JP2001326869A - 映像信号・映像信号解析結果同時表示装置 - Google Patents

映像信号・映像信号解析結果同時表示装置

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JP2001326869A
JP2001326869A JP2000142397A JP2000142397A JP2001326869A JP 2001326869 A JP2001326869 A JP 2001326869A JP 2000142397 A JP2000142397 A JP 2000142397A JP 2000142397 A JP2000142397 A JP 2000142397A JP 2001326869 A JP2001326869 A JP 2001326869A
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JP
Japan
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video signal
image
quality
signal
section
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Pending
Application number
JP2000142397A
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English (en)
Inventor
Takahiro Hamada
高宏 浜田
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K Will Corp
Original Assignee
KDD Media Will Corp
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信した映像信号の品質や特徴の解析結果を
画面上に同時表示して、視聴者に映像信号の品質や特徴
を教えることができるようにすること、 【解決手段】 受信された映像信号は分岐され、一方は
表示制御部2に送られ、他方は信号解析部10に送られ
る。該信号解析部10に入力した映像信号は輝度信号Y
と色差信号Cに分けられ、それぞれY、Cフレームメモ
リ12、13に記憶される。第1、第2の画像品質評価
部14、15は、それぞれY信号、C信号を用いて、画
像のシャープネスS,ブロッキネスBおよび品質Q等を
求めて出力する。また、品質異常検出部16は画像の品
質異常を検出して出力する。切り替え部17は外部から
の切り替え信号により、画像品質または品質異常検出デ
ータを選択して、表示制御部2に出力する。表示部3
は、CRTなどの映像面に、画像とその片隅に前記切り
替え部17によって選択された画像品質または品質異常
検出データを、例えば横向きの棒グラフ等で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は映像信号・映像信
号解析結果同時表示装置に関し、特に、受信された映像
信号を、画面表示と同時に、その映像信号の品質や特徴
を解析し、その結果を画面内にメータ等として同時表示
するようにした映像信号・映像信号解析結果同時表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、放送局でテロップや字幕等を
予め映像信号に挿入し、映像信号と該テロップや字幕等
を家庭等のテレビ装置の画面上に同時表示されることが
行われている。また、家庭等において、操作者がリモコ
ン等でテレビ装置に対して操作することにより、テレビ
装置のフォーカスやブライトネス等の機器設定のデータ
を、画面上に、映像と同時表示することが行われている
(例えば、特開平8−251498号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、画面上
に、テロップや字幕等、または機器設定のデータ等を映
像と同時表示することは公知であるが、受信した映像信
号の品質や特徴の解析結果を同時表示することには何ら
の配慮もされていなかった。
【0004】また、近来、ディジタル圧縮の実用化に伴
い、ディジタル高品位映像等が楽しめるようになってき
ている。しかし、アナログ映像の場合とは異なり、画像
の品質がコンテンツにより変動する。例えば、スポーツ
番組中の動きの早い場面では、圧縮するのが難しく、画
質の低下が起きやすい。一方、劇映画などの静止場面の
多い画像では、圧縮しても、画質の劣化は少ない。ま
た、多種類の映像フォーマット(480i(SDT
V),480p,720p,1080i,1080p
(HDTV)等。なお、iはインタレース(飛び越し走
査)、pはプログレッシブ(順次走査)を表す)が混在
すると、異なった品質の映像が混在することになり、視
聴者に安定した品質の映像を供給する点で問題が生ず
る。そこで、映像の品質を視聴者に知らせることが、今
後要望されることになると考えられる。
【0005】本発明は、前記した従来技術に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は受信した映像信号の品質や
特徴の解析結果を画面上に同時表示して、視聴者に映像
信号の品質や特徴を教えることができる映像信号・映像
信号解析結果同時表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、受信された映像信号を分岐する手段
と、該分岐された一方の映像信号を解析して該映像信号
の画像品質を評価する手段と、該分岐された他方の映像
信号と、前記画像品質の評価結果を同時に表示する表示
手段とを具備した点に特徴がある。この特徴によれば、
視聴者は、映像信号の再生画像を見ながら、受信画像の
