JP2001285350A - 送受信装置におけるパラメータ制御装置及びパラメータ制御方法 - Google Patents

送受信装置におけるパラメータ制御装置及びパラメータ制御方法

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JP2001285350A
JP2001285350A JP2000092365A JP2000092365A JP2001285350A JP 2001285350 A JP2001285350 A JP 2001285350A JP 2000092365 A JP2000092365 A JP 2000092365A JP 2000092365 A JP2000092365 A JP 2000092365A JP 2001285350 A JP2001285350 A JP 2001285350A
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pdu
poll
factor
transmission
max
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JP2000092365A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Ubuki
博充 宇吹
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信中に、Timer_POLL(タイ
マ)やMax−PD(SSCOPのパラメータの一つ)
の値を変更することができ、これによって受信装置の処
理能力に合わせた動的な高効率データ転送を行うこと。 【解決手段】 Timer_POLL満了処理部100
で、ITU−T勧告Q.2110においてTimer_
POLL満了によりPOLL−PDUを送信した場合、
その送信要因を要因記憶処理部102aに記憶する。S
D送信処理部101でSD−PDU送信時に、Max−
PD又は送信側クレジットが要因でPOLL−PDUを
送信した場合、その送信要因を要因記憶処理部102b
に記憶する。STAT−PDU受信処理部106でST
AT−PDU受信時に、Timer_POLL・Max
−PD変更処理部107でTimer_POLLの値を
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおける携帯電話機等の移動局装置と無線通信を行う
基地局装置、又は基地局制御装置等に適用され、ITU
−T勧告Q.2110で定義された広帯域ISDNにお
けるSSCOP(Service Specific CommonProtocol:A
ALサービス依存コネクション型プロトコル)の高効率
データ転送を行うための送受信装置におけるパラメータ
制御装置及びパラメータ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のITU−T勧告Q.2110で定
義された広帯域ISDNにおけるSSCOP(この内容
を以下Q.2110という)では、データ転送を行うた
め幾つかのデータ型が定義されている。
【0003】例えば、ユーザ情報を転送するには、SD
−PDUというデータ型にユーザ情報をマッピングして
転送する。また、通常コネクションが設定されると、互
いにPOLL−PDUというデータ型に制御データをマ
ッピングして定期的に送信し、受信した側の装置が、P
OLL−PDUに対する応答として、STAT−PDU
というデータ型で制御データを送信する。
【0004】これにより、SSCOPのコネクションが
正常に確立していることを確認する。なお、POLL−
PDU、STAT−PDUに、ユーザ情報はマッピング
されない。
【0005】SSCOPには、フロー制御、転送順序保
証、キープアライブ機能など様々な機能が存在するが、
その中の重要な機能として、再送選択機能がある。再送
選択機能は、ユーザ情報が抜けなく確実に届けられるこ
とを目的とする。
【0006】以下に再送選択機能の概略を説明する。ユ
ーザ情報を転送するSD−PDUには、シーケンス番号
が含まれている。また、送信装置はSD−PDUを送信
した後、ある周期で必ずPOLL−PDUを送信するこ
とになっている。
【0007】POLL−PDUには、送信装置が、どの
シーケンス番号のSD−PDUまで送信したかという情
報が含まれている。つまり、受信装置は実際に受信した
SD−PDUのシーケンス番号と、POLL−PDUに
含まれる送信完了になったシーケンス番号を比較するこ
とによって、相手装置からの全ユーザ情報が正しく届け
られているのか、それとも抜けがあるのか、を知ること
ができる。
【0008】仮にユーザ情報に抜けがある場合は、受信
装置はSTAT−PDUの中に抜けているシーケンス番
号の情報を含めて、送信装置に指摘する。また、受信装
置は、そのようなSD−PDU抜けの情報の他に、送信
側のためのクレジット情報をSTAT−PDUにのせて
応答する。
【0009】送信側のためのクレジット情報とは、受信
装置が連続して受信可能なSD−PDUの数のことであ
る。受信装置は、そのクレジット情報をSTAT−PD
Uに入れることにより、送信装置はその数を超えるSD
−PDUを連続的に送信することができない。
【0010】SSCOPでは、そのクレジット情報を用
いて送信側レートを制御することができる。つまり、送
信側のためのクレジット情報とは、いわゆる一般的なデ
ータ転送プロトコルにおけるウインドウサイズと同様で
ある。
【0011】SSCOPに特化しないウインドウサイズ
の制御に関しては、特開平2−23749号広報に開示
されているように、通信相手がウィンドウサイズを変更
した場合の転送スケジュールを少ない処理ステップで実
現できる転送データの送信管理装置が提供されている。
【0012】SSCOPを使ったデータ通信では、上述
したように、ある一定周期でPOLL−PDUを送信し
なければならない。しかし、POLL−PDUを送信す
る間は、SD−PDUを送信することができず、その間
はデータレートが下がることになる。
【0013】つまり、データ転送効率を向上させるため
には、できるだけ多くのSD−PDUを連続して送信す
る、つまり、POLL−PDUの送信タイミングをでき
るだけ遅くすることが重要となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、POLL−PDUを送信するタイミン
グは、パラメータで設定されるが、Q.2110では上
記パラメータに関して、アプリケーションに依存し、本
標準に関係する適切なSSCF(ITU−T勧告Q.2
130)の標準に定義されうると記述しており、特に規
定をしていない。
【0015】SSCFでは、SSCOPのデフォルトパ
ラメータが定義されている。基本的に、それらパラメー
