JP2001282480A - データ処理装置およびデータ処理方法および記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法および記憶媒体

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JP2001282480A
JP2001282480A JP2000098598A JP2000098598A JP2001282480A JP 2001282480 A JP2001282480 A JP 2001282480A JP 2000098598 A JP2000098598 A JP 2000098598A JP 2000098598 A JP2000098598 A JP 2000098598A JP 2001282480 A JP2001282480 A JP 2001282480A
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Tatsuro Uchida
達郎 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の描画手段を利用する複雑な描画情報が
ページ内に混在する場合でも、各描画領域に相応しくな
い展開手段が選択されてしまう事態を回避して、好まし
くない描画手段による不正描画を防ぎ、かつ、最適な展
開手段により描画したイメージデータを高速、且つ効率
よく処理することである。 【解決手段】 アプリケーション100から受け取る描
画情報をスプール手段110が一旦蓄積し、これをスプ
ール解析手段130が解析することにより、ページ全体
の描画オブジェクトの位置やその描画属性を考慮に入
れ、準備された描画メモリ160に対して最適な描画領
域を選定し、各々の描画領域に含まれる描画オブジェク
トの描画属性から最適な展開手段150を割り当てる構
成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
からの所定の描画情報に基づくビットマップイメージを
生成する複数の描画手段を有するデータ処理装置および
データ処理方法および記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータ等のデータ処
理装置において、ビットマップイメージを生成しプリン
タヘ転送し印刷を行うプリントシステムにおいては、例
え複数の展開手段を有していたとしても、ユーザインタ
フェースを介してあらかじめ定められた、出力階調数や
高速/高品位などの処理のタイプに従って、使用する展
開手段を一意に決定し、これを用いることでビットマッ
プイメージを生成している。
【0003】また、展開手段の適応される領域に関して
も、バンディングが必要な場合、オペレーティングシス
テム(以下OS)の制約を受け、ページ全体を上から順
に固定幅で固定又は可変の高さを持つバンドを単位とし
て行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方式において
は、出カイメージに対して最適な展開手段が常に割り当
てられるわけではなく、場合によっては重ね合わせの特
殊な処理が含まれているにもかかわらず、重ね合わせの
特殊な処理を行えない展開手段が選択されたため不正描
画とになったり、モノクロイメージを生成する展開手段
で充分なのにカラーイメージを生成できる展開手段が選
ばれていたため、出力に時間がかかったりするなどの問
題が生じる。
【0005】また、展開手段を適応する範囲がページ全
体を短冊状に均等に分割したバンドを単位として行われ
るため、描画する必要のない領域に対しても描画メモリ
を準備しておかなければならず、メモリの使用効率が上
がらず、展開手段の呼び出し回数が増加するため、処理
速度が上がらないという課題があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、アプリケーションか
らの所定の描画情報に基づくビットマップイメージを生
成する複数の描画手段を有するデータ処理装置におい
て、アプリケーションから受け取る描画情報を一旦蓄積
し、これを解析するとともに、ページ全体の描画オブジ
ェクトの位置やその描画属性を考慮に入れ、準備された
描画メモリに対して最適な描画領域を選定し、各々の描
画領域に含まれる描画オブジェクトの描画属性から最適
な展開手段を割り当てることにより、複数の描画手段を
利用する複雑な描画情報がページ内に混在する場合で
も、各描画領域に相応しくない展開手段が選択されてし
まう事態を回避して、好ましくない描画手段による不正
描画を防ぎ、かつ、最適な展開手段により描画したイメ
ージデータを高速、且つ効率よく処理できるデータ処理
装置およびデータ処理方法および記憶媒体を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、アプリケーション(図1に示すアプリケーション1
00に相当)からの所定の描画情報に基づくビットマッ
プイメージを生成する複数の描画手段を有するデータ処
理装置であって、アプリケーションから渡される描画情
報をスプール情報として一旦格納するスプール手段(図
1に示すスプール手段110)と、前記スプール手段に
より格納されたスプール情報中の描画オブジェクトの属
性を解析して、出力画像に対して最適な幅の領域に分割
し、該分割された各領域に対して複数の展開手段中より
選択するいずれかの展開手段(図2に示す展開手段A〜
Dに相当)を割り当てるスプール解析手段(図1に示す
スプール解析手段130に相当)と、前記スプール解析
手段により割り当てられたいずれかの展開手段を選択的
に呼び出し、分割された領域単位で獲得されている描画
メモリに対するイメージ展開を指示する展開指示手段
(図1に示す展開指示手段140に相当)とを有するも
のである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、前記スプール
