JP2001275019A - モニタ付きビデオカメラ、ビデオカメラ用モニタの回転制御方法、及びモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュータ読取り可能な媒体 - Google Patents

モニタ付きビデオカメラ、ビデオカメラ用モニタの回転制御方法、及びモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュータ読取り可能な媒体

Info

Publication number
JP2001275019A
JP2001275019A JP2000082187A JP2000082187A JP2001275019A JP 2001275019 A JP2001275019 A JP 2001275019A JP 2000082187 A JP2000082187 A JP 2000082187A JP 2000082187 A JP2000082187 A JP 2000082187A JP 2001275019 A JP2001275019 A JP 2001275019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor
video camera
rotation
driving
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000082187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001275019A5 (ja
Inventor
Toshinori Yamamoto
俊則 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000082187A priority Critical patent/JP2001275019A/ja
Publication of JP2001275019A publication Critical patent/JP2001275019A/ja
Publication of JP2001275019A5 publication Critical patent/JP2001275019A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタに直接手を触れなくてもモニタを回転
できるようにする。 【解決手段】 撮影画像を監視用として表示する回転可
能な液晶モニタをモータにて回転可能にし、スイッチ操
作により回転方向、回転角度、回転速度、回転停止を指
示するように構成した。また、液晶モニタの動態を検知
し、その動態に応じた適切な液晶モニタの回転駆動態様
をテーブルから読出し、その回転駆動態様で液晶モニタ
を回転駆動することにより、撮影者の視線の変化に追従
して液晶モニタのディスプレイ面が自動的に回転するよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を撮影するビ
デオカメラに関し、特にビデオカメラに取付けられたモ
ニタの姿勢制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラの撮影画像の観察用
としては、ビュ一ファインダ一が望遠鏡状にビデオカメ
ラの後部に備えられていた。しかし、近年、撮影画像の
観察と実際の被写体の状況確認とをほぼ同時に行なえる
など、撮影の行い易さから、大型の液晶モニタを撮影画
像観察用として取付けたビデオカメラが実現されてい
る。
【0003】この液晶モニタは、一般に、不使用状態で
は、ビデオカメラの側面を形成するような形で閉じるこ
とにより、ディスプレイ面が外面に露出しないようにし
て、ディスプレイ面が損傷するのを防止できるようにな
っている。
【0004】そして、ディスプレイ面を見る場合は、液
晶モニタを開いてディスプレイ面が撮影者の方を向くよ
うにする。この状態で液晶モニタは、さらに、ビデオカ
メラの光軸と直交する軸、すなわち光軸をX軸、ビデオ
カメラの上下方向をZ軸とした場合のY軸を回転軸とし
て360゜回転可能に構成されており、撮影者が撮影開
始時に任意な角度に回転させて使用することが可能とな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶モニタ付きビデオカメラでは、液晶モニタを回転さ
せる場合は、液晶モニタに直接手を触れて手動で回転さ
せる必要があった。また、撮影開始時に一旦、液晶モニ
タの角度を設定すると、連続記録中は、液晶モニタの角
度を再度調整すると、画像のブレが発生する惧れがある
ため、記録中に液晶モニタの角度を再度調整することは
困難であった。
【0006】さらに、多少の画像ブレを恐れずに液晶モ
ニタの角度を変えようとしても、ビデオカメラに両手を
伸ばすことが不可能な非常にハイアングルやローアング
