JP2001281130A - 浸漬平膜の膜ろ過性能の評価方法及び装置 - Google Patents

浸漬平膜の膜ろ過性能の評価方法及び装置

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JP2001281130A
JP2001281130A JP2000094922A JP2000094922A JP2001281130A JP 2001281130 A JP2001281130 A JP 2001281130A JP 2000094922 A JP2000094922 A JP 2000094922A JP 2000094922 A JP2000094922 A JP 2000094922A JP 2001281130 A JP2001281130 A JP 2001281130A
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JP
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flat membrane
flat
water
filtration performance
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JP2000094922A
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Inventor
Masato Noguchi
真人 野口
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比して、浸漬平膜の膜ろ過性能を短時
間で評価することができる、浸漬平膜の膜ろ過性能の評
価方法及び装置を提供する。 【解決手段】 本発明による浸漬平膜の膜ろ過性能の評
価装置100は、活性汚泥を含む被処理水Wが収容され
る曝気槽5と、平膜2が配設され且つ被処理水Wが供給
されるセル1とが、給水ライン80a及び排水ライン8
0bで接続されて構成される。そして、十分に攪拌され
た被処理水Wをセル1と曝気槽5との間で循環させ、平
膜2のエアスクラビング洗浄を行いながら、平膜2の内
部を吸引ポンプP1で吸引し、膜ろ過装置で想定される
第1の膜透過流束よりも大きい第2の膜透過流束で膜ろ
過を行う。そして、このときの膜差圧到達時間の実測値
に基づいて、評価すべき第1の膜透過流束における膜差
圧到達時間を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸漬平膜の膜ろ過
性能の評価方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の排水処理技術においては、微生物
を含む活性汚泥によって排水を生物処理しながら、浸漬
平膜を用いてこの排水の膜ろ過を行う水処理技術が導入
されている。このような水処理では、浸漬平膜の膜閉塞
という問題が付随するため、膜ろ過の導入に際し、処理
対象となる排水(以下、被処理水と云う)を浸漬平膜で
膜ろ過するときの膜ろ過性能を評価する必要がある。し
かし、このために膜ろ過装置において通常の膜透過流束
(0.3〜1.0m3/m2/日程度)で膜ろ過試験を行
うと、その結果が得られるまでに長時間を要してしまう
という問題が従来からあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、か
かる従来の問題点に鑑みて、従来に比して、浸漬平膜の
膜ろ過性能を短時間で評価することができる、浸漬平膜
の膜ろ過性能の評価方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者は鋭意研究を重ね、評価すべき膜透過流束
(第1の膜透過流束)よりも大きな膜透過流束(第2の
膜透過流束)で実施した加速試験の結果から、第1の膜
透過流束での膜ろ過性能を正確に評価できることを見出
し、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能
の評価方法は、第1の膜透過流束における第1の浸漬平
膜の膜ろ過性能を評価する方法であって、第1の浸漬平
膜と同じ種類の第2の浸漬平膜を用い、第1の膜透過流
束よりも大きい複数の第2の膜透過流束に対して膜差圧
到達時間を実測する膜ろ過工程と、第2の膜透過流束と
膜差圧到達時間に基づいて、任意の膜透過流束と膜差圧
到達時間との相関関係を求め、該相関関係から第1の膜
透過流束における第1の浸漬平膜の膜差圧到達時間を算
出する算出工程とを備えることを特徴とする。
