JP2001279480A - 電解セル - Google Patents

電解セル

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JP2001279480A
JP2001279480A JP2000098136A JP2000098136A JP2001279480A JP 2001279480 A JP2001279480 A JP 2001279480A JP 2000098136 A JP2000098136 A JP 2000098136A JP 2000098136 A JP2000098136 A JP 2000098136A JP 2001279480 A JP2001279480 A JP 2001279480A
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Japan
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electrolytic cell
electrode plate
electrolyte membrane
solid electrolyte
seal member
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JP2000098136A
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Manabu Toyoshima
学 豊島
Shingo Torio
眞吾 鳥生
Masaru Yonezawa
勝 米沢
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Shinko Pantec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧に耐え得るべく耐圧強度を向上させると
共に、各要素間において高いシール性を維持すべく構成
された電解セルを提供すること課題とする。 【解決手段】 固体電解質膜(2)と、固体電解質膜
(2)の両側に設けられた電極板(4)と、固体電解質
膜(2)と電極板(4)との間に介在する給電体(5)
とを有する電解セルであって、電極板(4)の周縁部近
傍にはシール部材(7)を配するための凹型の溝(1
1)が形成されており、シール部材(7)を介して電極
板(4)が積層される際に、シール部材(7)の所定部
位が溝(11)から電解セルの内方および外方に張り出
すべく、シール部材(7)が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水等を電気分解し
て水素ガスおよび酸素ガスを発生させる水素酸素発生装
置等の水電解装置に関し、詳しくは、水電解装置を構成
する際に用いられる電極板、電極板ユニット、および電
解セル等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る水素酸素発生装置を構成
する電解セルとしては、例えば、特開平8−23978
8号公報に開示された技術が知られている。
【0003】従来技術に係る電解セルは、固体電解質膜
ユニットを所定組並べ合わせて構成されており、係る固
体電解質膜ユニットは、固体電解質膜の両側に電極板を
有している。そして、この固体電解質膜ユニットにおい
ては、陽極板と固体電解質膜とに挟まれた空間が酸素発
生室たる陽極室となり、陰極板と固体電解質膜とに挟ま
れた空間が水素発生室たる陰極室となる。各室には、多
孔質の給電体が収容されている。
【0004】また、複極式の電極を用いて構成される電
解セルの場合には、並べ合わせた固体電解質膜ユニット
の両端(すなわち、電解セルの両端部)の電極板に直流
電圧を印可すると、各端部電極板はそれぞれ単極式電極
板(陽極および陰極)となり、電解セルの中間部(単極
式電極板で挟まれた中間部)に位置する電極板は複極式
電極板となる。ここで、複極式電極板とは、電極板の一
方の面が陽極となり、他方の面が陰極となる電極板のこ
とである。そして、係る構成においては、電極板の陽極
側と各固体電解質膜とに挟まれた空間が酸素発生室たる
陽極室となり、電極板の陰極側と各固体電解質膜とに挟
まれた空間が水素発生室たる陰極室となる。
【0005】ここで、図10は、従来技術に係る電解セ
ルの構成の一例を示したものである。また、図11は、
図10に示された電解セルを構成している複極式の電極
板を示したものである。
【0006】図10に示された電解セル151において
は、単極式の電極板153aと電極板153bとの間に
複極式の電極板152が配されており、単極式の電極板
153a,153bと複極式の電極板152との間に
は、固体電解質膜154、多孔質給電体155、多孔質
給電体155を外部から隔離するシリコーンゴム製の環
状ガスケット156、環状保護シート157等が設けら