手段は、バンド幅が均等となる仮想バンド単位にスプー
ル情報を収集するものである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記スプール
解析手段は、分割される領域の大きさを選択された展開
手段の種類に対応して領域分割を行うものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、前記スプール
解析手段は、分割される領域の数が少なくなるように領
域分割を行うものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、前記スプール
解析手段は、分割される領域の大きさを大きくするよう
に領域分割を行うものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記スプール
解析手段は、前記展開指示手段に対して割り当てられた
いずれかの展開手段を呼び出すためのバンドリストを生
成するものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、前記展開指示
手段は、指示したいずれかの展開手段により前記描画メ
モリにイメージ展開されたイメージデータをプリンタヘ
転送するものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、アプリケーシ
ョンからの所定の描画情報に基づくビットマップイメー
ジを生成する複数の描画手段を有するデータ処理装置に
おけるデータ処理方法であって、アプリケーションから
渡される描画晴報をスプール情報として一旦格納するス
プール工程(図示しない)と、前記スプール工程により
格納されたスプール情報中の描画オブジェクトの属性を
解析して、出力画像に対して最適な幅の領域に分割し、
該分割された各領域に対して複数の展開手段中より選択
するいずれかの展開手段を割り当てるスプール解析工程
(図6に示すステップS11〜S26)と、前記スプー
ル解析工程により割り当てられたいずれかの展開手段を
選択的に呼び出し、分割された領域単位で獲得されてい
る描画メモリに対するイメージ展開を指示する展開指示
工程(図示しない)と有するものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、前記スプール
工程は、バンド幅が均等となる仮想バンド単位にスプー
ル情報を収集するものである。
【0016】本発明に係る第10の発明は、前記スプー
ル解析工程(図5に示すステップS2)は、分割される
領域の大きさを選択された展開手段の種類に対応して領
域分割を行うものである。
【0017】本発明に係る第11の発明は、前記スプー
ル解析工程(図5に示すステップS3)は、分割される
領域の数が少なくなるように領域分割を行うものであ
る。
【0018】本発明に係る第12の発明は、前記スプー
ル解析工程(図5に示すステップS4)は、分割される
領域の大きさを大きくするように領域分割を行うもので
ある。
【0019】本発明に係る第13の発明は、前記スプー
ル解析工程は、前記展開指示工程に対して割り当てられ
たいずれかの展開手段を呼び出すためのバンドリストを
生成するものである。
【0020】本発明に係る第14の発明は、前記展開指
示工程は、指示したいずれかの展開手段により前記描画
メモリにイメージ展開されたイメージデータをプリンタ
ヘ転送するものである。
【0021】本発明に係る第15の発明は、アプリケー
ションからの所定の描画情報に基づくビットマップイメ
ージを生成する複数の描画手段を有するデータ処理装置
に、アプリケーションから渡される描画情報をスプール
情報として一旦格納するスプール工程(図示しない)
と、前記スプール工程により格納されたスプール情報中
の描画オブジェクトの属性を解析して、出力画像に対し
て最適な幅の領域に分割し、該分割された各領域に対し
て複数の展開手段中より選択するいずれかの展開手段を
割り当てるスプール解析工程(図6に示すステップS1
1〜S26)と、前記スプール解析工程により割り当て
られたいずれかの展開手段を選択的に呼び出し、分割さ
れた領域単位で獲得されている描画メモリに対するイメ
ージ展開を指示する展開指示工程(図示しない)とを実
行させるためのプログラムをコンピュータが読み取り可
能な記憶媒体に記録したものである。
【0022】本発明に係る第16の発明は、前記スプー
ル工程(図示しない)は、バンド幅が均等となる仮想バ
ンド単位にスプール情報を収集するものである。
【0023】本発明に係る第17の発明は、前記スプー
ル解析工程(図5に示すステップS2)は、分割される
領域の大きさを選択された展開手段の種類に対応して領
域分割を行うものである。
【0024】本発明に係る第18の発明は、前記スプー
ル解析工程(図5に示すステップS3)は、分割される
領域の数が少なくなるように領域分割を行うものであ
る。
【0025】本発明に係る第19の発明は、前記スプー
ル解析工程(図5に示すステップS4)は、分割される
領域の大きさを大きくするように領域分割を行うもので
ある。
【0026】本発明に係る第20の発明は、前記スプー
ル解析工程は、前記展開指示工程に対して割り当てられ
えたいずれかの展開手段を呼び出すためのバンドリスト
を生成するものである。
【0027】本発明に係る第21の発明は、前記展開指
示工程は、指示したいずれかの展開手段により前記描画
メモリにイメージ展開されたイメージデータをプリンタ
ヘ転送するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明に好適な実施形態に
ついて図を用いて説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態を示すデータ
処理装置を適用可能な印刷システムの一例を示すブロッ
ク図であり、ホストコンピュータ(以下HC)1000
とプリンタ3000とはI/Fポート2000を介して
接続される場合に対応する。