タはアプリケーションに依存するものの、コネクション
確立時に1度設定すると解放するまでは基本的に変更し
ないものであり、また変更する場合の制御は、Q.21
10、Q.2130に全く記載されていない。
【0016】Q.2110では、SD−PDUを送信し
ているような状態、これをアクティブフェーズと定義し
ているが、この状態においては、Timer_POLL
というタイマが動作している。
【0017】POLL−PDUを送信するタイミング
は、このTimer_POLLが満了した後か、或い
は、SD−PDUを連続してMax−PD個送信した後
である。Max−PDとは、SSCOPのパラメータの
一つであり、通常、受信装置のバッファなどを考慮して
設定され、送信装置はTimer_POLLの値が非常
に大きな場合でも、Max−PD個のSD−PDUを送
信した後には、必ずPOLL−PDUを送信することに
なっている。
【0018】SSCOPにおいては、通常これらパラメ
ータはコネクション確立時に固定値が設定される。つま
り、通信中に、受信装置のバッファに余裕ができた場合
でも、必ず固定的な間隔であるMax−PD個毎にPO
LL−PDUを送信しなければならない。
【0019】多くの装置に置いては、コネクション確立
後、通信トラヒックは動的に変わるため、このようにP
OLL−PDUを必ず固定的な間隔で送信することはS
D−PDUの高効率データ転送を妨げることになる。
【0020】要約すると、Q.2110で使用するパラ
メータは、基本的にアプリケーションに依存し、コネク
ション確立時に1度設定すると解放するまでは変更しな
いものを前提として定義されている。このため、固定値
のパラメータでは通信中の相手装置の処理能力に合わせ
て効率的なデータ転送を行うことが困難であり、またそ
の制御方法などは全く記載されていないという問題があ
る。
【0021】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、通信中に、Timer_POLL(タイマ)やM
ax−PD(SSCOPのパラメータの一つ)の値を変
更することができ、これによって受信装置の処理能力に
合わせた動的な高効率データ転送を行うことができる送
受信装置におけるパラメータ制御装置及びパラメータ制
御方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の送受信装置にお
けるパラメータ制御装置は、計時動作を行うTimer
_POLLの満了時に、任意情報がマッピングされたP
OLL−PDUを送信した際に、その送信要因を記憶す
る要因記憶手段と、任意情報がマッピングされたSTA
T−PDUの受信時に、前記Timer_POLLの値
を前記送信要因に応じて変更する変更手段と、を具備す
る構成を採る。
【0023】この構成によれば、Timer_POLL
の初期値が小さく、Timer_POLLのタイムアウ
トが原因で、頻繁にPOLL−PDUを送出するような
場合でも、通信中にTimer_POLLの値を大きく
していくことで、POLL−PDUの送出間隔を大きく
し、SDデータの送信効率をよくすることができる。
【0024】本発明の送受信装置におけるパラメータ制
御装置は、SSCOPプロトコルのパラメータの一つで
あるMax−PDが要因でPOLL−PDUを送信した
際に、その送信要因を記憶する要因記憶手段と、任意情
報がマッピングされたSTAT−PDUの受信時に前記
Max−PDの値を前記送信要因に応じて変更する変更
手段と、を具備する構成を採る。
【0025】この構成によれば、MAX−PDの初期値
が小さく、連続で送信できるSDデータの個数が小さい
(=MAX−PD個)のような場合でも、通信中にMA
X−PDの値を大きくしていくことで、連続で送信でき
るSDデータの個数を大きくし、SDデータの送信効率
をよくすることができる。
【0026】本発明の送受信装置におけるパラメータ制
御装置は、ユーザ情報がマッピングされたSD−PDU
を受信側で連続して受信可能な数を示す送信側クレジッ
トが要因でPOLL−PDUを送信した際に、その送信
要因を記憶する要因記憶手段と、STAT−PDUの受
信時にMax−PDの値を前記送信要因に応じて変更す
る変更手段と、を具備する構成を採る。
【0027】この構成によれば、通信中に動的に変化す
る相手受信バッファの空き容量を考慮した数のSDデー
タを連続して送信することができ、送信側クレジットが
原因でSDデータの送信が止まってしまう、というよう
な状況を防ぐことができる。
【0028】本発明の送受信装置におけるパラメータ制
御装置は、上記構成において、Timer_POLLの
満了時にPOLL−PDUを送信した際に、その送信要
因を記憶する第1要因記憶手段と、Max−PDが要因
で前記POLL−PDUを送信した際に、その送信要因
を記憶する第2要因記憶手段と、STAT−PDUの受
信時に、前記Timer_POLLの値を前記第1要因
記憶手段に記憶された送信要因に応じて変更、又は前記
Max−PDの値を前記第2要因記憶手段に記憶された
送信要因に応じて変更する変更手段と、を具備する構成
を採る。
【0029】この構成によれば、通信中にTimer_
POLLの値を大きくしていくことで、POLL−PD
Uの送出間隔を大きくし、SDデータの送信効率をよく
することができ、また、通信中にMAX−PDの値を大
きくしていくことで、連続で送信できるSDデータの個
数を大きくし、SDデータの送信効率をよくすることが
できる。
【0030】本発明の送受信装置におけるパラメータ制
御装置は、上記構成において、Timer_POLLの
満了時にPOLL−PDUを送信した際に、その送信要
因を記憶する第1要因記憶手段と、送信側クレジットが
要因でPOLL−PDUを送信した際に、その送信要因
を記憶する第2要因記憶手段と、STAT−PDUの受
信時に、前記Timer_POLLの値を前記第1要因
記憶手段に記憶された送信要因に応じて変更、又は前記
Max−PDの値を前記第2要因記憶手段に記憶された
送信要因に応じて変更する変更手段と、を具備する構成
を採る。
【0031】この構成によれば、通信中にTimer_
POLLの値を大きくしていくことで、POLL−PD
Uの送出間隔を大きくし、SDデータの送信効率をよく
することができ、また、通信中に動的に変化する相手受
信バッファの空き容量を考慮した数のSDデータを連続
して送信することができ、送信側クレジットが原因でS
Dデータの送信が止まってしまう、というような状況を
防ぐことができる。
【0032】本発明の送受信装置におけるパラメータ制
御装置は、上記構成において、Max−PD又は送信側
クレジットが要因でPOLL−PDUを送信した際に、
その送信要因を記憶する要因記憶手段と、STAT−P
DUの受信時にMax−PDの値を前記送信要因に応じ