れている。具体的には、電極板152,153a,15
3bと固体電解質膜154との間には、多孔質給電体1
55が設けられており、電極板152,153a,15
3bと多孔質給電体155との間には、環状ガスケット
156が設けられ、多孔質給電体155と固体電解質膜
154との間には、環状保護シート157が設けられて
いる。
【0007】そして、複極式の電極板152には、酸素
ガス取り出し用経路158、酸素ガス流通通路158
a、陰極室用のドレン水排出用経路161、およびドレ
ン水排出通路161a等が形成されている。なお、図1
0においては省略したが、図11をも参照すれば、この
複極式の電極板152には、純水供給用経路160、純
水流通通路160a、水素ガス取り出し用経路159、
および水素ガス流通通路159aも形成されていること
が明らかである。
【0008】また、図10によれば、単極式の電極板1
53a,153bの外側(固体電解質膜154等を有す
る面の反対側)には、それぞれ端板162が設けられて
おり、係る端板162同士は、電極板152,153
a,153b等を貫通させた状態で、締付ボルト等にて
締め付けることによって固定されている。すなわち、締
結ボルト等の締付手段を用いて端板162と端板162
との間に設けられた各要素を所定間隔等に固定した状態
で電解セル151が組み立てられている。
【0009】さらに、上述した多孔質給電体155は、
メッシュや焼結体等の通気性材料から形成されており、
その側面からも自在に流体が流通できるように構成され
ている。また、電極板152,153a,153bに
は、各流体の通路158a,159a,160a,16
1aが形成されている。すなわち、こららの通路158
a,159a,160a,161aのためのガスケット
座を形成する必要もあることから、電極板152,15
3a,153bは、比較的厚めのチタン板等を用いて形
成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る電解セルには、次のような問題があった。
【0011】上述した電解セルを構成する環状ガスケッ
トは、酸素発生室と水素発生室とをセル外部から隔離す
るための耐圧部品としての機能を有する。しかし、環状
ガスケット自体が軟質であるため、内圧が高くなれば、
環状ガスケットがその内圧によって締付ボルトの間から
外方へはみ出すおそれがある。したがって、従来技術に
係る電解セルは、高圧使用には不向きなものとなる。
【0012】また、この環状ガスケットは、他の部品に
比較して熱膨張率が大きい。したがって、環状ガスケッ
トには、使用中に大きな膨張が発生し、結果的に締結ボ
ルトによる締め付け力が増大して、電解セルに種々の問
題が生ずるおそれがある。例えば、電解セルの構成要素
に疲労破壊等が発生する場合がある。
【0013】さらに、従来技術に係る電解セルを構成す
る電極板等は、通常、外気にさらされている。したがっ
て、従来技術に係る電解セルは、耐候性が低いという問
題があった。
【0014】そこで、本発明は上記従来技術に係る問題
を解決するためになされたものであって、高圧に耐え得
るべく耐圧強度を向上させると共に、各要素間において
高いシール性を維持すべく構成された電解セルを提供す
ること課題とする。また、本発明は、耐候性を向上さ
せ、寿命を伸ばすことが可能な電解セルを提供すること
を課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明は、固体電解質膜と、前記固体電解
質膜の両側に設けられた電極板と、前記固体電解質膜と
前記電極板との間に介在する給電体とを有する電解セル
であって、前記電極板の周縁部近傍にはシール部材を配
するための凹型の溝が形成されており、前記シール部材
を介して前記電極が積層される際に、前記シール部材の
所定部位が前記溝から前記電解セルの内方および外方に
張り出すべく、前記シール部材が形成されていることを
特徴としている。
【0016】本発明によれば、前記電解セルを構成する
際において、前記シール部材の所定部位が前記溝から前
記電解セルの内方および外方に張り出すべく、前記シー
ル部材が形成されているので、使用時等において前記電
解セル内の圧力が上昇したとしても、上記張り出しによ
る自締作用によって高圧に耐え、水素、酸素、および純
水の漏れを防止することができる。したがって、本発明
によれば、耐圧強度を向上させると共に、各要素間にお
いて高いシール性を維持すべく構成された電解セルを得
ることができる。
【0017】また、本発明に係る電解セルにおいては、
前記シール部材を前記溝に嵌入させた際における前記シ
ール部材の肩部が、前記電解セルの内方および外方に突
出すべく、前記シール部材が形成されている構成が好ま
しい。具体的には、例えば、前記シール部材の断面形状
が、ダイヤモンド形状あるいは逆台形形状であることが
好ましい。