品質や特徴を知ることができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の概略の構成を示す
ブロック図である。
【0008】受信端末で受信された映像信号1は分岐さ
れ、分岐された一方の映像信号1aは受信端末の表示制
御部2に送られ、他方の映像信号1bは信号解析部10
に送られる。信号解析部10は、信号入力部11を通じ
て映像信号を取込み、取込んだ信号をY(輝度)フレー
ムメモリ12とC(色差)フレームメモリ13に格納す
る。
【0009】第1の画像品質評価部14はYフレームメ
モリ12に格納されたY信号に対して画像品質評価を行
い、映像信号のY信号の品質に関するパラメータである
品質Q(Y) 、シャープネスS(Y) 、ブロッキネスB(Y)
を出力する。また、第2の画像品質評価部15はCフレ
ームメモリ13に格納されたC信号に対して画像品質評
価を行い、映像信号のC信号の品質に関するパラメータ
である品質Q(C) 、シャープネスS(C) 、ブロッキネス
B(C) を出力する。該シャープネスは、画像の尖鋭度を
表し、ブロッキネスは画像のブロック、例えば8画素×
8ラインのブロックの境界に現れるモザイク模様の程度
を表す。なお、該第1、第2の画像品質評価部14、1
5として、受信画像の品質を原画像を用いずに評価す
る、例えば本出願人による出願である特願平11−32
5001号「一重刺激画像品質評価装置」を用いること
ができる。その詳細は後述する。
【0010】また、品質異常検出部16は、前記Y、C
フレームメモリ12、13に格納されたY信号およびC
信号を基に、受信映像信号の異常を表すパラメータNto
talを求め、出力する。なお、該品質異常検出部16と
しては、例えば特開平11−289560号公報に記さ
れている「画像の品質異常検出方法および装置」を用い
ることができる。
【0011】前記のようにして得られたY信号およびC
信号の各画像品質評価結果、および画像品質異常検出結
果は、切り替え部17に入力し、外部例えばリモコンか
らの切り替え信号により、切り替えて出力される。
【0012】表示制御部2は、入力してきた映像信号1
aと、信号解析部10からの画像品質評価結果および画
像品質異常検出結果のデータを合成し、表示部3に表示
する。 図2は、該表示部3の表示例を示す図であり、
CRT、液晶、プラズマディスプレイ等の映像面には、
映像が表示され、その一部例えば右下部に、品質表示メ
ータ3a(ブロッキネスB、シャープネスS、および品
質Q)が横方向の棒グラフで表される。ブロッキネスは
少〜多で表され、シャープネスは低〜高で表され、品質
は1〜5の5段階で表示される。該ブロッキネスB、シ
ャープネスS、および品質Qは、前記切り替え信号によ
り、輝度(Y)と色差(C)のいずれかのそれらを選択
することができる。
【0013】図3は、他の表示例を示す図であり、CR
T等の映像面には、映像が表示され、その右下部に品質
異常表示メータ3bが表示される。該品質異常表示メー
タ3bは、例えば5段階表示され、5は異常なし、4は
異常があるが気にならない、3は少し気になる、2は気
になる、1は非常に気になることを示す。
【0014】図4は、さらに他の表示例を示す図であ
り、同一装置に映像と解析データとを表示するようにし
たものである。この表示例は、前記映像信号1aはCR
T等の表示部21に映出し、前記信号解析部10からの
画像品質評価結果および画像品質異常検出結果のデータ
は、前記表示部21に近接して配置された他の表示部2
2に表示するようにしたものである。表示部22には、
前記画像品質評価部14または15で得られた品質デー
タQを横方向の棒グラフで表示し、前記品質異常検出部
16で得られた品質異常データを「正常」「異常」のパ
イロットランプで表示するようにしたものである。
【0015】次に、前記第1の画像品質評価部14の一
具体例を説明する。なお、第2の画像品質評価部15も
同等の構成で実施できるので、第1の画像品質評価部1
4を代表として説明する。
【0016】図5は、第1の画像品質評価部14の概略
の構成を示すブロック図である。基本演算部25は、Y
フレームメモリ12から読み出された画像データを演算
処理して、水平解像度Hr 、垂直解像度Vr 、水平クラ
ンク度Hc 、および垂直クランク度Vc を求め、画像の
特徴量として出力する。これらの画像の特徴量は、関数
変換部26に送られる。関数変換部26では、前記した
4種類の特徴量である水平解像度Hr 、垂直解像度Vr
、水平クランク度Hc 、および垂直クランク度Vc を
用いて、6種類の品質評価量、すなわち水平シャープネ
スHs 、垂直シャープネスVs 、水平ブロッキネスHB
、垂直ブロッキネスVB 、雑音量N、および品質Qを
計算し、これらをフレーム単位で出力する。前記水平シ
ャープネスHs および垂直シャープネスVs は、それぞ
れ画像の水平および垂直方向の尖鋭度を表し、前記水平
ブロッキネスHB および垂直ブロッキネスVB は、画像
のブロック、例えば8画素×8ラインのブロックの境界
に現れる水平および垂直方向のモザイク模様の程度を表
す。
【0017】図6は、図5の基本演算部25の具体的な
構成例を示すブロック図である。該基本演算部25は図
示されているように、水平解像度演算部31、垂直解像
度演算部32、水平クランク量演算部33、および垂直
クランク量演算部34から構成されている。
【0018】次に、前記水平解像度演算部31および垂
直解像度演算部32の機能について、図7、図8および
図9を参照して説明する。図7は1フレームの画像の説
明図、図8は画像の水平方向および垂直方向の“坂(Til
t)”の概念図である。
【0019】図7の27は1フレームの画像を示し、こ
の画像は画素x(m,n)から構成されている。ここ
に、1≦m≦M,1≦n≦Nである。次に、1フレーム
の画像27から水平方向に1ラインずつ読出し、各ライ
