JP2001285300A - 通信方法及び通信システム - Google Patents

通信方法及び通信システム

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JP2001285300A
JP2001285300A JP2000092043A JP2000092043A JP2001285300A JP 2001285300 A JP2001285300 A JP 2001285300A JP 2000092043 A JP2000092043 A JP 2000092043A JP 2000092043 A JP2000092043 A JP 2000092043A JP 2001285300 A JP2001285300 A JP 2001285300A
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Hiroshi Matsuoka
宏 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側においては送信するセルにシーケンス
番号を付加して送信し、受信側では受信したセルのシー
ケンス番号に従ってセルを並べ直して出力する通信シス
テムにおいて、セルロスやセルの異常な遅延でセルの読
み出しが停止してしまうことを防ぐことを可能とする。 【解決手段】 一定時間を計時すると割込みを発生する
タイマを備え、一定時間内にセルが到着するか否かを判
断する判断手段(S601)と、前記判断手段が一定時
間内にセルの到着がないと判断した場合には到着済みの
セルを出力する出力手段(S611)とを備え、一定時
間内にセルが到着しない場合は到着済みのセルを受信端
末に渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信方法及び通信シ
ステムに関し、特にセル順序が保証されない伝送方法に
おけるセルロス及びセル到着遅延の処理に特徴を有する
通信方法及び通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の通信路を用い各通信路に均等にセ
ルが流れるように分散させながらセルを送出する通信シ
ステムにおいては、送信側HUBから受信側HUBの間
は複数の送信路にセルがランダムに送出され、かつ、途
中のセルを中継するHUBのバッファの混み具合に従っ
てセルが停滞する為に、セルの受信側における到着順序
はばらばらになり、受信側HUBに到着するセルの順番
は保証されない。
【0003】従って、送信側HUBでセルにシーケンス
番号を付加し、受信側HUBではそのシーケンス番号に
従って並べ替えを行っている。
【0004】従来の受信側HUBにおけるセル並び替え
を行なうセル並べ替え部の構成を図4を参照して如何に
説明する。図4は、従来例の受信側HUBにおけるセル
並べ替え部の構成を示すブロック図である。
【0005】図4中、1はシーケンス番号分離部、2は
並べ替えバッファ、3は受信端末、4は書き込み制御
部、5は読み出し制御部、6は到着セルシーケンス番号
記憶部、10は並べ替え前のセル、11は並べ替え後の
セルである。到着セルシーケンス番号記憶部6は、セル
のシーケンス番号に対応したアドレスを持つメモリであ
り、セルが並べ替えバッファに記憶されているかいない
かを示している。
【0006】受信HUBに到着したセルはシーケンス番
号分離部1でセルヘッダに記載されたシーケンス番号が
分離される。シーケンス番号は、書き込み制御部4に送
られ、書き込み制御部4の制御によりシーケンス番号に
対応するバッファに一時保存される。
【0007】同時に書き込み制御部4に送られたシーケ
ンス番号は、到着セルシーケンス番号記憶部6に保存さ
れる。到着セルシーケンス番号記憶部6の状態に従って
読み出し制御部5は、並べ替えバッファ2からセルの読
み出しを行い、受信端末3に送られる。
【0008】図5は従来の受信HUBにおける到着セル
シーケンス番号記憶部6の一部のメモリの状態を模式的
に示した図である。
【0009】到着セルシーケンス番号記憶部6のメモリ
の状態は、対応するシーケンス番号のセルが並べ替えバ
ッファ2に記憶されているかいないかの2値ではなく、
3種類の状態に分けてある。すなわち対応するシーケン
ス番号のセルが未到着状態(「未到着状態」)と、対応
するシーケンス番号のセルが到着し並べ替えバッファに
記憶されている状態(「到着状態」)と、対応するシー
ケンス番号のセルが並べ替えバッファから読み出され受
信端末に送られた状態(「読み出し済み状態」)であ