ルでの撮影においては、液晶モニタの角度修正は不可能
であった。
【0007】本発明は、以上のことに鑑みなされたもの
で、その課題は、モニタに直接手を触れなくてもモニタ
を回転できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明は、撮影画像を監視用として表示する
回転可能なモニタを備えたモニタ付きビデオカメラにお
いて、前記モニタを回転駆動する駆動手段を備えてい
る。
【0009】また、本発明では、前記駆動手段は、操作
手段の操作に応答して前記モニタを回転駆動している。
【0010】また、本発明では、前記操作手段は、前記
駆動手段による前記モニタの回転状態を該操作手段の操
作態様によって各種指示可能に構成されている。
【0011】また、本発明では、前記回転状態は、回転
方向、回転角度、回転速度、回転停止を含んでいる。
【0012】また、本発明では、前記操作手段は、撮影
時に前記ビデオカメラを片手で支持した状態で当該手に
より操作可能な位置に配設されている。
【0013】また、本発明では、前記駆動手段は、前記
ビデオカメラの動態を検知する検知手段からの検知結果
を用いて前記モニタの回転駆動態様を決定している。
【0014】また、本発明では、前記検知手段は、前記
ビデオカメラの傾き及び高さを検知している。
【0015】また、本発明では、前記駆動手段は、記録
媒体への撮影画像の記録を開始した時点からの前記ビデ
オカメラの垂直方向の角度の相対的な変化量を用いて前
記モニタの回転駆動態様を決定している。
【0016】また、本発明では、前記駆動手段は、前記
検知手段により得られるべき前記ビデオカメラの動態と
対応して前記モニタの回転駆動態様を登録したテーブル
を利用して、当該モニタの回転駆動態様を決定してい
る。
【0017】また、本発明では、複数の撮影モードを有
し、前記テーブルは、前記複数の撮影モードのそれぞれ
に対応している。
【0018】また、本発明では、前記モニタは、液晶デ
ィスプレイにより構成されている。
【0019】また、本発明は、回転可能にビデオカメラ
に取付けられ、撮影画像を表示するモニタの回転制御方
法であって、前記モニタを回転駆動する駆動工程を有し
ている。
【0020】また、本発明は、撮影画像を表示する回転
可能なモニタを備えたモニタ付きビデオカメラに適用可
能なコンピュータ読取り可能な媒体であって、前記モニ
タを回転駆動する内容を有している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明を適用したビデオカメラの斜
視図であり、本ビデオカメラ100は、液晶モニタ11
0、撮影レンズ120、ファインダ130、記録トリガ
スイッチ140を有している。なお、150は、後述す
る第1の実施形態に特有な回転指示スイッチであり、第
2の実施形態では、必要不可欠の構成要素ではない。ま
た、160は、撮影モード選択スイッチであり、第1の
実施形態では必要不可欠の構成要素ではない。
【0023】液晶モニタ110は、撮影画像を観察する
ために設けられ、Y軸axを回転軸として360゜回転
可能に構成されている。すなわち、図1の状態では、液
晶モニタ110のディスプレイ面110aが撮影者側を
向いているが、このディスプレイ面110aを被写体側
に向けることも可能である。
【0024】撮影レンズ120は、被写体光学像を得る
ためのレンズであり、この被写体光学像は、図示省略し
たCCDにより電気的な画像信号に変換されて、所定の
画像処理が施されて液晶モニタ110のディスプレイ面
110aに表示される。ファインダ130は、光学像を
直接確認するために設けられ、記録トリガスイッチ14
0は、撮影された画像信号を磁気テープ等の記録媒体に
記録させるためのスイッチであり、例えば押しボタンス
イッチにより構成されている。
【0025】[第1の実施形態]図2は、第1の実施形
態に係るビデオカメラ100の液晶モニタ110の回転
制御系の概略構成を示すブロック図であり、本回転制御
系は、回転指示スイッチ150、コントローラ200、
モニタ回転用モータ210、及びモータドライバ220
を有している。
【0026】回転指示スイッチ150は、上記のように
液晶モニタ110をY軸axを回転軸として回転させる
ためのスイッチである。この回転指示スイッチ150
は、図1に示したように、ビデオカメラ100の手前
側、すなわち撮影者が撮影する場合に撮影者が自分の方
に向ける側面上の右側に取付けられている。この取付け
位置は、撮影者が右手でバンド170を介してビデオカ
メラ100を支持して撮影を行なった場合に、その右手
の親指等でも回転指示スイッチ150を容易に操作でき
ることを考慮して決められたものである。
【0027】また、この回転指示スイッチ150は、こ
のスイッチだけでモニタ回転用モータ210の正転、逆
転、停止を指示できるようになっている。すなわち、回
転指示スイッチ150として、押しボタンスイッチを用
