JP2001279716A - 作業現場に配備される建設用作業機械のデータ管理用時刻設定方法 - Google Patents

作業現場に配備される建設用作業機械のデータ管理用時刻設定方法

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JP2001279716A
JP2001279716A JP2000100204A JP2000100204A JP2001279716A JP 2001279716 A JP2001279716 A JP 2001279716A JP 2000100204 A JP2000100204 A JP 2000100204A JP 2000100204 A JP2000100204 A JP 2000100204A JP 2001279716 A JP2001279716 A JP 2001279716A
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Hiroyuki Adachi
宏之 足立
Hiroshi Watanabe
洋 渡邊
Toichi Hirata
東一 平田
Genroku Sugiyama
玄六 杉山
Koichi Shibata
浩一 柴田
Hideki Komatsu
英樹 小松
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 世界中の作業現場に配備された油圧ショベル
等についてメンテナンス情報を収集・管理し、リアルタ
イムでメンテナンス情報を利用できるシステムで時間管
理の上で世界のいかなる場所にも共通に容易に対応する
ことができるデータ管理用時刻設定方法を提供する。 【解決手段】 このデータ管理用時刻設定方法は、作業
現場に配置される油圧ショベル1と、基地局16とから
なるシステムに適用される。このシステムで、機械状態
量等のデータを管理する時刻データのための時刻を設定
する方法であって、作業現場の地域に関して世界標準時
間(GMT)等との時差データを油圧ショベルの不揮発
性メモリに予め設定し、油圧ショベルにおいて世界標準
時間等を取得し、世界標準時間等と時差データに基づく
演算で上記の時刻を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業現場に配備さ
れる建設用作業機械のデータ管理用時刻設定方法に関
し、特に、世界中の建設・土木作業現場に配備される油
圧ショベル等の建設用作業機械に対して基地局を設け、
この基地局と作業機械の間に通信回線等を形成して両者
の間で情報の送受を可能にし、作業機械から離れた地に
存する基地局で作業機械のデータを収集・管理するシス
テムに適用され、時間管理を容易化するデータ管理用時
刻設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設用作業機械は、通
常、建設・土木の作業現場に配備されている。当該油圧
ショベル等は過酷な環境や条件で作業を行うために、そ
のメンテナンス(機械本体の状態の維持・管理・保守)
が重要となる。従来ではメンテナンスのために、サービ
ス保守員が作業現場に赴いて予め用意されているチェッ
クシート等を用いて所定の項目につきチェックを行うよ
うにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のメンテナンスの
やり方では、遠隔の地に存する多数の油圧ショベル等に
ついて個別の有効なメンテナンスに関するデータをリア
ルタイムで即座に利用することは困難な状態にあった。
そこで、近年、管理サーバと、メンテナンス用データを
記憶・管理するデータベースを備えてなる基地局を設
け、通信衛星等やインターネット網をからなる通信回線
を利用してデータを収集し、一箇所で一括してデータを
管理するシステムが構築されつつある。このようなシス
テムでは、世界中の作業現場に配備された油圧ショベル
等からメンテナンス上のデータを収集する。このとき、
当該データには時間管理の上で必ず時刻データが付加さ
れた状態である。従って、世界中のあらゆる作業現場に
配備された油圧ショベル等において、当該作業現場の地
域との関係でどのように時刻データを生成するかという
ことが、上記の管理システムでは重要な課題となってい
る。特に基地局は通常では日本に設けられるので、基地
局で収集・管理される上記データに付加された時刻デー
タは日本時間となるように設定することが要請される。
【0004】本発明の目的は、上記の課題に鑑み、世界
中の作業現場に配備された油圧ショベル等の建設用作業
機械についてメンテナンス情報を基地局で収集・管理
し、リアルタイムでメンテナンス情報を利用できるシス
テムにおいて、時間管理の上で世界のいかなる場所にも
共通に容易に対応することができるデータ管理用時刻設
定方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
作業現場に配備される建設用作業機械のデータ管理用時
刻設定方法は、上記目的を達成するために、次のような
手順で構成されている。
【0006】第1の建設用作業機械のデータ管理用時刻
