JP2001282306A - 定水位制御方法 - Google Patents

定水位制御方法

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JP2001282306A
JP2001282306A JP2000100041A JP2000100041A JP2001282306A JP 2001282306 A JP2001282306 A JP 2001282306A JP 2000100041 A JP2000100041 A JP 2000100041A JP 2000100041 A JP2000100041 A JP 2000100041A JP 2001282306 A JP2001282306 A JP 2001282306A
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Kikou Chiyou
冀杭 張
Junichi Saito
順一 斎藤
Kazuhisa Usui
和久 薄井
Kenji Yamada
憲治 山田
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Nippon Koei Co Ltd
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Nippon Koei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水位の変動に応じて良好な制御係数を設定し
てハンチングのない定水位制御するための方法を提供す
ること。 【解決手段】 PID制御の制御係数は、水位の変動
を、不感帯の幅を持たせた水位目標値内で収束せしめる
ように、不感帯の幅を持たせた水位目標値と現状の水位
データとの比較値の変化に応じて可変する。制御係数の
可変は、(1)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値
の最初に越えたときから次に越えたときまでの時間の長
短により、(2)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標
値と最初に越えたときから所定時間経過しても越えなか
ったときの所定時間後における水位目標値と水位との差
により、(3)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値
と最初に越えたときから水位目標値内での極小値又は極
大値までの時間により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にダムのゲート
の開度を制御して一定水位を保持するために用いられる
定水位制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川管理の一層の厳正化、水資源の有効
利用等の観点から、ダムのゲート制御方式として、一般
に、定水位制御方法が採用されている。この定水位制御
方法は、水位のレベルに対応した放水量を予め設定して
おき、水位の変化に応じて放水量を演算し、この演算値
に従ってゲートの開度を決定し、この決定によりゲート
の開度を調整して、水を放流するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダムのゲート制御は、
一般的な制御系よりも自然現象に起因する外乱が多く、
水運用に特有の制御系の時間遅れ、ゲートの動作回数の
減少を目的とした不感帯等の非線形要素が多いという特
性がある。そのため、現在実施されている定水位制御方
式では、流入量の変化時に、目標水位を維持するために
必要なゲート間隔制御の操作量を決定するための算出式
における係数の設定が困難となっている。
【0004】例えば、従来の不感帯を考慮した水位差に
よるPID制御において、ゲート制御に使われているP
ID補助制御係数は、一定値である。なお、PID制御
とは、P(比例)、I(積分)、D(微分)の各動作を
加え合わせた制御で、P動作は現在の偏差、I動作は過
去の積分値、D動作は現在の偏差の微分値にそれぞれ比
例して制御動作を行うもので、D動作は応答の行き過ぎ
を減少させて応答を早め、I動作はオフセットを消すこ
とができる。
【0005】従来の定水位制御方法は、具体的には、図
6(b)に示すように、貯水池への流入量が比較的少な
い場合において、図6(a)に示すように、水位hが不
感帯の上限値h0+Δhを越えたときに補助制御係数α
をもって制御した結果、水位が点線特性のように依然と
して上昇を続けている場合には、補助制御係数αは、か
なりの不足(ゲート開度が小さい)を意味している。水
位が2点鎖線特性のように一旦下降してもすぐに上昇を
続ける場合には、補助制御係数αは、まだ不足している
ことを意味している。水位が1点鎖線特性のように下限
値h0−Δhをも下回るほど下降を続ける場合には、補