い、この押しボタンスイッチを1回押下すると正転、2
回連続して押下すると逆転を開始させ、正転、又は逆転
状態で1回押下すると正転、又は逆転を停止させること
ができる。この場合、押しボタンスイッチを1回押下し
続けることにより、モニタ回転用モータ210の正転速
度を徐々に速くし、2回連続して押下する際の2回目の
押下状態を維持することにより逆転速度を徐々に速くす
ることも可能である。
【0028】さらに、操作子がトラックボールやジョイ
スティックで構成されたスイッチを用い(ただし、この
場合、トラックボールやジョイスティックは上下方向の
みに操作可能に構成してもよい)、上方向に操作すると
正転、下方向に操作すると逆転を開始させ、この操作を
停止することにより正転、又は逆転を停止させるように
してもよい。この場合、正転、又は逆転速度は、トラッ
クボールやジョイスティックの操作速度に比例して変化
させればよい。
【0029】コントローラ200は、CPU200a、
ROM200b、RAM200cを含んでおり、CPU
200aは、ROM200bに格納されたプログラムに
従って、RAM200cをワークエリア等として利用し
ながら、液晶モニタ110の回転制御を行なう。なお、
このコントローラ200としては、ビデオカメラ100
の動作全体を統御するコントローラ、或いは撮影系のコ
ントローラ等を、液晶モニタ回転制御用のコントローラ
として兼用することも可能である。
【0030】モニタ回転用モータ210は、液晶モニタ
110の回転軸に直接、又は歯車機構を介して接続され
ており、モータドライバ220により駆動制御されて液
晶モニタ110の角度を変化させる。このモニタ回転用
モータ210としては、例えばステッピングモータを用
いることができる。
【0031】このような構成の下で、回転指示スイッチ
150が操作されると、その操作信号がコントローラ2
00により読み取られる。そして、コントローラ200
は、読み取った操作信号に基づいてモニタ回転用モータ
210の回転方向、回転角度、回転速度等の信号を生成
してモータドライバ220に供給する。すると、モータ
ドライバ220は、供給された信号に基づいてモニタ回
転用モータ210を回転駆動し、液晶モニタ110を回
転させる。
【0032】このように、第1の実施形態では、たとえ
撮影中、或いは記録中であっても撮影者が液晶モニタ1
10に直接手を触れることなく、ビデオカメラ100を
指示している方の手、或いは反対側の手の指1本だけで
モニタ回転指示スイッチ150を操作して液晶モニタ1
10を回転させ、そのディスプレイ面110aを撮影者
の所望する方向に向けさせることが可能となる。
【0033】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0034】第2の実施形態では、撮影者がモニタ回転
用モータ210の回転を直接指示することなく、撮影状
況に応じて液晶モニタ110の向きを自動的、かつ適切
に変化させるようにしている。
【0035】本実施形態を説明する前に、液晶モニタ1
10の向きを変更すべき撮影状況例を、図3,4を用い
て説明しておく。
【0036】図3,4は、ビデオカメラ100を図1の
状態で液晶モニタ110の方向から本体側をみた場合の
側面図であり(ただし、姿勢は変化している)、撮影レ
ンズ120は画面の左側に位置し、ファインダ130は
右側に位置した状態を示している。また、液晶モニタ1
10については、容易に判別できるように、黒く塗りつ
ぶして示している。さらに、撮影者の視線を視線シンボ
ルで示している。また、例えば図3(a)の「手持ちア
ングル撮影」に示した2つの目玉のマークは、次のこと
を表現している。すなわち、ビデオカメラ100を上方
に振った場合と下方に振った場合には、撮影者が首を前
後に振って視線の角度を変化させるので、首を前に振っ
た場合の目玉の向きと、首を後ろに振った場合の目玉の
向きを表現している。また、矢印は視線の向きを示して
いる。
【0037】以上のことを踏まえ、図3,4を用いて液
晶モニタ110の向きを変更すべき撮影状況例を説明す
ると、まず、図3(a)の「手持ちアングル撮影」は、
撮影者がビデオカメラ100を手に持って、胴体からの
距離はあまり変更しない状態で、カムコ一ダ100を水
平な状態から上方に持ち上げてハイアングルで撮影した
り、同じく水平な状態から下方へ下げていきローアング
ルで撮影するような撮影方法である。
【0038】この場合、撮影者は自然に液晶モニタ10
0の方に目を向けるが、ビデオカメラ100の姿勢が大
きく変化してしまっているので、液晶モニタ100を大
きな角度で回転させなければ、そのディスプレイ面11
0aを撮影者の視線の方向に向けることができない。
【0039】また、図3(b)の「三脚パンニング撮
影」は、三脚でビデオカメラ100を一定の高さ(多く
の場合、撮影者の視線の高さ)に固定しておき、三脚の
パンハンドルを操作して、ビデオカメラ100の光軸を