【0030】HC1000内には不図示のCPU及び不
図示の磁気ディスクやメモリなどの記憶装置を備えてお
り、不図示のOSが動作しているものとする。
【0031】なお、アプリケーション100、スプール
手段110、スプール解析手段130、展開指示手段1
40、展開手段150はともにプログラムであり、HC
1000内のハードディスク等の不揮発性記憶装置内に
格納され、適時RAM等のワークエリアに読み出されて
CPUにより実行される。
【0032】また、スプール情報120はHC1000
内のディスク等の記憶装置に格納される情報であり、描
画メモリ160はHC1000内のメモリ又はディスク
などの記憶装置内に準備される領域である。
【0033】I/Fポート2000は所定の通信媒体で
あり、HC1000のシリアルポート、パラレルポー
ト、USBポートなどのローカルポートまたは、ネット
ワークポートなどに対応するものである。
【0034】プリンタ3000はHC1000側で生成
する印刷コマンドを処理可能な印刷装置であり、種々の
プリント形式のプリンタエンジンと、ホストコンピュー
タ1000と通信するための通信機能を備えている。
【0035】また、本実施形態では、カラー印刷が可能
なプリンタとするが、モノクロ印刷のみしか行えないプ
リンタが接続されていたとしても本発明の実施には影響
を与えない。
【0036】上記のように構成された、すなわちアプリ
ケーションからの所定の描画情報に基づくビットマップ
イメージを生成する複数の描画手段を有するホストコン
ピュータ1000において、アプリケーションから渡さ
れる描画晴報をスプール情報120として記憶装置であ
るハードディスク等に一旦格納し、該格納されたスプー
ル情報中の描画オブジェクトの属性をスプール解析手段
130が解析して、出力画像に対して最適な幅の領域に
分割し、該分割された各領域に対して前記複数の展開手
段中より選択するいずれかの展開手段(後述する展開手
段A〜D)を割り当て、該割り当てられたいずれかの展
開手段を選択的に呼び出し、分割された領域単位で獲得
されている描画メモリ160上に対するイメージ展開を
展開手段150が指示して、最適な展開手段により展開
された該イメージ展開されたイメージデータを展開指示
手段140がプリンタ3000に転送する。
【0037】図2は、図1に示した展開手段150の種
類と能力を示した一覧テーブルを示す図である。なお、
本実施形態では展開手段A、展開手段B、展開手段C、
及び展開手段Dの4つのタイプの展開手段が利用可能で
あるとする。以下、各展開手段A〜Dの特徴について説
明する。
【0038】図2において、展開手段Aはモノクロイメ
ージの生成に使用される高速な展開手段であり、生成す
るイメージデータのタイプは1ピクセル当たり1ビット
の単階調である。また、下地のデータを必要とするよう
な特別な重ね合わせ(以下ROP)処理能力はなくRO
P処理を必要とする描画に対しては不正描画となる。
【0039】また、展開手段Bは、展開手段Aの出力イ
メージタイプを1ピクセル当たり8bitに拡張したも
のであり、多階調のモノクロ出力時に使用する。また、
展開手段Bは、展開手段A同様ROP処理能力はなく、
展開手段Aよりは処理速度が遅いのが特徴である。
【0040】さらに、展開手段Cは生成するイメージを
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(ブラック)の4色を用いて行えるカラーイメージに対
応した展開手段であり、各色lbit計4bitで1ピ
クセルを表現することが可能であり、カラーの単階調に
対応する。また、カラータイプの展開手段としては高速
ではあるが、ROP処理能力がなく不正描画が発生する
可能性がある。
【0041】また、展開手段DはHC1000内部での
色表現と同じR(レッド)、G(グリーン)、B(ブル
ー)の3色を用いてイメージを生成することが可能な展
開手段であり、生成されるイメージデータは各色8bi
t、計24bitで1ピクセルを表現する。他の展開手
段と異なりROP処理能力を兼ね備えているが処理速度
が遅いのが特徴である。
【0042】以上4つの展開手段A〜Dを選択的に使用
可能であると仮定して本実施形態を説明していくが、こ
れらの展開手段A〜Dの組み合わせ(セット)は本発明
を限定するものではなく、全く異なるタイプの展開手段
のセットを用いても本発明の実施は可能である。以下、
印刷時の処理について説明する。
【0043】図1において、アプリケーション100は
ユーザの指示に従い印刷命令と描画データをOSに依存
した形でスプール手段110に送る。つまり、スプール
手段110はOSに対してプリンタドライバと認識され
る形態をとっておく必要がある。
【0044】スプール手段110はOSから受け取る印
刷命令及び描画データを後に述べるスプール解析手段1
30が解読可能な形態に変換して、ディスク等の記憶装
置内にスプール情報120として書き込んでいく。ここ
で、書きこまれるスプール情報120を描画スプールデ
ータと呼ぶことにする。
【0045】さらに、描画スプールデータはエレメント
という単位で記録していくことにする。各エレメントは
具体的に描画するオブジェクト情報(描画オブジェクト
情報)の場合と描画環境を変更する情報(描画環境情
報)の場合がある。
【0046】また、スプール手段110は後の描画領域
決定やそれぞれの描画領域に対して割り当てられる展開
手段の選定を行うためページ全体を均等に短冊状に分割
した仮想バンド単位で情報を収集し、ページが終了する
タイミングでスプール情報120ヘ書き込んでいく。こ
こで書き込まれるスプール情報120をバンドスプール
データと呼ぶことにする。
【0047】図3は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける描画スプールデータ及びバンドスプールデータを生
成する概念を説明する図である。
【0048】図3において、本実施形態ではOSからペ
ージの開始命令を受けると、スプール手段110は描画
