平走査線の分割本数303内に選別ゲート3
05の切り替わりの不規則が生じると、選別ゲート内映
像部のノイズ周波数を正確に表せなくなる。これが選別
ゲート305の上下両端で発生する端効果である。した
がって、その部分を外して全体に規則正しく交じり合っ
て連続した複合選別信号210のスペクトログラム部分
の時間方向平均をする必要がある。この場合、30番目
のデータ530と125番目のデータ625の近辺も端
効果が現れる。また水平走査線302のオーバーラップ
量でも変わるので、切り替わりの境界が明確に分けられ
ないこともある。したがって、図5におけるデータが安
定する特定区間を選び、その特定区間内において時間方
向平均区間555を、40番目のデータ540から12
0番目のデータ620に選ぶと、奇数フィールド選別ゲ
ート内映像部のスペクトログラム402のより正しい時
間方向平均スペクトラムが得られる。このようにして他
のフィールドにおいても時間方向平均スペクトラムを求
めることが出来る。この場合偶数フィールド選別ゲート
内映像部のスペクトログラム403の時間方向平均区間
は隣接するフィールドであるので、125の数値を加え
て、165番目から245番目のデータ間を選べば良
い。
【0027】図4(c)は、図4(a)と図4(b)の
水平走査線の位置を同期させて、奇数フィールド選別ゲ
ート内映像部のスペクトログラム402と同じ奇数フィ
ールド選別ゲート内映像部のスペクトログラム412の
特定区間内における差のスペクトラムの第一演算をし、
かつ時間方向平均のスペクトラムの第二演算をした平均
された差のスペクトラムを表す。これは差のスペクトラ
ムの第一演算と時間方向平均のスペクトラムの第二演算
の、演算する手順を変えても同じ結果が得られる。例え
ば先にスペクトラムを時間方向平均する場合、図4
(a)の奇数フィールド選別ゲート内映像部のスペクト
ログラム402と、図4(b)の奇数フィールド選別ゲ
ート内映像部のスペクトログラム412のそれぞれのス
ペクトログラムで、40番目のデータ540から120
番目のデータ620までの時間方向平均スペクトラムを
求め、図4(b)の時間方向平均スペクトラムから図4
(a)の時間方向平均スペクトラムを引いたものが、図
4(c)で示す演算手順変更前と同一の平均された差の
スペクトラムとなる。縦軸はスペクトラムのレベル差を
表し、供試機器100に外部妨害が加わった時のスペク
トラム変化が分かる。横軸は周波数であるがすでに述べ
たように、分析周波数幅が0.2MHzスパンの場合6
41ポイント、分析周波数幅が5MHzスパンの場合は
801ポイントのデータからなる。周波数Fnでは、妨
害により発生するノイズ周波数が細かく振動するレベル
の高い鋸歯状ノイズから妨害が無いノイズの少ない部分
を引くので、図4(c)に示すように正方向にレベルが
上がる。一方で図4(a)、図4(b)のように周波数
Faにおいて供試機器固有の単一ピークのノイズがある
場合において、供試機器100に外部から妨害を加えて
も妨害の影響が無く、そのレベルが変わらないものとす
ると、図4(c)に示すように周波数Faには何も現れ
ない。他の周波数成分の所は、互いにノイズの非常に少
ない部分同士の差し引きであるので、横軸0dBを中心
にして小さく凹凸を繰返す。なお従来の目視による問題
点として、固有のノイズが妨害ノイズとテレビ画面に並
存する場合は、その見える固有ノイズに邪魔されて供試
機器100の外部より加える妨害の強さを弱めて妨害ノ
イズが消える条件を求める際に、妨害ノイズがまだ残存
しているかどうかの誤判断をし易いと述べた。しかし今
回の例のように、図4(c)に示す平均された差のスペ
クトラムを求める方法では周波数Fa成分は現れないの
で演算結果に全く影響を与えないことが想定され、これ
がこの画質評価装置の特長である。
【0028】図4(c)の意味するところは、妨害の影
響が大きければ周波数Fnでの縦軸方向のレベル差は大
きくなり、妨害の影響が小さければ横軸0dBの値に近
付く。したがって、調査する周波数全域においてこの各
周波数ポイントのスペクトラム変化レベルを加算して一
つの値にすれば、その値の絶対値の大小で妨害を加えら
れた後の供試機器100の画像障害の影響を評価出来
る。したがって比較演算手段106は第一演算と第二演
算の他に、図4(c)の平均された差のスペクトラムか
ら、第三の演算すなわち調査する周波数全域の各周波数
ポイントの値を全部加算し、その一つの値の絶対値を求
めて相対画質評価を演算する機能を持つ。
【0029】なおこの画質評価装置の周波数分析手段1
03は、複数の画面を分析することになるが、基本的に
はある一つの画面に対する他の比較したい画面の相対画
質比較になるため、スペクトログラム表示データを貯え
る記録手段は多ければ多いほど良いが、最低限度二つ必
要である。第一の記録手段104と第二の記録手段10
5の二つだけの場合は、比較する基準画面の分析データ
を第一の記録手段104に記録し続けて第二の記録手段
105には比較したい画面の分析データを次々と記録と
消去を繰り返せば、次段の比較演算手段106には基準
画面に対する複数の比較したい画面の分析データが出力
されて、画質評価装置の機能を阻害されることはない。