ンについて、図8に示されているように、横軸に時間t
をとって各画素値(画素の輝度値)をプロットする。
【0020】そして、該画素値を結ぶ曲線の極小値から
極大値、または極大値から極小値までを、“1つの坂”
と定義する。すなわち、図8(a) に示されているよう
に、極小値から極大値、または極大値から極小値まで
を、1つの坂とする。また、同図(b) に示されているよ
うに、極小値から極大値、または極大値から極小値まで
の間に画素値の変化しない棚があっても、これを無視し
て、極小値から極大値、または極大値から極小値まで
を、1つの坂とする。さらに、同図(c) に示されている
ように、極大値と極大値の間、または極小値と極小値の
間に画素値の変化しない区間があった場合、この区間
を、大きさ0の坂と定義する。
【0021】次に、“坂の大きさ(Lt )”を、1つの
坂における、(極大値−極小値)または(極小値−極大
値)と定義する。因みに、前記画素x(m,n)の値が
8ビットで表現されているとすると、該Lt は−255
〜+255までの値を取ることができる。
【0022】次に、“坂の数(Nt )”を、1フレーム
の画像11に含まれる坂の数と定義する。ただし、坂の
数は、1ライン毎に計数される。
【0023】いま、前記“坂の数(Nt )”を縦軸に取
り、“坂の大きさ(Lt )”を横軸に取ると、両者の関
係として、図9に示されているような曲線を得ることが
できる。なお、図の例では、坂の大きさ(Lt )=0の
坂の数(Nt )が一番多く、坂の大きさ(Lt )が+ま
たは−方向に大きくなるに従い少なくなることを示して
いる。
【0024】次に、図9の関係を基にして、小さい坂の
個数SH(s) と0の坂の個数S0 を、それぞれ、図10
の(1) 、(2) 式のように定義する。ここに、小さい坂の
個数SH(s) は、Lt =1〜S,Lt =−1〜−Sの坂
の数(Nt )の和、0の坂の個数S0 は、Lt =0の坂
の数を表している。
【0025】次に、前記小さい坂の個数SH(s) と0の
坂の個数SH0を用いて、前記水平解像度Hr を次の(3)
式のように定義する。 Hr =SH(s) I ・SH0J …(3)
【0026】前記の説明では、1フレームの画像11か
ら水平方向に1ラインずつ読出し、各ラインについて、
図8に示されているように、横軸に時間tをとって各画
素の値をプロットしたが、1フレームの画像11から垂
直方向に1ラインずつ読出し、前記と同様の処理をす
る。この処理により、前記(1) 、(2) 式と同様の、垂直
方向の小さい坂の個数SV(s) と0の坂の個数SV0が得
られたとすると、該SV(s) とSV0を用いて、前記垂直
解像度Vr を次の(4) 式のように定義する。 Vr =SV(s) I ・SV0J …(4)
【0027】なお、前記(1) 式の右辺のSはS=3、前
記(3) 、(4) 式のI,JはI=1、J=−0.5とする
のが好適であるが、本発明はこれに限定されず、S,I
はそれぞれS=2〜5、I=0.5〜2の正の値、Jは
J=−0.2〜−1の負の値であっても良い。
【0028】図15に前記した処理のフローチャートを
示す。ステップS1では、水平走査ライン、垂直方向の
ラインを表す符号Hk 、Vk を0と置く。ステップS2
では、1水平走査ラインの画素値の変化(坂の数と大き
さ)を求める。ステップS3ではHk に1を加算する。
ステップS4では、Hk が1フレームの水平走査ライン
数に等しくなったか否かの判断をする。この判断が否定
の時には、ステップS2に戻って次の水平走査ラインの
画素値の変化を求める。
【0029】以上の処理を繰返し行い、その後ステップ
S4の判断が肯定になると、ステップS5に進んで1フ
レーム中の予め定められた範囲の大きさの坂の個数SH
(s)と0の坂の個数SH0を前記(1) 、(2) 式により求め
る。次に、ステップS6に進んで、該SH(s) とSH0か
ら、前記(3) 式により、水平解像度Hr を求める。
【0030】次にステップS7に進んで、1垂直ライン
の画素値の変化(坂の数と大きさ)を求める。ステップ
S8では、Vk に1を加算する。ステップS9では、V
k が1フレームの垂直方向のライン数に等しくなったか
否かの判断を行い、この判断が否定の時には、ステップ
S7に進む。
【0031】以上の処理を繰返し行い、その後ステップ
S9の判断が肯定になると、ステップS10に進んで、
1フレーム中の垂直方向の予め定められた範囲の大きさ
の坂の個数SV(s) と0の坂の個数SV0が前記ステップ
S5と同様に求められる。ステップS11では、該SV
(s) とSV0から、前記(4) 式を用いて垂直解像度Vrが
求められる。
【0032】上記のようにして求めた水平解像度Hr と
垂直解像度Vr が大きい程、画像品質が良好であること
は勿論である。なお、前記の説明では、1フレームの水
平走査ライン、および1フレームの垂直ラインを用いた
が、本発明はこれに限定されず、任意の画像エリアの水
平走査ライン、および垂直ラインを用いて、水平解像度
Hr と垂直解像度Vr を求めるようにしても良い。
【0033】次に、図6の水平クランク量演算部33お
よび垂直クランク量演算部34の機能について、図1
1、図12を参照して説明する。図11はクランクの定
義の説明図、図12はクランク数NCLK (r) とクランク
パワーPCLK (r) の概念図を示す。
【0034】クランクの有無は、次のように定義する。
すなわち、1フレームの画像11から水平方向に1ライ
ンずつ読出し、各ラインについて、図11のように、時
間tを横軸にして、画素値xを縦軸にプロットする。図
11には、隣接する4個の画素値x(m-1) 、x(m) 、x
(m+1) 、x(m+2) (ただし、mは画素位置)が示されて
いる。そして、次の条件(5) 〜(7) を満足する場合にク
ランクが存在し、満足しない場合にクランクが存在しな