る。
【0010】また、図5の読み出しポインタは、次に読
み出すべきシーケンス番号を示すポインタである。
【0011】読み出しポインタが指し示す部分が未到着
状態の場合、読み出し制御部5は待機状態のままであ
る。読み出しポインタが指し示す部分が到着状態になる
と読み出し制御部5より対応するシーケンス番号のセル
が並べ替えバッファ2より読み出され受信端末3に送ら
れる。同時に、該当する部分は読み出し済み状態に書き
替えられ、読み出しポインタは次の位置に進む。
【0012】図5に示す例ではシーケンス番号104ま
でのセルが到着し受信端末3に送られた読み出し済み状
態に、シーケンス番号106−112,113−118
のセルが到着状態、シーケンス番号105,113,1
18以降が未到着状態を示している。発信元からセルが
送られるとランダムな到着順でセルが到着する為にこの
ように飛び番号がある状態になる。
【0013】図6は、図5の状態でシーケンス番号11
3のセルが到着した状態を示す図である。
【0014】シーケンス番号113のセルが到着して図
6に示す状態に変更となっても、読み出しポインタが指
し示すシーケンス番号105のセルが未到着状態なの
で、セルの新たな読み出視制御は行なわれず、読み出し
ポインタも移動することはない。
【0015】次にシーケンス番号105のセルが到着す
ると図6のシーケンス番号105に対応する部分は到着
状態に変化し、読み出しポインタが指し示しているセル
が受信されたため、並べ替えバッファ2から読み出しポ
インタが指し示しているシーケンス番号105のセルが
読み出される。
【0016】読み出しポインタが次の位置(シーケンス
番号106)に進むと既に到着状態なので読み出しポイ
ンタが指し示しているセルが読み出され、その繰り返し
でシーケンス番号117のセルまでが並べ替えバッファ
2から読み出され、読み出しポインタは118に移動す
ることになる。これによりシーケンス番号105−11
7のセルが順番通りに受信端末3に到着することにな
る。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、伝
送路ではセルロスが発生する場合があり、従来の複数の
通信路を用い各通信路に均等にセルが流れるように分散
させながらセルを送出するシステムでは、このセルロス
を検出する手段がなく、また検出手段があってもランダ
ムな経路でセルが送られる為にどのコネクションのセル
であったかを知る手段がない。
【0018】従って、セルロスが発生するとセルの並べ
替えを行っても抜け番が生じ、その番号以降のセルが到
着しても受信端末にはセルが送られないという問題があ
った。例えば、図5の状態でシーケンス番号105のセ
ルがセルロス状態になると、シーケンス番号113や1
18以降のセルが到着しても、並べ替えバッファからセ
ルが読み出されない。
【0019】セルに付けられるシーケンス番号は、ある
値を最大値にし、次は0に戻って再び単調増加するよう
に付けられる。従って、最大値分のセル毎に同じシーケ
ンス番号のセルが現れる。最大値はネットワークをセル
が伝播する間の入れ替わる値より十分大きな値に設定さ
れる。
【0020】セルロスが発生すると、並べ替えバッファ
からセルが読み出されない状態になり、一方、送信側か
らセルが送られ続けると、やがて並べ番えバッファに保
存されているセルと同じシーケンス番号のセルが発信さ
れることになる。そのセルが受信HUBに到着すると、
到着セルシーケンス番号記憶部において、到着状態の場
所に次のセルが到着したことが検出されエラーと判断さ
れる。
【0021】従来は、送信側から送られてくるセルのシ
ーケンス番号が1周して同一のシーケンス番号のセルが
到着して初めて通信エラーが報告されていた。しかし、
この方式では、送信側から送信されるデータ量が少ない
場合、シーケンス番号が1周するほどのセルが送出され
ずになかなかエラーが検出されない、送信側と受信側が
ハンドシェークプロトコルで通信していると受信側が受
信完了できず通信プロトコルが途中で止まってしまい、
通信エラーが発生するまでに送信されたデータが無駄に
なるなどの問題点があった。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的として成されたもので、上述した課
題を解決する一手段として例えば以下の構成を備える。
即ち、送信側においては送信するセルにシーケンス番号
を付加して送信し、受信側では受信したセルのシーケン
ス番号に従ってセルを並べ直して出力する通信システム
における通信方法であって、受信側に、一定時間内にセ