一定角度で縦方向に回転させる撮影方法である。なお、
図3では、縦方向に複数のビデオカメラ100と複数の
目玉のマークが示されており、これらの高さ位置が変化
するように感じを与えているが、これは便宜上このよう
に示したものであり、実際には、ビデオカメラ100と
目玉の高さ位置は一定であり、図示したように撮影者の
視線方向も変化することはない。ただし、ビデオカメラ
100の姿勢、すなわち光軸方向だけは変化する。
【0040】この「三脚パンニング撮影」においては、
撮影者の目とビデオカメラ100との距離が割合近い状
態でビデオカメラ100の光軸を大きく変化させること
ができるため、ディスプレイ面110aを撮影者の視線
の方向に向けさせるために必要な液晶モニタ100の回
転角度としては、「手持ちアングル撮影」に次いで大き
な回転角度が必要になる。
【0041】図4(a)の「三脚垂直パンニング撮影」
は、ビデオカメラ100の光軸方向と地球平面との角度
は変化させずに、三脚の高さ(ビデオカメラ100の高
さ)のみを変化させながら撮影する方法である。この撮
影方法は、「手持ちアングル撮影」と同様に、ビデオカ
メラ100の上下動作に対応して、撮影者の視線方向も
上下動する。
【0042】しかし、「手持ちアングル撮影」の場合に
は、撮影者の視線方向の変化方向とは逆方向にビデオカ
メラ100の光軸方向が変化していたが、この「三脚垂
直パンニング撮影」においては、ビデオカメラ100の
光軸方向は変化せずに、撮影者の視線方向だけが変化し
ているため、ディスプレイ面110aを撮影者の視線の
方向に向けさせるために必要な液晶モニタ100の回転
角度としては、「手持ちアングル撮影」や「三脚パンニ
ング撮影」よりも小さな角度でよい。
【0043】なお、「三脚垂直パンニング撮影」は、図
4では、ビデオカメラ100の光軸が水平を向いたまま
でビデオカメラ100の高さを変化させる場合を示して
いるが、ビデオカメラ100の光軸を前傾、又は後傾さ
せた状態を保ちつつ、ビデオカメラ100の高さを変化
させる撮影方法も、この「三脚垂直パンニング撮影」に
分類される。そして、この場合の液晶モニタ110の必
要回転角度は、水平でも前傾でも後傾でも変わらない。
【0044】図4(b)の「手持ちパンニング撮影」
は、撮影者がビデオカメラ100を手で持って、肩を支
点として、ビデオカメラ100を素直に、すなわち手首
を動かすことなく上下に振る撮影方法である。
【0045】この「手持ちパンニング撮影」は、「三脚
垂直パンニング撮影」と似ているが、「手持ちパンニン
グ撮影」は、肩を支点としてビデオカメラ100を振り
回していることから、撮影者の目とビデオカメラ100
との距離がほぼ一定であるのに対し、「三脚垂直パンニ
ング撮影」は、撮影者の目とビデオカメラ100との距
離が次第に大きくなっていく点で相違する。
【0046】また、「手持ちパンニング撮影」は、撮影
者の視線方向に対するビデオカメラ100の姿勢の変化
が殆ど無い。従って、「手持ちパンニング撮影」を行う
場合にディスプレイ面110aを撮影者の視線の方向に
向けさせるために必要な液晶モニタ100の回転角度
は、これら4つの撮影方法の中で最も小さくなる。
【0047】以上、撮影時に視線方向と液晶モニタ11
0のディスプレイ面110aの向きとがずれてしまう代
表的な撮影方法の例を説明したが、第2の実施形態で
は、これら撮影方法に関する制御パラメータを用いて、
撮影者の視線方向と液晶モニタ110のディスプレイ面
110aの向きとのずれを自動的に補正すべく、液晶モ
ニタ110の角度を補正している。ただし、もっと詳細
に撮影条件と液晶モニタ110の補正角度を解析して、
撮影者の視線方向と液晶モニタ110のディスプレイ面
110aの向きとのずれを解消すれば、より理想に近い
自動制御が可能になる。
【0048】図5は、第2の実施形態に係るビデオカメ
ラ100の液晶モニタ110の回転制御系の概略構成を
示すブロック図であり、本回転制御系は、図2に示した
第1の実施形態におけるコントローラ200、モニタ回
転用モータ210、及びモータドライバ220の他に、
記録トリガスイッチ140、撮影モード選択スイッチ1
60、角度センサ300、加速度センサ310、回転角
エンコーダ320を有している。なお、ここでは、既に
説明した構成要素については、必要な場合以外は説明を
省略する。
【0049】角度センサ300は、ビデオカメラ100
の姿勢角度を検知するセンサであり、撮影レンズ120
の光軸と地球平面との角度を検知する。加速度センサ3
10は、本実施形態では、ビデオカメラ100の高さ方
向の移動変化を検知するのに利用される。回転角エンコ
ーダ320は、モニタ回転用モータ210の回転角を所
定の方法で測定し、その測定値をコントローラ200内
のCPU200aが処理し得るようにエンコードするも
のである。
【0050】ただし、モニタ回転用モータ210をステ
ッピングモータで構成した場合は、その回転角をCPU
