JP2001284075A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2001284075A
JP2001284075A JP2000099347A JP2000099347A JP2001284075A JP 2001284075 A JP2001284075 A JP 2001284075A JP 2000099347 A JP2000099347 A JP 2000099347A JP 2000099347 A JP2000099347 A JP 2000099347A JP 2001284075 A JP2001284075 A JP 2001284075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
power supply
discharge lamp
voltage
duty ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000099347A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunobu Hamamoto
勝信 濱本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000099347A priority Critical patent/JP2001284075A/ja
Publication of JP2001284075A publication Critical patent/JP2001284075A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】チョッパ回路のスイッチング素子にかかるスト
レスを抑えると共に、放電灯の光出力の低下を抑えるこ
との可能な放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】発振制御部5の駆動回路6は、インバータ
部1を構成するスイッチング素子Q1,Q2をオンオフ
する駆動信号を出力し共振回路3の放電灯4に高周波電
力を供給することで放電灯4が点灯する。スイッチング
素子Q2は、インバータ部1とチョッパ回路2とに共用
化されている。発振制御部5は電源電圧検出回路7を含
んでおり、電源電圧検出回路7により検出された交流電
源Eの電源電圧が低下すると、スイッチング素子Q2の
駆動信号のオンデューティ比を小さくする。このオンデ
ューティ比は、交流電源Eの電源電圧が定格値であると
き0.5より大きく設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯点灯装置として、特開昭6
0−134776号や特開平3−285568号に開示
されたものがある。図8に一例を示す。図示する放電灯
点灯装置は、交流電源から平滑直流電源を得るとともに
入力力率改善の機能を有するチョッパ回路と、平滑直流
電源を電源として高周波電力に電力変換するインバータ
部とが、一部のスイッチング素子を共用する構成を有す
る。
【0003】以下、その回路構成について説明する。イ
ンバータ部は、2個のスイッチング素子Q51,Q52
と、バイポーラトランジスタからなるスイッチング素子
Q51に逆並列接続されたダイオードD52と、直流カ
ット用のコンデンサC54と、インダクタT52と、コ
ンデンサC55が並列接続された放電灯Laとで構成さ
れ、スイッチング素子Q51の両端に、コンデンサC5
4、放電灯La、インダクタT52の直列回路を接続し
て、放電灯Laを含む共振回路が構成されている。
【0004】一方、チョッパ回路は、インダクタL51
と、ダイオードD51、上記インバータ部におけるスイ
ッチング素子Q52とダイオードD52、及び平滑用コ
ンデンサC53とで構成されており、整流回路DB1の
直流出力端間にインダクタL51とダイオードD51と
スイッチング素子Q52との直列回路を接続し、平滑用
コンデンサC53をインバータ部の入力端に接続して、
その両端電圧をスイッチング素子Q51,Q52の直列
回路に印加してある。
【0005】チョッパ回路を構成するスイッチング素子
Q52はインバータ部と兼用されている。このスイッチ
ング素子Q52はパワーMOSFETよりなり、寄生ダ
イオードを有する。スイッチング素子Q52の両端間に
は抵抗R51,R52の直列回路が接続され、スイッチ
ング素子Q52の両端電圧が抵抗R51,R52により
分割されて駆動回路C50に入力される。しかして、ス
イッチング素子Q52の両端電圧の立ち上がりが抵抗R
51,R52を介して検出されると、駆動回路C50か
らスイッチング素子Q52に一定時間のオン駆動信号が
与えられる。
【0006】一方、スイッチング素子Q51のベースに
は、インダクタT52に設けた2次巻線が抵抗R53を
介して接続されている。なお、平滑用コンデンサC53
を充電するための逆流阻止手段は、インバータ部のダイ
オードD52を兼用して形成してある。また、交流電源
E1と整流回路DB1との間には、コンデンサC51,
C52及びトランスT51よりなるノイズフィルタが介
挿されている。
【0007】このように構成された放電灯点灯装置の動
作を説明する。ただし、インバータ部の発振周波数は、
コンデンサC54,C55と放電灯La及びインダクタ
T52よりなる共振回路の固有振動周波数よりも高いも
のとする。
【0008】まず、スイッチング素子Q52がオンのと
き、チョッパ回路としては、インダクタL51、ダイオ
ードD51、スイッチング素子Q52の経路で電流が流
れて、インダクタL51にエネルギーが蓄積される(図
9(c)参照)。また、インバータ部では、コンデンサ
C53からコンデンサC54、放電灯La及びコンデン
