JP2001276113A - 眼性疲労及び視力低下防止器具 - Google Patents

眼性疲労及び視力低下防止器具

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JP2001276113A
JP2001276113A JP2000092539A JP2000092539A JP2001276113A JP 2001276113 A JP2001276113 A JP 2001276113A JP 2000092539 A JP2000092539 A JP 2000092539A JP 2000092539 A JP2000092539 A JP 2000092539A JP 2001276113 A JP2001276113 A JP 2001276113A
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visual acuity
projection
eye fatigue
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Toshihiro Kuribayashi
利大 栗林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両眼周辺のつぼに刺激を与えて、目の疲れを
取ったり、視力が低下するのを防いだりする眼精疲労及
び視力低下防止器具を得る。 【解決手段】 両眼とその周辺を覆うカバー本体12の
裏面に、両眼周辺のつぼに押し当てる柔軟材からなる突
起30が突設された板材20を装着する。カバー本体1
0中央のボックス14内側には、カバー本体12、板材
20及び突起30に振動を与える振動付与手段を備え
る。突起30の上部には、磁石を埋設する。そして、振
動付与手段により振動させる突起30により、両眼周辺
のつぼに刺激を与えることができるようにする。それと
同時に、突起30に埋設された磁石が発生する電磁力に
より、両眼周辺のつぼ部分の血行を良くしたり、そのつ
ぼ部分の緊張した神経や筋肉を和らげたりできるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両眼周辺のつぼに
刺激を与えて、目の疲れを取ったり、視力が低下するの
を防いだり、ドライアイと呼ばれる目が乾く症状を防い
だりするための、眼精疲労及び視力低下防止器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パソコンやワープロ作業は、ディスプレ
イ画面やキーボードや原稿を見るたびに、目が激しく動
いたり、数字、文字を見る一点集中動作のたびに、目の
瞳が繰り返し縮んだり、目の水晶体が繰り返し膨らんだ
りして、目及びその周辺の各所に疲労が蓄積する。ま
た、パソコンやワープロ作業は、同じ姿勢で画面を見続
けるため、首の後ろの筋肉が緊張し、神経や筋肉が疲れ
たり、目の疲れが増大したりする。さらに、パソコンや
ワープロ作業は、1日に何回も瞼を繰り返し大きく開く
ために、目が乾くドライアイの症状が生じやすい。ま
た、小中学生などは、長時間テレビやゲームの動く画面
を近くの距離から姿勢を丸めたまま長時間見続けるた
め、目の瞳や水晶体や、目の周囲の神経や、筋肉が疲労
して、眼精疲労に陥ったり、視力低下を生じたり、仮性
近視になったりする。
【0003】このようなパソコンやワープロ作業やゲー
ム操作に起因する目の疲れや視力低下を防ぐためには、
両眼周辺のつぼを手の指で繰り返し押す等して、そのつ
ぼを刺激すれば良いことが、知られている。このつぼに
は、図8に示したような、攅竹(図8に1で示した部分
で、さんちくと読む)と呼ばれる前頭痛、眼病、視力低
下、目の充血に効くつぼと、晴明(図8に8で示した部
分で、せいめいと読む)と呼ばれる目の疾患、目の充
血、鼻づまりに効くつぼと、魚腰(図8に2で示した部
分で、ぎょようと読む)と呼ばれる顔面神経麻痺、目の
疾患、目肌麻痺に効くつぼと、絲竹空(図8に3で示し
た部分で、しちくくうと読む)と呼ばれる目の疾患、め
まい、頭痛、顔面神経麻痺に効くつぼと、瞳子りょう
(図8に5で示した部分で、どうしりょうと読む)と呼ば