助制御係数αは、大きすぎる(ゲート開度が大きすぎ
る)ことを意味している。水位が実線特性のように上限
値h0+Δhと下限値h0−Δhの間で上下して収束し
ている場合には、補助制御係数αは、良好な値であるこ
とを意味している。
【0006】ところが、図7(b)に示すような流入量
が多い場合には、図6(a)では良好な補助制御係数α
であっても、図7(a)に示すように、点線、2点鎖線
の場合は勿論のこと、実線の特性の場合も不足し、ま
た、図6の1点鎖線特性では大きすぎた補助制御係数α
が、図7では良好であったり、小さすぎたりするという
ことがある。このように、補助制御係数αが一定値で
は、流入量の変化に対応した良好な制御ができないこ
と、また、水位がある値を中心にして上昇したり、下降
したりを繰り返す、いわゆるハンチング現象が発生する
などの問題があった。
【0007】本発明は、水位の変動に応じて良好な補助
制御係数を設定してハンチングのない一定の水位に制御
するための定水位制御方法を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、水位目標値に
不感帯の幅を持たせ、この不感帯の上限値又は下限値を
越えたときPID制御によりゲートの開度を制御して定
水位に制御するようにした定水位制御方法において、前
記PID制御の補助制御係数は、水位の変動を、不感帯
の幅を持たせた水位目標値内で収束せしめるように、不
感帯の幅を持たせた水位目標値と現状の水位データとの
比較値の変化に応じて調節するようにしたことを特徴と
する定水位制御方法である。
【0009】PID制御の補助制御係数は、次の(1)
(2)(3)に示す要領で調節する。 (1)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値
との交差時から下限値との交差時に達するまでの時間又
は下限値との交差時から上限値との交差時に達するまで
の時間が長いときはゲートの開度の変動幅を小さくする
ように調節し、短いときはゲートの開度の変動幅を大き
くするように調節する。 (2)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値
と交差する時又は下限値と交差する時から所定時間後に
上限値又は下限値と交差しない場合には、所定時間後に
おける上限値又は下限値と水位との差に応じて調節す
る。 (3)PID制御の補助制御係数は、水位が不感帯の幅
を持たせた水位目標値の上限値と交差する時又は下限値
と交差する時から不感帯の幅を持たせた水位目標値内で
の極小値又は極大値までの時間と、極小値又は極大値と
極値の目標値との差とに応じて調節する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。図1において、16はダムで、このダム
16によって堰き止められて所定の水位hの貯水池とな
っている。前記ダム16の放水路17には、ゲート15
が開閉自在に設けられている。10は、ダム16の目標
水位h0を入力する目標水位の入力端子である。この目
標水位の入力端子10の目標水位h0と水位計測部19
からのダムの実際の水位hとが比較部11によって比較
される。この比較部11は、さらに不感帯として、上限
値h0+Δhと下限値h0−Δhとを設定するための不
感帯設定部12に接続され、さらにゲート開度制御部1
3、ゲート駆動部14を介してゲート15に接続されて
いる。
【0011】このゲート開度制御部13は、ゲートの開
度GをPID制御するためのもので、次式によって設定
される。 G=(K1+K2/s+K3・s)α ここで、G:ゲートの開度、K1:比例制御ゲイン、
2:積分制御ゲイン、K 3:微分制御ゲイン、s:ラプ
ラス変換後の複素数記号、α:補助制御係数である。
【0012】前記水位計測部19では、水面が波立つこ
とから移動平均等の手法(時間遅れが生じる)でダムの
水位を推定する。なお、Qinは、河川、雨水等による
水の流入量で、Qoutは、ゲート15の開度Gに応じ
た放流量である。目標水位の入力端子10から目標水位
h0が入力され、不感帯設定部12では、不感帯の上限
値(h0+Δh)と下限値(h0−Δh)が設定され、
ゲート開度制御部13では、補助制御係数αが設定され
る。
【0013】以下、本発明の制御方法を図2の波形図及
び図3、図4、図5のフローチャートに基づき説明す
る。 1.メイン処理(図3) (1)スタート後、初期処理をする。 (2)現在の水位hが不感帯外にあるかどうかという|
h−h0|>Δh?が判断される。NOならYESにな
るまで待機する。 (3)前記(2)がYESになったら、h>h0+Δh
?が判断される。YES(水位上昇)ならBへ、NO
(水位低下)ならCへ移行する。
【0014】2.水位上昇時の処理(図4) (1)図2のt0時に、h>h0+Δh?がYESにな
ると、t4、t7、…の通過時以外では、ゲート開度制
