JP2001282612A - メモリコントローラ - Google Patents

メモリコントローラ

Info

Publication number
JP2001282612A
JP2001282612A JP2000095540A JP2000095540A JP2001282612A JP 2001282612 A JP2001282612 A JP 2001282612A JP 2000095540 A JP2000095540 A JP 2000095540A JP 2000095540 A JP2000095540 A JP 2000095540A JP 2001282612 A JP2001282612 A JP 2001282612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
request
write
read
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000095540A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Funakubo
則之 船窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2000095540A priority Critical patent/JP2001282612A/ja
Publication of JP2001282612A publication Critical patent/JP2001282612A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のユニットによりメモリを共有するシス
テムにおいてメモリアクセス制御を効率的に行う。 【解決手段】 メモリアクセス要求を格納するためのリ
クエストFIFO、メモリリード要求の場合にメモリか
ら読み出したデータを格納するためのリードFIFOお
よびメモリライト要求の場合にメモリに書き込むデータ
を格納するためのライトFIFOを、それぞれユニット
ごとに設置する。複数のメモリアクセス要求が発生した
場合はアクセスする順番を決定し、連続するアクセス要
求に係るメモリアクセス位置が、一定の範囲内である場
合は、次のメモリアクセスに係るプリチャージを簡易化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のユニット
から1のメモリに対するアクセス要求に対応し、該メモ
リに対するアクセス制御を行うメモリコントローラに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の信号処理システムにおいては、シ
ステム内に複数のMPU(Micro Processor Unit;以
下、単にユニットと記述する)を設け、多種多様の信号
処理を実現している。このようなシステムの性能を向上
させるためには、高速なメモリ装置をユニットごとに設
けるのが望ましいが、高速メモリはコスト高であるた
め、複数のユニットで1つの高速メモリを共有する場合
が多い。
【0003】図7は、このようなメモリ共有システムの
典型例を示したものである。このシステムでは、3つの
ユニット61,62,63によりメモリ65を共有して
おり、各ユニットはメモリ65にアクセスして、データ
の読み出しや書き込みをすることが可能である。この具
体的なメモリアクセス動作について、タイムチャートを
参照しながら説明する。
【0004】図8は、ユニット61から所定データの読
み出し要求「リード61」があった場合におけるシステ
ム各部のデータの流れを示したタイムチャートである。
制御部64は、この要求をユニット61から受けると、
要求に対応するコマンドをメモリ65に出力する。そし
て、メモリ65はこのコマンドを受け、所定のデータを
データバスライン66に出力する。図中では、4ワード
のデータ「D1D2D3D4」の例が示されている。そ
して、このデータはデータバスライン66を介してユニ
ット61に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたメモリアク
セスの方法においては、メモリ65からのデータをユニ
ット61が受け取り終わるまで、データバスライン66
はユニット61に占有されるため、他のユニットは使用
することができない。そして、データバスライン66か
らユニット61へのデータ供給はユニット61の動作ク
ロックCLK61に同期して行われるため、この動作ク
ロックCLK61が低速である場合は、他のユニットの
処理が不当に遅滞する問題があった。
【0006】図9は、ユニット61およびユニット62
からメモリアクセス要求が発生した場合のシステム各部
のデータの流れを示したタイムチャートである。同図に
おいて、メモリ65に係る処理内容を検討すると、ユニ
ット61に係る処理とユニット62に係る処理との間
(図中の区間T61)では、メモリ65は特に処理を行
っておらず、、高速処理が可能なメモリ65の性能が生
かされているとはいえない問題もあった。