れる視力の低下、偏頭痛、三叉神経痛、風邪、目の疾患
に効くつぼと、太陽穴(図8に4で示した部分で、たい
ようと読む)と呼ばれるパソコン疲れ目、近視、前頭
痛、偏頭痛に効くつぼと、承泣(図8に7で示した部分
で、しょうきゅうと読む)と呼ばれる疲れ目、近視、ド
ライアイ、眼瞼痙攣、老眼、目の充血、眼の疾患に効く
つぼと、球後(図8に6で示した部分で、きゅうごと読
む)と呼ばれる眼の疾患、目の充血、鼻づまりに効くつ
ぼと、四白(図8に9で示した部分で、しはくと読む)と
呼ばれる三叉神経痛、上歯痛、眼球神経痛、めまい、眼
の疾患、蓄膿、パソコン疲れ目に効くつぼと、鼻通(図
8に11で示した部分で、びつうと読む)と呼ばれる嗅
覚減退、鼻づまり、鼻疾患に効くつぼと、迎香(図8に
10で示した部分で、げいこうと読む)と呼ばれる嗅覚
減退、鼻づまり、鼻水、鼻疾患、顔面神経麻痺に効くつ
ぼとの、11のつぼが、両眼の周辺のそれぞれに合計2
2あることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
合計22のつぼのそれぞれの位置を覚えて、それらの合
計22のつぼのそれぞれを、手の指で繰り返し押す等
し、それらの合計22のつぼのそれぞれを刺激する作業
は、面倒であって、多大な手数を要した。そのために、
それらの22のつぼのそれぞれを手の指等で刺激して、
眼の疲れを取ったり、視力が低下するのを防いだりする
ことは、一般に広く行われることがなかった。その結
果、パソコンやワープロ作業者等は、慢性の眼精疲労に
陥って、眼の疾患や視力低下や肩こりやストレスになり
やすかった。また、小中学生などは、視力低下に陥った
り、仮性近視になったりした。
【0005】本発明は、このような課題を解消可能な、
両眼周辺の前記の合計22のつぼのそれぞれに手数や労
力を掛けずに刺激を与えて、眼精疲労を取り除いたり、
視力低下を防いだりできる、眼精疲労及び視力低下防止
器具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具は、顔の
両眼とその周辺を覆うカバー本体と、該カバー本体の裏
面に沿って装着された板材と、該板材のカバー本体側と
は反対側の表面に突設された両眼周辺の眼性疲労又は視
力低下防止用のつぼに押し当てる突起と、前記カバー本
体、板材及び突起に振動を与える振動付与手段と、両眼
とその周辺を覆うカバー本体を頭部に巻き付けた状態に
固定する装着手段とからなり、前記突起又はそれに加え
て前記板材が柔軟材から形成されて、該突起の上部に磁
石が埋設され、該磁石の上端が樹脂層により覆われて、
該樹脂層を介して磁石が前記つぼに当たるように構成さ
れたことを特徴としている。
【0007】この眼精疲労及び視力低下防止器具におい
ては、カバー本体と、該カバー本体の裏面に沿って装着
された板材とにより、顔の両眼とその周辺を覆うことが
できる。カバー本体は、装着手段を用いて、頭部に巻き
付けた状態に固定できる。そして、カバー本体側とは反
対側の板材の表面に突設された突起を、両眼周辺の眼精
疲労又は視力低下防止用のつぼに押し当てることができ
る。次いで、振動付与手段により、上記の顔の両眼とそ
の周辺を覆ったカバー本体と板材と該板材に突設された
突起とに振動を与えることができる。そして、その突起
が押し当てられた両眼周辺の眼精疲労又は視力低下防止
用のつぼに振動中の突起により刺激を与えることができ
る。その際には、振動する突起に埋設された磁石に発生
するの電磁力により、その振動中の突起が押し当てられ
たつぼに、電磁力に基づく刺激を同時に与えることがで
きる。そして、つぼ及びその周辺の血流循環を良くした
り、つぼ及びその周辺の緊張した神経や筋肉を和らげた
りできる。また、突起又はそれに加えて板材が柔軟材か
ら形成されているため、その柔軟材からなる突起の先端
を、つぼ表面の形状及び位置に合わせて、そのつぼに隙
間をあけずに無理なく適度な押圧力で押し当てたり、そ
の柔軟材からなる振動する突起によりつぼに適度な刺激
を与えたりできる。
【0008】また、磁石の上端が樹脂層により覆われ
て、該樹脂層を介して磁石がつぼに当たるように構成さ
