JP2001285315A - 無線通信リンクの高品質化のための再送信スロットの動的割当て - Google Patents

無線通信リンクの高品質化のための再送信スロットの動的割当て

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JP2001285315A
JP2001285315A JP2001060264A JP2001060264A JP2001285315A JP 2001285315 A JP2001285315 A JP 2001285315A JP 2001060264 A JP2001060264 A JP 2001060264A JP 2001060264 A JP2001060264 A JP 2001060264A JP 2001285315 A JP2001285315 A JP 2001285315A
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Timothy M Schmidl
エム、シュミドル ティモシイ
Anand G Dabak
ジー、ダバク アナンド
Mohammed H Nafie
エイチ、ナフィー モハメド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブルートゥースによる無線通信リンクなど
で、再送信通信の可用性と有効性を高める方法と装置を
提供する。 【解決手段】 送信期間とこれに続く再送信期間を用い
る無線通信装置において、マスタ装置に再送信コントロ
ーラ(56)を設け、スレーブ装置に媒体アクセス制御
(MAC)プロセッサ(116)を設けて、希望する通
信を再送信期間の各再送信タイム・スロットに動的に割
り当てる(105、106、107)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に無線通信に関
するもので、より特定すると、再送信を用いる無線通信
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の通信システム技術は音声通信とデ
ータ通信に関連する多種類の無線ネットワーク・システ
ムを含む。かかる無線ネットワーク・システムに関する
概説は、Amitava Dutta-Roy の「家庭用通信ネットワー
ク(Communications Networks forHomes)」、IEEEス
ペクトラム、26ページ、1999年12月、に示され
ている。この中でDutta-Roy は、IEEE802.1
1、直接スペクトラム拡散(DSSS)プロトコルと周
波数ホッピング(FHSS)プロトコルを含む2.4G
Hz帯域の複数の通信プロトコルについて説明してい
る。かかるプロトコルの欠点は、これを実現する際のオ
ーバーヘッドが高いことである。共同無線アクセス・プ
ロトコル(SWAP)と呼ばれる低複雑度の無線プロト
コルも2.4GHzで動作する。このプロトコルはホー
ムRFワーキング・グループにより開発されたもので、
北米の通信各社により支援されている。SWAPは周波
数ホッピング・スペクトラム拡散技術を用い、そのデー
タ速度は1Mb/秒である。別の低複雑度のプロトコル
はブルートゥースである。これはデンマーク諸国を統合
した10世紀のスカンジナビア王にちなんで名付けられ
た。このプロトコルも2.4GHz帯域で動作し、中央
ネットワークを必要とせずにブルートゥース装置の間の
短距離無線通信を可能にする。
【0003】ブルートゥース・プロトコルは2.4GH
zのISM(工業、科学、医学)帯域で動作する電池駆
動装置用の低エネルギー消費型で、データ速度は1Mb
/秒である。現在のブルートゥース・プロトコルの動作
範囲は10メートルで、最大非対称データ転送速度は7
23kb/秒である。このプロトコルは、64kb/秒
の同期CVSD符号化送信を行う最大3音声チャンネル
を支援する。特有の48ビット・アドレスを除き、ブル
ートゥース・プロトコルは全ての無線機をピア・ユニッ
トとして処理する。接続を開始するとき、最初のユニッ
トは一時的なマスタである。しかし最初の通信が確立し
た後でこの一時的な割当てを変更してよい。各マスタは
最大7台のスレーブに活動的に接続する。1台のマスタ
と1台以上のスレーブとの間のかかる接続により「ピコ
ネット」が形成される。リンク管理によりピコネット間
の通信が可能になり、「スキャッタネット」が形成され
る。一般的なブルートゥース・マスタ装置は、コードレ
ス電話基地局、ローカル・エリア・ネットワーク(LA
N)アクセス・ポイント、ラップトップ・コンピュー
タ、または他のネットワークへのブリッジを含む。ブル
ートゥース・スレーブ装置は、コードレス・ハンドセッ
ト、セル電話、ヘッドセット、パーソナル・ディジタル
・アシスタント、ディジタル・カメラ、またはコンピュ
ータ周辺装置(プリンタ、スキャナ、ファクス、その他
