JP2001283362A - 点検確認支援装置 - Google Patents

点検確認支援装置

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JP2001283362A
JP2001283362A JP2000091981A JP2000091981A JP2001283362A JP 2001283362 A JP2001283362 A JP 2001283362A JP 2000091981 A JP2000091981 A JP 2000091981A JP 2000091981 A JP2000091981 A JP 2000091981A JP 2001283362 A JP2001283362 A JP 2001283362A
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Noriko Matsushita
紀子 松下
Yoshiharu Matsushita
義治 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に独り暮らしのお年寄りの外出時の安全点
検にまつわる不安感を激減させる点検確認支援装置を提
供すること。 【解決手段】 携帯型の点検確認支援装置に、外出信号
S1を入力する外出信号入力手段33と、外出信号S1
に基づいて記憶手段31から読み出して点検確認メッセ
ージを報知手段32に報知させる点検確認報知制御手段
34と、確認信号S2を入力する確認信号入力手段35
と、確認信号S2に基づいて計時手段30が計時してい
る現在時刻を確認時刻として記憶手段31に記憶させる
と共に報知手段32に報知させる確認時刻等報知制御手
段36と、再確認信号S3を入力する再確認信号入力手
段37と、再確認信号S3に基づいて記憶手段31が記
憶している確認時刻を読み出して報知手段32に報知さ
せる確認時刻再報知制御手段38とを具備させた。これ
によって、利用者が確認時刻を記憶キーとして点検確認
したことを記憶できるように支援すると共に、外出後は
確認時刻の再報知によって点検確認したことを再確認で
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に独り暮らしの
お年寄り等の単身生活者が、ガス、電気、戸締まり等の
家庭内のセキュリティに関わる点検確認を楽しく能動的
に行えるように支援する点検確認支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外出した際に、火の始末や戸締まりを行
ったか否か不安感に襲われることは誰もが体験すること
であろう。外出直後であれば家に引き返して安全を再確
認し、引き返せない遠隔地であれば近所や親類に電話で
依頼し安全を再確認して貰うことも決して希なことでは
ない。特に独り暮らしのお年寄りの多くが、しばしばこ
のような体験をしているようである。
【0003】外出直前に、日常習慣的に火の始末や戸締
まり等の安全点検を目で見、耳で聞き、鼻で嗅いで行
う。そして玄関扉の施錠前又は施錠後に、安全点検した
状況を頭で確認し、脳裏に記憶する。これが単身生活者
の外出時の通常の行為パターンであろう。このような人
間の五感を働かせた安全点検は、一般家庭における最も
確実な安全点検方法である。事実、火の始末や戸締まり
を行ったか否か不安感に襲われ家に引き返して再確認し
た場合、100パーセントに近い割合で再確認不要だっ
たという結果に終わっている。
【0004】チェックシートは手軽な点検確認支援ツー
ルである。事実、チェックシートは事務所や工場での安
全点検の際に最終退出者が安全点検を実行するためのツ
ールとして、従来から広く用いられている。事務所や工
場での安全点検は、最終退室者である社員に課せられた
義務であるから、決められたチェックシートが用いられ
ているのである。
【0005】チェックシートを用いた安全点検は、外出
時に安全点検済みの項目に筆記具でチェックマークを記
入することで行われる。チェックマークが記入されたチ
ェックシートを外出先まで持参すれば、外出先で安全点
検したことを再確認できる。このように、チェックシー
