JP2001285751A - 画像信号処理装置およびそのインターフェイスモジュール - Google Patents

画像信号処理装置およびそのインターフェイスモジュール

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JP2001285751A
JP2001285751A JP2000094047A JP2000094047A JP2001285751A JP 2001285751 A JP2001285751 A JP 2001285751A JP 2000094047 A JP2000094047 A JP 2000094047A JP 2000094047 A JP2000094047 A JP 2000094047A JP 2001285751 A JP2001285751 A JP 2001285751A
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image signal
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JP2000094047A
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Hirofumi Arima
洋文 有馬
Keiichi Nitta
啓一 新田
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力されるビデオ信号に対応して画像処理時に
必要なデータをインターフェイスモジュールに記憶す
る。 【解決手段】画像再生装置の第1のスロット2(図1)に
インターフェイスモジュール4が装着される。インター
フェイスモジュール4は、ビデオ信号の入力端子21
と、音声信号の入力端子22と、画像再生装置のコネク
タ10(図1)と嵌合するコネクタ24と、デコード回路
23と、記憶回路26と、判定回路25とを有する。デ
コード回路23は、入力端子21に入力されるビデオ信
号をディジタルRGB信号に変換する。判定回路25
は、入力されるビデオ信号の方式を判定する。判定され
た信号方式に応じて、γ特性などのデータとメニューに
関するデータとがMPU16(図1)の指示で記憶回路2
6から読み出される。読み出された各データは、ディジ
タルRGB信号とともにコネクタ24から画像再生装置
へ出力される。画像再生装置は、ディジタルRGB信号
に対して上記各データを用いてγ変換などの画像処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ信号などの
画像信号による画像を再生する画像信号処理装置、およ
びこの画像信号処理装置に接続されるインターフェイス
モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】入力されたビデオ信号による画像を液晶
ディスプレイやCRTなどの表示装置で再生する画像再
生装置が知られている。入力されるビデオ信号は、テレ
ビジョン方式の種類により、NTSC方式、SECAM
方式、PAL方式に分類される。これらの方式は、それ
ぞれ同期信号周波数、変調方式、色度点、γ特性などが
異なる。したがって、画像再生装置は入力されるビデオ
信号の方式に応じてビデオ信号を復調することにより、
ビデオ信号による画像を再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような画像再生装
置で方式の異なる2つのビデオ信号に対して選択的に画
像を再生する場合は、たとえば、NTSC方式のビデオ
信号とPAL方式のビデオ信号とでは上述したように特
性が相違するので、選択された方式に応じてビデオ信号
を復調する必要が生じる。しかしながら、画像再生装置
にそれぞれ異なる複数の方式のビデオ信号を復調する信
号処理回路を備えると、装置のコストが上昇するという
問題が発生する。
【0004】本発明の目的は、方式が異なる複数の画像
信号を復調するために各々の画像信号に対応した複数の
信号処理回路を備えることを不要にした画像信号処理装
置、およびそのインターフェイスモジュールを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図
1、図2、図3に対応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1に記載の発明による画像信号処理装置
は、所定の方式の画像信号が入力されるとともに、画像
信号による画像の再生に必要なパラメータが記憶された
インターフェイスモジュール4(5,101)を着脱可能
な接続端子10(11,102)と、接続端子10(11,
102)に装着されたインターフェイスモジュール4
(5,101)から接続端子10(11,102)を介して供
給される信号に対して、パラメータを用いて信号処理を
行う信号処理手段13とを有することにより、上述した
目的を達成する。 (2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像
信号処理装置において、インターフェイスモジュール4
(5,101)に記憶されていない未記憶パラメータが必
要であるかを判定する判定手段16と、判定手段16に
より未記憶パラメータが必要と判定されたとき、あらか
じめ定められた所定の値をパラメータとして設定する設
定手段16とを有することを特徴とする。 (3)請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像
信号処理装置において、接続端子10(11,102)に
装着されたインターフェイスモジュール4(5,101)
の種類を判別する判別手段16と、判別手段16により
判別されたインターフェイスモジュール4(5,101)
の種類を示すための情報を生成する情報生成手段16と
を有することを特徴とする。 (4)請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像
信号処理装置において、接続端子10(11,102)に
装着されたインターフェイスモジュール4(5,101)
から接続端子10(11,102)を介して供給される信
号に対して、あらかじめ定めた特定の方式の出力信号に
変換する信号変換手段19と、出力信号を外部に出力す
る出力端子17とをさらに有することを特徴とする。 (5)請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像
信号処理装置において、出力信号の方式を選択する選択
手段108を有することを特徴とする。 (6)請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像
信号処理装置において、接続端子10(11,102)に
接続されるインターフェイスモジュール4(5,101)
には、パラメータの設定変更に用いられるメニューを表
示するためのメニュー表示データが記憶されることを特
徴とする。 (7)請求項7に記載の発明によるインターフェイスモ
ジュールは、所定の方式の画像信号が入力される入力端
子21(31)と、インターフェイスモジュール固有のパ
ラメータを記憶する記憶手段26(36)と、外部の画像
処理装置に着脱可能であって、画像信号とパラメータと
を画像処理装置に出力する接続端子24(34)とを有す
ることにより、上述した目的を達成する。 (8)請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のイン
ターフェイスモジュールにおいて、記憶手段26(36)
は、パラメータの設定変更に用いられるメニューを表示
するためのメニュー表示データをさらに記憶しているこ
とを特徴とする。
【0006】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、わかりやすく説明するために実施の形態の図と対
応づけたが、これにより本発明が実施の形態に限定され
るものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
よる画像再生装置の概要を表すブロック図である。この
画像再生装置は、入力されるビデオ信号による画像をス
クリーンなどに投射して再生する。図1において、画像
再生装置1は、第1のスロット2と、第2のスロット3
と、第3のスロット100と、第1のスロット2に設け
られているコネクタ10と、第2のスロット3に設けら
れているコネクタ11と、第3のスロット100に設け
られているコネクタ102と、出力端子17と、スピー
カ160と、投射レンズ9と、赤外線受光部107と、
投射用ランプ105を有するランプユニット6と、コネ
クタ106とを有する。また、画像再生装置1の内部に
は、MPU16と、制御部15と、インターフェイス部
20と、符号、復号部103と、第1のスイッチ12
と、第2のスイッチ18と、処理部19と、プロセス回
路13と、駆動回路14と、液晶パネル8と、光学系7
と、ランプドライバ82と、電源回路81とが設けられ
ている。液晶パネル8は、光学系7の内部に設けられて
いる。
【0008】第1のスロット2には後述するインターフ
ェイスモジュール4が装着され、コネクタ10を介して
インターフェイスモジュール4と画像再生装置1とが接
続される。第2のスロット3には後述するインターフェ