て変更する変更手段と、を具備する構成を採る。
【0033】この構成によれば、通信中にMAX−PD
の値を大きくしていくことで、連続で送信できるSDデ
ータの個数を大きくし、SDデータの送信効率をよくす
ることができ、また、通信中に動的に変化する相手受信
バッファの空き容量を考慮した数のSDデータを連続し
て送信することができ、送信側クレジットが原因でSD
データの送信が止まってしまう、というような状況を防
ぐことができる。
【0034】本発明の送受信装置におけるパラメータ制
御装置は、上記構成において、Timer_POLLの
満了時にPOLL−PDUを送信した際に、その送信要
因を記憶する第1要因記憶手段と、Max−PD又は送
信側クレジットが要因でPOLL−PDUを送信した際
に、その送信要因を記憶する第2要因記憶手段と、前記
Timer_POLLの値を前記第1要因記憶手段に記
憶された送信要因に応じて変更、又は前記Max−PD
の値を前記第2要因記憶手段に記憶された送信要因に応
じて変更する変更手段と、を具備する構成を採る。
【0035】この構成によれば、通信中にTimer_
POLLの値又はMAX−PDの値を大きくしていくこ
とで、SDデータの送信効率をよくすることができ、ま
た、Max−PD又は送信側クレジットが原因でSDデ
ータの送信が止まってしまう、というような状況を防ぐ
ことができる。
【0036】本発明の送受信装置におけるパラメータ制
御装置は、上記構成において、通信中に必要以上のMa
x−PDの変更を行わないように制御する更新制御処理
手段を具備する構成を採る。
【0037】この構成によれば、相手受信バッファの空
き容量が、短い期間で大きく変わらないようなトラヒッ
クの場合、1度MAX−PDを適切な値に設定してやれ
ばしばらくの期間は十分に通信に対応できるので、必要
以上に(STAT−PDUを受信するたびに)MAX−
PDの値を更新する必要がなくなる。
【0038】本発明の基地局装置は、上記いずれかと同
構成のパラメータ制御装置を具備する構成を採る。
【0039】この構成によれば、基地局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0040】本発明の基地局制御装置は、上記いずれか
と同構成のパラメータ制御装置を具備する構成を採る。
【0041】この構成によれば、基地局制御装置におい
て、上記いずれかと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0042】本発明のパラメータ制御方法は、計時動作
を行うTimer_POLLの満了時、任意情報がマッ
ピングされたPOLL−PDUを送信した際に、その送
信要因を記憶し、任意情報がマッピングされたSTAT
−PDUの受信時に、前記Timer_POLLの値を
前記送信要因に応じて変更するようにした。
【0043】この方法によれば、Timer_POLL
の初期値が小さく、Timer_POLLのタイムアウ
トが原因で、頻繁にPOLL−PDUを送出するような
場合でも、通信中にTimer_POLLの値を大きく
していくことで、POLL−PDUの送出間隔を大きく
し、SDデータの送信効率をよくすることができる。
【0044】本発明のパラメータ制御方法は、SSCO
Pプロトコルのパラメータの一つであるMax−PDが
要因でPOLL−PDUを送信した際に、その送信要因
を記憶し、任意情報がマッピングされたSTAT−PD
Uの受信時に前記Max−PDの値を前記送信要因に応
じて変更するようにした。
【0045】この方法によれば、MAX−PDの初期値
が小さく、連続で送信できるSDデータの個数が小さい
(=MAX−PD個)のような場合でも、通信中にMA
X−PDの値を大きくしていくことで、連続で送信でき
るSDデータの個数を大きくし、SDデータの送信効率
をよくすることができる。
【0046】本発明のパラメータ制御方法は、ユーザ情
報がマッピングされたSD−PDUを受信側で連続して
受信可能な数を示す送信側クレジットが要因でPOLL
−PDUを送信した際に、その送信要因を記憶し、ST
AT−PDUの受信時にMax−PDの値を前記送信要
因に応じて変更するようにした。
【0047】この方法によれば、通信中に動的に変化す
る相手受信バッファの空き容量を考慮した数のSDデー
タを連続して送信することができ、送信側クレジットが
原因でSDデータの送信が止まってしまう、というよう
な状況を防ぐことができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0049】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る送受信装置におけるパラメータ制御装置の
構成を示すブロック図である。
【0050】図1に示すパラメータ制御装置は、要因記
憶処理部102aを有するTimer_POLL満了処
理部100と、要因記憶処理部102bを有するSD送
信処理部101と、V(RE)記憶部103と、VT
(S)記憶部104と、VT(MS)記憶部105と、
Timer_POLL・Max−PD変更処理部107
を有するSTAT−PDU受信処理部106とを備えて
構成されている。
【0051】Timer_POLL満了処理部100
は、SSCOPの状態がデータ転送可能状態におけるT
imer_POLL満了時のプロトコル処理を行うもの
である。
【0052】SD送信処理部101は、SSCOPの状
態がデータ転送可能状態においてSD−PDUがキュー
イングされているときのプロトコル処理を行うものであ
る。
【0053】要因記憶処理部102a,102bは、T
imer_POLL満了処理部100又はSD送信処理
部101の中で、POLL−PDUを送信する前に何が
原因でPOLL−PDUを送信するのかを記憶する処理
を行うものである。
【0054】V(RE)記憶部103は、要因記憶処理
部102が要因を変数V(RE)として記憶するための
ものである。
【0055】VT(S)記憶部104は、Q.2110
標準の変数VT(S)を記憶するためのものである。
【0056】VT(MS)記憶部105は、Q.211
0標準の変数VT(MS)を記憶するためのものであ
る。
【0057】STAT−PDU受信処理部106は、S
SCOPの状態がデータ転送可能状態におけるSTAT
−PDU受信時のプロトコル処理を行うものである。
【0058】Timer_POLL・Max−PD変更
処理部107は、V(RE)記憶部103より要因を判
断し、適切なTimer_POLL又はMax−PDの
値を計算し、それを変更する処理を行うものである。
【0059】このような構成の動作を、図2〜図7に示
すフロー図を参照して説明する。但し、この図2〜図7
において同一処理部分には同一符号を付し、適時その説
明を省略する。
【0060】まず、Timer_POLL満了時の動作