の装置など)を含む。
【0004】ブルートゥース・プロトコルは、時分割二
重化(TDD)用いて双方向通信を支援する。周波数ホ
ッピングにより、雑音の多い環境での動作が可能であ
り、また複数のピコネットを近接して設けることも可能
である。周波数ホッピング方式では、79の1MHzチ
ャンネルにより最高毎秒1600ホップ、すなわち全体
で2.4GHzのISMスペクトラムが可能である。種
々の誤り訂正方式により、1/3および2/3レートの
順方向誤り検出によるデータ・パケット保護が可能であ
る。またブルートゥースは信頼性を確保するためにパケ
ットの再送信を用いる。かかる方式はデータの誤り訂正
には有用であるが処理量は犠牲になる。ブルートゥース
・プロトコルは、ブルートゥース・システムの仕様(Spe
cification of the Bluetooth Systems)、バージョン
1.0A、1999年7月26日、に詳細に指定されて
いる。これを引例としてここに示す。
【0005】音声送信では、ブルートゥース仕様はSC
O(同期接続指向)リンクで64キロビット/秒のCV
SD音声符号化を要求する。これは、ブルートゥース・
システムが最大3ユーザに対して最大3音声チャンネル
を支援できることを意味する。他方、従来の方式では音
声を低速度のコーダで符号化して、ブルートゥースAC
L(非同期非接続)リンクで送信するデータとして処理
することができる。この方式を用いると、より多くの音
声チャンネルとユーザを支援することができる。またA
CLリンクを用いるとパケットの再送信が可能になり、
パケットの再送信が不可能なSCOに比べて質を向上さ
せることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブルートゥー
スACLリンクおよび他の無線通信リンクで音声送信の
質を更に高めたいというニーズに応える。このため、本
発明は所望の通信を各再送信スロットに動的に割り当て
ることにより再送信通信の可用性と有効性を高める。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、音声の発信に関連する送
信/再送信のタイミング配置の例を、ブルートゥースA
CLリンクにより送信されるデータ・パケットの形で示
す。図1の例では、Mはブルートゥース・マスタ装置を
表し、S1、S2、S3はブルートゥース・システムの
3ユーザにそれぞれ関連するブルートゥース・スレーブ
装置を表す。図1に示すように、スレーブ装置毎に、マ
スタ・スレーブ送信タイム・スロットと、対応するスレ
ーブ・マスタ送信タイム・スロットと、マスタ・スレー
ブ再送信タイム・スロットと、対応するスレーブ・マス
タ再送信タイム・スロットが予約されている。図1の全
ての利用可能なタイム・スロットは、このようにスレー
ブ装置S1、S2、S3に関連する3ユーザに予め割り
当てられている。
【0008】図2に一般的に示す本発明の例示の実施の
形態では、マスタ・スレーブ送信タイム・スロットとス
レーブ・マスタ送信タイム・スロットはブルートゥース
・ピコネット内のスレーブ装置毎に予め割り当てられて
いるが、再送信タイム・スロットは予め割り当てられ
ず、マスタ装置が動的に割り当てて再送信の可用性と有
効性を高める点が優れている。図3に動作を示す1つの
例示の実施の形態では、図1の最初の2つの再送信タイ
ム・スロットを送信スロットに変更して割り当て、第4
のスレーブ装置S4をピコネットに加える。マスタは図
3の残りの4つの再送信スロットを、再送信を要求する
かまたは再送信を必要とするスレーブに割り当てる。再
送信を受ける必要があるスレーブに対してはマスタはパ
ケットをそのスレーブに再送信し、再送信を行う必要が
あるスレーブに対してはマスタは否定応答(NAK)を
含むパケットをそのスレーブに送る。これについては後
で詳細に説明する。
【0009】図4と図5は、図2に示した動的な再送信
タイム・スロット割当ての別の応用の例を示す。図4の
例は、図3の例と比べて例えば図3のスレーブ装置S3
とS4がピコネットから外れた場合を示す。この場合、
図3のスレーブS3とS4への送信スロットを再送信ス
ロットに指定し、スレーブS2がマスタに送信した直後
に再送信を開始する。このように本発明では、ピコネッ
トのサイズが減少すると再送信機能が増加する。
【0010】図5は、図4と比べてスレーブ装置S3が
ピコネットに加わった場合の例を示す。この場合、図4
の最初の2つの再送信タイム・スロットを送信タイム・
スロットに指定して、スレーブS3との間の送信に用い
る。図3−図5において、スレーブがピコネットに加わ
る(またはピコネットから外れる)とき、マスタ装置M
は全ての活動スレーブに再送信スロットの1つ(例えば
最初の再送信スロット)で放送制御パケットを送り、こ
れに最後の送信スロット(または最初の再送信スロッ