【0018】また、上記課題を解決するための本発明
は、固体電解質膜と、前記固体電解質膜の両側に設けら
れた電極板と、前記固体電解質膜と前記電極板との間に
介在する給電体とを有する電解セルであって、前記電極
板の外周面が樹脂材料を用いて固着されていることを特
徴としている。
【0019】本発明に係る電解セルによれば、前記電極
板の外周全面が樹脂にて固着されているので、水素、酸
素、および純水が前記電解セルの外方に漏れるのを防ぐ
ことが可能となる。また、前記電極板に直接的に外気が
触れることもなくなるので、前記電解セルの耐候性を向
上させることが可能となり、延いては、前記電解セルの
寿命を伸ばすことが可能となる。さらに、使用中におい
て、前記電解セルに熱膨張等が発生したとしても、前記
樹脂材料によって固着されていることにより、前記樹脂
材料が構成要素の熱膨張等の変化に対する抗力となる。
したがって、本発明に係る電解セルによれば、前記電解
セルを構成する各要素における疲労破壊等を効果的に防
止することが可能となる。
【0020】また、本発明に係る電解セルにおいては、
前記樹脂材料が、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、お
よびシリコン樹脂の少なくとも一つから成ることが好ま
しい。
【0021】また、本発明に係る電解セルにおいては、
前記固体電解質膜と前記給電体との接触状態を調整すべ
く、前記電極板間にシムが設けられている構成が好まし
い。ここで「シム」とは、高さや隙間の調整のために敷
く(あるいは挟む)薄い板(例えば、銅、鋼、プラスチ
ック、ゴム、合成樹脂等から成る板)のことである。
【0022】この好ましい構成によれば、上述した耐圧
構造を実現しつつ、前記固体電解質膜と前記給電体との
接触状態を調整可能であるため、電解効率の向上、長寿
命化等を実現することが可能となる。さらに、本発明に
係る電解セルにおいては、前記電極板の周縁部の全周に
わたるべく、前記シムが無端形状に形成されている構成
が好ましい。ここで、無端形状とは、端部を有さずに連
続したリング形状のことをいい、その形状は特に円形
状、角形状に限定されるものではなく、前記電極板の周
縁部の適切な位置に装着可能であればよい。
【0023】また、本発明に係る電解セルにおいては、
二つの端板間に、前記固体電解質膜と前記電極板と前記
給電体と前記シムとが積層して構成され、前記端板間が
複数本のボルトおよび前記ボルトに対応したナットを用
いて締め付けられており、前記ナットと前記端板との間
には付勢力を有する緩衝部材が設けられている構成が好
ましい。
【0024】この好ましい構成によれば、上述した種々
の効果と共に、前記緩衝部材を設けることによって、前
記電解セルに対して当初与えられた締め付け面圧等を効
果的に維持することが可能となる。
【0025】また、本発明に係る電解セルにおいては、
前記緩衝部材が、皿バネおよびコイルバネの少なくとも
一方である構成が好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0027】図1は、本発明の実施形態に係る電解セル
の概略図を示したものであり、図1(a)は電解セルの
平面図を示し、図1(b)は図1(a)の一部を断面に
したI−I線矢視の側面図を示している。また、図2は、
図1(a)のII−II線断面のうちの要部を示す断面図で
ある。また、図3は、図1(a)のIII−III線断面のう
ちの要部を示す断面図である。また、図4は、本発明に
係る電解セルを構成する電極板ユニットの分解斜視図を
示したものである。本実施形態においては、この図4に
示した電極板ユニットと後述する固体電解質膜等とを用
いて電解セルが構成されている。
【0028】図1〜図3に示す電解セル1は、固体電解
質膜2と電極板ユニット3とを複数積層して構成されて
いる。すなわち、固体電解質膜2を電極板ユニット3に
て挟持するように、固体電解質膜2と電極板ユニット3
とを所定数積層して構成されている。そして、固体電解
質膜2および電極板ユニット3が、両端側のそれぞれに
設けられた端板22で挟持され、締付ボルト23によっ
て締め付けられることによって電解セル1が構成されて
いる。
【0029】また、本実施形態に係る電解セル1におい
ては、締付ボルト23に対し複数の皿バネ25を介して
ナット24が取り付けられている。そして、電解セルの
組立時においては、固体電解質膜2および電極板ユニッ
ト3等を積層した後に、プレス機で締め付けた状態で、
締付ボルト23等による締め付けが行われている。
【0030】電極板ユニット3は、チタン板製の電極板
4の両面側に、多孔質給電体5とスペーサ6とシール部
材7等とが配設して構成されている。また、後述すべ
く、スペーサ6等には、発生した酸素ガスを取り出すた
めに用いられる酸素用孔13、発生した水素ガスを取り
出すために用いられる水素用孔14、電気分解に供され
る純水を供給するために用いられる純水用孔15,16