トは安全点検確認支援機能と点検済み項目の再確認機能
を有する手軽な点検確認支援ツールである。しかしなが
ら、チェックシートは一般家庭では殆ど利用されていな
い。人間の五感を働かせた安全点検でも、殆ど100パ
ーセントの点検精度を実現しているからである。また、
外出時に安全点検済みの項目に筆記具でチェックマーク
を記入するという非常に簡単な作業でさえ、人間にとっ
ては面倒で煩わしい行為なのである。これが、一般家庭
でチェックシートが殆ど利用されない原因であると考え
られる。
【0006】チェックシートに代わるものを目指して、
従来から種々の点検確認支援装置が提案されてきた。こ
れらは特開平7−11076、特開平9−19858
9、特開平5−263556、特開平10−23817
9号、特開2000−048048号公報にも開示され
ている。しかしながら、従来の点検確認支援装置は構造
が複雑、操作が面倒、価格が高い、汎用性に乏しい等の
問題を有しており、チェックシートの利便性と確実性を
超えるものは見当たらない。その中で、特開2000−
048048号公報に開示されている携帯型管理装置
は、唯一実用化の可能性が認められるものである。
【0007】即ち、上記携帯型管理装置は、図8に示す
如く、チェック項目が記憶されているROM(30)
と、前記ROMからチェック項目を順番に呼び出す呼出
スイッチ(18)と、前記呼出スイッチで呼び出された
チェック項目を表示するチェック項目表示部(14A)
と、前記チェック項目表示部に表示されたチェック項目
の確認終了を入力する確認スイッチ(20)と、前記確
認スイッチが押されたときに確認済表示を行う確認済表
示部(14B)と、前記チェック項目を確認済表示と共
に記憶するRAM(40)と、前記RAMに記憶されて
いる内容を呼び出して、その内容を前記チェック項目表
示部と前記確認済表示部に表示させる再表示スイッチ
(22)とからなるものである。なお(16)は選択ス
イッチ、(24)は電源スイッチ、(50)はCPUで
ある。そして、これらの構成要素は専用の携帯型ケース
に収納されている。また、音声認識機能を設け、音声に
よってチェック項目のチェックができるようにしてもよ
い旨の記載もある。
【0008】上記携帯型管理装置は、種々の携帯型電子
機器が普及している現状に鑑みれば、チェックシートよ
りは手軽に使えそうである。確かに筆記具で点検項目全
てにチェックマークを記入するよりは、操作ボタンを押
すほうが人によっては便利であろう。
【0009】しかしながら、上記携帯型管理装置が人間
の五感を働かせた日常的な安全点検を支援する点検確認
支援装置として広く利用されるとはとても考えられな
い。人によっては便利であるという多少の利便性の向上
は認められるが、上記携帯型管理装置にもチェックシー
トを超える機能や特性が見当たらないからである。専用
の携帯型容器を用いているので、携帯し忘れるという問
題もある。
【0010】ところで、安全点検にまつわる不安感に襲
われるのは外出して1時間程度以内、特に直ぐに引き返
せる時間内、つまり外出して10分程度以内が最も多い
ようである。引き返さないでいても、そのあと暫くする
と不安感は消滅する。暫くたてば開き直ったり、他の事
に関心が行ったりするからであると考えられる。
【0011】人間の五感を働かせて日常習慣的に行う安
全点検は、殆ど無意識の行為である。従って、安全点検
を行って外出した直後のせいぜい10分程度以内であっ
ても、これを思い出すことは極めて困難なことは当然で
ある。日常習慣的に行った殆ど無意識の行為は脳裏に殆
ど記憶されていないからである。
【0012】結局のところ、特に独り暮らしのお年寄り
が襲われる安全点検にまつわる不安感は、安全点検ミス
を怖れることではなく、せいぜい10分程度前に行った
安全点検したことを思い出せないことに由来する。そし
て、思い出せない原因は安全点検を殆ど無意識に行って
いるからである。人間の五感を働かせた安全点検、現実
には100%と言える程に高い精度の安全点検につい
て、安全点検ミスを怖れることはないからである。
【0013】ところが、従来の点検確認支援装置には、
安全点検した事実を利用者が記憶できるように支援する
効果、即ち記憶促進効果は認められない。従って、従来