イスモジュール5が装着され、コネクタ11を介してイ
ンターフェイスモジュール5と画像再生装置1とが接続
される。第3のスロット100にはメモリカードなどの
記録媒体101が装着され、コネクタ102を介して記
録媒体101と画像再生装置1とが接続される。
【0009】インターフェイスモジュール4を図2のブ
ロック図を参照して説明する。インターフェイスモジュ
ール4は、ビデオ信号の入力端子21と、音声信号の入
力端子22と、画像再生装置1(図1)のコネクタ10と
嵌合するコネクタ24とを有する。また、インターフェ
イスモジュール4の内部には、デコード回路23と、記
憶回路26と、判定回路25と、A/D変換回路27と
を有する。インターフェイスモジュール4の入力端子2
1には、画像再生用信号が入力される。画像再生用信号
は、たとえば、NTSC方式のVTR(Video Tape Recorde
r)から出力されるアナログコンポジットビデオ信号があ
る。また、入力端子22には2チャンネルステレオのア
ナログ音声信号が入力される。インターフェイスモジュ
ール4は、入力されるビデオ信号および音声信号を所定
のディジタルRGB信号およびディジタル音声信号に変
換して、コネクタ24から画像再生装置1(図1)へ出力
する。
【0010】図2において、コネクタ21から入力され
るアナログコンポジットビデオ信号が、デコード回路2
3と判定回路25とに入力される。デコード回路23
は、入力されたコンポジットビデオ信号をディジタルR
GB信号に変換する。A/D変換回路27は、入力され
たアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する。
デコード回路23の変換処理では、γ特性に対する処理
は行わない。判定回路25は、入力されたコンポジット
ビデオ信号の同期周波数により、ビデオ信号の方式を判
定する。判定回路25で判定されたビデオ信号の方式を
示すデータは、記憶回路26へ送られる。記憶回路26
には、NTSC方式、PAL方式、SECAM方式の各
方式におけるγ変換特性、基準白色の色温度、3原色の
色度値、HUEおよびSATURATIONなどの特性のデータ
と、これらの特性を調整するためのオンスクリーンメニ
ューに関するデータとが記録されている。判定回路25
によりビデオ信号の方式が判定されると、判定されたビ
デオ信号の方式に応じた各特性のデータとオンスクリー
ンメニューに関するデータとが記憶回路26からMPU
16の指示により読み出される。
【0011】コネクタ24は、上述したディジタルRG
B信号、ディジタル音声信号、およびビデオ信号の方式
に応じた各特性のデータとオンスクリーンメニューに関
するデータとを、嵌合されているコネクタ10から画像
再生装置1(図1)へ出力する。また、コネクタ24の所
定位置のピンは、インターフェイスモジュール4の内部
の電源ラインに接続されている。コネクタ24は、この
ピンを用いて、インターフェイスモジュール4が画像再
生装置1(図1)に装着されているか否かの情報を出力す
る。つまり、インターフェイスモジュール4が画像再生
装置1のスロット2(図1)に装着されているとき、コネ
クタ24と嵌合されているコネクタ10(図1)の所定位
置のピンの電位が電源電圧の電位とほぼ等しくなる。一
方、インターフェイスモジュール4がスロット2(図1)
に装着されていないとき、コネクタ10(図1)の所定位
置のピンの電位は電源電圧の電位と等しくならない。コ
ネクタ10(図1)の所定位置のピンの電位の情報は、後
述するインターフェイス部20(図1)に入力される。
【0012】インターフェイスモジュール5を図3のブ
ロック図を参照して説明する。インターフェイスモジュ
ール5は、インターフェイスモジュール4と異なり、SM
PTE274M規格で規定されるディジタルHDTV(High Definit
ion Television)信号を出力する機器からの映像信号が
入力される。インターフェイスモジュール5は、映像信
号の入力端子31と、音声信号の入力端子32と、画像
再生装置1(図1)のコネクタ11と嵌合するコネクタ3
4とを有する。また、インターフェイスモジュール5の
内部には、デコード回路33と、記憶回路36と、A/
D変換回路37と、方式判別回路200とを有する。イ
ンターフェイスモジュール5の入力端子31には、再生
用画像信号としてディジタル輝度、色差(Y,CB,C
R)映像信号が入力され、入力端子32には2チャンネ
ルステレオのアナログ音声信号が入力される。インター
フェイスモジュール5は、入力される輝度信号と色差信
号および音声信号を所定のディジタルRGB信号および
ディジタル音声信号に変換して、コネクタ34から画像
再生装置1(図1)へ出力する。
【0013】図3において、コネクタ31から入力され
る輝度信号および色差信号が、デコード回路33に入力
される。デコード回路33は、入力された輝度信号およ
び色差信号をディジタルRGB信号に変換する。ここ
で、前述のSMPTE274Mで規定されているディジタル信号
は差動伝送される信号であるが、デコード回路33は、
上述したインターフェイスモジュール4がコネクタ24
(図2)に出力するディジタルRGB信号と同じロジック
レベルにするようにレベル変換を行う。デコード回路3
3は、レベル変換後のディジタルRGB信号をコネクタ
34に出力する。なお、デコード回路33の変換処理で
は、γ特性に対する処理は行わない。A/D変換回路3
7は、入力されたアナログ音声信号をディジタル音声信
号に変換する。
【0014】デコード回路33から出力されるディジタ
ルRGB信号は、方式判別回路200にも入力される。
方式判別回路200は、再生するHDTVの走査フォーマッ
トの方式を判別して判別結果を記憶回路36に出力す
る。
【0015】SMPTE274Mでは複数のHDTVの走査フォーマ
ットの方式が規定されている。インターフェイスモジュ
ール5は、いずれの方式の走査フォーマットのディジタ
ル映像信号が入力されても所定のディジタルRGB信号
に変換可能である。記憶回路36には、HDTV方式におけ
るγ変換特性、基準白色の色温度、3原色の色度値、複
数の走査フォーマットから再生するフォーマットを選択
する処理のデータなど、HDTV映像信号特有の処理等に関
するデータが記録されている。方式判別回路200によ
り走査フォーマットの方式が判別されると、判別された
走査フォーマットの方式に応じたデータとオンスクリー
ンメニューに関するデータが記憶回路36からMPU1
6の指示により読み出される。
【0016】コネクタ34は、上述したディジタルRG
B信号、ディジタル音声信号、および走査フォーマット
の方式に応じた各特性のデータとオンスクリーンメニュ
ーに関するデータとを、コネクタ11を介して、画像再
生装置1(図1)へ出力する。また、コネクタ34の第2
の所定位置のピンは、インターフェイスモジュール5の
内部の電源ラインに接続されている。コネクタ34の第
2の所定位置のピンは、コネクタ24の所定位置のピン
と異なる位置に配置されている。コネクタ34は、この
ピンを用いて、インターフェイスモジュール5が画像再
生装置1(図1)に装着されているか否かの情報を出力す
る。つまり、インターフェイスモジュール5が画像再生
装置1のスロット3(図1)に装着されているとき、コネ
クタ34と嵌合されているコネクタ11(図1)の第2の
所定位置のピンの電位が電源電圧の電位とほぼ等しくな
る。一方、インターフェイスモジュール5がスロット3
(図1)に装着されていないとき、コネクタ11(図1)の
第2の所定位置のピンの電位は電源電圧の電位と等しく
ならない。コネクタ11(図1)の第2の所定位置のピン
の電位の情報は、後述するインターフェイス部20(図
1)に入力される。
【0017】インターフェイスモジュール5のコネクタ
34と、前述したインターフェイスモジュール4のコネ
クタ24(図2)とは物理的に同じコネクタである。ま
た、コネクタ34を通して出力されるディジタルRGB
信号、ディジタル音声信号、および走査フォーマットの
方式に応じた各種ディジタル信号のロジックレベルは、
前述したインターフェイスモジュール4のコネクタ24
(図2)を通して出力されるディジタルRGB信号、ディ
ジタル音声信号、および各データを表す各種ディジタル
信号のロジックレベルと同じにされている。さらに、前
述したコネクタ24のピンの所定位置とコネクタ34の
ピンの第2の所定位置を除いて、コネクタ34および2
4において各種信号用のピン位置は共通になるように割
り当てられている。したがって、インターフェイスモジ
ュール4を画像再生装置1のスロット3(図1)に、イン
ターフェイスモジュール5をスロット2(図1)に装着す
ることも可能である。
【0018】記録媒体101は、たとえば、特開平5−
282857号公報に記載されているPCカードであ
る。
【0019】図1において、上述したインターフェイス
モジュール4から出力されるディジタルRGB信号とデ
ィジタル音声信号は、コネクタ10を介してスイッチ1
2の端子Aとスイッチ18の端子Aとに入力される。イ
ンターフェイスモジュール5からのディジタルRGB信
号と音声信号は、スイッチ12の端子Bとスイッチ18
の端子Bとに入力される。記録媒体101からコネクタ
102を介して入力されるディジタルRGB信号と音声
信号は、インターフェイスモジュール4および5から入
力される信号と異なり、ディジタルRGB信号と音声信