が形成されている。
【0031】次に、図4を用いて、電極板4およびその
周辺の構造を詳細に説明する。
【0032】電極板4は、その内方部分たる板部分4a
と、この板部分4aの外周部に設けられた周縁部4b等
とから形成されいる。また、この板部分4aと周縁部4
bとの間には、外方側突条12aおよび内方側突条12
bが形成されいている。すなわち、周縁部4bの内方縁
に沿って、シール部材7用の溝11が屈曲によって形成
されている。この溝11の外方側および内方側は溝11
に沿った突条12a,12bとなるように屈曲されてい
る。また、電極板4は、チタン板を型プレスによって成
形することにより得ることができる。さらに、電極板ユ
ニット3を積層したときに接触する(および接触するお
それがある)電極板4の所定部分には、電気的絶縁のた
めのコーティングが施されている。例えば、シール部材
用溝11の底部にはテフロン(登録商標)(ポリテトラ
フルオロエチレン)のコーティングが施されている。
【0033】電極板4の両面側には、その中央部にそれ
ぞれ多孔質給電体5(A),5(C)が配置され、多孔
質給電体5の両側にスペーサ6がそれぞれ配置されてい
る。また、このスペーサ6は、内方側突条12bの存在
により、下面側のスペーサ6c,6dの方が上面側のス
ペーサ6a,6bよりも大きく形成されている。
【0034】そして、内方側突条12bの裏側(下面
側)のデッドスペースには環状のスペーサ6eが嵌着さ
れている。電極板4およびスペーサ6には、対応する位
置に流体通路孔(酸素用孔13、水素用孔14、純水用
孔15,16)が穿設されている。具体的には、図2、
図3、および図4にしめすべく、電極板4の左方のスペ
ーサ6a,6cおよび対応する電極板4の所定位置に穿
設されているは酸素用孔13および水素用孔14であ
り、右方のスペーサ6b,6dおよび対応する電極板4
の所定位置に穿設されているのは純水用孔15,16で
ある。
【0035】図2、図3、および図4においては、電極
板4の上面側のスペースが水素発生室Cとなり、下面側
のスペースが酸素発生室Aとなる。そして、電極板4に
屈曲によって形成された溝11には、これらの水素発生
室Cと酸素発生室Aとを外部からシールするためのシー
ル部材7が嵌着される。
【0036】また、図2、図3、および図4に示すよう
に、電極板4の上面左方のスペーサ6aの下面における
酸素用孔13の周囲にはOリング溝17が形成されてお
り、水素用孔14から多孔質給電体に対向する縁まで水
素用溝18が形成されている。このスペーサ6aの上面
における酸素用孔13の周囲にもOリング溝17が形成
されている。
【0037】また、電極板4の下面左方のスペーサ6c
の上面における水素用孔14の周囲にはOリング溝17
が形成されており、酸素用孔13から多孔質給電体5に
対向する縁まで酸素用溝19が形成されている。このス
ペーサ6cの下面における水素用孔14の周囲にもOリ
ング溝17が形成されている。
【0038】さらに、電極板4の上面右方のスペーサ6
bの上面および下面ともに、純水用孔15,16の周囲
には、Oリング溝17が形成されている。また、電極板
4の下面右方のスペーサ6dの上面における純水用孔1
5,16から多孔質給電体5に対向する縁まで純水用溝
20が形成されている。また、各Oリング溝17には、
Oリング21が嵌着される。
【0039】下面右方のスペーサ6dに形成された純水
用溝20は、他のスペーサ6a,6cに形成された水素
用溝18および酸素用溝19と異なる形に形成されてい
る。すなわち、水素用溝18および酸素用溝19は独立
した一本の溝として水素用孔14および酸素用孔13か
らそれぞれ形成されている。しかしながら、純水用溝2
0は、二つの純水用孔15,16からこれらの孔に連通
する広い凹所20aと、この凹所20aから多孔質給電
体5に対向する縁まで複数本形成された小溝20bとか
ら構成されている。純水用溝20の凹所20a、小溝2
0bは略扇状に形成されている。これは、被分解水たる
純水が多孔質給電体5にできるだけ均一に行き渡るよう
に工夫されたものである。
【0040】また、本実施形態においては、強度を向上
させる等の目的のために、スペーサ6がチタン等の金属
を用いて形成されているため、各スペーサ6と電極板4
との間には、各スペーサ6a,6b,6c,6dの大き
さに応じた絶縁シート9a,9b,9c,9dが設けら
れている。この絶縁シート9には、それぞれ所定の位置
に(対応する位置に)、流体通路孔(酸素用孔13、水
素用孔14、純水用孔15,16)が穿設されている。
【0041】さらに、本実施形態に係る電解セル1にお
いては、電極板4の一部たる周縁部4b(板部分4aの
外周部であって、外方側突条12aの外周部)に、シム
10を配設すべく構成されている。
【0042】また、図5は、本実施形態に係る電解セル
1を構成するシール部材7の拡大断面図を示したもので