ルが到着するか否かを判断し、一定時間内にセルが到着
しない場合は到着済みのセルを受信端末に渡すことを特
徴とする。また、送信側においては送信するセルにシー
ケンス番号を付加して送信し、受信側では受信したセル
のシーケンス番号に従ってセルを並べ直して出力する通
信システムであって、受信側に、セルを受信して到着セ
ルをシーケンス番号毎に並び替える並び替え手段と、一
定時間内にセルが到着するか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段が一定時間内にセルの到着がないと判
断した場合には到着済みのセルを出力する出力手段とを
備えることを特徴とする。
【0023】そして例えば、前記一定時間は最大セル到
着間隔であることを特徴とする。また例えば、更に、前
記出力手段が出力した到着済みのセルのシーケンス番号
に欠けがある場合に前記出力手段によるセル出力より一
定時間は前記欠けたシーケンス番号のセルが到着した場
合に当該到着セルを廃棄する破棄手段とを備えることを
特徴とする。
【0024】更に例えば、更に、前記出力手段は、前記
並び替え手段が所定シーケンス番号の範囲のセルをシー
ケンス番号の欠けなく並べ替えを行なった場合には並び
替えの終了した一連のセルを到着済みのセルとして出力
することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。図1は、本
発明に係る一発明の実施の形態例の受信側HUBにおけ
るセル並べ替え部の構成を示すブロック図である。図1
において、上述した従来の図4に示す受信側HUBにお
けるセル並べ替え部の構成と同様構成には同一番号を付
し詳細説明を省略する。図1に示す本実施の形態例にお
いては、図4の構成に比し、タイマ回路7及びセル記憶
判断部8が新たに備えられている。また、20はリセッ
ト信号、21は割り込み信号である。タイマ回路7は、
読み出し制御部5よりの制御で、リセット信号20の入
力により起動され、所定時間を計時し、所定時間を計時
すると読み出し制御部5に割込み信号を出力する。タイ
マ回路7には、そのセル並べ替え回路が扱っている通信
の通信条件で決定される最大セル到着間隔が予め設定さ
れている以上の構成を備える本実施の形態例の受信側H
UBにおけるセル並べ替え部の動作を図2のフローチャ
ートを参照して以下に詳述する。図2は、本実施の形態
例の受信側HUBにおけるセル並べ替え部の動作を説明
するためのフローチャートである。
【0026】本実施の形態例においては、まずステップ
S600において読み出し制御部5はリセット信号20
を出力してタイマ回路7を起動し、タイマをスタートさ
せる。続いてステップS601において、タイマ回路7
よりの割込み信号が来ているか否かを判断する。タイマ
回路7がタイムアップしなければ割込み信号が出力され
ないため、割込み信号が受信されない場合にはステップ
S602に進む。そしてステップS602で到着セルが
あるか否かを調べる。到着セルがなければステップS6
01に戻り、割込み信号がくるか、あるいは到着セルが
あるかを監視する。
【0027】この状態で到着セルが検出されると到着セ
ルはシーケンス番号分離部1へ入力されステップS60
3の処理に進む。そして到着セルはシーケンス番号分離
部1でセルのシーケンス番号情報だけが分離されて、書
き込み制御部4に送られる。書き込み制御部4にシーケ
ンス番号が送られると、書き込み制御部4ではステップ
S604に示すように送られて来たシーケンス番号を判
断して記憶するべきセルであるか否かを判断する。この
判断はセル記憶判断部8の制御に従って行なわれる。こ
の判断の詳細に関しては後述する。
【0028】記憶するべきセルでなく、破棄されるべき
セルであると判断されるとステップS606に進み、書
き込み制御部4では到着セルを並べ替えバッファ2に書
き込まずにセルを破棄する。そしてステップS601に
戻る。
【0029】一方、ステップS604で記憶すべきセル
であると判断された場合にはステップS506に進み、
シーケンス番号情報が分離されたセルは並べ替えバッフ
ァ2に送られて対応する番号の位置に書き込まれる。こ
の書き込み制御は上述した図5、図6にで説明した制御
と同様である。同時に書き込み制御部4はこのセルのシ
ーケンス番号を到着セルシーケンス番号記憶部6に書き
込んで保存する。続いてステップS607に進み、到着
セルシーケンス番号記憶部6の状態に従って、読み出す
べきセルがあるかどうかを判断する。読み出すべきセル
がない場合にはステップS601に戻る。
