JP2001276234A - 尿失禁治療用コイル装置 - Google Patents

尿失禁治療用コイル装置

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JP2001276234A
JP2001276234A JP2001018094A JP2001018094A JP2001276234A JP 2001276234 A JP2001276234 A JP 2001276234A JP 2001018094 A JP2001018094 A JP 2001018094A JP 2001018094 A JP2001018094 A JP 2001018094A JP 2001276234 A JP2001276234 A JP 2001276234A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力消費を少なくすることができ、必要な箇
所全体を刺激し、不必要な箇所を刺激することが少な
く、治療の安全性を高める。 【解決手段】 コア5は、J字状の前コア部1及び後コ
ア部2と、U字状の左コア部3及び右コア部4とから成
り、これらは、それぞれの一方の端部をほぼ同じ方向に
向けられて固着されている。コア部1〜4の一方の端部
が互いに固着されて中央部6が構成される。中央部6に
は、コイル7が捲回されている。コア5は、患者に密着
するコア支持部に取付けられている。本コイル装置は患
者に密着あるいは近接させて使用する。コイル7にパル
ス電流を供給すると、陰部神経、骨盤底筋群にパルス状
の磁束が発生し、渦電流が発生し、これらの部位は十分
に刺激され、失禁の治療が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス電流を供給
されると、患者体内に渦電流を誘起させる磁束を発生し
て尿失禁の治療を行うコイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】刺激用電極を患者に装着し、電気的パル
スを与えて尿失禁を治療する周知の電気刺激装置に代え
て、本願出願人は、コイルから発生する磁束を患者に与
えて骨盤底筋群、陰部神経等に渦電流を生じさせること
によりこれらを刺激し、尿失禁を治療する装置を提案し
てきた(特開平9−276418、特開平10−234
870)。
【0003】これにより、着衣のままで、苦痛を伴わず
に無侵襲で尿失禁治療を行うことができ、更に電力消費
を少なくすることが可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】尿失禁には主に腹圧性
尿失禁と切迫性尿失禁がある。腹圧性尿失禁の治療のた
めには骨盤底筋群を刺激し、弱った骨盤底筋群あるいは
尿道括約筋群等の筋群を増強して尿道を締付ける力を強
くする必要がある。また切迫性尿失禁の治療のために
は、第2〜第4仙骨神経から派生する陰部神経あるいは
その枝を刺激し、反射的に不随意に起こる膀胱収縮を抑
制する必要がある。
【0005】したがって磁力によりこのような治療を行
なうためには、骨盤底筋群や陰部神経およびその枝に磁
束が効率よく及ぶようにすることが重要である。
【0006】磁束を発生させるコイル装置としては、空
芯コイルとコア付コイルの2種類がある。空芯コイルの
特長には、次の2点がある。 (1)電流の大きさに比例して磁場の強さを大きくでき
るので、強い磁場を発生させることが容易である。 (2)磁力線はコイルの中央から発散し、広い範囲に磁
束が及ぶようになる。
【0007】したがって刺激すべき部位が広範囲に及ぶ
場合には有利である。しかし、ある限られた領域を刺激
する場合には不適当で、消費電力が大きく、所望の部位
以外の箇所も刺激するという欠点がある。
【0008】一方、コア付コイルの特長は、磁力線をコ
アに集中させることにより、少ない磁束で特定の部位に
有効な刺激を与えることである。したがって、刺激すべ
き部位が限られた範囲であれば空芯コイルよりも極めて
電力消費が少ないという利点がある。そこで、従来は、
コア付コイルを用いながらもある程度広範囲に刺激する
ことができるように、2つのU字状のコア要素から構成
されるW字状のコアが用いられてきた。この構成を図1
2に示す。ここで2つのU字状のコア要素20、21は
それぞれの一方の端部を固着され、その固着部分にコイ