あり、シール部材7の断面形状は、図2、図3、および
図5に示すべく、いわゆるダイヤモンド形状となってい
る。
【0043】本実施形態に係る電解セル1は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。
【0044】すなわち、本実施形態に係る電解セル1
は、複数積層された電極板4の全周の隙間に(周縁部4
b上に)、所定厚さのシム10が挿入されているので、
電極板4間の隙間が均一となり、固体電解質膜2と多孔
質給電体5とに対して所定の締め付け面圧をかけ、全面
均一に面圧をかけることが可能となる。通常、液漏れ等
を防止するために電極板4内部には、弾性体たるシール
部材等が設けられている。このようなシール部材は圧縮
量が不均一であるため、電極板4の各段の隙間が不均一
になりがちである。しかしながら、上記のように、各段
にシム10を設ける構成であれば、シム10が所定の剛
性を有することによって、係る隙間を容易に均一に保つ
ことが可能となる。なお、シム10を形成する材料とし
ては、所定の耐熱性(80℃程度に耐えうる性質)およ
び絶縁性を有するプラスチック等の合成樹脂、セラミッ
ク、表面に絶縁性材料を被覆した金属等があげられる。
このように絶縁性を兼ね備えた材料とすることにより、
隣接する電極板間の絶縁を確実に行うことができる。ま
た、上述した材料の中でも、加工性およびコスト(低コ
ストにて作製可能な点)等から鑑みれば、合成樹脂(例
えば、PFA、PTFE等)を用いることが好ましい。
また、本実施形態においては、シムが電極板4の全周に
わたる形状である場合について説明したが、本発明はこ
の構成に限定されるものではなく、必要に応じて、電極
板の四辺に対してそれぞれシムを設けるような構成であ
ってもよい。
【0045】また、本実施形態に係る電解セル1を構成
するスペーサ6は、チタン、ステンレス等の金属を用い
て形成されている。このスペーサ6を樹脂等を用いて形
成すれば、機械的強度および熱的強度が不足することに
よって、水素側と酸素側との差圧により、漏れが生ずる
可能性がある。しかしながら、本実施形態に示すべく、
金属を用いてスペーサ6を形成すれば、機械的強度と熱
的強度とを共に向上させることが可能となるため、水素
側と酸素側との差圧による漏れ等は生じないこととな
る。さらに、本実施形態においては、電極板4間の絶縁
を確保するため、スペーサ6と電極板4との間に、絶縁
シート9が挿入されている。この絶縁シート9は、本実
施形態のように、金属製のスペーサ6を用いる場合や、
電極板4に特に樹脂コーティング(絶縁コーティング)
等を行わないときに必要となる。
【0046】また、本実施形態に係る電解セル1を構成
するシール部材7は、図2、図3、および図5に示すべ
く、その断面形状が、いわゆるダイヤモンド形状に形成
されている。そして、このような形状のシール部材7
は、電解セル1の組み立て時において上部から圧縮され
ると、図5の仮想線(二点鎖線)で示すように変形す
る。具体的には、圧縮されることによって、シール部材
7の両肩部7a,7aが、左右に突き出すように変形す
る(図2、図3、および図5参照)。従来技術に係るシ
ール部材、いわゆる一般的なOリング、六角形リング、
八角形リングを用いる場合は、電解セル内の圧力が高圧
力となれば、各シール部材は電解セルの外側にはみ出す
ように変形してしまうので、水素、酸素、および純水が
漏れる可能性がある。しかしながら、本実施形態に係る
シール部材7(断面形状がダイヤモンド形状であるシー
ル部材7)によれば、組み立て時に、図5に示すべく両
肩部7a,7aが電解セル1の内側と外側とに張り出す
ように変形するため(図5の仮想線部参照)、その後電
解セル内の圧力が上昇したとしても、上記張り出しによ
る自締作用によって高圧に耐え、水素、酸素、および純
水の漏れを防止することができる。すなわち、シール部
材7は、溝11に嵌着されたうえで、隣接する(上方に
位置する)電極板4の溝11の底部によって押圧され
る。したがって、閉止された溝11内で上記押圧および
内圧によってシール効果を発揮する。その結果、従来の
平板状ガスケットのごとく締めすぎによって外方へのみ
はみ出したり、クリープ劣化を生じることがない。な
お、このシール部材7を形成する材料としては、ゴム、
合成樹脂(例:テフロン(ポリテトラフルオロエチレ
ン))、フッ素ゴム等の比較的に弾性に富む材料が用い
られる。また、このシール部材7の形状は、ダイヤモン
ド形状に限定されるものではなく、シール部材7の所定
部分が電解セル1の内方および外方にはみ出すような形
状であれば、如何なる形状であってもよい。したがっ
て、例えば、逆台形形状等であってもよい。
【0047】また、本実施形態に係る電解セル1は、そ
の組立時において、固体電解質膜2および電極板ユニッ
ト3等を積層した後に、プレス機で締め付けた状態で、
締付ボルト23等による締め付けが行われている。従来
