JP2001283583A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001283583A
JP2001283583A JP2000092226A JP2000092226A JP2001283583A JP 2001283583 A JP2001283583 A JP 2001283583A JP 2000092226 A JP2000092226 A JP 2000092226A JP 2000092226 A JP2000092226 A JP 2000092226A JP 2001283583 A JP2001283583 A JP 2001283583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、消費電力を削減したFRAMを提供
することを目的とする。 【解決手段】半導体記憶装置は、強誘電体よりなるメモ
リセルと、メモリセルの一端とデータ伝送経路との間に
接続されるセルトランジスタと、対応ローアドレスが選
択されると活性化されるグローバルワード線と、対応ロ
ーアドレスが選択されると活性化されるグローバルプレ
ート線と、一つ又は複数のコラムアドレスを一つのユニ
ットとして各ユニット毎に別個に設けられセルトランジ
スタのゲートに接続されるローカルワード線と、各ユニ
ット毎に別個に設けられメモリセルの一端とは別の一端
に接続されるローカルプレート線と、選択されたユニッ
トにおいてグローバルワード線とローカルワード線とを
電気的に接続して両ワード線を同電位にさせると共にグ
ローバルプレート線とローカルプレート線とを電気的に
接続して両プレート線を同電位にさせるユニットスイッ
チ回路を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に強誘電体を
用いた半導体記憶装置に関し、詳しくは消費電力を削減
した強誘電体半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体半導体記憶装置(FRAM:Fe
rroelectric Random Access Memory)は、メモリセルと
して強誘電体を使用し、強誘電体の結晶構造中での電子
の位置の違いとして情報を記録する不揮発メモリであ
る。
【0003】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)の場合は、記録データとしてHIGH又はLOWの
電圧をメモリキャパシタの一端に印加して、グランドで
あるもう一端との間にデータに応じた電荷を蓄える。こ
れに対してFRAMにおいては、HIGH又はLOWの
電圧を強誘電体素子の一端に印加するだけでは、データ
は記録されない。情報を記録するためには、強誘電体素
子の一端にデータ電圧を印加しながら、強誘電体素子の
もう一端に正のパルス信号を印加することが必要にな
る。
【0004】このデータ書き込み時に正のパルス信号を
印加する側はプレートと呼ばれ、プレート電圧を制御す
るプレート線に接続されている。ワード線によるワード
選択と同時に、活性化されたワード線に対応してプレー
ト線を選択活性化することで、選択されたメモリセルに
対するデータ書き込みが行なわれる。
【0005】FRAMのデータ書き込み動作は、プレー
ト電圧制御を除けば、DRAMのデータ書き込み動作と
略同様である。簡単には、ワード線を活性化してセルト
ランジスタを導通させ、セルトランジスタを介してビッ
ト線のデータをメモリセルに書き込み、データ書き込み
後にワード線を非活性化してセルトランジスタを閉じ
る。FRAMにおいては、ワード線選択と同時にプレー
ト線を選択活性化することで、強誘電体セルに対するデ
ータ書き込みを実行する。
【0006】図1は、典型的な強誘電体半導体記憶装置
を示す図である。
【0007】図1のFRAM510は、アドレス処理ユ
ニット511、データ入出力ユニット512、制御ユニ
ット513、ワードデコーダ514、プレートデコーダ
515、コラムデコーダ516、セル回路517、及び
センスアンプユニット518を含む。
【0008】セル回路517には、強誘電体をメモリ素
子とする複数のセルが縦横に配置され、各セルに対して
1ビットのデータを読み書きするためのアドレス指定や
データ伝送等のための回路や配線が設けられている。
【0009】アドレス処理ユニット511は、アドレス
バッファやアドレスプリデコーダ等の回路群よりなり、
外部からアドレス信号を受け取り、適当なタイミングで
アドレスをワードデコーダ514、プレートデコーダ5
15、及びコラムデコーダ516に供給する。
【0010】データ入出力ユニット512は、データバ
ッファ等の回路群よりなり、外部から書き込まれるデー
タをセンスアンプユニット518に適切なタイミングで
供給すると共に、センスアンプユニット518を介して
セル回路517から読み出されるデータを適切なタイミ
ングで外部に出力する。センスアンプユニット518
は、書き込みデータを増幅してセル回路517に供給す
ると共に、セル回路517からの読み出しデータを増幅
する。
【0011】制御ユニット513は、コントロール信号
バッファやコマンドデコーダ等の回路群よりなり、外部
からコントロール信号及びクロック信号を受け取り、コ
ントロール信号で示されるコマンドを解釈し、FRAM
510内の各回路の動作及びそのタイミングを制御す
る。即ち制御ユニット513が、クロック信号やタイミ
ング信号をFRAM510内の各ユニットに供給し、各
ユニットが適切なタイミングで動作することによって、
FRAM510のデータ書き込み・データ読み出し動作
が実現される。
【0012】ワードデコーダ514は、アドレス処理ユ
ニット511から供給されたローアドレスをデコード
し、複数のワード線WLのうち一つのローアドレスに対
応するワード線WLを選択的に活性化する。活性化ワー
ド線WLに接続されるセルトランジスタが導通され、選
択されたワードアドレスのメモリセルに対するデータ書
き込み動作・データ読み出し動作が実行される。
【0013】プレートデコーダ515は、アドレス処理
ユニット511から供給されたローアドレスをデコード
し、複数のプレート線PLのうち一つのローアドレスに
対応するプレート線PLを選択的に活性化する。FRA