について説明する。
【0061】最初に、TTC標準のフローについて図2
を用いて説明する。図2はTTC標準 JT−Q211
0(以下JT−Q2110)におけるTimer_PO
LL満了の内部イベント受信時のフロー図である。
【0062】まず、ステップST200において、SS
COPの状態がデータ転送可能のとき、ステップST2
01において、Timer_POLLが満了したことを
知らせる内部イベントを受信すると、ステップST20
2において、SSCOPは変数VT(PS)を1加算す
る。但し、VT(PS)とは、POLL−PDU自体に
付与されるシーケンス番号を格納する変数であり、SD
−PDUのシーケンス番号とは関係がない。
【0063】次に、ステップST203において、ステ
ップST202で更新されたPOLL−PDUのシーケ
ンス番号をマッピングし、POLL−PDUを相手装置
に送信する。
【0064】次に、ステップST204において、VT
(PD)を0にセットする。但し、VT(PD)とは、
SD−PDUを送信するたびに加算される変数であり、
POLL−PDUを送信するたびに0クリアされる。V
T(PD)は2つのPOLL−PDUの間に、SD−P
DUを連続して何個送信したかを記憶するために用いら
れるものである。
【0065】その後、ステップST205において、ポ
ーリング用タイマ起動(この場合はTimer_POL
Lの起動)を行う。この後、ステップST200におけ
るSSCOPの状態がデータ転送可能となる。
【0066】これがTTC標準に従った場合の、Tim
er_POLL満了によるPOLL−PDUを送出する
一連の流れである。
【0067】次に本実施の形態1で提案しているTim
er_POLL満了時の処理を、図3を用いて説明す
る。
【0068】図2と異なる点は、Timer_POLL
満了の内部イベントを受信した後で、Timer_PO
LLの満了が原因でPOLL−PDUを送信することを
V(RE)記憶部103に記憶する処理が加わっている
ことにある。
【0069】具体的に説明すると、Timer_POL
L満了処理部100は、ステップST201において、
Timer_POLL満了の内部イベントを受信する
と、ステップST300において、要因記憶処理部10
2aによって、Timer_POLLが原因でPOLL
−PDUを送信することを意味する、“2”をV(R
E)記憶部103に記憶する。逆に、V(RE)に
“2”が設定されていることにより、POLL−PDU
送出原因が、Timer_POLL満了であることがわ
かる。
【0070】次に、SD送信時の動作について説明す
る。
【0071】最初に、TTC標準のフローについて図4
及び図5を用いて説明する。図4及び図5はJT−Q2
110におけるSD−PDUがキューイングされている
という内部イベント受信時のフロー図である。
【0072】まず、ステップST200において、SS
COPの状態がデータ転送可能のとき、ステップST4
00において、SD−PDUがキューイングされている
ことを知らせる内部イベントを受信すると、ステップS
T401において、SSCOPは再送キューが空かどう
かを確認する。
【0073】再送キューが空である場合は、ステップS
T402において、次に送信キューが空かどうかを確認
する。ここで送信キューが空である場合は、送信するデ
ータがないと判断し、ステップST200における元の
状態、データ転送可能状態に戻る。
【0074】一方、ステップST402での確認結果、
送信キューが空でない場合は、ステップST403にお
いて、VT(S)とVT(MS)を比較する。但し、V
T(S)とは、次に送信するSD−PDUに付与するシ
ーケンス番号であり、VT(MS)とは送信装置が送信
しても良い最大のシーケンス番号である。
【0075】正確には、VT(MS)−1までのシーケ
ンス番号を持つSD−PDUは送信可能ということであ
る。例えば、次に送信するSD−PDUのシーケンス番
号が17番であるとすると、このときVT(S)は17
という値が格納されている。また、VT(MS)に47
という値が格納されているとすると、送信装置は、シー
ケンス番号17番から46番までの30個のSD−PD
Uを送信してもよいということになる。
【0076】VT(MS)は、受信装置が空き受信バッ
ファを考慮して決定し、送信装置にSTAT−PDUを
使って値を通知する。
【0077】ステップST403では、VT(S)とV
T(MS)を比較することにより、次に送信する予定の
SD−PDUは、送信してもよいものかどうかを判断し
ていることになる。
【0078】この判断結果、VT(S)の値がVT(M
S)より大きい場合、つまり、SD−PDUを送信して
はならない場合は、ステップST408において、送信
する予定だったSD−PDUを再びキューイングし、ス
テップST409において、Timer_IDLEを解
除し、ステップST410において、Timer_NO
−RESPONSEを起動する。
【0079】この後フローは図5のA1に続き、ステッ
プST506において、VT(PS)を1インクリメン
トして、ステップST507において、POLL−PD
Uを送信する。
【0080】その後、ステップST508において、V
T(PD)を0に設定し、ステップST609におい
て、TImer_POLLを起動して、再びステップS
T200のデータ転送可能状態に戻る。
【0081】つまり、ステップST403の分岐で、送
信してはならない場合は、送信する予定のSD−PDU
を再びキューに戻し、POLL−PDUを送信して、元
の状態に戻る。A1の処理はPOLL−PDUを送信す
る一連の処理である。
【0082】ステップST403の分岐でVT(S)が
VT(MS)より小さい場合、つまり、SD−PDUを
送信してもよい場合は、ステップST404において、
送信メッセージ(MU)をキューから取り出し、ステッ
プST405及びST406において、SD−PDUを
送信する。
【0083】その後、ステップST407において、V
T(S)を1インクリメントし、次に送信するSD−P
DUのためのシーケンス番号を準備しておく。
【0084】その後フローは図6のB1に続き、ステッ
プST500において、VT(PD)を1インクリメン
トする。但し、VT(PD)とは、先にも述べたよう
に、SD−PDUを送信するたびに加算される変数であ
り、SD−PDUを連続して何個送信したかを記憶する
ために用いられる。
【0085】その後、ステップST501において、T
imer_POLLが起動中であるかどうかを確認す
る。Timer_POLLが起動中である場合、ステッ
プST502において、VT(PD)をMax−PDと
比較する。つまり、現在連続して送信しているSD−P
DUの数(VT(PD))と連続して送信しても良いS
D−PDUの最大値Max−PDUを比較し、次にPO