【0006】このような評価方法によれば、第2の膜透
過流束が第1の膜透過流束よりも大きいので、第2の膜
透過流束における膜差圧到達時間(以下、「第2の膜差
圧到達時間」と云う)は、第1の膜透過流束における膜
差圧到達時間(以下、「第1の膜差圧到達時間」と云
う)よりも格段に短くなる。従って、膜ろ過装置で想定
されるような第1の膜透過流束において膜ろ過を行って
膜ろ過性能を評価する従来に比して、評価に要する時間
が飛躍的に短縮される。
【0007】また、実測された上記第2の膜差圧到達時
間に基づいて上記第1の膜差圧到達時間を算出するの
で、膜ろ過性能の評価を正確に行うことが可能となる。
さらに、第2の膜差圧到達時間として複数のデータが得
られるので、任意の膜透過流束と膜差圧到達時間との相
関関係が決定される。そして、実測値に基づくこの相関
関係から膜差圧到達時間が算出されるので、理論値又は
経験値に基づいた関係から膜差圧到達時間を算出する場
合に比して、得られた第1の膜差圧到達時間の確度と精
度が高められる。従って、膜ろ過性能の評価を一層正確
に実施することが可能となる。
【0008】また、上述の如く、評価に要する時間が短
いので、限られた試験期間でも、従来より多くの試験を
実施して多くのデータを採取することができる。従っ
て、第1の膜差圧到達時間を算出する精度が一層高めら
れて膜ろ過性能の評価をより一層正確に実施することが
可能となる。
【0009】さらに、第1の浸漬平膜と第2の浸漬平膜
との有効膜面積が異なるときに、該有効膜面積の相違を
補正する膜面積補正工程を備えると好適である。このよ
うにすれば、第2の浸漬平膜として、評価対象である第
1の浸漬平膜と同等形状の平膜を用いなくとも、第1の
浸漬平膜の膜ろ過性能を評価することができる。従っ
て、浸漬平膜の形状に捕らわれず、第2の浸漬平膜とし
て有効膜面積が小さい小型のものを用い得る。その結
果、活性汚泥及び被処理水の必要量を低減し得るので、
また、それらを貯留する容器及びスペースが縮小されて
経済性を向上し得る。
【0010】また、本発明者はさらに研究を重ね、特に
良好な膜透過流束の条件を見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、上記第2の膜透過流束が1.2〜
2.0m3/m2/日の範囲にあるとより好適である。こ
の第2の膜透過流束が1.2m 3/m2/日未満である場
合には、評価に要する時間は従来(第1の膜透過流束と
して、0.3〜1.0m3/m2/日の範囲)と大差がな
い。また、第2の膜透過流束が2.0m3/m2/日を超
えると、浸漬平膜が損傷する虞がある。よって、第2の
膜透過流束を1.2〜2.0m3/m2/日の範囲で膜ろ
過を行うと、第2の浸漬平膜を損傷することなく、従来
に比して評価に要する時間を一層短縮することができ
る。
【0011】また、本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の評
価装置は、第1の膜透過流束における第1の浸漬平膜の
膜ろ過性能を評価する装置であって、第1の浸漬平膜と
同じ種類の第2の浸漬平膜と、該第2の浸漬平膜が配設
され且つ活性汚泥を含む被処理水が供給される第1の容
器と、第1の膜透過流束よりも大きい第2の膜透過流束
で第2の浸漬平膜の内部を吸引する吸引手段と、第2の
浸漬平膜の表面を洗浄する洗浄手段とを備えることを特
徴とする。
【0012】さらに、被処理水が収容される第2の容器
と、第1の容器と第2の容器との間で被処理水を循環さ
せる循環手段とを更に備えることが好ましい。これら本
発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の評価装置は、本発明の請
求項1〜3に記載の浸漬平膜の膜ろ過性能の評価方法を
好適に実施するものである。
【0013】なお、本発明における膜透過流束とは、1
日あたりに単位面積[m2]の浸漬平膜を透過する被処
理水の容積[m3]を表すものである。また、本発明に
おける膜差圧到達時間とは、浸漬平膜が所定の膜差圧に
到達する時間である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施形態を説明する。なお、同一の要素には同一の符号
を付し、重複する説明を省略する。
【0015】図1は、本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の
評価装置に係る第1実施形態を示す構成図である。図1
に示すように、評価装置100は、活性汚泥を含む被処
理水Wが収容される曝気槽5と、第2の浸漬平膜として