れているため、突起に埋設された磁石に発生する電磁力
がつぼに必要以上の過度の刺激を与えて、そのつぼ部分
にいわゆるもみ返しが生ずるのを防ぐことができる。
【0009】本発明の眼性疲労及び視力低下防止器具に
おいては、前記突起が、両眼周辺の攅竹、晴明、魚腰、
絲竹空、瞳子りょう、太陽穴、承泣、球後、四白、鼻
通、迎香の11のつぼのそれぞれに押し当てる合計22
個の突起からなることを好適としている。
【0010】この眼性疲労及び視力低下防止器具にあっ
ては、両眼周辺の攅竹、晴明、魚腰、絲竹空、瞳子りょ
う、太陽穴、承泣、球後、四白、鼻通、迎香の11のつ
ぼのそれぞれに、板材の表面に突設された合計22個の
突起のそれぞれを押し当てて、それらの合計22のつぼ
のそれぞれを刺激できる。
【0011】また、本発明の眼性疲労及び視力低下防止
器具においては、前記板材表面の両脇下部に、両眼とそ
の周辺を覆う前記カバー本体及び該カバー本体の裏面に
装着された板材を前記突起と共に顔面に対してほぼ平行
に支持する顔面に押し当てる補助突起が突設された構造
とすることを好適としている。
【0012】この眼性疲労及び視力低下防止器具にあっ
ては、両眼周辺のつぼに押し当てる突起が突設されてい
ない板材表面の両脇下部を、該板材表面の両脇下部に突
設された補助突起を介して、顔面に対して所定距離離し
て支持できる。そして、カバー本体及び該カバー本体の
裏面に装着された板材のほぼ全体を、板材の表面に突設
された突起と補助突起とを介して、顔面に対して所定距
離離してほぼ平行に均等に支持できる。そして、そのカ
バー本体や、該カバー本体の裏面に装着された板材が、
顔面に対して斜めに傾いて、そのカバー本体や板材の顔
面に対しての支持状態が不安定となるのを防ぐことがで
きる。
【0013】また、本発明の眼性疲労及び視力低下防止
器具においては、両眼とその周辺を覆う前記カバー本体
及び板材の両眼前方に位置する板材部分及びカバー本体
部分に、のぞき窓が設けられた構造とすることを好適と
している。
【0014】この眼性疲労及び視力低下防止器具にあっ
ては、両眼前方に位置する板材部分及びカバー本体部分
に設けられたのぞき窓を通して、外界を垣間見ることが
できる。そして、両眼前方がカバー本体及び板材により
覆われて、視界が遮られて暗闇状態となり、不安感が生
ずるのを防いで、精神的に安定した状態で、突起により
つぼを刺激することができる。
【0015】また、本発明の眼性疲労及び視力低下防止
器具においては、前記突起又はそれに加えて前記板材
が、シリコンゴムから形成された構造とすることを好適
としている。
【0016】この眼性疲労及び視力低下防止器具にあっ
ては、シリコンゴムが適度な堅さと柔軟性とを併せ持っ
ているため、そのシリコンゴムからなる突起又はそれに
加えて板材に、振動付与手段により一定幅の振動を的確
かつ確実に与え続けることができる。そして、その一定
幅で振動する突起により、該突起を押し当てたつぼを適
度に刺激できる。
【0017】また、本発明の眼性疲労及び視力低下防止
器具においては、前記振動付与手段が、前記カバー本体
に固定された電動モータと、該電動モータの回転軸に偏
心させて取着された重りと、前記電動モータに電力を供
給する電池と、前記電動モータの回転速度及び回転時間
を制御する制御手段とからなる構造とすることを好適と
している。
【0018】この眼性疲労及び視力低下防止器具にあっ
ては、電池により電動モータに電力を供給して、該電動
モータを回転させることができる。そして、その回転す
る電動モータの回転軸に偏心させて取着された重りを回
転軸と共に回転させて、その重りにより、電動モータが
固定されたカバー本体と該カバー本体の裏面に装着され
た板材及び該板材の表面に突設された突起とに振動を与
えることができる。その際には、制御手段により、電動
モータの回転速度及び回転時間を制御できる。そして、
電動モータの回転軸に取着された重りがカバー本体、板
材及び突起に与える振動の振幅大きさや振幅回数を自在
に調整できる。それと共に、電動モータがカバー本体、
板材及び突起に与え続ける振動時間を自在に調整でき
る。
【0019】また、本発明の眼性疲労及び視力低下防止
器具においては、前記装着手段が、前記カバー本体の両