LL−PDUを送信しなければならないのかどうかを判
断する。
【0086】例えば、Timer_POLLに非常に大
きな値が設定されていて、Timer_POLLがなか
なかタイムアウトしないような場合では、SD−PDU
はMax−PD個連続して送信することが可能である
が、その後には必ずPOLL−PDUを送信することに
なる。
【0087】ステップST502において、VT(P
D)がMax−PDより小さい場合、つまり送信しても
良い場合は、図4のC1にもどり、POLL−PDUを
送信せずに、元のステップST200のデータ転送可能
状態に戻る。
【0088】ステップST502において、VT(P
D)がMax−PDより大きい場合、つまりPOLL−
PDUを送信しなければならない場合は、先に述べたA
1の処理、つまりPOLL−PDUを送信する一連の処
理を行う。
【0089】一方、ステップST501において、Ti
mer_POLLが起動していない場合は、ステップS
T504において、Timer_IDLEが起動してい
るかどうかを確認する。
【0090】その後の処理は、ステップST409及び
ST410と、ST505の何れに分岐してもタイマの
解除、設定を行うのみであり、ステップST502と同
処理のステップST503の処理に戻る。
【0091】ステップST503では、VT(PD)と
Max−PDを比較し、先ほどと同じように、VT(P
D)がMax−PDよりも大きい場合は処理A1のステ
ップST506によってPOLL−PDUを送信する。
【0092】VT(PD)がMax−PDより小さい場
合は、ステップST509でTimer_POLLのみ
再起動し、ステップST200のデータ転送可能状態に
戻る。
【0093】図4のステップST401において、再送
キューが空でない場合、つまり再送しなければならない
SD−PDUがある場合は、ステップST411におい
て、SD−PDUを再送キューから取り出し、ステップ
ST405において、SD−PDUを送信する。その後
のステップST412,ST413,ST414のフロ
ーは、先に述べたようにA1又はB1の処理を行うため
説明を割愛する。
【0094】次に、本実施の形態1で提案しているSD
送信処理部101の動作を、図6及び図7を用いて説明
する。
【0095】図6が図4と異なる点は、ステップST4
03において、VT(S)とVT(MS)を比較し、V
T(S)がVT(MS)より大きい、つまり送信しては
ならないと判断した後に、ステップST600におい
て、送信側クレジットが原因でPOLL−PDUを送信
することをV(RE)記憶部103に記憶する処理を行
い、ステップST408へ進むことである。
【0096】具体的に説明すると、ステップST403
において、SD送信処理部101は、次に送るSD−P
DUのシーケンス番号VT(S)が送信クレジットVT
(MS)を超えていると判断した場合、ステップST6
00において、要因記憶処理部102によって、送信ク
レジットが原因でPOLL−PDUを送信することを意
味する“3”をV(RE)記憶部103に記憶する。逆
に、V(RE)に“3”が設定されていることにより、
POLL−PDU送出原因が、送信側クレジットである
ことがわかる。
【0097】図7が図5と異なる点は、ステップST5
02において、VT(PD)とMax−PDを比較し、
VT(PD)がMax−PDより大きい、つまりPOL
L−PDUを送信しなくてはならないと判断した後に、
ステップST700において、Max−PDが原因でP
OLL−PDUを送信することをV(RE)記憶部10
3に記憶する処理を行い、ステップST506へ進むこ
とである。
【0098】具体的に説明すると、ステップST603
において、SD送信処理部101は、連続して送信した
SD−PDUの数VT(PD)がMax−PDを超えて
いると判断した場合、ステップST700において、要
因記憶処理部102によって、Max−PDが原因でP
OLL−PDUを送信することを意味する“1”をV
(RE)記憶部103に記憶する。逆に、V(RE)に
“1”が設定されていることにより、POLL−PDU
送出原因が、Max−PDであることがわかる。
【0099】次に、STAT−PDU受信時のの動作に
ついて説明する。
【0100】最初に、TTC標準のフローについて図8
を用いて説明する。図8はTTC標準 JT−Q211
0におけるSTAT−PDUの内部イベント受信時のフ
ロー図である。
【0101】まず、ステップST200において、SS
COPの状態がデータ転送可能のとき、ステップST8
00において、STAT−PDUを受信したことを知ら
せる内部イベントを受信すると、ステップST801に
おいて、SSCOPはVT(PA)がSTAT.N(P
S)より小さいかどうか確認する。更にSTAT.N
(PS)がVT(PS)より小さいかどうかを確認す
る。
【0102】但し、VT(PA)、STAT.N(P
S)、VT(PS)は、POLL−PDU、STAT−
PDUの送受が正常に行われているかを確認するための
変数である。
【0103】ステップST801が成り立たない場合、
つまり正常にPOLL−PDU、STAT−PDUの送
受が行われていない場合は、ステップST809におい
て、データ転送タイマを解除し、ステップST810に
おいて、MAA−エラーを表示する。この場合は、SS
COPのプロトコル異常の場合であるので、ステップS
T811において、その後SSCOPプロトコルの誤り
回復手順を開始する処理を行う。
【0104】ステップST801が成り立つ場合、つま
り正常にPOLL−PDU、STAT−PDUの送受が
行われている場合は、ステップST802において、V
T(A)がSTAT.N(R)より小さいか確認する。
更にSTAT.N(R)がVT(S)より小さいか確認
する。
【0105】但し、VT(A)は送信装置が期待する、
次に確認されるべきSD−PDUのシーケンス番号であ
る。STAT.N(R)は、STAT−PDUにマッピ
ングされ、受信装置が次に受信することが期待されるS
D−PDUのシーケンス番号である。VT(S)は、送
信装置が次に送信する予定のSD−PDUのシーケンス
番号である。
【0106】ここで、ステップST802の比較を具体
的に説明する。送信装置はシーケンス番号が5,6,7
の3つのSD−PDUを連続して送信し、その後にPO
LL−PDUを送信したとする。
【0107】このとき、送信装置は、送信したシーケン
ス番号4までのSD−PDUが、受信装置で正常に受信
できた確認を、受信装置から受けているものとする。こ
のときVT(A)=4となる。
【0108】次に、受信装置はPOLL−PDUを受信
したことをトリガにSTAT−PDUを送信するが、S
TAT−PDUには何番までのSD−PDUが正常に受
信できているかという情報をのせる。これがSTAT.