御部13では、補助制御係数αをそのままにしてゲート
15の開度Gを制御する。 (2)h>h0+Δh?を判断し、t4、t7、…時
(一定時間T毎)になってもYESが継続していれば、
その時点で図2の点線特性の状態h1にあるから、ま
だ、補助制御係数αが不足状態にあり、この補助制御係
数αをさらに増加し、ゲート15の調節量を大きくする
ようなPID制御を続行する。このとき、補助制御係数
αの調節量は、水位h1−hr及び一定時間Tの大きさ
に対応して調節する。hrは、予め設定された極小の目
標値であり、このhrは、h0とh0−Δhとの間に設
定することが応答性の向上には好適である。しかし、h
0=hrでもよい。
【0015】(3)h>h0+Δh?がNOになった
ら、一定時間n×T以内か?を判断する。NOなら補助
制御係数の調節なしで図3のAに戻る。YESなら、水
位極小値か?を判断する。 (4)実線又は1点鎖線のように、水位極小値か?がN
Oで、水位hが極小値になる前のt5時に不感帯の下限
値h0−Δhを下回ったものとすると、h<h0−Δh
?がYESとなるので、補助制御係数αがやや大きすぎ
たことを意味する。従って、t0〜t5までの時間をパ
ラメータとして補助制御係数αをやや小さく調節し、A
に戻る。なお、h<h0+Δh?がYESの時間からh
<h0−Δh?がYESの時間まで、実線では、t5−
t2=T2で、1点鎖線では、t5−t1=T1であっ
て、T1とT2の長さが異なる。このことは、実線又は
1点鎖線は、t0〜t5までの時間が同じでも、水位目
標値の上限値と交差する時からは下限値と交差する時ま
での時間の短いT2よりも時間の長いT1の方が振幅が
小さいと考えられるので、t0〜t5までの時間で補助
制御係数αを調節するよりも、T1とT2の長さで補助
制御係数αを調節することの方が好ましい。h<h0−
Δh?がNOであれば元に戻る。
【0016】(5)2点鎖線のように、水位目標値の下
限値と交差する前に不感帯の中でt6時に極小値に達し
たものとすると、h−hr>0?がYESとなる。 (6)h−hr>0?がYESなら、補助制御係数αを
やや増加させ、NOならやや減少させ、Aに戻る。
【0017】3.水位低下時の処理(図5) (1)h<h0−Δh?を判断し、一定時間Tになって
もYESが継続していれば、まだ、補助制御係数αが小
さすぎるから、一定時間T毎にこの補助制御係数αをさ
らに増加するように調節する。h<h0−Δh?がNO
になるまで繰り返す。
【0018】(2)h<h0−Δh?がNOの後、サン
プリング時間T毎に水位極大値か?を判断する。 (3)極大値になる前に不感帯の上限値h0+Δhを越
えたものとすると、h>h0+Δh?がYESとなるの
で、補助制御係数αがやや大きいことを意味する。従っ
て、時間をパラメータとして補助制御係数αをやや小さ
く調節する。 (3)h>h0+Δh?がNOならCに戻る。
【0019】(4)不感帯の中で水位極大値?がYES
になると、hs−h>0を判断する。hsは、予め設定
された極大の目標値であり、このhsは、h0とh0+
Δhとの間に設定することが応答性の向上には好適であ
る。しかし、h0=hsでもよい。 (5)h−hs>0?がYESなら、補助制御係数αを
やや減少させ、NOならやや増加させてAに戻る。この
とき、補助制御係数αは、h−hsの大きさと、極大値
までの時間によって調節される。以下、Qin−Qou
tの変動に対応して同様の動作を繰り返して補助制御係
数αが次々と調節される。
【0020】前記実施例では、ゲート開度制御部13
は、ゲートの開度GをPID制御するためのもので、次
式によって設定されるものとした。 G=(K1+K2/s+K3・s)α この結果、P(比例)動作による現在の偏差、I(積
分)動作による過去の積分値、D(微分)動作による現
在の偏差の微分値の各動作を加え合わせてそれぞれ比例
して制御動作を行うことにより、D動作は応答の行き過
ぎを減少させて応答を早め、I動作はオフセットを消す
ことができるものである。
【0021】しかし、 (1)P(比例)+I(積分)+D(微分)のすべての
動作を加え合わせた場合に限定されるものではなく、少
なくとも次の動作であってもよい。 (2)P(比例)の動作だけの場合。 (3)I(積分)の動作だけの場合。 (4)P(比例)+D(微分)の動作を加え合わせた場
合。 (5)P(比例)+I(積分)の動作を加え合わせた場
合。
【0022】前記実施例では、PID制御の補助制御係
数は、現在の偏差に比例して制御動作を行うP動作と、
過去の積分値に比例して制御動作を行うI動作と、現在
の偏差の微分値に比例して制御動作を行うD動作とでそ
れぞれ統一した値に調節するようにした。しかし、これ
に限られるものではなく、現在の偏差に比例して制御動
作を行うP動作と、過去の積分値に比例して制御動作を
行うI動作と、現在の偏差の微分値に比例して制御動作
を行うD動作とをそれぞれ独立した値に調節するように
してもよい。