脇に延設された伸縮自在な一対のバンドと、該一対のバ
ンドのそれそれの先端に取着された一対のバンドの先端
同士を離脱可能に連結する面ファスナーとからなる構造
とすることを好適としている。
【0020】この眼性疲労及び視力低下防止器具にあっ
ては、カバー本体の両脇に延設された伸縮自在な一対の
バンドを頭部周囲に巻き付けて、該一対のバンドのそれ
ぞれの先端に取着された面ファスナーを重ね合わせて固
定できる。そして、その面ファスナーを介して、一対の
バンドの先端同志を連結できる。そして、その先端が互
いに連結された一対のバンドを用いて、両眼とその周辺
を覆うカバー本体を、頭部に巻き付けた状態に固定でき
る。また、その一対のバンドのそれぞれの先端に取着さ
れた面ファスナーを互いに引き離すことにより、互いに
連結された一対のバンドの先端同志を引き離すことがで
きる。そして、両眼とその周辺を覆うカバー本体を、頭
部から離脱させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は本発明の眼性疲
労及び視力低下防止器具の好適な実施の形態を示し、図
1はその斜視図、図2はその背面図、図3はその突起及
び補助突起が突設された板材の斜視図、図4はその突起
部分の拡大正面断面図、図5はその電動モータのカバー
本体への固定状態を示す説明図、図6はその制御手段の
ボックス内側への収納状態を示す説明図である。以下
に、この眼性疲労及び視力低下防止器具を説明する。
【0022】図において、12は、顔の両眼とその周辺
を覆うカバー本体であって、つるの無い眼鏡に似た形状
をしている。カバー本体12は、ABS樹脂等を用い
て、一体形成されている。
【0023】カバー本体12の裏面に沿っては、図3に
示したような、同じくつるの無い眼鏡に似た形状をした
板材20が装着されている。板材20のカバー本体12
側とは反対側の表面には、両眼周辺の眼精疲労又は視力
低下防止用の前記の11のつぼのそれぞれに押し当てる
合計22個の突起30が突設されている。突起30は、
図4に示したように、上端が封じられたほぼ指状をして
いて、その内側に広い空洞部34を有している。板材2
0及び突起30は、適度な堅さと柔軟性を持つゴム等の
柔軟材を用いて、一体形成されている。
【0024】板材20の表面に突設された合計22個の
突起30のそれぞれの高さとその形状は、その突起30
を押し当てる顔面のつぼの高低差やそのつぼの部位に合
せて、丈高く形成されたり、丈低く形成されたり、太く
形成されたり、細く形成されたりしている。そして、そ
れらの合計22個の突起30のそれぞれの先端を、それ
に対応する両眼周辺の11のつぼのそれぞれにほぼ均等
の押圧力で押し当てることができるように構成されてい
る。
【0025】上記の合計22個の突起30のそれぞれの
上部には、図4に示したように、Nd−Fe−B等から
なる磁石40が埋設されている。磁石40の上端は、P
S等からなる樹脂層50により覆われている。そして、
その樹脂層50を介して、磁石40が上記の合計22個
のつぼのそれぞれに当たるように構成されている。
【0026】カバー本体12の中央に設けられたボック
ス14には、カバー本体12、板材20及び突起30に
同時に振動を与える振動付与手段60が収容されてい
る。振動付与手段60は、図5と図6に示したように、
ボックス14内側のカバー本体12部分に固定された電
動モータ62と、該電動モータの回転軸に偏心させて取
着された金属製の重り64と、電動モータ62に電力を
供給する電池(図示せず)であって、ボックス14内側
の電池収納ケース66に収容された電池と、電動モータ
62の回転速度及び回転時間を制御する制御手段68と
から構成されている。制御手段68は、図6に示したよ
うに、半導体チップ等の電子部品がプリント基板に実装
された構造をしていて、電動モータ62の外側を覆うよ
うにして、ボックス14内側に収容されている。制御手
段68には、該制御手段を動作制御する2本の棒状のス
イッチ69が突設さていて、そのスイッチ69の下端
が、手で操作し易いようにボックス14の下方に突出し
ている。
【0027】カバー本体12には、該カバー本体を頭部
