JP2001283037A - 多対多間取引支援用マッチング処理方法、マッチング処理システム、求車求荷支援方法、及び求車求荷支援システム - Google Patents

多対多間取引支援用マッチング処理方法、マッチング処理システム、求車求荷支援方法、及び求車求荷支援システム

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JP2001283037A
JP2001283037A JP2000099736A JP2000099736A JP2001283037A JP 2001283037 A JP2001283037 A JP 2001283037A JP 2000099736 A JP2000099736 A JP 2000099736A JP 2000099736 A JP2000099736 A JP 2000099736A JP 2001283037 A JP2001283037 A JP 2001283037A
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Hiroshi Shibata
寛 柴田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のトラック業者と複数の荷主との間で行わ
れる求車求荷の取引のように多対多間の取引をより有効
に支援する。 【解決手段】多対多間取引支援用マッチング処理システ
ムは、複数のサービス提供者A1〜An及び複数のサー
ビス購入者B1〜Bkの間の取引を支援するもので、双
方のクライアント10、20からの要求を受けて互いの
取引に関する条件を開示条件と非開示条件とに分けてデ
ータベース2、3に登録し、このデータベース2、3に
登録された取引に関する条件を評価しその評価結果に基
づいて双方の取引相手の候補をデータベース2、3から
抽出し、その候補の中から交渉相手を決定しその交渉相
手との間の取引成立を支援する処理を実行するマッチン
グ処理サーバ1を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多対多間取引支援
用マッチング処理方法、マッチング処理システム、求車
求荷支援方法、及び求車求荷支援システムに係り、特に
コンピュータ・ネットワークを利用して複数の売り手
(サービス・商品の提供者)と複数の買い手(サービス
・商品の購入者)との間の取引を支援する方法及びシス
テムの工夫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネットに代表されるよう
にコンピュータ技術やそのコンピュータ間を双方向に通
信可能に結ぶネットワーク技術の急速な普及を背景にし
て、金融やサービス関連等の分野を中心にして、いわゆ
る電子商取引が活発に行われるようになってきている。
【0003】この種の電子商取引には、単なる電子化の
枠を超え、コンピュータ技術やネットワーク技術の利点
を積極的に活用するビジネスモデル(商品・サービスの
販売方法、取引手法、決済方法等)について米国を中心
に既に多くのものが提案されている。例えば、コンピュ
ータネットワーク上で買い手が購入条件を提示し、その
条件で取引を希望する複数の売り手がネットワーク上で
応札し、これにより、買い手が最適と考える購入条件を
提示した売り手と契約する、いわゆる逆オークション方
式(例えば、米国特許第5、794、207号公報)等
が既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た逆オークション方式の場合は、たしかに1人の買い手
の提示条件に対して複数の売り手が応札する、多(売り
手)対1(買い手)の取引では有効であるが、例えば複
数のトラック業者と複数の荷主との間で行われる求車求
荷の取引のように多対多の取引では実際のところ適用困
難である。
【0005】本発明は、このような従来の事情を背景に
なされたもので、複数のトラック業者と複数の荷主との
間で行われる求車求荷の取引のように多対多間の取引を
より有効に支援することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、コンピュータ・システム
により複数の売り手及び複数の買い手の間の取引を支援
するマッチング処理方法であって、前記各売り手及び各
買い手の双方からの要求を受けて互いの取引に関する条
件を開示条件と非開示条件とに分けて登録するステップ
と、ここで登録された取引に関する条件を評価しその評