Mにおいては、HIGH又はLOWのデータ電圧を強誘
電体素子の一端に印加しながら、プレート線PLに接続
される他端にHIGH電圧を印加することでデータ書き
込みが行なわれる。ワード線WLによるワード選択と同
時に、活性化されたワード線WLに対応してプレート線
PLを選択活性化することで、選択されたメモリセルに
対するデータ書き込みが行なわれる。
【0014】コラムデコーダ516は、アドレス処理ユ
ニット511から供給されたコラムアドレスをデコード
し、一つのコラムアドレスに対応するコラム線を活性化
する。これによって対応するコラムトランジスタが導通
され、センスアンプユニット518の対応するセンスア
ンプとデータ入出力ユニット512とが接続される。
【0015】読み出し動作の場合、活性化されたワード
線WLに接続されるメモリセルからビット線にデータが
読み出され、センスアンプユニット518によってビッ
ト線のデータが増幅される。活性化されたコラム線に対
応するセンスアンプから増幅されたデータが読み出さ
れ、データ入出力ユニット512に供給される。書き込
み動作の場合は、読み出し動作の場合と逆に、活性化さ
れたコラム線で選択されるセンスアンプに、データ入出
力ユニット512からデータが供給される。ワード線W
Lが活性化されると、活性化されたワード線WLに接続
されるメモリセルに、センスアンプユニット518から
ビット線を介してデータが書き込まれる。この際、活性
化されたワード線WLに対応して、メモリセルに接続さ
れたプレート線PLを選択活性化する。
【0016】FRAMにおいては、データ読み出し動作
によってデータが破壊される。即ち、強誘電体素子から
データを読み出すと、このデータ読み出しによって強誘
電体素子に格納されていたデータは破壊されてしまう。
従ってDRAMの場合と同様に、データ読み出し動作に
おいても、活性化されたワード線WLに対するメモリセ
ルからデータを読み出した後に、再度それらのメモリセ
ルに対してデータ書き込みを行う必要がある。従って、
データ書き込み動作及びデータ読み出し動作の両方の動
作において、ワード線WL及びプレート線PLの両方を
活性化する必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図1の構成において
は、ワード線WL及びプレート線PLはセル回路517
の広範囲にわたって延在しており、データ読み出し・書
き込み動作時には、実際にデータを読み書きする必要が
あるセル以外に、関係のない多数のセルに対してもワー
ド線WL及びプレート線PLを活性化させることにな
る。その結果として、ワード線WL及びプレート線PL
に消費する電力が無駄になってしまう。
【0018】単純な解決策としては、セル回路をコラム
方向に複数に分割して、分割された一区画のセル回路こ
とにワード線ドライバ及びプレート線ドライバを設ける
ことが考えられる。しかしこの場合には、ワード線ドラ
イバ及びプレート線ドライバの数が多くなり、チップ面
積の増大をまねいてしまうので好ましくない。
【0019】従って本発明においては、消費電力を削減
したFRAMを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、半
導体記憶装置は、強誘電体よりなるメモリセルと、該メ
モリセルの一端とデータ伝送経路との間に接続されるセ
ルトランジスタと、対応ローアドレスが選択されると活
性化されるグローバルワード線と、対応ローアドレスが
選択されると活性化されるグローバルプレート線と、一
つ又は複数のコラムアドレスを一つのユニットとして各
ユニット毎に別個に設けられ該セルトランジスタのゲー
トに接続されるローカルワード線と、各ユニット毎に別
個に設けられ該メモリセルの該一端とは別の一端に接続
されるローカルプレート線と、選択されたユニットにお
いて該グローバルワード線と該ローカルワード線とを電
気的に接続して両ワード線を同電位にさせると共に該グ
ローバルプレート線と該ローカルプレート線とを電気的
に接続して両プレート線を同電位にさせるユニットスイ
ッチ回路を含むことを特徴とする。
【0021】上記発明においては、一つ又は複数のコラ
ムアドレスを一つのユニットとして、各ユニット毎にロ
ーカルワード線を別個に設け、選択されたユニットにお
いてローカルワード線をグローバルワード線に接続する
と共に、各ユニット毎にローカルプレート線を別個に設
け、選択されたユニットにおいてローカルプレート線を
グローバルプレート線に接続する。従って、選択された
ユニットにおいてのみローカルワード線及びローカルプ
レート線を活性化することが可能となり、無駄な電力消
費を避けることが出来る。
【0022】請求項2の発明では、請求項1記載の半導
体記憶装置において、選択されないユニットにおいて
は、前記ローカルワード線と前記ローカルプレート線と
をグランド電圧にクランプすることを特徴とする。
【0023】上記発明においては、選択されないユニッ
トにおいては、ローカルワード線及びローカルプレート
線が浮遊するのを避けることで確実な動作を実現するこ
とが出来る。
【0024】請求項3の発明では、請求項1記載の半導
体記憶装置において、入力コラムアドレスをデコードし
て複数のユニットの一つを選択し、選択したユニットの
前記ユニットスイッチ回路に供給するユニット選択信号
をアクティブにするユニット選択回路を更に含むことを
特徴とする。
【0025】上記発明においては、入力コラムアドレス
のデコード処理によって複数のユニットの一つを選択す
ることが可能になる。
【0026】請求項4の発明では、請求項3記載の半導
体記憶装置において、前記ユニットスイッチ回路は、ド
レイン及びソースが前記グローバルワード線及び前記ロ
ーカルワード線に接続される第1のNMOSトランジス
タと、ドレイン及びソースが前記ユニット選択信号及び
該第1のNMOSトランジスタのゲートに接続されると
共に、電源電圧に接続されるゲートを有する第2のNM
OSトランジスタと、ドレイン及びソースが前記グロー
バルプレート線及び前記ローカルプレート線に接続され
る第3のNMOSトランジスタと、ドレイン及びソース
が前記ユニット選択信号及び該第3のNMOSトランジ
スタのゲートに接続されると共に、電源電圧に接続され