【0007】本発明は以上の点を鑑みて行われたもので
あり、複数のユニットで1つの高速メモリを共有するシ
ステムにおいて、各ユニットから要求されるメモリアク
セスを効率的に行うためのメモリコントローラを提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に記載のメモリコントローラにあって
は、複数のユニットから1のメモリに対する書き込みま
たは読み出し要求を受け、メモリに対する書き込みまた
は読み出し制御を行うメモリコントローラにおいて、前
記複数のユニットに対応して各々設けられ、各々当該ユ
ニットから出力される書き込み要求または読み出し要求
を当該ユニットの動作クロックに同期して格納し、前記
メモリの動作クロックに同期して出力する複数のリクエ
ストFIFOと、前記複数のユニットに対応して各々設
けられ、各々当該ユニットから出力される前記メモリに
対する書き込みデータを当該ユニットの動作クロックに
従って格納し、前記メモリの動作クロックに同期して前
記メモリに出力する複数のライトFIFOと、前記複数
のユニットに対応して各々設けられ、各々当該ユニット
からの要求によって前記メモリから読み出されたデータ
を前記メモリの動作クロックに同期して格納し、当該ユ
ニットの動作クロックに同期して当該ユニットに出力す
る複数のリードFIFOと、いずれかのユニットに対応
した前記リクエストFIFOに実行未了の書き込み要求
が残っており、かつ、前記メモリに対するアクセスが可
能である場合に、当該ユニットに対応した前記ライトF
IFOに格納された書き込みデータを当該書き込み要求
に従って前記メモリに書き込む処理を前記メモリの動作
クロックに同期して行い、いずれかのユニットに対応し
た前記リクエストFIFOに実行未了の読み出し要求が
残っており、かつ、前記メモリに対するアクセスが可能
である場合に、当該読み出し要求に従って前記メモリか
らデータを読み出し、当該ユニットに対応した前記リー
ドFIFOに書き込む処理を前記メモリの動作クロック
に同期して行う制御手段とを具備することを特徴とする
ものである。
【0009】また、請求項2に記載のメモリコントロー
ラにあっては、請求項1に記載のメモリコントローラに
おいて、前記メモリはバンク構造をとり、バンク位置、
ローアドレスおよびカラムアドレスにより1のメモリ領
域が特定されるものであり、前記制御手段は、複数の書
き込み要求または読み出し要求に対応した処理を連続し
て実行する場合において、 a.メモリに対する書き込みまたは読み出し要求が複数
発生した場合において、現在実行している書き込みまた
は読み出し要求において最後にアクセスするメモリ領域
のバンク位置およびローアドレスの値と、次に実行する
書き込みまたは読み出し要求において最初にアクセスす
るメモリ領域のバンク位置およびローアドレスの値とが
一致する場合、または b.現在実行している書き込みまたは読み出し要求にお
いて最後にアクセスするメモリ領域のバンク位置と、次
に実行する書き込みまたは読み出し要求において最初に
アクセスするメモリ領域のバンク位置とが一致しない場
合に、次に書き込みまたは読み出し要求を実行する際の
プリチャージを省略することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で任意に変
更可能である。
【0011】A:実施形態の構成 図1は、本発明に係るメモリコントローラ10を用い
て、複数のユニット1,2,3によりメモリ30を共有
するメモリ共有システムMSを構成した一例を示したも
のである。同図に示すように、メモリコントローラ10
は、リクエストFIFO101〜103、リードFIF
O201〜203、ライトFIFO301〜303、制
御部20を含んで構成される。
【0012】リクエストFIFO(First In First Ou
t)101〜103は、各ユニットに対応して設けられ
ており、ユニットからのメモリアクセス要求を一時的に
格納するためのメモリである。本実施形態では、ユニッ
ト1,2,3からのメモリアクセス要求は、それぞれリ
クエストFIFO101,102,103に格納され
る。
【0013】リードFIFO201〜203は、メモリ
30に対して読み取り(リード)要求を行った結果、メ
モリ30から出力されたデータを一時的に格納するため
のメモリであり、このリードFIFO201〜203
も、ユニットごとに設けられている。例えばユニット1
からリード要求のあった場合、まず、要求に対するデー
タがデータバスライン40を介してリードFIFO20
1に格納され、その後そのデータがリードFIFO20
1からユニット1に供給される。
【0014】ライトFIFO301〜303は、メモリ
30に対して書き込み(ライト)要求を行う場合に、メ
モリ30に書き込むべき具体的なデータを格納するため
のメモリであり、このライトFIFO301〜303
も、ユニットごとに設けられている。例えばユニット1
によりメモリに書き込みを行う場合、ユニット1からそ
の旨のメモリアクセス要求がリクエストFIFO101
に供給されるとともに、書き込むべきデータがライトF
