JP2001281734A - 偏光方向検出装置及びカメラ - Google Patents

偏光方向検出装置及びカメラ

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JP2001281734A
JP2001281734A JP2000099286A JP2000099286A JP2001281734A JP 2001281734 A JP2001281734 A JP 2001281734A JP 2000099286 A JP2000099286 A JP 2000099286A JP 2000099286 A JP2000099286 A JP 2000099286A JP 2001281734 A JP2001281734 A JP 2001281734A
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polarization direction
polarization
light
light receiving
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JP2000099286A
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English (en)
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Takayuki Tsuboi
孝之 坪井
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Canon Inc
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Publication date
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  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体光等の被検出光の偏光方向の検出速度を
速くし、検出精度を高くし、小型化した偏光方向検出装
置を提供する。 【解決手段】入射する直線偏光の角度に対して感度異方
性を有する3つの受光装置5a、5b、5cで構成し、
各受光装置5a、5b、5cは、直線偏光板5a1、5
b1、5c1と、結像レンズ5a2、5b2、5c2
と、受光素子5a3、5b3、5c3とにより構成し、
これらの直線偏光板の感度異方性を互いに60度の位相
有して固定し、これらの受光素子の測定情報に基づい
て、被検出光の光軸回りの角度に対する直線偏光強度曲
線を推測し、その曲線の最大値の方向を被検出光の偏光
最大方向と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出光の偏光方
向を検出する偏光方向検出装置および偏光方向検出装置
を備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、TTL一眼レフカメラでは、撮影
レンズを通った光をファインダに導いているため、偏光
フィルター等を用いる場合、撮影レンズの先端に設けら
れためねじ部に、偏光フィルター等の取付け部のおねじ
を螺合固定し、撮影者はカメラのファインダを覗きなが
ら、手動にて偏光フィルター等を撮影レンズの光軸と平
行な軸の周りに回転させ(偏光フィルター等の一部のフ
ィルターは前記取付け部に対しフィルター部が回転可能
な構造となっている)、所望のフィルター効果が得られ
るようファインダ画面を目で確認しながら偏光フィルタ
ー等の回転位置を合わせて撮影していた。
【0003】また、レンズシャッターカメラでは、撮影
レンズ光軸とファインダ光軸が別であり、撮影レンズを
通った光を観察できず、撮影レンズ先端に取付けた偏光
フィルター等の効果をファインダを通して確認できない
ため、撮影者は偏光フィルター等の回転枠に設けられた
指標により回転位置を目測にて合わせ、撮影していた。
【0004】そこで、実開平3−60323号公報で
は、レンズシャッターカメラにおいて撮影レンズとファ
インダ双方の前面に偏光フィルターを同期回転可能に設
け、撮影者が撮影レンズ側の偏光フィルターを手動にて
回転させれば、ファインダ側の偏光フィルターも同じ向
きを保ち同期して回転するため、撮影時の偏光フィルタ
ーの効果をファインダを通して目で確認できるようにし
ている。
【0005】特開平8−160507号公報には、撮影
系の前に回転可能に固定された偏光フィルターをモータ
309で電動回転させ、測光センサー312で偏光フィ
ルターを透過した光量を測定し、その光量が最小となる
位置に偏光フィルターを回転制御する方法が示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のTTL一眼レフカメラでは、偏光フィルター等のフィ
ルター効果をファインダを通し、いちいち撮影者が目で
確認しながら、好みの位置に手動で偏光フィルター等を
回転させなければならず、面倒であるという不都合があ
った。しかも、撮影者は最もフィルター効果の高い位置
に偏光フィルター等の回転位置を合わせたつもりでも、
若干のずれが生じてしまい、フィルター効果を最大限生
かせないという不都合があった。
【0007】実開平3−60323号公報でも、手動で
偏光フィルター等を回転させなければならず、面倒で精
度が低いという問題と共に、ファインダ前にもフィルタ
ーが必要で、装置が大型化し、ファインダが暗くなると
いう問題もあった。
【0008】特開平8−160507号公報では、撮影
光学系上の偏光フィルターを回転させながら偏光効果が
最大の位置を検出しているため、シャッターを切るまで
に時間が掛かり、シャッターチャンスを逃すという問題
があった。
【0009】本出願に係る発明の目的は、被写体の偏光
方向の検出速度を速くし、検出精度を高くし、小型化し