価結果に基づいて前記各売り手および各買い手の双方の
取引相手の候補を抽出するステップと、ここで抽出され
た候補の中から交渉相手を決定しその交渉相手との間の
取引成立を支援するステップと、を備えたことを特徴と
する。
【0007】請求項2記載の発明では、複数の売り手及
び複数の買い手の間の取引を支援するマッチング処理シ
ステムであって、前記各売り手及び各買い手の双方から
の要求を受けて互いの取引に関する条件を開示条件と非
開示条件とに分けて登録する登録手段と、この登録手段
により登録された取引に関する条件を評価しその評価結
果に基づいて前記各売り手および各買い手の双方の取引
相手の候補を抽出する抽出手段と、この抽出手段により
抽出された候補の中から交渉相手を決定しその交渉相手
との間の取引成立を支援する手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、コンピュータ・シ
ステムにより複数のトラック業者及び複数の荷主の間の
求車求荷を支援する求車求荷支援方法であって、前記各
トラック業者及び各荷主の双方からの要求を受けて互い
の求車求荷に関する条件を開示条件と非開示条件とに分
けて登録するステップと、ここで登録された求車求荷に
関する条件を評価しその評価結果に基づいて前記各トラ
ック業者および各荷主の双方の取引相手の候補を抽出す
るステップと、前記抽出された候補の中から交渉相手を
決定しその交渉相手との間の求車求荷の取引成立を支援
するステップと、を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、複数のトラック業
者及び複数の荷主の間の求車求荷を支援する求車求荷支
援システムであって、前記各トラック業者及び各荷主の
双方からの要求を受けて互いの求車求荷に関する条件を
開示条件と非開示条件とに分けて登録する登録手段と、
この登録手段により登録された求車求荷に関する条件を
評価しその評価結果に基づいて前記各トラック業者およ
び各荷主の双方の取引相手の候補を抽出する抽出手段
と、この抽出手段により抽出された候補の中から交渉相
手を決定しその交渉相手との間の求車求荷の取引成立を
支援する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記抽出手段は、前記トラック業者の開示
条件に適合する荷主を選定し、その選定された荷主の中
でトラック業者の非開示条件に適合するかどうかを判断
し、その判断で適合する荷主を取引相手の候補として抽
出する手段を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記抽出手段は、前記トラック業者の下限
運賃から希望運賃の範囲内で荷主の費用上限を満足する
条件を満たす最大の運賃を費用として仮決定する手段を
備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多対多間取引
支援用マッチング処理方法、そのマッチング処理システ
ム、求車求荷支援方法、及び求車求荷支援システムの実
施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
【0013】図1に示す多対多間取引支援用のマッチン
グ処理システムMSは、本例では例えば分散処理型ネッ
トワーク(例えばクライアント/サーバ型ネットワー
ク)で構成されるが、これに限らず、集中処理型ネット
ワークやその他のネットワーク形態のコンピュータ・シ
ステムを適用することが可能である。
【0014】本例のマッチング処理システムMSは、シ
ステム制御中枢を成すサーバとして機能するマッチング
処理サーバ1を備える。このサーバ1は、本発明の多対
多間取引支援用のマッチング処理(サーバ側のデータベ
ース制御を含む処理)に関するアルゴリズム(プログラ
ム)(後述参照)を記憶するROMやハードディスク等
の記憶媒体、そのプログラムを実行するCPU、その作
業記憶領域を成すメモリ、各種周辺機器(入力デバイ
ス、表示装置、通信系等)用I/OポートやI/F(イ
ンターフェース)を含むコンピュータ・アーキテクチャ
に拠るハードウェア及びソフトウェア、例えば1台又は
複数台の専用サーバやPCサーバ等で構築される。
【0015】マッチング処理サーバ1には、CPUのプ
ログラム実行により図示しないデータベース(DB)管
理システムを介して管理される複数のデータベース(D
B)、すなわちサービス提供者候補DB2、サービス購
入者候補DB3、マッチングDB4、および取引DB5