【0030】なおまた供試機器100に外部から妨害を
加える前後の画質評価装置として説明を続けてきたが他
の応用例としては、妨害が無い状態のもとで供試機器1
00にテレビチューナー単品を入れ替えて、それぞれの
画像を第一の記録手段104、第二の記録手段105に
取り込み部品間の違いによる性能の相対画質評価に使え
るなどの応用が考えられる。さらにPAL方式を例に説
明を加えたが、他のテレビ方式や高精細度テレビ、飛び
越し走査、線順次走査等、すべてのテレビ方式にこの考
えが応用できる。さらにまたテレビ画面において画質評
価を行うと記載したが、テレビ画面は同等のモニター画
面であっても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の画質評価装置によ
れば、複数のテレビ画面の連続した水平走査線の周波数
分析を比較することで、相対的な位置のスペクトラム変
動値から演算により定量的な画質評価数値が得られ、し
かも目視と相関性も良い。計測器の示す数値から判断す
ることで客観的評価が出来て人による要因が絡まないこ
とや、また目視では惑わされるような供試機器の固有の
ノイズも、平均された差のスペクトラムレベルにはそれ
が現れず、判断基準が明確になるという優れた効果が得
られる。
【0032】また、具体的な演算方法として調査する全
域の各周波数ポイントの平均された差のスペクトラムレ
ベルを全部加算し、絶対値を求めてその値の大きさで相
対画質評価することが出来るという優れた効果が得られ
る。
【0033】さらに、本発明に用いるビデオ信号は、一
色カラー信号だけで良く、そのビデオルミナンスノイズ
出力を分析するだけでほとんどの画質評価することが出
来る。なお必要ならば同じビデオ信号を用いてクロミナ
ンスノイズ出力の分析も補完できるので、白信号等の複
数のビデオ信号を選ばないで済むという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における画質評価装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における映像部選別手段
の入出力の関係図
【図3】本発明の実施の形態1における周波数分析手段
の読込タイミングと出力データの関係図
【図4】本発明の実施の形態1における応用データ取得
【図5】本発明の実施の形態1における1フィールド分
のスペクトログラム表示データの時間軸拡大図
【図6】従来のビデオS/N測定に用いるビデオ信号図
【符号の説明】 100 供試機器 101 ビデオ信号発生部 102 映像部選別手段 103 周波数分析手段 104 第一の記録手段 105 第二の記録手段 106 比較演算手段 107 同期検出手段 201 水平ブランキング 202 テレビ画像になる部分の映像部 204 選別映像部ノイズ 205 選別外の映像部 210 複合選別信号 301 テレビ画面 302 水平走査線 303 水平走査線の分割本数 304 水平走査線の読込ずれ本数 305 選別ゲート 401 選別ゲート外映像部と垂直同期信号部のスペク
トログラム 402 奇数フィールド選別ゲート内映像部のスペクト
ログラム 403 偶数フィールド選別ゲート内映像部のスペクト
ログラム 501 1番目のデータ 530 30番目のデータ 555 時間方向平均区間 625 125番目のデータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ画面で画質評価を行なう装置であ
    って、ビデオ信号を入力し画質評価部分に任意の位置と
    大きさの選別ゲートを設定して任意の映像部ノイズを出
    力しさらに前記選別ゲートから外れる映像部と同期信号
    部を零出力とする映像部選別手段と、前記映像部選別手
    段の出力を入力として分析周波数幅とその解像度に応じ
    て水平走査線を順次に分割して時系列に分析する周波数
    分析手段と、前記ビデオ信号を入力し同期信号を検出し
    前記周波数分析手段に出力する同期検出手段と、前記周
    波数分析手段が複数画面を測定してその内の基準画面の
    周波数分析結果を前記水平走査線分割と同順に記録する
    前記周波数分析手段の出力にある第一の記録手段と、比
    較したい毎回の画面の周波数分析結果を前記水平走査線
    分割と同順に記録する前記周波数分析手段の出力にある
    第二の記録手段と、前記第一の記録手段と前記第二の記
    録手段の出力にあり前記第一の記録手段の水平走査線と
    前記第二の記録手段の水平走査線の相対位置を同期させ
    て特定区間を選びその特定区間内において前記第一の記
    録手段と前記第二の記録手段間の同一各周波数ポイント
    での差のスペクトラムの第一演算をしかつ時間方向平均
    のスペクトラムの第二演算をし前記第一演算および前記
    第二演算をした結果をさらに一個の相対画質評価値に第
    三演算をする比較演算手段を備えたことを特徴とする画
    質評価装置。
  2. 【請求項2】 周波数分析手段は、フーリエ変換を用い
    ることを特徴とする請求項1記載の画質評価装置