の平膜2が配設され且つ被処理水Wが供給されるセル1
とが、給水ライン80a及び排水ライン80bを介して
接続されて構成されている。平膜2としては、実際の膜
ろ過装置で使用される浸漬平膜(第1の浸漬平膜)と同
じ種類(材質、孔径等)のものが用いられ、被処理水W
及び活性汚泥の種類等によって異なるが、例えば逆浸透
(RO)膜、限外ろ過(UF)膜、精密ろ過(MF)膜
等が挙げられる。
【0016】曝気槽5には、ブロアB2から送気ライン
83を通して送られる圧縮空気を被処理水Wに送り込む
ための散気管6が設けられており、圧縮空気は散気管6
に配設されたディフューザー7から微細な気泡4となっ
て被処理水Wに曝気される。この気泡4によって曝気槽
5内に気水混相流が形成され、被処理水Wが十分に攪拌
される。また、活性汚泥が好気性雰囲気下で被処理水W
を生物処理するものであれば、気水混相流によって被処
理水W全体に酸素が供給されることとなる。
【0017】このように十分に攪拌された状態の被処理
水Wは、給水ライン80aを通して、給水部12aから
セル1内に供給される。セル1には、ブロアB1から送
気ライン82を通して送られる圧縮空気をセル1内に噴
出するための散気口15が設けられており、圧縮空気は
散気口15から微細な気泡4となってセル1内の被処理
水Wに噴出される。この気泡4によってセル1内には気
水混相流が形成され、被処理水Wが十分に攪拌される。
【0018】また、この気水混相流によるエアーリフト
効果によって、被処理水Wは、排水部12bから排水ラ
イン80bを通して曝気槽5に送られる。その結果、セ
ル1と曝気槽5とを給水ライン80a及び排水ライン8
0bで結ぶ系に被処理水Wの循環ループが形成され、被
処理水Wが連続的にセル1内に供給される。このよう
に、給水ライン80a、排水ライン80b、給水部12
a、排水部12b、ブロアB1、送気ライン82、散気
口15及び気泡4によって、循環手段が形成されてい
る。また、セル1内に供給された空気の一部は、セル1
に設けられた排気部16よりセル1の外部に排気され
る。
【0019】上記セル1のセル壁11には、上記平膜2
が片面全体を膜ホルダー13によって保持されて配設さ
れている。この膜ホルダー13には、平膜2で被処理水
Wを膜ろ過して得られる清澄水Rを排出するための排水
部14が設けられている。この排水部14は吸水ライン
81に接続されており、この吸水ライン81に吸引ポン
プP1が取り付けられている。そして、吸引ポンプP1
で平膜2の内部を吸引することにより、被処理水Wが平
膜2によって膜ろ過される。このように、吸引ポンプP
1、吸水ライン81及び排水部14によって、吸引手段
が形成されている。
【0020】平膜2を透過してくる清澄水Rは、吸水ラ
イン81を通して曝気槽5に戻される。また、平膜2
は、上記の気泡4によって膜ろ過中にエアバブリング洗
浄が行われるようになっている。このように、ブロアB
1、送気ライン82、散気口15及び気泡4によって、
洗浄手段が形成されている。また、吸水ライン81に
は、清澄水Rの流量をモニターするための流量計8と、
平膜2の膜差圧をモニターするための圧力計3が取り付
けられている。
【0021】次に、上記評価装置100を用いた浸漬平
膜の膜ろ過性能の評価方法について説明する。まず、曝
気槽5内を曝気して被処理水Wを十分に攪拌し、同時に
セル1内を曝気して被処理水Wをセル1と曝気槽5との
間で循環させる。そして、吸引ポンプP1を運転し、膜
ろ過装置で想定される膜透過流束(第1の膜透過流束)
よりも大きい膜透過流束(第2の膜透過流束)となるよ
うに、吸引ポンプP1の出力を調節する。このときの第
2の膜透過流束は、1.2〜2.0m3/m2/日の範囲
となるようにすることが好ましい。
【0022】この第2の膜透過流束が1.2m3/m2
日未満である場合には、評価に要する時間は従来(第1
の膜透過流束として、0.3〜1.0m3/m2/日の範
囲)と大差がない。また、第2の膜透過流束が2.0m
3/m2/日を超えると、平膜2が損傷する虞がある。よ
って、第2の膜透過流束を1.2〜2.0m3/m2/日
の範囲となるようにすることにより、平膜2を損傷する
ことなく、且つ、従来に比して評価に要する時間を飛躍
的に短縮することができる。
【0023】膜ろ過が進むと、平膜2が徐々に閉塞して
被処理水Wの透過量、すなわち清澄水Rの流量が減って
くるので、流量計8を確認しながら定流量運転となるよ
うに吸引ポンプP1の出力を調整する。このような調整
は自動で行っても手動で行っても構わない。そして、こ
のように定流量運転を行いながら、平膜2の膜差圧を圧
力計3によってモニターし、この膜差圧が所定の値、例