サC55、インダクタT52の1次巻線、スイッチング
素子Q52の経路で共振電流が流れる(図9(d)参
照)。
【0009】次に、スイッチング素子Q52がオフした
ときには、インダクタL51に蓄えられているエネルギ
ーが、インダクタL51、ダイオードD51,D52、
平滑用コンデンサC53、整流回路DB1の経路で放出
されて、コンデンサC53が充電される(図9(b)参
照)。
【0010】また、インバータ部では、インダクタT5
2の1次巻線の残留エネルギーが放出され、インダクタ
T52、ダイオードD52、コンデンサC54、放電灯
La及びコンデンサC55の経路で電流が流れる。その
後、インダクタT52の2次巻線の誘起電圧によってス
イッチング素子Q51がオンして、今度はコンデンサC
54からスイッチング素子Q51、インダクタT52の
1次巻線、放電灯La及びコンデンサC55の経路で電
流が流れようとする。実際は、このスイッチング素子Q
51の順方向電流とチョッパ回路から平滑用コンデンサ
C53への充電電流の大きさにより、スイッチング素子
Q51がオンするかダイオードD52がオンするかが決
定される(図9(a)参照)。
【0011】次に、スイッチング素子Q51がオフする
と、チョッパ回路では、インダクタL51の残留エネル
ギーによりスイッチング素子Q52の順方向に電流が流
れようとする。インバータ部では、インダクタT52の
1次巻線に残留しているエネルギーによりインダクタT
52の1次巻線、放電灯La及びコンデンサC55、コ
ンデンサC54、平滑用コンデンサC53、スイッチン
グ素子Q52の寄生ダイオードの経路で電流が流れよう
とする。
【0012】この従来例の放電灯点灯装置において、交
流電源E1の電圧値VE1が変動した場合、以下に説明
する制御が行われる。チョッパ回路のスイッチング素子
であるスイッチング素子Q52のオン時間をTonと
し、インダクタL51(インダクタンスをLiとする)
に流れる最大電流ILpは、 ILp=((√2・VE1)/Li)・Ton となる。スイッチング素子Q52の動作周波数をf1と
すると、インダクタL51の蓄積エネルギーPLは、 PL=(1/2)・Li・(ILp)2・f1=
(((√2VE1)2・Ton2)/2Li)・f1 となる。チョッパ回路の出力電力P0は、主にインバー
タ部のスイッチング素子での損失、インダクタL51で
の損失、放電灯Laでの消費電力、放電灯Laのフィラ
メントでの消費電力であるが、この出力電力P0と、イ
ンダクタL51の蓄積エネルギーPLは等しくならなけ
ればならない。
【0013】ここで、交流電源E1の定格電圧時に、イ
ンダクタL51に流れる最大電流をILp100とお
く。交流電源E1の電圧値VE1が上昇した場合、例え
ば110%となった場合、インダクタL51に流れる最
大電流ILp110は、ILp110=1.1×ILp
100となり、このときのインダクタL51の蓄積エネ
ルギーPL110も大となる。よって、チョッパ回路か
らインバータ部及び放電灯Laに供給される電力が増大
することになり、チョッパ回路の出力電圧V0(平滑用
コンデンサC53の両端電圧)が上昇し、かつ放電灯L
aの光出力が大きくなる。
【0014】次に、交流電源E1の電圧値VE1が低下
した場合、例えば90%となった場合、インダクタL5
1に流れる最大電流ILp90は、ILp90=0.9
×ILp100となり、このときのインダクタL51の
蓄積エネルギーPL90も小となる。よって、チョッパ
回路からインバータ部及び放電灯Laへ供給される電力
が減少することになり、チョッパ回路の出力電圧V0が
低下し、かつ放電灯Laの光出力が小さくなる。
【0015】このような交流電源E1の電圧値VE1の
変動に対して、インダクタL51の蓄積エネルギーPL
を略一定とするには、スイッチング素子Q52のオン時
間Tonを変化してやればよく、それにより出力電圧V
0が安定に保たれる。つまり、電圧値VE1が高くなっ
たときはオン時間Tonを短くし、電圧値VE1が低く
なったときはオン時間Tonを長くすればよい。
【0016】交流電源E1の電圧値VE1が定格電圧の
90%である場合のオン時間をTon(90)、110
%である場合のオン時間をTon(110)とすると、 0.9×VE1×Ton(90)=1.1×VE1×T
on(110) の関係が成り立つようにスイッチング素子Q52のオン
時間Tonを変化させることにより、インダクタL51
に流れる最大電流ILpは一定となり、インダクタL5
1の蓄積エネルギーPLも一定となる。よって、チョッ
パ回路の出力電圧V0、及び放電灯Laの光出力も交流
電源E1の電圧変動に関わらず略一定となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8のスイ
ッチング素子Q52をオンオフ制御する駆動回路C50
を動作させるには制御電源回路が不可欠であり、制御電
源回路から電源供給することによって駆動回路C50が
動作し、スイッチング素子Q52の制御を行うことがで
きる。
【0018】この制御電源回路として一般的に使用され
ているのは、例えば図8の整流回路DBの出力端などか
ら抵抗を介して駆動回路C50に電力を供給する回路
や、インダクタなどの二次巻線を利用して駆動回路C5
0に電力を供給する回路などがあるが、いずれの場合も
供給される電力は、交流電源E1の電圧値VE1に比例
する量であり、電圧値VE1が低い場合には、駆動回路
C50に供給される電力量が低くなってしまう。
【0019】上述したように、交流電源E1の電圧値V
E1が低くなる場合には、スイッチング素子Q52のオ
ン時間を長くすることによって、インダクタL51に流
れる最大電流ILpが大きくなるように制御して、チョ
ッパ回路の出力電圧の低下や放電灯Laの光出力の低下
を抑えているが、駆動回路C50に供給される電力量が