るゲートを有する第4のNMOSトランジスタを含むこ
とを特徴とする。
【0027】上記発明においては、ユニット選択信号に
よって第1及び第3のトランジスタにチャネルを形成し、
その後グローバルワード線及びグローバルプレート線を
活性化することで、第1及び第3のトランジスタのゲート
電圧をブーストしてグローバルワード線及びグローバル
プレート線の活性化電位よりも高い電位にまで押し上げ
るので、ローカル線をグローバル線に接続してグローバ
ル線と同電位に駆動することが可能となる。
【0028】請求項5の発明では、請求項4記載の半導
体記憶装置において、前記第2のNMOSトランジスタ
と前記第4のNMOSトランジスタとは、デプリーショ
ン型トランジスタであることを特徴とする。
【0029】上記発明においては、デプリーション型ト
ランジスタを用いることで、第1及び第3のトランジスタ
のゲート電圧をより高い電位にすることが可能となり、
安定した高速な動作を実現することが出来る。
【0030】請求項6の発明では、請求項3記載の半導
体記憶装置において、前記ユニットスイッチ回路は、P
MOSトランジスタとNMOSトランジスタとの並列接
続で構成され前記グローバルワード線及び前記ローカル
ワード線を接続する第1のトランスファーゲートと、P
MOSトランジスタとNMOSトランジスタとの並列接
続で構成され前記グローバルプレート線及び前記ローカ
ルプレート線を接続する第2のトランスファーゲートを
含むことを特徴とする。
【0031】上記発明においては、PMOSトランジス
タとNMOSトランジスタとの並列接続で構成されるト
ランスファーゲートを用いることで、ローカル線をグロ
ーバル線に接続してグローバル線と同電位に駆動するこ
とが可能となる。
【0032】請求項7の発明では、請求項3記載の半導
体記憶装置において、前記ユニットスイッチ回路は、前
記ユニット選択信号が活性化するとこれに応じて前記グ
ローバルワード線と前記ローカルワード線とを電気的に
接続するゲートと、該ローカルワード線が活性化すると
これに応じて前記グローバルプレート線と前記ローカル
プレート線とを電気的に接続するゲートを含むことを特
徴とする。
【0033】上記発明においては、ユニットスイッチ回
路のうちでプレート線に関連するスイッチ部分は、ユニ
ット選択信号ではなくローカルワード線の信号で駆動・
制御される。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力
が比較的小さくてすみ、消費電力を削減することが出来
る。
【0034】請求項8の発明では、請求項3記載の半導
体記憶装置において、前記ユニットスイッチ回路は、ド
レイン及びソースが前記グローバルワード線及び前記ロ
ーカルワード線に接続される第1のNMOSトランジス
タと、ドレイン及びソースが前記ユニット選択信号及び
該第1のNMOSトランジスタのゲートに接続されると
共に、電源電圧に接続されるゲートを有する第2のNM
OSトランジスタと、ドレイン及びソースが前記グロー
バルプレート線及び前記ローカルプレート線に接続され
る第3のNMOSトランジスタと、ドレイン及びソース
が該ローカルワード線及び該第3のNMOSトランジス
タのゲートに接続されると共に、電源電圧に接続される
ゲートを有する第4のNMOSトランジスタを含むこと
を特徴とする。
【0035】上記発明においては、ユニットスイッチ回
路のうちでプレート線に関連するスイッチ部分である第
3及び第4のNMOSトランジスタは、ユニット選択信
号ではなくローカルワード線の信号で駆動・制御され
る。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力が比較的
小さくてすみ、消費電力を削減することが出来る。
【0036】請求項9の発明では、請求項3記載の半導
体記憶装置において、前記ユニットスイッチ回路は、前
記ユニット選択信号が活性化するとこれに応じて前記グ
ローバルプレート線と前記ローカルプレート線とを電気
的に接続するゲートと、該ローカルプレート線が活性化
するとこれに応じて前記グローバルワード線と前記ロー
カルワード線とを電気的に接続するゲートを含むことを
特徴とする。
【0037】上記発明においては、ユニットスイッチ回
路のうちでワード線に関連するスイッチ部分は、ユニッ
ト選択信号ではなくローカルプレート線の信号で駆動・
制御される。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力
が比較的小さくてすみ、消費電力を削減することが出来
る。
【0038】請求項10の発明では、請求項3記載の半
導体記憶装置において、前記ユニットスイッチ回路は、
ドレイン及びソースが前記グローバルワード線及び前記
ローカルワード線に接続される第1のNMOSトランジ
スタと、ドレイン及びソースが前記ローカルプレート線
及び該第1のNMOSトランジスタのゲートに接続され
ると共に、電源電圧に接続されるゲートを有する第2の
NMOSトランジスタと、ドレイン及びソースが前記グ
ローバルプレート線及び該ローカルプレート線に接続さ
れる第3のNMOSトランジスタと、ドレイン及びソー
スが前記ユニット選択信号及び該第3のNMOSトラン
ジスタのゲートに接続されると共に、電源電圧に接続さ
れるゲートを有する第4のNMOSトランジスタを含む
ことを特徴とする。
【0039】上記発明においては、ユニットスイッチ回
路のうちでワード線に関連するスイッチ部分である第1
及び第2のNMOSトランジスタは、ユニット選択信号
ではなくローカルプレート線の信号で駆動・制御され
る。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力が比較的
小さくてすみ、消費電力を削減することが出来る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を、添付
の図面を用いて詳細に説明する。
【0041】図2は、本発明による強誘電体半導体記憶
装置を示す図である。
【0042】図2のFRAM10は、アドレス処理ユニ
ット11、データ入出力ユニット12、制御ユニット1
3、ワードデコーダ14、プレートデコーダ15、コラ
ムデコーダ16、セル回路17、センスアンプユニット