に巻き付けた状態に固定する装着手段70が付設されて
いる。装着手段70は、図1と図2に示したような、カ
バー本体12の両脇に延設された伸縮自在なゴム材等か
らなる帯状をした一対のバンド72と、該一対のバンド
のそれぞれの先端に取着された面ファスナー74とから
構成されていて、その一対のバンド72の先端に取着さ
れた面ファスナー74を重ね合わせて接合することによ
り、一対のバンド72の先端同志を離脱可能に連結でき
る構造をしている。
【0028】図1ないし図6に示した眼性疲労及び視力
低下防止器具は、以上のように構成されている。この眼
精疲労及び視力低下防止器具においては、つるの無い眼
鏡に似た形状をしたカバー本体12と、該カバー本体の
裏面に沿って装着された板材20とにより、顔の両眼と
その周辺を覆うことができる。カバー本体12は、装着
手段70を用いて、図7に示したように、頭部に巻き付
けた状態に装着できる。具体的には、カバー本体12の
両脇に延設された伸縮自在な一対のバンド72を頭部周
囲に巻き付けて、該一対のバンドのそれぞれの先端に取
着された面ファスナー74を重ね合わせて接合できる。
そして、その面ファスナー74を介して、一対のバンド
72の先端同志を連結できる。そして、その先端が互い
に連結された一対のバンド72を用いて、両眼とその周
辺を覆うカバー本体12を、頭部に巻き付けた状態に固
定できる。そして、カバー本体12側とは反対側の板材
20の表面に突設された合計22個の突起30のそれぞ
れを、それに対応する両眼周辺の眼精疲労又は視力低下
防止用の11のつぼのそれぞれに押し当てることができ
る。
【0029】次いで、振動付与手段60により、上記の
顔の両眼とその周辺を覆ったカバー本体12と板材20
と該板材に突設された合計22個の突起30のそれぞれ
とに振動を同時に与えることができる。具体的には、ボ
ックス14の下端に突出した2本のスイッチ69のそれ
ぞれの先端を指で操作して、制御手段68を動作制御
し、電動モータ62を所定回転速度で所定時間回転させ
ることができる。そして、電動モータ62の回転する回
転軸に偏心させて取着された重り64により、電動モー
タ62が固定されたカバー本体12と、該カバー本体の
裏面に装着された板材20と、該板材の表面に突設され
た合計22個の突起30のそれぞれとを、振動させるこ
とができる。その際には、制御手段68の2本のスイッ
チ69を操作して、電動モータ62の回転速度及び回転
時間を制御し、電動モータ62の回転軸に取着された重
り64がカバー本体12、板材20及び突起30に与え
る振動の振幅大きさを大又は小に自在に調整したり、そ
の振幅回数を自在に調整したりできる。それと共に、電
動モータ62がカバー本体12、板材20及び突起30
に与え続ける振動時間を3分、5分又は7分等と自在に
調整できる。そして、その合計22個の突起30が押し
当てられた両眼周辺の眼精疲労又は視力低下防止用の1
1のつぼのそれぞれに所定の振幅大きさで振動中の突起
30により所定時間適宜量の刺激を与え続けることがで
きる。また、その際には、所定振幅で振動する突起30
に埋設された磁石40に発生する電磁力により、その振
動中の突起30が押し当てられたつぼに、電磁力に基づ
く刺激を同時に与えることができる。そして、つぼ及び
その周辺の血流循環を良くしたり、つぼ及びその周辺の
緊張した神経や筋肉を和らげたりできる。また、突起3
0又はそれに加えて板材20が柔軟材から形成されてい
るため、その柔軟材からなる突起30の先端を、つぼ表
面の形状及び位置に合わせて、そのつぼに隙間をあけず
に無理なく適度な押圧力で押し当てたり、その柔軟材か
らなる振動する突起30によりつぼに適度な刺激を与え
たりできる。
【0030】また、樹脂層50を介して磁石40がつぼ
に当たるように構成されているため、突起30に埋設さ
れた磁石40から発生する電磁力がつぼに必要以上の過
度の刺激を与えて、そのつぼ部分にいわゆるもみ返しが
生ずるのを防ぐことができる。
【0031】また、板材20の表面に、両眼周辺の攅
竹、晴明、魚腰、絲竹空、瞳子りょう、太陽穴、承泣、
球後、四白、鼻通、迎香の11のつぼのそれぞれに押し
当てる合計22個の突起30が突設されているため、そ