IFO301に格納されることになる。そして、その後
ライトFIFO301に格納されたデータは、データバ
スライン40を介してメモリ30に供給されることにな
る。
【0015】ここで、本実施形態においては、上述した
各FIFOとユニットとの間のデータの処理は、各ユニ
ットの動作クロックに同期して行われるが、その他のデ
ータの処理はすべてメモリ30の動作クロックMCLK
に同期して行われる。よって、たとえユニット1の動作
クロックが低速であった場合でも、従来のようにデータ
バスライン40が不当に占有されてしまう事態にはなら
ず、効率的なメモリアクセス動作が可能となる。
【0016】図2は、ユニット1〜3から発生するメモ
リアクセス要求の具体的内容を示したものである。この
ように、メモリアクセス要求は、リード/ライト情報、
スタートアドレス情報、転送ワードおよびアドレス増減
情報の各情報から構成される。リード/ライト情報と
は、メモリアクセス要求の目的を示す情報である。具体
的には、メモリからのデータ読み出しを行う(リード)
要求であるか、メモリにデータを書き込む(ライト)要
求であるかを指定するものである。スタートアドレス情
報とは、アクセスを開始するメモリの位置(アドレス)
を指定するための情報である。
【0017】また、転送ワード数とは、メモリからデー
タを読み出すワード数、あるいはメモリにデータを書き
込むワード数を指定する情報である。本実施形態におい
ては、1のアドレスに対して1ワードに相当するデータ
が格納されている。よって、複数のワード数を指定する
ことにより、複数のアドレスに格納されるデータの読み
出し(リード)要求をすることも可能である。アドレス
増減情報とは、「+(正方向)」あるいは「−(マイナ
ス方向)」のいずれかにより指定される情報である。こ
れは、複数のアドレスに対してのアクセスを行う場合、
最初にアクセスしたアドレスに対して、アドレスが増加
する方向にアクセスを行うのか、アドレスが減少する方
向にアクセスを行うのかを指定する情報である。
【0018】なお、図2に示したアクセス要求は、リー
ド/ライト情報として「リード」、スタートアドレス情
報として「1000番地」、転送ワード数として「4ワ
ード」、アドレス増減情報として「+」がそれぞれ指定
された例である。すなわち、このアクセス要求は、メモ
リのアドレス1000番地からアドレスの正方向に向か
い4ワード分のデータを読み込む内容のものであること
を示している。
【0019】再び、図1に戻って構成の説明を行う。制
御部20は、上述した各種のメモリアクセス要求をリク
エストFIFO101〜103から1つずつ取り出すと
ともに、その要求に対応するコマンドをメモリ30に対
して出力する装置である。図3は、制御部20の内部構
成を示したものである。同図に示すように、制御部20
は、リクエスト制御部21、レジスタ22,23、アド
レス比較部24、メモリアクセス方法決定部25から構
成されている。
【0020】リクエスト制御部21は、リクエストFI
FO101〜103に格納されるメモリアクセス要求を
検出するとともに、いずれか1つを選択して出力する制
御を行う装置である。このリクエスト制御部21の選択
制御方法は任意であり、例えば、リクエストFIFOに
要求が格納された順に優先順位をつけ、優先順位が高い
要求の順に選択することとしてもよい。また、各ユニッ
トに対する優先度をあらかじめ決定しておき、その優先
度に従いメモリアクセス要求を取り出す制御を行っても
よい。
【0021】レジスタ22およびレジスタ23はメモリ
アクセス要求をそれぞれ1つずつ格納することができる
レジスタである。双方とも、リクエスト制御部21から
出力されたメモリアクセス要求を格納する点において共
通するが、以下の点において異なる。レジスタ23は、
現在実行しているメモリアクセスに対応する要求を格納
するためのレジスタである。言い換えれば、レジスタ2
3に格納されたメモリアクセス要求に対応するコマンド
が制御部20からメモリ30に出力されている。そし
て、レジスタ22は、複数のメモリアクセス要求があっ
た場合に、現在実行しているメモリアクセス要求の次に
実行を予定するメモリアクセス要求を格納するためのレ
ジスタである。
【0022】アドレス比較部24は、レジスタ22とレ
ジスタ23に格納されているそれぞれのメモリアクセス
要求の内容を比較する装置である。例えば、レジスタ2
3に格納される要求が、メモリアドレス1000番地か
ら1003番地に格納されるデータを読み出す要求であ
り、レジスタ22に格納される要求が、メモリアドレス
2000番地から2003番地に格納されるデータを読
み出す要求であった場合、アドレス比較部24は、アド
レス1003番地と2000番地の比較を行う。すなわ
ち、現在実行されているメモリアクセス要求において最
後にアクセスするメモリアドレスと、次に実行する予定
のメモリアクセス要求において最初にアクセスするメモ
リアドレスの内容を比較するのである。なお、最後にア
クセスするメモリアドレス値は、メモリアクセス要求に
含まれるスタートアドレス、転送ワード数およびアドレ
ス増減情報から一義に決定される。