技術においては、複数のボルトをトルクレンチ等を用い
て締め付けていたが、ボルトの摩擦抵抗、片締め等によ
り、給電体と固体電解質膜とに所定の締め付け面圧を与
えることと、締め付け面圧を全面均一にすることとが非
常に困難であった。しかしながら、本実施形態において
は、プレス機を用いて電解セル1の組み立てを行うこと
によって、容易に給電体と固体電解質膜とに所定の締め
付け面圧を与えることが可能となり、さらに、この締め
付け面圧の全面均一化をも比較的容易に行うことができ
る。
【0048】また、本実施形態に係る電解セル1におい
ては、締付ボルト23に対し複数の皿バネ25を介して
ナット24が取り付けられている。したがって、本実施
形態によれば、締め付けボルト23に設けられた皿バネ
25がボルト23およびナット25に付勢力を与えるこ
とによって、この電解セル1を長期間使用した場合であ
っても、当初与えられた締め付け面圧等を効果的に維持
することが可能となる。すなわち、この皿バネ25が、
電解セル1(を構成する電極板4等)に発生する熱膨
張、熱収縮等を緩衝するための緩衝部材として機能する
こととなる。ここで、緩衝部材としては、皿バネ25を
用いる場合について説明したが、本発明は、この構成に
限定されるものではなく、例えば、コイルバネ等を用い
てもよい。
【0049】なお、本実施形態においては、スペーサ6
が金属を用いて一体的に形成された場合について説明し
たが、本発明はこの構成に限定されるものではない。し
たがて、例えば、図6に示すべく、スペーサを構成して
もよい。図6に示されたスペーサ46は、テフロン(ポ
リテトラフルオロエチレン)製の本体部47(図6にお
いては破線にて示す)と、この本体部47にはめ込むべ
く形成された第一の補強プレート48および第二の補強
プレート49とから構成されている。ここで、図6
(a)は、本体部47と補強プレート48とを用いて形
成されたスペーサ46の平面図を示し、図6(b)は、
図6(a)のB−B線断面における各補強プレート4
8,49の要部断面図を示したものである。本体部47
には、各補強プレート48,49をはめ込むことが可能
であるように貫通孔が穿設されており、各補強プレート
48,49は、チタン、ステンレス等の金属を用いて形
成されている。第一の補強プレート48には、Oリング
溝17が形成されており、第二の補強プレート49に
は、酸素、水素、純水を通過させるための通過用溝49
aが形成されている。先述したように、図1〜図5で説
明した実施形態にて金属製のスペーサ6を用いたのは、
水素側と酸素側との差圧による漏れを防止するためであ
るが、この漏れが最も生じやすいのは、スペーサに設け
られた流体(酸素等)を流通させるための貫通孔等近傍
である。したがって、必要に応じて、その漏れが生じや
すい部分のみを金属等の強固な材料で形成してもよい。
そこで、この図6においては、流体流通孔近傍のみを金
属にて形成し、水素側と酸素側との差圧による漏れを効
果的に防止可能なスペーサ46を実現している。
【0050】また、以上のように構成された本実施形態
に係る電解セル1においては、二つの純水用孔15,1
6から純水用溝20を介して、酸素発生室Aとなる電極
板4の下面側の多孔質給電体5に純水が供給される。純
水は、Oリング21によって、水素発生室Cへの流入が
阻止される。酸素発生室Aで発生した酸素ガスは、酸素
用溝19からから酸素用孔13を介して取り出される。
酸素ガスは、Oリング21によって水素発生室Cに流入
することが阻止される。水素発生室Cで発生した水素ガ
スは、水素用溝18から水素用孔14を介して取り出さ
れる。水素ガスは、Oリング21によって、酸素発生室
Aへの流入が阻止される。当然のことながら、発生した
酸素ガスおよび水素ガスは、シール部材7によって、電
極板ユニット3同士の間から外部への漏出が防止されて
いる。
【0051】さらに、本実施形態に係る電極板ユニット
3を用いて電解セル1を組み立てる場合、多孔質給電体
5およびスペーサ6は、電極板4にあらかじめ形成され
たスペースに嵌着され、シール部材7およびOリング2
1もそれぞれの溝11,17に嵌着される。すなわち、
多孔質給電体5およびスペーサ6等の各部材は、電極板
4に形成されたスペースに応じて、必然的に位置決めさ
れることとなる。したがって、本実施形態に係る電解セ
ル1によれば、従来技術に係る電解セルと比較して、組
立工程を遙かに容易とすることができる。
【0052】また、図1に示すべく、本実施形態に係る
電解セル1は、ボルト23の締結によって強固な周側壁
が構成される。その結果、高い内圧に対しても十分な強
度が提供されることとなる。
【0053】さらに、本実施形態に係る電解セル1を構
成する固体電解質膜2としては、イオン導電性の高分子
膜の両面に白金族金属等からなる多孔質層の触媒電極が
化学メッキによって形成されたいわゆる固体高分子電解
質膜が用いられる。この固体高分子電解質膜は比較的柔