ト)がいつ起こるかを示す情報を含める。
【0011】図6は、本発明に係る動的再送信スロット
割当ての別の例示の応用を示す。図6の例では、マスタ
は第2の再送信スロットを用いてスレーブS2に否定応
答を含むパケットを送る。これは、送信期間の第4の送
信タイム・スロットでS2から送られたパケットをマス
タが正しく受信しなかったことを示す。図1を再び参照
すると、図6の例とは異なり、従来の第2の再送信スロ
ットはスレーブ装置からマスタ装置への送信用に予約さ
れている。図6の第3の再送信スロットは前に述べた消
失したパケットをスレーブS2からマスタ装置に再送信
するために割り当てられているが、従来の第3のスロッ
トはマスタ装置からの送信に割り当てられている(図1
も参照)。
【0012】同様に、図6の第4の再送信スロットはマ
スタからスレーブS3への送信に割り当てられるが、図
1の従来の第4の再送信スロットはスレーブの送信に割
り当てられている。マスタ装置からスレーブ装置への送
信は従来スレーブ装置からマスタ装置への送信のために
予約されていた再送信タイム・スロットで行うので、ス
レーブ装置は各再送信タイム・スロット中は受信状態を
保って、自分向けのパケットを受信しなければならな
い。
【0013】図7は、送信期間中に1パケット、すなわ
ち最初の送信タイム・スロット中にマスタがスレーブS
1に送信したパケット、だけを消失した場合を示す(ス
レーブS1は第2の送信タイム・スロットにおいてでN
AKで応答した)。したがってこの例では、マスタ装置
はスレーブS1への消失パケットの再送信のために2つ
の再送信タイム・スロットをそれぞれ割り当てる。
【0014】ブルートゥース仕様では、マスタ装置が前
のタイム・スロットでスレーブ装置にアドレス指定しな
ければそのスレーブ装置は所定のタイム・スロットで送
信することができない。しかしマスタ・スレーブ・リン
ク(ダウンリンク)とスレーブ・マスタ・リンク(アッ
プリンク)は対称的でないことが多い。実際のところ、
例えばマスタ・スレーブ・パケットは正しく到着する
が、対応するスレーブ・マスタ・パケットは消失するこ
とがある。しかしマスタ装置が前のタイム・スロットで
アドレス指定しなければスレーブ装置は送信することが
できないので、従来の動作では、マスタ装置が前のタイ
ム・スロットで対応する否定応答をスレーブ装置に送ら
ない限り、そのスレーブ装置は消失したパケットを所定
のタイム・スロットでマスタ装置に再送信することがで
きない。
【0015】本発明では、所定の再送信スロット中にマ
スタ装置が第1のスレーブ装置にパケットを再送信する
とき、マスタ装置はその再送信パケットを用いて、次の
タイム・スロットでマスタ装置に再送信することを第2
のスレーブ装置に要求することができる。ピコネット内
のスレーブの数が15以下であれば、マスタはブルート
ゥース仕様で規定された4個のTYPEビットを用い
て、次のタイム・スロット中にどのスレーブ装置に再送
信を要求するかを識別することができる。マスタは4個
のTYPEビットの可能な16の値の中の1つを用いて
マスタが次の再送信スロットで送信することを知らせ、
他の15の値を用いて最大15台のスレーブ装置のどれ
に次の再送信スロットで再送信するよう要求するかを指
定する。第1のスレーブ装置宛ての再送信パケットを上
記のように用いて第2のスレーブ装置に次のスロットで
再送信することを要求する例を図8に示す。
【0016】図8で、マスタはパケットをスレーブ1に
再送信する(第2の送信スロットでスレーブS1からN
AKを受信したことに応じて)が、この再送信パケット
はスレーブ2が次の再送信タイム・スロットで再送信す
ることを求める要求(NAK)を含む。ブルートゥース
のTYPEビットは、次のタイム・スロットでどの装置
が送信するかを指定するのに用いることができる。なぜ
なら、マスタ・スレーブ再送信パケットは、受信するス
レーブ装置へのパケットの型を識別するのにTYPEビ
ットを必要としないからである。再送信のパケットの型
を識別するのにTYPEビットを必要としない理由は、
図8のスレーブS1などのスレーブ装置はブルートゥー
ス仕様で定義され且つ全てのブルートゥース・パケット
に含まれているビットSEQNを用いて、受信したパケ
ットが再送信パケットかNAKか(再送信期間中のマス
タ・スレーブ・パケットにはこの2つしかない)を判定
することができるからである。
【0017】図9は、図2−図8に示した動作を行うマ
スタ装置(例えばコードレス電話システムの基本ユニッ
ト)の例示の実施の形態の関連する部分を示す。図9の
実施の形態は、通信アプリケーション52および無線通
信インターフェース53と結合して双方向に通信するパ
ケット・プロセッサ51を含む。パケット・プロセッサ
51は通信アプリケーション52から通信情報を受信
し、また既知の従来の方法を用いて情報を適当なパケッ