えば、5kPaから5kPaおきに20kPaに到達す
るまでに要した各時間(第2の膜差圧到達時間)を実測
する(ここまでが膜ろ過工程)。膜差圧の値は5kPa
おきでなくとも構わず、また、時間の実測及びその記録
は、手動又は自動のどちらでも構わない。
【0024】膜差圧が所定の膜差圧、例えば20kPa
となった時点で、この膜透過流束における膜ろ過を終了
し、平膜2を取り替える。次に、前回とは異なる第2の
膜透過流束の値となるように吸引ポンプP1の出力を設
定し、再度、上記膜ろ過工程を実施する。そして、この
ような膜ろ過工程を複数回実施し、複数の第2の膜差圧
到達時間を実測する。
【0025】ここで、上記膜ろ過工程で設定したそれぞ
れ異なる第2の膜透過流束を、F1,F2,…,Fi,
…,Fmとし、また、それぞれ異なる膜差圧を、M1,
M2,…,Mj,…Mnとし、これら第2の膜透過流束
及び膜差圧に対応して得られた第2の膜差圧到達時間の
実測値を、T11,T12,…,Tij,…,Tmnと
する。そして、上記膜差圧Mj毎に、上記膜透過流束F
iにおける第2の膜差圧到達時間の実測値Tijを用い
て最小二乗法によるフィッティングを行い、下記式
(1); TMk=f(Fl) …(1) の関係で表される近似関数を求める。
【0026】式(1)中、添え字Mkは膜差圧を、Fl
は任意の膜透過流束を示す。すなわち、TMkは膜透過流
束Flで膜ろ過したときに膜差圧Mkに到達する時間で
ある。なお、膜差圧をも変数とした近似関数を求めても
よい。この場合の関数形は、下記式(2); T=f(Mk,Fl) …(2) で表される形となる。式中、Tは膜透過流束Flで膜ろ
過したときに膜差圧Mkに到達する時間を示す。
【0027】次に、予め求めておいた、第1の浸漬平膜
と第2の浸漬平膜との有効膜面積の相違を補正するため
の補正項Cを上記式(1)に導入し、下記式(3); TM=f(F)×C …(3) を得る(膜面積補正工程)。なお、上記式(2)に対し
ても同様である。
【0028】この補正項Cは経験的に求めてもよいし、
理論的に求めてもよいが、いずれにしても、予め実験的
に確認しておくことが望ましい。また、上記式(3)に
おいては補正項Cを非線型結合させているが、場合によ
っては線形結合させてもよく、また、補正項Cが膜差圧
Mの関数となっていても構わない。補正項をどのように
結合させるかは、補正項Cを求めたときのモデル式に従
う。
【0029】そして、上記式(3)に評価すべき第1の
膜透過流束を代入することにより、膜差圧Mに到達する
第1の膜差圧到達時間が算出され(算出工程)、この第
1の膜差圧到達時間をもって、被処理水Wを第1の浸漬
平膜で膜ろ過するときの膜ろ過性能を評価する。
【0030】このような本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能
の評価方法に係る一実施形態によれば、膜ろ過工程にお
ける第2の膜透過流束が、製品で想定される第1の膜透
過流束よりも大きいので、第2の膜差圧到達時間は、第
1の膜差圧到達時間よりも格段に短くなる。従って、実
際の膜ろ過装置で想定されるような第1の膜透過流束に
おいて膜ろ過を行って膜ろ過性能を評価する従来に比し
て、評価に要する時間が飛躍的に短縮される。
【0031】また、任意の膜透過流束と膜差圧到達時間
との相関関係が、異なる膜透過流束に対して実測した複
数の第2の膜差圧到達時間に基づいて関数フィッティン
グした関係式(近似関数)として求められる。そして、
この実測値に基づく関係式を用いて上記第1の膜差圧到
達時間を算出するので、得られた第1の膜差圧到達時間
の確度と精度が高められる。従って、膜ろ過性能の評価
を一層正確に実施することが可能となる。
【0032】さらに、1つの実測値を得るために要する
時間が短かく、限られた試験期間でも、従来より多くの
試験を実施することができるので、実測データ数を増や
して上記関数フィッティングにおける精度が高められ
る。従って、上記第1の膜差圧到達時間の精度が一層高
められて膜ろ過性能の評価をより一層正確に実施するこ
とが可能となる。
【0033】さらに、第2の浸漬平膜と第1の浸漬平膜
との形状の差異を補正するための補正項Cを導入するの
で、平膜2の形状が膜ろ過装置で用いられる浸漬平膜
(第1の浸漬平膜)と異なっていても、膜ろ過性の評価
を正確に行うことができる。従って、上記評価装置10
0における平膜2の有効膜面積を小さくし得る。平膜2
の有効膜面積が縮小されると、必要な活性汚泥量及び被
処理水量を低減でき、それらを貯留するための容器及び
スペースが縮小されて経済性を向上し得る。