N(R)である。
【0109】送信装置が送信した5,6,7番のSD−
PDUが正常に届いているものと仮定すると、受信装置
は、次に8番のSD−PDUを受信することが期待され
るという意味の8をSTAT.N(R)にマッピング
し、STAT−PDUを送信する。
【0110】一方、送信装置はPOLL−PDUを送信
した後、STAT−PDUを受信するまでの間に新たな
SD−PDUを送信する可能性はあり、仮に8、9,1
0の3つのSD−PDUを送信したとすると、送信装置
において、VT(S)という次に送信するSD−PDU
のシーケンス番号を格納する変数は11という値が格納
される。この場合において、VT(A)=4,STA
T.N(R)=8、VT(S)=11であるから、ステ
ップST802の比較は成り立つことになる。つまり、
正常に送信装置、受信装置で送達確認がとれている場合
は、ステップST802の比較が成り立つことになる。
【0111】ステップST802の比較が成り立たない
場合、つまりSSCOPのプロトコル異常の場合、ステ
ップST811において、その後SSCOPプロトコル
の誤り回復手順を開始する処理を行う。
【0112】ステップST802の比較が成り立つ場
合、ステップST803において、次にVT(A)から
STAT.N(R)―1までのSD−PDUを送信バッ
ファから取り出す。これは送達確認がとれたSD−PD
Uは、再送する必要がなくなったため、送信バッファか
ら削除するということである。
【0113】次に、ステップST804において、VT
(A)にSTAT.N(R)を代入しVT(A)を更
新、VT(PA)にSTAT.N(PS)を代入しVT
(PA)を更新、VT(MS)にSTAT.N(MR)
を代入しVT(MS)を更新する。
【0114】ここで重要なのが、VT(MS)の更新で
ある。VT(MS)は送信してはならない最初のSD−
PDUのシーケンス番号が格納されている。STAT.
N(MR)には受信側で許可されない最初のSD−PD
Uのシーケンス番号が格納されている。
【0115】具体的に説明する。例えば、シーケンス番
号が10番のSD−PDUまで送信が完了しているとす
る。受信装置に30個のSD−PDUを受信できるバッ
ファがある場合、仮に送信装置が11番から40番まで
の30個のSD−PDUを連続して送信しても受信可能
である。
【0116】しかし、11番から41番までの31個の
SD−PDUを送信すると、41番目のSD−PDUは
受信できずに破棄される。このようなことが起こらない
よう、受信装置はSTAT−PDUを使って、一度に受
信できるSD−PDUの数を送信装置に通知する。
【0117】この場合は、STAT.N(MR)=41
という値を設定し、「41番のSD−PDUは送信する
な」という意図を伝える。送信装置はSTAT−PDU
を受信し、送信装置が持つ変数VT(MS)に41を設
定する。
【0118】このことにより、送信装置は40番までの
SD−PDUを送信することはあっても、41番以降の
SD−PDUを送信することはない。
【0119】ステップST804以降の処理、即ちステ
ップST812の処理は、STAT−PDUに選択再送
要求のリストがあるかどうかを確認し、ある場合は選択
再送処理を行う。
【0120】次に、本実施の形態1で提案しているST
AT−PDU受信時の動作を図9を用いて説明する。
【0121】図9が図8と異なる点は、ステップST8
04にて各変数の値を更新した後に、要因記憶処理部1
02によって記憶された変数V(RE)の値に基づい
て、Max−PD、Timer_POLLの値を更新す
る処理を行うことにある。
【0122】具体的に説明すると、ステップST900
において、図1に示すTimer_POLL・Max−
PD変更処理部107によって、高効率データ転送のた
めのパラメータ制御を実行するかどうかが判断される。
【0123】ここで高効率データ転送を行う必要がない
と判断した場合は、ステップST812の処理に移り、
通常のSSCOPプロトコルに従った制御が行われる。
【0124】ステップST900で高効率データ転送の
ためのパラメータ制御を実行すると判断した場合は、ス
テップST901にてV(RE)の値を参照する。PO
LL−PDU送出要因を格納しているV(RE)が1で
ある場合、つまりMax−PDが要因である場合は、前
回のSD−PDUをMax−PD個送信したため、PO
LL−PDUを送出したことがわかる。この場合、ステ
ップST902において、Max−PDの値を変更す
る。
【0125】ステップST902におけるVT(MS)
−VT(S)は、その時点での受信装置における受信可
能なSD−PDU数にほぼ等しく、受信側バッファのゆ
とりに相当する。
【0126】つまり、高効率データ転送を実現するた
め、SD−PDUの送信個数を増加させるには、Max
−PDの値をこのゆとりに対してある定数αを乗算した
値に更新することで可能となる(定数α:0<α<
1)。
【0127】αの値が1に近ければ、Timer_PO
LLが十分大きい限り、SD−PDUの可能送信個数は
受信側バッファのゆとりに近い値になり、高効率なデー
タ転送になると考えられる。αの設定は、受信バッファ
のゆとりに対しどれくらいのマージンを用意するかとい
うことになり、設計上のパラメータになる。
【0128】ステップST901でV(RE)の値が1
でなく、ステップST903においてV(RE)の値が
2である場合、つまりTimer_POLL満了が要因
である場合は、前回のSD−PDUをTimer_PO
LLの時間送信したため、POLL−PDUを送出した
ことがわかる。
【0129】この場合、ステップST904においてT
imer_POLLの値を変更する。この場合は、PO
LL−PDUの送信要因が送信側クレジットでないた
め、受信側バッファにはゆとりがある可能性が高い。ま
た、高効率データ転送を実現するためにはTimer_
POLLの値はできるだけ大きいいほうが望ましい。
【0130】ステップST904では、Timer_P
OLLの値を定数βだけ増加させる。コネクション確立
時にTimer_POLLの値が非常に小さく、十分す
ぎるほどPOLL−PDUの送信を行うような環境にお
いては、この処理を繰り返すことでTimer_POL
Lの値を増加し、連続して送信できるSD−PDUの数
を増加することができる。
【0131】ステップST901でV(RE)の値が1
でなく、ステップST903においてV(RE)の値が
2でもない場合、つまりV(RE)が3、送信側クレジ
ットが要因である場合は、前回のSD−PDUを受信側
が許容する個数分だけ送信したため、POLL−PDU
を送出したことがわかる。
【0132】この場合、V(RE)が1のときと同様、
ステップST902においてMax−PDの値を変更す
る。但し、この場合においてはMax−PDの値は増加
するとは限らず、受信側バッファのゆとりである、VT