が一体又は別体に搭載される(各DB2〜DB5内の各
情報は後述参照)。
【0016】また、本例のマッチング処理システムMS
は、サーバ1に対して通信回線(公衆回線、専用回線
等)を介して通信可能に接続されるクライアント(端
末)を備える。このクライアントには、複数のサービス
・商品の提供者(以下、「サービス提供者」)A1〜A
nが利用するサービス提供者側クライアント(端末)1
0〜10と、複数のサービス・商品の購入者(以下「サ
ービス購入者」)B1〜Bnが利用するサービス購入者
側クライアント(端末)20〜20とが含まれる。
【0017】各クライアント10、20は、本発明の多
対多間取引支援用のマッチング処理(クライアント側の
処理)に関するアルゴリズム(プログラム)(後述参
照)を記憶するROMやハードディスク等の記憶媒体、
そのプログラムを実行するCPU、その作業記憶領域を
成すメモリ、各種周辺機器(入力デバイス、表示装置、
通信系等)用I/OポートやI/Fを含むコンピュータ
・アーキテクチャに拠るハードウェア及びソフトウェ
ア、例えばPC(パーソナル・コンピュータ)、携帯情
報端末(PDA)、携帯電話、PHS等の端末機器で構
成される。
【0018】ここで、マッチング処理システムMSの処
理例(情報登録処理、マッチング処理、及び取引成立処
理)を図2〜図8に基づいて説明する。
【0019】図2は、マッチング処理システムMSによ
る情報登録処理を説明するものである。この情報登録処
理では、マッチング処理サーバ1はステップSt1〜S
t4を、またサービス提供者側クライアント10はステ
ップSa1〜Sa9を、さらにサービス購入者側クライ
アント20はステップSb1〜Sb9をそれぞれ実行す
る。
【0020】まず、サービス提供者An側とサーバ1側
との間では、サービス提供者Anによるクライアント1
0の操作により、取引条件の設定に関する要求(取引条
件設定要求)をサーバ1に送信する(ステップSa
1)。サーバ1は、その取引条件設定要求を受信すると
(ステップSt1)、これに応答して所定フォーマット
の設定画面に関するデータをクライアント10に送信す
る(ステップSt2)。クライアント10は、そのデー
タを受けるとこれに応じた設定画面を表示する(ステッ
プSa2)。
【0021】そして、その設定画面上にてサービス提供
者Anによる取引条件の内の開示情報Snoの入力を待
ち(ステップSa3)、その入力がOKであるかどうか
判断し(ステップSa4)、この判断でNO(入力OK
でない)の場合はサービス提供者Anによる修正入力を
待ち(ステップSa5)、その後はステップSa4に戻
り同様の処理を繰り返す一方、YES(入力OKであ
る)の場合はステップSa6の処理に移行する。
【0022】このステップSa6の処理では、設定画面
上にてサービス提供者Anによる取引条件の内の非開示
条件Sncの入力を待つ。そして、その入力がOKであ
るかどうか判断し(ステップSa7)、この判断でNO
(入力OKでない)の場合はサービス提供者Anによる
修正入力を待ち(ステップSa8)、その後はステップ
Sa7に戻り同様の処理を繰り返す一方、YES(入力
OKである)の場合はステップSa9の処理に移行す
る。
【0023】このステップSa9の処理では、上記のよ
うにサービス提供者Anにより入力された取引条件、す
なわち開示情報Sno及び非開示条件Sncをサーバ1
側に送信する。すると、サーバ1は、その取引条件を受
信し(ステップSt3)、その開示情報Sno及び非開
示条件Sncを含むサービス提供者情報Sを所定のフォ
ーマットでサービス提供者候補DB2に登録する(ステ
ップSt4)。
【0024】以上の例は、サービス提供者Anの場合で
あるが、その他のサービス提供者の場合も同様の処理が
行われる。これにより、サービス提供者候補DB2に登
録される情報Sの一例を図3に示す。
【0025】一方、サービス購入者Bk側とサーバ1側
との間においても、上記と同様の処理が行われる。すな
わち、サービス購入者Bkによるクライアント20の操
作により、取引条件、すなわち開示情報Cko及び非開
示情報Ckcを入力し、サーバ1に送る(ステップSb
1〜Sb9)。サーバ1は、その取引条件である開示情
報Cko及び非開示情報Ckcを含むサービス購入者情
報Cをサービス購入者候補DB3に登録する(ステップ
St1〜St4)。その他のサービス購入者の場合も同
様の処理が行われる。これにより、サービス購入者候補
DB3に登録される情報Cの一例を図4に示す。
【0026】図5は、マッチング処理システムMSによ