の点検確認支援装置では、外出した際に襲われる安全点
検にまつわる不安感を減らすことは不可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、利用者、特に独り暮らしのお年寄り
の外出時の安全点検にまつわる不安感を激減させる点検
確認支援装置を提供することである。本発明が解決しよ
うとする第2の課題は、利用者が楽しく操作できる点検
確認支援装置を提供することである。本発明が解決しよ
うとする第3の課題は、誰もが入手できるような低価格
の点検確認支援装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、人間は時間と関連付けて過去の行為を思い出すこと
が圧倒的に多いという事実に着目し、チェックシート機
能と電子時計機能とを有機的に結合して利用者が点検確
認したことを記憶できるように支援する記憶促進効果を
点検確認支援装置に発揮させるようにした。前記記憶促
進効果は確認時刻を記憶キーとして安全点検した事実を
記憶させる効果である。前記記憶促進効果は点検確認支
援装置との対話や、表示されたキャラクタや、奏でられ
たメロディによって更に高められる。
【0016】また、確認時刻を点検確認支援装置に記憶
させ、外出後に確認時刻を再報知させるようにして、利
用者が外出時に点検確認したことを容易に再確認できる
ようにした。
【0017】即ち本発明に係る点検確認支援装置を、時
刻を計時する計時手段と、各種情報を記憶する記憶手段
と、各種メッセージを報知する報知手段と、外出信号を
入力する外出信号入力手段と、外出信号に基づいて前記
記憶手段から読み出して点検確認メッセージを前記報知
手段に報知させる点検確認報知制御手段と、確認信号を
入力する確認信号入力手段と、確認信号に基づいて前記
計時手段が計時している現在時刻を確認時刻として前記
記憶手段に記憶させると共に前記報知手段に報知させる
確認時刻等報知制御手段と、再確認信号を入力する再確
認信号入力手段と、再確認信号に基づいて前記記憶手段
から読み出して確認時刻を前記報知手段に再報知させる
確認時刻再報知制御手段と、これらの手段を収納する携
帯型容器とで構成した。
【0018】そして前記携帯型容器として、電子時計が
収納された腕時計ケース、電子時計及び電話機が収納さ
れた携帯電話機ケース、又は電子時計及び電子歩数計が
収納された歩数計ケースの如く、一般に普及している携
帯型電子機器のケースを採用した。
【0019】上記の構成により本発明に係る点検確認支
援装置に記憶促進効果を発揮させるようにした。そし
て、この記憶促進効果は、そのまま本発明に係る点検確
認支援装置の利用促進効果でもある。
【0020】本発明に係る点検確認支援装置の利用促進
効果は、装置の操作性のよさからももたらされている。
利用者は、外出スイッチを押し、点検確認メッセージに
応えて確認スイッチを押すだけで安全点検確認ができる
からである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1にブロック回路図で示す本発
明の一実施形態は、電子時計を備えた電子式歩数計に適
用されて実施された点検確認支援装置である。即ち、こ
の点検確認支援装置は、プログラムに従って各種の演算
と制御を行うCPU11、前記プログラムと各種メッセ
ージ情報等が記憶されたROM12、確認時刻等が記憶
されるRAM13、基準周波数を発生する発振回路1
4、基準周波数を計時用周波数に分周する分周回路1
5、計時用周波数に基づいて時刻を計時する計時回路1
6、表示器駆動回路17、液晶表示器18、合成音生成
回路19、スピーカー20、外出スイッチ21、確認ス
イッチ22、再確認スイッチ23、加速度センサ24、
及びこれらを収納する携帯型容器とから構成されてい
る。
【0022】外出スイッチ21は利用者の外出意思を表
す外出信号S1をCPU11に入力するスイッチ、確認
スイッチ22は利用者が点検確認したことを表示する確
認信号S2をCPU11に入力するスイッチ、再確認ス
イッチ23は再確認信号S3をCPU11に入力するス
イッチである。加速度センサ24は歩数を検出するセン
サである。携帯型容器は腕時計ケース、携帯電話機ケー