【0023】メモリアクセス方法決定部25は、以上の
比較結果を受け、次に実行するメモリアクセス要求に対
するアクセス方法を決定する装置である。一般に、メモ
リアクセスを続けて行う場合には、アクセスとアクセス
の間にプリチャージといわれるリセット期間を設ける必
要がある。しかし、先に実行されているメモリアクセス
要求において最後にアクセスするメモリアドレスと、次
に実行する予定のメモリアクセス要求において最初にア
クセスするメモリアドレスとの間に一定の関係がある場
合は、プリチャージの必要がなくなる。メモリアクセス
方法決定部25は、このメモリの特質を踏まえて、アド
レス比較部24による比較結果よりプリチャージの必要
性の有無を判断するとともに、具体的にメモリアクセス
コマンドをメモリ30に対して出力する装置である。
【0024】このメモリの特質についてさらに詳述す
る。本実施形態に係るメモリ共有システムMSにおいて
は、メモリ30として、多重バンク構造のDRAM(Dy
namic Random Access Memory)を採用している。多重バ
ンク構造のDRAMとは、メモリ領域を複数のバンクに
分割したDRAMであり、このバンクの切替を行いなが
らメモリアクセスを行うものとして知られている。ま
た、この多重バンク構造のDRAMは、バンク、ローア
ドレスおよびカラムアドレスを指定することにより1の
メモリ領域が特定される。
【0025】ここで、DRAMの特定のメモリ領域にア
クセスを行う場合は、はじめにバンクを指定後、ローア
ドレスを供給し、そのローアドレスに接続されているメ
モリ領域を立ち上げる。そして、カラムアドレスを供給
させ、立ち上がっているメモリ領域の中の一箇所を特定
する。そして、上述したように、1のメモリアクセスと
次のメモリアクセスとの間には、プリチャージといわれ
るリセット動作を行う必要がある。
【0026】しかし、後続して実行されるメモリアクセ
スの位置(アドレス)が、すでに立ち上げられたメモリ
領域の中である場合、すなわち、同一のローアドレスで
ある場合は、改めてメモリ領域の立ち上げを行う必要が
ないため、プリチャージを改めて行う必要がない。ま
た、後続して実行されるメモリアクセスの位置(アドレ
ス)が、異なるバンク領域であった場合も改めてプリチ
ャージを行う必要がない。これは、先行してメモリアク
セスが実行されている間に、該アクセスに関係のないバ
ンクについては予めプリチャージを行っておくことが可
能であることによるものである。
【0027】本実施形態に係るメモリコントローラ10
においては、以上のメモリの特質を利用し、効率の良い
メモリアクセス制御を行っている。具体的には、前述し
たアドレス比較部24の結果により、上記に示したプリ
チャージが不要となる例に該当しないかを判別し、不要
である場合は改めてプリチャージを行わないアクセス制
御を行っている。
【0028】B:実施形態の動作 次に、図面を用いて本実施形態の動作の説明を行う。図
4は、本実施形態に係るメモリ共有システムMSにおい
て、ユニット1およびユニット2からメモリアクセス要
求(それぞれ4ワード分のリード要求)が発生した場合
の、メモリ共有システムMS各部のデータの流れを示し
たタイムチャートである。
【0029】この場合、ユニット1から発生したメモリ
読み出し要求「リード1」が、まず、ユニット1用のリ
クエストFIFO101に格納される。この時点では他
のメモリアクセスは行われていないため、ユニット1の
読み出し要求「リード1」はすぐに実行が開始される。
すなわち、かかる要求はレジスタ23に格納され、その
要求に応じたコマンドが制御部20からメモリ30に出
力される。そして、メモリ30はこのコマンドを受け、
コマンドに応じたデータ11〜14をデータバスライン
40を介してリードFIFO201に供給する。その
後、このデータ11〜14はユニット1に供給され、ユ
ニット1からのメモリ読み出し要求「リード1」に係る
一連の処理は終了する。
【0030】図4に示す例では、さらにユニット2から
もメモリ読み出し要求「リード2」が発生した場合を想
定している。このメモリ読み出し要求「リード2」はリ
クエストFIFO102に格納される。ユニット2から
のアクセス要求の発生時点においては、ユニット1から
のメモリ読み出し要求「リード1」が処理中である。す
なわち、データバスライン40はリードFIFO201
とメモリ30との間で占有されている状態にある。この
ため、制御部20のリクエスト制御部21は、リクエス
トFIFO102に格納されている読み出し要求「リー
ド2」をレジスタ22に格納し、次に実行するべきメモ
リ読み出し要求として取扱う。
【0031】そして、アドレス比較部24は、レジスタ
22とレジスタ23にそれぞれ格納されるメモリ読み出
し要求の内容を比較する。具体的には、アドレス比較部
24は、ユニット1からのメモリ読み出し要求において
最後にアクセスを行うメモリアドレス(この例ではデー
タ14が格納されているアドレス)と、ユニット2から
のメモリ読み出し要求において最初にアクセスを行うア
ドレス(この例ではデータ21が格納されているアド