るマッチング処理を説明するものである。このマッチン
グ処理では、マッチング処理サーバ1はステップSt1
1〜St8を、またサービス提供者側クライアント10
はステップSa11、Sa12を、さらにサービス購入
者側クライアント20はステップSb11、Sb12を
それぞれ実行する。
【0027】まず、サービス提供者An側とサーバ1側
との間では、サービス提供者Anによるクライアント1
0の操作により、マッチング情報をサーバ1側に要求す
る(ステップSa11)。サーバ1は、その要求を受け
ると(ステップSt11)、その要求先であるサービス
提供者Anの開示情報Snoを参照し(ステップSt1
2)、その開示情報Snoを満足するサービス購入者
(交渉相手の候補)をサービス購入者候補DB3の開示
情報を参照にして抽出する(ステップSt13)。
【0028】次いで、サーバ1は、上記で抽出されたサ
ービス購入者の非開示条件を参照し(ステップSt1
4)、その非開示条件を項目毎に予め設定された所定の
評価アルゴリズムに基づいて評価し、各評価値を計算
し、その各評価値から総合評価値を計算する(ステップ
St15)。評価アルゴリズムには、例えば費用や業者
等の項目毎に重み付け(評価係数)や絶対条件を設定し
て計算・評価するものを例示できる。
【0029】次いで、サーバ1は、総合評価値の高い上
位数社(例えば、指定数分の上位10社、5社、3社
等)のサービス購入者を取り出し(ステップSt1
6)、そのサービス購入者の評価結果を含むマッチング
情報Dn(SC)をマッチングDB4に保存し(ステッ
プSt17)、そのマッチング情報Dnを要求先である
サービス提供者An側のクライアント10に送る(ステ
ップSt18)。これにより、クライアント10は、そ
のマッチング情報Dnをサーバ1から取得する(ステッ
プSa12)。このサービス提供者向けマッチング情報
Dnの一例を図6に示す。
【0030】一方、サービス購入者Bk側とサーバ1側
との間においても、上記と同様の処理が行われる。ま
ず、サービス購入者Bkによるクライアント20の操作
により、マッチング情報を要求する(ステップSb1
1)。サーバ1は、その要求を受けると(ステップSt
11)、その要求先であるサービス購入者Bkの開示情
報Cnoを参照し(ステップSt12)、その開示情報
Cnoを満足するサービス提供者(交渉相手の候補)を
サービス提供者候補DB2の開示情報を参照にして抽出
する(ステップSt13)。
【0031】次いで、サーバ1は、上記で抽出されたサ
ービス購入者の非開示条件を参照し(ステップSt1
4)、その非開示条件を項目毎に予め設定された所定の
評価アルゴリズムに基づいて評価し、各評価値を計算
し、その各評価値から総合評価値を計算する(ステップ
St15)。評価アルゴリズムには、例えば費用や業者
等の項目毎に重み付け(評価係数)や絶対条件を設定し
て計算・評価するものを例示できる。
【0032】次いで、サーバ1は、総合評価値の高い上
位数社(例えば、指定数分の上位10社、5社、3社
等)のサービス提供者を取り出し(ステップSt1
6)、そのサービス提供者の評価結果を含むマッチング
情報Mk(SC)をマッチングDB4に保存し(ステッ
プSt17)、そのマッチング情報Mkを要求先である
サービス購入者Bk側のクライアント20に送る(ステ
ップSt18)。これにより、クライアント20は、そ
のマッチング情報Mkをサーバ1から取得する(ステッ
プSb12)。このサービス購入者向けマッチング情報
Mkの一例を図7に示す。
【0033】図8は、マッチング処理システムMSによ
る取引成立処理を説明するものである。この取引成立処
理では、マッチング処理サーバ1はステップSt21〜
St3を、またサービス提供者側クライアント10はス
テップSa21〜Sa24を、さらにサービス購入者側
クライアント20はステップSb21〜Sb24をそれ
ぞれ実行する。
【0034】まず、サービス提供者An側のクライアン
ト10は、上記のマッチング処理で得られたマッチング
情報Dnを表示し(ステップSa21)、その上位数社
のサービス購入者の中からサービス提供者Anの操作に
より所望の交渉相手を選択し、或いは予め設定された評
価条件(例えば、各評価項目に重み付けや絶対条件等の
総合評価値が一定値以上且つ指定評価項目が指定値以
上)を満たす場合は自動的に取引先を仮決定する(ステ
ップSa22)。そして、このように選択した交渉相手
に対して取引確定の入力を行い、或いは仮決定した交渉
相手からの承認を待つ(ステップSa23)。