スプールデータ及びバンドスプールデータ用の領域をデ
ィスク内部に準備する。OSから渡される、描画情報は
描画オブジェクト情報、又は描画環境情報として後段の
展開指示手段140及び展開手段150が処理可能な形
式に変換して描画スプールデータ内に順次格納してい
く。もし、OSが各描画命令の外接矩形の情報を渡さな
いのであれば、後述する描画領域設定のためにオブジェ
クトの描画情報から外接矩形を計算し各描画オブジェク
ト情報に付加しておく必要がある。
【0049】一方、バンドスプールデータの作成に関し
ては、前記した仮想バンドを単位として各描画命令毎に
描画矩形(外接矩形)、カラー矩形、ROP矩形などの
情報を収集、更新しておき、後段の描画領域の確定や展
開手段の選定の元データとする。そして、ページの終了
のタイミングでバンドスプールデータをディスクに作成
する。
【0050】図4は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける仮想バンドの配置概念と仮想バンド情報を構成する
情報の一例を示した図である。
【0051】図4において、仮想バンドはページ全体を
均等な高さで分割した各々の領域のことを意味する。全
ての仮想バンドについて、幅はページの描画領域の幅に
固定され、最終バンドを除いては全てのバンドで同じ高
さhをもち、各々の仮想バンド領域が異なるだけのもの
である。
【0052】仮想バンドの大きさはそのページの描画命
令を受ける前に決定されていればよい。例えば、出力す
る用紙の長さをある定数で割った値を仮想バンドの高さ
としても良い。なお、後段での描画領域の設定や展開手
段の決定の精度を向上するためにはなるべく仮想バンド
の高さを小さく設定するほうがよういが、あまり小さく
しずぎるとバンドスプールデータの作成や読み込みに時
間がかかってしまい効率的ではない。
【0053】上述したように各オブジェクトの描画命令
を受けると、その描画オブジェクトの配置される位置や
大きさの情報を得て、その描画オブジェクトのかかる全
ての仮想バンドに対して各々のバンドにおける描画矩形
(Draw Rect)を保存する。また、描画命令が
カラーの情報を含んでいる場合はその描画オブジェクト
のかかる仮想バンドの領域を色矩形(Color Re
ct)として登録する。
【0054】同様にその描画オブジェクトがROP処理
を必要とするものであれば同領域を矩形(ROP Re
ct)として登録する。なお、同一仮想バンドに対して
複数の描画オブジェクトが配置されることを考慮して、
これらの矩形情報は既に登録されている矩形情報とのO
Rを取って格納していくべきであることは言うまでもな
い。
【0055】また、色矩形、ROP矩形などの情報は、
本実施形態で想定する描画手段のタイプや能力に依存し
て設けた項目であり、本発明を限定するものではない。
仮想バンド情報に他の項目を追加したり、先に述べた項
目を削除したりして、異なった観点から展開手段の決定
をおこなっても本発明の実施になんら影響を及ばすもの
ではない。
【0056】このようにして、1ページ分のスプール情
報120をスプールし終わると、ページの終了などをト
リガとして、スプール解析手段130が起動される。
【0057】スプール解析手段130にて、展開手段1
50の使用する描画メモリがまだ準備されていなければ
これを獲得し、描画メモリのサイズ情報を得ておく。
【0058】次に、獲得された描画メモリのサイズ及び
前記スプール手段110がスプールしたバンドスプール
情報を参照し、最適な描画領域の確定を行う。
【0059】この描画領域の確定、展開手段の選定に際
して、ユーザの印刷要求がカラー印刷なのかモノクロ印
刷なのかの情報もスプール手段110のスプールした情
報などから得ておく必要がある。
【0060】図5は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図1に示したスプールデータ解析手段130内
で描画領域の決定及び展開手段の選定を行う処理手順に
対応する。なお、Sl〜S3は各ステップを示す。
【0061】まず、スプール情報120としてのバンド
スプールデータを読み込み、単純に展開手段の割り当て
を各仮想バンドに対して行う(Sl)。
【0062】ここでは、先にスプール手段110がバン
ドスプールデータとして各仮想バンド情報に書き込んだ
色矩形、ROP矩形、及びユーザの指定した出力モード
(カラー印刷なのかモノクロ印刷なのか)、ユーザの指
定した出力階調(単階調なのか多階調なのか)などの情
報により全ての仮想バンドに対して使用するべき展開手
段を後述する図6に示す手順に基づき決定していく。
【0063】これらの展開手段の割り当てを全ての仮想
バンドに対して適応するのが、展開手段の割り当てステ
ップである。
【0064】そして、描画領域の決定及び展開手段の選
定を行う次のステップとして展開手段の種類により仮想
バンドの結合を行い(2)、第1の中間描画領域を作成
する。
【0065】次に、描画メモリ160の大きさによる第
1の中間領域の分割を行う(S3)。このステップでは
直前のステップで生成した第1の中間領域の各領域を割
り当てられた展開手段で展開するとして、必要描画メモ
リ量を計算し、この値が先に獲得してある描画メモリの
大きさより大きな場合、適当に第1の中間領域を分割
し、第2の中間領域を作成する。この処理は、獲得され
ている描画メモリ内での展開を可能にすることにある。
【0066】そして、描画領域及び展開手段を決める最
後のステップとして、領域数を減らすための領域結合を
行い(S4)、処理をリターンする。これらの処理を全
ての描画領域に対して行い、1ページ分の処理を完了す
る。
【0067】なお、先にも述べたとおり、展開手段の呼
び出しは領域単位で行うために、なるべく領域数を少な
くしたほうが描画スプールデータの読み出し回数が減る
ため高速に処理が可能である。本ステップS4は、高速
化のために領域数を減らす事が目的であり、第2の中間