ル22が巻かれている。このコイル装置は、コア要素2
0、21を患者の前後方向に向けて使用される。
【0009】しかし、このようなコイル装置では、患者
の刺激すべき部位を磁力線は前後方向(水平方向)に平
板状となって通過し、刺激するので、骨盤底筋群や陰部
神経の全体を刺激していないという欠点があった。すな
わち、図13(a)に示すように骨髄下口に位置する骨
盤底筋群(pelvicfloor muscle group )は、膀胱、
腟、子宮、直腸などを支えるもので、尾骨筋、腸骨尾骨
筋、恥骨尾骨筋からなる挙筋、直腸下部をとりまく恥骨
直腸係締などからなり、横方向にも幅のあるものであ
る。また、尿道を収縮させる外尿道括約筋を支配する陰
部神経の派生もととなる第2〜第4仙骨神経(sacral n
erves )は、図13(a)に示すように膀胱近傍に位置
しており、図13(b)に示すように、臀部の下方から
見ると、第2〜第4仙骨神経は左右方向にも分布してい
る(図13(b)は右方向のみを表し、左方向は図示省
略)。さらに、第2〜第4仙骨神経からは、排尿時に膀
胱括約筋を収縮させる骨盤神経をも派生している。この
ように、磁力線は、前後方向だけでなく骨盤底筋群の横
幅、第2〜第4仙骨神経、およびその仙骨神経から派生
した陰部神経が広がる左右方向をも考慮して十分に磁力
線を及ぼす必要があることをつきとめた。
【0010】本発明はこのような従来の欠点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、電力消費が少なく、かつ刺激
すべき部位全体を刺激することができ、不必要な箇所を
刺激することが少ない尿失禁治療用コイル装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のコイル装置は、
それぞれの形状はU字状またはJ字状である少なくとも
4個のコア要素が、それぞれの一方の端部をほぼ同じ方
向に向けられて互いに固着され、それぞれの他方の端部
を、前記一方の端部が固着されて成る部分を中心にして
各方向に配置されて成るコアと、前記コアに捲回された
コイルと、前記コアを取付けられ、患者に密着または近
接されるコア支持部と、を備えた構成となっている。
【0012】これにより、コア要素が固着されて成る部
分と、コア要素の各他端部との間で磁束が発生し、その
磁束は患者体内の特定領域全体に及び、他の領域に及ぶ
ことが少ない。そしてその特定領域に渦電流が生じ尿失
禁治療が行なわれる。
【0013】上記の構成におけるコアの代わりに、その
全体形状とほぼ同じ形状のコアを型により一体に成型し
たものでも良い。
【0014】また、本発明のコイル装置は、コアと、前
記コアを支持するコア支持部と、を備えた尿失禁治療用
コイル装置であって、前記コアの発する磁力線が、少な
くとも、前記患者の骨盤底筋群が分布する前後方向に発
せられ、かつ左右方向に広がる第2〜第4仙骨神経また
はその仙骨神経から派生した陰部神経に合わせて左右方
向に発せられるように構成される。これによれば、少な
くとも骨盤底筋群が分布する前後方向および左右方向に
広がる第2〜第4仙骨神経またはその仙骨神経から派生
した陰部神経に合わせて左右方向に磁束が及ぶので、尿
失禁の治療に効果的である。本発明の他のコイル装置
は、椀状または有底筒状の基盤部と、この基盤部内側中
央から突出した軸状部とからなるコアと、前記軸状部に
捲回されたコイルと、前記コアを取付けられ、患者に密
着または近接されるコア支持部と、を備えた構成となっ
ている。
【0015】これにより、コアの軸状部と、コアの基盤
部の縁部との間で磁束が発生し、その磁束は患者体内の
特定領域全体に及び、他の領域に及ぶことが少ない。そ
してその特定領域に渦電流が生じ尿失禁治療が行なわれ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図
1、図2及び図3を参照して説明する。図1は、本実施
の形態のコイル装置の要部を示す斜視図である。図2、
図3は同じくコイル装置の側面図、背面図である。な
お、図2及び図3は使用の状態も示している。
【0017】図1に示すように、本コイル装置は、コア
5を有している。コア5は、J字状の前コア部1及び後
コア部2と、U字状の左コア部3及び右コア部4とから
成り、これらは、それぞれの一方の端部をほぼ同じ方向
に向けられて固着されている。この例では左コア部3と