た偏光方向検出装置及びカメラを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、被検出光
の偏光方向を検出する偏光方向検出装置において、入射
する直線偏光の角度に対して感度異方性を有する複数の
受光手段と、前記複数の受光手段の測定情報に基づいて
被検出光の偏光方向を算出する偏光方向算出手段を有す
る事を特徴とする偏光方向検出装置とするものである。
【0011】第2の発明は、上記第1の発明で、前記複
数の受光手段は、入射する直線偏光の角度に対して感度
異方性が互いに異なる3つの受光手段であって、前記3
つの受光手段の感度方向を固定したことを特徴とする偏
光方向検出装置とする。
【0012】第3の発明は、上記第2の発明で、前記3
つの受光手段の感度異方性の方向は、前記被検出光の光
軸の回りに互いに60度の位相を有していることを特徴
とする偏光方向検出装置とするものである。
【0013】第4の発明は、上記いずれかの発明で、前
記複数の受光手段は、直線偏光板と結像レンズと受光素
子とを夫々に有した構成したことを特徴とする偏光方向
検出装置とするものである。
【0014】第5の発明は、上記第1、2または第3の
発明で、前記複数の受光手段は、1つの結像レンズと、
前記結像レンズの前面に被検出光の光軸周りに配置され
た複数の直線偏光板と、前記結像レンズの結像面に配置
された絞りと、前記結像面より後方に配置された前記複
数の直線偏光板に対応の複数の受光素子とにより構成し
たことを特徴とする偏光方向検出装置とするものであ
る。
【0015】第6の発明は、上記いずれかの発明で、前
記偏光方向算出手段は、前記複数の受光手段からの測定
情報に基づいて、前記被検出光の光軸回りの角度に対す
る直線偏光強度曲線を推測し、その曲線の最大値の方向
を被検出光の偏光最大方向と判断することを特徴とする
偏光方向検出装置とするものである。
【0016】第7の発明は、上記いずれかの発明で、前
記偏光方向算出手段は、被検出光の光軸回りの角度に対
する直線偏光強度曲線を正弦波と仮定して、前記正弦波
の位相と強度とシフト量を設定することで、前記複数の
受光手段からの測定情報に一致する正弦波を推測し、そ
の正弦波の最大値の方向を前記被検出光の偏光最大方向
と判断することを特徴とする偏光方向検出装置とするも
のである。
【0017】第8の発明は、上記第1から5のいずれか
の発明で、前記偏光方向算出手段は、前記複数の受光手
段からの測定情報のうち、最大値である受光手段の感度
異方性方向と二番目に大きい値である受光手段の感度異
方性方向との中間に、前記被検出光の偏光最大方向が存
在すると判断することを特徴とする偏光方向検出装置と
するものである。
【0018】第9の発明は、上記いずれかの発明で、前
記偏光方向算出手段は、前記複数の受光手段からの測定
情報のうち、最大値である受光手段の感度異方性方向を
前記被検出光の偏光最大方向と判断することを特徴とす
る偏光方向検出装置とするものである。
【0019】第10の発明は、被検出光の偏光方向を検
出する偏光方向検出装置において、入射する直線偏光の
角度に対して感度異方性を有し、前記被検出光の光軸の
回りを回転しながら複数の測定情報を出力する受光手段
と、前記複数の測定情報に基づいて被検出光の偏光方向
を算出する偏光方向算出手段を有する事を特徴とする偏
光方向検出装置とするものである。
【0020】第11の発明は、上記第10の発明で、前
記受光手段の回転角は180度未満であることを特徴と
する偏光方向検出装置とするものである。
【0021】第12の発明は、上記第10または11の
発明で、前記偏光方向算出手段は、前記受光手段からの
複数の測定情報に基づいて、前記被検出光の光軸回りの
角度に対する直線偏光強度曲線を推測し、その曲線の最
大値の方向を被検出光の偏光最大方向と判断することを
特徴とする偏光方向検出装置とするものである。
【0022】第13の発明は、上記第10または11の
発明で、前記偏光方向算出手段は、被検出光の光軸回り
の角度に対する直線偏光強度曲線を正弦波と仮定して、
前記正弦波の位相と強度とシフト量を設定することで、
前記受光手段からの複数の測定情報に一致する正弦波を
推測し、その正弦波の最大値の方向を前記被検出光の偏
光最大方向と判断することを特徴とする偏光方向検出装
置とするものである。
【0023】第14の発明は、上記第10または11の
発明で、前記偏光方向算出手段は、前記受光手段からの
複数の測定情報のうち、測定値を時系列に並べて、最大
値が極大値である場合、その最大値の方向を被検出光の
偏光最大方向と判断し、また測定値を時系列に並べて、
最小値が極小値である場合、その最小値の方向を被検出
光の偏光最小方向と判断することを特徴とする偏光方向
検出装置とするものである。
【0024】第15の発明は、カメラに対する被写体の
偏光方向を検出する偏光方向検出装置として設けられた
上記いずれか一つの偏光方向検出装置と、撮影レンズに
対して光軸を中心に回転可能に設けられた偏光フィルタ
ーと、前記偏光方向検出装置の検出結果に基づいて前記
偏光フィルターの回転方向を表示する表示手段を有する
ことを特徴とするカメラとするものである。
【0025】第16の発明は、カメラに対する被写体の
偏光方向を検出する偏光方向検出装置として設けられた
上記いずれか一つの偏光方向検出装置と、撮影レンズに
対して光軸を中心に回転可能に設けられた偏光フィルタ
ーと、前記偏光フィルターを回転駆動するアクチュエー
タと、前記偏光方向検出装置の検出結果に基づいて前記
アクチュエータの回転位置を制御するための制御手段と
を有することを特徴とするカメラとするものである。
【0026】上記目的を達成する為、本発明に係る偏光
方向検出装置は、被検出光を受光するための互いに感度
異方性を有する複数の受光手段を備えた偏光方向検出手
段と、前記複数の受光手段の測定情報に基づいて偏光方
向を算出する偏光方向算出手段を有する事により、偏光