描画領域の上下に隣り合う領域で、同じ展開手段が割り
当てられいて、結合しても、描画領域の使用する描画メ
モリの大きさが獲得されている描画メモリの大きさを超
えない場合に、この二つの領域を一つの描画領域にまと
める。
【0068】以下、図5に示した各ステップ中における
バンド処理状態について詳述する。
【0069】図6は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図5に示したステップS1におけるスプール解
析手段130による展開手段の割り当て処理の詳細手順
に対応する。なお、S11〜S26は各ステップを示
す。
【0070】先ず、スプール解析手段130は、ワーク
メモリ等を初期化したら(S11)、描画オブジェクト
がROP処理を必要とするものかどうかを判定し(S1
2)、YESと判定した場合には、ステップS24へ進
み、当該描画オブジェクトに対する展開手段として、図
2に示したカラー(RGB)24bitの展開手段Dを
割り当てて、割り当てた展開手段をワークメモリ上に記
録する(S25)。
【0071】次に、処理すべき仮想バンドが存在するか
どうかを判断し(S26)、YESならば、仮想バンド
カウンタを進めて(S27)、ステップS11へ戻り、
NOならば、処理を終了する。
【0072】一方、ステップS12で、描画オブジェク
トがROP処理を必要としないと判定した場合には、描
画オブジェクトがモノクロ印刷すべきものかどうかを判
定し(S13)、YESならば、描画オブジェクトが単
階調印刷すべきものかどうかを判定し(S14)、YE
Sならば、図2に示したモノクロ1bitの展開手段A
を割り当て(S18)、ステップS25へ進む。
【0073】一方、ステップS14で、NOと判定され
た場合は、図2に示したモノクロ8bitの展開手段B
を割り当て(S19)、ステップS25へ進む。
【0074】一方、ステップS13で、描画オブジェク
トがモノクロ印刷すべきものでないと判定した場合は、
描画オブジェクトが単階調印刷すべきものかどうかを判
定し(S15)、YESならば、描画オブジェクトがカ
ラー矩形かどうかを判定し(S16)、ステップ(1
6)で、NOならば、図2に示したモノクロ1bitの
展開手段Aを割り当て(S20)、ステップS25へ進
む。
【0075】一方、ステップS16で、YESと判定し
た場合は、図2に示したカラー(YMCK)4bitの
展開手段Cを割り当て(S21)、ステップS25へ進
む。
【0076】一方、ステップS15で、描画オブジェク
トが単階調印刷すべきものでないと判定した場合は、描
画オブジェクトがカラー矩形かどうかを判定して(S1
7)、NOと判定した場合は、図2に示したモノクロ8
bitの展開手段Bを割り当て(S22)、ステップS
25へ進む。
【0077】一方、ステップS17で、YESと判定し
た場合には、図2に示したカラー(RGB)14bit
の展開手段Dを割り当て(S23)、ステップS25へ
進む。
【0078】これにより、例えば、ROP矩形が存在す
る仮想バンドは無条件でROP処理能力を持つ展開手段
Dと決定し、ユーザがカラー、多階調印刷を指定してい
て色矩形が存在していればカラーの多階調を処理できる
展開手段D、ユーザがカラー、多階調印刷を指定してい
て色矩形が存在しなければ、モノクロ多階調を処理する
展開手段B、ユーザがカラー、単階調印刷を指定してい
て色矩形が存在していればカラーの単階を処理できる展
開手段Cを、ユーザがカラー、単階調印刷を指定してい
て色矩形が存在しなければ、例えカラー印刷であったと
しても、モノクロ単階調の処理で充分なので展開手段A
を、ユーザがモノクロ、多階調印刷を指定していた場合
はモノクロ多階調を処理できる展開手段Bを、ユーザが
モノクロ単階調印刷を指定していれば、モノクロ単階調
の処理で充分なので、展開手段Aを割り当てるようにす
る。
【0079】図7は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける仮想バンドの結合処理状態を説明するための模式図
であり、図中の矢印に対して、左側が仮想バンドに対応
し、右側が第1の中間領域に対応する。
【0080】図7において、上下に隣合う仮想バンド同
士で展開手段が同じ(同一のハッチパターンで示す)で
あり、かつ描画矩形(DrawRect)が結合可能な
ものを1つの第1の中間描画領域としてまとめる。な
お、後で呼び出される展開手段は描画領域単位で呼び出
されるために、なるべく領域の数を少なくした方が高速
な呼び出しが可能となる。
【0081】図7において、本実施形態において結合す
る基準は、上下に隣り合う仮想バンドの展開手段が同じ
であり、かつ描画矩形(DrawRect)のボトムと
下に位置する仮想バンドのトップが同じであり、かつ描
画矩形(DrawRect)の左座標及び右座標が下に
位置する仮想バンドと同じ値の場合であり、これらの基
準を満足する場合に2つの仮想バンドを結合する。
【0082】図8は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける第1の中間領域の分割処理状態を説明するための模
式図であり、図5に示したステップS3における描画メ
モリの大きさによる領域分割処理に対応する。なお、図
中の矢印に対して、左側が第1の中間領域を示し、右側
が第2の中間領域を示す。
【0083】図5に示したステップS3において、獲得
されている描画メモリ内での展開を可能とするため、直
前のステップS2で生成した第1の中間領域の各領域を
割り当てられた展開手段で展開するとして、必要な描画
メモリ量を計算し、この値が先に獲得してある描画メモ
リの大きさより大きい場合、適当に第1の中間領域を分
割し、第2の中間領域を作成する。これにより、図8の
矢印よりも右側に示す第2の中間領域が作成される。
【0084】図9は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける第2の中間領域と描画領域の結合処理状態を説明す