低下するため、スイッチング素子Q52をオンオフする
駆動信号のレベルが低下するので、スイッチング素子Q
52がオン抵抗の大きい能動領域で動作することにな
り、損失が増大してストレスがかかり故障に至る可能性
もある。
【0020】チョッパ回路のスイッチング素子であるス
イッチング素子Q52にこのようなストレスがかからな
いようにするには、交流電源E1の電圧値VE1や制御
電源回路の出力レベルが大きく低下した場合を検出し
て、スイッチング素子Q52の動作を停止させるかオン
時間を短くするなどの制御を行う手段を追加するか、あ
るいはスイッチング素子Q52の容量を大きくする必要
がある。しかし、交流電源E1の電圧値VE1の低下時
にスイッチング素子Q52のオン時間を短くする制御を
行うと放電灯の光出力が低下する原因となってしまい、
またスイッチング素子Q52の容量を大きくすると、装
置の大型化やコストアップにつながる。
【0021】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的はチョッパ回路のスイッチング素子にか
かるストレスを抑えると共に、放電灯の光出力の低下を
抑えることの可能な放電灯点灯装置を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、交流電源からの交流電圧を整流
し直流電圧に変換する整流器と、前記整流器の出力端に
接続されたインダクタおよび逆方向電流を阻止しない第
1のスイッチング素子からなる直列回路と、前記第1の
スイッチング素子およびそれに直列接続された逆方向電
流を阻止しない第2のスイッチング素子からなる直列回
路の両端に並列接続された平滑用コンデンサとを有する
チョッパ回路と、前記交流電源から供給される電力を基
に駆動信号を出力して前記第1及び第2のスイッチング
素子をオンオフさせる制御部と、前記第1及び第2のス
イッチング素子よりなり各スイッチング素子を前記制御
部により高周波で交互にオンオフさせて、放電灯を含む
共振回路に高周波電力を供給し共振作用により放電灯を
点灯させるインバータ部とを備えた放電灯点灯装置にお
いて、前記制御部は、前記交流電源の電源電圧を検出す
る電源電圧検出手段を含み、前記電源電圧検出手段によ
り検出された電源電圧が定格電圧であるときには前記第
1のスイッチング素子のオンデューティ比を0.5より
大きく設定し、電源電圧が低下すると前記第1のスイッ
チング素子のオンデューティ比を低減させることを特徴
とする。
【0023】請求項1の発明によれば、交流電源の電源
電圧が低下した場合に、第1のスイッチング素子のオン
デューティ比を小さくすることで、そのスイッチング素
子にかかるストレスを抑えることが可能となる。また交
流電源の電源電圧が定格値の場合に、第1のスイッチン
グ素子のオンデューティ比を0.5より大きくすること
で、交流電源の電源電圧が定格値より低くなった場合に
オンデューティ比を小さくしてスイッチング素子にかか
るストレスを抑えつつ、オンデューティ比を0.5にす
ることが可能となり、オンデューティ比を0.5にする
ことでインバータ部の出力を最大にして、放電灯の光出
力低下を小さくすることができる。
【0024】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、前記制御部は、前記交流電源の電源電圧
が定格値より低い所定電圧のときに前記第1のスイッチ
ング素子のオンデューティ比を0.5とすることを特徴
とする。請求項2の発明によれば、交流電源の電源電圧
が定格値より低くなった場合に、インバータ部の出力を
最大にして、定格値より低くなった場合の放電灯の光出
力低下を小さくすることができる。
【0025】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
発明において、前記所定電圧が定格電圧の90%である
ことを特徴とする。請求項3の発明によれば、交流電源
の電源電圧が定格値より低くなり、定格値の90%とな
った場合に、インバータ部の出力を最大にして、定格値
より低くなった場合の放電灯の光出力低下を小さくする
ことができる。
【0026】また、請求項4の発明は、請求項1から請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記制御部
は、前記第1のスイッチング素子のスイッチング周波数
を変化させることにより、前記第1のスイッチング素子
のオンデューティ比を制御することを特徴とする。請求
項4の発明によれば、インバータ部のスイッチング周波
数を小さくすることで、出力を高くし放電灯の光出力低
下を小さくすることができる。
【0027】また、請求項5の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記制御部
は、前記第1のスイッチング素子のオン時間を変化させ
ることにより、前記第1のスイッチング素子のオンデュ
ーティ比を制御することを特徴とする。請求項5の発明
によれば、第1のスイッチング素子のオン時間を短くす
ることでオンデューティ比を小さくしているため、オン
時間が一定である場合に比べてスイッチング素子にかか
るストレスを小さくすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の第1の実
施形態を説明する。図2は本実施形態における放電灯点
灯装置の基本構成を示す回路図であり、図1はその詳細
を示した回路図である。図2において、放電灯点灯装置
は、交流電源Eと、交流電源Eからの交流電圧を整流し
直流電圧に変換する整流器DBと、インダクタL1、ス
イッチング素子Q12、ダイオードD2、平滑用コンデ
ンサC3で構成されるチョッパ回路2と、スイッチング
素子Q11,Q12およびそれに逆並列に接続されるダ