方向検出装置に回転等の駆動部が無いため、検出時間の
短縮と、装置の小型化と、高精度の検出が可能となる。
【0027】前記偏光方向算出手段は、前記複数の受光
手段からの測定情報から、装置自体の光軸周りの角度に
対する偏光強度曲線を推測し、その曲線の最大値の方向
を偏光最大方向と判断する事により、検出時間の短縮
と、精度の高い検出が可能となる。
【0028】前記偏光方向算出手段は、装置自体の光軸
周りの角度に対する偏光強度曲線を正弦波と仮定し、そ
の正弦波の位相と強度とシフト量を設定する事で、前記
複数の受光手段からの測定情報に一致する正弦波を推測
し、その正弦波の最大値の方向を偏光最大方向と判断す
る事により、検出時間の短縮と、精度の高い検出が可能
となる。前記偏光方向算出手段は、前記複数の受光手段
からの測定情報の内、最大値である受光手段の感度異方
性方向と二番目に大きい値である受光手段の感度異方性
方向との中間に偏光最大方向が存在すると判断する事に
より、検出時間の短縮が可能となる。前記偏光方向算出
手段は、前記複数の受光手段からの測定情報の内、最大
値である受光手段の感度異方性方向を偏光最大方向と判
断する事により、検出時間の短縮が可能となる。
【0029】前記複数の受光手段は、入射光の偏光角度
に対しての感度異方性の方向が互いに異なる方向に夫々
配置された3つの受光部による事により、単一の受光装
置を入射する直線偏光の角度に対して可動させる必要が
無くなり、検出時間の短縮を図ることができ、しかも3
つの検出装置の為に検出精度をアップする事ができる。
【0030】前記受光部は、夫々の感度異方性の方向が
互いに60度ずれた方向に配置されている事により、単
一の受光装置を入射光の偏光角度に対して可動させる必
要が無くなり、検出時間の短縮を図ることができ、しか
も180度周期の偏光強度変化を3等分した検出方向の
為、検出精度をアップする事ができる。
【0031】前記複数の受光手段が、各々、直線偏光板
と結像レンズと受光素子から成る事により、簡単な構成
となり、装置全体を小型化する事ができる。
【0032】前記複数の受光手段が、一つの結像レンズ
と、その結像レンズの入射側前面に光軸周りに配置され
た直線偏光板と、前記結像レンズの結像面に配置された
絞りと、前記結像面より出射側に配置された前記複数の
受光部に設けられた受光素子とから成る事により、レン
ズが1枚という簡単な構成の為、装置自体を小型化する
事ができる。
【0033】像体の偏光方向を検出する偏光方向検出装
置において、被検出光の偏光角度に対して感度異方性を
有し、回転しながら複数の測定情報を出力する受光手段
と、前記複数の測定情報に基づいて偏光方向を算出する
偏光方向算出手段を有する事によって、検出時間の短縮
と、装置の小型化と、高い精度の検出が可能となる。
【0034】回転しながら複数の測定情報を出力する受
光手段の回転角は、180度未満である事によって、検
出時間の短縮が可能となる。
【0035】偏光方向算出手段が、上記受光手段からの
複数の測定情報から、装置自体の光軸周りの角度に対す
る偏光強度曲線を推測し、その曲線の最大値の方向を偏
光最大方向と判断する事によって、検出時間の短縮と、
精度の高い検出ができる。
【0036】偏光方向算出手段が、装置自体の光軸周り
の角度に対する偏光強度曲線を周期的波形によるものと
仮定して、その波形の位相と強度とシフト量を設定する
事で、上記受光手段からの複数の測定情報に一致する波
形を推測し、その波形の最大値の方向を偏光最大方向と
判断する事によって、検出時間の短縮と、精度の高い検
出ができる。
【0037】前記波形が正弦波であることで、受光手段
からの複数の測定情報に一致する正弦波を推測し、その
正弦波の最大値の方向を偏光最大方向と判断することが
でき、検出時間の短縮と、精度の高い検出ができる。
【0038】偏光方向算出手段が、受光手段からの複数
の測定情報の内、測定値を時系列に並べて、最大値が極
大値である場合、その最大値の方向を偏光最大方向と判
断し、また、測定値を時系列に並べて、最小値が極小値
である場合、その最小値の方向を偏光最小方向と判断す
る事によって、検出時間の短縮ができる。
【0039】光学機器に対する被写体の偏光方向を検出
する偏光方向検出装置と、レンズの光軸中心に回転可能
に設けられた偏光フィルターと、偏光フィルターを回転
駆動するアクチュエータと、アクチュエータの回転位置
を制御するための制御手段とを有している光学機器にお
いて、前記偏光方向検出装置を有する事によって、偏光
方向の検出時間の短縮と、小型化と、検出精度を高くす
る事ができる。
【0040】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の一実施の形態を示すカメラの外観を示す図面であ
り、同図において1はカメラ本体、2は撮影レンズを含
むレンズ鏡筒で、カメラの上面3にはシャッターボタン
4、表示部6が夫々が配置されている。 また、レンズ
鏡筒2の近傍のカメラ前面には偏光方向検出装置5が設
けられており、この偏光方向検出装置5は、第1受光装
置5a、第2受光装置5b、第3受光装置5cの3つか
ら構成されている。
【0041】図2にその3つの受光装置の拡大内部構造
図を示す。
【0042】受光装置5(5a、5b、5c)は、直線
偏光板(5a1、5b1、5c1)の後方に結像レンズ
(5a2、5b2、5c2)を配置し、さらに結像面近
傍に光電変換素子(5a3、5b3、5c3)を配置し
ている。
【0043】第1受光装置5aは、直線偏光板5a1の
偏光の通過する方向を上(+Y)方向に固定し、直線偏
光板5a1の後方に、被写体側からの光束を結像するレ
ンズ5a2を配置すると共に結像面付近に光電変換素子
5a3を配置している。
【0044】第2受光装置5bは、直線偏光板5b1の
偏光の通過する方向が上(+Y)方向に対し60度方向
に固定し、直線偏光板5b1の後方に、被写体側からの
光束を結像するレンズ5b2を配置し、結像面付近に光
電変換素子5b3を配置している。