【0023】前記実施例では、PID制御の補助制御係
数は、 (1)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値
との交差時から下限値との交差時に達するまでの時間又
は下限値との交差時から上限値との交差時に達するまで
の時間が長いときはゲートの開度の変動幅を小さくする
ように調節し、短いときはゲートの開度の変動幅を大き
くするように調節するようにした方法。 (2)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値
と交差する時又は下限値と交差する時から所定時間後に
上限値又は下限値と交差しない場合には、所定時間後に
おける上限値又は下限値と水位との差に応じて調節する
ようにした方法。 (3)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値
と交差する時又は下限値と交差する時から不感帯の幅を
持たせた水位目標値内での極小値又は極大値までの時間
と、極小値又は極大値と極値の目標値との差とに応じて
調節するようにした方法。の3つの方法で行うようにし
た。これらの方法は、それぞれ単独で行ってもよいが、
(1)+(2)の場合、(1)+(3)の場合、(2)
+(3)の場合、(1)+(2)+(3)の場合のいず
れの場合でもよく、特に複数の組み合わせにより制御の
制度が向上する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、PID制御の補助制御係数
は、水位の変動を、不感帯の幅を持たせた水位目標値内
で収束せしめるように、不感帯の幅を持たせた水位目標
値と現状の水位データとの比較値の変化に応じて調節す
るようにしたので、流入量の変化に対応した良好な制御
ができる。また、水位がある値を中心にして上昇した
り、下降したりを繰り返す、いわゆるハンチング現象を
可能な限り減少させることができる。
【0025】PID(制御は、P(比例)の動作又はI
(積分)の動作だけでなく、D(微分)の動作を加え合
わせることにより、応答性にすぐれた制御ができる。
【0026】PID制御の補助制御係数は、(1)水位
が不感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値との交差時
から下限値との交差時に達するまでの時間又は下限値と
の交差時から上限値との交差時に達するまでの時間が長
いときはゲートの開度の変動幅を小さくするように調節
し、短いときはゲートの開度の変動幅を大きくするよう
に調節するようにした方法及び(2)水位が不感帯の幅
を持たせた水位目標値の上限値と交差する時又は下限値
と交差する時から所定時間後に上限値又は下限値と交差
しない場合には、所定時間後における上限値又は下限値
と水位との差に応じて調節するようにした方法に加えて
(3)水位が不感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値
と交差する時又は下限値と交差する時から不感帯の幅を
持たせた水位目標値内での極小値又は極大値までの時間
と、極小値又は極大値と極値の目標値との差とに応じて
調節するようにした方法をさらに加えることにより、よ
り精度の高い制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定水位制御方法の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明による定水位制御方法による制御波形の
一実施例を示す図である。
【図3】本発明による定水位制御方法によるメイン処理
時の動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】本発明による定水位制御方法による水位上昇時
の処理時の動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明による定水位制御方法による水位低下時
の処理時の動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図6】従来の定水位制御方法による第1例の制御波形
図である。
【図7】従来の定水位制御方法による第2例の制御波形
図である。
【符号の説明】
10…目標水位の入力端子、11…比較部、12…不感
帯設定部、13…ゲート開度制御部、14…ゲート駆動
部、15…ゲート、16…ダム、17…放水路、19…