号とがデータ圧縮されている。この圧縮データと圧縮率
のデータとが符号、復号部103に入力される。符号、
復号部103は、圧縮率のデータに基づいて圧縮データ
をディジタルRGB信号および音声信号に復号化する。
復号化されたディジタルRGB信号および音声信号は、
スイッチ12の端子Cとスイッチ18の端子Cとに入力
される。
【0020】スイッチ12およびスイッチ18は、制御
部15からの切換え信号により端子A〜Cに入力される
ディジタルRGB信号および音声信号のうち、いずれか
の端子に入力されるディジタルRGB信号および音声信
号を端子Dに出力する。また、後述するようにスイッチ
12は第2の接続子を有する。第2の接続子は、上述し
た端子Dに対する出力とは別に、端子Cと端子Aとを接
続、端子Cと端子Bとを接続、端子Cを端子Aおよび端
子Bの両端子に対して非接続のいずれかの状態に切換え
ることができる。第2の接続子は、後述する記録媒体1
01に対する記録時に使用される。
【0021】ディジタルRGB信号および音声信号とは
別に、上述したインターフェイスモジュール4に入力さ
れるビデオ信号の方式に応じた各特性のデータ、および
オンスクリーンメニューに関するデータと、コネクタ1
0の所定位置のピンの電位の情報とがコネクタ10を介
してインターフェイス部20に入力される。同様に、上
述したインターフェイスモジュール5に入力されるディ
ジタルHDTV信号の走査フォーマットの方式に応じた各特
性のデータ、およびオンスクリーンメニューに関するデ
ータと、コネクタ11の第2の所定位置のピンの電位の
情報とがコネクタ11を介してインターフェイス部20
に入力される。さらに、記録媒体101のデータがコネ
クタ102を介してインターフェイス部20に入力され
る。インターフェイス部20に入力されたインターフェ
イスモジュール4、5および記録媒体101からのデー
タは、それぞれMPU16により読みとられる。
【0022】スイッチ12の端子Dから出力されるディ
ジタルRGB信号および音声信号は、プロセス回路13
に入力される。プロセス回路13は、制御部15からの
制御信号を受けて、スイッチ12の端子Dより入力され
た信号をディジタルRGB信号と音声信号とに分離す
る。分離された音声信号がプロセス回路13で所定の処
理を施され、スピーカ160に入力される。スピーカ1
60は、入力された音声信号を再生する。一方、分離さ
れたディジタルRGB信号に対しては、後述する液晶パ
ネル8の表示解像度に合わせるために解像度変換と、液
晶パネル8のγ特性に合わせるためにγ変換処理などの
画像処理とが施される。画像処理後のディジタルRGB
信号が駆動回路14に入力される。駆動回路14は、制
御部15からの制御信号を受けて、入力されたディジタ
ルRGB信号により液晶パネル8を駆動する。
【0023】図4は、光学系7および光学系7内の液晶
パネル8を説明する図である。光学系7は、RGB各色
用の画像をそれぞれ生成する各液晶パネルP1〜P3に
より構成される液晶パネル8と、ダイクロイックミラー
D1〜D4と、ミラーM1〜M3とを有する。ダイクロ
イックミラーD1,D2は投射用ランプ105(図1)か
らの照明光を赤色、緑色、青色(RGB)に分解して各
液晶パネルP1〜P3を照明する。ミラーM1〜M3
は、入射された光を反射する。ダイクロイックミラーD
3,D4は、各液晶パネルP1〜P3を透過した光を色
合成する。
【0024】図4において、ランプ105(図1)により
発せられた光がミラーM1で反射され、赤色光を反射す
るダイクロイックミラーD1に入射される。ダイクロイ
ックミラーD1は赤色光のみを反射して残りの光を透過
する。ダイクロイックミラーD1で反射された赤色光は
ミラーM2で再び反射され、赤色用液晶パネルP1、色
合成用のダイクロイックミラーD3およびD4を透過し
て、投射レンズ9へ出射される。
【0025】ダイクロイックミラーD1を透過した光
は、青色光を反射するダイクロイックミラーD2に入射
される。ダイクロイックミラーD2は青色光のみを反射
して残りの光を透過する。ダイクロイックミラーD2で
反射された青色光は、青色用液晶パネルP3を透過した
後、色合成用のダイクロイックミラーD3で反射され、
ダイクロイックミラーD4を透過して投射レンズ9へ出
射される。ダイクロイックミラーD2を透過した緑色光
は、緑色用液晶パネルP2を透過した後、ミラーM3お
よび色合成用のダイクロイックミラーD4で反射されて
投射レンズ9に出射される。各液晶パネルP1〜P3に
より空間変調され、投射レンズ9に出射された上記の赤
色、青色および緑色の合成光が、投射レンズ9によりス
クリーンS上に映し出される。
【0026】図1において、電源回路81に交流の商用
電源が供給される。電源回路81は、入力される交流電
圧を所定の直流電圧に変換して、画像再生装置1内の各
ブロックに対して所定の電圧の電源を供給する。電源回
路81はまた、MPU16からの指令により、ランプド
ライバ82をはじめとする画像再生装置1内の各部に対
して電源の供給をオン/オフする。ランプドライバ82
は、電源回路81から電源が供給されると、供給された
電圧をランプ105の点灯に必要な所定の電圧に変換し
てランプ105を点灯させる。なお、ランプ105を有
するランプユニット6は、コネクタ106を介して画像
再生装置1に接続されている。
【0027】スイッチ18の端子Dから出力されるディ
ジタルRGB信号および音声信号は、処理部19に入力
される。処理部19は、制御部15からの制御信号を受
けて、スイッチ18の端子Dより入力された信号を所定
の方式の信号に方式変換する。そして、たとえば、NT
SC方式のビデオ信号と音声信号とに分離して出力す
る。出力端子17にNTSC方式の信号を再生可能な不
図示のTVモニターを接続すれば、分離されたビデオ信号
と音声信号が出力端子17から出力されて不図示のTVモ
ニターで再生される。スクリーンSが用意されていない
場合などに、出力端子17に接続される不図示のTVモニ
ターで画像を再生することができる。なお、処理部19
で方式変換されたNTSC方式などの所定の方式は、後
述するデフォルトとして使用するためにMPU16内の
メモリに記憶される。
【0028】赤外線受光素子107は、リモコン送信機
108から送信される赤外光による操作信号を受光して
電気信号に変換する。電気信号に変換された操作信号
は、MPU16に入力される。図5は、リモコン送信機
108の操作パネルを示す図である。リモコン送信機1
08には、パワーオン/オフスイッチ55と、メニュー
/選択スイッチ56と、ランプオン/オフスイッチ57
と、上向き操作スイッチ51と、左向き操作スイッチ5
2と、下向き操作スイッチ53と、右向き操作スイッチ
54とが設けられている。パワーオン/オフスイッチ5
5が操作されると、このスイッチが操作されるごとに画
像再生装置1に対してパワーオン操作信号とパワーオフ
操作信号とが交互に送信される。ランプオン/オフスイ
ッチ57が操作されると、このスイッチが操作されるご
とに画像再生装置1に対してランプオン操作信号とラン
プオフ操作信号とが交互に送信される。
【0029】上向き操作スイッチ51が操作されると、
後述するメニュー画面においてカーソルを画面の上方に
移動させるための操作信号が送信される。左向き操作ス
イッチ52が操作されると、後述するメニュー画面にお
いてカーソルを画面の左方に移動させるための操作信号
が送信される。下向き操作スイッチ53が操作される
と、後述するメニュー画面においてカーソルを画面の下
方に移動させるための操作信号が送信される。右向き操
作スイッチ54が操作されると、後述するメニュー画面
においてカーソルを画面の右方に移動させるための操作
信号が送信される。メニュー/選択スイッチ56が操作
されると、後述するメニュー画面の表示、およびメニュ
ーを選択する操作信号が送信される。
【0030】以上説明した画像再生装置1の動作につい
て説明する。本実施の形態の説明では、インターフェイ
スモジュール4がスロット2に装着されている場合を例
に説明する。インターフェイスモジュール4のコネクタ
21および22には、それぞれNTSC方式のアナログ
コンポジットビデオ信号とステレオ音声信号とが入力さ
れている。電源回路81に商用電源が供給されると、M
PU16および赤外線受光素子107に対して所定の電
圧の電源が供給される。MPU16は所定のプログラム
を起動する。リモコン送信機108からパワーオン操作
信号が送られると、MPU16は電源回路81に対して
指令を送り、ランプドライバ82以外の各ブロックに所
定の電圧の電源の供給を開始させる。リモコン送信機1
08からランプオンの操作信号が送られると、MPU1
6は電源回路81に対して指令を送り、ランプドライバ
82に対する所定電圧の供給を開始させる。
【0031】MPU16は、画像再生装置1に対して所
定の初期化処理を施した後に、スロット2および3にイ
ンターフェイスモジュールが装着されているか否かを検
出する。検出は、上述したようにコネクタ10,11の
所定位置のピン、および第2の所定位置のピンの電位を
検出して行う。本実施の形態ではインターフェイスモジ
ュール4がスロット2に装着されているので、MPU1
6は、コネクタ10の所定位置のピンの電位が電源電圧
レベルとして検出されることから、スロット2に対する
インターフェイスモジュール4の装着を検出できる。一
方、コネクタ11の第2の所定位置のピンの電位は電源