【0034】図2は、本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の
評価装置に係る第2実施形態を示す構成図である。図2
に示すように、評価装置200では、評価対象である浸
漬平膜(第1の浸漬平膜)と同じ種類で且つ有効膜面積
が小さい平膜20(第2の浸漬平膜)が複数並置されて
成る膜モジュール30が曝気槽50内に配設されてい
る。このように、本実施形態では、曝気槽50が第1の
容器である。この曝気槽50には、膜モジュール30が
浸漬されるように被処理水Wが収容されている。
【0035】このように構成された評価装置200で
は、ブロアB2から送気ライン83を通して散気管6に
送られた圧縮空気が、ディフューザー7から被処理水W
中に曝気される。この曝気によって平膜20に気泡4を
送り込み、平膜20のエアスクラビング洗浄を行うと共
に、気泡4によって形成された気水混相流によって被処
理水Wを十分に攪拌する。このように、本実施形態で
は、ブロアB2、送気ライン83、散気管6、ディフュ
ーザー7及び気泡4によって、洗浄手段が形成されてい
る。
【0036】このように平膜20の洗浄を行いながら、
吸引ポンプP1によって平膜20の内部を吸引すること
により、被処理水Wの膜ろ過運転が行われる。そして、
吸引ポンプP1の吸引力を調節して膜透過流束を1.2
〜2.0m3/m2/日の範囲内の値(第2の膜透過流
束)としたときの第2の膜差圧到達時間を実測する(膜
ろ過工程)。それから、それぞれ異なる膜透過流束に対
する複数の第2の膜差圧到達時間の実測値を使用し、上
記式(3)で表される関係を求め、その関係式(近似関
数)に第1の膜透過流束を代入して第1の膜差圧到達時
間を算出する(算出工程)。
【0037】このような評価装置200では、平膜20
の有効膜面積を膜ろ過装置で想定される第1の浸漬平膜
より小さくして、膜モジュール30の小型化が図られて
いるので、被処理水Wと活性汚泥の必要量が低減される
と共に、曝気槽5の容量を小さくすることができる。従
って、評価装置200を小型にして経済性を向上するこ
とが可能である。
【0038】なお、上記実施形態の算出工程において
は、第1の膜差圧到達時間を算出するための関係式を関
数形として求めているが、必ずしも数式化する必要はな
く、例えば関数表のような表形式としてもよい。また、
少なくとも2つの第2の膜差圧到達時間を実測し、それ
ら実測データを用いて第1の膜差圧到達時間を算出する
ための関係を求めたが、膜ろ過工程を1回だけ実施し
て、ある1つの膜透過流束に対応する1つの第2の膜差
圧到達時間を実測するだけでも構わない。この場合に
は、膜透過流束と膜差圧到達時間との相対的な関係が予
め求められていれば、この関係を定数項が不定な不定関
数として数式化しておき、この数式を実測された第2の
膜差圧到達時間に規格化して定数項を定め、得られた関
数に第1の膜透過流束の値を代入して第1の膜差圧到達
時間を求めるといった方法が挙げられる。
【0039】また、数式化せずとも、例えば、グラフに
描いたときの曲線の傾きや形状だけを予め求めておき、
グラフ上で、実測された第2の膜差圧到達時間のデータ
値にその曲線の形状を合せ込むようにしてもよい。そし
て、このような相対的な関係や数式を求めるために、上
述した本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の評価方法及び装
置を用いると好適である。また、上述の第1実施形態の
評価装置100及び第2実施形態の評価装置200で
は、曝気槽5内に空気が曝気されているが、被処理水W
の生物処理に酸素が必要ない場合には、空気の代わりに
窒素等の酸素を含まない気体が使用される。
【0040】
【実施例】以下、本発明に係る具体的な実施例について
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0041】〈実施例1〉膜形状がA4版サイズ(有効
膜面積0.04m2)の精密ろ過膜から成る平膜5枚を
並置して1組にした膜モジュールを、実効容積0.06
3の曝気槽に収容した活性汚泥を含む被処理水に浸漬
し、図2に示す如く、膜モジュールの下方から曝気する
ことにより平膜の表面を洗浄しながら膜ろ過運転を行っ
た。なお、活性汚泥としては合成下水で馴養したものを
用い、この活性汚泥を含む合成下水を被処理水とした。
そして、膜透過流束を1.2、1.6及び1.8m3
2/日としたときの、膜差圧が5、10、15及び2
0kPaに到達した時間を実測した。その結果を図3に
示す。
【0042】〈比較例1〉膜透過流束を0.7及び0.