イオードD2,D3で構成され、チョッパ回路2から出
力される直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ部
1と、少なくとも一つのインダクタ、コンデンサ、放電
灯を有し、上記高周波電圧を入力して共振作用により放
電灯を点灯する共振回路3と、上記スイッチング素子Q
11,Q12のオンオフ制御を行うとともに、交流電源
Eの電圧を検出する電源電圧検出回路を含んだ制御部な
る発振制御部5とを備えている。
【0029】図1に放電灯点灯装置の具体的な構成を示
す。図1において、交流電源Eには、ダイオードD11
〜D14によりダイオードブリッジを構成する整流器D
Bが接続され、この整流器DBの出力端にはインダクタ
L1、ダイオードD1、寄生ダイオードを備え逆方向電
流を阻止しないスイッチング素子Q2(図2でのスイッ
チング素子Q12とダイオードD3に対応し、以下、ス
イッチング素子Q2という)の直列回路が接続されてい
る。また、スイッチング素子Q2は寄生ダイオードを備
え逆方向電流を阻止しないスイッチング素子Q1(図2
でのスイッチング素子Q11とダイオードD2に対応
し、以下、スイッチング素子Q1という)と直列接続さ
れてインバータ部1を構成し、その直列回路の両端には
平滑用コンデンサC3が接続されている。ここで、イン
ダクタL1、ダイオードD1、スイッチング素子Q2、
平滑用コンデンサC3、スイッチング素子Q1の寄生ダ
イオードによりチョッパ回路2が構成される。
【0030】また、発振制御部5は、整流器DBの出力
より交流電源Eの電源電圧を検出する電源電圧検出手段
である電源電圧検出回路7とその検出値に応じた駆動信
号を出力し、スイッチング素子Q1,Q2を高周波で交
互にオンオフさせる駆動回路6を備えている。そして、
スイッチング素子Q2の両端には直流カット用のコンデ
ンサC4を介して、インダクタL2、コンデンサC2、
放電灯4からなる共振回路3が接続されており、スイッ
チング素子Q1,Q2が高周波でオンオフすることで、
共振回路3に高周波電力を供給し共振作用により放電灯
4が点灯するよう構成される。なお、共振回路3はスイ
ッチング素子Q2の両端に接続されているが、スイッチ
ング素子Q1の両端に接続される構成でもよい。
【0031】このように構成された放電灯点灯装置の動
作を図1を用いて説明する。交流電源Eの交流電圧が整
流器DBにより整流される。そして、スイッチング素子
Q2のオン時に、整流器DB→インダクタL1→ダイオ
ードD1→スイッチング素子Q2→整流器DBの経路で
電流が流れて、インダクタL1にエネルギーが蓄積さ
れ、その蓄積されたエネルギーがスイッチング素子Q2
のオフ時にインダクタL1→ダイオードD1→スイッチ
ング素子Q1の寄生ダイオード→平滑用コンデンサC3
→整流器DBの経路で放出されて平滑用コンデンサC3
が充電される。
【0032】そして、チョッパ回路2の出力電圧、すな
わち平滑コンデンサC3の両端電圧は、インバータ部1
を構成するスイッチング素子Q1,Q2の直列回路に印
加され、スイッチング素子Q1、Q2が交互にオンオフ
制御されて高周波電力に電力変換されて共振回路3の放
電灯4に供給され点灯する。尚、スイッチング素子Q2
は、従来例と同様にチョッパ動作とインバータ動作を行
うよう共用化されている。
【0033】次に、発振制御部5の構成を図3に示す。
発振制御部5は、上述したように電源電圧検出回路7と
駆動回路6とにより構成され、電源電圧検出回路7は、
一端が整流器DBの出力端P1に接続された抵抗R1
と、それに直列接続された抵抗R2,R3と、抵抗R3
に並列接続されたコンデンサC11とにより構成され、
整流器DBの出力端電圧(図4(a)参照)を抵抗R1
〜R3により抵抗分割することで、交流電源Eの電源電
圧が検出される。抵抗R2と抵抗R3の接続点に現れる
検出信号V1はコンデンサC11により平滑される(図
4(b)参照)。
【0034】その平滑された電圧信号がコンパレータC
P1の+端子に入力され、コンパレータCP1の−端子
より入力される発振回路8の出力信号と比較され、検出
信号V1に応じた信号がコンパレータCP1より出力さ
れる。この発振回路8の出力信号は、図4(c)に示す
ように三角波波形である。
【0035】コンパレータCP1の出力信号(図4
(d)参照)は、直列接続された各スイッチング素子Q
23,Q24の駆動端子へ入力され、反転素子15Aに
よりスイッチング素子Q23,Q24が互いに反対にオ
ンオフし、スイッチング素子Q23,Q24の接続点P
3よりスイッチング素子Q2をオンオフする駆動信号が
出力される。一方、コンパレータCP1の出力信号は反
転素子15Bにより反転され、その出力反転信号は、レ
ベルシフト回路14を介してスイッチング素子Q21,
Q22の駆動端子へ入力され、反転素子15Cによりス
イッチング素子Q21,Q22が互いに反対にオンオフ
し、スイッチング素子Q21,22の接続点P4よりス
イッチング素子Q1をオンオフする駆動信号が出力され
る。このとき、スイッチング素子Q1、Q2は、反転素
子15Bにより互いに反対にオンオフする。
【0036】そしてまた、発振回路8とスイッチング素
子Q23の接続点である入力端P2は、例えば抵抗を介
して整流器DBと接続されており(矢印Y)、発振回路
8、スイッチング素子Q23,Q24の直列回路に整流
器DBより交流電源Eに応じた電力が供給されるととも
に、ダイオードD21を介してスイッチング素子Q2
1,Q22の直列回路に電力が供給される。このように
スイッチング素子Q21,Q22の直列回路およびスイ
ッチング素子Q23,Q24の直列回路に供給される電
力を基に、上記スイッチング素子Q1,Q2の駆動信号
が出力される。
【0037】また、入力端P2は抵抗R11を介してコ