電圧レベルとして検出されないので、スロット3へのイ
ンターフェイスモジュール5の装着は検出されない。
【0032】MPU16は、スロット2を有効とするた
めにスイッチ12の端子Aと端子Dとを接続する指令を
制御部15に向けて出力する。一方、上述したように、
インターフェイスモジュール4内の判定回路25によ
り、インターフェイスモジュール4に入力されているビ
デオ信号の方式が判定される。判定されたビデオ信号の
方式(NTSC方式)は、インターフェイス部20を介し
てMPU16に送られる。MPU16の指示により、記
憶回路26からNTSC方式におけるγ変換特性、基準
白色の色温度、3原色の色度値、HUEおよびSATURATI
ONなどの特性のデータと、これらの特性を調整するため
のオンスクリーンメニューに関するデータとが読み出さ
れる。
【0033】MPU16は、記憶回路26から読み出し
たγ特性値を用いてγ変換テーブルを計算し、計算結果
を制御部15を介してプロセス回路13へ出力する。γ
変換テーブルは、NTSC方式のビデオ信号に施されて
いるγ処理の特性をリニアな特性に逆変換(逆γ処理)し
た上で、液晶パネル8を構成する各液晶パネルP1〜P
3の特性で決定されるγ処理を新たに施すものである。
プロセス回路13は、MPU16により計算されたルッ
クアップテーブルを用いて、スイッチ12の端子Dから
入力されるディジタルRGB信号に対してγ処理を行
う。
【0034】プロセス回路13はさらに、スイッチ12
の端子Dから入力されるディジタルRGB信号による表
示画素数を液晶パネル8の表示画素数に変換する解像度
変換処理、上記ディジタルRGB信号による走査周波数
を液晶パネル8の走査周波数に変換するフレーム周波数
変換処理、この変換の際の画像の動きを滑らかにする動
き適応処理なども行う。これらの処理時に行われるディ
ジタルフィルタ処理で使用される係数は、インターフェ
イスモジュール4の記憶回路26に記憶されている。こ
の係数は、上述したビデオ信号の方式における各特性と
ともにMPU16の指示により読み出され、制御部15
を介してプロセス回路13に送られる。すなわち、プロ
セス回路13は、入力されるビデオ信号の方式に応じて
処理内容が変更される。
【0035】プロセス回路13は、図6(a)に示すよう
に、インターフェイスモジュール4のデータとディジタ
ルRGB信号による画像45のデータとを混合する。そ
の結果、インターフェイスモジュールを示す画像と画像
45とがスクリーンS上に所定時間オーバーレイ表示
(投射)される。図6(a)において、スロット2に装着さ
れているインターフェイスモジュール4にNTSC方式
のビデオ信号が入力されていることを表す。
【0036】記憶回路26からMPU16に読み出され
たHUEおよびSATURATIONなどの特性のデータと、HU
EおよびSATURATIONに関するオンスクリーンメニュー制
御に関するデータは、制御部15を介してプロセス回路
13へ出力されるとともに、制御部15内のメモリにも
記憶される。オンスクリーンメニューのデータは、上述
したリモコン送信機108からメニュー/選択スイッチ
56による操作信号がMPU16に入力されることによ
り、図6(b)に示すようにオーバーレイ表示(投射)され
る。
【0037】図6(b)において、画像45の上にオンス
クリーンメニュー46が重ねて表示(投射)されている。
図5のリモコン送信機108の上向き操作スイッチ51
または下向き操作スイッチ53を操作することにより、
HUEを示すボックス41およびSATURATIONを示すボッ
クス42のいずれかを選択して、NTSC方式のビデオ
信号が入力されているときのHUEの調整、SATURATION
の調整を行う。ボックス41が選択されている状態、す
なわち、ボックス41が強調表示(投射)されている状態
で左向き操作スイッチ52または右向き操作スイッチ5
4を操作すると、スクリーンS上に表示(投射)される画
像45の色相が調整される。一方、SATURATIONを示すボ
ックス42が選択されている状態で左向き操作スイッチ
52または右向き操作スイッチ54を操作すると、スク
リーンS上に表示(投射)される画像45の色の鮮やかさ
が調整される。
【0038】上述した調整は、リモコン送信機108か
ら送信される操作信号に応じて、MPU16が制御部1
5を介して駆動回路14に対して指令を出すことによっ
て行われる。駆動回路14が指令に基づいて各色用の液
晶パネルP1〜P3の透過光量を変化させると、スクリ
ーンS上に表示(投射)される画像45のHUEおよびSA
TURATIONが調整される。リモコン送信機108の下向き
操作スイッチ53を操作して終了を示すボックス98を
選択している状態で、メニュー/選択スイッチ56を操
作すると、HUEおよびSATURATIONの設定内容が決定さ
れて、オーバーレイ表示が終了する。
【0039】また、プロセス回路13の働きにより、デ
ジタル音声信号がスピーカ160から再生される。
【0040】インターフェイスモジュール5が新たにス
ロット3に装着された場合について説明する。MPU1
6は、所定時間ごとにコネクタ10,11の所定位置の
ピン、および第2の所定位置のピンの電位を検出する。
したがって、MPU16は、スロット2に対するインタ
ーフェイスモジュール、スロット3に対するインターフ
ェイスモジュールの有無を検出することができる。イン
ターフェイスモジュール5がスロット3に装着される
と、コネクタ11の第2の所定位置のピンの電位が電源
電圧レベルとして検出されることから、MPU16は、
スロット3に対するインターフェイスモジュール5の装
着を検出できる。
【0041】インターフェイスモジュール5の装着が検
出されると、MPU16は、スロット3を有効とするた
めにスイッチ12の端子Bと端子Dとを接続する指令を
制御部15に向けて出力する。一方、上述したように、
インターフェイスモジュール5内の方式判別回路200
により、インターフェイスモジュール5に入力されてい
るディジタルHDTV信号の走査フォーマット方式が判別さ
れる。判別されたフォーマット方式は、インターフェイ
ス部20を介してMPU16に送られる。MPU16の
指示により、記憶回路36から走査フォーマットの方式
に応じたγ変換特性、基準白色の色温度、3原色の色度
値と、これらの特性を調整するためのデータとが読み出
される。
【0042】MPU16は、記憶回路36から読み出し
たγ特性値を用いてγ変換テーブルを計算し、計算結果
を制御部15を介してプロセス回路13へ出力する。γ
変換テーブルは、判別された走査フォーマットの方式の
HDTV信号に施されているγ処理の特性をリニアな特性に
逆変換(逆γ処理)した上で、液晶パネル8を構成する各
液晶パネルP1〜P3の特性で決定されるγ処理を新た
に施すものである。プロセス回路13は、MPU16に
より計算されたルックアップテーブルを用いて、スイッ
チ12の端子Dから入力されるディジタルRGB信号に
対してγ処理を行う。
【0043】プロセス回路13はさらに、スイッチ12
の端子Dから入力されるディジタルRGB信号による表
示画素数を液晶パネル8の表示画素数に変換する解像度
変換処理、上記ディジタルRGB信号による走査周波数
を液晶パネル8の走査周波数に変換するフレーム周波数
変換処理、この変換の際の画像の動きを滑らかにする動
き適応処理なども行う。これらの処理時に行われるディ
ジタルフィルタ処理で使用される係数は、インターフェ
イスモジュール5の記憶回路36に記憶されている。こ
の係数は、上述したHDTV信号の走査フォーマットの方式
に応じた各特性とともにMPU16の指示により読み出
され、制御部15を介してプロセス回路13に送られ
る。すなわち、プロセス回路13は、入力されるHDTV信
号の走査フォーマットの方式に応じて処理内容が変更さ
れる。
【0044】MPU16が制御部15を介してプロセス
回路13に指令を出して、図7(a)に示す画面を所定時
間スクリーンS上にオーバーレイ表示(投射)させる。こ
の表示(投射)は、MPU16が記憶回路36から各種の
データを読み出した後から行うようにしてもよい。リモ
コン送信機108からメニュー/選択スイッチ56によ
る操作信号がMPU16に入力されると、図7(b)に示
すようなオンスクリーンメニュー画面がスクリーンS上
にオーバーレイ表示(投射)される。図7(b)は、表示(投
射)される色合いを調整するためのメニュー画面であ
る。
【0045】オンスクリーンメニュー画面を表示(投射)
するためのデータは、制御部15内のメモリに記憶され
る。上述したインターフェイスモジュール4の記憶回路
26から読み出され、制御部15内のメモリに記憶され
ていたオンスクリーンメニュー制御に関するデータは、
インターフェイスモジュール5の記憶回路36から読み
出されたデータを上書きすることにより削除される。し
たがって、制御部15内のメモリの容量を少なくでき
る。
【0046】表示(投射)される色合いの調整は、次のよ
うに行われる。操作者がリモコン送信機108の上向き
操作スイッチ51、または下向き操作スイッチ53を操
作することにより、図7(b)のオンスクリーンメニュー
画面47の中から所望するR色、G色およびB色を示す
ボックス43,99,44のいずれかが選択される。こ
の状態で、左向き操作スイッチ52または右向き操作ス
イッチ54を操作すると、スクリーンS上に表示(投射)
される画像45の色合いが調整される。
