JP2001281271A - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JP2001281271A
JP2001281271A JP2000100298A JP2000100298A JP2001281271A JP 2001281271 A JP2001281271 A JP 2001281271A JP 2000100298 A JP2000100298 A JP 2000100298A JP 2000100298 A JP2000100298 A JP 2000100298A JP 2001281271 A JP2001281271 A JP 2001281271A
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JP
Japan
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magnetic core
amplifier
magnetic
current detector
input terminal
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JP2000100298A
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Sueo Matsumoto
末男 松元
Akihiko Ura
明彦 浦
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は電流検出器においてその応答特性を
高めることを目的とするものである。 【解決手段】 そしてこの目的を達成する為、本発明は
磁気ギャップ2を有する磁気コア3と、この磁気コア3
に巻回した電流線4と、前記磁気コア3の磁気ギャップ
2に配置した磁電変換素子5と、この磁電変換素子5と
増幅器6の入力端子とを接続した配線7a〜7dとを備
え、前記配線7dは、磁気ギャップ2外に引出した後、
再度磁気コア3をその長手方向に対して交差する方向に
横切らせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたとえばモータ制御
などに用いられる電流検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種電流検出器の構成は図11
に示すような構成になっていた。すなわち、基板1上に
は図12に示す磁気ギャップ2を有する磁気コア3が設
けられ、この磁気コア3にはモータの配線などに接続さ
れた電流線4が巻き付けられている。また前記磁気ギャ
ップ2には磁電変換素子5が実装されており、この磁電
変換素子5と基板1上の増幅器6とは配線7a,7b,
7c,7dに接続された構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において電流
線4には、たとえばモータの配線に流れる電流あるいは
比例した電流が流れる事となる。そしてこの電流線4に
流れる電流により磁気コア3には磁束が生じ、この磁束
は磁気ギャップ2を介して対向する方向に流れる事とな
る。
【0004】このように磁気ギャップ2において電流線
4に流れる電流に比例した磁束が流れることにより磁電
変換素子5の抵抗が変動し、その結果として増幅器6の
出力端子8からは出力電圧が得られることになる。そし
て、この出力端子8に得られる出力電圧によりモータの
配線に流れる電流を間接的に検出し、これによりモータ
の配線に流す電流制御を行うような構成になっていたの
である。
【0005】しかしながら、この図11、図12に示す
従来の電流検出器においては応答特性が遅いという問題
点があった。この理由は増幅器6の応答性が遅い事が主
な原因であり、この増幅器6の応答性が低いことが結論
としてこの電流検出器の応答性を低くしている。
【0006】そこで本発明は電流検出器の応答性を高め
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、磁気ギャップを有する磁気コアと、
この磁気コアに巻回した電流線と、前記磁気コアの磁気
ギャップに配置した磁電変換素子と、この磁電変換素子
と増幅器の入力端子とを接続した配線とを備え、前記配
線は、磁気ギャップを横切らせて磁気ギャップ外に引出
した後再度前記磁気コアをその長手方向に対して交差す
る方向に横切らせたもので、すなわちこの様に磁電変換
素子と増幅器を接続した配線を再度磁気コアの長手方向