【0035】これと同様に、サービス購入者Bk側のク
ライアント20でも、上記のマッチング処理で得られた
マッチング情報Mkを表示し(ステップSb21)、そ
の上位数社のサービス提供者の中からサービス購入者B
kの操作により所望の交渉相手を選択し、或いは予め設
定された評価条件(例えば、各評価項目に重み付けや絶
対条件等の総合評価値が一定値以上且つ指定評価項目が
指定値以上)を満たす場合は自動的に取引先を仮決定す
る(ステップSb22)。そして、このように選択した
交渉相手に対して取引確定の入力を行い、或いは仮決定
した交渉相手からの承認を待つ(ステップSb23)。
この承認は、場合によっては電話等で行うことも可能で
ある。
【0036】一方、サーバ1は、上記のマッチング処理
で互いの交渉相手の候補となるサービス提供者とサービ
ス購入者との双方からの取引確定に関する情報を元に、
該当する両者の取引確定入力が行われたか否かを判断す
る(ステップSt21)。そして、この判断でYES
(確定入力済み)の場合のみを取引成立とする処理を行
い、これにより両者のマッチング情報をマッチングDB
4から削除し、その両者の取引成立結果を取引DB5に
登録する(ステップSt22)。
【0037】そして、その取引成立結果を電子メール等
によりサービス提供者とサービス購入者との双方に送信
する(ステップSt23)。サービス提供者側クライア
ント10及びサービス購入者側クライアント20は、そ
の取引成立結果をそれぞれ受信する(ステップSa2
4、ステップSb24)。これにより、サービス提供者
及びサービス購入者の双方で互いの取引が成立した旨を
認知できる。
【0038】従って、本例によれば、従来の1人の売り
手が示す売り値等に応答して複数人の買い手が条件を提
示するオークション方式(1対多間の取引方式)や、1
人の買い手が示す買い値等に応答して複数人の売り手が
条件を提示する逆オークション方式(多対1間の取引方
式)では実現困難であると考えられる複数のサービス提
供者と複数のサービス購入者との多対多間の取引をより
有効に支援することが可能となり、これにより、双方が
提示する条件をマッチングさせて迅速且つ的確に自動評
価し、より最適の取引相手を選定することが可能とな
る。
【0039】なお、本例の活用例として、マッチング処
理サーバをインターネット上のウェブサーバ等のインタ
ーネットサーバに構築し、そのインターネットサーバ内
にマッチング処理に関するサーバ側のアルゴリズムに基
づくソフトウェアを実装することも可能である。この場
合、サービス提供者側とサービス購入者側の各クライア
ントはウェブブラウザ等を利用することによりウェブサ
ーバ等のインターネットサーバに要求を出しそこから必
要な情報を得ることができ、これにより、次のような手
順における処理が可能となる。
【0040】1)複数のサービス提供者と複数のサービ
ス購入者がそれぞれ必要な情報をインターネット上に掲
載し、これと同時に取引条件を入力する。
【0041】2)その取引条件の中で入力者が指定する
取引条件は非開示として第三者の目に触れないように
し、その他の取引条件は開示することで条件に適う取引
先を選定する。
【0042】3)取引条件の入力者にのみ、その評価詳
細情報を提示するようにし、取引先を選定する。総合評
価値の高い上位数社を候補として選定する。
【0043】4)これらの各評価項目に対する評価値と
総合評価値を一覧表示する。
【0044】5)入力者がそれらの候補から選定するこ
とにより、互いの条件に適合する取引相手を決定する。
【0045】6)なお、各評価項目には重み付け、絶対
条件などを設定し、総合評価が一定値以上で、かつ、指
定評価項目が指定値以上である場合は、自動的に取引先
を仮決定する。
【0046】次に、本例を求車求荷支援方法及び求車求
荷支援システムに適用した場合を図9及び図10に基づ
いて説明する。上記と同様の構成要素については、同一
又は同等の符号を付しその説明を簡略又は省略する。
【0047】図9に示す求車求荷支援システムは、求車
求荷マッチング処理サーバ1a、複数のサービス提供者
であるトラック業者(求荷側)A1〜Anが利用するク
ライアント(端末)10a〜10a、及び複数のサービ
ス購入者である荷主(求車側)B1〜Bkが利用するク
ライアント(端末)20aを備える。求車求荷マッチン
グ処理サーバ1aにはトラック業者候補DB2a、荷主
候補DB3a、マッチングDB4a、及び取引DB5a
が接続される。
【0048】求車求荷マッチング処理サーバ1aは、上