【0047】色合い調整は、リモコン送信機108から
送信される操作信号に応じて、MPU16が制御部15
を介して駆動回路14に対して指令を出すことによって
行われる。駆動回路14が指令に基づいて各色用の液晶
パネルP1〜P3の透過光量を変化させると、スクリー
ンS上に表示(投射)される画像45の色合いが調整され
る。リモコン送信機108の下向き操作スイッチ53を
操作して終了を示すボックス98を選択している状態
で、メニュー/選択スイッチ56を操作すると、設定内
容が決定されて、オーバーレイ表示が終了する。
【0048】また、プロセス回路13の働きにより、デ
ジタル音声信号がスピーカ160から再生される。
【0049】記録媒体101が新たにスロット100に
装着された場合について説明する。MPU16は、コネ
クタ102に設けられている記録媒体101の装着検出
用のピンの電位を所定時間ごとに検出する。したがっ
て、MPU16は、スロット100に対する記録媒体1
01の有無を検出することができる。記録媒体101の
装着が検出されると、MPU16は、制御部15を介し
てプロセス回路13に指令を出して、図8(a)に示すよ
うな画面を所定時間スクリーンS上に表示(投射)させ
る。この表示(投射)は、MPU16が後述する各種のデ
ータを読み出した後から行うようにしてもよい。
【0050】記録媒体101には、画像データととも
に、インターフェイスモジュール4の記憶回路26およ
びインターフェイスモジュール5の記憶回路36と同様
に、γ特性値およびオンスクリーンメニュー制御に関す
るデータが記憶されている。MPU16は、インターフ
ェイス部20を介して、記録媒体101からγ特性値お
よびオンスクリーンメニュー制御に関するデータを読み
出す。図8(a)に示すオーバーレイ表示を行う所定時間
が終了すると、図8(a)の画面に変えて図8(b)に示すよ
うなオンスクリーンメニュー画面がスクリーンS上に表
示(投射)される。図8(b)は、記録媒体101を使用す
る場合の操作を選択するためのメニュー画面である。オ
ンスクリーンメニュー画面を表示(投射)するためのデー
タは、制御部15内のメモリに記憶される。
【0051】記録媒体101に記録されている画像デー
タによる画像をスクリーンS上に表示(投射)する場合、
操作者がリモコン送信機108の各操作スイッチ51〜
54を操作することにより、オンスクリーンメニュー画
面61の中からPlayボックス62を選択する。Playボッ
クス62が選択された状態でリモコン送信機108のメ
ニュー/選択操作スイッチ56が操作されると、MPU
16がスロット100を有効とするためにスイッチ12
の端子Cと端子Dとを接続する指令を制御部15に向け
て出力する。
【0052】MPU16は、記録媒体101から画像デ
ータおよび音声データを符号、復号部103に読み出さ
せる。符号、復号部103は、たとえば、ASICとメ
モリで構成され、圧縮されている画像データをASIC
がメモリに展開することにより、圧縮された画像データ
および音声データを復号化する。復号化されたデジタル
RGBデータおよびデジタル音声データが、スイッチ1
2の端子Dよりプロセス回路13に送られる。
【0053】MPU16は、記録媒体101から読み出
したγ特性値を用いてγ変換テーブルを計算し、計算結
果を制御部15を介してプロセス回路13へ出力する。
γ変換テーブルは、画像データに施されているγ処理の
特性をリニアな特性に逆変換(逆γ処理)した上で、液晶
パネル8を構成する各液晶パネルP1〜P3の特性で決
定されるγ処理を新たに施すものである。プロセス回路
13は、MPU16により計算されたルックアップテー
ブルを用いて、スイッチ12の端子Dから入力される復
号化後のディジタルRGB信号に対してγ処理を行う。
【0054】また、プロセス回路13の働きにより、デ
ジタル音声信号がスピーカ160から再生される。終了
を示すボックス98が選択されている状態でリモコン送
信機108のメニュー/選択スイッチ56を操作する
と、図8(b)のメニューの表示(投射)が終了する。再び
表示させるときは、リモコン送信機108のメニュー/
選択スイッチ56を操作する。
【0055】スロット100に装着されている記録媒体
101に画像信号および音声信号を記録する場合、操作
者がリモコン送信機108の各操作スイッチ51〜54
を操作することにより、オンスクリーンメニュー画面6
1の中からRecordボックス63を選択する。Recordボッ
クス63が選択されている状態でリモコン送信機108
の右向き操作スイッチ54が操作されると、Sourceボッ
クス70が選択される。Sourceボックス70が選択され
ている状態で右向き操作スイッチ54が操作されると、
スロット2を示すボックス64が選択される。スロット
2を示すボックス64が選択されている状態で下向き操
作スイッチ53が操作されると、スロット3を示すボッ
クス65が選択される。リモコン送信機108のメニュ
ー/選択スイッチ56が操作されると、スロット3に装
着されているインターフェイスモジュール5が信号元に
決定される。
【0056】スロット3が信号元に決定されると、MP
U16が制御部15を介して、上述したスイッチ12の
第2の接続子で端子Bと端子Cとが接続されるように指
令を出力する。リモコン送信機108のメニュー/選択
スイッチ56により信号元が決定されると、再びSource
ボックス70が選択される。Sourceボックス70が選択
されている状態で、リモコン送信機108の下向き操作
スイッチ53が操作されると、Comp.Rateボックス63
が選択される。続いて、右向き操作スイッチ54が操作
されると、圧縮率1/4を示すボックス67が選択され
る。圧縮率1/4を示すボックス67が選択されている
状態で下向き操作スイッチ53が操作されると、圧縮率
1/8を示すボックス68が選択される。リモコン送信
機108のメニュー/選択スイッチ56が操作される
と、画像データを記録媒体101に記録する場合のデー
タ圧縮率が1/8に決定される。
【0057】最後に、もう一度リモコン送信機108の
メニュー/選択スイッチ56を操作することにより、決
定された信号元(インターフェイスモジュール5)に入力
されているビデオ信号による画像データが、決定された
圧縮率(1/8)で圧縮処理されて記録媒体101に記録
される。データ圧縮処理は、符号、復号部103で行わ
れる。たとえば、JPEG圧縮される場合に、符号、復
号部103内のASICが画像データに対して所定の処
理を施して、圧縮後の画像データが符号、復号部103
内のメモリに格納される。この圧縮データがコネクタ1
02を介して記録媒体101に送られる。
【0058】上述したスイッチ12の第2の接続子は以
下のように切換えられる。信号元がスロット2の場合
は、端子Cと端子Aとを接続する。また、記録媒体10
1に記録されている画像データおよび音声データによる
画像および音声を再生する場合は、スイッチ12のどの
端子間も接続しない。終了を示すボックス98が選択さ
れている状態で、操作者がリモコン送信機108のメニ
ュー/選択スイッチ56を操作すると、図8(b)のメニ
ューの表示(投射)が終了する。再びメニューを表示(投
射)させるときは、リモコン送信機108のメニュー/
選択スイッチ56を操作する。
【0059】画像再生装置1はスタンバイ動作モードを
有する。スタンバイ動作モードは、たとえば、どのイン
ターフェイスモジュールからも画像再生用信号が入力さ
れない場合や、画像再生装置1に対して所定時間以上操
作信号が入力されない場合に、MPU16が電源回路8
1に指令を出してランプ105を消灯させ、画像再生装
置1で消費される消費電力を抑制する動作モードであ
る。MPU16は、スタンバイ動作モードの状態でイン
ターフェイスモジュール4および5、記録媒体101の
いずれかの装着を検出すると、上述した動作とともにラ
ンプ105を点灯させてスタンバイ動作モードを解除す
る。すなわち、MPU16が電源回路81に指令を送
り、電源回路81がランプドライバ82に対して所定の
電圧の電源を供給することにより、ランプ105が点灯
する。
【0060】このような画像再生装置で装着されている
インターフェイスモジュール、および記録媒体による画
像信号を選択して再生する動作について、図9〜図12
のフローチャートを参照して説明する。図9〜図12は
MPU16で行われる処理手順を表すフローチャートで
ある。ステップS101において、MPU16は内部の
Sourceフラグを0にしてステップS102に進む。ステ
ップS102では、スロット2にインターフェイスモジ
ュールが装着されているか否かをチェックする。装着さ
れていると判定する(ステップS102のY)とステップ
S103へ進み、装着されていないと判定する(ステッ
プS102のN)とステップS104へ進む。
【0061】ステップS103において、MPU16は
内部のSourceフラグを1にしてステップS104に進
む。ステップS104では、スロット3にインターフェ
イスモジュールが装着されているか否かをチェックす
る。装着されていると判定する(ステップS104のY)
とステップS105へ進み、装着されていないと判定す
る(ステップS104のN)とステップS106へ進む。
【0062】ステップS105において、MPU16は
内部のSourceフラグを1にしてステップS106に進
む。ステップS106では、スロット100に記録媒体