設定方法(請求項1に対応):このデータ管理用時刻設
定方法は、作業現場に配置される作業機械と、基地局と
からなるシステムに適用される。作業機械は、作業機械
の状態量のデータを入力して時刻データと共に記憶部に
記憶させる制御部と、離れた場所に在る外部との通信を
可能にする通信装置とを備えている。基地局は、離れた
場所に在る外部との通信を可能する通信装置と、作業機
械の制御部との間で情報の送受を行う管理サーバと、こ
の管理サーバによって管理されかつ作業機械に関する各
種情報を時刻データと共に記憶するデータベースとを備
えている。上記システムは、作業機械の制御部と基地局
の管理サーバは互いに各通信装置と通信回線を経由して
情報の送受を行い、特に作業機械の記憶部に記憶された
機械状態量のデータと時刻データは基地局に送信される
ように構成されている。かかるシステムにおいて、本発
明に係るデータ管理用時刻測定方法は、作業現場の地域
に起因する標準時間との時差を補正し、データベースに
はこの補正された時刻データが各種情報と共に記憶され
ることを特徴とする。作業現場は世界中の各地域であ
り、かかる作業現場に配備された油圧ショベル等から、
機械状態量データの各種情報が時刻データと共に基地局
へ受信される。基地局で当該各種情報を管理する上で、
当該時刻データが基地局の存在する地域の時間と一致す
るように、時刻データは、補正された時差を用いて設定
される。上記の時刻を設定する方法において、好ましく
は上記標準時間として世界標準時間(GMT:Greenwic
h Mean Time )を利用し、作業現場の地域に関して世界
標準時間との時差データを作業機械の不揮発性記憶部に
予め設定し、作業機械で世界標準時間を取得し、世界標
準時間と時差データに基づく演算で上記の時刻を設定す
る方法である(請求項2に対応)。
【0007】上記のデータ管理用時刻設定方法におい
て、好ましくは、世界標準時間を作業機械の制御部内の
RTC(Real Time Clock )集積素子から得ることを特
徴とする(請求項3に対応)。さらに上記のデータ管理
用時刻設定方法において、好ましくは、世界標準時間を
GPS(Global Positioning System :全地球測位シス
テム)を利用して取得することを特徴とする(請求項4
に対応)。さらに、基地局の管理サーバには機械状態量
と時刻サーバと共に、作業機械の位置情報が作業機械よ
り送信され、管理サーバが位置情報に基づき標準時間と
の時差を補正するように構成することもできる(請求項
5に対応)。すなわち、機械状態量の等のデータに付加
される時刻データを基地局の時間と合わせるために、基
地局側で時差の補正を行うように構成することもでき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明に係る作業機械のデータ管理
用時刻設定方法が適用される全体システムの構成を概略
的に示している。この実施形態では、作業機械として油
圧ショベル1の例が示され、当該全体システムを構成す
る要素として油圧ショベル1を製造・販売するメーカ
2、油圧ショベル1を使用するユーザ3が示されてい
る。この全体システムで、油圧ショベル1は作業現場ま
たはその近くに配備されている。この油圧ショベル1は
メーカ2やユーザ3に対して空間的または地理的に離
れ、時差のある地域に存在するイメージで描かれてい
る。この全体システムにおいて、油圧ショベル1とメー
カ2とユーザ3の間を接続するため、IT技術(情報技
術)が活用され、インターネット網11、社内LAN1
2、通信衛星13aを利用した通信回線13が設けられ
ている。なお上記ユーザ3に関しては、エンドユーザと
して拡大して解釈し、例えばディーラに置き換えて考え
ることもできる。油圧ショベル1においては、作業機械
体に搭載されるコンピュータによって構成された制御装
置14とアンテナ15を含む通信装置が装備されてい
る。この実施形態の構成では図2に示すごとく通信装置
は制御装置14の中に含ませている。メーカ2において
は基地局16が設けられ、この基地局16には管理サー
バ17とデータベース18が配置されている。作業現場
に配置された油圧ショベル1の制御装置14とメーカ2
の基地局16の間は、サービス担当者が用いるノートパ
ソコン(携帯型パソコン)19を利用したダウンロード
および社内LAN(専用回線)12あるいはインターネ
ット網11を経由して、あるいは、通信回線13を経由
して、定期的または不定期的に必要な情報(データ)の
送受を行えるように接続されている。ここで、油圧ショ
ベル1の側から基地局16に対して送られるデータ等
は、油圧ショベル1の作業動作に関する機械状態量およ
び油圧ショベル1で生起する各種事象についてのデータ
である。油圧ショベル1で発生した情報やデータはすべ
て基地局16の管理サーバ17に送信され、ここで必要
な処理が行われ、所定の書式でデータの記憶・管理が行
われる。油圧ショベル1から送信されてきたデータに対
して、管理サーバ17は必要に応じて情報を送信する。
こうして、油圧ショベル1に関する作動状態または設定
状態等のデータはデータベース18に記憶され、管理さ
