JP2001275778A - 椅子の昇降装置 - Google Patents
椅子の昇降装置Info
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Abstract
よって、円滑に行えるようにした椅子の昇降装置を提供
すること。 【解決手段】 モータ18の駆動にて座部3を昇降操作
するようにした椅子の昇降装置において、脚部2に配設
したフットスイッチ機構5と、脚部2の中心に、駆動軸
18Sを上方に向けて配設した、フットスイッチ機構5
にて制御されて正逆回転するモータ18と、このモータ
18の駆動軸18Sにより回転するスクリューロッド1
2を備えた座部昇降機構1と、座部昇降機構1の内筒1
1と外筒10間に組み込んだ旋回規制機構14及び昇降
行程規制機構15とから構成する。
Description
関し、特に、理容所あるいは美容院において使用される
椅子(本明細書において、「理美容用椅子」という。)
において、座部の昇降及び旋回を、小形で簡易な機構に
よって、円滑に行えるようにした椅子の昇降装置に関す
るものである。
用される椅子は、作業性に鑑み、座部を昇降及び旋回可
能に支持し、座部の昇降操作を両手が塞がっていても行
うことができるようにフットスイッチにて行うようにし
ている。この昇降装置としては、油圧式のものと電動式
のものとがあるが、このうち油圧式昇降装置は、機構が
複雑で高価となるため、特に、簡易な機構で安価な電動
式昇降装置が提案されている(例えば、実開平6−84
944号公報、特開平7−298942号公報参照)。
来の電動式昇降装置は、例えば、実開平6−84944
号公報に開示されているように、座部を昇降させる駆動
軸の下端にモータを配設し、この駆動軸及びモータの外
周部を、昇降する筒体で覆うようにしているため、座部
の下方の軸部分の外径が大きくなり、製品としてのスマ
ートさがなくなるという問題があった。また、座部の昇
降操作を行うフットスイッチは、椅子本体とは別に設け
て、通常は、床上に設置するようにしているので、設置
場所が移動したり、作業中に躓くことが多く、作業性が
低下するという問題があった。さらに、旋回する座部を
定位置で停止させる装置として、実開昭62−1556
50号公報、特開平8−56770号公報に開示された
ものがあるが、この装置は、昇降軸の上端外周部に突設
するようにしているため、部品点数が多く、機構が複雑
になるという問題があった。
降装置の有する問題点に鑑み、座部の昇降及び旋回を、
小形で簡易な機構によって、円滑に行えるようにした椅
子の昇降装置を提供することを目的とする。
め、本発明の椅子の昇降装置は、モータの駆動にて座部
を昇降操作するようにした椅子の昇降装置において、脚
部に配設したフットスイッチ機構と、脚部の中心に、駆
動軸を上方に向けて配設した、前記フットスイッチ機構
にて制御されて正逆回転するモータと、該モータの駆動
軸により回転するスクリューロッドを備えた座部昇降機
構と、該座部昇降機構の内筒と外筒間に組み込んだ旋回
規制機構及び昇降行程規制機構とから構成したことを特
徴とする。
るフットスイッチ機構を、椅子の脚部に配設するように
しているため、従来の床置式のフットスイッチのよう
に、その設置場所が移動したり、作業中に躓くことがな
く、また、安定して操作できるため、作業性を向上する
ことができ、また、脚部の中心に、駆動軸を上方に向け
て配設したモータの駆動軸により回転するスクリューロ
ッドを備えた座部昇降機構の内筒と外筒間に旋回規制機
構及び昇降行程規制機構とを組み込むようにしているの
で、スクリューロッド、内筒、及び外筒が嵌挿式構造と
なり、埃等の侵入が防止できることと相俟って、座部の
昇降及び旋回を、小形で簡易な機構によって、円滑に行
うことができ、デザイン的にもスマートな外観とするこ
とができる。
を、操作ボックス内に配設した駆動操作用基板に取り付
けた磁気感知式センサーと、操作ボックスに踏み込み可
能に配設し、かつ踏み込むことにより前記磁気感知式セ
ンサーを作動させるマグネットを備えたフットスイッチ
ペダルとから構成することができる。
ットにて作動させるようにして、無接点とすることがで
きるので、埃の多い作業所での電気接点の接触不良事故
を未然に防止することができ、また、使用部品点数が少