が装着されているか否かをチェックする。装着されてい
ると判定する(ステップS106のY)とステップS10
7へ進み、装着されていないと判定する(ステップS1
06のN)とステップS108へ進む。
【0063】ステップS108において、装着されてい
るインターフェイスモジュールの種類を検出して、検出
されたインターフェイスモジュールまたは記録媒体から
オンスクリーンメニューデータを読み込む。ステップS
109では、MPU16内のメモリにデフォルト値とし
て記憶されているγ変換特性データを読み出してプロセ
ス回路13に対して出力し、ステップS110へ進む。
ステップS110において、MPU16は、処理部19
でどの信号方式に方式変換するかをMPU16内のメモ
リから読み出す。この信号方式は、前回の使用時に用い
られた方式がデフォルト値としてメモリに記憶されてい
るものである。MPU16は、読み出した信号方式に方
式変換するように処理部19を設定する。
【0064】図10のステップS121において、MP
U16は、ランプオンの操作信号が入力されたか否かを
判定する。入力されたと判定する(ステップS122の
Y)とステップS122へ進み、ランプドライバ82に
対して電源供給を開始するように指令を出す。一方、ラ
ンプオンの操作信号が入力されないと判定する(ステッ
プS122のN)と、ランプオンの操作信号が入力され
るのを待つ。
【0065】ランプ105が点灯されるとステップS1
23へ進み、MPU16は内部のSourceフラグが1にセ
ットされているか否かを検出する。Sourceフラグが1に
セットされている(ステップS123のY)と判定すると
ステップS124へ進む。ステップS124では、スロ
ットに装着されているインターフェイスモジュールまた
は記録媒体からインターフェイスモジュールによる画像
信号を再生するために必要なデータをMPU16が読み
出す。スロット2および3のそれぞれに複数のインター
フェイスモジュール4,5が装着されていたり、インタ
ーフェイスモジュール4,5の他にスロット100にも
記録媒体101が装着されている場合は、たとえば、ス
ロット2に装着されているインターフェイスモジュール
というように、あらかじめ定められた優先順位の高いス
ロットに装着されているインターフェイスモジュールま
たは記録媒体から必要なデータを読み出す。
【0066】ステップS125において、MPU16
は、読み出したデータからインターフェイスモジュール
の種類を判別してステップS126に進む。ステップS
126では、読み出したデータの中にγ特性などの必要
なデータが存在するか否かを判定する。データが存在す
ると判定する(ステップS126のY)とステップS12
7へ進み、存在しないと判定する(ステップS126の
N)とステップS130へ進む。ステップS127で
は、MPU16が制御部15に対し、インターフェイス
モジュールまたは記録媒体から読み出したデータを用い
て各種の設定を行う。続くステップS128において、
インターフェイスモジュールの装着状態を、たとえば、
図6(a),図7(a),図8(a)に示すようにスクリーンS上
に所定時間表示(投射)してからステップS130へ進
む。
【0067】上述したステップS123において、Sour
ceフラグが1にセットされていないと判定する(ステッ
プS123のN)と、ステップS129に進む。ステッ
プS129では、制御部15に指令を出して、たとえ
ば、「NO SOURCE」というメッセージをスクリ
ーンS上に表示(投射)させてステップS130に進む。
【0068】ステップS130において、リモコン送信
機108からのメニュー/設定スイッチ56(図5)によ
る操作信号が入力されたか否かを判定する。入力された
と判定する(ステップS130のY)とステップS131
へ進み、入力されないと判定する(ステップS130の
N)と図12のステップS166へ進む。ステップS1
31では、図13(a)に示すユーザー設定トップメニュ
ーをスクリーンS上に表示(投射)するように制御部15
に指令を出し、図11のステップS141に進む。
【0069】図13(a)のユーザー設定トップメニュー
を表示(投射)している状態で、リモコン送信機108の
上向き操作スイッチ51および下向き操作スイッチ53
からの操作信号によりインターフェイス選択を示すボッ
クス131が選択されると、MPU16は、ボックス1
31を強調して表示(投射)する。図11のステップS1
41では、インターフェイス選択を示すボックス131
を選択している状態で、メニュー/設定操作スイッチ5
6による操作信号が入力されたか否かを判定する。入力
されたと判定する(ステップS141のY)とステップS
142へ進み、入力されないと判定する(ステップS1
41のN)とステップS149へ進む。
【0070】ステップS142において、MPU16
は、制御部15に指令を出して、上述した図6(a),図7
(a),図8(a)と同様のインターフェイスモジュールおよ
び記録媒体の一覧をスクリーンS上に表示(投射)させ
る。操作者は、リモコン送信機の上向き操作スイッチ5
1および下向き操作スイッチ53を操作して、装着され
ているインターフェイスモジュールおよび記録媒体の中
から、任意のインターフェイスモジュールおよび記録媒
体を選ぶ。ステップS143では、リモコン送信機10
8からのメニュー/設定スイッチ56による操作信号が
再び入力されたか否かを判定する。入力されたと判定す
る(ステップS143のY)とインターフェイス選択が完
了したとみなしてステップS144へ進み、入力されな
いと判定する(ステップS143のN)とインターフェイ
ス選択の完了を待つ。
【0071】ステップS144では、たとえば、インタ
ーフェイスモジュール4が選択された場合に、サブメニ
ューをオンスクリーン表示するためのデータ、およびイ
ンターフェイスモジュール4による画像信号を再生する
ために必要なパラメータをインターフェイスモジュール
4から読み出して、図6(b)に示すオンスクリーンサブ
メニューを表示(投射)させる。続くステップS145に
おいて、図6(b)に示す画面の終了を示すボックス98
が選択されている状態で、リモコン送信機108からの
メニュー/設定スイッチ56による操作信号が入力され
たか否かを判定する。入力されたと判定する(ステップ
S145のY)とサブメニュー選択が完了したとみなし
てステップS146へ進み、入力されないと判定する
(ステップS145のN)とサブメニュー選択の完了を待
つ。
【0072】ステップS146では、図6(b)に示すサ
ブメニュー表示(投射)を消去してステップS147に進
む。ステップS147において、図6(b)のサブメニュ
ーによる変更内容にしたがって、γ特性値などをプロセ
ス回路13に対して設定する。続くステップS148で
は、制御部15に指令を出して、上述したインターフェ
イスモジュールおよび記録媒体の一覧に代えて図13
(a)のユーザー設定トップメニューを表示(投射)させ、
ステップS149に進む。
【0073】ステップS149では、ユーザー設定トッ
プメニューの出力形式選択を示すボックス132を選択
している状態で、メニュー/設定操作スイッチ56によ
る操作信号が入力されたか否かを判定する。入力された
と判定する(ステップS149のY)とステップS150
へ進み、入力されないと判定する(ステップS149の
N)と図12のステップS164へ進む。ステップS1
50において、MPU16は、制御部15に指令を出し
て図13(b)に示す出力形式一覧をスクリーンS上に表
示(投射)させる。操作者は、リモコン送信機の上向き操
作スイッチ51および下向き操作スイッチ53を操作し
て、表示されている出力形式の中から、任意の出力形式
を選ぶ。
【0074】続く図12のステップS161では、図1
2(b)に示す画面の終了を示すボックス133が選択さ
れている状態で、リモコン送信機108からのメニュー
/設定スイッチ56による操作信号が入力されたか否か
を判定する。入力されたと判定する(ステップS161
のY)と出力形式選択が完了したとみなしてステップS
162へ進み、入力されないと判定する(ステップS1
61のN)と出力形式選択の完了を待つ。
【0075】ステップS162では、MPU16が処理
部19に対して制御部15を介して指令を出し、たとえ
ば、処理部19がNTSC方式の信号に方式変換するよ
うに設定を行う。続くステップS163では、制御部1
5に指令を出して、上述した出力形式一覧に代えて図1
3(a)のユーザー設定トップメニューを表示(投射)さ
せ、ステップS164に進む。ステップS164におい
て、図13(a)に示す画面の終了を示すボックス133
が選択されている状態で、リモコン送信機108からの
メニュー/設定スイッチ56による操作信号が入力され
たか否かを判定する。入力されたと判定する(ステップ
S164のY)とユーザー設定トップメニュー選択が完
了したとみなしてステップS165へ進み、入力されな
いと判定する(ステップS164のN)と図11のステッ
プS141に戻る。
【0076】ステップS165では、制御部15に指令
を出して、ユーザー設定トップメニューの表示(投射)を
終了させる。続くステップS166において、MPU1
6は、ランプオフの操作信号が入力されたか否かを判定
する。入力されたと判定する(ステップS166のY)と
ステップS167へ進み、ランプドライバ82に対して
電源供給を停止するように指令を出す。一方、ランプオ