200がステッピングモータの駆動パルス数により把握
することができるので、回転角エンコーダ320は必ず
しも設ける必要はない。なお、角度センサ300、加速
度センサ310は、手振れ検知用として設けられている
ものを本実施形態のために活用することも可能である。
【0051】また、撮影モード選択スイッチ160は、
上記の「手持ちアングル撮影」、「三脚パンニング撮
影」、「三脚垂直パンニング撮影」、「手持ちパンニン
グ撮影」の各撮影モードを選択するためのスイッチであ
り、例えば、ロータリースイッチ、スライドスイッチ等
により構成されている。この撮影モード選択スイッチ1
60により撮影モードが選択されると、CPU200
は、選択に係る撮影モードに対応する後述の演算テーブ
ルT1〜T4の内容をRAM200cに展開する。
【0052】ROM200bには、図10に示したフロ
ーチャートに対応するプログラムと共に、図6〜9に示
したような演算テーブルT1〜T4が格納されている。
これら演算テーブルT1〜T4は、夫々、上記の「手持
ちアングル撮影」、「三脚パンニング撮影」、「三脚垂
直パンニング撮影」、「手持ちパンニング撮影」の撮影
モード別に、角度センサ300、及び加速度センサ31
0により検知されるべき検知内容、それら検知内容に応
じて撮影者の視線方向と液晶モニタ110のディスプレ
イ面110aの向きとのずれを補正するためのモニタ回
転用モータ210の回転方向、回転角度を登録したテー
ブルである。CPU200aは、これら演算テーブルT
1〜T4を参照してモニタ回転用モータ210の回転指
示をモータドライバ220に与える。
【0053】なお、各演算テーブルT1〜T4内の1か
ら4までの回転角度は、後述するように、角度センサ3
00の検知角度と初期値との一定の差分値、及び加速度
センサ310の検知加速度の一定の積分値に対するモニ
タ回転用モータ210の必要とされる回転角度の概略の
比率を示したものである。また、角度センサの欄につい
ては、レンズ先端がビデオカメラ100のレンズ光軸後
端側に比較して下方に傾いている場合を前傾としてい
る。また、プラス(十)、マイナス(一)は、直前の状
態からの角度センサ300の変化を示し、より前傾に変
化している状態をプラス(十)、より後傾に変化してい
る状態をマイナス(一)で示している。
【0054】次に、第2の実施形態における液晶モニタ
110の回転制御を、図10のフローチャートに基づい
て説明する。なお、本フローチャートは、撮影モード選
択スイッチ160により撮影モードが選択され、CPU
200により、選択に係る撮影モードに対応する演算テ
ーブルT1〜T4の内容が既にRAM200cに展開さ
れていることを前提としている。
【0055】このような状態で、CPU200は、記録
トリガスイッチ140が押下されたのを確認すると(ス
テップS1)、直ちに撮影画像の記録動作を開始すると
共に、角度センサ300により現在検知されている角度
を初期値として所定レジスタにセットする(ステップS
2)。次に、角度センサ300の検知角度(傾斜方向を
含む)を読取り、初期値との差分値を算出すると共に、
加速度センサ310の検知加速度を読取り(加速方向を
含む)、記録開始からの検知加速度の積分値を算出する
(ステップS3)。
【0056】そして、RAM200cに展開した現在の
撮影モードに対応する演算テーブルから、読取りに係る
傾斜方向、及び加速方向に対応する回転方向と回転角度
を算出する(ステップS4)。次に、その算出した回転
角度と回転方向、及び回転角エンコーダ320からの実
際のモニタ回転用モータ210の回転角度に基づいて、
モータ制御信号を生成してモータドライバ220に出力
することにより、液晶モニタ110を回転させる(ステ
ップS5)。
【0057】そして、記録トリガスイッチ140が押下
されたか否かを判別する(ステップS6)。その結果、
記録トリガスイッチ140が押下されていなければ、ス
テップS3に戻り、液晶モニタ110の回転制御を継続
する。一方、記録トリガスイッチ140が押下されてお
れば、ステップS1に戻り、次の撮影指示を待つ。
【0058】なお、上記の液晶モニタ110の回転制御
は、記録動作時だけ行なうことなく、記録動作を開始す
る前の単なるカメラ撮影動作(記録準備動作)の段階か
ら開始することも可能である。
【0059】このように、第2の実施形態では、所定の
撮影モード時には、ビデオカメラ100の動態を検知
し、その動態に応じた撮影者の視線方向と液晶モニタ1
10のディスプレイ面110aの向きとのずれを補正す
るための補正パラメータを演算テーブルから読み出し、
その補正パラメータに基づいて液晶モニタ110を回転
させることにより、撮影中における撮影者の視線方向と
液晶モニタ110のディスプレイ面110aの向きとの
ずれを、自動的に解消するようにしている。
【0060】また、記録開始時からのビデオカメラ10
0の垂直方向の角度の相対的な変化量を用いて液晶モニ