らかい膜であるため、多孔質給電体5との接触面圧が高
くなれば損傷する可能性がある。しかしながら、本実施
形態に係る電解セルは、シム10等を用いることによっ
て、面圧の均一化を実現可能であるので、固体電解質膜
2は損傷せず、水電解が安定に維持される。
【0054】また、本実施形態に係る電解セル1は、電
極板4として、その周縁部4bが平板状に形成された電
極板4を用いた場合について説明したが、本発明はこの
構成に限定されるものではなく、例えば、電極板4が、
図7に示すような構成であってもよい。ここで、図7
(a)は、本発明の電極板の他の実施形態を示す平面図
であり、図7(b)は、図7(a)のB−B線断面図で
あり、図7(c)は、図7(a)のC−C線断面図であ
る。また、図8には、図7に示された電極板4を用いて
形成された電解セルの概略図が示されている。
【0055】図7に示された電極板4の周縁部38は、
屈曲されることによって凹部39と凸部40とが周縁に
沿って交互に形成されている。凹部39および凸部40
ともに六角形をその対角同士を結ぶ中心線で切った形状
(台形の一種)にされている(図7(c)参照)。ま
た、図7(a)から明らかなように、凹部39と凸部4
0との並びは、対向辺同士で半ピッチだけずれている。
したがって、同一構成の二枚の電極板4を相互に180
゜旋回させて重ね合わせると、いずれの部位においても
凹部39と凸部40とが対向することになる。多数段の
電極板ユニット3をこのように交互に180゜旋回させ
て重ね合わせて電解セル1を組み立てると、図8に示す
ように、この電解セル1の側面は、蜂の巣状の構造、す
なわち、立体的な六角形ハニカム構造となる。
【0056】凹部39と凸部40とは電極板4の内方に
向かって所定寸法範囲に形成されており、凹部39と凸
部40との配列(周縁部38)の内方縁に沿ってシール
部材7用の溝11が屈曲によって形成されている。この
溝11の外方側および内方側は溝11に沿った突条12
a,12bとなるように屈曲されている。内方側突条1
2bのさらに内方の板部分4aは、厚さ方向で凹部39
の底部と凸部40の頂部とのほぼ中央部分に位置してい
る(図7(b)参照)。そうすることにより、この板部
分4aの一方の面側には内方側突条12bに囲まれたお
盆状のスペースCSが形成され、他方の面側には溝11
に囲まれたお盆状のスペースASが形成される(図7
(b)参照)。
【0057】先に述べた実施形態に係る電極板(図1〜
図4参照)も、ここで説明した電極板(図7および図8
参照)も、それぞれの電極板は、チタン板を型プレスに
よって成形することにより得ることができる。また、電
極板ユニットを積層したときに接触する(および接触す
るおそれがある)電極板の部分には、電気的絶縁のため
のコーティングが施されている。すなわち、凹部39の
底部、凸部40の頂部、外方側突条12aの頂部、およ
びシール部材用溝11の底部にはテフロン(ポリテトラ
フルオロエチレン)のコーティングが施されている。
【0058】上述の如く、図7に示された電極を用いて
図8に示された電解セル1を構成する場合においては、
電解セル1の側面は電極板4の凹部39および凸部40
によって蜂の巣状となり(図8参照)、ボルト23の締
結によって電解セル1の強固な周側壁が構成される。そ
の結果、高い内圧に対しても十分な強度が提供される。
しかも、この蜂の巣状の周側壁は、その材料および形状
から生ずる適度な弾性力をも有しているため、熱膨張に
よる接触面圧の上昇を吸収することができる。この電解
セル1は、いわゆる高圧型水素酸素発生装置用として、
公知の電解タンク等を用いずに採用することが可能とな
る。
【0059】また、上述したように、本実施形態に係る
電解セルを構成する固体高分子電解質膜は、比較的柔ら
かい膜であるため、多孔質給電体との接触面圧が高くな
れば損傷する可能性がある。しかしながら、図8に示さ
れた電解セル1によれば、熱膨張による接触面圧の上昇
を吸収することが可能となるので、固体高分子電解質膜
は損傷せず、水電解が安定に維持される。
【0060】さらに、図8に示した電解セルに対して、
図1〜図5を用いて説明した電解セルを構成する際に用
いられる、スペーサ(金属製等)、シール部材(ダイヤ
モンド断面型)、絶縁シート、シム等を用いれば、図1
〜図5で説明した実施形態と同様の効果を得ることが可
能となる。
【0061】また、図9は、本発明に係る電解セルを構
成する電極板の外周全面を樹脂にて固着した状態を示す
概略図である。図9(a)は、図1等を用いて説明した
実施形態に係る電解セルを樹脂にて固着した状態を示
し、図9(b)は、図8等を用いて説明した実施形態に
係る電解セルを樹脂にて固着した状態を示している。従
来であれば、電解セルを構成する電極板の外周は、外気
にさらされており、電極板間のシール部材の劣化等に基
づいて、水素、酸素、および純水が電解セルの外方に漏