フの操作信号が入力されないと判定する(ステップS1
66のN)と、図10のステップS128に戻る。
【0077】以上説明した本実施の形態によれば、以下
のような作用効果が得られる。 (1)NTSC方式などのビデオ信号、HDTV信号、コン
ピュータ用のRGB信号など、それぞれ異なる画像再生
用信号が入力されるインターフェイスモジュール4,5
を着脱可能にした。そして、各々のインターフェイスモ
ジュール4,5内で入力された画像再生用信号を所定の
ディジタルRGB信号およびディジタル音声信号とに変
換するとともに、各インターフェイスモジュール4,5
に入力される信号の処理に必要なデータを各インターフ
ェイスモジュール4,5内の記憶回路26,36に記憶
させるようにした。したがって、画像再生装置1は、各
インターフェイスモジュール4,5から入力される所定
のディジタルRGB信号およびディジタル音声信号に対
して、各インターフェイスモジュール4,5の記憶回路
26,36から読み出したデータを用いて液晶パネル8
の特性に応じたγ変換などの画像処理を行う。この結
果、たとえば、NTSC方式のビデオ信号による画像を
再生する場合は、インターフェイスモジュール4のみを
画像再生装置1に装着すればよいので、画像再生装置1
のコストを低減することが可能になる。また、新たに画
像再生方式が開発される場合でも、新開発の画像再生方
式に対応するインターフェイスモジュールを新たに用意
するだけで、既存の画像再生装置1を用いて画像を再生
することが可能になる。 (2)上記(1)に加えて、インターフェイスモジュール
4および5の両方を画像再生装置1に装着しておけば、
NTSC方式によるビデオ信号による画像と、ディジタ
ルHDTV信号による画像とを切換えてスクリーンS上に表
示(投射)することができる。したがって、再生方式が異
なる複数の方式による画像を表示(投射)することが可能
になる。 (3)インターフェイスモジュール4は、入力される画
像再生信号の方式(NTSC,PAL,SECAM)のい
ずれかを判定するようにしたので、画像再生装置の操作
性が向上する。 (4)各インターフェイスモジュール4,5および記録
媒体101からの信号による画像をスクリーンSに向け
て投射する光学系7の他に、NTSC方式のTVモニター
に表示するように処理を行う処理部19を設けるように
した。したがって、スクリーンSが用意できない場合
や、少人数で再生画像を見る場合など、入力される信号
方式によらず、1台のNTSC方式のTVモニターを用い
て画像を再生することができる。 (5)インターフェイスモジュール4のコネクタ10の
所定位置のピン、インターフェイスモジュール5のコネ
クタ11の第2の所定位置のピンの電位を検出してイン
ターフェイスモジュール4,5の種別および装着を検出
可能とした。また、MPU16が所定時間ごとに上記ピ
ンの電位を検出するようにしたので、MPU16はイン
ターフェイスモジュール4および5の挿抜が行われたこ
とを検出できる。 (6)上記(5)に加えて、新しく装着されたインターフ
ェイスモジュール4,5および記録媒体101から入力
される画像再生用信号による画像が再生されるように、
MPU16の指令により自動的にスイッチ12を切換え
るようにした。さらに、スタンバイ動作モードにおいて
インターフェイスモジュール4および5、記録媒体10
1が装着された場合はスタンバイ動作モードを解除する
ようにした。一般に、インターフェイスモジュール4,
5や記録媒体101の装着は、画像の再生を目的として
行われるので、インターフェイスモジュール4,5、記
録媒体101を装着した後から手動でスイッチ12の切
換え操作を行う場合に比べて、操作が簡単で使いやすい
画像再生装置1を得ることができる。また、スタンバイ
動作モード時にランプ105を点灯させる操作を行う場
合に比べて、操作が簡単で使いやすくなる。
【0078】以上説明した画像再生装置1では、MPU
16がγ処理用のルックアップテーブルを計算するよう
にしたが、あらかじめ計算したテーブル値をインターフ
ェイスモジュール4内の記憶回路26、インターフェイ
スモジュール5の記憶回路36に記憶しておくこともで
きる。この場合には、各インターフェイスモジュール内
の記憶回路から読み出されたルックアップテーブル値を
用いて、プロセス回路13がスイッチ12の端子Dから
入力されるディジタルRGB信号に対してγ処理を行
う。
【0079】上述したインターフェイスモジュール4,
5および記録媒体101のいずれかの特性に関するデー
タについて、MPU16中のメモリにあらかじめデフォ
ルト値として記録してある。デフォルト値を用いて画像
処理を行っても再生される画像に悪い影響が生じない場
合には、プロセス回路13のメモリにデフォルト値を記
録することにより、インターフェイスモジュール内の記
憶回路26,36に記憶させるデータ量を少なくするこ
とができる。この場合、インターフェイスモジュールの
記憶回路26,36から読み出したデータの中に画像再
生に必要なデータが含まれていないことをMPU16が
判別して、上記のデフォルト値を用いるようにする。
【0080】以上の説明では、処理部19が制御部15
からの制御信号を受けて、スイッチ18の端子Dより入
力される所定のディジタルRGB信号をNTSC方式の
ビデオ信号に変換するようにした。NTSC方式のビデ
オ信号の代わりに、PAL方式の信号に変換するように
してもよいし、コンピュータ用のXGAなどのRGB信
号に変換してもよい。
【0081】また、以上の説明による画像再生装置1で
は、コネクタ10および11の所定位置のピンの電位、
第2の所定位置の電位を検出してインターフェイスモジ
ュール4,5の種別および装着を検出するようにした。
コネクタ10および11のピンの電位を検出する代わり
に、各々のインターフェイスモジュール4,5内に割り
込み発生回路を設け、各インターフェイスモジュール
4,5が画像再生装置1に装着されるとMPU16に対
して割り込み要求を発生することもできる。この場合に
は、MPU16が割り込み要求を受け付けると、MPU
16が割り込み要求元のインターフェイスモジュールか
ら所定のデータを読み込む。所定のデータにインターフ
ェイスモジュールの種別情報を含めておくことにより、
MPU16は新たなインターフェイスモジュールの装着
と、装着されたインターフェイスモジュールの種別を検
出することができる。この方法では、たとえば、NTS
C方式の画像再生用信号が入力される2つのインターフ
ェイスモジュール4が画像再生装置1のスロット2およ
び3の両スロットに装着される場合でも、MPU16が
2つのインターフェイスモジュール4を区別することが
可能になる。
【0082】スロット2および3に複数のインターフェ
イスモジュールが装着されている場合に、MPU16が
信号元(再生する画像信号が入力されるインターフェイ
スモジュール)として選択するインターフェイスモジュ
ールは、スロット2に装着されているインターフェイス
モジュールを選択するようにした。スロット3に装着さ
れているインターフェイスモジュールを選択するように
してもよいし、一番最後に装着されたインターフェイス
モジュール、または記録媒体による画像信号を信号元と
して選択してもよい。
【0083】以上の説明では、インターフェイスモジュ
ール4がNTSC方式、PAL方式などのアナログコン
ポジットビデオ信号が入力されるインターフェイス、イ
ンターフェイスモジュール5がディジタルHDTV信号が入
力されるインターフェイスとして説明した。これらのイ
ンターフェイスモジュールの他に、たとえば、コンピュ
ータ用のVGA(video graphics array),XGA(exten
ded graphics array)などのアナログRGB信号および
ディジタルRGB信号が入力されるインターフェイスを
設けてもよい。
【0084】上述した画像再生装置1では、インターフ
ェイスモジュール用のスロット数を2つとしたが、スロ
ット数は1つでもよいし、3つ以上備えるようにしても
構わない。
【0085】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明すると、γ変換特性、基準白色の色温度、3原色の色
度値などの特性データがパラメータに、インターフェイ
スモジュール4,5および記録媒体101がインターフ
ェイスモジュールに、コネクタ10,11,102が接続
端子に、プロセス回路13が信号処理手段に、MPU1
6が判定手段、設定手段、判別手段および情報生成手段
に、処理部19が信号変換手段に、リモコン送信機10
8が選択手段に、記憶26(36)が記憶手段に、コネク
タ24(34)が接続端子に、それぞれ対応する。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1〜6に記載の発明による画像信号処理装
置では、画像信号の再生に必要なパラメータを記憶する
インターフェイスモジュールを着脱可能にするととも
に、このインターフェイスモジュールから供給される信
号に対してインターフェイスモジュールに記憶されてい
るパラメータを用いて信号処理を行うようにした。した
がって、画像処理装置の中に、信号処理に必要なパラメ
ータを記憶をすることが不要になる。この結果、画像処
理装置の回路が少なくなり、コストを低減することがで
きる。 (2)請求項2に記載の画像信号処理装置では、インタ
ーフェイスモジュールに未記憶のパラメータがあれば、