なくなり、機構が簡易であることと相俟って、埃等によ
る故障の発生を低減し、作業の確実性を向上することが
できる。
と、該スクリューロッドに外嵌した内筒と、内筒の下端
部に固定しスクリューロッドと螺合した主螺合体と、該
主螺合体とばねを介して接続され、スクリューロッドに
螺合する副螺合体と、内筒に外嵌した外筒とから構成す
ることができる。
することができるとともに、スクリューロッドと主螺合
体間のバックラッシュを副螺合体により吸収することに
より座部の昇降動作が円滑となり、使用感を向上させる
ことができる。
ール嵌挿孔に嵌挿し、ボール留め具により中心に向けて
常時押圧状態に保持したボールと、該ボールが摺動可能
に嵌合されるとともに、設定圧以上の旋回力にてボール
の嵌合が解除される、内筒の長手方向に形成したボール
嵌挿溝とより構成することができる。
昇降行程のいずれの位置においても、座部の旋回及び旋
回規制を機能させることができる。
降行程の最上昇位置及び最下降位置に取り付けた磁気感
知式センサーと、該磁気感知式センサーを作動させる内
筒の下端位置に取り付けたマグネットとから構成し、該
マグネットをリング状に形成することができる。
マグネットがリング状に形成されているため、内筒及び
マグネットが座部と共に旋回してどの角度にあっても、
このマグネットを外筒に取り付けた磁気感知式センサー
にて感知することができるとともに、無接点方式のた
め、スクリューロッドや螺合体等の可動部に塗られたグ
リスが飛散し、センサー等に付着しても支障がなく、確
実に動作させることができる。
実施の形態を図面に基づいて説明する。
一実施例を示す。図において1は、電動式の座部昇降機
構で、これは下部に高さを微調整できる固定脚21又は
移動可能なようにキャスター(図示省略)を取り付けた
脚部2のほぼ中心部に、垂直方向に取り付けるととも
に、座部昇降機構1の上部に背もたれ4を備えた座部3
を取り付けて構成する。そして、この座部3は、座部昇
降機構1の上部に旋回可能に取り付けられている。
て使用されている複数本の脚片を有するものや平面円形
のもの等、安定性のよい任意の形態のものを採用するこ
とができ、特に限定されるものではないが、図示の実施
例では、5本の脚片21を有し、この5本の脚片21が
集まる中心部に座部昇降機構1をほぼ垂直上方に突出す
るように配設するようにしている。
子の安定したベースとなる脚部2の中央部に垂直方向に
突設固定した外筒10と、外筒10内に旋回及び昇降可
能に嵌挿した内筒11と、内筒11内に嵌挿し、かつ下
部に配設したモータ18にて回転駆動するスクリューロ
ッド12と、スクリューロッド12に螺合し、内筒11
の下部に螺合等にて固定した螺合体13と、外筒10の
上部に配設した旋回規制機構14と、昇降行程規制機構
15とより構成される。
となる長さと、所要強度を有するようにした外径とを備
えた筒状に形成し、その下部を直接又は図示のように取
付フランジ101、取付ボルト102を介して脚部2の
中央部に直立するように固定する。この外筒10の外周
部には、必要に応じて、外筒10の外周面及び外筒10
の取付部を覆うようにしたカバー16を配設することも
できる。これにより、座部昇降機構1の外部を細くスマ
ートにしっくりさせ、美しく仕上げるようにすることが
できる。
(A)、(B)に示すように、旋回規制機構14を配設
する。この旋回規制機構14は、外筒10の外周方向に
沿ってほぼ等間隔、例えば、本実施例では、90度ずつ
4箇所に、ボール嵌挿孔103を形成し、この各ボール
嵌挿孔103に、外筒10の肉厚よりも直径の大なるボ
ール14Bを嵌挿するとともに、ボール14Bが外筒1
0より離脱しないようにボール嵌挿位置の外筒10の外
周部に形成した窪み10a内に、環状ばね板製のボール
留め具14Cを嵌合し、常にボール14Bを外筒10の
内周方向へ押圧するように形成して構成する。これによ
り、ボール14Bは、ボール留め具14Cにて外筒10
の中心に向かう方向に常に押圧されているから、ボール
14Bの一部が常に外筒10の内周面より露出するよう
になり、座部3を固定した内筒11の旋回を可能としな
がら、設定された外力が加えられない限り旋回しないよ
うにして、内筒11及び座部3の旋回を規制することが
できるようにする。
となる間隔とし、かつ鉛直方向の下部位置と上部位置