に交差する方向に横切らせることにより、電流線に流れ
る電流に応じて磁気コアに磁束が流れた場合にはこの磁
束の大きさに対して配線には磁束の変化に対して大きな
電圧が誘起されることになる。そしてこの大きな電圧が
増幅器へと供給される事になるので、増幅器においては
元々その応答性が低いということをこの増幅器に対して
大きな入力電圧が加わるということで、この出力電圧を
当初から大きな出力電圧として出力することが出来るよ
うになり、これがその応答性を高めることにつながるこ
とになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は
磁気ギャップを有する磁気コアと、この磁気コアに巻回
した電流線と、前記磁気コアの磁気ギャップに配置した
磁電変換素子と、この磁電変換素子と増幅器の入力端子
とを接続した配線とを備え、前記配線は、磁気ギャップ
を横切らせて磁気ギャップ外に引出した後、再度前記磁
気コアをその長手方向に対して交差する方向に横切らせ
た電流検出器であって、磁電変換素子と増幅器を接続し
た配線を再度磁気コアの長手方向に対して交差する方向
に横切らせることにより、電流線に流れる電流によって
磁気コアに磁束が流れた場合にその磁束によって配線に
は急峻な電圧を発生させることが出来、そしてこの電圧
を増幅器へと供給することが出来るので、増幅器におい
てははじめから大きな出力電圧を出力することが出来る
ようになり、これが電流検出器としての応答性を高める
ことにつながるものである。
【0009】次に、本発明の請求項2に記載の発明は、
磁電変換素子から少なくとも二本の配線を引き出し、一
方の配線は増幅器の第一の入力端子に接続し、他方の配
線は磁気コアをその長手方向に対して交差する方向に横
切らせた後に増幅器の第二の入力端子に接続した請求項
1に記載の電流検出器であって、増幅器の第二の入力端
子に接続する他方の配線を第一の入力端子に接続される
一方の配線とは異なり、磁気コアの長手方向に対して交
差する方向に横切らせることにより、この他方の配線に
のみ高い電圧を発生させることが出来るようになり、こ
れは増幅器において第一、第二の入力端子間の入力電圧
差を大きくすることになるものであるから、これによっ
て増幅器としての出力電圧を当初から大きなものを出力
することが出来るようになり、これにより電流検出器の
応答性を高めることが出来るようになるものである。
【0010】次に、本発明の請求項3に記載の発明は、
他方の配線は磁気コアに少なくとも一回巻き付けた後に
増幅器の第二の入力端子に接続した請求項2に記載の電
流検出器であって、他方の配線を磁気コアに少なくとも
一回巻き付けるようにすることにより、この磁気コアに
流れる磁束により大きな電圧を誘起させ、この電圧を増
幅器の第二の入力端子に供給する事で、この増幅器の出
力端子からは初期から大きな出力電圧が得られるように
なり、この結果として電流検出器の応答特性を高めるこ
とが出来るようになるものである。
【0011】次に、本発明の請求項4に記載の発明は、
基板上に複数本の配線を配置し、これら複数本の配線を
選択的に増幅器に接続する請求項1に記載の電流検出器
であって、使用する増幅器などに最適な特性を得る為に
配線を選択的に接続し、これにより増幅器の特性に合わ
せた早い応答特性が得られる様にするものである。
【0012】以下、本発明の実施形態を添付図面に従っ
て説明する。尚、本発明の各実施形態において、従来の
図11、図12と同一構成部品は同一番号を付してその
説明を簡略化する。
【0013】図1から図4は本発明の一実施形態を示
し、本実施形態においては図1から図4に示す如く磁電
変換素子5に接続された配線のうち7dを図1の如く一
旦磁気ギャップ2の外まで引き出し、次にこれを再度磁
気コア3の長手方向に交差する方向に横切らせ、その状
態で図3、図4に示す如く増幅器6の非反転入力側の入
力端子に接続している。
【0014】この増幅器6は差動増幅器であってその反
転入力側の入力端子には配線7cが接続されている。
【0015】この様な構成とした場合に図4に示す如く
配線7dについては増幅器6の手前の抵抗6a,6bを
経由した閉ループが形成されることになる。そして磁気
コア3を磁束が通過する事で、この閉ループ9に対して
磁束の変化すなわち電流線4に流れる電流の変動が生ず
る毎に大きな電圧が誘起されることになる。その状態は
図6に示すものである。
【0016】図6はこの配線7dに誘起される電圧波形
を示したものである。図5において左側の部分は電流線