あらかじめ定められた所定の値をパラメータとして用い
るようにしたので、たとえば、インターフェイスモジュ
ールに記憶されているパラメータが消失した場合でも信
号処理を行うことが可能になる。 (3)請求項3に記載の画像信号処理装置では、装着さ
れたインターフェイスモジュールの種類を示すようにし
たので、使い勝手がよい装置が得られる。 (4)請求項4に記載の画像信号処理装置では、インタ
ーフェイスモジュールから供給される信号を、あらかじ
め定めた特定の方式の出力信号に変換して出力するよう
にした。したがって、たとえば、NTSC方式などの特
定の方式のモニターを用意すれば、インターフェイスモ
ジュールから供給される信号に係わらず、モニターで信
号再生することが可能になる。 (5)請求項5に記載の画像信号処理装置では、上記
(4)に加えて、出力信号の方式を選べるようにしたか
ら、装置の汎用性が高められる。 (6)請求項6に記載の画像信号処理装置では、パラメ
ータを変更するためのメニュー表示データをインターフ
ェイスモジュール側に記憶するようにしたので、画像信
号処理装置内の回路を少なくして装置のコストを低減す
ることができる。 (7)請求項7,8に記載の発明によるインターフェイ
スモジュールでは、固有のパラメータを記憶し、画像信
号とともに画像処理装置に出力するようにした。したが
って、複数の方式の画像信号のパラメータを記憶する場
合に比べて画像処理装置内の回路が少なくなり、コスト
を低減することができる。さらに、異なる方式の画像信
号を再生するとき、再生する方式のパラメータを記憶し
ているインターフェイスモジュールのみを用意して画像
信号処理装置に装着すればよいので、異なる方式の画像
信号を再生する画像信号処理装置を新たに用意する場合
に比べてコストを削減できる。 (8)請求項8に記載のインターフェイスモジュールで
は、パラメータを変更するためのメニュー表示データを
記憶するようにしたので、画像信号処理装置側の回路を
少なくして装置のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像再生装置の概
要を表すブロック図である。
【図2】NTSC方式の信号が入力されるインターフェ
イスモジュール4の概要を表すブロック図である。
【図3】ディジタルHDTV信号が入力されるインターフェ
イスモジュール5の概要を表すブロック図である。
【図4】光学系を説明する図である。
【図5】リモコン送信機の操作パネルを示す図である。
【図6】(a)検出したインターフェイスモジュール4の
データをオーバーレイ表示(投射)している図、(b)HU
Eの調整、SATURATIONの調整を行うオンスクリーンメニ
ュー画面を表す図である。
【図7】(a)検出したインターフェイスモジュール5の
データをオーバーレイ表示(投射)している図、(b)表示
(投射)解像度を選択するためのオンスクリーンメニュー
画面を表す図である。
【図8】(a)検出した記録媒体101のデータをオーバ
ーレイ表示(投射)している図、(b)記録媒体101を使
用する場合の操作を選択するためのオンスクリーンメニ
ュー画面を表す図である。
【図9】MPUの処理手順を表すフローチャートであ
る。
【図10】MPUの処理手順を表すフローチャートであ
る。
【図11】MPUの処理手順を表すフローチャートであ
る。
【図12】MPUの処理手順を表すフローチャートであ
る。
【図13】(a)ユーザー設定トップメニューを表す図、
(b)出力方式設定メニューを表す図である。
【符号の説明】
1…画像再生装置、 2,3,100
…スロット、4,5インターフェイスモジュール、 6
…ランプユニット、7…光学系、
8…液晶パネル、10,11,102…コネクタ、
12,18…スイッチ、13…プロセス回路、
14…駆動回路、15…制御部、
16…MPU、17…出力端子17、
19…処理部、20…インターフェイ
ス部、 23,33デコード回路、24,34…
コネクタ、 26,36…記憶回路、81
…電源回路、 82…ランプドライ
バ、101…記録媒体、 103…符
号、復号部、105…ランプ、 1
06…コネクタ、107…赤外線受光素子、
108…リモコン送信機、160…スピーカ、
200…方式判別回路、D1〜D4…ダイ
クロイックミラー、 M1〜M3…ミラー、P1…赤色
用液晶パネル、 P2…緑色用液晶パネル、
P3…青色用液晶パネル、 S…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA30 BA03 BA11 BA18 BA21 BA24 BA27 BA28 CA09 CB03 CB07 DA10 5C066 AA03 BA01 BA04 BA08 CA01 DB07 EA13 EC05 EE01 GA04 JA01 KE03 KF03 KM13 KN03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の方式の画像信号が入力されるととも
    に、前記画像信号による画像の再生に必要なパラメータ
    が記憶されたインターフェイスモジュールを着脱可能な
    接続端子と、 前記接続端子に装着された前記インターフェイスモジュ
    ールから前記接続端子を介して供給される信号に対し
    て、前記パラメータを用いて信号処理を行う信号処理手
    段とを有することを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像信号処理装置におい
    て、 前記インターフェイスモジュールに記憶されていない未
    記憶パラメータが必要であるかを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記未記憶パラメータが必要と判定
    されたとき、あらかじめ定められた所定の値を前記パラ
    メータとして設定する設定手段とを有することを特徴と
    する画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の画像信号処理装置におい
    て、 前記接続端子に装着された前記インターフェイスモジュ
    ールの種類を判別する判別手段と、 前記判別手段により判別された前記インターフェイスモ
    ジュールの種類を示すための情報を生成する情報生成手
    段とを有することを特徴とする画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の画像信号処理装置におい
    て、 前記接続端子に装着された前記インターフェイスモジュ
    ールから前記接続端子を介して供給される信号に対し
    て、あらかじめ定めた特定の方式の出力信号に変換する
    信号変換手段と、 前記出力信号を外部に出力する出力端子とをさらに有す
    ることを特徴とする画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像信号処理装置におい
    て、 前記出力信号の方式を選択する選択手段を有することを
    特徴とする画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の画像信号処理装置におい
    て、 前記接続端子に接続されるインターフェイスモジュール
    には、前記パラメータの設定変更に用いられるメニュー
    を表示するためのメニュー表示データが記憶されること
    を特徴とする画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】所定の方式の画像信号が入力される入力端
    子と、 インターフェイスモジュール固有のパラメータを記憶す
    る記憶手段と、 外部の画像処理装置に着脱可能であって、画像信号と前
    記パラメータとを前記画像処理装置に出力する接続端子
    とを有することを特徴とするインターフェイスモジュー
    ル。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のインターフェイスモジュ
    ールにおいて、 前記記憶手段は、前記パラメータの設定変更に用いられ
    るメニューを表示するためのメニュー表示データをさら
    に記憶していることを特徴とするインターフェイスモジ
    ュール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030073641A (ko) * 2002-03-12 2003-09-19 블루코드테크놀로지 주식회사 데이터 인터페이스 장치와 그를 내장하는 개인 휴대 정보단말기
US7119855B2 (en) 2002-03-28 2006-10-10 Seiko Epson Corporation Image display with display-switching function
WO2008084919A1 (en) * 2007-01-10 2008-07-17 Lg Electronics Inc. Image signal processing apparatus for detaching a plurality of modules and control method thereof

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