ス、電子式歩数計ケース等である。
【0023】ROM12には、CPU11の制御プログ
ラム等が記憶されたプログラム記憶部12a、点検確認
メッセージが記憶されたメッセージ情報記憶部12b、
利用者に安らぎを与えるようなメロディが記憶されたメ
ロディ情報記憶部12c、利用者をゲーム気分にするよ
うなイメージキャラクタが記憶されたキャラクタ情報記
憶部12d、及び乱数表記憶部12eが含まれている。
また、RAM13には確認時刻記憶部13aと歩数記憶
部13bが含まれている。確認時刻記憶部13aに記憶
される確認時刻は、利用者が点検確認を完了した時刻で
ある。通常は、確認信号S2がCPU11に入力された
ときに計時回路16が計時している現在時刻が確認時刻
として記憶される。
【0024】外観斜視図で示した携帯型点検確認支援装
置として、電子時計を具備する歩数計に適用した実施例
を図2に示す。図2の携帯型点検確認支援装置は蝶番で
開閉可能に結合された下ケース10aと上ケース10b
とから構成された歩数計ケース10を有する。この歩数
計ケース10には、電子歩数計と電子時計を構成する電
子部品も収納されている。液晶表示器18、外出スイッ
チ21、確認スイッチ22、再確認スイッチ23は上ケ
ース10bに配置され、モード切替えボタン25、時刻
設定ボタン26、時刻合わせボタン27、歩数計リセッ
トボタン28は下ケース10aに配置されている。な
お、図2(a)は点検確認が9時16分に行われたこと
を示す「09:16」の数字と「カクニン」の文字が液晶表
示器18に表示された状態を示し、図2(b)は歩数が
3786歩であることを示す「3786」の数字と「歩」の
文字が液晶表示器18に表示された状態を夫々示す。
【0025】電子時計を備えた電子式歩数計に適用して
実施した点検確認支援装置において、点検確認支援装置
を構成する電子部品は電子時計又は電子歩数計を構成す
る電子部品と殆ど兼用できる。腕時計型電子時計、電子
時計を備えた携帯型電話機等の一般に普及している携帯
型電子機器に適用して実施した点検確認支援装置におい
ても同様である。従って、本発明により誰もが入手でき
るような低価格の点検確認支援装置を提供することがで
きる。
【0026】以下、図1の点検確認支援装置の代表的な
動作を図3のフローチャートを参照して説明する。利用
者は外出する場合には、外出スイッチ21を押して外出
信号S1を入力する。CPU11はこれを検出する(1
01)。すると、CPU11はROM12のメッセージ
情報記憶部12bに記憶されている点検確認メッセージ
情報を読み出し、表示器駆動回路17を制御して液晶表
示器18に点検確認メッセージを表示させ、また合成音
生成回路19で音声メッセージに変換しスピーカー20
によって点検確認メッセージの報知を行わせる(10
2)。
【0027】報知される点検確認メッセージは、例えば
「カクニン スミ?」の文字と「電気、ガス、戸締まり大
丈夫?」等の音声メッセージである。この点検確認の報
知は、利用者に点検確認のきっかけを与える。従って利
用者は点検確認を意識し、自分の五感を働かせた安全点
検確認を行う。
【0028】利用者は点検確認した場合には、確認スイ
ッチ22を押して確認信号S2を入力する。CPU11
はこれを検出する(103)。すると、CPU11は計
時回路16が計時している現在時刻を確認時刻Tとして
RAM13の確認時刻記憶部13aに記憶させる(10
4)。続いて、CPU11はRAM13の確認時刻記憶
部13aから確認時刻Tを読み出し、表示器駆動回路1
7を制御して液晶表示器18に表示させ、また合成音生
成回路19に与えて音声メッセージに変換しスピーカー
20によって音声報知させる(105)。
【0029】確認時刻は、液晶表示器18の画面に「0
9:16」の如く表示され、また「いま9時16分で
す。」「安全確認しました。いま9時16分です。」等の
メッセージでスピーカー20により音声報知される。利
用者は確認時刻の報知によって点検確認したことを再認
識する。この場合、殆どの人は「9時16分」という時刻
を意識する筈である。そして、「9時16分」という時刻
を記憶キーとして点検確認したことを自分の脳裏に記憶
する。
【0030】利用者が所定時間内に確認スイッチ22を