【0030】一方、ステップS607で読み出すべきセ
ルがある場合にはステップS608に進み、読み出し制
御部5は並べ替えバッファ2から読み出すべきセルの読
み出しを行い、受信端末3に送る。そしてタイマ回路7
をリセットして次のセルの受信に備えステップS601
に戻る。
【0031】本実施の形態例では、タイマ回路7は並べ
替えバッファ2からセルが読み出される度にリセットさ
れ、セルが読み出されない間はカウントアップを行な
う。正常にセルが到着しているとタイマ7は繰り返しリ
セットされるが、セルロスやセル到着遅延が発生すると
並べ替えバッファ2からセルが読み出されない状態にな
り、タイマ7はカウントアップを続けることになる。タ
イマ7の値が設定値に達すると割込み信号21が読み出
し制御部5に送られる。これによりステップS601の
判断で割込み信号が出力されることになり、ステップS
601よりステップS610の処理に移行し、読み出し
制御部5はまず到着セルシーケンス番号記憶部6の記憶
状況を調べて到着状態のセルがあるかどうかの判断を行
なう。この判断にあたっては、到着セルシーケンス番号
記憶部6を全探査してもよいし、到着セルのシーケンス
番号の最大値を記憶するレジスタを設け、その値と読み
出しポインタの値を比較することによって到着状態のセ
ルが有るか否かを判断しても良い。
【0032】到着状態のセルがない場合にはステップS
609に進み、タイマ回路7からの割り込み信号21を
無視してタイマ回路7をリセットする。
【0033】一方、ステップS610で到着状態のセル
がある場合にはステップS611に進み、読み出しポイ
ンタをポインタが指し示すバッファに到着状態のセルが
ある位置まで進める。これにより、セルの読み出しが開
始され、セルロスやセル遅延で到着せずに並べ替えバッ
ファ2からの読み出しを阻害していた未到着セルを無視
することができる。すなわち、図5の状態でタイマ7か
らの割り込みが発生すると、読み出しポインタはシーケ
ンス番号106に進む事になる。シーケンス番号106
は到着状態になっているので並べ替えバッファ2からの
セル読み出しが行われ、以降シーケンス番号112のセ
ルまでが読み出され、読み出しポインタがシーケンス番
号113に進んだ時点で未到着状態を検知し、セルの読
み出しが停止することになる。受信端末3にはシーケン
ス番号105のセルがロストした状態でセルが届く事に
なる。
【0034】セル遅延でセル到着が遅れた場合、タイマ
回路7の割り込み以前に到着すれば並べ替えバッファ2
に記憶し受信端末3に送ればよい。一方、タイマ割り込
みでセルロスとして処理されているセルを受け取った場
合に、そのセルを並べ替えバッファ2にそのまま記憶す
ると、読み出しポインタは既に先に進んでいるのでその
セルが読み出されることはなく、シーケンス番号が1周
分進んだセルが到着した時点でシーケンス番号の衝突が
生じてしまうことになる。従って、セルロスとみなした
セルがその後に到着しても並べ替えバッファ2には記憶
せず破棄する必要がある。
【0035】そこで本実施の形態例の書き込み制御部4
は、到着したセルのシーケンス番号と読み出しポインタ
の値を比較演算し、 既定値>(読み出しポインタの値−シーケンス番号)>
0 または、 既定値>(読み出しポインタの値−シーケンス番号+シ
ーケンス番号の最大値)>0 の場合は既にセルロスとして処理した未到着セルの受信
と判断してこの受信セルを破棄する様に制御している。
【0036】または、図3に示すように到着セルシーケ
ンス番号記憶部6と似た構造で、書き込み禁止状態と書
き込み可能状態の2つの状態を持つシーケンス番号記憶
部6’を用意し、到着セルシーケンス番号記憶部6’の
読み出しポインタと同じ値を持つ書き込み禁止開始ポイ
ンタで指示された記憶部は書き込み禁止状態に書き換
え、書き込み禁止開始ポインタの値より一定の差のある
値を持つ書き込み禁止解除ポインタで指示された記憶部
は書き込み可能状態に書き換えることで、到着したセル
のシーケンス番号に該当する記憶部の状態を読み出すこ
とで、そのセルを破棄すべきか並べ替えバッファ2に記
憶すべきかを判断してもよい。
【0037】以上の方法でセルロスとみなされたセルが
遅れて到着しても、並べ替えバッファ2に記憶されるこ
とはなく、セルの並べ替え異常を引き起こすことを回避
できる。
【0038】以上説明したように本実施の形態例によれ
ば、セルロスがあっても、セルが抜けた状態のまま速や
かに受信端末に送ることができ、受信端末というネット
ワークの上位層でセルロスの発生を済みやかに認識する
ことができる。このため、直ちにエラー発生を検出する