右コア部4それぞれの一方の端部の外面が互いに固着さ
れ、その固着箇所の両側面に前コア部1及び後コア部2
それぞれの一端の外面が固着されている。これらの端部
が固着されて中央部6が構成される。そして、各コア部
1〜4の他方の端部は、中央部6の中央を通る前記方向
の線を中心として、ほぼ90度の間隔で配置された状態
となっている。中央部6には、コイル7が捲回されてい
る。
【0018】図2、図3に示すように、コア5は、患者
に密着するコア支持部8に取付けられている。この例で
は、コア支持部8は椅子であり、その座板部に取付けら
れている。図2に示すように、前コア部1及び後コア部
2の外側端部は内側端部よりも長く構成されている。す
なわち、その外側端部の先端は、中央部6よりも高い位
置にある。これに対し、左コア部3及び右コア部4それ
ぞれの両端部は図3に示すように、長さが等しくなって
おり、それらの外側の端部の先端は、中央部6と同じ高
さにある。コア材料として珪素鋼板のラミネートを使う
ときは、方向性珪素鋼板を使うほうが、より刺激効率が
良い。なぜならば、方向性を有しているために、コアの
側面から磁力線が漏れることが少ないために、発生した
磁力線のほどんどを中央部6に集めて、肛門付近から上
方を効率良く刺激できるからである。
【0019】なお、コイル7にはパルス状の磁束を発生
させるための電力供給装置(図示せず)が接続されてい
る。
【0020】本コイル装置の使用に際しては、患者は着
衣のまま図2および図3に示す体勢でコア支持部8に着
座する。このとき、コア5の中央部6が、骨盤底筋群1
1の下方に存在する陰部神経10のほぼ中程にあり、こ
の陰部神経10が前コア部1と後コア部2の各外側端部
の間に位置する状態となる。骨盤底筋群11は、この陰
部神経10の上面で中央よりやや前方にあるが、前コア
部1の磁束が十分に及ぶ範囲内にある。この例では患者
は女性である。ちなみに、肛門12、子宮13、陰核1
4及び膀胱15の配置を示しておく。
【0021】そして、コイル7にパルス電流を供給する
と、陰部神経10、骨盤底筋群11にパルス状の磁束が
発生し、渦電流が発生する。これによって、陰部神経1
0、骨盤底筋群11は刺激され、失禁の治療が行われ
る。このように、中央部6が低く形成されているなら
ば、生体内の奥深くまで磁束が至り、その結果生体内の
奥深くを刺激することできる。本装置は、コア5の発す
る磁力線が、少なくとも、前記患者の骨盤底筋群が分布
する前後方向に発せられ、かつ左右方向に広がる第2〜
第4仙骨神経またはその仙骨神経から派生した陰部神経
に合わせて左右方向に発せられるように構成されてい
る。
【0022】この装置において、発生する磁束密度は
0.01テスラから1テスラ程度とし、パルス磁場の周
波数は1〜100Hzの範囲とする。腹圧性尿失禁の治
療の場合、その周波数は数十Hz〜50Hzが好適であ
り、切迫性尿失禁の治療の場合、その周波数は数Hz〜
10Hzが好適である。
【0023】また、各コア部1〜4の互いに固着された
側の端部の他方端部は、その内側間の距離(L2,L
2′:図1)は90〜230mm、その外側間の距離
(L1,L1′:図1)は150〜260mmが好適で
ある。また各コアの厚み(L3′:図1)、幅(L3:
図1)は約25〜100mmが好適である。各コア部1
〜4の互いに固着された側の端部の総面積は、磁束を集
中させるためには、この面積は小さいほど良いが、小さ
くし過ぎると磁気回路が飽和してしまうので、飽和しな
い程度の断面積に設計するのがよい。また、中央部6に
巻回されるコイル7の巻数は6〜50ターンが好適であ
る。
【0024】本実施の形態では、コア5は、前コア部1
および後コア部2の外側端部の高さH2が中央部6の高
さH1よりも高く、左コア部4および右コア部5の外側
端部の高さが中央部6の高さH1と同じ高さとなってい
る。これに対し、図4に示すように、コア部1〜4の外
側端部と中央部6とを同じ高さH1にした構成でも良
く、また、図5に示すように、前コア部1および後コア
部2の外側端部の高さH3を中央部6および左コア部3
および右コア部4の外側端部の高さH1よりも低くして
も良い。このように患者のサイズや刺激部位に応じてコ
ア5を最適な形態のコアを用いるなら効率の良い治療を
行うことができる。
【0025】また本実施の形態では、コイル7は中央部
6に捲回したが、中央部6のみならず、各コア部1〜4