押さなかった場合はCPU11はこれを検出し(10
6)、点検確認プログラムを終了させる。利用者が点検
確認に時間がかかったような場合には、点検確認プログ
ラムは改めて開始することになる。以上が外出時の点検
確認プログラムに従った動作である。
【0031】なお、上述のステップ105の確認時刻等
の報知においては、確認時刻の報知の他にメロディの演
奏やキャラクタの画面表示を行わせてもよい。メロディ
の演奏は、CPU11がROM12のメロディ情報記憶
部12cから読み出したメロディ情報を合成音生成回路
19でメロディに変換しスピーカー20から流して行
う。キャラクタの画面表示は、CPU11がキャラクタ
情報記憶部12dから読み出したキャラクタ情報に基づ
いて表示器駆動回路17を制御して液晶表示器18に表
示させるようにして行う。また、上述のステップ105
において報知される点検確認メッセージは毎回同じ内容
でなく、「ガス?」「デンキ?」「トジマリ?」等の複数の点
検確認メッセージの中からランダムに1つ選択し、意外
性とゲーム性を持たせるようにしてもよい。このランダ
ムな選択は、ROM12の乱数表記憶部12eから読み
出した乱数表に所定の演算処理を施して行われる。これ
らは記憶促進効果と利用促進効果を高めるのに寄与す
る。
【0032】リセット処理は、図4のフローチャートに
従って行われる。即ちリセット信号が入力されると点検
確認支援装置はリセット処理プログラムを開始させる。
CPU11はリセット信号を検出する(201)と、リ
セット処理を行う(202)。リセット処理が終了する
と、CPU11はリセット処理プログラムを終了させ
る。リセット信号は、例えば午前零時などの特定の時刻
を計時回路16から検出し、又はタイマーによって確認
信号が発生してから1時間経過したことを検出して自動
的に発生させられる。勿論、手動のリセットスイッチを
設けて、手動でリセット信号を入力させるようにしても
よい。
【0033】次に、本発明に係る点検確認支援装置を機
能ブロック図で示せば図6と図7の如くである。即ち、
図6の第1実施形態は、腕時計型電子時計又は電子時計
を備えた携帯型電話機に適用されて実施された点検確認
支援装置である。この第1実施形態の点検確認支援装置
は、時刻を計時する計時手段30と、各種情報を記憶す
る記憶手段31と、各種メッセージを報知する報知手段
32と、外出信号S1を入力する外出信号入力手段33
と、外出信号S1に基づいて記憶手段31から読み出し
て点検確認メッセージを報知手段32に報知させる点検
確認報知制御手段34と、確認信号S2を入力する確認
信号入力手段35と、確認信号S2に基づいて計時手段
30が計時している現在時刻を確認時刻として記憶手段
31に記憶させると共に報知手段32に報知させる確認
時刻等報知制御手段36と、再確認信号S3を入力する
再確認信号入力手段37と、再確認信号S3に基づいて
記憶手段31から読み出して確認時刻を報知手段32に
再報知させる確認時刻再報知制御手段38と、計時手段
30が計時している現在時刻を報知手段32に報知させ
る現在時刻報知制御手段41とから構成されている。
【0034】図7の第2実施形態は、電子時計を備えた
電子式歩数計に適用されて実施された点検確認支援装置
である。この第2実施形態の点検確認支援装置は、時刻
を計時する計時手段30と、各種情報を記憶する記憶手
段31と、各種メッセージを報知する報知手段32と、
外出信号S1を入力する外出信号入力手段33と、外出
信号S1に基づいて記憶手段31から読み出して点検確
認メッセージを報知手段32に報知させる点検確認報知
制御手段34と、確認信号S2を入力する確認信号入力
手段35と、確認信号S2に基づいて計時手段30が計
時している現在時刻を確認時刻として記憶手段31に記
憶させると共に報知手段32に報知させる確認時刻等報
知制御手段36と、再確認信号S3を入力する再確認信
号入力手段37と、再確認信号S3に基づいて記憶手段
31から読み出して確認時刻を報知手段32に再報知さ
せる確認時刻再報知制御手段38と、利用者の歩数を検
出し歩数信号を出力する歩数検出手段39と、前記歩数
信号を計数し歩数を報知手段32に報知させる歩数報知