に、センサー取付孔104,104を形成し、この各セ
ンサー取付孔104,104に磁気感知式センサー15
a,15bを取り付け、この上下のセンサー15a,1
5bと対向して、センサー15a,15bを作動させる
リング状に形成したマグネット13Mを螺合体13側に
取り付け、スクリューロッド12の回転により外筒10
内にて内筒11の昇降と共に螺合体13を昇降させ、座
部3の昇降行程を規制するようにする。
により内筒11が螺合体13と共に昇降する際、上部位
置のセンサー15aの位置に、マグネット13Mが達し
たとき、このマグネット13Mをセンサー15aにて検
知し、座部3の許容された最上昇位置を検知してモータ
18を停止し、座部3の上昇を停止させる。また、同様
に、下部位置のセンサー15bの位置に、マグネット1
3Mが達したとき、このマグネット13Mをセンサー1
5bにて検知し、座部3の許容された最降下位置を検知
してモータ18を停止し、座部3の降下を停止させる。
これにより、内筒11の下端位置の螺合体13に取り付
けたマグネット13Mがリング状に形成されているた
め、内筒11及びマグネット13Mが、座部3と共に旋
回してどの角度にあっても、このマグネット13Mを外
筒10に取り付けた磁気感知式センサー15a,15b
にて感知することができるとともに、無接点方式のた
め、スクリューロッド12や螺合体13等の可動部に塗
られたグリスが飛散し、センサー15a,15b等に付
着しても支障がなく、確実に動作させることができるも
のとなる。
ことなく円滑に旋回、昇降可能となるように挿通する外
径を有するもので、外筒内に挿通した内筒11の上端
は、最降下位置にあっても外筒10の上端より突出する
長さを有し、この内筒11の上端に座部3を取り付ける
ようにするとともに、この内筒11の上端部の外周に取
り付けた取付具19と、外筒10の上端部間に、旋回規
制機構14の外周部分を覆うように、伸縮可能な蛇腹部
材17を取り付け、これにより、旋回規制機構14内へ
の埃などの侵入を防止するようにする。
を嵌合するため、その外周面に垂直方向、すなわち、内
筒の長手方向のほぼ全長に亘って、複数本のガイド溝1
11を、本実施例では、周方向に90度の等間隔で4本
のガイド溝111を形成する。このガイド溝111は、
外筒10のボール嵌挿孔103内に嵌挿されたボール1
4Bの一部が転動可能となるように、図1(B)及び図
2(B)に示すように、底面を円弧形とすることが望ま
しい。
は、外筒10側に配設したボール14Bの配設位置及び
その数と一致するようにする。これにより、内筒11の
上端に固定された座部3を旋回させるには、座部3を望
む方向へ強く旋回させると、座部3の下方に固定された
内筒11も同時に旋回されて、ガイド溝111に嵌合さ
れていたボール14Bは、ガイド溝111より内筒11
の外周面方向へ移動するようになり、これにより、環状
ばね板製のボール留め具14Cを押し広げる。このよう
に、この内筒11の旋回によりボール14Bはガイド溝
111よりはみ出すようになる。そして、隣接された次
のガイド溝111の位置までくると、再びボール14B
はこのガイド溝111に嵌合され、内筒11の旋回を停
止することができる。本実施例の場合は、内筒11の周
方向にガイド溝が90度間隔で配設されているので、座
部3及び内筒11の旋回角度は90度ごとになる。
体に設ける。この螺合体13は、図2に示すように、ス
クリューロッド12に螺合し、かつ内筒11の下端を固
定する主螺合体13Aと、この主螺合体13Aの上部位
置でスクリューロッド12に螺合する副螺合体13B
と、この主螺合体13Aと副両螺合体13B間を連結接
続し、かつその間隔を調整可能とするように配設したば
ね13Cとより構成する。この主螺合体13Aは、本実
施例では、内筒11の下端部に螺合により一体としてい
るが、その他溶接などにて固定することもできる。ま
た、このばね13Cはキックばねで以て構成し、一端を
主螺合体13Aのばね係止孔131に、他端を副螺合体
13Bのばね係止孔132にそれぞれ係止し、これによ
りスクリューロッド12の回転により螺合体13と内筒
11が共に上下方向に移動する際、副螺合体13Bがス
クリューロッド12との共廻りを防止し、かつ主螺合体
13Aに対し副螺合体13Bはばね13Cを介してスク