るための模式図であり、図5に示したステップS4にお
ける領域結合処理に対応する。なお、図中の矢印に対し
て、左側が第2の中間領域を示し、右側が描画領域を示
す。
【0085】図5に示したステップS4において、高速
化のために領域数を減らすため、第2の中間描画領域の
上下に隣り合う領域で、同じ展開手段が割り当てられい
て、結合しても、描画領域の使用する描画メモリの大き
さが獲得されている描画メモリの大きさを超えない場合
に、この二つの領域を一つの描画領域にまとめる。これ
により、図9の矢印よりも右側に示す第2の中間領域に
基づき結合処理された描画領域が確定される。以上の様
にして展開手段の割り当て、及び描画領域の確定を行
う。
【0086】なお、オリジナルの仮想バンド情報に描画
手段を割り振った時点の情報は、別途ワークメモリ上に
記憶しおき、イメージデータ転送時に転送領域を絞り込
むために使用すると、さらに無駄な領域のデータ転送を
押さえられる。
【0087】以上の処理が終了すると、次に図1に示し
た展開指示手段140が処理するバンドリストの生成を
行う。ここで言うバンドリストとは、各描画領域毎に順
次実行再生するべき情報へのポインタ又はオフセットを
並べたものをさす。
【0088】図10は、図1に示した展開指示手段14
0が処理するバンドリストの生成処理状態を説明する図
であり、図中の描画領域情報は、図9に示した描画領域
に対応するものであり、描画領域LE0〜LE4から構
成されている場合を示す。
【0089】図において、BL0〜BL4はバンドリス
トで、描画領域LE0〜LE4にそれぞれ対応し、展開
指示手段140はこのバンドリストBL0〜BL4に記
述された順にしたがっていずれかの展開手段を呼び出
し、描画メモリヘの描画を行う。
【0090】まず、描画スプールデータ(スプール情報
120)をメモリ上に読み込んでおき、先頭から順次エ
レメント単位で先に決定した描画領域のどの領域に属す
るのかを外接矩形情報から判定し、該当する描画領域の
バンドリストに現エレメントヘのポインタを設定する。
複数の描画領域にまたがる描画オブジェクト情報は、該
当する全ての描画領域のバンドリストにそのエレメント
を登録する必要がある。また、具体的に描画領域は持た
ない描画環境情報はずべての描画領域のバンドリストに
登録する必要がある。
【0091】なお、描画スプールデータを常にメモリ上
に確保できない場合は、HC1000のCPUの機能で
あるメモリマップ機能を使用する事で描画スプールデー
タヘのアクセス速度を高速化する事が可能である。
【0092】また、一時的にしかメモリ上に描画スプー
ルデータを置く事ができないような場合は、描画スプー
ルオブジェクトの先頭からのオフセット値をバンドリス
トに登録してもかまわない。
【0093】つまり、展開指示手段が描画再生を行うと
きに参照すべき描画エレメントを特定できる情報をバン
ドリストに登録すればよい。
【0094】以上の処理が終了すると、スプール解析手
段130は描画領域情報、展開手段の割り当てが終わっ
た段階の仮想バンド情報をバンドリスト展開指示手段1
40ヘと渡す。
【0095】図1に示した展開指示手段140は、描画
領域情報の各描画領域単位で、必要であれば各展開手段
の初期化を行い、該当するバンドリストを先から順次処
理していく。
【0096】もちろん、描画スプールデータに格納され
ている形式が展開手段150のインタフェースと合わな
い場合はデータ変換を行いながら、いずれかの展開手段
を呼び出していく。この際、複数の領域にまたが描画オ
ブジェクト情報も存在するため、必ず該当する各描画領
域を超えない範囲のクリップ領域を設定してから展開手
段を呼び出していく。
【0097】そして、1つの描画領域に対するバンドリ
ストの再生が終了すると、描画メモリ160上には、使
用した展開手段の出力形式でのビットマップイメージが
出来上がっていることになる。
【0098】そして、図1に示したプリンタ3000側
でこのビットマップイメージを変換しユーザの指定した
色モード(モノクロ印刷かカラー印刷か)、階調数に変
換を行う場合は生成されたビットマップイメージを適切
なプリンタコマンドに変換しプリンタ3000ヘ転送す
る。
【0099】なお、HC1000側でビットマップイメ
ージの変換を行う場合は適切にユーザの指定した色モー
ド、階調数になるように変換を施し、プリンタコマンド
としてプリンタヘ転送する。
【0100】また、各展開手段の割り当てが終了した時
点の仮想バンド情報を参照しながら必要領域のみをプリ
ンタ3000ヘ転送するようにした方が効率的なデータ
転送が行える。
【0101】上記実施形態によれば、アプリケーション
から受け取る描画情報を一旦蓄積し、これを解析するこ
とで、ページ全体の描画オブジェクトの位置やその描画
属性を考慮に入れ、準備された描画メモリに対して最適
な描画領域を選定し、各々の描画領域に含まれる描画オ
ブジェクトの描画属性から最適な展開手段を割り当てる
ことが可能となり、好ましくない描画手段による不正描
画を防ぎ、かつ高速な印刷が可能となる。
【0102】以下、図11に示すメモリマップを参照し
て本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印刷システ
ムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につい
て説明する。
【0103】図11は、本発明に係るデータ処理装置を
適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処
理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明
する図である。