いと定義する。 |x(m-1) −x(m) |≦Th1 …(5) |x(m+1) −x(m+2) |≦Th2 …(6) |x(m) −x(m+1) |≧Th3 …(7) ここに、Th1、Th2、Th3は、予め定められた閾値であ
る。
【0035】前記(5) 〜(7) の条件が満足される時、C
LKHC(m)=1、満足されない時、CLKHC(m)=
0と定義する。
【0036】次に、画素位置mを、m=Lq+r(ただ
し、q=0,1,…,Q;r=0,1,…,L−1)と
定義し、画素位置mをLの倍数でrによりクラス分けす
る。通常、1ブロックは8画素×8ラインであるのでL
=8とし、r毎にクランク数NCLK (r) とそのクランク
パワーPCLK (r) を、図10の(8) 式、(9) 式により計
算する。
【0037】図13は画像の水平方向1ラインの、L=
8、r=3とした時の、ブロック境界のクランクの有無
の検査を示す図である。この場合には、クラス3の画素
位置(m=3,11,19,27,…)のクランク有無
の検査が行われることが分かる。
【0038】図12(a) 、(b) は、r=0,1,…,7
の各クラスにおいて求めた1フレームの画像の水平方向
のクランク数NCLK (r) とクランクパワーPCLK (r) の
一例を示す図である。
【0039】以上のようにして、画像の水平方向のクラ
ンク数NCLK (r) とクランクパワーPCLK (r) が求めら
れると、図10の(10)式または(11)式により、水平クラ
ンク度Hc を定義する。なお、(10)式および(11)式にお
いて、rmax は、前記クランク数NCLK (r) またはクラ
ンクパワーPCLK (r) の最大値を与えるrであり、rma
x-1 、rmax+1 はその前後のrである。また、rmax =
0の時にはrmax-1 =L−1、rmax =L−1の時には
rmax+1 =0となる。なお、本発明では、(10)式および
(11)式のrmax-1 、rmax+1 はこれに限定されず、rma
x 以外の他の値に置換してもよい。
【0040】前記の説明は、水平クランク度Hc の定義
に関する説明であったが、垂直クランク度Vc について
も、画像の垂直方向のクランク数NCLK (r) とクランク
パワーPCLK (r) を求めることにより、前記(10)式およ
び(11)式と同様の式により定義できるので、垂直クラン
ク度Vc の定義に関する説明は省略する。
【0041】図16に前記した処理のフローチャートを
示す。ステップS21では、前記クラス分けのrが0と
置かれ、ステップS22では水平走査ラインの画素数L
ごとに、クランクが存在するか否かの判断がなされる。
この判断が肯定の時にはステップS23に進んで、クラ
ンク数NCLK (r) に1が加算され、ステップS24に進
む。一方、前記ステップS22の判断が否定の時にはス
テップS23をジャンプしてステップS24に進む。ス
テップS24では、rに1が加算され、ステップS25
の判断、すなわち1水平走査ラインの全部について、ク
ランクの有り無しの検査をしたか否かの判断がなされ
る。この判断が否定の時には、ステップS22に戻っ
て、ステップS22〜S25の処理が繰返し行われる。
1水平走査ラインのクランク有り無しの検査が終了する
と、ステップS26に進んで、1フレームの水平走査ラ
イン全部について処理をしたか否かの判断がなされる。
【0042】この判断が否定の時にはステップS27に
進んで、次の水平走査ラインに処理を移す。以上の処理
が繰返し行われ、1フレームの全水平走査ラインについ
て処理が終わると、すなわち、ステップS26の判断が
肯定になると、図12で示したような、クラスr別のク
ランク数が求められることになる。次に、ステップS2
8では、最大クランク数NCLK (rmax ) と、他のクラン
ク数NCLK (rmax -1)とNCLK (rmax +1) から、(10)式
を用いて、水平クランク度Hc を求める。
【0043】図17はクランクパワーを用いて、水平ク
ランク度Hc を求める処理を示すフローチャートであ
る。このフローチャートはステップS31とS32を除
いて、図16と同じであるので、説明を省略する。な
お、ステップS31では、ステップS22で検出された
クランクに対して、クランクパワーガ前記し(9) 式を用
いて演算される。
【0044】また、画像の垂直クランク度Vc も、前記
図16、図17と同様にして求めることができるので、
説明を省略する。
【0045】以上のようにして求めた水平クランク度H
c と垂直クランク度Vc は、それらの値が大きい程、画
像の品質が良好であることは勿論である。
【0046】次に、前記図5の関数変換部26の具体的
な構成例を、図14を参照して説明する。関数変換部2
6は、前記したように、画像の4種類の特徴量である前
記水平解像度Hr 、垂直解像度Vr 、水平クランク度H
c 、および垂直クランク度Vc を用いて、6種類の品質
評価量、すなわち水平シャープネスHs 、垂直シャープ
ネスVs 、水平ブロッキネスHB 、垂直ブロッキネスV
B 、雑音量N、および品質Qを計算し、これらをフレー
ム単位で出力する。
【0047】図14に示されているように、水平シャー
プネスHs は関数FHSに水平解像度Hr を適用すること
により求められる。関数FHSの一例として、下記の(12)
式を用いることができる。 HS =9×10-3Hr +0.5 …(12)
【0048】また、垂直シャープネスVs は関数FVSに
垂直解像度Vr を適用して演算することにより求められ
る。関数FVSの一例として、下記の(13)式を用いること
ができる。 VS =9×10-3Vr +0.5 …(13)
【0049】次に、水平ブロッキネスHB は関数FHBに
水平クランク度Hc を適用して演算することにより求め
られる。関数FHBの一例として、下記の(14)式を用いる
ことができる。 HB =4.04Hc +0.96 …(14)