18、及びユニット選択回路19を含む。
【0043】セル回路17には、強誘電体をメモリ素子
とする複数のセルが縦横に配置され、各セルに対して1
ビットのデータを読み書きするためのアドレス指定やデ
ータ伝送等のための回路や配線が設けられている。また
セル回路17は、図2において点線で示されるようにコ
ラム方向に複数のユニット20に分割されており、ユニ
ット20毎に独立したデータ読み出し・書き込み動作が
可能な構成となっている。このユニットを、以降ではセ
ルアレイユニット20と呼ぶ。セルアレイユニット20
の具体的な構成については、後程詳細に説明する。
【0044】アドレス処理ユニット11は、アドレスバ
ッファやアドレスプリデコーダ等の回路群よりなり、外
部からアドレス信号を受け取り、適当なタイミングでア
ドレスをワードデコーダ14、プレートデコーダ15、
コラムデコーダ16、及びユニット選択回路19に供給
する。
【0045】データ入出力ユニット12は、データバッ
ファ等の回路群よりなり、外部から書き込まれるデータ
をセンスアンプユニット18に適切なタイミングで供給
すると共に、センスアンプユニット18を介してセル回
路17から読み出されるデータを適切なタイミングで外
部に出力する。センスアンプユニット18は、書き込み
データを増幅してセル回路17に供給すると共に、セル
回路17からの読み出しデータを増幅する。
【0046】制御ユニット13は、コントロール信号バ
ッファやコマンドデコーダ等の回路群よりなり、外部か
らコントロール信号及びクロック信号を受け取り、コン
トロール信号で示されるコマンドを解釈し、FRAM1
0内の各回路の動作及びそのタイミングを制御する。即
ち制御ユニット13が、クロック信号やタイミング信号
をFRAM10内の各ユニットに供給し、各ユニットが
適切なタイミングで動作することによって、FRAM1
0のデータ書き込み・データ読み出し動作が実現され
る。
【0047】ワードデコーダ14は、アドレス処理ユニ
ット11から供給されたローアドレスをデコードし、複
数のグローバルワード線WLのうち一つのローアドレス
に対応するグローバルワード線WLを選択的に活性化す
る。
【0048】プレートデコーダ15は、アドレス処理ユ
ニット11から供給されたローアドレスをデコードし、
複数のグローバルプレート線PLのうち一つのローアド
レスに対応するグローバルプレート線PLを選択的に活
性化する。
【0049】ユニット選択回路19は、アドレス処理ユ
ニット11から供給されたコラムアドレスをデコード
し、コラムアドレスに対応する一つのセルアレイユニッ
ト20を選択する。
【0050】各セルアレイユニット20には、当該ユニ
ット専用のローカルワード線及びローカルプレート線が
設けられている。選択されたセルアレイユニット20に
おいて、活性化グローバルワード線WLに対応するロー
カルワード線を活性化することで、活性化ローカルワー
ド線に接続されるセルトランジスタが導通され、選択さ
れたワードアドレスのメモリセルに対するデータ書き込
み動作・データ読み出し動作が実行される。この際、活
性化グローバルプレート線PLに対応するローカルプレ
ート線を選択活性化することで、選択されたメモリセル
に対するデータ書き込みを可能にする。
【0051】コラムデコーダ16は、アドレス処理ユニ
ット11から供給されたコラムアドレスをデコードし、
一つのコラムアドレスに対応するコラム線を活性化す
る。これによって対応するコラムトランジスタが導通さ
れ、センスアンプユニット18の対応するセンスアンプ
とデータ入出力ユニット12とが接続される。
【0052】読み出し・書き込み動作は、セルアレイユ
ニット20毎に実行される。即ち、読み出し動作の場
合、活性化されたローカルワード線に接続されるメモリ
セルからビット線にデータが読み出され、センスアンプ
ユニット18によってビット線のデータが増幅される。
活性化されたコラム線に対応するセンスアンプから増幅
されたデータが読み出され、データ入出力ユニット12
に供給される。書き込み動作の場合は、読み出し動作の
場合と逆に、活性化されたコラム線で選択されるセンス
アンプに、データ入出力ユニット12からデータが供給
される。ローカルワード線が活性化されると、活性化さ
れたローカルワード線に接続されるメモリセルに、セン
スアンプユニット18からビット線を介してデータが書
き込まれる。この際、活性化されたローカルワード線に
対応して、メモリセルに接続されたローカルプレート線
を選択活性化する。
【0053】図3は、セルアレイユニット20の第1実
施例の構成を示す回路図である。図3に示す回路図は、
セルアレイユニット20の全体構成のうちで一対のグロ
ーバルワード線WL及びグローバルプレート線PLに対
応する部分だけを示すものであり、全体としては図示さ
れる回路構成が複数のグローバルワード線WL及びグロ
ーバルプレート線PL毎に設けられるものである。
【0054】図3のセルアレイユニット20は、NMO
Sトランジスタ31乃至36、インバータ37、NMO
Sトランジスタ41−1乃至41−n及び42−1乃至
42−n、強誘電体よりなるメモリセル43−1乃至4
3−n及び44−1乃至44−n、ビット線BL1乃至
BLn及び/BL1乃至/BLn、ローカルワード線L
WL、及びローカルプレート線LPLを含む。ユニット
選択信号USが、NMOSトランジスタ31乃至34を
含むユニットスイッチ回路30に供給される。ユニット
選択信号USは、ユニット選択回路19(図2)から供
給される信号であり、セルアレイユニット20が選択さ
れるとHIGHになる。ユニット選択信号USがHIG
Hになることによって、グローバルワード線WL及びグ
ローバルプレート線PLが、各々ローカルワード線LW
L及びローカルプレート線LPLに電気的に接続され
る。
【0055】図4(a)乃至(g)は、ユニット選択信
号US、グローバルワード線WL、ノードN1、ローカ
ルワード線LWL、グローバルプレート線PL、ノード
N2、ローカルプレート線LPLの各信号レベルを示
す。
【0056】図4に示されるように、グローバルワード
線WL及びグローバルプレート線PLが活性化されるよ
り前のタイミングで、ユニット選択信号USがHIGH
になる。図3において、NMOSトランジスタ31及び