【0045】第3受光装置5cは、直線偏光板5c1の
偏光を通過する方向を上(+Y)方向に対し120度方
向に固定し、直線偏光板5c1の後方に、被写体側から
の光束を結像するレンズ5c2を配置し、結像面付近に
光電変換素子5c3を配置している。
【0046】図3において、第1受光装置5a・第2受
光装置5b・第3受光装置5cからの各出力値は、偏光
方向算出部100によって、被写体の偏光最大方向を算
出し、この情報を処理回路としてのCPU108に送出
する。
【0047】図4で、被写体の偏光最大方向の算出方法
を詳しく述べる。
【0048】このグラフは、横軸がカメラの撮影光軸周
りでの偏光フィルターの偏光を透過する方向で、上(+
Y軸方向)を0度として、右回りをプラス方向としてい
る。縦軸は受光装置の受光光量値である。
【0049】偏光方向算出部100へは、第1受光装置
5aの出力値121がフィルター方向0度の値として、
第2受光装置5bの出力値122がフィルター方向60
度の値として、第3受光装置5cの出力値123がフィ
ルター方向120度の値として夫々入力される。
【0050】その3つの値が周期180度の正弦波(受
光光量Y=A×sin(2θ+B)+C)上に一致する
ように、定数A・B・Cが選択され、推定正弦波124
が決定される。
【0051】この推定正弦波124が最小値125とな
るフィルターの角度は、170度と350度であり、被
写体のその170度と350度の方向における偏光成分
が最大の方向である事が偏光方向算出部100で算出さ
れる。
【0052】図3において、103は測光装置であり、
撮影レンズの撮影画角と略等価な領域を観察し、その領
域の輝度を測定し、この情報を処理回路としてのCPU
108に送出する。104は測距装置であり、被写体ま
での距離又はフォーカス状態を公知の方式である例えば
位相差方式や赤外光を用いたアクティブ測距方式等によ
って測定し、その情報をCPU108に送出する。
【0053】106は図不示のズームボタンを撮影者が
押してズーム位置を変更する為のズーム鏡筒駆動部であ
る。ズーム鏡筒駆動部106はズームモータ106aを
駆動しズームレンズ106bを駆動する。
【0054】107は露出制御部であり、測光装置10
3からの情報及び偏光方向算出部100で処理された偏
光最大方向に応じた露出の補正を加えた露出値をCPU
108が算出し、これに基づいて露出制御部107はシ
ャッター107aを制御してフィルターFへ露光を行な
う。
【0055】109は表示装置であり、偏光フィルター
の回転方向を指示する表示の演算を行ない、表示部6に
表示する。
【0056】110は、偏光フィルターの回転位置測定
部であり、現在の偏光フィルターの回転位置を測定算出
し、この情報を処理回路としてのCPU108に送出す
る。
【0057】偏光フィルターに関するこのカメラの動作
は、まず撮影者がカメラのシャッターボタン4を半押し
すると、偏光方向検出装置5が被写体方向の偏光を測定
し、偏光方向算出部100が偏光最大方向を算出し、こ
の情報を処理回路としてのCPU108に送出する。
【0058】また、フィルター回転位置測定部110が
現状のフィルター位置を測定する。CPU108は、偏
光方向算出部100からの偏光最大方向情報とフィルタ
ー回転位置測定部110からのフィルター位置情報を比
較し、それらの情報に差が有る場合は、フィルターが偏
光最大方向の位置に一致するフィルター回転方向を求
め、表示装置109へそのフィルター回転方向情報を伝
達する。
【0059】表示装置109は、そのフィルター回転方
向情報に基づき、表示部6に、図1の様に、撮影者が手
で偏光フィルター2aを回転すべき方向を、矢印で表示
する。
【0060】使用者が手でフィルターを回転し、フィル
ター位置が偏光最大方向と一致した際は、矢印の表示を
消し、また行きすぎた時は、逆方向の矢印を表示する。
【0061】シャッターボタンの半押しを止めた場合
は、偏光方向検出装置5での測定を中止し、偏光方向算
出部100は、半押し中止直前の偏光最大方向データを
この情報を処理回路としてのCPU108に送出する。
【0062】以上のように、本実施の形態によれば、偏
光方向算出部100で処理された偏光最大方向に応じて
も、露出を補正する為、より精度の高い露光が可能とな
る。
【0063】表示部6に、図1の様に、撮影者が手でフ
ィルター2aを回転すべき方向を、矢印で表示する為、
撮影者は表示に従って偏光フィルターを回転するだけ
で、容易に偏光フィルターの効果が得られる。
【0064】シャッターボタンの半押しを止めた場合で
も、偏光方向算出部100は、半押し中止直前の偏光最
大方向データを保持している為、撮影者は、カメラを被
写体へ向けて構えていなくても、表示に従って偏光フィ
ルターを回転セット可能である。
【0065】(第2の実施の形態)本発明に係る第2の
実施の形態は、風景等の順光及び斜光の状態で空の青や
樹葉、山肌や建物などの色彩コントラスト効果を得られ
る偏光フィルター(PLフィルターとも言う)を内蔵
し、光源位置を考慮して自動的に偏光フィルターを最も
効果のある位置に回すことができる機能を有したカメラ
に関する。
【0066】図5・図6において、201はカメラ本
体、202はレンズ鏡筒、203はカメラの上面であ
り、シャッターボタン204及びモード設定ダイヤル2
07が配されている。また、レンズ鏡筒202の近傍に
は偏光方向検出装置205が配置されている。
【0067】図7に示すように、本実施の形態における
偏光方向検出装置205は、直線偏光板205aが、偏
光方向が異なる3つの部分から成り、偏光を透過する方
向が上(+Y)方向である第1偏光部205a1、偏光
を透過する方向がY軸に対して+60度を成す第2偏光
部205a2、偏光を透過する方向がY軸に対して+1
20度を成す第3偏光部205a3で構成され、さらに
光を透過しない中心部205a4が設けられている。
【0068】偏光方向検出装置205は、直線偏光板2