述のマッチング処理サーバと同様のアルゴリズムに基づ
く処理を実行する。このアルゴリズムの内、本例に特有
の者は、次の通りである。
【0049】1)トラック業者の開示する条件に適合す
る荷主を選定し、非開示条件に合うかどうかをチェック
する。
【0050】2)費用についてはトラック業者の下限運
賃から希望運賃の範囲で荷主の費用上限を満足する範囲
内の最も高い運賃を仮決定する。
【0051】3)費用上限が下限運賃を満足しない場合
はマイナス評価とする。
【0052】4)マイナス評価の場合でも荷主が取引を
成立させればトラック業者の下限運賃を適用する。
【0053】ここで、上記のアルゴリズムをベースにし
た求車求荷マッチング処理サーバ1aによる荷主に対す
る評価(コストのみ)計算例を図9に基づいて説明す
る。
【0054】まず、サーバ1aは、複数のトラック業者
A1〜Anからの求荷情報及び複数の荷主B1〜Bkか
らの求車情報を双方の取引条件として入力する(ステッ
プSt31)。
【0055】複数のトラック業者A1〜Anからの求荷
情報には、次のような開示情報及び非開示条件が含まれ
る。すなわち、開示情報には、荷物情報(荷姿、重量、
大きさ、温度/振動等特殊条件(温度監視の要否な
ど)、出発日時場所(出発地、出発日時、到着地、到着
日時など)、希望(下限)輸送費、トラック条件(トン
以下車両など)等が含まれる。また、非開示条件には、
上限輸送費、保証又は業者指定、評価項目(コスト、業
者)毎の評価係数等が含まれる。
【0056】複数の荷主B1〜Bkからの求車情報に
は、次のような開示情報及び非開示条件が含まれる。す
なわち、開示情報には、出発・到着日時場所(範囲)、
目的地、トラック情報(トン数、トラック台数、荷物、
輸送条件など)、希望輸送費(単価)等が含まれる。ま
た、非開示条件には、限界輸送費(単価)、評価項目毎
の評価係数等が含まれる。
【0057】次いで、トラック業者側の開示する条件を
ベースにトラック希望輸送費Cb及びトラック限界輸送
費Caを計算する(ステップSt32)。この場合の計
算式は、「Cb=B・W・L」、「Cb=A・W・L」
となる。この両式において、Bは希望輸送費(単価)
(トラック業者側の開示情報)、Aは限界輸送費(単
価)(トラック業者側の非開示条件)、Wは重量(荷主
側の開示情報)、Lは走行量(荷主側の開示情報)であ
る。
【0058】次いで、上記計算で求まるCb、Caと、
荷主側の開示情報である希望(下限)輸送費a及び非開
示情報である上限輸送費bの4つのパラメータを用い
て、各パラメータ間の大小条件で評価を行い、費用を求
める(ステップSt33)。
【0059】例えば、Ca>bの場合は、図10に示
すように、コスト評価値=(b−Ca)×k(kはコス
ト評価係数、以下同じ)がマイナス値で、費用=Ca
(トラック限界輸送費)となる。Cb>b>Ca>a
の場合は、図示のようにコスト評価値=0で、費用=b
(荷主側の上限輸送費)となる。b>Cb>a、Ca
>aの場合は、図示のようにコスト評価値=(b−C
b)×kがプラス値で、費用=Cb(トラック希望輸送
費)となる。Cb>aの場合も、図示のように上記
の場合と同様にコスト評価値=(b−Cb)×kがプラ
ス値で、費用=Cbとなる。
【0060】本発明は、上記のほか、本発明の趣旨に逸
脱しない範囲内で種々に変形実施できることは言うまで
もない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のトラック業者と複数の荷主との間で行われる求車
求荷の取引のように多対多間の取引をより有効に支援す
る多対多間取引支援用マッチング処理方法、マッチング
処理システム、求車求荷支援方法、及び求車求荷支援シ
ステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多対多間取引支援用マッチング処
理システムの実施形態の全体構成を示す概要図。
【図2】マッチング処理システムによる情報登録処理例
を示す概略フローチャート。
【図3】サービス提供者側取引条件のデータ例を示す
図。
【図4】サービス購入者側取引条件のデータ例を示す
図。
【図5】マッチング処理システムによるマッチング処理
例を示す概略フローチャート。
【図6】サービス提供者向けマッチング情報を示す図。
【図7】サービス購入者向けマッチング情報を示す図。
【図8】マッチング処理システムによる取引成立処理例
を示す概略フローチャート。
【図9】求車求荷支援システムの全体構成を示す概念
図。