【0050】また、垂直ブロッキネスVB は関数FVBに
垂直クランク度Vc を適用して演算することにより求め
られる。関数FVBの一例として、下記の(15)式を用いる
ことができる。 VB =4.04Vc +0.96 …(15)
【0051】また、雑音量Nは、前記前記水平解像度H
r 、垂直解像度Vr 、水平クランク度Hc 、および垂直
クランク度Vc に、それぞれ、関数fNHr 、fNVr 、f
NHc、およびfNVc を適用して演算し、演算結果を加算
し、次いで加算値を関数FNに適用して演算することに
より求められる。前記関数fNHr 、fNVr 、fNHc 、お
よびfNVc の一例として、次の(16)〜(19)式を用いるこ
とができる。 Hr1=12.203loge Hr −32.573 …(16) Vr1=12.203loge Vr −32.573 …(17) Hc1=12.203loge Hc −32.573 …(18) Vc1=12.203loge Vc −32.573 …(19)
【0052】また、関数FN の一例としては、次の(20)
式を用いることができる。 N=1/4×(Hr1+Vr1+Hc1+Vc1) …(20)
【0053】次に、品質Qは、前記前記水平解像度Hr
、垂直解像度Vr 、水平クランク度Hc 、および垂直
クランク度Vc に、それぞれ、関数fQHr 、fQVr 、f
QHc 、およびfQVc を適用して演算し、演算結果を加算
し、次いで加算値を関数FQ に適用して演算することに
より求められる。前記関数fQHr 、fQVr 、fQHc 、お
よびfQVc の一例として、次の(21)〜(24)式を用いるこ
とができる。 Hr2=9×10-3Hr +0.5 …(21) Vr2=9×10-3Vr +0.5 …(22) Hc2=4.04Hc +0.96 …(23) Vc2=4.04Vc +0.96 …(24) また、関数FQ の一例としては、次の(25)式を用いるこ
とができる。 Q=1/4×(Hr2+Vr2+Hc2+Vc2) …(25)
【0054】前記(12)〜(15)式の演算を行うと、水平シ
ャープネスHs 、垂直シャープネスVs 、水平ブロッキ
ネスHB 、および垂直ブロッキネスVB のそれぞれを数
値で得ることができる。この数値による画質の評価に
は、次の尺度を用いることができる。数値が5の場合は
「劣化が判らない」、4の場合は「劣化が判るが、気に
ならない」、3の場合は「劣化が少し気になる」、2の
場合は「劣化が気になる」、1の場合は「劣化が非常に
気になる」とすることができる。したがって、前記演算
結果の数値が例えば4.83であれば5に近いので、画
質評価は「劣化が判らない」とすることができ、例えば
4.21であれば4に近いので「劣化が判るが、気にな
らない」と判定することができる。また、この数値を基
に、図2に示したように、横方向に延びる品質表示メー
タ3aで表すことができる。
【0055】また、前記(20)式の演算を行うと雑音量N
を数値で得ることができる。該雑音量Nの尺度として
は、雑音量Nが5の場合は「SNRが高い」、4の場合
は「SNRがやや高い」、3の場合は「SNRがやや低
下している」、2の場合は「SNRがかなり低下してい
る」、1の場合は「SNRが非常に低下している」とす
ることができる。
【0056】さらに、前記(25)式の演算を行うと品質Q
を得ることができる。該品質Qの尺度としては、品質Q
が5の場合は「非常に良い」、4の場合は「良い」、3
の場合は「普通」、2の場合は「少し悪い」、1の場合
は「悪い」とすることができる。
【0057】次に、図1の前記品質異常検出部16の一
具体例を、以下に説明する。
【0058】図18は、本具体例の構成を示すブロック
図である。図示されているように、Yフレームメモリ1
2、Cフレームメモリ13に記憶された画像データは波
形解析部40に送られる。該波形解析部40はブロック
分割部51、54、ブロック特性計算部52、55、平
均値分離・正規化部53、56から構成されている。前
記ブロック分割部51、54は、それぞれ、輝度信号、
色差信号を、図19に示されているように、k画素×n
ライン、例えば8画素×8ライン、16画素×8ライン
等のブロックに分割する。ブロック特性計算部52、5
5は、該ブロックの特性である平均値mと分散σ2 を、
図10の(26) 、(27) 式により計算する。ここに、x
(k,n)は画素の信号値の振幅を示す。
【0059】輝度信号の平均値分離・正規化部53に
は、前記Yメモリ12に蓄積されている輝度信号データ
と、前記ブロック特性計算部52で求められたブロック
の平均値my と分散σ2 y が送られる。一方、色差信号
の平均値分離・正規化部56には、前記Cメモリ13に
蓄積されている色差信号データと、前記ブロック特性計
算部55で求められたブロックの平均値mc と分散σ2
c が送られる。
【0060】前記平均値分離・正規化部53では、Yメ
モリ12から入力される画素x(k,n)を図10の(2
8) 式により、平均値分離・正規化する。ここに、σo
は、予め定められた標準偏差であり、本装置の外部から
与えることができる。
【0061】この平均値分離・正規化部53の働きを、
図20、図21を参照して、具体例で説明する。いま、
Yメモリ12から入力される画像が例えば青空のように
平坦な画面であったとすると、画像信号xの時間変化は
図20(a) のように小さな変化となっている。また、例
えば青空を背景として木が立っている画像のように、画
像xの輝度が急激に変化するエッジ部では、画像信号x
の時間変化は同図(b)のようになっている。さらに、例
えば森や髪の毛の画像のように、画像xが詳細画像の場
合には、画像信号xの時間変化は同図(c) のように鋭く
かつ大きな変化となっている。ここに、図20(a) 、
(b) 、(c) 中のσF 、σE 、およびσD は、それぞれの