05の後部に、直線偏光板205を透過した光束を結像
する結像レンズ205b、その結像面には、不要な光束
をカットする為に中心のみ穴を持つマスク205c、結
像面後方に、第1偏光部を透過した光を受光する第1光
電変換素子205c1、第2偏光部を透過した光を受光
する第2光電変換素子205c2、第3偏光部を透過し
た光を受光する第3光電変換素子205c3が配置され
る。
【0069】次に、図6及び図8に基づいて、レンズ鏡
筒202の内部に具備された偏光フィルターについて述
べる。
【0070】図6において、208は偏光フィルターで
あり、外周部にピニオン210と噛み合うギア部を有し
ている。
【0071】ピオニン210は、DCモータもしくはス
テッピングモータによって構成されたフィルター回転モ
ータ209と一体に固定されていて、カメラのCPU2
38からの情報により双方向に偏光フィルター208を
回転することが可能になっていて、これらの機構は撮影
レンズ211の前方に配置されている。
【0072】また、212はフィルター回転位置センサ
ーであり、偏光フィルター308の外周に在るマークを
光学的に読みとって、その信号をフィルター回転制御部
230へ出力し、フィルター回転制御部で、その信号を
フィルター回転位置情報に変換し、その情報をCPU2
38へ出力している。
【0073】図8において、第1光電変換素子205c
1、第2光電変換素子205c2、第3光電変換素子2
05c3からの各出力値は、偏光方向算出部240へ送
出され、偏光方向算出部240によって、被写体の偏光
最大方向を算出し、この情報を処理回路としてのCPU
238に送出する。
【0074】第1光電変換素子205c1、第2光電変
換素子205c2、第3光電変換素子205c3からの
各出力値は、測光演算装置233へも出力され、測光演
算装置において、この3つの出力値の内、前記偏光最大
方向とは、角度が一番ずれている光電変換素子からの出
力値を用いて被写体の輝度を算出し、CPU238へ送
出する。
【0075】234は測距装置であり被写体までの距離
又はフォーカス状態を公知の方式である例えば位相差方
式や赤外光を用いたアクティブ測距方式等によって測定
し、その情報をCPU238に送出する。
【0076】235はモード設定部であり、光源位置検
出部5の情報を用いた主にポートレート撮影や風景撮影
を選択可能にしたり、光源位置検出部5の情報を用いな
いで撮影する事を選択したりする為のものである。
【0077】236はズーム鏡筒駆動部であり、不図示
のズームボタンを撮影者が押してズーム位置を変更した
り、撮影モード設定部105が所定のモードに設定さ
れ、測距装置234からの距離情報に基づき所定の像倍
率に制御するオートズーム駆動したりする為のものであ
る。ズーム鏡筒駆動部236はズームモータ236aを
駆動し撮影レンズ211を駆動する。
【0078】237は露出制御部であり、測光演算装置
233からの情報及び偏光方向算出部240で処理され
た偏光方向に応じた露出の補正を加えた露出値をCPU
238が算出し、これに基づいて露出制御部237はシ
ャッター237aを制御してフィルムFへ露光を行な
う。
【0079】本実施の形態のカメラの動作について図9
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0080】「ステップS1」偏光最大方向の検出 このステップは、第1の実施の形態と同じく被写体の偏
光が最大の方向を検出する。
【0081】「ステップS2」風景モードか否かの判断 このステップでは、風景モードが選択されていたら次の
ステップS3に移る。
【0082】ステップS3にて、偏光フィルター208
を回転させる様にフィルター回転モータ209に通電を
行なう。フィルター回転モータ209が回転を開始する
と、ピニオン210を介して偏光フィルター208が回
転を始める。
【0083】「ステップS4」回転位置差=0かの判断 このステップでは、偏光フィルター208が回転を始
め、フィルター回転位置センサー212からのフィルタ
ー位置と偏光方向算出部240からの偏光最大方向情報
を比較し、この差が0と成るように、モータを制御・停
止する。差が0と成る偏光フィルター208の位置が最
もコントラスト効果の得られるところである。
【0084】「ステップS5」偏光フィルター停止 このステップでは、偏光フィルター208の駆動を停止
する。
【0085】「ステップS6」シャッターボタンの第1
ストロークスイッチ(SW1)の入力を判断する。
【0086】シャッターボタン204が押されると、カ
メラの諸機能例えば自動焦点調整機能等を起動させる。
【0087】「ステップS7」露光動作 その後シャッターボタン204が更に押されると、CP
U238は露出制御部237を制御して露光を行ない、
その後フィルムFを1駒巻き上げる一連の露光動作を行
なう。
【0088】「ステップS8」偏光フィルターリセット 一連の露光動作後、CPU238は再度フィルター回転
モータ209を回転させ、偏光フィルター208を予め
決められた所定の初期位置へ送ることで一連の動作を終
了する。
【0089】尚、上記実施の形態では風景モードを選択
した場合の説明であるが、ポートレートモードを選択し
た場合は、ステップS2で風景モードで無い為、ステッ
プS6に移行するようにすればよい。この様に、ポート
レートモード時には、偏光フィルターの回転制御は行な
わない。
【0090】(本実施の形態によれば、偏光方向検出装
置205を、測光に兼用している為、偏光フィルターの
減光部を含んだ測光を行なうのでの精度が高くなる。ま
た、測光関連の部品コストを低減できる。
【0091】ポートレートモード時は、偏光フィルター
の回転を行なわない為、フィルターの回転の時間を節約
でき、撮影までの待ち時間が少なくなる。
【0092】(第3の実施の形態)図10〜図12は本
発明の第3の実施の形態を示す。図10は交換レンズ鏡