トに組み立てて無線通信インターフェース53に送る。
無線通信インターフェース53は、既知の従来の方法用
いてアンテナ54および無線通信リンク55を介して1
台または複数台のスレーブ装置に組み立てられたパケッ
トを送信する。
【0018】逆に、無線通信インターフェース53は、
従来の方法を用いて無線通信リンク55およびアンテナ
54を介して1台または複数台のスレーブ装置からパケ
ットを受信する。次に受信したパケットをパケット・プ
ロセッサ51に送ると、パケット・プロセッサ51は従
来の方法を用いてパケットを分解して通信情報を回復し
た後、通信情報を通信アプリケーション52に送る。上
に述べたパケット・プロセッサ51と通信アプリケーシ
ョン52と無線通信インターフェース53が協同してス
レーブ装置とパケットの無線通信を行う方法は既知であ
る。
【0019】本発明では、再送信コントローラ56をパ
ケット・プロセッサ51に結合して、本発明に係る動的
な再送信スロット割当てを行う。再送信コントローラ5
6は入力57を有し、ユーザの数の変化(例えば、ピコ
ネット内の現在の活動スレーブ装置の数の変化)を表す
従来用いられている情報を受信する。この情報を従来通
りマスタ装置内に保持する。ユーザの数が変化すると、
再送信コントローラ56は内部ポインタを更新する。内
部ポインタは、送信期間が終わる時点と再送信期間が始
まる時点を示す。ポインタの例を上の図4と図5に示
す。ユーザの数の変化に応じて再送信コントローラがポ
インタを更新する度に、再送信コントローラは58でポ
インタの値をパケット・プロセッサ51に出力する。こ
のポインタの値から、パケット・プロセッサ51は送信
期間が終わる時点と再送信期間が始まる時点を知る。
【0020】パケット・プロセッサ51は、従来の方法
を用いて送信期間中に全てのパケットを送信および受信
する。また従来の方法を用いて任意のマスタ・スレーブ
(MS)パケットを生成する。送信期間中にスレーブ装
置から受信した(または受信しなかった)パケットに応
じて、このMSパケットを再送信期間中にスレーブ装置
に送信する必要がある。例えば図6の送信期間中に、ス
レーブS1とスレーブS3はマスタにNAKを送信し、
またスレーブS2がマスタに送信したパケット内のCR
C(循環冗長コード)チェックサム値の結果は正しくな
いとする。パケット・プロセッサ51はこの送信活動に
応じて、マスタからスレーブS1に送信する再送信パケ
ットと、マスタからスレーブS2に送信するNAKパケ
ットと、マスタからスレーブS3に送信する再送信パケ
ットを従来の方法で準備する。
【0021】しかしパケット・プロセッサ51はこれら
のパケットを従来の方法でスレーブ装置に送信せずに、
これらのマスタ・スレーブ(MS)パケットを再送信コ
ントローラ56の入力59に出力する。再送信コントロ
ーラ56はこれらのマスタ・スレーブ・パケットを必要
に従って再送信期間中に利用可能なスロットに割り当
て、再送信タイム・スロット割当てを反映する修正マス
タ・スレーブ・パケット流れ(例えば、図6の再送信期
間で示すマスタ・スレーブ・パケット流れ)を60に出
力する。
【0022】再送信コントローラは制御信号61を用い
て、再送信期間中に60の修正マスタ・スレーブ・パケ
ット流れを無線通信インターフェース53に送るように
セレクタ62を制御する。制御信号61はセレクタ62
制御して、再送信コントローラ56の出力60を再送信
期間中に無線インターフェース53に結合する。しかし
送信期間中は、パケット・プロセッサ51の出力63を
無線通信インターフェース53に結合してスレーブ装置
に通常のパケット送信を行うよう、制御信号61はセレ
クタ62を制御する。
【0023】図7と図8の再送信期間に示すマスタ・ス
レーブ・パケット流れは、図9の再送信コントローラ5
6が60に出力する修正マスタ・スレーブ・パケット流
れの別の例である。図6の例と図8の例を比較すると、
送信コントローラ56は図6に示すようにNAKをスレ
ーブS2に送信するために従来のNAKパケットを用い
ることもできるし、また送信コントローラ56は図8に
示すようにスレーブS2のためのNAKをスレーブS1
への再送信に含めることもできる。また注意すべきであ
るが、再送信コントローラ56が60に出力する修正マ
スタ・スレーブ・パケット流れはユーザの数が変化した
とき適当な放送パケットを含み、図4と図5に示すポイ
ンタの記録を更新することをピコネット内の各活動スレ
ーブに指示する。例えば、ポインタの値をブルートゥー
ス放送パケット内のメッセージで各スレーブに送ってよ
い。
【0024】図10は、図9のマスタ装置が行う動作の
例を示す。101と102で、マスタ装置は送信期間中
にピコネットのスレーブ装置とパケットを交換する。1
02で送信期間が終わった後(ポインタの値から分か
る)、103でピコネット内の活動スレーブ装置の数が
変化したかどうか判定する。変化した場合は104で図