9m3/m2/日とした以外は、上記実施例1と同様にし
て膜差圧が5及び10kPaに到達した時間を実測し
た。その結果を図3に併せて示す。
【0043】〈比較評価1〉上記実施例1及び比較例1
で得られた膜差圧が5及び10kPaにおけるデータに
対し、最小二乗法による関数フィッティングを行った。
その結果、それぞれ下記式(4)及び式(5); T5kPa =6.35・F-7.41 …(4) T10kPa=42.2・F-9.26 …(5) で表される近似関数が得られた。
【0044】これら式(4)及び式(5)で表される近
似曲線を図3中にそれぞれ一点鎖線及び破線で示す。こ
の結果、上記式(4)及び上記式(5)共に、実施例1
及び比較例1で得られた双方のデータを非常によく再現
することが確認された。この比較結果より、本発明の浸
漬平膜の膜ろ過性能の評価方法及び装置の有効性が理解
される。
【0045】〈実施例2〉飲料工場の排水から成る被処
理水(実際の膜ろ過設備で使用されている活性汚泥を含
む)を用いたこと以外は、上記実施例1と同様にし、膜
透過流束を1.2、1.5、1.8及び2.0m3/m2
/日としたときの、膜差圧が2.5、5、10及び20
kPaに到達した時間を実測した(但し、膜透過流束が
1.8及び2.0m3/m2/日のときは、膜差圧が10
及び20kPaに達した時間のみ実測した。)。
【0046】その結果を図4に示す。図4中に一点鎖線
及び破線で示す近似曲線は、膜差圧が2.5及び5kP
aのときに得られたデータを最小二乗法によってフィッ
ティングして求めた近似関数を表す近似曲線である。図
4に示すように、これら近似曲線は実測データを非常に
よく再現することが理解される。また、図4に示す破線
で表される近似曲線(膜差圧が5kPaに対応)は、図
3に示す実施例1の一点鎖線で表される近似曲線(膜差
圧が5kPaに対応)と略相似であり、膜差圧に到到達
する時間(グラフの縦軸値)の絶対値は系統的に大きく
なっている。この絶対値の差異は、被処理水及び活性汚
泥の差異によると考えられ、このように被処理水及び活
性汚泥が異なっても、本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の
評価方法及び装置が有効であることが確認された。
【0047】〈比較例2〉実施例2で用いた排水を処理
している飲料工場において、実効容積9m3の曝気槽に
浸漬されている有効膜面積70m2の膜モジュールを用
い、膜透過流束1m3/m2/日以下で膜差圧が2.5及
び5kPaに到達する時間を実測した。その結果、それ
ら実測値は、図4に示す一点鎖線及び破線で表される近
似曲線によく一致することが確認された。
【0048】〈実施例3〉膜形状が短冊状で有効膜面積
が0.005m2の精密ろ過膜から成る平膜を図1に示
す構成の評価装置に取り付けて膜ろ過運転を行った。被
処理水としては、上記実施例1で用いた被処理水と同じ
ものを使用した。そして、膜透過流束を1.2及び1.