32のゲートはHIGH電位に接続されているために、
ユニット選択信号USがHIGHになると、ノードN1
及びN2の電位が、NMOSトランジスタ31及び32
のゲート電位VDDより閾値電圧Vthの分だけ低い電
位に設定される。即ち、ノードN1及びN2の電位がV
DD−Vthになる。
【0057】この時、NMOSトランジスタ31を介し
てノードN1に電荷が充電されることにより、NMOS
トランジスタ33にチャネルが形成される。また同様
に、NMOSトランジスタ32を介してノードN2に電
荷が充電されることにより、NMOSトランジスタ34
にチャネルが形成される。
【0058】その後、グローバルワード線WLがHIG
Hになると、ノードN1の電位がグローバルワード線W
Lとの容量結合を介して上昇し、理想的にはVDD−V
thからグローバルワード線WLの電位上昇分だけ上昇
した電位となる。現実にはそこまでの電位上昇は起こら
ないが、少なくともグローバルワード線WLの活性化電
位よりも高い電位にまでブーストされる。従って、NM
OSトランジスタ33に充分高いゲート電位が設定され
ることになり、ローカルワード線LWLは、グローバル
ワード線WLの活性化電位と同電位に活性化される。
【0059】またグローバルプレート線PLがHIGH
になると、ノードN2の電位がグローバルプレート線P
Lとの容量結合を介して上昇し、理想的にはVDD−V
thからグローバルプレート線PLの電位上昇分だけ上
昇した電位となる。現実にはそこまでの電位上昇は起こ
らないが、少なくともグローバルプレート線PLの活性
化電位よりも高い電位にまでブーストされる。従ってN
MOSトランジスタ34に充分高いゲート電位が設定さ
れることになり、ローカルプレート線LPLは、グロー
バルプレート線PLの活性化電位と同電位に活性化され
る。
【0060】なおユニット選択信号USがLOWの場合
には、NMOSトランジスタ33及び34にはチャネル
が形成されないので、グローバルワード線WL及びグロ
ーバルプレート線PLはローカルワード線LWL及びロ
ーカルプレート線LPLから切断された状態にある。ま
たユニット選択信号USがLOWである場合には、イン
バータ37の出力がHIGHになりNMOSトランジス
タ35及び36が導通されるので、ローカルワード線L
WL及びローカルプレート線LPLはグランド電圧にク
ランプされる。従って非選択のセルアレイユニット20
においては、ローカルワード線LWL及びローカルプレ
ート線LPLは、常に所定の電位(この場合はグランド
電位)に固定されることになる。
【0061】図5は、セルアレイユニットの第2実施例
の構成を示す回路図である。図5に示す回路図は、セル
アレイユニットの全体構成のうちで一対のグローバルワ
ード線WL及びグローバルプレート線PLに対応する部
分だけを示すものであり、全体としては図示される回路
構成が複数のグローバルワード線WL及びグローバルプ
レート線PL毎に設けられるものである。図5におい
て、図3と同一の要素は同一の参照番号で参照され、そ
の説明は省略する。
【0062】図5のセルアレイユニット20Aは、デプ
リーション型トランジスタ51及び52が図3のNMO
Sトランジスタ31及び32の代わりに設けられている
点を除き、図3のセルアレイユニット20と同一の構成
である。ユニット選択信号USが、デプリーション型ト
ランジスタ51及び52とNMOSトランジスタ33及
び34とを含むユニットスイッチ回路50に供給され
る。セルアレイユニット20Aが選択されるとユニット
選択信号USがHIGHになり、グローバルワード線W
L及びグローバルプレート線PLが、各々ローカルワー
ド線LWL及びローカルプレート線LPLに電気的に接
続される。
【0063】図6(a)乃至(g)は、ユニット選択信
号US、グローバルワード線WL、ノードN1、ローカ
ルワード線LWL、グローバルプレート線PL、ノード
N2、ローカルプレート線LPLの各信号レベルを示
す。
【0064】図4と図6とを比較すれば分かるように、
第1実施例のセルアレイユニット20と第2実施例のセ
ルアレイユニット20Aは、動作としては殆ど同じ動作
を行なう。但し、第2実施例のセルアレイユニット20
Aにおいてはデプリーション型トランジスタ51及び5
2を用いることによって、より強固なチャネルをNMO
Sトランジスタ33及び34に形成して、より安定した
動作を実現することが出来る。
【0065】よく知られているようにデプリーション型
トランジスタ51及び52は、閾値電圧がマイナスのト
ランジスタである。従って、ユニット選択信号USがH
IGH(VDD)になると、NMOSトランジスタ31
及び32のゲート電位がVDDであるから、ノードN1
及びN2の電位はVDD迄上昇することになる。第1実
施例においては、ノードN1及びN2の電位がVDD−
Vthであったのに対して、第2実施例ではノードN1
及びN2の電位がVDDとなり、NMOSトランジスタ
33及び34により高いゲート電圧を供給することが出
来る。従って、上述のように、より強固なチャネルをN
MOSトランジスタ33及び34に形成して、より安定
した動作を実現することが可能となる。
【0066】図7は、セルアレイユニットの第3実施例
の構成を示す回路図である。図7に示す回路図は、セル
アレイユニットの全体構成のうちで一対のグローバルワ
ード線WL及びグローバルプレート線PLに対応する部
分だけを示すものであり、全体としては図示される回路
構成が複数のグローバルワード線WL及びグローバルプ
レート線PL毎に設けられるものである。図7におい
て、図3と同一の要素は同一の参照番号で参照され、そ
の説明は省略する。
【0067】図7のセルアレイユニット20Bは、ユニ
ットスイッチ回路30の代わりにユニットスイッチ回路
60が設けられている点を除けば、図3のセルアレイユ
ニット20と同一の構成である。ユニットスイッチ回路
60は、PMOSトランジスタ61及び62と、NMO
Sトランジスタ63及び64を含む。PMOSトランジ
スタ61とNMOSトランジスタ63はトランスファー
ゲート65を構成し、PMOSトランジスタ62とNM
OSトランジスタ64はトランスファーゲート66を構
成する。PMOSトランジスタとNMOSトランジスタ
との組み合わせを用いることによって、トランスファー