れる可能性があった。また、電極板が外気にさらされて
いるため、耐候性が低いという問題もあった。しかしな
がら、図9に示すように、電極板4の外周全面を樹脂に
て固着すべく構成すれば、水素、酸素、および純水が電
解セル1の外方に漏れるのを防ぐことが可能となる。ま
た、電極板4に直接的に外気が触れることもなくなるの
で、電解セル1の耐候性が向上し、延いては、電解セル
1の寿命を伸ばすことが可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
圧に耐え得るべく耐圧強度を向上させると共に、各要素
間において高いシール性を維持すべく構成された電解セ
ルを得ることができる。また、本発明によれば、耐候性
を向上させ、寿命を伸ばすことが可能な電解セルを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電解セルの概略図
【図2】図1(a)のII−II線断面のうちの要部を示す
断面図
【図3】図1(a)のIII−III線断面のうちの要部を示
す断面図
【図4】本発明の実施形態に係る電解セルを構成する電
極板ユニットの分解斜視図
【図5】本発明の実施形態に係る電解セルを構成するシ
ール部材の拡大断面図
【図6】本発明の実施形態に係る電解セルを構成するス
ペーサの他の構成を示す概略図
【図7】本発明の他の実施形態に係る電極板の概略図
【図8】本発明の他の実施形態に係る電極板を用いて構
成された電解セルの概略図
【図9】本発明に係る電解セルを構成する電極板の外周
全面を樹脂にて固着した状態を示す概略図
【図10】従来技術に係る電解セルの分解断面図
【図11】図10の電解セルを構成する複極式電極板の
斜視図
【符号の説明】
1…電解セル、2…固体電解質膜、3…電極板ユニッ
ト、4…電極板、4a…板部分(内方部分)、4b…周
縁部、5…多孔質給電体、6,6a,6b,6c,6d
…スペーサ、7…シール部材、9,9a,9b,9c,
9d…絶縁シート、10…シム、11…溝(シール部材
用溝)、12a…突条(外方側突条)、12b…突条
(内方側突条)、13…酸素用孔、14…水素用孔、1
5,16…純水用孔、17…Oリング溝、18…水素用
溝、19…酸素用溝、20…純水用溝、20a…凹所、
20b…小溝、21…Oリング、22…端板、23…締
付ボルト、24…ナット、25…皿バネ、38…周縁
部、39…凹部、40…凸部、50…樹脂 A…酸素発生室、C…水素発生室ペース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質膜と、前記固体電解質膜の両
    側に設けられた電極板と、前記固体電解質膜と前記電極
    板との間に介在する給電体とを有する電解セルであっ
    て、前記電極板の周縁部近傍にはシール部材を配するた
    めの凹型の溝が形成されており、前記シール部材を介し
    て前記電極板が積層される際に、前記シール部材の所定
    部位が前記溝から前記電解セルの内方および外方に張り
    出すべく、前記シール部材が形成されていることを特徴
    とする電解セル。
  2. 【請求項2】 前記シール部材を前記溝に嵌入させた際
    における前記シール部材の肩部が、前記電解セルの内方
    および外方に突出すべく、前記シール部材が形成されて
    いる請求項1に記載の電解セル。
  3. 【請求項3】 前記シール部材の断面形状が、ダイヤモ
    ンド形状あるいは逆台形形状である請求項2に記載の電
    解セル。
  4. 【請求項4】 固体電解質膜と、前記固体電解質膜の両
    側に設けられた電極板と、前記固体電解質膜と前記電極
    板との間に介在する給電体とを有する電解セルであっ
    て、前記電極板の外周面が樹脂材料を用いて固着されて
    いることを特徴とする電解セル。
  5. 【請求項5】 前記樹脂材料が、エポキシ樹脂、ポリエ
    ステル樹脂、およびシリコン樹脂の少なくとも一つから
    成る請求項4に記載の電解セル。
  6. 【請求項6】 前記固体電解質膜と前記給電体との接触
    状態を調整すべく、前記電極板間にシムが設けられてい
    る請求項1から5のいずれか1項に記載の電解セル。
  7. 【請求項7】 二つの端板間に、前記固体電解質膜と前
    記電極板と前記給電体と前記シムとが積層して構成さ
    れ、前記端板間が複数本のボルトおよび前記ボルトに対
    応したナットを用いて締め付けられており、前記ナット
    と前記端板との間には付勢力を有する緩衝部材が設けら
    れている請求項1から6のいずれか1項に記載の電解セ
    ル。
  8. 【請求項8】 前記緩衝部材が、皿バネおよびコイルバ
    ネの少なくとも一方である請求項7に記載の電解セル。
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