(MS)−VT(S)に比例した適切な値に設定され
る。
【0133】このことによって、通信中のトラヒック変
動などにより、受信側バッファの空き容量が動的に変化
しても、常に最適なMax−PDを設定することが可能
である。
【0134】このように、実施の形態1のパラメータ制
御装置によれば、Q.2110においてTimer_P
OLL満了によりPOLL−PDUを送信した場合、そ
の送信要因を記憶し、また、SD−PDU送信時にMa
x−PD又は送信側クレジットが要因でPOLL−PD
Uを送信した場合、その送信要因を記憶し、また、ST
AT−PDU受信時にTimer_POLLの値を変更
し、Max−PDの値を変更するようにした。
【0135】これによって、通信中に、Timer_P
OLLやMax−PDの値を変更することができ、受信
装置の処理能力に合わせた動的な高効率データ転送を行
うことができる。
【0136】但し、図9において追加されたステップS
T900〜ST904の処理は、送信側クレジットであ
るSTAT.N(MR)がVT(MS)に代入された後
で行う方がより望ましいが、データ転送可能状態であれ
ばいつでもかまわない。
【0137】また、POLL−PDUの送信要因を表す
定数(1〜3)は要因が識別できれば任意の値を可能と
する。また、Max−PD、Timer_POLLを設
定するときの定数α、βは任意の値が設定可能である。
【0138】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2に係る送受信装置におけるパラメータ制御装置
の構成を示すブロック図である。但し、この図10に示
す実施の形態2において図1の実施の形態1の各部に対
応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0139】図10に示す実施の形態2のパラメータ制
御装置が、実施の形態1のものと異なる点は、STAT
−PDU受信処理部106に更新制御処理部1000を
備えたことにある。
【0140】更新制御処理部1000は、通信中に必要
以上のMax−PDの変更を行わないようにするもので
ある。
【0141】このような構成の動作を、図11のフロー
図を参照して説明する。但し、この図11において図9
の各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0142】図11が図9と異なる点は、ステップST
901の後に、Max−PDの更新を制御する処理を行
うステップST1100〜ST1103が加わり、ステ
ップST903の判断結果がNOと判定された系列のス
テップST902の後に、ステップST1103が加わ
っていることにある。
【0143】まず、ステップST1100において、M
ax−PDの値を変更するかどうかを判断する。変数re
peatの値が1であれば、ステップST902において、
Max−PDを変更する処理を実施する。値が0であれ
ばMax−PDを変更する処理は実施しない。
【0144】ステップST1101では、Max−PD
の値を更新する間、変数MaxCountをインクリメ
ントする。通常、ステップST902において、Max
−PDは数回で受信側バッファのゆとりに合わせた値と
なるので、受信側バッファの空き容量が短時間に大幅な
変化を繰り返すような環境でない限り、Max−PDの
処理は数回で十分である。
【0145】従って、最適値になった後も、毎回繰り返
しMax−PDを更新することは冗長である。その無駄
な処理をさけるため、ステップST1102において、
変数MaxCountを定数γと比較し、γ回Max−
PDを更新し続けた場合は、ステップST1103にお
いて、繰り返しを停止するように、変数repeatに
0を設定する。従って、変数MaxCoutと変数re
peatを導入することによって、必要十分にMax−
PDの値を更新することがなくなる。
【0146】また、ステップST903の次のステップ
ST902において、V(RE)=3、つまり送信側ク
レジットが原因でPOLL−PDUを送出するような場
合、ステップST1104において、repeat変数
を1に設定し、MaxCountを0にもどす。
【0147】これは、送信側クレジットが原因であるよ
うな場合には、受信装置の処理能力が低下していること
が考えられる。このような状況下では、毎回適切なパラ
メータの設定を行う必要があるためである。
【0148】このように、実施の形態2のパラメータ制
御装置によれば、実施の形態1の機能に、通信中に必要
以上のMax−PD変更を行わない機能を追加したの
で、STAT−PDU受信の度に必要以上にMax−P
Dの変更を行わなずに済むことが可能になる。
【0149】即ち、1度最適化された後の冗長なパラメ
ータ制御を防ぐことができ、より効率的なシステムを実
現することができる。
【0150】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信中に、Timer_POLL(タイマ)やMax−
PD(SSCOPのパラメータの一つ)の値を変更する
ことができ、これによって受信装置の処理能力に合わせ
た動的な高効率データ転送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る送受信装置におけ
るパラメータ制御装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置のTTC標準におけるTimer_POL
L満了時の動作処理を説明するためのフロー図
【図3】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置の本発明特徴のTimer_POLL満了
時の動作処理を説明するためのフロー図
【図4】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置のTTC標準におけるSD−PDU送信時
の動作処理を説明するための第1フロー図
【図5】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置のTTC標準におけるSD−PDU送信時
の動作処理を説明するための第2フロー図
【図6】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置の本発明特徴のSD−PDU送信時の動作
処理を説明するための第1フロー図
【図7】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置の本発明特徴のSD−PDU送信時の動作
処理を説明するための第2フロー図
【図8】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置のTTC標準におけるSTAT−PDU受
信時の動作処理を説明するためのフロー図
【図9】実施の形態1に係る送受信装置におけるパラメ