制御手段40と、計時手段30が計時している現在時刻
を報知手段32に報知させる現在時刻報知制御手段41
とから構成されている。歩数報知制御手段40は、例え
ば帰宅時等の所定時点での歩数を記憶手段31に記憶さ
せること、及び記憶された所定時点での歩数を読み出し
て報知手段32に再報知させる機能も有する。
【0035】これらの機能ブロック図を図1のブロック
回路図と対比すれば、計時手段30は計時回路16に、
外出信号入力手段33は外出スイッチ21に、確認信号
入力手段35は確認スイッチ22に、再確認信号入力手
段37は再確認スイッチ23に夫々対応する。報知手段
32は、液晶表示器18と表示器駆動回路17によって
構成された画面表示器と、スピーカー20と合成音生成
回路19によって構成された音声報知器に対応してい
る。記憶手段31はROM12とRAM13とによって
構成されている。点検確認報知制御手段34、確認時刻
等報知制御手段36、確認時刻再報知制御手段38、歩
数報知制御手段40、及び現在時刻報知制御手段41
は、CPU11とROM12によって夫々構成されてい
る。
【0036】点検確認メッセージの報知は、スピーカー
による点検確認の催告メッセージのアナウンスと、液晶
表示器による文字、数字、キャラクタの画面表示のいず
れか一方又は両方で行われる実施形態を説明したが、こ
れら音声表示や画面表示の他に光の点滅、ブザー音、振
動等を用いた報知も可能である。
【0037】なお、図6及び図7に機能ブロック図で示
した本発明に係る点検確認支援装置において、電子時計
の現在時刻報知機能は計時手段30、報知手段32及び
現在時刻報知制御手段41によって構成されているが、
現在時刻報知機能そのものは本発明とは直接の係わりは
ないので、その詳細な説明は省略されている。同様に、
図7に機能ブロック図で示した本発明に係る点検確認支
援装置において、電子歩数計の歩数報知機能は歩数検出
手段39、報知手段32及び歩数報知制御手段40によ
って構成されているが、歩数報知機能そのものも本発明
とは直接の係わりはないので、その詳細な説明は省略さ
れている。
【0038】以上詳細に説明したことから明らかな如
く、本発明に係る点検確認支援装置の利用者は、外出時
に例えば「電気、ガス、戸締まり大丈夫?」等の点検確認
メッセージ、「点検確認しました。いま9時16分で
す。」等の確認時刻メッセージの報知を受けて、安心し
て気持ち良く外出することになる。この安心は、安全点
検確認したことを確信できるからである。「9時16分」
という時刻、即ち確認時刻を記憶キーとして点検確認し
たことを脳裏に記憶できるからである。確認時刻は毎回
同じではないことが多い。従って確認時刻は記憶キーと
して最適なものである。
【0039】記憶された確認時刻は、はっきりと思い出
すことができる。少なくとも外出して1時間程度以内で
あれば、殆どの人が確認時刻をはっきりと思い出すこと
は明らかである。そして確認時刻を思い出すことによっ
て、点検確認した事実を思い出すことができる。
【0040】しかも、本発明にかかる携帯型の点検確認
支援装置においては、確認時刻は記憶手段に記憶され
る。そして、利用者は安全点検を再確認したい場合に
は、再確認スイッチを押せばよい。再確認スイッチが押
されれば、記憶手段に記憶された確認時刻が直ちに再報
知される。これによって、利用者は外出時に安全点検し
たことを再確認できる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る点検確認支援装置は、デジ
タル腕時計、携帯電話機、電子式歩数計等の一般に普及
している携帯型電子機器に適用して実施できるものであ
る。従って、操作し易く、低価格、携帯し忘れることが
ない携帯型点検確認支援装置が提供された。しかも外出
後には再確認ができるという特徴も有する。
【0042】このような顕著な効果が認められるので、
本発明の点検確認支援装置を利用することによって、利
用者は外出時や退出時の安全点検を能動的に且つ継続的
に行うようになると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子式歩数計に適用して実施した点検確認支援
装置の回路ブロック図である。