筒の断面図であり、図11はその横断面図である。
【0093】301はレンズ鏡筒をカメラ本体に取付け
るマウント、303は先端にネジ部303aを有する鏡
筒、304は鏡筒303とネジ結合する合焦用レンズ3
06を保持する距離環、305は遮光部材、307及び
308はレンズ群、302はレンズ群308を保持した
固定部材である。
【0094】311は偏光フィルター309を保持し、
光軸の回りにギア313とモータ312により回転され
るフィルター保持部材である。314はIC314aと
314bとを搭載した電子回路基板であり、IC314
a及び314bはカメラ本体と接点301aを介し通信
を行ない、モータ312を制御する。
【0095】以上の構成により、カメラ本体に上記レン
ズを取付ける事により接点301aを通じて前記レンズ
と前記カメラが通信を行ない、カメラ本体は取付けられ
ているレンズを識別して正しく作動することができる。
また、距離環304を回す事で合焦動作を行なう事が可
能である。
【0096】以上の構成において、図12に示すよう
に、カメラ本体320の電源スイッチ317をONにす
る事によりCCD321に結像する。
【0097】この交換レンズは、ミラーレンズと呼ば
れ、被写体からの光束は、合焦用レンズ306のリング
状部306aを屈折通過し、レンズ群307のリング状
部307aで反射し、合焦用レンズの中央部306bで
反射し、レンズ群307の中央部307bを屈折通過
し、偏光フィルター309,レンズ群308を通過し
て、ボディ側のCCD321に結像する。
【0098】本実施の形態で特徴的なのは、レンズ群3
07の後部307aには、半透明の銀蒸着膜が形成さ
れ、反射光はカメラへと導かれ、透過光は、電子回路基
板上に配置された偏光方向検出装置314cに入射す
る。
【0099】この偏光方向検出装置314cは、第1の
実施の形態で使用した偏光方向検出装置(図2参照)と
同一の構造である。
【0100】次に、偏光フィルターの回転位置を検出す
る方法について述べる。
【0101】光軸の回りに回転する環状のフィルター保
持部材311にマグネット311aが設けられ、固定部
302にホール素子302aが固定されている。
【0102】以上の構成により偏光フィルター309の
偏光方向をホール素子302aに生じる電圧で知る事が
できる。
【0103】尚、ホール素子とマグネットの替わりに光
学的センサーや、ブラシとパターン等によっても同様な
制御を行なう事ができる事は明らかである。
【0104】また、偏光フィルターで減光してしまうの
で、暗い被写体を撮影する場合は光量不足を生じる場合
は偏光フィルターを光路より退避させるように構成して
もよい。
【0105】本実施の形態によれば、レンズ鏡筒は、交
換レンズ内において撮影結像光束を分割して、その光束
を用いて偏光最大方向を算出する為、より正確な偏光方
向測定が可能となる。
【0106】暗い状態では、偏光フィルターを退避でき
るので、偏光フィルターの減光が無くなり、手ブレしな
い写真を撮影可能となる。
【0107】(第4の実施の形態)図13〜図16は本
発明の第4の実施の形態を示す。
【0108】図13、図14において、401はカメラ
本体、402はレンズ鏡筒、403はカメラの上面であ
り、カメラの上面403にはシャッターボタン404及
びモード設定ダイヤル407が配されている。
【0109】また、レンズ鏡筒402近傍には偏光方向
検出装置405が配されている。偏光方向検出装置40
5、測光装置433、偏光方向算出部440と偏光板回
転制御部441以外は、第2の実施の形態と同一の構成
及び作用なので、その説明を省略する。
【0110】偏光方向検出装置405は、図15に示す
ように、カメラ本体401の前面に回転可能に設けられ
た偏光板405aと、その偏光板405aの外周部に、
ピニオン443と噛み合うギア部を有している。
【0111】ピニオン443はステッピングモータによ
って構成された偏光板回転モータ442と一体に固定さ
れていて、偏光板回転制御部によって偏光板の回転・停
止を行なうものとしてあり、この偏光板の回転可能角度
は、初期位置から90度となっている。
【0112】また、444は偏光板回転位置センサーで
あり、偏光板405aの外周に有るマークを光学的に読
みとって、その信号を偏光板回転制御部441へ出力
し、偏光板405aの初期位置を検出している。
【0113】偏光板405aの後部には結像レンズ40
5bが配置され、光電変換素子405c上に結像してい
る。
【0114】次に、被写体の偏光最大方向の検出手段に
ついて説明する。
【0115】モータ442によって、偏光板405は初
期位置から回転を初め、モータ回転のステップ数のカウ
ントを開始する。光電変換素子405cは、ある時間間
隔で、受光光量を測定する。図16は、横軸が偏光板の
回転角度で、偏光板の初期位置を0度として、カウント
したモータのステップ数によって、偏光板の回転角度を
算出している。縦軸が光電変換素子405cでの受光光
量を示している。
【0116】まず、被写体の偏光最大方向の検出開始直
後に、1回目の測定値が光電変換素子405cから偏光
方向算出部440に送出される。
【0117】そして、ある時間間隔で、第2・第3・第
4・第5・第6の測定値が偏光方向算出部440に送出
される。
【0118】偏光方向算出部440では、常に現在の測
定値と一つ前の測定値を比較し、一つ前の測定値より現
在の測定値が大きいと、さらなる偏光板の回転と測定を
行なう。
【0119】第7の測定を行ない、第6の測定値の方が
第7の測定値より大きい値の場合、第6の測定値が極大
値で有ることが判明する。
【0120】そこで、第6の測定時におけ偏光板の方向
を被写体の偏光最大方向と判定し、CPU438へ偏光
最大方向の情報を送出する。
【0121】また、偏光板回転制御部441に、偏光板
の停止と、初期位置のリセットを指示する。
【0122】偏光板回転制御部441は、モータ442
を停止し、さらに偏光板回転位置センサー444からの