ンパレータCP1の出力端子と接続されている。そして
また、スイッチング素子Q21,Q22の直列回路に
は、コンデンサC12が並列に接続されており、スイッ
チング素子Q22のコンデンサC22と接続される端部
P5がスイッチング素子Q1,Q2の接続点に接続され
ている。
【0038】ここで、コンパレータCP1、発振回路
8、反転素子15A,15B,15C、スイッチング素
子Q21〜Q24、レベルシフト回路14、コンデンサ
C12、抵抗R11、およびダイオードD21により駆
動回路6が構成される。この駆動回路6を備えた発振制
御部5は、上述したように整流器DBより供給される交
流電源Eに応じた電力を基に駆動信号を出力してスイッ
チング素子Q1,Q2をオンオフさせる。
【0039】この駆動回路6では、交流電源Eの電源電
圧の検出信号V1が低下すると、コンパレータCP1か
らの出力信号のH時間が短くなり、接続点P3より出力
される駆動信号は、チョッパ回路2のスイッチング素子
Q2のオン時間を短くする信号、すなわちオンデューテ
ィ比の小さい信号となる。すなわち、交流電源Eの電源
電圧が低下した場合、それに応じてスイッチング素子Q
2のオン時間が短くなる。これにより、次に示す利点が
ある。
【0040】すなわち、交流電源Eの交流電圧が低下す
ると、整流器DBの出力電圧が低下して、入力端P2よ
りスイッチング素子Q23,Q24の直列回路に供給さ
れる電力が減少する。すると、従来例で説明したよう
に、スイッチング素子Q2をオンオフする駆動信号のレ
ベルが低下して、スイッチング素子Q2がオン抵抗の大
きい能動領域で動作することになり、損失が増大してス
イッチング素子Q2にストレスがかかってしまう。そこ
で、スイッチング素子Q2のオン時間を短くすることに
より、そのストレスを抑えている。
【0041】ところで、インバータ部1の出力制御方法
として、一般的にスイッチング周波数を変化させる方法
と、スイッチング素子のオンデューティ比を変化させる
方法が知られており、スイッチング周波数を変化させる
場合は、スイッチング周波数が高いほど、インバータ部
1の出力が小さくなる。一方、スイッチング素子のオン
デューティ比を変化させる場合は、各スイッチング素子
Q1,Q2のオンデューティ比がそれぞれ0.5である
ときにインバータ部1の出力が最も大きくなり、各スイ
ッチング素子Q1,Q2のオンデューティ比をアンバラ
ンスにするほど出力は小さくなる。
【0042】本実施形態では、交流電源Eの電源電圧が
低下した場合、スイッチング素子Q2をオンオフする周
波数を一定として、スイッチング素子Q2のオンデュー
ティ比を小さくすることで、スイッチング素子Q2のオ
ン時間が短くなるようにしている。交流電源Eの電源電
圧が定格値の場合、スイッチング素子Q2のオンデュー
ティ比を0.5より大きく(例えば0.55)し、交流
電源Eの電源電圧が定格値より低下して定格値の90%
となったときに、スイッチング素子Q2のオンデューテ
ィ比を0.5となるように設定している。また、交流電
源Eの電源電圧がさらに低下した場合は、スイッチング
素子Q2のオンデューティ比はさらに低下し、そのオン
時間が短くなる。
【0043】このように交流電源Eの電源電圧が低下し
た場合にスイッチング素子Q2のオンデューティ比を小
さくすることで、スイッチング素子Q2にかかるストレ
スを抑えることが可能となり、また交流電源Eの電源電
圧が定格値の場合にオンデューティ比を0.5より大き
くすることで、電源電圧が定格値より低くなった場合に
オンデューティ比を0.5にすることができ、インバー
タ部1の出力を最大にして、定格値より低くなった場合
の放電灯4の光出力低下を小さくすることができる。
【0044】また、交流電源Eの電源電圧が定格値であ
る場合に、スイッチング素子Q2のオンデューティ比を
0.5より大きくすることによって以下の利点もある。
【0045】スイッチング素子Q2のオンデューティ比
が0.5より小さい場合、オン時間も短くなるため、イ
ンダクタL1に流れる最大電流が小さくなり、チョッパ
回路2の出力電力も小さくなる。このようにオンデュー
ティ比が小さい場合に、チョッパ回路2の所定の出力電
力を得るためには、スイッチング周波数を低くすること
により、スイッチング素子Q2のオン時間が短くならな
いようにする(オン時間=オンデューティ比/スイッチ
ング周波数)方法、あるいはインダクタL1のインダク
タンスを小さくする方法がある。
【0046】一般的に赤外線方式のワイヤレスリモート
コントロール装置の使用周波数範囲は、33kHz以上
40kHz以下であり、装置間の相互干渉を防止するた
めに、上記スイッチング周波数をワイヤレスリモートコ
ントロール装置の使用周波数範囲より高い周波数とする
必要があるため、スイッチング周波数を低くすることに
は限界がある。
【0047】一方、インダクタL1のインダクタンスを
小さくする場合の問題点は以下に示すとおりである。も
し負荷である放電灯4での消費電力が小さい場合、チョ
ッパ回路2のインダクタL1からのエネルギー供給と負
荷でのエネルギー消費のバランスがくずれてチョッパ回
路2の出力電圧が高くなるという問題があり、これを回
避するためには、インダクタL1の蓄積エネルギーを小
さくしなければならず、スイッチング素子Q2のオン時
間をより短くする必要がある。また、放電灯4を点灯す
る際、通常約1秒前後の間、放電灯4のフィラメントの
みに電流を流して予熱を行った後、放電灯4の両端に高
電圧を印加して始動、点灯を行っているが、この予熱期
間においては消費電力が少なく、特にチョッパ回路2の
出力電圧が高くなってしまう。インダクタL1のインダ
クタンスを小さくする場合においては、上述のようにチ
ョッパ回路2の出力電圧の負荷による消費が小さくなる
と、チョッパ回路2の出力電圧がさらに上昇することに