画像の標準偏差を表し、一般的には等しくない値であ
る。
【0062】これらの画像信号xに対して前記(28) 式
の処理を施すと、図20(a) 、(b)、(c) の各画像信号
から交流電力を取り除いた画像信号とすることができ、
それぞれ、図21(a) 、(b) 、(c) の各画像信号とする
ことができる。ここに、図21(a) 、(b) 、(c) の各画
像信号xの標準偏差は全て同じ値のσo (σo =σF=
σE =σD )となる。この結果、以降の処理では、波形
パターンだけによる解析が可能になる。なお、前記平均
値分離・正規化部56の働きも、平均値分離・正規化部
53と同じであるので、説明を省略する。
【0063】前記平均値分離・正規化部53、56で交
流電力を取除かれた画像信号は、1/f揺らぎ計測部4
1に入力する。該1/f揺らぎ計測部41は、自己相関
関数計算部60、65、補正処理部61、66、フーリ
エ変換実行部62、67、1/fパラメータ決定部6
3、68、および揺らぎ量測定部64、69から構成さ
れている。
【0064】前記自己相関関数計算部60は、平均値分
離・正規化された図22に示されているようなブロック
100からライン101を1本ずつ抜き出し、図10の
(29)
【0065】式から自己相関係数R(τ)を求める。こ
こに、τは画素のずれ量である。
【0066】次に、前記(29) 式により、ブロック10
0内の全部のラインに対して自己相関係数R(τ)を求
め、ブロック100内の全ラインで自己相関係数R
(τ)の平均値を取る。該自己相関係数R(τ)の平均
値は、概ね図23に示すような形をしている。図23の
横軸は前記画素のずれ量τ、縦軸は自己相関係数R
(τ)がとられている。
【0067】次に、前記補正処理部61の処理を説明す
る。まず、図23に示されているように、装置の外部か
ら与えることのできるパラメータτo 〜Tの範囲の自己
相関係数R(τ)の平均値γを、図10の(30) 式から
求める。
【0068】次いで、図23の自己相関係数R(τ)
を、τ≦0側に折返す。そうすると、図24のようにな
る。続いて、R(τ)→R(τ)−γの処理をする。そ
うすると、図25の波形になる。この処理により、τo
≦|τ|≦Tの範囲で、平均値が0となる。なお、図2
4のように、図23の自己相関係数R(τ)を、τ≦0
側に折返すのは、画像のラインの左端および右端では、
両方向の自己相関係数R(τ)が求められないためであ
る。
【0069】次に、フーリエ変換実行部62では、図2
6に示すように、自己相関係数R(τ)をτo ≦|τ|
≦Tの範囲でフーリエ変換し、関数x(t) の電力(パワ
ー)スペクトルを求める。図26のフーリエ変換後のグ
ラフの横軸は周波数f、縦軸は電力密度P(f) を表して
いる。
【0070】次に、1/fパラメータ決定部63は、図
27に記されているように、周波数fと電力密度P(f)
との関係を、log P(f) (縦軸)とlog f(横軸)の関
係へと変換する。そうすると、図27の右側のグラフに
記されているように、下記の(31) 式の一次関数に近似
できる。 log P(f) =alog f+b …(31) ここに、aとbは係数であり、最小二乗近似で求められ
る。
【0071】次に、前記揺らぎ量測定部64の動作を図
28を参照して説明する。該揺らぎ量測定部64では、
実際の画像信号のlog P(f) とlog fの関係の、前記(3
1)式で与えられる一次関数に対する周波数f1 〜f2 の
範囲内のずれ量、すなわち揺らぎ量Bを、図10の(32)
式から求める。なお、(32) 式の揺らぎ量Bは、周波
数揺らぎをフィルタH(f) で重み付けし、周波数f1 〜
f2 の範囲で加え合わせたものである。
【0072】以上のようにして求められた、前記(27)
式の分散σ2 、前記(31) 式のa、b、および前記(32)
式の揺らぎ量Bは、図18に示されているように、異
常判定部42に入力する。該異常判定部42は、前記係
数a、bおよび揺らぎ量Bを、下記の式により正規化す
る。 a´=(a+3.34)/1.49 B´=(B−40.16)/28.51 b´=(b−1.93)/2.21 そして、該異常判定部42は、ic Noiseの判定楕円関数
により、下記の条件(a)または(b) が成立する時には、
画像の品質が異常(N(d) )であると判定し、成立しな
い時には正常であると判定する。 (a) 9.0≦σの時、 {(a´−4.1)/5}2 +{(B´−4.3)/
5.9}2 +{(b´−0.51a´−0.2)}2 ≦
1 (b) σ<9.0の時、 {(a´+2.6)/6.6}2 +{(B´+0.1)
/5.9}2 +{(b´−1.43a´+4.5)}2
≦1 なお、前記条件(a) および(b) による画像の品質の判定
の仕方は一例に過ぎず、他の方法であっても良いことは
明らかである。
【0073】以上では、1/f揺らぎ計測部41の動作
を、自己相関関数計算部60、補正処理部61、フーリ
エ変換実行部62、1/fパラメータ決定部63、およ
び揺らぎ量測定部64で説明したが、色差信号を処理す
る自己相関関数計算部65、補正処理部66、フーリエ
変換実行部67、1/fパラメータ決定部68、および
揺らぎ量測定部69も同等の動作をする。したがって、
異常判定部42からは、画像の輝度、および二つの色差
信号のそれぞれについての異常判定をすることができ
る。
【0074】以上のようにして、例えば、図29の1つ
のブロックdの輝度、および二つの色差信号に対する異
常N(d) の判定がなされると、これらの異常判定N(d)
は統計処理部6に送られる。該統計処理部6は、該異常
判定N(d) をフィールド単位で処理するために、図10
の(33) 式でNtotal を求める。
【0075】次に、統計処理部6は、下記の〜の判
断により、輝度および二つの色差信号のそれぞれに対し