  3. 【請求項3】 比較演算手段の第三演算は、調査する周
    波数全域の各周波数ポイントのスペクトラム変化レベル
    を全部加算したのち絶対値を求めることを特徴とする請
    求項1記載の画質評価装置。
  4. 【請求項4】 ビデオ信号が一色カラー信号で、任意の
    映像部ノイズがビデオルミナンスノイズである映像部選
    別手段を持つことを特徴とする請求項1記載の画質評価
    装置。
JP2000097316A 2000-03-31 2000-03-31 画質評価装置 Pending JP2001285901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097316A JP2001285901A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 画質評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097316A JP2001285901A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 画質評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001285901A true JP2001285901A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18611951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000097316A Pending JP2001285901A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 画質評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001285901A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100394782C (zh) 基于边缘的图像自适应去除隔行扫描的方法和设备
KR100327396B1 (ko) 모서리 방향검출을 기반으로 하는 격행주사 영상의 디인터레이싱 방법
AU624295B2 (en) Method and apparatus for improving vertical definition of a television signal by scan conversion
KR100657280B1 (ko) 신경망을 이용한 이미지 순차주사화 방법 및 장치
US8150234B2 (en) Method and system for video quality assessment
US20080100750A1 (en) Method for detecting interlaced material and field order
US20130107059A1 (en) Noise detecting device, noise detecting method, and program
JP3562473B2 (ja) 画質評価装置
JP3606158B2 (ja) 画質評価装置
KR101452541B1 (ko) 비디오 신호 분석 방법
JP2001285901A (ja) 画質評価装置
CN101309376B (zh) 去隔行方法和装置
US8532177B2 (en) Motion adaptive image processing
JP2003189337A (ja) 画質評価装置
US8055094B2 (en) Apparatus and method of motion adaptive image processing
CN101242487B (zh) 运动自适应图像处理
US20080136965A1 (en) Apparatus and method of motion adaptive image processing
CN105898179A (zh) 一种隔行视频的去隔行方法及装置
EP0703705B1 (en) A method for interpolation of a video picture
Voran et al. An objective technique for assessing video impairments
Zou et al. Methods for evaluation of digital television picture quality
JP2001326869A (ja) 映像信号・映像信号解析結果同時表示装置
KR100210427B1 (ko) 비디오 그래픽 신호 검사장치
RU2439597C1 (ru) Установка для измерения характеристик приемников излучения
TWI454152B (zh) 視訊標準探知器及其操作方法與中頻解調器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040914