なり、スイッチング素子Q2のオン時間を大幅に制御し
てオンデューティ比をより小さくする必要が生じる。
【0048】このように、スイッチング素子Q2のオン
デューティ比を小さくするときに生じる問題点を図5を
用いて説明する。図5(a)はスイッチング素子Q2の
駆動信号、(b)はスイッチング素子Q1の駆動信号、
(c)はインダクタL2に流れる電流、(d)はスイッ
チング素子Q2に流れる電流、(e)はスイッチング素
子Q1に流れる電流を示している。
【0049】図5(b)に示すように、時刻t1から時
刻t2にかけてスイッチング素子Q1をオンする駆動信
号が駆動回路6(図1参照)より出力され、図5(c)
に示すようにインダクタL2にエネルギーが蓄積され
る。時刻t2で上記駆動信号がオフすると、図5(c)
に示すように、インダクタL2のエネルギーが放出され
る。時刻t4にて再度スイッチング素子Q1がオンする
と上記動作が繰り返される。
【0050】図5(d)の実線で示されるスイッチング
素子Q2に流れる電流は、チョッパ回路2を流れる電流
と、共振回路3を流れる共振電流(図5(d)の破線
部)の合成電流であり、スイッチング素子Q2のオンデ
ューティ比を小さくしてアンバランスにすると、共振電
流が正から負へ転じた後に、スイッチング素子Q2がオ
フしてしまい、スイッチング素子Q2に過大なストレス
がかかることが考えられる。
【0051】このように、スイッチング素子Q2のオン
デューティ比を小さくすると、スイッチング素子Q2に
ストレスがかかる可能性があるという問題がある。
【0052】従って、上述してきたように、スイッチン
グ素子Q2のオンデューティ比が0.5より小さい場合
は、上記問題が発生することになる。
【0053】つまり、スイッチング素子Q2のオンデュ
ーティ比を0.5より大きくすることで、インダクタL
1のインダクタンスは比較的大きな値でよくなり、スイ
ッチング素子Q2のオンデューティ比を大幅に小さくす
る制御を行う必要がなくなるので上記問題が発生しな
い。
【0054】(実施形態2)次に、本発明の実施形態2
を説明する。図6は、本実施形態における放電灯点灯装
置の構成を示す回路図であり、図1と異なる点はスイッ
チング素子Q1,Q2のスイッチング周波数を変化させ
る周波数制御回路9が発振制御部5の電源電圧検出回路
7と駆動回路6の間に新たに追加されている点である。
実施形態1では、交流電源Eの電源電圧の変化に応じ
て、スイッチング素子Q2の駆動信号のオン時間を変化
させてオンデューティ比を変化させていたのに対して、
本実施形態ではオン時間を一定とし、駆動信号の周波数
を変化させることでオンデューティ比を変化させている
点が異なる。
【0055】本実施形態の放電灯点灯装置の動作で実施
形態1と異なる点を説明する。図7は、交流電源Eの電
源電圧が変化した各場合におけるスイッチング素子Q2
の駆動信号を示したものであり、(a)は交流電源Eの
電源電圧が定格値である場合、(b)は定格値の90%
である場合、(c)は定格値の90%より小さい場合を
表している。
【0056】交流電源Eが定格値である場合は、図7
(a)に示すように、発振制御部5から出力されるスイ
ッチング素子Q2の駆動信号は、オン時間t11がオフ
時間t12に比べて長くなるように設定する。すなわ
ち、オンデューティ比を0.5より大きくする。また、
交流電源Eが定格値の90%となった場合、図7(b)
に示すように、スイッチング素子Q2の駆動信号のオン
時間t21は、定格値である場合のオン時間t11と同
一にしておき、駆動信号のオフ時間t22を長くなるよ
うに変化させてオン時間t21と同一にしてオンデュー
ティ比を0.5とする。すなわち、交流電源Eが定格値
である場合に比べて、スイッチング素子Q2の駆動信号
のスイッチング周波数が低くなっている。さらに、交流
電源が定格値の90%より小さくなった場合、スイッチ
ング素子Q2の駆動信号のオン時間t31は図7
(a)、(b)の場合のオン時間t11、t21と同一
であり、オフ時間t32をさらに長くなるように変化さ
せて、駆動信号の周波数を変化させている。
【0057】なお、スイッチング素子Q2のスイッチン
グ周波数の変化は、例えば図3に示すように駆動回路6
に設けられた発振回路8の出力信号を交流電源Eの電源
電圧の検出信号V1に基づいて変化させることで可能で
ある。
【0058】本実施形態によれば、交流電源Eの電源電
圧が低下したとき、チョッパ回路におけるスイッチング
素子Q2のオンデューティ比を小さくするため、スイッ
チング素子Q2にかかるストレスを抑えることができ
る。実施形態1のように、スイッチング素子Q2のオン
時間を短くするのではないので、ストレスの抑制は実施
形態1ほどではないが、従来例に対しては大幅に改善さ
れている。
【0059】また、交流電源Eの電源電圧が定格値の9
0%に低下したときに、スイッチング素子Q2のオンデ
ューティ比を0.5としているため、放電灯4の光出力
の低下が少ない点は実施形態1と同じである。さらに、
交流電源Eの低下に応じてスイッチング素子Q2の周波
数が低くなるようにしているので、インバータ部1のス
イッチング周波数が低周波になっており、周波数が同じ
である場合に比べてインバータ部1の出力が大きくな
り、放電灯4の光出力の低下が少なくなる。
【0060】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明は、交
流電源からの交流電圧を整流し直流電圧に変換する整流
器と、前記整流器の出力端に接続されたインダクタおよ
び逆方向電流を阻止しない第1のスイッチング素子から
なる直列回路と、前記第1のスイッチング素子およびそ
れに直列接続された逆方向電流を阻止しない第2のスイ
ッチング素子からなる直列回路の両端に並列接続された
平滑用コンデンサとを有するチョッパ回路と、前記交流