【0104】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0105】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0106】本実施形態における図5,図6に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0107】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0108】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0109】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0110】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第21の発明によれば、アプリケーションからの所定
の描画情報に基づくビットマップイメージを生成する複
数の描画手段を有するデータ処理装置において、アプリ
ケーションから受け取る描画情報を一旦蓄積し、これを
解析することにより、ページ全体の描画オブジェクトの
位置やその描画属性を考慮に入れ、準備された描画メモ
リに対して最適な描画領域を選定し、各々の描画領域に
含まれる描画オブジェクトの描画属性から最適な展開手
段を割り当てるので、複数の描画手段を利用する複雑な
描画情報がページ内に混在する場合でも、各描画領域に
相応しくない展開手段が選択されてしまう事態を回避し
て、好ましくない描画手段による不正描画を防ぎ、か
つ、最適な展開手段により描画したイメージデータを高
速、且つ効率よく処理できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すデータ処理装置を適
用可能な印刷システムの一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した展開手段の種類と能力を示した一
覧テーブルを示す図である。
【図3】本発明に係るデータ処理装置における描画スプ
ールデータ及びバンドスプールデータを生成する概念を
説明する図である。
【図4】本発明に係るデータ処理装置における仮想バン
ドの配置概念と仮想バンド情報を構成する情報の一例を
示した図である。
【図5】本発明に係るデータ処理装置における第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るデータ処理装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るデータ処理装置における仮想バン
ドの結合処理状態を説明するための模式図である。
【図8】本発明に係るデータ処理装置における第1の中
間領域の分割処理状態を説明するための模式図である。
【図9】本発明に係るデータ処理装置における第2の中
間領域と描画領域の結合処理状態を説明するための模式
図である。
【図10】図1に示した展開指示手段が処理するバンド
リストの生成処理状態を説明する図である。
【図11】本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印
刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラム
を格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【符号の説明】
100 アプリケーション 110 スプール手段 120 スプール情報 130 スプール解析手段 140 展開指示手段 150 展開手段 160 描画メモリ 1000 ホストコンピュータ 3000 プリンタ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションからの所定の描画情報
    に基づくビットマップイメージを生成する複数の描画手
    段を有するデータ処理装置であって、 アプリケーションから渡される描画情報をスプール情報
    として一旦格納するスプール手段と、 前記スプール手段により格納されたスプール情報中の描
    画オブジェクトの属性を解析して、出力画像に対して最
    適な幅の領域に分割し、該分割された各領域に対して複
    数の展開手段中より選択するいずれかの展開手段を割り
    当てるスプール解析手段と、 前記スプール解析手段により割り当てられたいずれかの
    展開手段を選択的に呼び出し、分割された領域単位で獲
    得されている描画メモリに対するイメージ展開を指示す
    る展開指示手段と、を有することを特徴とするデータ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記スプール手段は、バンド幅が均等と
    なる仮想バンド単位にスプール情報を収集することを特
    徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記スプール解析手段は、分割される領
    域の大きさを選択された展開手段の種類に対応して領域
    分割を行うことを特徴とする請求項1または2記載のデ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記スプール解析手段は、分割される領
    域の数が少なくなるように領域分割を行うことを特徴と
    する請求項1または3記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記スプール解析手段は、分割される領
    域の大きさを大きくするように領域分割を行うことを特
    徴とする請求項1または3記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記スプール解析手段は、前記展開指示
    手段に対して割り当てられたいずれかの展開手段を呼び
    出すためのバンドリストを生成することを特徴とする請
    求項1,3,4のいずれかに記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記展開指示手段は、指示したいずれか
