JP2001276080A - 穿刺器用穿刺針ガイド - Google Patents

穿刺器用穿刺針ガイド

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JP2001276080A
JP2001276080A JP2000096386A JP2000096386A JP2001276080A JP 2001276080 A JP2001276080 A JP 2001276080A JP 2000096386 A JP2000096386 A JP 2000096386A JP 2000096386 A JP2000096386 A JP 2000096386A JP 2001276080 A JP2001276080 A JP 2001276080A
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puncture needle
guide
puncture
holding
holding portion
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JP2000096386A
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English (en)
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Masatada Fujikawa
正忠 藤川
Hiroyuki Watanabe
広行 渡辺
Noriyuki Moriyama
紀之 森山
Mitsuo Satake
光夫 佐竹
Kosaku Nishio
功作 西尾
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RIKUTO KK
Original Assignee
RIKUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な操作で精度の高い穿刺が行える穿刺器
穿刺針ガイドを提供する。 【解決手段】 穿刺針を経皮的に直進させるためのガイ
ドであって、ガイド棒と該ガイド棒の上部を摺動しかつ
穿刺針の上部を把持する第1保持部と、該ガイド棒の下
端部に把持され、かつ穿刺針を摺動自在に保持する第2
保持部とを含み、第1保持部と第2保持部とによって穿
刺針をガイド棒に対して平行に保持せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穿刺針を、穿刺ポイ
ントにより正確に導き穿刺を行うための穿刺ガイドに関
する。
【0002】
【従来技術】CT撮影像(CT透視像)に描出された病
巣陰影に穿刺針を刺し、細胞を採取して検査する生検
(バイオプシ)は、確定診断に有力な手段とされてい
る。この際用いられる穿刺針は、針本体の外側を外筒が
取り巻く二重構造となっている。このため、穿刺針を用
いると生検のみならず、外筒を通しての薬剤注入が可能
である。また、穿刺針の長さ、太さ、構造は穿刺部位に
対応して種々のものがあるが、典型的には長さ15c
m、太さは1mm程度のものであり、一般に太さの割合
が長さに対して極めて小さい形状となっている。
【0003】穿刺針の穿刺ポイントへの穿刺には、該穿
刺針の後端部を機械アームなどに取り付け、該アームを
作動するなどして行われる。しかしながら、穿刺針は前
述したように太さの割合が長さに対して極めて小さい、
即ち極めて細長い形状になっているため、機械アームに
取り付けられた穿刺針はその自重により撓りを生じた
り、また、穿刺針の穿刺ポイント到達後にさらに穿刺力
を加えて該穿刺針を検体に刺す際にも撓りを生じること
があり、この場合穿刺針の直進性が損なわれることにな
る。このことは穿刺針の穿刺ポイントへの正確な誘導を
困難にするばかりか、生検に要する時間の増大につなが
り、結果として被検者が被曝するX線量が増大してしま
うなどの問題を生ずる。したがって、簡便で精度が高い
穿刺操作が行える穿刺器の開発が強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の問題点を解決し、簡便な操作で精度の高い穿刺が行え
る穿刺器の穿刺針ガイドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意研究を重ねた結果、ガイド棒と穿刺針を平
行に滑らかに摺動(スライド)させる機構と穿刺針を穿
刺ポイントから撓ることなく検体内に穿刺する機構とに
よる簡単な器具により、上記課題を解決することを見出
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は穿刺
針を経皮的に直進させるためのガイドであって、ガイド
棒と、該ガイド棒の上部を摺動し、かつ穿刺針の上部を
把持する第1保持部と、該ガイド棒の下部に把持され、
かつ穿刺針を摺動自在に保持する第2保持部とを含み、
第1保持部と第2保持部とによって穿刺針をガイド棒に
対して平行に保持せしめる、前記穿刺針ガイドに関す
る。
【0006】また本発明は、ガイド棒が2本であること
を特徴とする、前記穿刺針ガイドに関する。さらに本発
明は、第2保持部が、ガイド棒最下端部に保持された、
検体に直接接触するポインターであることを特徴とす
る、前記穿刺針ガイドに関する。また本発明は、第2保
持部が、穿刺針を貫通させる孔を有し、該孔は、穿刺針
の径に略等しいが穿刺針を自在に摺動できる大きさの径
を有することを特徴とする、前記穿刺針ガイドに関す
る。さらに本発明は、第2保持部が、メスを挿入できる
スリットを有することを特徴とする、前記穿刺針ガイド
に関する。さらにまた本発明は、CT透視法に基づき操
作する医療用穿刺器と組み合わせて使用される、前記穿
刺針ガイドに関する。
【0007】本発明のガイドにより、穿刺針は該ガイド
に平行に保持されるので穿刺針の自重による撓りを防ぐ
ことができ、また、該穿刺針に穿刺力を加えても、穿刺
針は保持部によりしっかりと保持されているので直進性