れらの合計22個の突起30のそれぞれを、両眼周辺の
攅竹、晴明、魚腰、絲竹空、瞳子りょう、太陽穴、承
泣、球後、四白、鼻通、迎香の11のつぼのそれぞれに
押し当てて、それらの合計22のつぼのそれぞれを同時
に刺激できる。
【0032】また、上記のようにして、振動する突起3
0によりつぼに刺激を与えて、つぼ及びその周辺の血流
循環を良くしたり、つぼ及びその周辺の緊張した神経や
筋肉を和らげたりした後には、一対のバンド72のそれ
ぞれの先端に取着された面ファスナー74を互いに引き
離して、互いに連結された一対のバンド72の先端同志
を引き離すことができる。そして、両眼とその周辺を覆
うカバー本体12を、突起30が突設された板材20と
共に、頭部から離脱させることができる。
【0033】この眼性疲労及び視力低下防止器具におい
ては、図3に示したように、板材20表面の両脇下部
に、両眼とその周辺を覆うカバー本体12及び該カバー
本体の裏面に装着された板材20を突起30と共に顔面
に対してほぼ平行に支持する顔面に押し当てるダミーの
短丈の補助突起32を突設すると良い。補助突起32
は、その製造を容易化するために、突起30と同様な構
造とすると良い。そして、両眼周辺のつぼに押し当てる
突起30が突設されていない板材20表面の両脇下部
を、該板材表面の両脇下部に突設された補助突起32を
介して、顔面に対して所定距離離して支持できるように
すると良い。そして、カバー本体12及び該カバー本体
の裏面に装着された板材20のほぼ全体を、板材20の
表面に突設された突起30と補助突起32とを介して、
顔面に対して所定距離離してほぼ平行に均等に支持でき
るようにすると良い。そして、そのカバー本体12や、
該カバー本体の裏面に装着された板材20が、顔面に対
して斜めに傾いて、そのカバー本体12や板材20の顔
面に対しての支持状態が不安定となるのを防ぐことがで
きるようにすると良い。
【0034】また、両眼とその周辺を覆うカバー本体1
2及び板材20の両眼前方に位置する板材20部分及び
カバー本体12部分には、図1や図2に示したような小
孔が多数並ぶ等したのぞき窓80を設けると良い。そし
て、そののぞき窓80を通して、外界を垣間見ることが
できるようにすると良い。そして、両眼前方がカバー本
体12及び板材20により覆われて、視界が遮られて暗
闇状態となり、不安感が生ずるのを防いで、精神的に安
定した状態で、突起30によりつぼを刺激できるように
すると良い。
【0035】また、突起30又はそれに加えて板材20
は、シリコンゴムから形成すると良い。そして、その適
度な堅さと柔軟性とを併せ持つシリコンゴムからなる突
起30に、振動付与手段60により一定幅の振動を的確
かつ確実に与え続けることができるようにすると良い。
そして、その一定幅で振動する突起30により、該突起
を押し当てたつぼを適度に刺激できるようにすると良
い。なお、板材20は、剛性を持つ部材を用いて形成す
ることも、可能である。その場合も、図1ないし図6に
示した眼性疲労及び視力低下防止器具とほぼ同様な作用
を持つ眼性疲労及び視力低下防止器具を提供できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の眼精疲労
及び視力低下防止器具によれば、職場や家庭等におい
て、両眼周辺の11のつぼのそれぞれに、振動する突起
と電磁力を発生する磁石とにより、所定強さの刺激を手
数を掛けずに手軽に所定時間同時に容易に与え続けるこ
とができる。そして、パソコンやワープロ操作、テレビ
画面凝視、ゲーム操作画面凝視、受験勉強、車の運転、
細かな作業等に起因する眼性疲労を回復させたり、視力
低下を防いだり、肩凝りやストレスを防止、改善させた
りできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具の斜視
図である。
【図2】本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具の背面
図である。
【図3】本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具の突起