の他の箇所に捲回しても良い。
【0026】なお、コイルの材料としては、単線(電
線)、中空の銅製パイプあるいはリッツ線が用いられ
る。コイルに印加する電流が小さい場合は、コイルの発
熱は単線でも少なく、安全である。しかし、刺激強度を
大きくするためにコイル電流を大きくした場合は、発熱
は大きくなり、火傷の危険性が生じる。このため、従
来、銅製パイプのコイルに冷媒を循環させる方法が採ら
れた。コイルの発熱を抑えるもう一つの方法としてリッ
ツ線で作られたコイルの採用がある。コイル電流の周波
数が大きい場合に電流特性を良くする効果があり、この
結果、交流抵抗が下がり損失が減り、発熱が抑えられ
る。
【0027】また、本実施の形態では、コア5を構成す
る各コア部1〜4は、断面が長方形であるが、図6に示
すように前コア部1a,後コア部2a,左コア部3a及
び右コア部4aの各断面が正方形のものを用いるなら、
中央部6aを正方形とすることができ、偏りの少ない磁
束を発生させることができる。
【0028】本実施の形態における各コア部は、珪素鋼
板、方向性珪素鋼板、パーマロイ、センダストあるいは
パーメンジュール板を積層して形成しても良いし、ま
た、フェライトのような圧粉磁芯で一体に形成しても良
い。これら各コア部相互の固着は、ねじによっても良い
し、他の手段によっても良い。
【0029】また、本実施の形態では、コア要素である
4個のコア部を固着してコアを形成したが、このような
コアと同様の外形のものを、型により一体成型したもの
でも良い。例えばフェライトのような圧粉磁芯でも良
い。さらに、本実施例では、コア部を4個としている
が、4個以上であっても良い。
【0030】次に第2の実施の形態を説明する。このコ
イル装置は、図7の外観斜視図および図8の断面図に示
すように、コア25が、椀状の基盤部16と、この基盤
部16の内側中央から突出した軸状部17とから成って
いる。椀状の基盤部16の縁部はそれぞれ対向する2箇
所で高い部分と低い部分を有するように波状に形成され
ている。これら高い部分と低い部分は軸状部17を中心
にしてほぼ90度の間隔で配置されている。
【0031】軸状部17にはコイル18が捲回されてい
る。コア25はコア支持部19に取付けられている。こ
の例においても、第1の実施の形態と同様に、コア支持
部19は椅子であり、その座板部に取付けられており、
更にコイル18には図示せぬ電力供給装置が接続されて
いる。
【0032】本コイル装置の使用に際しては、患者は着
衣のまま図8に示す体勢でコア支持部19に着座する。
このとき、コア25の軸状部17が、骨盤底筋群11の
下方にある陰部神経10のほぼ中程にあり、この陰部神
経10が基盤部16の内側および上方に収まる状態とな
る。骨盤底筋群11は、この陰部神経10の中央よりや
や前方にあるが、コア25の磁力が十分に及ぶ範囲内に
ある。この例でも患者は女性であり、他の各器官の位置
は図2と同様である。
【0033】そして、コイル18にパルス電流を供給す
ると、陰部神経10、骨盤底筋群11にパルス状の磁束
が発生し、渦電流が発生する。これによって、陰部神経
10、骨盤底筋群11は刺激され、失禁の治療が行われ
る。
【0034】本実施の形態において、軸状部17の直径
を約30〜80mmとし、基盤部16の内径を約90〜
230mm、外径を約150〜260mmとしたものが
好適である。また、コイル18の巻数やコイルの材質お
よび構造、コイルから発生させる磁束の大きさや周波数
は第1の実施の形態で説明したものと同様のものが好適
である。
【0035】本実施の形態におけるコア25は、珪素鋼
板、方向性珪素鋼板、パーマロイ、センダストあるいは
パーメンジュール板を積層して形成しても良いし、ま
た、フェライトのような圧粉磁芯でも良い。
【0036】本実施の形態は、基盤部16の前後の縁部
が高く、左右の縁部と軸状部17が低い例であるが、図
9に示すように基盤部16の前後の縁部が低く、左右の
縁部と軸状部17が高くても良いし、また図10に示す
ように基盤部16縁部の全部と軸状部17が同じ高さで
も良い。このように患者のサイズや刺激部位に応じてコ
ア25を最適な寸法および形態のコアとするならば効率
の良い治療を行うことができる。
【0037】また本実施の形態では、基盤部16は椀状
であるが、図11に示すように有底筒状のものでも良
い。
【0038】以上の各実施の形態において、コア支持部