ことができ、パケット廃棄やパケット再送等の処理を適
宜行なうことが可能となる。このように並べ替え回路部
から受信端末へセルが送られない状態が続く場合、強制
的に到着済みのセルを送ることを可能とすることによ
り、ネットワークのエラーを速やかに認識することがで
きる。
【0039】なお、以上の説明では、強制セル排出のき
っかけとしては、受信端末にセルが送られなくなってか
らの時間を用いる例を説明したが、本実施の形態例は以
上の例に限定されるものではなく、その間に到着したセ
ル数も組み合わせてもよい。
【0040】本実施の形態例の通信システムが対象とす
るネットワークでは、途中のHUBのバッファでセルが
停滞し到着が遅れることが考えられ、この遅延は通常十
数セル分であるものの、時には百セル分以上もの遅延が
発生することもあり得る。従って正確な遅延の最大値は
予測不可能である。このため、本実施の形態例の制御方
法を採用して全てのセルの受信が終了しない前に強制的
に受信端末にセルを送出した後に未受信であったセルが
到着することも十分に起り得る。このセルを出力後の受
信した場合に、そのまま並べ替えバッファに保存してし
まうと1周後のセルと衝突を起こし、エラーと判断され
てしまう。
【0041】そこで受信端末に送られたセル及び抜け番
のセルのシーケンス番号に該当する並べ替えバッファは
しばらくの間セルが到着してもこのセルを破棄してセル
受信を無視することで強制的に並べ替えバッファを読み
出した後に遅れて到着したセルによるエラーを防ぐ様に
している。
【0042】しかしながら、いつまでもセルを無視して
いるとシーケンス番号が1周したセルまでもが無視され
かねない。そこで、新たに到着したセルのシーケンス番
号とシーケンス番号の半周分異なる分は規制を解除す
る。シーケンス番号が二進数で現され、nビット分を1
周とするならば、最上位ビットを反転するだけで簡単に
セルの受信制御を行なうことができる。
【0043】以上説明したように本実施の形態例によれ
ば、並べ替えバッファからセルが読み出される度にリセ
ットされるタイマ回路と、タイマ回路が所定の値を越え
た場合に並べ替えバッファの読み出しポインタを強制的
に進める機構を設けることで、セルロスやセルの異常な
遅延によってセルの読み出しが停止してしまうことを防
ぐ事ができる。また、並べ替えバッファへのセル記憶に
は、セルの読み出し後一定の期間書き込みを禁止するこ
とで異常な遅延で到着したセルによる並べ替えエラーを
防止することができる。
【0044】
【他の実施形態例】なお、本発明は、複数の機器(例え
ばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、
プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、
一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミ
リ装置など)に適用してもよい。
【0045】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0046】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0047】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図2に示すフローチャー
トに対応するプログラムコード等が格納されることにな
る。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
一定時間内にセルが到着するか否かを判断し、一定時間
内にセルが到着しない場合は到着済みのセルを受信端末
に渡すことが可能となり、セルロスやセルの異常な遅延
でセルの読み出しが停止してしまうことを防ぐ事が可能
となる。
【0049】また、本発明によれば、出力した到着済み
のセルのシーケンス番号に欠けがある場合に、セル出力
より一定時間は欠けたシーケンス番号のセルが到着した
場合に当該到着セルを廃棄するように制御することによ
り、異常な遅延で到着したセルによる並べ替えエラー等
のエラー発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の受信側H
UBにおけるセル並べ替え部の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態例の受信側HUBにおけるセル並
べ替え部の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】本実施の形態例におけるセル書込み制御の一例