【図10】求車求荷マッチング処理システムのコスト評
価計算例を示す概略フローチャート。
【符号の説明】
1 マッチング処理サーバ 2 サービス提供者候補DB 3 サービス購入者候補DB 4 マッチングDB 5 取引DB 10 サービス提供者側クライアント(端末) 20 サービス購入者側クライアント(端末) MS 多対多間取引支援用マッチング処理システム MS1 求車求荷支援処理システム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ・システムにより複数の売
    り手及び複数の買い手の間の取引を支援するマッチング
    処理方法であって、 前記各売り手及び各買い手の双方からの要求を受けて互
    いの取引に関する条件を開示条件と非開示条件とに分け
    て登録するステップと、 前記登録された取引に関する条件を評価しその評価結果
    に基づいて前記各売り手および各買い手の双方の取引相
    手の候補を抽出するステップと、 前記抽出された候補の中から交渉相手を決定しその交渉
    相手との間の取引成立を支援するステップと、を備えた
    ことを特徴とする多対多間取引支援用マッチング処理方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の売り手及び複数の買い手の間の取
    引を支援するマッチング処理システムであって、 前記各売り手及び各買い手の双方からの要求を受けて互
    いの取引に関する条件を開示条件と非開示条件とに分け
    て登録する登録手段と、 前記登録手段により登録された取引に関する条件を評価
    しその評価結果に基づいて前記各売り手および各買い手
    の双方の取引相手の候補を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された候補の中から交渉相手を
    決定しその交渉相手との間の取引成立を支援する手段
    と、を備えたことを特徴とする多対多間取引支援用マッ
    チング処理方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータ・システムにより複数のト
    ラック業者及び複数の荷主の間の求車求荷を支援する求
    車求荷支援方法であって、 前記各トラック業者及び各荷主の双方からの要求を受け
    て互いの求車求荷に関する条件を開示条件と非開示条件
    とに分けて登録するステップと、 前記登録された求車求荷に関する条件を評価しその評価
    結果に基づいて前記各トラック業者および各荷主の双方
    の取引相手の候補を抽出するステップと、 前記抽出された候補の中から交渉相手を決定しその交渉
    相手との間の求車求荷の取引成立を支援するステップ
    と、 を備えたことを特徴とする求車求荷支援方法。
  4. 【請求項4】 複数のトラック業者及び複数の荷主の間
    の求車求荷を支援する求車求荷支援システムであって、 前記各トラック業者及び各荷主の双方からの要求を受け
    て互いの求車求荷に関する条件を開示条件と非開示条件
    とに分けて登録する登録手段と、 前記登録手段により登録された求車求荷に関する条件を
    評価しその評価結果に基づいて前記各トラック業者およ
    び各荷主の双方の取引相手の候補を抽出する抽出手段
    と、 前記抽出手段により抽出された候補の中から交渉相手を
    決定しその交渉相手との間の求車求荷の取引成立を支援
    する手段と、を備えたことを特徴とする求車求荷支援シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発明において、 前記抽出手段は、前記トラック業者の開示条件に適合す
    る荷主を選定し、その選定された荷主の中でトラック業
    者の非開示条件に適合するかどうかを判断し、その判断
    で適合する荷主を取引相手の候補として抽出する手段を
    備えたことを特徴とする求車求荷支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の発明において、 前記抽出手段は、前記トラック業者の下限運賃から希望
    運賃の範囲内で荷主の費用上限を満足する条件を満たす
    最大の運賃を費用として仮決定する手段を備えたことを
    特徴とする求車求荷支援システム。
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