レ)の値を比較する。上述したように、メモリアクセス
方法決定部25は、この比較結果をもとにして、次に処
理を行うユニット2からのメモリ読み出し要求を開始す
る際にプリチャージを行う必要性の有無を判断する。
【0032】図4は、メモリアクセス方法決定部25
が、プリチャージが必要であると判断した場合のタイム
チャートである。図中においてはプリチャージを含むリ
ードコマンドを3クロックにより行う例が示されてお
り、メモリアクセス方法決定部25からは、プリチャー
ジを行うべきコマンドが出力されるので、ユニット2に
係るメモリアクセスについても3クロック分のリードコ
マンドが実行されている。
【0033】図5は、メモリアクセス方法決定部25
が、プリチャージが必要でないと判断した場合のタイム
チャートである。すなわち、図中においてはユニット1
からのメモリアクセスと、ユニット2からのメモリアク
セスの間にタイムラグが生じない例が示されており、よ
り迅速なメモリアクセスが実現されることになる。
【0034】図6は、ユニット1からメモリ読み出し
(リード)要求があり、ユニット2からメモリ書き込み
(ライト)要求があった場合の例を示したものである。
前述した図5の例に比較し、ユニット2からのメモリア
クセス要求がライト要求(4ワード分の書き込み要求)
である点のみが異なっている。
【0035】ユニット2からのメモリ書き込み要求の発
生時においては、ユニット1からのメモリ読み出し要求
「リード1」が処理中であるため、制御部20のリクエ
スト制御部21は、リクエストFIFO102に格納さ
れている書き込み要求「ライト2」をレジスタ22に格
納する。一方、ユニット2からライトFIFO302に
対して、メモリに書き込むべき4ワード分のデータが出
力される。これは、各FIFOとユニット間のデータ授
受が、データバスライン40と独立して行うことができ
ることに基づくものである。
【0036】このようにして、ユニット1に係るメモリ
読み出し要求が実行されている間に、ライトFIFO3
02に、次に実行されるメモリ書き込み要求においてメ
モリに書き込むべきデータが格納されることになる。よ
って、データバスライン40がユニット2の処理に使用
できるようになった場合、即座にデータバスライン40
を介してメモリ30に記録を行うことが可能となる。図
6中に示したメモリ30に係る処理内容を検討すると、
ユニット1に係る処理に連続してユニット2に係る処理
が行われており、効率的なメモリアクセスが実現されて
いる。
【0037】なお、図6に示した例では、ユニット2に
係るメモリ書き込み処理を行う際に、プリチャージを行
っている例を示しているが、上述図5に示した例と同様
にプリチャージが省略できる場合もあり、この場合はさ
らに効率的なメモリアクセス制御が可能となる。
【0038】C:実施形態の効果 以上説明したように、本実施形態に係るメモリ共有シス
テムMSによれば、複数のメモリアクセス要求があった
場合においても、効率よく迅速にメモリアクセスを行う
ことが可能である。
【0039】D:変形例 以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施
形態はあくまで例示であり、本発明の趣旨から逸脱しな
い範囲内で任意に変形をすることができる。例えば以下
のようなものが考えられる。
【0040】(変形例1)上記実施形態においては、3
つのユニット1〜3により1つのメモリ30を共有する
システムの例を説明したが、ユニットの数をさらに増や
したシステムにおいても当然適用が可能である。また、
複数のメモリを複数のユニットにより共有させるシステ
ムとしてもよい。この場合は、データバスラインをメモ
リごとに設け、各データバスラインの切替制御をメモリ
コントローラが行うことにより、上述した実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0041】(変形例2)上記実施形態においてはメモ
リとしてDRAMを用いたメモリ共有システムの例を示
したが、例えばSRAMやSDRAMをメモリとして採
用したメモリ共有システムに適用しても同様の効果を得
ることができる。なお、SDRAMを採用した場合は、
SDRAMのオートプリチャージ機能を利用することに
より、さらにメモリアクセスの効率を向上させることも
できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るメモリコン
トローラによれば、複数のユニットでメモリを共有する
メモリ共有システムにおいて、各ユニットからのメモリ
アクセスを効率よく制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるメモリ共有シス
テムの構成図を示したものである。
【図2】 同システムにおけるメモリアクセス要求の内
容を説明するための図である。
【図3】 同システムにおける制御部の構成図である。