ゲートは、グローバルワード線WL及びグローバルプレ
ート線PLをローカルワード線LWL及びローカルプレ
ート線LPLに接続し、ローカルワード線LWL及びロ
ーカルプレート線LPLをグローバルワード線WL及び
グローバルプレート線PLと同電位に活性化することが
出来る。
【0068】図8は、セルアレイユニットの第4実施例
の構成を示す回路図である。図8において、図3と同一
の要素は同一の参照番号で参照され、その説明は省略す
る。
【0069】図8のセルアレイユニット20Cは、NM
OSトランジスタ32Aが図3のNMOSトランジスタ
32の代わりに設けられている点を除き、図3のセルア
レイユニット20と同一の構成である。NMOSトラン
ジスタ32Aは、ドレイン端がユニット選択信号USで
はなく、ローカルワード線LWLに接続されている。ユ
ニットスイッチ回路30Aに供給されるユニット選択信
号USは、セルアレイユニット20Cが選択されるとH
IGHになり、これによってグローバルワード線WLが
ローカルワード線LWLに接続される。ローカルワード
線LWLが活性化されると、NMOSトランジスタ34
が導通され、グローバルプレート線PLがローカルプレ
ート線LPLに電気的に接続される。
【0070】図9(a)乃至(g)は、ユニット選択信
号US、グローバルワード線WL、ノードN1、ローカ
ルワード線LWL、グローバルプレート線PL、ノード
N2、ローカルプレート線LPLの各信号レベルを示
す。
【0071】図4と図9とを比較すれば分かるように、
第1実施例のセルアレイユニット20と第4実施例のセ
ルアレイユニット20Cは、ノードN2の駆動タイミン
グを除けば同じ動作を行なう。第4実施例のセルアレイ
ユニット20Cにおいては、NMOSトランジスタ32
Aがローカルワード線LWLに接続されているので、ロ
ーカルワード線LWLがHIGHになって始めてノード
N2に電位VDD−Vthが現れる。
【0072】第4実施例のセルアレイユニット20Cに
おいては、ユニットスイッチ回路30Aのうちでプレー
ト線に関連するスイッチ部分は、ユニット選択信号US
ではなくローカルワード線LWLの信号で駆動される。
従って、ユニット選択信号USに必要な駆動力が、第1
実施例の場合に比較して小さくてすみ、ユニット選択回
路19(図2)における消費電力を削減することが出来
る。なお複数のグローバルプレート線PLについて考え
てみると、第4実施例の構成では、選択されたワードの
プレート線に対するスイッチ部分のみにおいてNMOS
トランジスタ34が導通され、選択されたワード以外の
プレート線に対するスイッチ部分においてはNMOSト
ランジスタ34は導通されない。従って、全てのワード
のプレート線に対するスイッチ部分においてNMOSト
ランジスタ34が導通される第1実施例に比較して、第
4実施例の構成では全体での電力消費を削減することが
出来る。
【0073】図10は、セルアレイユニットの第5実施
例の構成を示す回路図である。図10において、図3と
同一の要素は同一の参照番号で参照され、その説明は省
略する。
【0074】図10のセルアレイユニット20Dは、N
MOSトランジスタ31Bが図3のNMOSトランジス
タ31の代わりに設けられている点を除き、図3のセル
アレイユニット20と同一の構成である。NMOSトラ
ンジスタ31Bは、ドレイン端がユニット選択信号US
ではなく、ローカルプレート線LPLに接続されてい
る。ユニットスイッチ回路30Bに供給されるユニット
選択信号USは、セルアレイユニット20Dが選択され
るとHIGHになり、これによってグローバルプレート
線PLがローカルプレート線LPLに接続される。ロー
カルプレート線LPLが活性化されると、NMOSトラ
ンジスタ33が導通され、グローバルワード線WLがロ
ーカルワード線LWLに電気的に接続される。
【0075】図11(a)乃至(g)は、ユニット選択
信号US、グローバルワード線WL、ノードN1、ロー
カルワード線LWL、グローバルプレート線PL、ノー
ドN2、ローカルプレート線LPLの各信号レベルを示
す。
【0076】図4と図11とを比較すれば分かるよう
に、第1実施例のセルアレイユニット20と第5実施例
のセルアレイユニット20Dとでは、プレート線の駆動
タイミングが異なる。第5実施例のセルアレイユニット
20Dにおいては、ローカルワード線LWLを活性化す
るときには、既にローカルプレート線LPLが活性化さ
れていなければならない。これを実現するために第5実
施例においては、グローバルプレート線PLを第1実施
例の場合よりも早く活性化すると共に、非活性化するタ
イミングを第1実施例の場合よりも遅くしている。
【0077】第5実施例のセルアレイユニット20Dに
おいては、ユニットスイッチ回路30Bのうちでワード
線に関連するスイッチ部分は、ユニット選択信号USで
はなくローカルプレート線LPLの信号で駆動される。
従って、ユニット選択信号USに必要な駆動力が、第1
実施例の場合に比較して小さくてすみ、ユニット選択回
路19(図2)における消費電力を削減することが出来
る。なお複数のグローバルワード線WLについて考えて
みると、第5実施例の構成では、選択されたワードに対
するスイッチ部分のみにおいてNMOSトランジスタ3
3が導通され、選択されたワード以外のワードに対する
スイッチ部分においてはNMOSトランジスタ33は導
通されない。従って、全てのワードに対するスイッチ部
分においてNMOSトランジスタ33が導通される第1
実施例に比較して、第5実施例の構成では全体での電力
消費を削減することが出来る。
【0078】図12は、ユニット選択回路19の構成を
示す図である。
【0079】図12のユニット選択回路19は、基本的
にコラムアドレスをデコードするデコーダ機能を実現し
さえすればよく、その構成としては例えば、デコーダ1
01、NAND回路102、インバータ103を含む。
デコーダ101は、コラムアドレス信号C0乃至Cn-1
を受け取り、これをデコードして、デコード信号D0乃
至Dmを供給する。例えば、nが8であればmは256
である。デコード信号D0乃至Dm-1は、NAND回路
102とインバータ103とによって、コントロール信
号とのAND論理がとられ、ユニット選択信号US0乃