が突設された板材の斜視図である。
【図4】本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具の突起
の拡大正面断面図である。
【図5】本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具のカバ
ー本体の背面図である。
【図6】本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具のカバ
ー本体の背面図である。
【図7】本発明の眼精疲労及び視力低下防止器具の頭部
への装着状態を示す説明図である。
【図8】両眼周辺の11のつぼの位置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
12 カバー本体 14 ボックス 20 板材 30 突起 32 補助突起 34 突起内側の空洞部 40 磁石 50 樹脂層 62 電動モータ 64 重り 66 電池収納ケース 68 制御手段 69 スイッチ 70 装着手段 72 バンド 74 面ファスナー 80 のぞき窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61N 2/08 A61N 1/42 C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔の両眼とその周辺を覆うカバー本体
    と、該カバー本体の裏面に沿って装着された板材と、該
    板材のカバー本体側とは反対側の表面に突設された両眼
    周辺の眼性疲労又は視力低下防止用のつぼに押し当てる
    突起と、前記カバー本体、板材及び突起に振動を与える
    振動付与手段と、両眼とその周辺を覆うカバー本体を頭
    部に巻き付けた状態に固定する装着手段とからなり、 前記突起又はそれに加えて前記板材が柔軟材から形成さ
    れて、該突起の上部に磁石が埋設され、該磁石の上端が
    樹脂層により覆われて、該樹脂層を介して磁石が前記つ
    ぼに当たるように構成されたことを特徴とする眼性疲労
    及び視力低下防止器具。
  2. 【請求項2】 前記突起が、両眼周辺の攅竹、晴明、魚
    腰、絲竹空、瞳子りょう、太陽穴、承泣、球後、四白、
    鼻通、迎香の11のつぼのそれぞれに押し当てる合計2
    2個の突起からなる請求項1記載の眼性疲労及び視力低
    下防止器具。
  3. 【請求項3】 前記板材表面の両脇下部に、両眼とその
    周辺を覆う前記カバー本体及び該カバー本体の裏面に装
    着された板材を前記突起と共に顔面に対してほぼ平行に
    支持する顔面に押し当てる補助突起が突設された請求項
    1又は2記載の眼性疲労及び視力低下防止器具。
  4. 【請求項4】 両眼とその周辺を覆う前記カバー本体及
    び板材の両眼前方に位置する板材部分及びカバー本体部
    分に、のぞき窓が設けられた請求項1、2又は3記載の
    眼性疲労及び視力低下防止器具。
  5. 【請求項5】 前記突起又はそれに加えて前記板材が、
    シリコンゴムから形成された請求項1、2、3又は4記
    載の眼性疲労及び視力低下防止器具。
  6. 【請求項6】 前記振動付与手段が、前記カバー本体に
    固定された電動モータと、該電動モータの回転軸に偏心
    させて取着された重りと、前記電動モータに電力を供給
    する電池と、前記電動モータの回転速度及び回転時間を
    制御する制御手段とからなる請求項1、2、3、4又は
    5記載の眼性疲労及び視力低下防止器具。
  7. 【請求項7】 前記装着手段が、前記カバー本体の両脇
    に延設された伸縮自在な一対のバンドと、該一対のバン
    ドのそれぞれの先端に取着された一対のバンドの先端同
    士を離脱可能に連結する面ファスナーとからなる請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の眼性疲労及び視力低下
    防止器具。
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