れる。
【0010】メーカ2においては、社内LAN12を介
して支店20とつながっている。従って支店20におけ
る営業担当者あるいはサービス担当者20aはそこに配
置される入力端末20bを用いて管理サーバ17および
データベース18にアクセスすることができ、故障診断
や品証情報について仕事上必要なデータを検索し、取り
出して活用することができる。またメーカ2には社内L
AN12に接続された社外向けサーバ21が設けられて
いる。この社外向けサーバ21を利用しインターネット
網11を経由してユーザ(またはディーラ)3に対して
必要な情報を掲示し、油圧ショベルの活用方法、および
部品交換等のメンテナンスに関してさまざまな提案を行
うことが可能となっている。他方、ユーザ3の側から
も、積極的に端末でインターネット網11、社外向けサ
ーバ21、管理サーバ17へアクセスして、必要なメン
テナンス情報を得ることが可能となっている。なお、基
地局16の管理サーバ17は、別に設けられたテストデ
ータ(修理点検情報や部品交換情報)を格納するコンピ
ュータ22に接続されている。コンピュータ22に格納
されるデータも適宜に管理サーバ17にダウンロードさ
れ、データベース18に記憶される。
【0011】図2に上記油圧ショベル1の側面図を拡大
して示す。油圧ショベル1は、油圧モータにより走行す
る下部走行体31と、エンジンと油圧ポンプと油圧配管
と電源バッテリと運転室33等が設置されている上部旋
回体32と、ブーム34とアーム35とバケット36か
らなるフロント機構部37を備えている。バケット36
は作業実施機構部38であり、ユーザにおいて作業に応
じて自由に交換・変更される部分である。この油圧ショ
ベル1では、例えば運転室33の箇所に上記制御装置1
4とアンテナ15を備えている。制御装置14は主コン
トローラ41と通信装置42から構成されている。
【0012】図3は、多数の作業現場のそれぞれに配備
された油圧ショベル1と基地局16との関係を模式的に
示す図である。各油圧ショベル1の制御装置14は主コ
ントローラ41と通信装置42とアンテナ15を備えて
いる。基地局16には通信装置16aと管理サーバ17
とデータベース(DB)18が備えられる。主コントロ
ーラ41に対しては、必要に応じて情報を主コントロー
ラ41に与えるためのテンキー43が適宜に接続され
る。さらに主コントローラ41には、入力部44、油圧
ショベル1の各部に設けられた複数のセンサ45、警報
器等の各種事象を発生する複数の出力発生器47から各
種の機械状態量や事象のデータについての信号が入力さ
れる。図3において示された多数の油圧ショベル1の制
御装置14の各々と基地局16の管理サーバ17との間
では、通信衛星13aによる通信回線が形成され、情報
の送受信が行われる。
【0013】また図3において、基地局16とユーザ3
の間では、図1で説明したごとく、社外向けサーバ21
およびインターネット網11等からなる通信回線を経由
して情報の送受が行われる関係が示されている。
【0014】次に、図4を参照して主コントローラ41
と通信装置42の内部構成、およびそれらの周辺部分の
構成をより詳しく説明する。主コントローラ41は、C
PU(中央処理ユニット)401、メモリ402、入力
インターフェース403、出力インターフェース40
4、入出力インターフェース405を備えている。メモ
リ402には、制御プログラム406と各種のデータ4
07が記憶される。制御プログラム406は各種の作業
動作を制御するための複数のプログラムである。データ
407は、作業動作の制御に必要なデータ(制御パラメ
ータと定数)、作業動作の際に発生する機械状態量(エ
ンジン回転数、ポンプ圧、操作パイロット圧、負荷圧、
走行時間、旋回時間、掘削時間等)のデータ、警報器等
の出力発生器が出力する各種事象のデータなどである。
入力インターフェース403には、運転室33に設けら
れた運転操作盤上の上記入力部44、油圧ショベル1の
油圧系または電気系等の各部に設けられた複数の上記セ
ンサ45、上記出力発生器47から出力される信号が入
力される。センサ45からの信号は機械状態量に関する
信号である。出力発生器47からの信号は各種事象に関
する信号である。また入力インターフェース403は接
続端子408を有し、この接続端子408には前述のテ
ンキー43が必要に応じて自在に接続される。入出力イ
ンターフェース405を介して上記通信装置42に接続
される。通信装置42は通信コントローラ409と送受
信部410を含んでいる。出力インターフェース404
を介して駆動・制御系46が接続される。CPU401
は、駆動・制御系46に対してその動作を指示する指令
値または設定値を与える。これらの指令値または設定値
に基づいて駆動・制御系46の動作が制御され、フロン
ト機構部37の先部に設けられたバケット36等の上記
作業実施機構部38に作業のために必要な動作を行わせ
る。
【0015】なお作業実施機構部38としては、バケッ
トの代わりに、その他に、ブレーカ、ロングアーム、幅
広バケットなどがある。作業実施機構部38は必要とさ
れる作業に応じてフロント機構部に対して自在に取り付