が損なわれることはない。また、ガイド棒が2本あれ
ば、第1保持部が2本のガイドを摺動することになるの
で、穿刺針をより安定的に移動させかつ穿刺することが
できる。しかも、ガイドの保持部はポインターとして機
能することができるので、穿刺針を高精度に確実に穿刺
ポイントに近づけることができる。また、穿刺針が通る
保持部の径を穿刺針の径と略等しくすれば、穿刺時に穿
刺針をよりしっかりと固定できるので、より確実に穿刺
針を目的部位に到達させることができる。さらに、第2
保持部に、穿刺前にメスを挿入できるスリットを設けて
おくと、穿刺前に該スリットを通して皮膚表面をメスで
切開することにより、穿刺針の貫通がより容易になる。
さらにまた、本発明によるガイドは、操作が簡便で精度
が高く、かつ穿刺術者が直接X線を被曝することなく、
CT透視法に基づき操作することを可能にした医療用穿
刺器(特願平11−174785)と組み合わせて用い
るとその簡便性、及びX線の被曝量等の観点から見てよ
り一層効果的である。
【0008】本発明においてガイド棒は穿刺針をガイド
できる構造ものであればいかなる材質のものも使用でき
るが、典型的には、ステンレス製のものなどが用いられ
る。第1保持部、第2保持部についても、ガイド棒及び
穿刺針を各々把持または摺動できる構造のものであれば
いかなるものも使用できるが、典型的にはプラスチック
製、金属製のものが使用される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明するが、これは本発明をより分かりやす
く説明するためのものであって、本発明の範囲を制限す
るものではない。図1は、本発明の穿刺針ガイドの一態
様の側面図である。図中、1はガイド棒(1)、2は穿
刺針であり、それぞれ平行に設置される。3は第1保持
部、4は第2保持部である。ガイド棒(1)1は第1保
持部3の孔(1)5及び第2保持部4の孔(1)6を通
る。該ガイド棒(1)1は第2保持部4には固定されて
いるが、第1保持部3の中を滑らかに摺動する構造にな
っている。また、穿刺針2は第1保持部3の孔7及び第
2保持部の孔8を通る。該穿刺針2は第1保持部3には
ナット9によって固定されているが、第2保持部4の孔
8中を滑らかにスライドする構造になっている。10は
穿刺器との連結部であり、11は穿刺針内部の針を引き
抜くためのノブである。12は穿刺前に穿刺ポイントの
切開を目的としてメスを挿入するためのスリットであ
る。次に本願発明の穿刺ガイドの実施方法について説明
する。
【0010】まず、第2保持部4の孔8の先端部を被検
者の穿刺ポイントに接触させる。ここでスリット12か
らメスを挿入して穿刺ポイントを切開しておく。次に第
1保持部3に穿刺力を加えると、該第1保持部3がガイ
ド棒(1)1を摺動する。同時に穿刺針2が第2保持部
4の孔8を通過し、ガイド棒(1)1と平行に、穿刺ポ
イントから撓ることなく被検者の病巣部に直進する。穿
刺針2が病巣部に達した後、ノブ11を引き上げて穿刺
針2内部の針を引き抜く。その後、穿刺針2の外筒を通
して病巣部組織を吸引する。
【0011】
【発明の効果】本発明による穿刺針ガイドは、穿刺針を
両端において保持し、ガイド棒によって該穿刺針の直進
性が保たれ、また、ポインターとなる第2保持部を有し
ているため、穿刺針を簡便、かつ高精度に目標病巣に到
達させることができる。この結果CT撮影に要する時間
を短縮することができるため、被検者がCT撮影によっ
て被曝するX線量を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穿刺器用穿刺針ガイドの一例を示す側
面図。
【図2】その見取り図。
【符号の説明】
1・・・ガイド棒(1) 2・・・穿刺針 3・・・第1保持部 4・・・第2保持部 5・・・第1保持部のガイド棒保持用孔(1) 6・・・第2保持部のガイド棒保持用孔(1) 7・・・第1保持部の穿刺針保持用孔 8・・・第2保持部の穿刺針保持用孔 9・・・ナット 10・・・穿刺器との連結部 11・・・ノブ 12・・・スリット 13・・・ガイド棒(2) 14・・・第1保持部のガイド棒保持用孔(2) 15・・・第2保持部のガイド棒保持用孔(2) 16・・・被検者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 功作 栃木県大田原市加治屋83−368 Fターム(参考) 4C066 AA09 FF01 HH11 LL13 LL16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穿刺針を経皮的に直進させるためのガイド
    であって、ガイド棒と、該ガイド棒の上部を摺動し、か
    つ穿刺針の上部を把持する第1保持部と、該ガイド棒の
    下部に把持され、かつ穿刺針を摺動自在に保持する第2
    保持部とを含み、第1保持部と第2保持部とによって穿
    刺針をガイド棒に対して平行に保持せしめる、前記穿刺
    針ガイド。
  2. 【請求項2】ガイド棒が2本であることを特徴とする、
    請求項1に記載の穿刺針ガイド。
  3. 【請求項3】第2保持部が、ガイド棒最下端部に保持さ
    れた、検体に直接接触するポインターであることを特徴
    とする、請求項1または2に記載の穿刺針ガイド。
  4. 【請求項4】第2保持部が、穿刺針を貫通させる孔を有
    し、該孔は、穿刺針の径に略等しいが穿刺針を自在に摺
    動できる大きさの径を有することを特徴とする、請求項
    1〜3のいずれかに記載の穿刺針ガイド。
  5. 【請求項5】第2保持部が、メスを挿入できるスリット
    を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに
    記載の穿刺針ガイド。
  6. 【請求項6】CT透視法に基づき操作する医療用穿刺器
    と組み合わせて使用される、請求項1〜5のいずれかに
    記載の穿刺針ガイド。
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