信号があるまでモータを逆回転し、停止する。
【0123】ここでは、極大値を求める手順を説明した
が、第1測定値より第2測定値が小さい値の場合は、極
小値を求め、その極小値時の偏光板の方向に対して90
度ずれた方向が、被写体の偏光最大方向と判別する。
【0124】本実施の形態によれば、偏光板が、90度
以内の回転で、被写体の偏光最大方向を検出できる為、
検出速度を短くできる。
【0125】また、実際に極大値が極小値を検出する
為、検出精度が高い。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被写体の偏光方向の検出速度を速くし、検出精度を高く
し、小型化した偏光方向検出装置及びカメラを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すカメラの外観
斜視図
【図2】図1の受光装置の拡大内部構造図
【図3】図1のカメラの制御ブロック図
【図4】図3の偏光方向算出部での偏光最大方向算出の
概念図
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるカメラの外
観斜視図
【図6】図5のカメラの一部きり欠き上面図
【図7】図5の受光装置の拡大内部構造図
【図8】図5のカメラの制御ブロック図
【図9】図5のカメラの動作のフローチャート
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるレンズ鏡
筒の縦断面図
【図11】図10のレンズ鏡筒の横断面図
【図12】図10のレンズ鏡筒をカメラ本体に装着する
場合の両者の電気的な構成を示したブロック図
【図13】本発明の第4の実施の形態におけるカメラの
外観斜視図
【図14】図13のカメラの一部きり欠き上面図
【図15】図13のカメラの制御ブロック図
【図16】図13のカメラにおける偏光方向算出部での
偏光最大方向算出の概念図
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…撮影レンズ
を含むレンズ鏡筒 2a…偏光フィルター 3…カメラの上
面 4…シャッターボタン 5…偏光方向検
出装置 5a…第1受光装置 5b…第2受光
装置 5c…第3受光装置 5a1,5b1,5c1…直線偏光板 5a2,5b
2,5c2…レンズ 5a3,5b3,5c3…光電変換素子 6…表示部 100…偏光方
向算出部 103…測光装置 104…測距装
置 106…ズーム鏡筒駆動部 106a…ズー
ムモータ 106b…ズームレンズ 107…露出制
御部 107a…シャッター 108…CPU 109…表示装置 110…偏光フィルター回転位置測定部 121…第1受光装置の出力値 122…第2受
光装置の出力値 123…第3受光装置の出力値 124…推定正
弦波 125…最小値 201…カメラ
本体 202…レンズ鏡筒 203…カメラ
の上面 204…シャッターボタン 205…偏光方
向検出装置 205a…直線偏光板 205a1…第
1偏光部 205a2…第2偏光部 205a3…第
3偏光部 205b…結像レンズ 205c…マス
ク 250c1…第1光電変換素子 205c2…第
2光電変換素子 205c3…第3光電変換素子 207…モード
設定ダイヤル 208…偏光フィルター 209…回転モ
ータ 210…ピニオン 211…撮影レ
ンズ 212…フィルター回転位置センサー 230…フィル
ター回転制御部 233…測光演算装置 234…測距装
置 235…モード設定部 236…ズーム
鏡筒駆動部 236a…ズームモータ 237…露出制
御部 237a…シャッター 238…CPU 240…偏光方向算出部 301…マウン
ト 301a…接点 302…固定部
材 302a…ホール素子 303…鏡筒 303a…ネジ部 304…距離環 305…遮光部材 306…合焦用
レンズ 306a…リング状部 306b…中央
部 307,308…レンズ群 307a…リン
グ状部 307b…中央部 309…偏光フ
ィルター 311…フィルター保持部材 311a…マグ
ネット 312…モータ 313…ギア 314…電子回路基板 314a,31
4b…IC 314c…偏光方向検出装置 317…電源ス
イッチ 320…カメラ本体 321…CCD 401…カメラ本体 402…レンズ
鏡筒 403…カメラの上面 404…シャッ
ターボタン 405…偏光方向検出装置 405a…直線
偏光板 405b…結像レンズ 405c…光電
変換素子 407…モード設定ダイヤル 408…偏光フ
ィルター 409…回転モータ 410…ピニオ
ン 411…撮影レンズ 412…フィルター回転位置センサー 430…フィル
ター回転制御部 433…測光装置 434…測距装
置 435…モード設定部 436…ズーム
鏡筒駆動部 436a…ズームモータ 437…露出制
御部 437a…シャッター 438…CPU 440…偏光方向算出部 441…測定用
の偏光板回転制御部 442…モータ 443…ピニオ
ン 444…偏光板回転位置センサー

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出光の偏光方向を検出する偏光方向
    検出装置において、入射する直線偏光の角度に対して感
    度異方性を有する複数の受光手段と、前記複数の受光手
    段の測定情報に基づいて被検出光の偏光方向を算出する
    偏光方向算出手段を有する事を特徴とする偏光方向検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の受光手段は、入射する直線偏
    光の角度に対して感度異方性が互いに異なる3つの受光
    手段であって、前記3つの受光手段の感度方向を固定し
    たことを特徴とする請求項1に記載の偏光方向検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記3つの受光手段の感度異方性の方向