け・取り外しされ、アタッチメント部品として使用され
る。作業実施機構部38は、通常、機種ごとに標準アタ
ッチメントとしてメーカによって用意されている。また
作業実施機構部38には、ユーザの事情に応じメーカに
とって非標準品である部品が取り付けられて使用される
場合もある。以上のように、油圧ショベル1の作業実施
機構部38は変更が許容される箇所である。
【0016】図4に示した構成において、さらに主コン
トローラ41の内部には不揮発性メモリ51とRTC5
2が設けられている。この不揮発性メモリ51の中には
時差データが格納されている。この時差データは、油圧
ショベル1が配備される作業現場の地域と、世界標準時
間との間の時差を表すデータである。この実施形態では
標準時間として世界標準時間を用いるが、標準時間はこ
れに限定されない。任意の標準時間を用いることができ
る。仮に、油圧ショベル1が配備される作業現場が日本
である場合には、時差データは+9時間となる。不揮発
性メモリ51に格納される時差データは、油圧ショベル
1が使用される地域に応じて予め設定される。またRT
C52は実時間(Real Time )を計数する時計手段であ
り、集積回路素子として組み込まれている。このRTC
52によって計数される実時間は、前述の時差データに
関して上記のごとく世界標準時間を用いていることに対
応させて、世界標準時間である。従ってRTC52から
世界標準時間を取り出すことができる。
【0017】前述の図4に示された構成において、主コ
ントローラ41では、センサ45や出力発生器47から
与えられる機械状態量に関する信号や各種事象に関する
信号などを取り込み、これらのデータを作成し、さらに
後述するような時刻データを作成して上記データに付加
し、その後に、メモリ402のデータ407の領域に記
憶するようにしている。上記データに付加される時刻デ
ータは、管理する上での重要な情報である。すなわち機
械状態量等のデータは、例えば定期的に前述の通信回線
13を利用して基地局16側へ送信され、データベース
18で記憶され管理されるので、データの生成時刻を特
定する重要な情報である。
【0018】油圧ショベル1は世界中の作業現場に配備
されて使用される状況にあるので、各油圧ショベル1で
機械状態量等のデータを収集・管理するとき、当該デー
タに付加される時刻データの生成について、本実施形態
では、世界標準時間(GMT)と時差とを利用して時刻
データを生成するようにしている。すなわち、本実施形
態では、世界標準時間と時差を油圧ショベル1の主コン
トローラ41に設定することによってデータ管理用時刻
を設定するものである。
【0019】次に、図5〜図7を参照して、上記のごと
き作業現場に配備される油圧ショベル1でのデータ管理
用時刻設定方法の第1の例を説明する。
【0020】図5は本実施形態によるデータ管理用時刻
設定方法の基本的な流れを示す。この時刻設定方法で
は、世界標準時間(GMT)と時差に関する情報が用い
られることから、GMTの設定(ステップS11)と時
差の設定(ステップS12)が行われる。GNTの設定
と時差の設定の順序は、図5に示された順序に限定され
ない。本実施形態の場合、GMTの設定は前述の通りR
TC52において行われている。時差の設定は、油圧シ
ョベル1が使用される作業現場の地域を考慮して予め不
揮発性メモリ51に時差データを記憶させることにより
行われている。
【0021】データ管理用の時刻は図6に示された手順
に従って求められる。最初にRTC52から世界標準時
間に基づいて得られる時刻を読み出す(ステップS2
1)。次に不揮発性メモリ51から時差に関するデータ
を読み出す(ステップS22)。そして読み出した時刻
と時差データを用いて時刻を計算し、データ管理用の時
刻を得る(ステップS23)。
【0022】図6に示されたデータ管理用時刻の算出方
法を機能構成として示すと、図7のようになる。図7の
構成では、不揮発性メモリ51に格納される時差データ
は、油圧ショベル1の作業現場の地域が例えば日本であ
るとして、+9時間という時差データである。またRT
C52ではGMTが得られるように構成されている。時
刻計算手段53には、RTC52からその時の世界標準
時間(GMT)、不揮発性メモリ51から設定されてい
る時差データがそれぞれ取り込まれ、前述のステップS
23での計算が行われる。時刻計算手段53での計算の
結果、日本時間54が得られ、これらデータ管理用時刻
としてメモリ402に記憶される。上記において、時刻
計算手段53は上記CPU401において実現される。
【0023】上記のデータ管理用時刻設定方法によれ
ば、世界標準時間と時差を設定するだけで、世界の各地
域の作業現場で正しい時刻データを得ることができ、全
世界で共通に対応することができる。また不揮発性メモ
リ51に設定される時差データを、作業現場の地域に応
じて変更するだけで、全世界に対応でき、同様なデータ
を使用することができ、構成が簡易で、扱いが簡単とな
る。特に通信衛星等から情報を得られない場合に有効で
ある。さらに各油圧ショベル1で生じた機械状態量等の
各種データは最終的に基地局16に送信され、そのデー