にある電流が流れていた場合のそれぞれの配線7c,7
dに発生する電圧を示したものであり、次にこの電流が
急激に増加した場合は図5の中程から右側の様に配線7
dに発生する電圧は大きくなる。そしてこれが差動増幅
器で構成した増幅器6で増幅されることになる。この場
合、配線7dには図6で示したような電圧が誘起されて
いるのでこの状態で増幅器6の非反転入力端子側と反転
入力端子側に入力電圧が印加された場合には、図7のA
線で示す如く、増幅器6の出力端子8からは瞬時に大き
な出力電圧を得ることが出来るようになり、これが電流
検出器としての応答性を高めることにつながることにな
る。尚、B線は図11に示す従来例の応答特性を示した
ものである。
【0017】図8は本発明の他の実施形態を示したもの
である。この実施形態においては配線7dを磁気コア3
に一回巻き付けたものであり、図9は磁気コアに二回巻
き付けたものである。すなわち、この様に配線7dを磁
気コアに巻き付けることにより、磁気コアを流れる磁束
変化に基づく図6で示した電圧を高くして電流検出器の
応答特性を高くすることにつながるものになるものであ
る。
【0018】図10は更に別の実施形態を示すものであ
って、この実施形態においては配線7dとして基板1上
に複数本配線し、この複数本の配線をK,L,M,N点
で切断しておき、これらのK,L,M,N点を選択的に
接続することにより、発生する図6に示す出力電圧を調
整することが出来るようにしたものである。
【0019】これは増幅器6の特性と合わせることにつ
ながるものである。
【0020】
【発明の効果】以上の様に本発明は磁気ギャップを有す
る磁気コアと、この磁気コアに巻回した電流線と、前記
磁気コアの磁気ギャップに配置した磁電変換素子と、こ
の磁電変換素子と増幅器の入力端子とを接続した配線と
を備え、前記配線は、磁気ギャップを横切らせて磁気ギ
ャップ外に引出した後、再度前記磁気コアをその長手方
向に対して交差する方向に横切らせたものであるから、
磁気コアに生ずる磁束によって配線にも誘起電圧を発生
させ、増幅器の出力端子を当初から大きな出力電圧が得
られるようにし、これによって電流検出器としての応答
性を高めたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の平面図
【図2】その斜視図
【図3】その要部を示す斜視図
【図4】その電気的等価回路図
【図5】特性図
【図6】特性図
【図7】特性図
【図8】本発明の他の実施形態の斜視図
【図9】本発明の更に他の実施形態の斜視図
【図10】本発明の更に他の実施形態の平面図
【図11】従来例の平面図
【図12】従来例の斜視図
【符号の説明】
2 磁気ギャップ 3 磁気コア 4 電流線 5 磁電変換素子 6 増幅器 7a〜7d 配線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ギャップを有する磁気コアと、この
    磁気コアに巻回した電流線と、前記磁気コアの磁気ギャ
    ップに配置した磁電変換素子と、この磁電変換素子と増
    幅器の入力端子とを接続した配線とを備え、前記配線
    は、磁気ギャップを横切らせて磁気ギャップ外に引出し
    た後、再度前記磁気コアをその長手方向に対して交差す
    る方向に横切らせた電流検出器。
  2. 【請求項2】 磁電変換素子から少なくとも二本の配線
    を引き出し、一方の配線は増幅器の第一の入力端子に接
    続し、他方の配線は磁気コアをその長手方向に対して交
    差する方向に横切らせた後に増幅器の第二の入力端子に
    接続した請求項1に記載の電流検出器。
  3. 【請求項3】 他方の配線は磁気コアに少なくとも一回
    巻き付けた後に増幅器の第二の入力端子に接続した請求
    項2に記載の電流検出器。
  4. 【請求項4】 基板上に複数本の配線を配置し、これら
    複数本の配線を選択的に増幅器に接続する請求項1に記
    載の電流検出器。
JP2000100298A 2000-04-03 2000-04-03 電流検出器 Pending JP2001281271A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127111A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 乗客コンベアの誘導柵

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