リューロッド12の長手方向に移動可能としているの
で、このばね13Cにより螺合体13とスクリューロッ
ド12との間のバックラッシュを吸収するようにする。
その内部にスクリューロッド12に螺合できるねじ孔1
3eが形成され、かつ外筒10内で旋回、上下方向への
摺動が行えるように、主螺合体13Aの外径を定めると
ともに、主螺合体13Aの下部位置の外周部には、マグ
ネット13Mを取り付けるようにする。
示す。ここでは、スクリューロッド12に螺合する主螺
合体13Aと副螺合体13B間に、ばね13Cを配設
し、主螺合体13Aに対し副螺合体13Bが常に離間す
るように作用させ、ばね13Cを介してスクリューロッ
ド長手方向に移動可能とし、これにより主螺合体13A
と副両螺合体13B間の間隔を可調整的に支持する。ま
た、副螺合体13Bにはキー133を嵌合してスクリュ
ーロッド12との共廻りを防止する。このキー133
は、内筒11に形成したガイド溝111内にキー螺合孔
112を形成し、このキー螺合孔112にキー133を
螺合するとともに、副螺合体13Bの外周面の長手方向
に沿って形成したキー溝134に、キー133の先端を
摺動可能に嵌挿し、かつキー133の基端側は、図3
(B)に示すように、ガイド溝111内に収まり、内筒
11の外筒10内での旋回及び上下方向の移動に支障な
いようにする。この変形実施例のその他の構成及びその
作用は、図2に示す実施例と同じである。
18は、図4に示すように、スクリューロッド12の直
下位置で、かつ基部である脚部2の中央部に配設する。
この場合、脚部2と床面との空間内に収まるようにし、
モータ18の駆動軸18Sにてスクリューロッド12を
直接駆動するが、このモータ18は脚部2より上方には
突出しないようにし、外観をすっきりさせる。
す回路構成からなる制御回路によって行われる。これ
は、商用電源の交流100Vを、直流140Vに変換し
て使用し、モータ18が低速回転時においても大きなト
ルクを発生させて、スクリューロッド12を回転駆動
し、座部3に人が着座した荷重のかかった状態でも、小
形のモータ18で容易に昇降操作が行えるようにする。
なお、モータ18には、本実施例以外の構成のモータを
採用することができ、さらに、制御回路も、本実施例以
外の方式のものを採用することができる。
は、図5〜図8に示すフットスイッチ機構5により行
う。このフットスイッチ機構5は、ベースとなる脚部2
に、かつ椅子の移動、さらには、座部3に着座した人や
理美容の施術者に支障のない位置、例えば、図7に示す
ように、5本ある脚片21間の隙間に配設し、脚部2に
ビス止め等にて固定するようにする。そして、このフッ
トスイッチ機構5の操作ボックス51内には、駆動操作
用基板52と、駆動操作用基板52に取付具59を介し
て固定した磁気感知式センサー53と、操作ボックス5
1の上部に配設し、踏み込むことにより磁気感知式セン
サー53により検知可能としたフットスイッチペダル5
4とを配設する。
示すように、足で容易に踏み込むことができる大きさに
形成し、下部に操作ロッド54Lを操作ボックス51に
形成したガイド部50にて上下方向に摺動可能に支持
し、ガイド部50とフットスイッチペダル54間に介在
したばね57によりフットスイッチペダル54を押し上
げるように作用させるとともに、操作ロッド54Lの下
端外周部に磁気感知式センサー53を作動させるマグネ
ット5Mを取り付ける。この場合、操作ロッド54Lの
下端には、ばね57が伸張した状態で、最上昇位置を保
持するように、ストッパ54Sを取り付けるとともに、
また、フットスイッチペダル54を最下段まで踏み込ん
だとき、それ以上の降下を防止するようにガイド部50
の上端を少し突出させてストッパー58を形成するよう
にする。このフットスイッチペダル54は、図7に示す
ように、座部3の上昇操作用と下降操作用の2つを隣接
配置する。
式センサー53は、操作ロッド54Lを予め定めた位置
まで押し下げたとき、操作ロッド54Lの下端外周部に
固定したマグネット5Mと対向又は近接した磁気により
センサー53が作動するように配設し、この操作ロッド
54Lの押し下げ位置を、センサー53にて検知し、基
板52の回路を介してモータ18をON,OFFさせる
ものである。なお、フットスイッチペダル54の上下方