    の展開手段により前記描画メモリにイメージ展開された
    イメージデータをプリンタヘ転送することを特徴とする
    請求項1記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 アプリケーションからの所定の描画情報
    に基づくビットマップイメージを生成する複数の描画手
    段を有するデータ処理装置におけるデータ処理方法であ
    って、 アプリケーションから渡される描画情報をスプール情報
    として一旦格納するスプール工程と、 前記スプール工程により格納されたスプール情報中の描
    画オブジェクトの属性を解析して、出力画像に対して最
    適な幅の領域に分割し、該分割された各領域に対して複
    数の展開手段中より選択するいずれかの展開手段を割り
    当てるスプール解析工程と、 前記スプール解析工程により割り当てられたいずれかの
    展開手段を選択的に呼び出し、分割された領域単位で獲
    得されている描画メモリに対するイメージ展開を指示す
    る展開指示工程と、有することを特徴とするデータ処理
    方法。
  9. 【請求項9】 前記スプール工程は、バンド幅が均等と
    なる仮想バンド単位にスプール情報を収集することを特
    徴とする請求項8記載のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 前記スプール解析工程は、分割される
    領域の大きさを選択された展開手段の種類に対応して領
    域分割を行うことを特徴とする請求項8記載のデータ処
    理方法。
  11. 【請求項11】 前記スプール解析工程は、分割される
    領域の数が少なくなるように領域分割を行うことを特徴
    とする請求項8または10記載のデータ処理方法。
  12. 【請求項12】 前記スプール解析工程は、分割される
    領域の大きさを大きくするように領域分割を行うことを
    特徴とする請求項8,10,11のいずれかに記載のデ
    ータ処理方法。
  13. 【請求項13】 前記スプール解析工程は、前記展開指
    示工程に対して割り当てられたいずれかの展開手段を呼
    び出すためのバンドリストを生成することを特徴とする
    請求項8,10〜12のいずれかに記載のデータ処理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記展開指示工程は、指示したいずれ
    かの展開手段により前記描画メモリにイメージ展開され
    たイメージデータをプリンタヘ転送することを特徴とす
    る請求項8記載のデータ処理方法。
  15. 【請求項15】 アプリケーションからの所定の描画情
    報に基づくビットマップイメージを生成する複数の描画
    手段を有するデータ処理装置に、 アプリケーションから渡される描画情報をスプール情報
    として一旦格納するスプール工程と、 前記スプール工程により格納されたスプール情報中の描
    画オブジェクトの属性を解析して、出力画像に対して最
    適な幅の領域に分割し、該分割された各領域に対して複
    数の展開手段中より選択するいずれかの展開手段を割り
    当てるスプール解析工程と、 前記スプール解析工程により割り当てられたいずれかの
    展開手段を選択的に呼び出し、分割された領域単位で獲
    得されている描画メモリに対するイメージ展開を指示す
    る展開指示工程とを実行させるためのプログラムを記録
    したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記スプール工程は、バンド幅が均等
    となる仮想バンド単位にスプール情報を収集することを
    特徴とする請求項15記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記スプール解析工程は、分割される
    領域の大きさを選択された展開手段の種類に対応して領
    域分割を行うことを特徴とする請求項15記載の記憶媒
    体。
  18. 【請求項18】 前記スプール解析工程は、分割される
    領域の数が少なくなるように領域分割を行うことを特徴
    とする請求項15または17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記スプール解析工程は、分割される
    領域の大きさを大きくするように領域分割を行うことを
    特徴とする請求項15,17,18のいずれかに記載の
    記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記スプール解析工程は、前記展開指
    示工程に対して割り当てられたいずれかの展開手段を呼
    び出すためのバンドリストを生成することを特徴とする
    請求項15,17〜19のいずれかに記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記展開指示工程は、指示したいずれ
    かの展開手段により前記描画メモリにイメージ展開され
    たイメージデータをプリンタヘ転送することを特徴とす
    る請求項15記載の記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561300B2 (en) 2003-03-28 2009-07-14 Canon Kabushiki Kaisha Image input/output system, image-processing method and printer driver
JP2010274534A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成プログラム

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