4と図5のポインタを更新し、105でポインタをピコ
ネットのスレーブに放送するために再送信スロットに割
り当てる。105でポインタを放送するために再送信ス
ロットに割り当てた後で、または103でスレーブの数
が変わらなかった場合は、106で利用可能な再送信ス
ロットを所望のパケット(例えば図6−図8の再送信ス
ロットで示すパケット)に割り当てる。次に107で、
スロット割当てに従ってパケットを送信する。
【0025】107で送信されたパケットが108でN
AKを含むと判定された場合は、110で対応する再送
信を受信する。次に、または107で送信されたパケッ
トが108でNAKを含まないと判定された場合は、1
09で再送信期間が終わったかどうか判定する。終わっ
ていない場合は、107で次のマスタ・スレーブ・パケ
ットを送信する。他方109で、例えば時間切れ条件に
より、または全ての所望のパケットが完全に再送信され
たことにより、再送信期間が終わったと判定された場合
は、流れは101に戻って次の送信期間中にスレーブ装
置とパケットを交換する。予想したACKを関連するス
レーブからマスタが受信したとき、全てのマスタ・スレ
ーブ・パケットは完全に再送信されたと考えることがで
きる。マスタでのパケットのCRCコードの結果が正し
いとき、全てのスレーブ・マスタ・パケットは完全に再
送信されたと考えることができる。
【0026】図11は、図2−図8に示したスレーブ装
置(例えば、コードレス電話システムにおける移動体ユ
ニット)の例示の実施の形態の関連する部分を示す。図
11のスレーブ装置は、通信アプリケーション112お
よび無線通信インターフェース113と結合して双方向
に通信するパケット・プロセッサ111を含む。これら
の構成要素は一般に、図9のパケット・プロセッサ51
と通信アプリケーション52と無線通信インターフェー
ス53に関して上に述べたと同じ従来の方法で協同し
て、アンテナ114および無線通信リンク115(例え
ばブルートゥース無線リンク)を介して図11のスレー
ブ装置と図9のマスタ装置との間の双方向無線パケット
通信を行う。本発明では、MAC(媒体アクセス制御)
プロセッサ116はパケット・プロセッサ111に結合
して、パケット・プロセッサ111が受信したパケット
内に含まれるスレーブ・アドレス情報とTYPEビット
を受信する。
【0027】MACプロセッサ116はアドレス情報か
ら、受信したパケットが図11のスレーブ装置にアドレ
ス指定されているかどうか判定する。そうであればMA
Cプロセッサは、受信したパケットがマスタ装置からの
再送信であるかどうか、またマスタ装置からのNAK指
示を含むかどうかを判定する。パケットが再送信パケッ
トであると判定した場合は、MACプロセッサは117
で、再送信パケットを従来の方法で処理することを示す
信号をパケット・プロセッサ111に送る。MACプロ
セッサが、受信したパケットが図11のスレーブ装置へ
のNAK指示を含むと判定した場合は、MACプロセッ
サ116は118で、前に送信期間中にマスタ装置に送
信したパケットを再送信することを示す信号をパケット
・プロセッサ111に送る。
【0028】受信したパケットが図11のスレーブ装置
にアドレス指定されていないとアドレス情報が示す場合
も、MACプロセッサ116は受信したパケットのTY
PEビットを調べる。これらのビットが、マスタ装置が
別のスレーブ装置にアドレス指定されたパケットで図1
1のスレーブ装置にNAKを送ったことを示す場合は、
MACプロセッサ116は118で、前に送信期間中に
送信したパケットを再送信することをパケット・プロセ
ッサ111に指示する。
【0029】また注意すべきであるが、MACプロセッ
サはパケット・プロセッサ111からイネーブル信号を
受けると、再送信期間中だけ動作することができる。パ
ケット・プロセッサ111が出力するイネーブル信号
は、マスタが送信した前記放送パケットからパケット・
プロセッサ111が取り出したポインタ情報に応じて駆
動される。このように、現在のポインタ情報から送信期
間が終わったとパケット・プロセッサ111が判定した
とき、パケット・プロセッサ111はイネーブル信号を
活動状態にして再送信期間中MACプロセッサ116を
動作可能にする。再送信期間が終わった後、イネーブル
信号によりMACプロセッサ116を動作不能にする。
【0030】図12は、図11のスレーブ装置が行う動
作の例を示す。121と122で示すように、スレーブ
装置はマスタ装置とパケットを交換して、送信期間の終
わり(ポインタの値から分かる)を待つ。122で送信
期間が終わると、123でスレーブ装置はパケットを受
信し、124でパケットが新しいポインタの値に関する
放送パケットかどうか判定する。そうであれば、125
でポインタの値を更新する。124で、受信したパケッ
トが新しいポインタの値に関する放送パケットでない場