てフィールドの正常または異常を判定する。 Ntotal =0 →完全な正常フィールド 0<Ntotal <Th1 →フィールド内に孤立状の異
常あり Th1<Ntotal ≦Th2 →フィールド内で、部分的
に異常あり Th2<Ntotal →フィールドのほぼ全域に渡って
異常あり
【0076】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受信映像と同時に該受信映像の画質が表示さ
れるので、視聴者は放送の良し悪しを判定することがで
きる。また、映像の提供者は、提供している映像の良し
悪しを視聴者に判定されるので、良質の映像を提供する
ように努力するようになることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 映像と同時に表示される品質表示メータの一
例を示す図である。
【図3】 映像と同時に表示される品質異常表示メータ
の一例を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施形態の表示部の説明図であ
る。
【図5】 図1の画像品質評価部の一具体例の概略の構
成を示すブロック図である。
【図6】 図5の基本演算部の構成例を示すブロック図
である。
【図7】 1フレームの画像の概念図である。
【図8】 画素値の“坂”の定義の説明図である。
【図9】 坂の大きさLt と坂の数Nt の関係の一例を
示す図である。
【図10】 数式を示す図である。
【図11】 “クランク”の定義の説明図である。
【図12】 クランク数とクランクパワーの説明図であ
る。
【図13】 画像の水平方向1ラインの、L=8、r=
3とした時の、ブロック境界のクランクの有無の検査の
説明図である。
【図14】 図5の関数変換部の構成例を示すブロック
図である。
【図15】 水平解像度Hr 、垂直解像度Vr を求める
処理を示すフローチャートである。
【図16】 水平クランク度Hc を求める処理を示すフ
ローチャートである。
【図17】 水平クランク度Hc を求める他の処理を示
すフローチャートである。
【図18】 図1の品質異常検出部の一具体例の概略の
構成を示すブロック図である。
【図19】 図18のブロック分割部の動作の説明図で
ある。
【図20】 図18の平均値分離・正規化部の動作の説
明図である。
【図21】 平均値分離・正規化部の動作の説明図であ
る。
【図22】 図18の自己相関関数計算部の動作の説明
図である。
【図23】 図18の補正処理部の動作の説明図であ
る。
【図24】 補正処理部の動作の説明図である。
【図25】 補正処理部の動作の説明図である。
【図26】 図18のフーリエ変換実行部の動作の説明
図である。
【図27】 図18の1/fパラメータ決定部の動作の
説明図である。
【図28】 図18の揺らぎ量測定部の動作の説明図で
ある。
【図29】 フィールドとブロックを示す図である。
【符号の説明】
2…表示制御部、3…表示部、10…信号解析部、11
…信号入力部、12…Y(輝度)フレームメモリ、13
…C(色差)フレームメモリ、14…第1の画像品質評
価部、15…第2の画像品質評価部、16…品質異常検
出部、17…切り替え部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月17日(2000.5.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に、前記小さい坂の個数SH(s) と0の
坂の個数SH0を用いて、前記水平解像度Hr を次の(3)
式のように定義する。Hr =SH(s) I ・SH0 J
(3)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】前記の説明では、1フレームの画像11か
ら水平方向に1ラインずつ読出し、各ラインについて、
図8に示されているように、横軸に時間tをとって各画
素の値をプロットしたが、1フレームの画像11から垂
直方向に1ラインずつ読出し、前記と同様の処理をす
る。この処理により、前記(1) 、(2) 式と同様の、垂直
方向の小さい坂の個数SV(s) と0の坂の個数SV0が得
られたとすると、該SV(s) とSV0を用いて、前記垂直
解像度Vr を次の(4) 式のように定義する。 Vr =SV(s) I ・SV0 J …(4)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】図14に示されているように、水平シャー
プネスHs は関数FHSに水平解像度Hr を適用すること
により求められる。関数FHSの一例として、下記の(12)
式を用いることができる。 HS =9×10 -3 Hr +0.5 …(12)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また、垂直シャープネスVs は関数FVSに
垂直解像度Vr を適用して演算することにより求められ
る。関数FVSの一例として、下記の(13)式を用いること
ができる。 VS =9×10 -3 Vr +0.5 …(13)
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】また、雑音量Nは、前記前記水平解像度H
r 、垂直解像度Vr 、水平クランク度Hc 、および垂直
クランク度Vc に、それぞれ、関数fNHr 、fNVr 、f
NHc、およびfNVc を適用して演算し、演算結果を加算
し、次いで加算値を関数FNに適用して演算することに
より求められる。前記関数fNHr 、fNVr 、fNHc 、お
よびfNVc の一例として、次の(16)〜(19)式を用いるこ
とができる。 Hr1=12.203log e Hr −32.573 …(16) Vr1=12.203log e Vr −32.573 …(17) Hc1=12.203log e Hc −32.573 …(18) Vc1=12.203log e Vc −32.573 …(19)