ータ制御装置の本発明特徴のSTAT−PDU受信時の
動作処理を説明するためのフロー図
【図10】本発明の実施の形態2に係る送受信装置にお
けるパラメータ制御装置の構成を示すブロック図
【図11】実施の形態2に係る送受信装置におけるパラ
メータ制御装置の本発明特徴のSTAT−PDU受信時
の動作処理を説明するためのフロー図
【符号の説明】
100 Timer_POLL満了処理部 101 SD送信処理部 102a,102b 要因記憶処理部 103 V(RE)記憶部 104 VT(S)記憶部 105 VT(MS)記憶部 106 STAT−PDU受信処理部 107 Timer_POLL・Max−PD変更処理
部 1000 更新制御処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA01 HA04 HB18 HC04 HC09 JA07 LB19 LC01 LC06 LC08 5K033 AA01 CB02 CB06 CB14 DA19 5K034 AA02 EE03 EE10 EE13 GG03 HH17 HH26 HH63 MM11 9A001 BB04 CC04 CC05 HH34 JJ12 KK31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計時動作を行うTimer_POLLの
    満了時に、任意情報がマッピングされたPOLL−PD
    Uを送信した際に、その送信要因を記憶する要因記憶手
    段と、任意情報がマッピングされたSTAT−PDUの
    受信時に、前記Timer_POLLの値を前記送信要
    因に応じて変更する変更手段と、を具備することを特徴
    とするパラメータ制御装置。
  2. 【請求項2】 SSCOPプロトコルのパラメータの一
    つであるMax−PDが要因でPOLL−PDUを送信
    した際に、その送信要因を記憶する要因記憶手段と、任
    意情報がマッピングされたSTAT−PDUの受信時に
    前記Max−PDの値を前記送信要因に応じて変更する
    変更手段と、を具備することを特徴とするパラメータ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 ユーザ情報がマッピングされたSD−P
    DUを受信側で連続して受信可能な数を示す送信側クレ
    ジットが要因でPOLL−PDUを送信した際に、その
    送信要因を記憶する要因記憶手段と、STAT−PDU
    の受信時にMax−PDの値を前記送信要因に応じて変
    更する変更手段と、を具備することを特徴とするパラメ
    ータ制御装置。
  4. 【請求項4】 Timer_POLLの満了時にPOL
    L−PDUを送信した際に、その送信要因を記憶する第
    1要因記憶手段と、Max−PDが要因で前記POLL
    −PDUを送信した際に、その送信要因を記憶する第2
    要因記憶手段と、STAT−PDUの受信時に、前記T
    imer_POLLの値を前記第1要因記憶手段に記憶
    された送信要因に応じて変更、又は前記Max−PDの
    値を前記第2要因記憶手段に記憶された送信要因に応じ
    て変更する変更手段と、を具備することを特徴とするパ
    ラメータ制御装置。
  5. 【請求項5】 Timer_POLLの満了時にPOL
    L−PDUを送信した際に、その送信要因を記憶する第
    1要因記憶手段と、送信側クレジットが要因でPOLL
    −PDUを送信した際に、その送信要因を記憶する第2
    要因記憶手段と、STAT−PDUの受信時に、前記T
    imer_POLLの値を前記第1要因記憶手段に記憶
    された送信要因に応じて変更、又は前記Max−PDの
    値を前記第2要因記憶手段に記憶された送信要因に応じ
    て変更する変更手段と、を具備することを特徴とするパ
    ラメータ制御装置。
  6. 【請求項6】 Max−PD又は送信側クレジットが要
    因でPOLL−PDUを送信した際に、その送信要因を
    記憶する要因記憶手段と、STAT−PDUの受信時に
    Max−PDの値を前記送信要因に応じて変更する変更
    手段と、を具備することを特徴とするパラメータ制御装
    置。
  7. 【請求項7】 Timer_POLLの満了時にPOL
    L−PDUを送信した際に、その送信要因を記憶する第
    1要因記憶手段と、Max−PD又は送信側クレジット
    が要因でPOLL−PDUを送信した際に、その送信要
    因を記憶する第2要因記憶手段と、前記Timer_P
    OLLの値を前記第1要因記憶手段に記憶された送信要
    因に応じて変更、又は前記Max−PDの値を前記第2
    要因記憶手段に記憶された送信要因に応じて変更する変
    更手段と、を具備することを特徴とするパラメータ制御
    装置。
  8. 【請求項8】 通信中に必要以上のMax−PDの変更
    を行わないように制御する更新制御処理手段を具備する
    ことを特徴とする請求項5記載のパラメータ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8いずれかに記載の
    パラメータ制御装置を具備することを特徴とする基地局
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8いずれかに記載
    のパラメータ制御装置を具備することを特徴とする基地
    局制御装置。
  11. 【請求項11】 計時動作を行うTimer_POLL
    の満了時、任意情報がマッピングされたPOLL−PD
    Uを送信した際に、その送信要因を記憶し、任意情報が
    マッピングされたSTAT−PDUの受信時に、前記T
    imer_POLLの値を前記送信要因に応じて変更す
    ることを特徴とするパラメータ制御方法。
  12. 【請求項12】 SSCOPプロトコルのパラメータの
    一つであるMax−PDが要因でPOLL−PDUを送
    信した際に、その送信要因を記憶し、任意情報がマッピ
    ングされたSTAT−PDUの受信時に前記Max−P
    Dの値を前記送信要因に応じて変更することを特徴とす
    るパラメータ制御方法。
  13. 【請求項13】 ユーザ情報がマッピングされたSD−
    PDUを受信側で連続して受信可能な数を示す送信側ク
    レジットが要因でPOLL−PDUを送信した際に、そ
    の送信要因を記憶し、STAT−PDUの受信時にMa
    x−PDの値を前記送信要因に応じて変更することを特
    徴とするパラメータ制御方法。
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