タベース18で記憶・管理されるので、各油圧ショベル
での時刻データが基地局の時間に一致するように、当該
時差データは作業現場の地域に起因して補正されてい
る。
【0024】次に図8を参照してデータ管理用時刻設定
方法の他の例を説明する。図8は、図7に類似し、時刻
設定方法を機能構成図として示したものである。この時
刻設定方法では、GPSを利用する。図8で55はGP
Sに含まれる1つの通信衛星を示している。油圧ショベ
ル1の主コントローラ41では、通信装置42(この場
合には特にGPS用のコントローラを含むものであると
する)を経由して、通信衛星55から、測位情報を取得
する。取得した測位情報は入出力インターフェース40
5を経由して時刻計算手段53に入力しされる。測位情
報には世界標準時間のデータが含まれているので、時刻
計算手段53は、この世界標準時間のデータを取り込
む。また時差データについては、前述した第1の例と同
様に、不揮発性メモリ51に設定された時差データが用
いられる。その結果、同様にして日本時間54を得るこ
とができる。
【0025】図9を参照して本発明のデータ管理用時刻
設定方法の第2の実施形態を説明する。図9は、図1に
類似した図であり、図8で説明したGPS用通信衛星5
5が示されている点が異なっており、その他の構成は同
じである。前述の実施形態では、油圧ショベル1の側で
時差データの補正を行う例を説明したが、この第2実施
形態では基地局16側で時差データの補正を行うように
構成されている。油圧ショベル1において、主コントロ
ーラ41は、通信装置42(GPS用コントローラを含
む)を経由して、通信衛星55から測位情報を取得し、
この測位情報を利用して油圧ショベル1が位置する場所
の位置情報を得る。そして、機械状態量等のデータをメ
モリ402に記憶するときには時差補正が行われていな
い時刻データを付加する。そして、油圧ショベル1から
基地局16へデータを送信するときには、当該データお
よび時刻データと、取得した油圧ショベル1の位置情報
とを送信する。基地局16の管理サーバ17には、油圧
ショベル1の側から、前述した機械状態量等のデータ
と、上記時差補正が行われていない時刻データが送信さ
れ、さらにこれらと共に、油圧ショベル1の位置情報が
送信されるように構成される。そして、管理サーバ17
において、当該位置情報に基づき世界標準時間との時差
が補正され、その後、データベース18に記憶され、管
理される。
【0026】以上の実施形態の説明では、データ管理用
時刻設定方法を油圧ショベルに適応した例を説明した
が、作業機械はこれに限定されない。また標準時間は世
界標準時間に限定されず、任意の標準時間を用いること
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、世界中の各地域の作業現場に配備された油圧ショ
ベル等の建設用作業機械についてメンテナンス情報を収
集・管理し、リアルタイムでメンテナンス情報を利用で
きるシステムにおいて、データに関する時間管理の上で
用いられる時刻データを世界標準時間等と時差データを
利用して求めるようにしたため、作業現場が世界のいか
なる場所にあっても、共通に対応でき、かつ容易に対応
することができるという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機械のデータ管理用時刻設定
方法が適用される全体のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明に係る作業機械のデータ管理用時刻設定
方法が適用される作業機械の一例として油圧ショベルを
示す側面図である。
【図3】本発明に係る作業機械のデータ管理用時刻設定
方法が適用される上位システムの要部構成を概略的に示
すシステム構成図である。
【図4】本発明に係る作業機械のデータ管理用時刻設定
方法を実現する主コントローラ等の内部構成および周辺
関連部分の構成を示すブロック構成図である。
【図5】本発明に係るデータ管理用時刻設定方法の基本
的な手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るデータ管理用時刻設定方法の計算
手順を示すフローチャートである。
【図7】図6に示した計算手順を機能構成で示す機能ブ
ロック図である。
【図8】本発明に係るデータ管理用設定方法の他の機能
構成の例を示す機能ブロック図である。
【図9】本発明に係るデータ管理用設定方法の第2の実