電源から供給される電力を基に駆動信号を出力して前記
第1及び第2のスイッチング素子をオンオフさせる制御
部と、前記第1及び第2のスイッチング素子よりなり各
スイッチング素子を前記制御部により高周波で交互にオ
ンオフさせて、放電灯を含む共振回路に高周波電力を供
給し共振作用により放電灯を点灯させるインバータ部と
を備えた放電灯点灯装置において、前記制御部は、前記
交流電源の電源電圧を検出する電源電圧検出手段を含
み、前記電源電圧検出手段により検出された電源電圧が
定格電圧であるときには前記第1のスイッチング素子の
オンデューティ比を0.5より大きく設定し、電源電圧
が低下すると前記第1のスイッチング素子のオンデュー
ティ比を低減させるものであるから、交流電源の電源電
圧が低下した場合に、第1のスイッチング素子のオンデ
ューティ比を小さくすることで、そのスイッチング素子
にかかるストレスを抑えることが可能となる。また交流
電源の電源電圧が定格値の場合に、第1のスイッチング
素子のオンデューティ比を0.5より大きくすること
で、交流電源の電源電圧が定格値より低くなった場合に
オンデューティ比を小さくしてスイッチング素子にかか
るストレスを抑えつつ、オンデューティ比を0.5にす
ることが可能となり、オンデューティ比を0.5にする
ことでインバータ部の出力を最大にして、放電灯の光出
力低下を小さくすることができる。
【0061】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、前記制御部は、前記交流電源の電源電圧
が定格値より低い所定電圧のときに前記第1のスイッチ
ング素子のオンデューティ比を0.5とするものである
から、交流電源の電源電圧が定格値より低くなった場合
に、インバータ部の出力を最大にして、定格値より低く
なった場合の放電灯の光出力低下を小さくすることがで
きる。
【0062】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
発明において、前記所定電圧が定格電圧の90%である
から、交流電源の電源電圧が定格値より低くなり、定格
値の90%となった場合に、インバータ部の出力を最大
にして、定格値より低くなった場合の放電灯の光出力低
下を小さくすることができる。
【0063】また、請求項4の発明は、請求項1から請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記制御部
は、前記第1のスイッチング素子のスイッチング周波数
を変化させることにより、前記第1のスイッチング素子
のオンデューティ比を制御するものであるから、インバ
ータ部のスイッチング周波数を小さくすることで、出力
を高くし放電灯の光出力低下を小さくすることができ
る。
【0064】また、請求項5の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記制御部
は、前記第1のスイッチング素子のオン時間を変化させ
ることにより、前記第1のスイッチング素子のオンデュ
ーティ比を制御するものであるから、第1のスイッチン
グ素子のオン時間を短くすることでオンデューティ比を
小さくしているため、オン時間が一定である場合に比べ
てスイッチング素子にかかるストレスを小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に対応する放電灯点灯装置
の具体構成を示す回路図である。
【図2】同上の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であ
る。
【図3】同上の放電灯点灯装置における発振制御部の構
成を示す回路図である。
【図4】同上の放電灯点灯装置の発振制御部における各
部の信号を示す動作説明図である。
【図5】同上の放電灯点灯装置における各部の信号を示
す動作説明図である。
【図6】本発明の実施形態2に対応する放電灯点灯装置
の構成を示す回路図である。
【図7】同上の放電灯点灯装置におけるスイッチング素
子の駆動信号を示す動作説明図である。
【図8】従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であ
る。
【図9】同上の放電灯点灯装置における各部の信号を示
す動作説明図である。
【符号の説明】
1 インバータ部 2 チョッパ回路 3 共振回路 4 放電灯 5 発振制御部 6 駆動回路 7 電源電圧検出回路 E 交流電源 DB 整流器 L1 インダクタ C3 平滑用コンデンサ Q1 スイッチング素子 Q2 スイッチング素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流電圧を整流し直流電
    圧に変換する整流器と、前記整流器の出力端に接続され
    たインダクタおよび逆方向電流を阻止しない第1のスイ
    ッチング素子からなる直列回路と、前記第1のスイッチ
    ング素子およびそれに直列接続された逆方向電流を阻止
    しない第2のスイッチング素子からなる直列回路の両端
    に並列接続された平滑用コンデンサとを有するチョッパ
    回路と、前記交流電源から供給される電力を基に駆動信
    号を出力して前記第1及び第2のスイッチング素子をオ
    ンオフさせる制御部と、前記第1及び第2のスイッチン
    グ素子よりなり各スイッチング素子を前記制御部により
    高周波で交互にオンオフさせて、放電灯を含む共振回路
    に高周波電力を供給し共振作用により放電灯を点灯させ
    るインバータ部とを備えた放電灯点灯装置において、前
    記制御部は、前記交流電源の電源電圧を検出する電源電
    圧検出手段を含み、前記電源電圧検出手段により検出さ
    れた電源電圧が定格電圧であるときには前記第1のスイ