    は、前記被検出光の光軸の回りに互いに60度の位相を
    有していることを特徴とする請求項2に記載の偏光方向
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の受光手段は、直線偏光板と結
    像レンズと受光素子とを夫々に有した構成したことを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の偏光方向検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の受光手段は、1つの結像レン
    ズと、前記結像レンズの前面に被検出光の光軸周りに配
    置された複数の直線偏光板と、前記結像レンズの結像面
    に配置された絞りと、前記結像面より後方に配置された
    前記複数の直線偏光板に対応の複数の受光素子とにより
    構成したことを特徴とする請求項1、2または3に記載
    の偏光方向検出装置。
  6. 【請求項6】 前記偏光方向算出手段は、前記複数の受
    光手段からの測定情報に基づいて、前記被検出光の光軸
    回りの角度に対する直線偏光強度曲線を推測し、その曲
    線の最大値の方向を被検出光の偏光最大方向と判断する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記
    載の偏光方向検出装置。
  7. 【請求項7】 前記偏光方向算出手段は、被検出光の光
    軸回りの角度に対する直線偏光強度曲線を正弦波と仮定
    して、前記正弦波の位相と強度とシフト量を設定するこ
    とで、前記複数の受光手段からの測定情報に一致する正
    弦波を推測し、その正弦波の最大値の方向を前記被検出
    光の偏光最大方向と判断することを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか一つに記載の偏光方向検出装置。
  8. 【請求項8】 前記偏光方向算出手段は、前記複数の受
    光手段からの測定情報のうち、最大値である受光手段の
    感度異方性方向と二番目に大きい値である受光手段の感
    度異方性方向との中間に、前記被検出光の偏光最大方向
    が存在すると判断することを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか一つに記載の偏光方向検出装置。
  9. 【請求項9】 前記偏光方向算出手段は、前記複数の受
    光手段からの測定情報のうち、最大値である受光手段の
    感度異方性方向を前記被検出光の偏光最大方向と判断す
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに
    記載の偏光方向検出装置。
  10. 【請求項10】 被検出光の偏光方向を検出する偏光方
    向検出装置において、入射する直線偏光の角度に対して
    感度異方性を有し、前記被検出光の光軸の回りを回転し
    ながら複数の測定情報を出力する受光手段と、前記複数
    の測定情報に基づいて被検出光の偏光方向を算出する偏
    光方向算出手段を有する事を特徴とする偏光方向検出装
    置。
  11. 【請求項11】 前記受光手段の回転角は180度未満
    であることを特徴とする請求項10に記載の偏光方向検
    出装置。
  12. 【請求項12】 前記偏光方向算出手段は、前記受光手
    段からの複数の測定情報に基づいて、前記被検出光の光
    軸回りの角度に対する直線偏光強度曲線を推測し、その
    曲線の最大値の方向を被検出光の偏光最大方向と判断す
    ることを特徴とする請求項10または11に記載の偏光
    方向検出装置。
  13. 【請求項13】 前記偏光方向算出手段は、被検出光の
    光軸回りの角度に対する直線偏光強度曲線を正弦波と仮
    定して、前記正弦波の位相と強度とシフト量を設定する
    ことで、前記受光手段からの複数の測定情報に一致する
    正弦波を推測し、その正弦波の最大値の方向を前記被検
    出光の偏光最大方向と判断することを特徴とする請求項
    10または11に記載の偏光方向検出装置。
  14. 【請求項14】 前記偏光方向算出手段は、前記受光手
    段からの複数の測定情報のうち、測定値を時系列に並べ
    て、最大値が極大値である場合、その最大値の方向を被
    検出光の偏光最大方向と判断し、また測定値を時系列に
    並べて、最小値が極小値である場合、その最小値の方向
    を被検出光の偏光最小方向と判断することを特徴とする
    請求項10または11に記載の偏光方向検出装置。
  15. 【請求項15】 カメラに対する被写体の偏光方向を検
    出する偏光方向検出装置として設けられた請求項1ない
    し14のいずれか一つに記載の偏光方向検出装置と、撮
    影レンズに対して光軸を中心に回転可能に設けられた偏
    光フィルターと、前記偏光方向検出装置の検出結果に基
    づいて前記偏光フィルターの回転方向を表示する表示手
    段を有することを特徴とするカメラ。
  16. 【請求項16】 カメラに対する被写体の偏光方向を検
    出する偏光方向検出装置として設けられた請求項1ない
    し14のいずれか一つに記載の偏光方向検出装置と、撮
    影レンズに対して光軸を中心に回転可能に設けられた偏
    光フィルターと、前記偏光フィルターを回転駆動するア
    クチュエータと、前記偏光方向検出装置の検出結果に基
    づいて前記アクチュエータの回転位置を制御するための
    制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
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