合は、126で、受信したパケットがそのスレーブ装置
にアドレス指定されているかどうか判定する。そうであ
れば129で、受信したパケットを従来の方法で処理す
る。次に128で、受信したパケットがNAK表示を含
むかどうか判定する。そうであれば130で再送信を行
う。
【0031】126で、受信したパケットがそのスレー
ブ装置にアドレス指定されていないと判定した場合は、
次に128で(例えば、TYPEビットから)、受信し
たパケットがやはりそのスレーブ装置宛のNAKを含む
かどうか判定する。そうであれば、130で再送信を行
う。130で再送信した後、または128でNAKを受
信しなかったと判定した後、または125でポインタを
更新した後、131で再送信期間が終わったかどうか判
定する。終わってない場合は、131で再送信期間が終
わったと判定するまで123−130で上に述べた動作
を繰り返す。再送信期間が終わった場合は、スレーブ装
置は121で次の送信期間中にマスタとパケットを交換
する。
【0032】図13Aは、図9のマスタ装置の別の例示
の実施の形態の関係する部分を示す。図13Aの実施の
形態では、通信アプリケーション52(図9も参照)は
従来の32キロビット/秒のADPCM音声コーダを含
む。これにより最大4ユーザが2つの再送信を行うこと
ができる。図13Aの無線通信インターフェース53
(図9も参照)は従来の切替えアンテナ・ダイバーシチ
部を含む。これは、複数のアンテナを介した無線通信リ
ンク55による無線通信を制御する。その他の点では、
図13Aの例示の実施の形態は図9と同じである。図1
3Bは図13Aと一般に同じ実施の形態を示すが、従来
のGSM EFR音声コーダを含む。
【0033】図14Aは、図11のスレーブ装置の別の
例示の実施の形態の関連する部分を示す。図14Aの実
施の形態では、通信アプリケーション112(図11も
参照)は従来の32キロビット/秒のADPCM音声コ
ーダを含む。図14Aの無線通信インターフェース11
3(図11も参照)は従来の切替えアンテナ・ダイバー
シチ部を含む。これは、複数のアンテナを介した無線通
信リンク115による無線通信を制御する。その他の点
では、図14Aの例示の実施の形態は図11と同じであ
る。図14Bは図14Aと一般に同じ実施の形態を示す
が、従来のGSM EFR音声コーダを含む。
【0034】図15は、図13Aと14Aの実施の形態
(32kbpsのAPDCM音声符号化)に関連する例
示のシミュレーション結果151と、送信ダイバーシチ
を持つ(152)または持たない(153)図13Bと
14Bの実施の形態(GSMEFR音声符号化)とを比
較して示す。
【0035】当業者に明らかなように、上に述べた図2
-図14Bの実施の形態は例えばブルートゥースのマス
タおよびスレーブなどの従来の無線通信装置における、
例えばソフトウエア、ハードウエア、ソフトウエアとハ
ードウエアの組合わせの適当な変更により、容易に実現
することができる。本発明の例示の実施の形態について
詳細に説明したが、これは本発明の範囲を制限するもの
ではなく、種々の実施の形態で実行することができるも
のである。
【0036】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) 第1の無線通信装置と複数の別の無線通信装置
との間の無線通信を制御する方法であって、前記第1の
装置は、前記各通信に割り当てられた通信期間の各送信
タイム・スロット中に無線通信リンクを介して前記別の
装置と複数の通信を行うことを試み、前記第1の装置
は、前記通信のどれが完全に行われたかと、前記通信の
どれが完全に行われなかったかとを判定し、前記判定ス
テップに応じて、前記第1の装置は再送信期間の各再送
信タイム・スロットに前記第1の装置と前記別の装置と
の間の複数の別の通信を割り当て、前記別の通信毎に、
前記第1の装置と前記別の装置の一方は前記別の通信に
割り当てられた前記再送信タイム・スロット中に前記無
線通信リンクを介して前記別の通信の送信する、無線通
信を制御する方法。
【0037】(2) 前記通信と前記別の通信は、前記
第1の装置と前記別の装置の中の1台との間の情報のパ
ケットの転送をそれぞれ含む、第1項に記載の無線通信
を制御する方法。 (3) 前記判定するステップは、前記第1の装置が前
記送信期間中に前記1台の別の装置に送信した第1のパ
ケットを前記第1の装置が前記再送信期間中に前記別の
装置の中の1台に再送信する必要があると前記第1の装
置が判定することと、また前記送信期間中に第2の別の
装置が前記第1の装置に送信した第3のパケットを前記
第2の別の装置が前記送信期間中に前記第1の装置に再
送信する必要があることを示す表示を含む第2のパケッ
トを、前記第1の装置が前記再送信期間中に前記第2の
別の装置に送信する必要があると前記第1の装置が判定
することを含む、第2項に記載の無線通信を制御する方