向の移動を円滑に行うため、操作ロッド54Lの外周面
にリング状の溝54Mを形成し、この溝54M内にOリ
ング56を嵌合することができる。これにより、操作ロ
ッド54Lをガイド部50で円滑に摺動可能に保持でき
るようにするとともに、フットスイッチペダル54が操
作ロッド54Lを中心として旋回しても、どの旋回角度
でも感知、操作できるものとなる。
説明する。座部を昇降操作するフットスイッチペダル5
4は、椅子の脚部2に固定し、従来のように床置式でな
いので、椅子を移動した位置に、しかも床面上方位置に
常にあるため、理美容の施術者は椅子をセットした位置
で足踏みにて操作することができる。
ットスイッチペダル54を踏むと、その踏み代に応じて
フットスイッチペダル54及びこれと一体とした操作ロ
ッド54Lが、ばね圧に抗して押し下げられると、操作
ロッド54Lの下部に取り付けられたマグネット5Mも
同時に押し下げられる。このマグネット5Mの押し下げ
を磁気感知式センサー53にて検知する。そして、座部
3の昇降用又は下降用のいずれのフットスイッチペダル
54かに応じてモータ18に電流が流れ、モータ18が
正回転あるいは逆回転駆動される。
Sと直結されたスクリューロッド12が回転する。この
スクリューロッド12には、螺合体13が螺合されてい
るので、スクリューロッド12の回転に応じて螺合体1
3がスクリューロッド12に添って移動し、これに合わ
せて内筒11が移動する。例えば、座部3を、図1の下
降状態から上昇させる場合には、スクリューロッド12
を正回転させることにより内筒11が上昇し、座部3が
上昇する。
にモータ18を停止すれば、内筒11及び座部3はその
位置で停止し、保持される。さらに、モータ18を連続
して回転駆動させると、内筒11が上昇し、最上昇位置
に達すると螺合体13に取り付けたマグネット13Mを
上部のセンサー15aが検出し、モータ18は停止され
て、座部3の上昇は停止する。
ば、座部3又は背もたれ4を持って希望する方向へ押す
ように旋回させると、座部3を固定した内筒11が座部
3の旋回に応じて同時に旋回する。
14Bが、環状ばね板製のボール留め具14Cにて押圧
され、内筒11のガイド溝111に嵌合されることによ
り旋回が規制されているが、内筒11の強い旋回力によ
り、ボール14Bがボール留め具14Cを押し広げるよ
うになり、ガイド溝111より内筒11の外周面方向へ
移動するようになる。このようにして、ボール14B
は、ガイド溝111よりはみ出て、内筒11の外周面に
添って転動するようになり、内筒11の旋回が可能とな
ることにより、座部3の旋回が許容される。そして、隣
接された次のガイド111溝の位置までくると、再びボ
ール14Bはボール留め具14Cにて押し戻され、この
ガイド溝111に嵌合され、内筒11及び座部3の旋回
が停止される。この内筒3の周方向にガイド溝111が
90度間隔で配設されているので、座部3及び内筒11
の旋回角度は、90度ごとに規制されるとともに、内筒
11と外筒10間にてボール14B及びホール押え具1
3Cを組み込むように構成しているので、従来のように
嵩張らないので、外観がスマートになる。
作用のフットスイッチペダル54を同じようにして踏み
込むことにより、モータ18がこのフットスイッチペダ
ル54に接続された制御回路により逆回転駆動され、ス
クリューロッド12を逆回転させて内筒11及び座部3
を降下させる。なお、最下降位置に達すると、下部のセ
ンサー15bにてマグネット13Mを検出してモータ1
8を停止し、座部3の下降を停止する。
ロッド12が回転する場合、スクリューロッド12と螺
合体13間にてバックラッシュが生じ、座部3の昇降動
作が円滑に行われないことが考えられる。このため、本
実施例の椅子の昇降装置においては、螺合体13をキッ
クばねで以て構成したばね13Cを介して上下2つの主
螺合体13Aと副螺合体13Bとを所定の間隔をあけ、
かつ個別的に捻回可能に連結接続しているので、この複
合式の螺合体13によりバックラッシュが確実に吸収さ
れ、ショックを与えることなく、円滑な昇降動作が行え
るものとなる。
作ロッド54Lを摺動可能に嵌挿支持したガイド部50
にストッパー58を形成しているため、ストッパー58
にフットスイッチペダル54の下面が接触して過剰な踏