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】次に、品質Qは、前記前記水平解像度Hr
、垂直解像度Vr 、水平クランク度Hc 、および垂直
クランク度Vc に、それぞれ、関数fQHr 、fQVr 、f
QHc 、およびfQVc を適用して演算し、演算結果を加算
し、次いで加算値を関数FQ に適用して演算することに
より求められる。前記関数fQHr 、fQVr 、fQHc 、お
よびfQVc の一例として、次の(21)〜(24)式を用いるこ
とができる。 Hr2=9×10 -3 Hr +0.5 …(21) Vr2=9×10 -3 Vr +0.5 …(22) Hc2=4.04Hc +0.96 …(23) Vc2=4.04Vc +0.96 …(24) また、関数FQ の一例としては、次の(25)式を用いるこ
とができる。 Q=1/4×(Hr2+Vr2+Hc2+Vc2) …(25)
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】図18は、本具体例の構成を示すブロック
図である。図示されているように、Yフレームメモリ1
2、Cフレームメモリ13に記憶された画像データは波
形解析部40に送られる。該波形解析部40はブロック
分割部51、54、ブロック特性計算部52、55、平
均値分離・正規化部53、56から構成されている。前
記ブロック分割部51、54は、それぞれ、輝度信号、
色差信号を、図19に示されているように、k画素×n
ライン、例えば8画素×8ライン、16画素×8ライン
等のブロックに分割する。ブロック特性計算部52、5
5は、該ブロックの特性である平均値mと分散σ 2 を、
図10の(26) 、(27) 式により計算する。ここに、x
(k,n)は画素の信号値の振幅を示す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】輝度信号の平均値分離・正規化部53に
は、前記Yメモリ12に蓄積されている輝度信号データ
と、前記ブロック特性計算部52で求められたブロック
の平均値my と分散σ 2 y が送られる。一方、色差信号
の平均値分離・正規化部56には、前記Cメモリ13に
蓄積されている色差信号データと、前記ブロック特性計
算部55で求められたブロックの平均値mc と分散σ 2
c が送られる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】以上のようにして求められた、前記(27)
式の分散σ 2 、前記(31) 式のa、b、および前記(32)
式の揺らぎ量Bは、図18に示されているように、異
常判定部42に入力する。該異常判定部42は、前記係
数a、bおよび揺らぎ量Bを、下記の式により正規化す
る。 a´=(a+3.34)/1.49 B´=(B−40.16)/28.51 b´=(b−1.93)/2.21 そして、該異常判定部42は、ic Noiseの判定楕円関数
により、下記の条件(a)または(b) が成立する時には、
画像の品質が異常(N(d) )であると判定し、成立しな
い時には正常であると判定する。 (a) 9.0≦σの時、 {(a´−4.1)/5} 2 +{(B´−4.3)/
5.9} 2 +{(b´−0.51a´−0.2)} 2
1 (b) σ<9.0の時、 {(a´+2.6)/6.6} 2 +{(B´+0.1)
/5.9} 2 +{(b´−1.43a´+4.5)} 2
≦1 なお、前記条件(a) および(b) による画像の品質の判定
の仕方は一例に過ぎず、他の方法であっても良いことは
明らかである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された映像信号を分岐する手段と、 該分岐された一方の映像信号を解析して該映像信号の画
    像品質を評価する手段と、 該分岐された他方の映像信号と、前記画像品質の評価結
    果を同時に表示する表示手段とを具備したことを特徴と
    する映像信号・映像信号解析結果同時表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段が第1の表示手段と第2の
    表示手段とからなり、第1の表示手段に映像信号を、第
    2の表示手段に前記画像品質の評価結果を同時に表示
    し、該第1、第2の表示手段が近接して配置されること
    を特徴とする請求項1に記載の映像信号・映像信号解析
    結果同時表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画像品質の評価結果は複数の種類か
    らなり、該複数の種類の評価結果を外部からの切り替え
    制御信号により、選択的に表示できるようにしたことを
    特徴とする請求項1または2に記載の映像信号・映像信
    号解析結果同時表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段に表示される画像品質の評
    価結果は、一重刺激画像品質評価によって求められた、
    シャープネス、ブロッキネス、雑音量、および品質の程
    度の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の映像信号・映像信号解析結果
    同時表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段に表示される画像品質の評
    価結果は、表示中の映像が正常であるか異常であるかの
    判定結果を含むことを特徴とする請求項1または2に記
    載の映像信号・映像信号解析結果同時表示装置。
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