法。
【0038】(4) 前記割り当てるステップは、前記
第1および第2のパケットの送信を隣接する再送信タイ
ム・スロットにそれぞれ割り当てることを含む、第3項
に記載の無線通信を制御する方法。 (5) 前記割り当てるステップは、前記第1のパケッ
トと前記表示の送信を単一の再送信タイム・スロットに
割り当てることを含む、第3項に記載の無線通信を制御
する方法。 (6) 前記送信するステップは、前記第1の装置が前
記表示を前記第1のパケットに挿入することと、前記単
一の再送信タイム・スロット中に前記無線通信リンクを
介して前記第1のパケットを前記1台の別の装置に送信
することを含む、第5項に記載の無線通信を制御する方
法。
【0039】(7) 前記第1のパケットはブルートゥ
ース・プロトコルに従うパケットであり、前記挿入する
ステップは前記第1の装置が、前記第1のパケット内の
ブルートゥースのTYPEビットを用いて前記表示を前
記第1のパケットに挿入することを含む、第6項に記載
の無線通信を制御する方法。 (8) 前記第1の装置はマスタ装置であり、前記別の
装置はスレーブ装置であり、前記割り当てるステップは
前記第1の装置が、前記第1の装置から前記別の装置の
中の1台への第1の通信を第1の再送信タイム・スロッ
トに割り当てることと、前記第1の装置から前記別の装
置の中の1台への第2の通信を前記第1の再送信タイム
・スロットに隣接する第2の再送信タイム・スロットに
割り当てることを含む、前記諸項の中の1つに記載の無
線通信を制御する方法。
【0040】(9) 前記第1の通信と第2の通信は互
いに異なる、第8項に記載の無線通信を制御する方法。 (10) 前記第1の通信と第2の通信は共に前記第1
の装置から前記別の装置の同じ1台への通信である、第
8項に記載の無線通信を制御する方法。 (11) 前記第1および第2の通信は同じ通信であ
る、第10項に記載の無線通信を制御する方法。 (12) 前記第1の装置はブルートゥース・マスタ装
置であり、前記第2の装置はブルートゥース・スレーブ
装置であり、前記無線通信リンクはブルートゥースAC
Lリンクであり、前記通信と前記別の通信は符号化音声
情報を含む、前記第1項乃至第7項の中の任意の1つに
記載の無線通信を制御する方法。
【0041】(13) 第1の無線通信装置と別の無線
通信装置のグループとの間の無線通信を制御する方法で
あって、前記第1の装置は、前記各通信に割り当てられ
た送信期間の各送信タイム・スロット中に無線通信リン
クを介して前記別の装置と複数の通信を行うことを試
み、前記第1の装置は前記別の装置のグループの総数の
変化を検出し、前記検出するステップに応じて、前記第
1の装置は前記再送信期間の長さが変化することを示す
前記第1の装置から前記別の装置への別の通信を前記再
送信期間の再送信タイム・スロットに割り当て、前記第
1の装置は前記別の通信に割り当てられた前記再送タイ
ム・スロット中に前記無線通信リンクを介して前記別の
通信を送信する、無線通信を制御する方法。
【0042】(14) 前記第1の装置と前記別の装置
は前記再送信期間の長さを示す情報を保持し、前記第1
の装置は前記検出するステップに応じて前記長さ情報を
更新し、前記別の装置は前記送信するステップに応じて
前記長さ情報を更新することを含む、第13項に記載の
無線通信を制御する方法。 (15) 前記別の装置のグループの総数の前記変化は
総数の増加であり、前記再送信期間の長さの前記変化は
長さの減少である、第13項または第14項に記載の無
線通信を制御する方法。 (16) 前記別の装置のグループの総数の前記変化は
総数の減少であり、前記再送信期間の長さの前記変化は
長さの増加である、第13項または第14項に記載の無
線通信を制御する方法。
【0043】(17) 無線通信装置であって、各通信
に割り当てられた送信期間の各送信タイム・スロット中
に無線通信リンクを介して複数の別の無線通信装置と複
数の通信を行うことを試みる無線通信インターフェース
と、コントローラであって、前記無線通信インターフェ
ースに結合して前記前記通信のどれが完全に行われ前記
通信のどれが完全に行われなかったかを示す情報を受信
する入力を有し、また前記情報に応じて再送信期間の各
再送信タイム・スロットに前記別の装置との複数の別の
通信を割り当てる、コントローラとを備え、前記無線通
信インターフェースは前記コントローラに結合する入力
を有し、これに応じて前記個別に割り当てられた再送信
タイム・スロット中に前記無線通信リンクを介して前記
別の通信を行う、無線通信装置。
【0044】(18) ブルートゥース・マスタ装置と
して設けられ、前記無線通信リンクはブルートゥースA
CLリンクであり、前記通信と前記別の通信は符号化音
声情報含む、第17項に記載の無線通信装置。 (19) コードレス電話システムの基礎ユニットに設