み込みを防止できるようにされている。
操作するフットスイッチ機構を、椅子の脚部に配設する
ようにしているため、従来の床置式のフットスイッチの
ように、その設置場所が移動したり、作業中に躓くこと
がなく、また、安定して操作できるため、作業性を向上
することができ、また、脚部の中心に、駆動軸を上方に
向けて配設したモータの駆動軸により回転するスクリュ
ーロッドを備えた座部昇降機構の内筒と外筒間に旋回規
制機構及び昇降行程規制機構とを組み込むようにしてい
るので、スクリューロッド、内筒、及び外筒が嵌挿式構
造となり、埃等の侵入が防止できることと相俟って、座
部の昇降及び旋回を、小形で簡易な機構によって、円滑
に行うことができ、デザイン的にもスマートな外観とす
ることができ、コスト的にも低廉で、実用的な理美容用
椅子を提供することができる。
ス内に配設した駆動操作用基板に取り付けた磁気感知式
センサーと、操作ボックスに踏み込み可能に配設し、か
つ踏み込むことにより磁気感知式センサーを作動させる
マグネットを備えたフットスイッチペダルとから構成す
ることにより、磁気感知式センサーをマグネットにて作
動させるようにして、無接点とすることができるので、
埃の多い作業所での電気接点の接触不良事故を未然に防
止することができ、また、使用部品点数が少なくなり、
機構が簡易であることと相俟って、埃等による故障の発
生を低減し、作業の確実性を向上することができる。
と、スクリューロッドに外嵌した内筒と、内筒の下端部
に固定しスクリューロッドと螺合した主螺合体と、主螺
合体とばねを介して接続され、スクリューロッドに螺合
する副螺合体と、内筒に外嵌した外筒とから構成するこ
とにより、埃等による故障の発生を低減することができ
るとともに、スクリューロッドと主螺合体間のバックラ
ッシュを副螺合体により吸収することにより座部の昇降
動作が円滑となり、使用感を向上させることができる。
ール嵌挿孔に嵌挿し、ボール留め具により中心に向けて
常時押圧状態に保持したボールと、ボールが摺動可能に
嵌合されるとともに、設定圧以上の旋回力にてボールの
嵌合が解除される、内筒の長手方向に形成したボール嵌
挿溝とより構成することにより、小形で簡易な機構によ
って、昇降行程のいずれの位置においても、座部の旋回
及び旋回規制を機能させることができる。
降行程の最上昇位置及び最下降位置に取り付けた磁気感
知式センサーと、磁気感知式センサーを作動させる内筒
の下端位置に取り付けたマグネットとから構成し、マグ
ネットをリング状に形成することにより、内筒の下端位
置に取り付けたマグネットがリング状に形成されている
ため、内筒及びマグネットが座部と共に旋回してどの角
度にあっても、このマグネットを外筒に取り付けた磁気
感知式センサーにて感知することができるとともに、無
接点方式のため、スクリューロッドや螺合体等の可動部
に塗られたグリスが飛散し、センサー等に付着しても支
障がなく、確実に動作させることができる。
(A)は座部昇降機構要部の正面縦断面図、(B)はB
−B線による断面図である。
はB−B線による断面図である。
面図、(B)はB−B線による断面図である。
である。
取り付けられた状態を示す断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 モータの駆動にて座部を昇降操作するよ
うにした椅子の昇降装置において、脚部に配設したフッ
トスイッチ機構と、脚部の中心に、駆動軸を上方に向け
て配設した、前記フットスイッチ機構にて制御されて正
逆回転するモータと、該モータの駆動軸により回転する
スクリューロッドを備えた座部昇降機構と、該座部昇降
機構の内筒と外筒間に組み込んだ旋回規制機構及び昇降
行程規制機構とから構成したことを特徴とする椅子の昇
降装置。 - 【請求項2】 フットスイッチ機構を、操作ボックス内
に配設した駆動操作用基板に取り付けた磁気感知式セン
サーと、操作ボックスに踏み込み可能に配設し、かつ踏
み込むことにより前記磁気感知式センサーを作動させる
マグネットを備えたフットスイッチペダルとから構成し
たことを特徴とする請求項1記載の椅子の昇降装置。 - 【請求項3】 座部昇降機構を、スクリューロッドと、
該スクリューロッドに外嵌した内筒と、内筒の下端部に
固定しスクリューロッドと螺合した主螺合体と、該主螺