を説明するための図である。
【図4】従来例の受信側HUBにおけるセル並べ替え部
の構成を示すブロック図である。
【図5】従来の受信HUBにおける到着セルシーケンス
番号記憶部への記憶状態を模式的に示した図である。
【図6】図5の状態でシーケンス番号113のセルが到
着した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 シーケンス番号分離部 2 並べ替えバッファ 3 受信端末 4 書き込み制御部 5 読み出し制御部 6 到着セルシーケンス番号記憶部 7 タイマ 8 セル記憶判断部 10 並べ替え前のセル 11 並べ替え後のセル 20 リセット信号 21 割り込み信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側においては送信するセルにシーケ
    ンス番号を付加して送信し、受信側では受信したセルの
    シーケンス番号に従ってセルを並べ直して出力する通信
    システムであって、 受信側に、 セルを受信して到着セルをシーケンス番号毎に並び替え
    る並び替え手段と、 一定時間内にセルが到着するか否かを判断する判断手段
    と、 前記判断手段が一定時間内にセルの到着がないと判断し
    た場合には到着済みのセルを出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記一定時間は最大セル到着間隔である
    ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 更に、前記出力手段が出力した到着済み
    のセルのシーケンス番号に欠けがある場合に前記出力手
    段によるセル出力より一定時間は前記欠けたシーケンス
    番号のセルが到着した場合に当該到着セルを廃棄する破
    棄手段とを備えることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 更に、前記出力手段は、前記並び替え手
    段が所定シーケンス番号の範囲のセルをシーケンス番号
    の欠けなく並べ替えを行なった場合には並び替えの終了
    した一連のセルを到着済みのセルとして出力することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通
    信システム。
  5. 【請求項5】 送信側においては送信するセルにシーケ
    ンス番号を付加して送信し、受信側では受信したセルの
    シーケンス番号に従ってセルを並べ直して出力する通信
    システムにおける通信方法であって、 受信側に、 一定時間内にセルが到着するか否かを判断し、一定時間
    内にセルが到着しない場合は到着済みのセルを受信端末
    に渡すことを特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】 前記一定時間は最大セル到着間隔である
    ことを特徴とする請求項5記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 更に、前記出力した到着済みのセルのシ
    ーケンス番号に欠けがある場合に前記セル出力より一定
    時間は前記欠けたシーケンス番号のセルが到着した場合
    に当該到着セルを廃棄することを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6記載の通信方法。
  8. 【請求項8】 更に、所定シーケンス番号の範囲のセル
    をシーケンス番号の欠けなく並べ替えを行なった場合に
    は並び替えの終了した一連のセルを到着済みのセルとし
    て出力することを特徴とする請求項5乃至請求項7のい
    ずれかに記載の通信方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至請求項8のいずれか1
    項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム列。
  10. 【請求項10】 前記請求項1乃至請求項8のいずれか
    1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラムを
    記憶したコンピュータ可読記録媒体。
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