【図2】電子式歩数計に適用して実施した点検確認支援
装置の斜視図である。
【図3】点検確認支援装置の基本的な点検確認動作のフ
ローチャートである。
【図4】点検確認支援装置の基本的な再確認動作のフロ
ーチャートである。
【図5】点検確認支援装置のリセット処理動作のフロー
チャートである。
【図6】点検確認支援装置の第1実施形態の機能ブロッ
ク図である。
【図7】点検確認支援装置の第2実施形態の機能ブロッ
ク図である。
【図8】従来の点検確認支援装置のブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
10 携帯型容器 10a 下ケース 10b 上ケース 11 CPU 12 ROM 12a プログラム記憶部 12b メッセージ情報記憶部 12c メロディ情報記憶部 12d キャラクタ情報記憶部 12e 乱数表記憶部 13 RAM 13a 確認時刻記憶部 13b 歩数記憶部 14 発振回路 15 分周回路 16 計時回路 17 表示器駆動回路 18 液晶表示器 19 合成音生成回路 20 スピーカー 21 外出スイッチ 22 確認スイッチ 23 再確認センサ 24 加速度センサ 25 モード切り替えボタン 26 時刻設定ボタン 27 時刻合わせボタン 28 歩数計リセットボタン 30 計時手段 31 記憶手段 32 報知手段 33 外出信号入力手段 34 点検確認報知制御手段 35 確認信号入力手段 36 確認時刻等報知制御手段 37 再確認信号入力手段 38 確認時刻再報知制御手段 39 歩数検出手段 40 歩数報知制御手段 S1 外出信号 S2 確認信号 S3 再確認信号 T 確認時刻
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA00 AA05 AA06 AB06 AC03 AD06 AD07 BA04 DA00 EA01 EB01 EB11 EB13 EC01 EC03 EC05 EC07 ED02 EE00 EE04 EH01 FA00 FA14 GA00 GA06 5B049 AA01 CC31 CC48 DD01 FF04 FF06 GG06 5C087 AA05 BB21 BB72 DD03 DD24 EE05 EE06 EE08 FF01 FF04 FF23 GG18 GG66 GG70 GG83

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻を計時する計時手段と、各種情報を記
    憶する記憶手段と、各種メッセージを報知する報知手段
    と、外出信号を入力する外出信号入力手段と、外出信号
    に基づいて前記記憶手段から読み出して点検確認メッセ
    ージを前記報知手段に報知させる点検確認報知制御手段
    と、確認信号を入力する確認信号入力手段と、確認信号
    に基づいて前記計時手段が計時している現在時刻を確認
    時刻として前記記憶手段に記憶させると共に前記報知手
    段に報知させる確認時刻等報知制御手段と、再確認信号
    を入力する再確認信号入力手段と、再確認信号に基づい
    て前記記憶手段から読み出して確認時刻を前記報知手段
    に再報知させる確認時刻再報知制御手段と、これらの手
    段を収納する携帯型容器とから構成された点検確認支援
    装置。
  2. 【請求項2】前記携帯型容器は電子時計が収納された腕
    時計ケース、電子時計及び電話機が収納された携帯電話
    機ケース、又は電子時計及び電子歩数計が収納された歩
    数計ケースであることを特徴とする請求項1の点検確認
    支援装置。
JP2000091981A 2000-03-29 2000-03-29 点検確認支援装置 Pending JP2001283362A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8531771B2 (en) 2008-09-22 2013-09-10 Schott Ag LED light source with collimation optics

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