至USm-1として出力される。コントロール信号は制御
ユニット13から供給されるタイミング信号であり、例
えば図4に示されるようなユニット選択信号USのタイ
ミングでユニット選択信号US0乃至USm-1が出力さ
れるように、タイミングを規定するために用いられる信
号である。
【0080】コラムアドレス信号C0乃至Cn-1として
は、全てのコラムアドレスを用いてもよく、或いはコラ
ムアドレスの所定の上位ビットだけを用いてもよい。全
てのコラムアドレスを用いた場合には、各セルアレイユ
ニット20は一つのコラムアドレスに対応し、アクセス
するコラムアドレスのメモリセルに対してだけローカル
ワード線及びローカルプレート線が活性化される。コラ
ムアドレスの所定の上位ビットだけを用いた場合には、
各セルアレイユニット20は複数のコラムアドレスに対
応し、アクセスするコラムアドレス周辺の複数のコラム
アドレスのメモリセルに対して、ローカルワード線及び
ローカルプレート線が活性化されることになる。
【0081】以上、本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能であ
る。
【0082】
【発明の効果】請求項1の発明では、一つ又は複数のコ
ラムアドレスを一つのユニットとして、各ユニット毎に
ローカルワード線を別個に設け、選択されたユニットに
おいてローカルワード線をグローバルワード線に接続す
ると共に、各ユニット毎にローカルプレート線を別個に
設け、選択されたユニットにおいてローカルプレート線
をグローバルプレート線に接続する。従って、選択され
たユニットにおいてのみローカルワード線及びローカル
プレート線を活性化することが可能となり、無駄な電力
消費を避けることが出来る。
【0083】請求項2の発明では、選択されないユニッ
トにおいては、ローカルワード線及びローカルプレート
線が浮遊するのを避けることで確実な動作を実現するこ
とが出来る。
【0084】請求項3の発明では、入力コラムアドレス
のデコード処理によって複数のユニットの一つを選択す
ることが可能になる。
【0085】請求項4の発明では、ユニット選択信号に
よって第1及び第3のトランジスタにチャネルを形成し、
その後グローバルワード線及びグローバルプレート線を
活性化することで、第1及び第3のトランジスタのゲート
電圧をブーストしてグローバルワード線及びグローバル
プレート線の活性化電位よりも高い電位にまで押し上げ
るので、ローカル線をグローバル線に接続してグローバ
ル線と同電位に駆動することが可能となる。
【0086】請求項5の発明では、デプリーション型ト
ランジスタを用いることで、第1及び第3のトランジスタ
のゲート電圧をより高い電位にすることが可能となり、
安定した高速な動作を実現することが出来る。
【0087】請求項6の発明では、PMOSトランジス
タとNMOSトランジスタとの並列接続で構成されるト
ランスファーゲートを用いることで、ローカル線をグロ
ーバル線に接続してグローバル線と同電位に駆動するこ
とが可能となる。
【0088】請求項7の発明では、ユニットスイッチ回
路のうちでプレート線に関連するスイッチ部分は、ユニ
ット選択信号ではなくローカルワード線の信号で駆動・
制御される。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力
が比較的小さくてすみ、消費電力を削減することが出来
る。
【0089】請求項8の発明では、ユニットスイッチ回
路のうちでプレート線に関連するスイッチ部分である第
3及び第4のNMOSトランジスタは、ユニット選択信
号ではなくローカルワード線の信号で駆動・制御され
る。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力が比較的
小さくてすみ、消費電力を削減することが出来る。
【0090】請求項9の発明では、ユニットスイッチ回
路のうちでワード線に関連するスイッチ部分は、ユニッ
ト選択信号ではなくローカルプレート線の信号で駆動・
制御される。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力
が比較的小さくてすみ、消費電力を削減することが出来
る。
【0091】請求項10の発明では、ユニットスイッチ
回路のうちでワード線に関連するスイッチ部分である第
1及び第2のNMOSトランジスタは、ユニット選択信
号ではなくローカルプレート線の信号で駆動・制御され
る。従って、ユニット選択信号に必要な駆動力が比較的
小さくてすみ、消費電力を削減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な強誘電体半導体記憶装置を示す図であ
る。
【図2】本発明による強誘電体半導体記憶装置を示す図
である。
【図3】セルアレイユニットの第1実施例の構成を示す
回路図である。
【図4】セルアレイユニットの第1実施例の動作を説明
するための信号波形図である。
【図5】セルアレイユニットの第2実施例の構成を示す
回路図である。
【図6】セルアレイユニットの第2実施例の動作を説明
するための信号波形図である。
【図7】セルアレイユニットの第3実施例の構成を示す
回路図である。
【図8】セルアレイユニットの第4実施例の構成を示す
回路図である。
【図9】セルアレイユニットの第4実施例の動作を説明
するための信号波形図である。
【図10】セルアレイユニットの第5実施例の構成を示
す回路図である。
【図11】セルアレイユニットの第5実施例の動作を説
明するための信号波形図である。
【図12】ユニット選択回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 FRAM 11 アドレス処理ユニット 12 データ入出力ユニット 13 制御ユニット 14 ワードデコーダ 15 プレートデコーダ 16 コラムデコーダ 17 セル回路 18 センスアンプユニット 19 ユニット選択回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強誘電体よりなるメモリセルと、 該メモリセルの一端とデータ伝送経路との間に接続され
    るセルトランジスタと、 対応ローアドレスが選択されると活性化されるグローバ
    ルワード線と、 対応ローアドレスが選択されると活性化されるグローバ