は椅子であるが、これはベッド、スタンド等のように、
患者に密着あるいは近接し得るものであれば何でも良
く、座布団あるいは下着でも良い。
【0039】
【発明の効果】請求項1および請求項2の発明によれ
ば、必要な刺激部位全体を刺激することができ、かつ他
の器官に磁束が及ばないように磁束を集中させることが
できるので、電力消費を少なくすることができるととも
に不必要な箇所を刺激することを低減させて、治療時の
安全性を高めることができる。請求項3の発明によれ
ば、少なくとも骨盤底筋群が分布する前後方向および左
右方向に広がる第2〜第4仙骨神経またはその仙骨神経
から派生した陰部神経に合わせて左右方向に磁束が及ぶ
ので、尿失禁の治療に効果的である。
【0040】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
と同様の効果を有するが、更に、刺激部位全体を均一に
刺激することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のコイル装置のコイルの外観
を示す斜視図。
【図2】図1に示した装置の側面図。
【図3】図1に示した装置の背面図。
【図4】第1の実施の形態の変形例を示す図。
【図5】第1の実施の形態の他の変形例を示す図。
【図6】第1の実施の形態の更に他の変形例を示す図。
【図7】第2の実施の形態のコイル装置のコイルの外観
を示す斜視図。
【図8】図7に示した装置の側面の断面図。
【図9】第2の実施の形態の変形例を示す図。
【図10】第2の実施の形態の他の変形例を示す図。
【図11】第2の実施の形態の更に他の変形例を示す
図。
【図12】従来のコイル装置のコイルの外観を示す斜視
図。
【図13】生体の器官・組織の分布を示す図。
【符号の説明】
5、25 コア 6 中央部 7、18コイル 16 基盤部 17 軸状部 8、19 コア支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの形状はU字状またはJ字状で
    ある少なくとも4個のコア要素が、それぞれの一方の端
    部をほぼ同じ方向に向けられて互いに固着され、それぞ
    れの他方の端部を、前記一方の端部が固着されて成る部
    分を中心にして各方向に配置されて成るコアと、 前記コアに捲回されたコイルと、 前記コアを取付けられ、患者に密着または近接されるコ
    ア支持部と、を備えた尿失禁治療用コイル装置。
  2. 【請求項2】 それぞれの形状はU字状またはJ字状で
    ある少なくとも4個のコア要素が、それぞれの一方の端
    部をほぼ同じ方向に向けられて互いに固着され、それぞ
    れの他方の端部を、前記一方の端部が固着されて成る部
    分を中心にして各方向に配置された状態のものとほぼ同
    様の外形であって型により一体に成型されたコアと、 前記コアに捲回されたコイルと、 前記コアを取付けられ、患者に密着または近接されるコ
    ア支持部と、を備えた尿失禁治療用コイル装置。
  3. 【請求項3】 コアと、 前記コアを支持するコア支持部と、 を備えた尿失禁治療用コイル装置であって、 前記コアの発する磁力線が、少なくとも、前記患者の骨
    盤底筋群が分布する前後方向に発せられ、かつ左右方向
    に広がる第2〜第4仙骨神経またはその仙骨神経から派
    生した陰部神経に合わせて左右方向に発せられるように
    構成してなる尿失禁治療用コイル装置。
  4. 【請求項4】 椀状または有底筒状の基盤部と、この基
    盤部内側中央から突出した軸状部とからなるコアと、 前記軸状部に捲回されたコイルと、 前記コアを取付けられ、患者に密着または近接されるコ
    ア支持部と、を備えた尿失禁治療用コイル装置。
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KR101820062B1 (ko) * 2016-01-13 2018-01-18 서강대학교산학협력단 자기 자극기

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KR101820062B1 (ko) * 2016-01-13 2018-01-18 서강대학교산학협력단 자기 자극기
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