    ッチング素子のオンデューティ比を0.5より大きく設
    定し、電源電圧が低下すると前記第1のスイッチング素
    子のオンデューティ比を低減させることを特徴とする放
    電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記交流電源の電源電圧
    が定格値より低い所定電圧のときに前記第1のスイッチ
    ング素子のオンデューティ比を0.5とすることを特徴
    とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記所定電圧が定格電圧の90%である
    ことを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記第1のスイッチング
    素子のスイッチング周波数を変化させることにより、前
    記第1のスイッチング素子のオンデューティ比を制御す
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記第1のスイッチング
    素子のオン時間を変化させることにより、前記第1のス
    イッチング素子のオンデューティ比を制御することを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の放電
    灯点灯装置。
JP2000099347A 2000-03-31 2000-03-31 放電灯点灯装置 Withdrawn JP2001284075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000099347A JP2001284075A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000099347A JP2001284075A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001284075A true JP2001284075A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18613715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000099347A Withdrawn JP2001284075A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001284075A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112466110A (zh) * 2020-10-29 2021-03-09 欧普照明电器(中山)有限公司 设备控制系统及设备控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112466110A (zh) * 2020-10-29 2021-03-09 欧普照明电器(中山)有限公司 设备控制系统及设备控制方法
CN112466110B (zh) * 2020-10-29 2024-02-23 欧普照明电器(中山)有限公司 设备控制系统及设备控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274540A (en) Inverter device for stable, high power-factor input current supply
US6388905B2 (en) Single phase AC-DC converter having a power factor control function
JP2001112253A (ja) Dc−dcコンバータ
US6208086B1 (en) Halogen power converter with complementary switches
US6593546B2 (en) Arc welding generator with input voltage adapting regulator stage
US7193373B2 (en) Electronic ballast having a converter which can continue to operate in the event of lamp failure
JP2001284075A (ja) 放電灯点灯装置
JP3354454B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH11308879A (ja) 中性点形インバータ
CN101878675B (zh) 尤其用于led的带电气隔离pfc功能的发光器件控制装置
EP1313203A2 (en) Half-bridge converters
JP2000125548A (ja) スイッチング電源装置
JP3163655B2 (ja) インバータ装置
JP2003348834A (ja) 単相昇降圧コンバータ
JP3400592B2 (ja) 電源装置
JP3235295B2 (ja) 電源装置
JP2020156211A (ja) スイッチング電源
JPH1140384A (ja) 放電灯点灯装置
JPH10243661A (ja) 電源装置、放電灯点灯装置および照明装置
JPH0556659A (ja) 電源装置
JPS63245280A (ja) 電源装置
JPH1084671A (ja) 電源装置
JPH10271843A (ja) 電源装置
JPH0556647A (ja) 電源装置
JPH03276598A (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605