    ルプレート線と、 一つ又は複数のコラムアドレスを一つのユニットとして
    各ユニット毎に別個に設けられ該セルトランジスタのゲ
    ートに接続されるローカルワード線と、 各ユニット毎に別個に設けられ該メモリセルの該一端と
    は別の一端に接続されるローカルプレート線と、 選択されたユニットにおいて該グローバルワード線と該
    ローカルワード線とを電気的に接続して両ワード線を同
    電位にさせると共に該グローバルプレート線と該ローカ
    ルプレート線とを電気的に接続して両プレート線を同電
    位にさせるユニットスイッチ回路を含むことを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】選択されないユニットにおいては、前記ロ
    ーカルワード線と前記ローカルプレート線とをグランド
    電圧にクランプすることを特徴とする請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】入力コラムアドレスをデコードして複数の
    ユニットの一つを選択し、選択したユニットの前記ユニ
    ットスイッチ回路に供給するユニット選択信号をアクテ
    ィブにするユニット選択回路を更に含むことを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記ユニットスイッチ回路は、 ドレイン及びソースが前記グローバルワード線及び前記
    ローカルワード線に接続される第1のNMOSトランジ
    スタと、 ドレイン及びソースが前記ユニット選択信号及び該第1
    のNMOSトランジスタのゲートに接続されると共に、
    電源電圧に接続されるゲートを有する第2のNMOSト
    ランジスタと、 ドレイン及びソースが前記グローバルプレート線及び前
    記ローカルプレート線に接続される第3のNMOSトラ
    ンジスタと、 ドレイン及びソースが前記ユニット選択信号及び該第3
    のNMOSトランジスタのゲートに接続されると共に、
    電源電圧に接続されるゲートを有する第4のNMOSト
    ランジスタを含むことを特徴とする請求項3記載の半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記第2のNMOSトランジスタと前記第
    4のNMOSトランジスタとは、デプリーション型トラ
    ンジスタであることを特徴とする請求項4記載の半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】前記ユニットスイッチ回路は、 PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの並列
    接続で構成され前記グローバルワード線及び前記ローカ
    ルワード線を接続する第1のトランスファーゲートと、 PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの並列
    接続で構成され前記グローバルプレート線及び前記ロー
    カルプレート線を接続する第2のトランスファーゲート
    を含むことを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】前記ユニットスイッチ回路は、 前記ユニット選択信号が活性化するとこれに応じて前記
    グローバルワード線と前記ローカルワード線とを電気的
    に接続するゲートと、 該ローカルワード線が活性化するとこれに応じて前記グ
    ローバルプレート線と前記ローカルプレート線とを電気
    的に接続するゲートを含むことを特徴とする請求項3記
    載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】前記ユニットスイッチ回路は、 ドレイン及びソースが前記グローバルワード線及び前記
    ローカルワード線に接続される第1のNMOSトランジ
    スタと、 ドレイン及びソースが前記ユニット選択信号及び該第1
    のNMOSトランジスタのゲートに接続されると共に、
    電源電圧に接続されるゲートを有する第2のNMOSト
    ランジスタと、 ドレイン及びソースが前記グローバルプレート線及び前
    記ローカルプレート線に接続される第3のNMOSトラ
    ンジスタと、 ドレイン及びソースが該ローカルワード線及び該第3の
    NMOSトランジスタのゲートに接続されると共に、電
    源電圧に接続されるゲートを有する第4のNMOSトラ
    ンジスタを含むことを特徴とする請求項3記載の半導体
    記憶装置。
  9. 【請求項9】前記ユニットスイッチ回路は、 前記ユニット選択信号が活性化するとこれに応じて前記
    グローバルプレート線と前記ローカルプレート線とを電
    気的に接続するゲートと、 該ローカルプレート線が活性化するとこれに応じて前記
    グローバルワード線と前記ローカルワード線とを電気的
    に接続するゲートを含むことを特徴とする請求項3記載
    の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】前記ユニットスイッチ回路は、 ドレイン及びソースが前記グローバルワード線及び前記
    ローカルワード線に接続される第1のNMOSトランジ
    スタと、 ドレイン及びソースが前記ローカルプレート線及び該第
    1のNMOSトランジスタのゲートに接続されると共
    に、電源電圧に接続されるゲートを有する第2のNMO
    Sトランジスタと、 ドレイン及びソースが前記グローバルプレート線及び該
    ローカルプレート線に接続される第3のNMOSトラン
    ジスタと、 ドレイン及びソースが前記ユニット選択信号及び該第3
    のNMOSトランジスタのゲートに接続されると共に、
    電源電圧に接続されるゲートを有する第4のNMOSト
    ランジスタを含むことを特徴とする請求項3記載の半導
    体記憶装置。
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