6m3/m2/日としたときの、膜差圧が5、10、15
及び20kPaに達した時間を実測した。その結果を図
5に示す。なお、膜透過流束を1.0m3/m2/日とし
たときに膜差圧が5、10及び15kPaに到達した時
間の実測結果も図5に併せて示す。
【0049】また、参考として、図5には、上記実施例
1で得られた近似曲線(上記式(4)及び上記式(5)
で表される関数)を一点鎖線及び破線で示す。図5に示
すように、本実施例の結果は、上記実施例1の結果より
も各膜差圧に到達する時間が大きくなっている。そし
て、この差異が系統的であることから、この差異に基づ
いて上述した補正項Cを求めることができた。なお、こ
のような系統的な差異が生じる原因は、本実施例で用い
た平膜の方が、上記実施例1で用いた平膜よりも形状が
小さく、平膜の表面と気泡とがより均一に接触して膜表
面の洗浄がより効果的に行われるためであると考えられ
る。
【0050】〈比較例3〉生活系排水を被処理水とする
実効容積4.2m3の曝気槽に浸漬された有効膜面積3
5m2の浸漬平膜を用い、膜透過流束を1.0m3/m2
/日以下としたときに、膜差圧が5、10及び15kP
aに到達した時間を実測した。その結果、それら実測値
は、図5に実測点で示すデータを用いて最小二乗法によ
って求めた近似曲線(図示せず)によく一致することを
確認した。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の浸漬平膜の
膜ろ過性能の評価方法及び装置によれば、従来に比し
て、浸漬平膜を用いて被処理水を膜ろ過するときの膜ろ
過性能を短時間で評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の評価装置に係
る第1実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の浸漬平膜の膜ろ過性能の評価装置に係
る第2実施形態を示す構成図である。
【図3】実施例1及び比較例1に係る膜差圧到達時間を
示すグラフである。
【図4】実施例2に係る膜差圧到達時間を示すグラフで
ある。
【図5】実施例3に係る膜差圧到達時間を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1…セル(第1の容器)、2,20…平膜(第2の浸漬
平膜)、4…気泡(洗浄手段)、5…曝気槽(第2の容
器)、6…散気管(洗浄手段)、7…ディフューザー
(洗浄手段)、12a…給水部(循環手段)、12b…
排水部(循環手段)、14…排水部(吸引手段)、15
…散気口(洗浄手段)、30…膜モジュール、50…曝
気槽(第1の容器)、80a…給水ライン(循環手
段)、80b…排水ライン(循環手段)、81…吸水ラ
イン(吸引手段)、100,200…評価装置、W…被
処理水、B1,B2…ブロア(洗浄手段)、P1…吸引
ポンプ(吸引手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/18 106 G01N 33/18 106Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の膜透過流束における第1の浸漬平
    膜の膜ろ過性能を評価する方法であって、 前記第1の浸漬平膜と同じ種類の第2の浸漬平膜を用
    い、前記第1の膜透過流束よりも大きい複数の第2の膜
    透過流束に対して膜差圧到達時間を実測する膜ろ過工程
    と、 前記第2の膜透過流束と前記膜差圧到達時間に基づい
    て、任意の膜透過流束と膜差圧到達時間との相関関係を
    求め、該相関関係から前記第1の膜透過流束における前
    記第1の浸漬平膜の膜差圧到達時間を算出する算出工程
    と、を備えることを特徴とする浸漬平膜の膜ろ過性能の
    評価方法。
  2. 【請求項2】 前記算出工程は、前記第1の浸漬平膜と
    前記第2の浸漬平膜との有効膜面積が異なるときに、該
    有効膜面積の相違を補正する膜面積補正工程を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の浸漬平膜の膜ろ過性能の
    評価方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の膜透過流束が1.2〜2.0
    3/m2/日の範囲にあることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の浸漬平膜の膜ろ過性能の評価方法。
  4. 【請求項4】 第1の膜透過流束における第1の浸漬平
    膜の膜ろ過性能を評価する装置であって、 前記第1の浸漬平膜と同じ種類の第2の浸漬平膜と、 該第2の浸漬平膜が配設され且つ活性汚泥を含む被処理
    水が供給される第1の容器と、 前記第1の膜透過流束よりも大きい第2の膜透過流束で
    前記第2の浸漬平膜の内部を吸引する吸引手段と、 前記第2の浸漬平膜の表面を洗浄する洗浄手段と、を備
    えることを特徴とする浸漬平膜の膜ろ過性能の評価装
    置。
  5. 【請求項5】 前記被処理水が収容される第2の容器
    と、 前記第1の容器と前記第2の容器との間で前記被処理水
    を循環させる循環手段と、を更に備えることを特徴とす
    る請求項4記載の浸漬平膜の膜ろ過性能の評価装置。
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