水位計測部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薄井 和久 東京都港区南麻布2丁目11番10号 日本工 営株式会社麻布オフィス内 (72)発明者 山田 憲治 東京都千代田区麹町5丁目4番地 日本工 営株式会社内 Fターム(参考) 2D019 AA47 5H004 GA06 GB08 HA05 HB05 KA45 KB02 KB04 KB06 KC39 KC48 KC53 KC54 LB05 LB06 LB07 5H309 AA06 BB03 CC09 DD27 EE05 FF09 GG03 HH08 HH25 JJ06 9A001 GG01 LL09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水位目標値に不感帯の幅を持たせ、この
    不感帯の上限値又は下限値を越えたときPID制御によ
    りゲートの開度を制御して定水位に制御するようにした
    定水位制御方法において、前記PID制御の補助制御係
    数は、水位の変動を、不感帯の幅を持たせた水位目標値
    内で収束せしめるように、不感帯の幅を持たせた水位目
    標値と現状の水位データとの比較値の変化に応じて調節
    するようにしたことを特徴とする定水位制御方法。
  2. 【請求項2】 PID制御の補助制御係数は、水位が不
    感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値との交差時から
    下限値との交差時に達するまでの時間又は下限値との交
    差時から上限値との交差時に達するまでの時間が長いと
    きはゲートの開度の変動幅を小さくするように調節し、
    短いときはゲートの開度の変動幅を大きくするように調
    節するようにしたことを特徴とする請求項1記載の定水
    位制御方法。
  3. 【請求項3】 PID制御の補助制御係数は、水位が不
    感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値と交差する時又
    は下限値と交差する時から所定時間後に上限値又は下限
    値と交差しない場合には、所定時間後における上限値又
    は下限値と水位との差に応じて調節するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の定水位制御方法。
  4. 【請求項4】 PID制御の補助制御係数は、水位が不
    感帯の幅を持たせた水位目標値の上限値と交差する時又
    は下限値と交差する時から不感帯の幅を持たせた水位目
    標値内での極小値又は極大値までの時間と、極小値又は
    極大値と極値の目標値との差とに応じて調節するように
    したことを特徴とする請求項1記載の定水位制御方法。
  5. 【請求項5】 PID制御の補助制御係数は、現在の偏
    差に比例して制御動作を行うP動作と、過去の積分値に
    比例して制御動作を行うI動作と、現在の偏差の微分値
    に比例して制御動作を行うD動作とでそれぞれ統一した
    値に調節することを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の定水位制御方法。
  6. 【請求項6】 PID制御の補助制御係数は、現在の偏
    差に比例して制御動作を行うP動作と、過去の積分値に
    比例して制御動作を行うI動作と、現在の偏差の微分値
    に比例して制御動作を行うD動作とをそれぞれ独立した
    値に調節することを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の定水位制御方法。
  7. 【請求項7】 PID制御は、現在の偏差に比例して制
    御動作を行うP動作のみからなることを特徴とする請求
    項1、2、3又は4記載の定水位制御方法。
  8. 【請求項8】 PID制御は、過去の積分値に比例して
    制御動作を行うI動作のみからなることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の定水位制御方法。
  9. 【請求項9】 PID制御は、現在の偏差に比例して制
    御動作を行うP動作と、現在の偏差の微分値に比例して
    制御動作を行うD動作とからなることを特徴とする請求
    項1、2、3又は4記載の定水位制御方法。
  10. 【請求項10】 PID制御は、現在の偏差に比例して
    制御動作を行うP動作と、過去の積分値に比例して制御
    動作を行うI動作とからなることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の定水位制御方法。
  11. 【請求項11】 PID制御は、現在の偏差に比例して
    制御動作を行うP動作と、過去の積分値に比例して制御
    動作を行うI動作と、現在の偏差の微分値に比例して制
    御動作を行うD動作とからなることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4、5又は6記載の定水位制御方法。
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