【図4】 同システムの動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図5】 同システムの動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図6】 同システムの動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図7】 従来のメモリ共有システムの一構成図を示し
たものである。
【図8】 同システムの動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図9】 同システムの動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1,2,3…ユニット 10…メモリコントローラ 20…制御部 21…リクエスト制御部 22,23…レジスタ 24…アドレス比較部 25…メモリアクセス方法決定部 30…メモリ 40…データバスライン 101,102,103…リクエストFIFO 201,202,203…リードFIFO 301,302,303…ライトFIFO MS…メモリ共有システム 61,62,63…ユニット 64…制御部 65…メモリ 66…データバスライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユニットから1のメモリに対する
    書き込みまたは読み出し要求を受け、メモリに対する書
    き込みまたは読み出し制御を行うメモリコントローラに
    おいて、 前記複数のユニットに対応して各々設けられ、各々当該
    ユニットから出力される書き込み要求または読み出し要
    求を当該ユニットの動作クロックに同期して格納し、前
    記メモリの動作クロックに同期して出力する複数のリク
    エストFIFOと、 前記複数のユニットに対応して各々設けられ、各々当該
    ユニットから出力される前記メモリに対する書き込みデ
    ータを当該ユニットの動作クロックに従って格納し、前
    記メモリの動作クロックに同期して前記メモリに出力す
    る複数のライトFIFOと、 前記複数のユニットに対応して各々設けられ、各々当該
    ユニットからの要求によって前記メモリから読み出され
    たデータを前記メモリの動作クロックに同期して格納
    し、当該ユニットの動作クロックに同期して当該ユニッ
    トに出力する複数のリードFIFOと、 いずれかのユニットに対応した前記リクエストFIFO
    に実行未了の書き込み要求が残っており、かつ、前記メ
    モリに対するアクセスが可能である場合に、当該ユニッ
    トに対応した前記ライトFIFOに格納された書き込み
    データを当該書き込み要求に従って前記メモリに書き込
    む処理を前記メモリの動作クロックに同期して行い、い
    ずれかのユニットに対応した前記リクエストFIFOに
    実行未了の読み出し要求が残っており、かつ、前記メモ
    リに対するアクセスが可能である場合に、当該読み出し
    要求に従って前記メモリからデータを読み出し、当該ユ
    ニットに対応した前記リードFIFOに書き込む処理を
    前記メモリの動作クロックに同期して行う制御手段とを
    具備することを特徴とするメモリコントローラ。
  2. 【請求項2】 前記メモリはバンク構造をとり、バンク
    位置、ローアドレスおよびカラムアドレスにより1のメ
    モリ領域が特定されるものであり、 前記制御手段は、複数の書き込み要求または読み出し要
    求に対応した処理を連続して実行する場合において、 a.メモリに対する書き込みまたは読み出し要求が複数
    発生した場合において、現在実行している書き込みまた
    は読み出し要求において最後にアクセスするメモリ領域
    のバンク位置およびローアドレスの値と、次に実行する
    書き込みまたは読み出し要求において最初にアクセスす
    るメモリ領域のバンク位置およびローアドレスの値とが
    一致する場合、または b.現在実行している書き込みまたは読み出し要求にお
    いて最後にアクセスするメモリ領域のバンク位置と、次
    に実行する書き込みまたは読み出し要求において最初に
    アクセスするメモリ領域のバンク位置とが一致しない場
    合に、次に書き込みまたは読み出し要求を実行する際の
    プリチャージを省略することを特徴とする請求項1に記
    載のメモリコントローラ。
JP2000095540A 2000-03-30 2000-03-30 メモリコントローラ Pending JP2001282612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000095540A JP2001282612A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 メモリコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000095540A JP2001282612A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 メモリコントローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001282612A true JP2001282612A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18610433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000095540A Pending JP2001282612A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 メモリコントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001282612A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030650A1 (ja) * 2004-09-16 2006-03-23 Nec Corporation 複数の処理ユニットでリソースを共有する情報処理装置
JP2008047010A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Megachips Lsi Solutions Inc メモリ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030650A1 (ja) * 2004-09-16 2006-03-23 Nec Corporation 複数の処理ユニットでリソースを共有する情報処理装置
JPWO2006030650A1 (ja) * 2004-09-16 2008-05-15 日本電気株式会社 複数の処理ユニットでリソースを共有する情報処理装置
US7650453B2 (en) 2004-09-16 2010-01-19 Nec Corporation Information processing apparatus having multiple processing units sharing multiple resources
JP4737438B2 (ja) * 2004-09-16 2011-08-03 日本電気株式会社 複数の処理ユニットでリソースを共有する情報処理装置
JP2008047010A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Megachips Lsi Solutions Inc メモリ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8639902B2 (en) Methods for sequencing memory access requests
US7017022B2 (en) Processing memory requests in a pipelined memory controller
US6622228B2 (en) System and method of processing memory requests in a pipelined memory controller
US7707328B2 (en) Memory access control circuit
US6591323B2 (en) Memory controller with arbitration among several strobe requests
CN108139994B (zh) 内存访问方法及内存控制器
US7373453B2 (en) Method and apparatus of interleaving memory bank in multi-layer bus system
JP4229958B2 (ja) メモリ制御システムおよびメモリ制御回路
US20050289319A1 (en) Memory control apparatus and method for scheduling commands
US5732236A (en) Circuit and method for controlling access to paged DRAM banks with request prioritization and improved precharge schedule
JP2001282612A (ja) メモリコントローラ
JP2001256106A (ja) メモリアクセスシステム
JP2005078647A (ja) マルチバンクメモリのスケジューリング方法
JP2006268734A (ja) メモリアクセス制御装置
US20210157495A1 (en) Device and method for controlling data-reading and -writing
KR20230125706A (ko) 메모리 장치 및 메모리 컨트롤러를 포함하는 메모리 시스템 및 그것의 동작 방법
JP4383495B2 (ja) 半導体集積回路
JPH06324940A (ja) メモリ制御方法および装置
JPH06149652A (ja) メモリ制御装置