施形態を示す全体システム構成図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 メーカ 3 ユーザ 11 インターネット網 12 社内LAN 13 通信回線 13a 通信衛星 14 制御装置 16 基地局 17 管理サーバ 18 データベース 41 主コントローラ 51 不揮発性メモリ 52 RTC 53 時刻計算手段 401 CPU 402 メモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月6日(2000.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 104 G06F 17/60 104 5K047 G08C 17/00 G08C 19/00 Z 5K048 19/00 H04L 7/00 Z H04L 7/00 H04Q 9/00 301B H04Q 9/00 301 311P 311 G08C 17/00 A (72)発明者 平田 東一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 杉山 玄六 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 柴田 浩一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 小松 英樹 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB03 AB04 BA04 CA03 DA03 DA04 DB02 DB03 FA02 2F002 AA00 AD06 AD07 AF01 FA16 GA00 GA04 GA06 2F073 AA19 AA32 AA40 AB01 BB01 BB04 BB07 BC02 CC09 CC14 DD07 DE16 EF09 FF01 FG01 FG02 GG01 GG08 5B049 BB05 CC21 CC31 DD05 EE01 FF09 GG03 GG04 GG07 5J062 AA08 AA13 BB08 CC07 5K047 AA18 MM24 5K048 BA21 BA34 DC02 EB11 EB12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械の状態量のデータを入力して時
    刻データと共に記憶部に記憶させる制御部と、離れた場
    所に在る外部との通信を可能にする通信装置とを備え、
    作業現場に配置される作業機械と、 離れた場所に在る外部との通信を可能する通信装置と、
    前記作業機械の前記制御部との間で情報の送受を行う管
    理サーバと、この管理サーバによって管理されかつ作業
    機械に関する各種情報を時刻データと共に記憶するデー
    タベースとを備える基地局とを含み、 前記作業機械の前記制御部と前記基地局の前記管理サー
    バは互いに前記の各通信装置と通信回線を経由して情報
    の送受を行い、前記作業機械の前記記憶部に記憶された
    機械状態量の前記データと前記時刻データは前記基地局
    に送信されるように構成されたシステムで使用される、
    前記データを管理する前記時刻データのための時刻を設
    定する方法であって、 前記作業現場の地域に起因する標準時間との時差を補正
    し、前記データベースにはこの補正された時刻データが
    前記各種情報と共に記憶されることを特徴とする作業現
    場に配備される建設用作業機械のデータ管理用時刻設定
    方法。
  2. 【請求項2】 前記作業現場の地域に関して世界標準時
    間との時差データを前記作業機械の不揮発性記憶部に予
    め設定し、 前記作業機械で前記世界標準時間を取得し、 前記世界標準時間と前記時差データに基づく演算で前記
    時刻を設定する、 ことを特徴とする請求項1記載の作業現場に配備される
    建設用作業機械のデータ管理用時刻設定方法。
  3. 【請求項3】 前記世界標準時間を前記作業機械の前記
    制御部内のRTC集積素子から得ることを特徴とする請
    求項2記載の作業現場に配備される建設用作業機械のデ
    ータ管理用時刻設定方法。
  4. 【請求項4】 前記世界標準時間をGPSを利用して取
    得することを特徴とする請求項2記載の作業現場に配備
    される建設用作業機械のデータ管理用時刻設定方法。
  5. 【請求項5】 前記基地局の管理サーバには、前記機械
    状態量と前記時刻データと共に、作業機械の位置情報が
    前記作業機械より送信され、前記管理サーバが前記位置
    情報に基づき標準時間との時差を補正することを特徴と
    する請求項1記載の作業現場に配備される建設用作業機
    械のデータ管理用時刻設定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005029338A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Ohbayashi Corp 建設機械の動作監視システム及び方法
JP2009167845A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Komatsu Ltd 作業車両の送受信システムおよび方法
KR20210034069A (ko) * 2019-03-26 2021-03-29 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 작업 기계

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