合体とばねを介して接続され、スクリューロッドに螺合
する副螺合体と、内筒に外嵌した外筒とから構成したこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の椅子の昇降装置。 - 【請求項4】 旋回規制機構を、外筒に形成したボール
嵌挿孔に嵌挿し、ボール留め具により中心に向けて常時
押圧状態に保持したボールと、該ボールが摺動可能に嵌
合されるとともに、設定圧以上の旋回力にてボールの嵌
合が解除される、内筒の長手方向に形成したボール嵌挿
溝とより構成したことを特徴とする請求項1、2又は3
記載の椅子の昇降装置。 - 【請求項5】 昇降行程規制機構を、外筒の座部昇降行
程の最上昇位置及び最下降位置に取り付けた磁気感知式
センサーと、該磁気感知式センサーを作動させる内筒の
下端位置に取り付けたマグネットとから構成し、該マグ
ネットをリング状に形成したことを特徴とする請求項
1、2、3又は4記載の椅子の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000100546A JP3569483B2 (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | 椅子の昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000100546A JP3569483B2 (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | 椅子の昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001275778A true JP2001275778A (ja) | 2001-10-09 |
JP3569483B2 JP3569483B2 (ja) | 2004-09-22 |
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ID=18614728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000100546A Expired - Lifetime JP3569483B2 (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | 椅子の昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3569483B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101496684B (zh) * | 2009-03-04 | 2012-09-19 | 郑立春 | 电动升降装置 |
CN106606131A (zh) * | 2015-10-27 | 2017-05-03 | 佛山市东品美业五金制品有限公司 | 脚控升降装置 |
CN114010451A (zh) * | 2021-11-09 | 2022-02-08 | 杭州杰莺医疗科技有限公司 | 一种医用电动诊疗椅 |
-
2000
- 2000-04-03 JP JP2000100546A patent/JP3569483B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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CN106606131A (zh) * | 2015-10-27 | 2017-05-03 | 佛山市东品美业五金制品有限公司 | 脚控升降装置 |
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CN114010451B (zh) * | 2021-11-09 | 2024-04-19 | 杭州杰莺医疗科技有限公司 | 一种医用电动诊疗椅 |
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JP3569483B2 (ja) | 2004-09-22 |
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