けられる、第17項に記載の無線通信装置。 (20) 前記無線通信インターフェースに結合して前
記無線通信リンクにより符号化音声情報の双方向通信を
行うための、GSM EFR音声コーダと32キロビッ
ト/秒のADPCM音声コーダのどちらかを含む、第1
7項−第19項のどれかに記載の無線通信装置。 (21) 前記無線通信インターフェースは、前記無線
通信リンクにより切替えアンテナ・ダイバーシチ通信を
行うための切替えアンテナ・ダイバーシチ部とこれに結
合する複数のアンテナを含む、第17項−第20項のど
れかに記載の無線通信装置。 (22) 送信期間とこれに続く再送信期間を用いる無
線通信装置において、希望する通信を再送信期間の各再
送信タイム・スロットに動的に割り当てる(105、1
06,107)ことにより再送信通信の可用性と有効性
を高めることができる。
【0045】本出願は、同時継続出願の米国暫定出願番
号60/187,260、2000年3月6日出願の、
35U.S.C.119(e)(1)に従う優先権を請
求する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブルートゥースACLリンクでの送信お
よび再送信の例示のタイミング配置の図。
【図2】本発明に係るブルートゥースACLリンクによ
る送信および再送信の例示のタイミング配置の図。
【図3】再送信の量がユーザの数と逆に変化する、図2
の配置の応用の図。
【図4】再送信の量がユーザの数と逆に変化する、図2
の配置の応用の図。
【図5】再送信の量がユーザの数と逆に変化する、図2
の配置の応用の図。
【図6】再送信スロットの通信方向が可変である、図2
の配置の例示の応用の図。
【図7】同じ通信を2つの再送信スロットで送信する、
図2の配置の例示の応用の図。
【図8】単一再送信スロットを2つの別の通信の送信に
用いる、図2の配置の別の例示の応用の図。
【図9】図2−図8に示すマスタ装置の例示の実施の形
態の関係する部分の図。
【図10】図9のマスタ装置が行う例示の動作。
【図11】図2−図8に示すスレーブ装置の例示の実施
の形態の関係する部分の図。
【図12】図11のスレーブ装置が行う例示の動作。
【図13】図9のマスタ装置の別の例示の実施の形態の
関係する部分の図。
【図14】図11に示すスレーブ装置の別の例示の実施
の形態の関係する部分の図。
【図15】図13Aおよび14Aの実施の形態に関連す
る例示のシミュレーション結果。
【符号の説明】
56 再送信コントローラ 116 媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アナンド ジー、ダバク アメリカ合衆国 テキサス、プラノ、 ケ ンドール ドライブ 8625 (72)発明者 モハメド エイチ、ナフィー アメリカ合衆国 テキサス、リチャードソ ン、 バッキンガム ロード 530 ナン バー121

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の無線通信装置と複数の別の無線通
    信装置との間の無線通信を制御する方法であって、 前記第1の装置は、前記各通信に割り当てられた通信期
    間の各送信タイム・スロット中に無線通信リンクを介し
    て前記別の装置と複数の通信を行うことを試み、 前記第1の装置は、前記通信のどれが完全に行われたか
    と、前記通信のどれが完全に行われなかったかとを判定
    し、 前記判定ステップに応じて、前記第1の装置は再送信期
    間の各再送信タイム・スロットに前記第1の装置と前記
    別の装置との間の複数の別の通信を割り当て、 前記別の通信毎に、前記第1の装置と前記別の装置の一
    方は前記別の通信に割り当てられた前記再送信タイム・
    スロット中に前記無線通信リンクを介して前記別の通信
    の送信する、無線通信を制御する方法。
  2. 【請求項2】 無線通信装置であって、 各通信に割り当てられた送信期間の各送信タイム・スロ
    ット中に無線通信リンクを介して複数の別の無線通信装
    置と複数の通信を行うことを試みる無線通信インターフ
    ェースと、 コントローラであって、前記無線通信インターフェース
    に結合して前記通信のどれが完全に行われ前記通信のど
    れが完全に行われなかったかを示す情報を受信する入力
    を有し、また前記情報に応じて再送信期間の各再送信タ
    イム・スロットに前記別の装置との複数の別の通信を割
    り当てる、コントローラとを備え、 前記無線通信インターフェースは前記コントローラに結
    合する入力を有し、これに応じて前記個別に割り当てら
    れた再送信タイム・スロット中に前記無線通信リンクを
    介して前記別の通信を行う、 無線通信装置。
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