タ110を回転しているので、撮影開始時に撮影者が液
晶モニタ110の角度を好みの角度にすれば、連続撮影
中は、自動的に角度調整機能が働いて、液晶モニタ11
0のディスプレイ面110aが撮影者の視線の方向に追
従させることができる。
【0061】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ることなく、例えば、液晶モニタ以外のプラズマディス
プレイ、LEDディスプレイ等のフラットディスプレイ
により構成されたモニタを搭載したビデオカメラにも適
用することが可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
たとえ撮影中、或いは記録中であっても指1本だけで容
易にモニタを回転させて、そのディスプレイ面を撮影者
の所望する方向に向けさせることが可能となる。
【0063】また、本発明によれば、撮影中における撮
影者の視線方向とモニタのディスプレイ面の向きとのず
れを、自動的に補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したビデオカメラの斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るビデオカメラの
液晶モニタに対する回転制御系の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】液晶モニタの角度変更が必要となる撮影方法例
を説明するための説明図である。
【図4】液晶モニタの角度変更が必要となる他の撮影方
法例を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るビデオカメラの
液晶モニタに対する回転制御系の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】手持ちアングル撮影モードに対応する演算テー
ブルの内容を示す図である。
【図7】三脚パンニング撮影モードに対応する演算テー
ブルの内容を示す図である。
【図8】三脚垂直パンニング撮影モードに対応する演算
テーブルの内容を示す図である。
【図9】手持ちパンニング撮影モードに対応する演算テ
ーブルの内容を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における液晶モニタ
の回転補正制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ビデオカメラ 110…液晶モニタ 110a…ディスプレイ面 140…記録トリガスイッチ 150…回転指示スイッチ 160…撮影モード選択スイッチ 200…コントローラ 200a…CPU 200b…ROM 200c…RAM 210…モニタ回転用モータ 220…モータドライバ 300…角度センサ 310…加速度センサ 320…回転角エンコーダ T1〜T4…演算テーブル

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像を監視用として表示する回転可
    能なモニタを備えたモニタ付きビデオカメラにおいて、 前記モニタを回転駆動する駆動手段を備えたことを特徴
    とするモニタ付きビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、操作手段の操作に応答
    して前記モニタを回転駆動することを特徴とする請求項
    1記載のモニタ付きビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 前記操作手段は、前記駆動手段による前
    記モニタの回転状態を該操作手段の操作態様によって各
    種指示可能に構成されたことを特徴とする請求項2記載
    のモニタ付きビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 前記回転状態は、回転方向、回転角度、
    回転速度、回転停止を含むことを特徴とする請求項2、
    又は請求項3記載のモニタ付きビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 前記操作手段は、撮影時に前記ビデオカ
    メラを片手で支持した状態で当該手により操作可能な位
    置に配設されたことを特徴とする請求項2〜4のいずれ
    かに記載のモニタ付きビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は、前記ビデオカメラの動
    態を検知する検知手段からの検知結果を用いて前記モニ
    タの回転駆動態様を決定することを特徴とする請求項1
    記載のモニタ付きビデオカメラ。
  7. 【請求項7】 前記検知手段は、前記ビデオカメラの傾
    き及び高さを検知することを特徴とする請求項6記載の
    モニタ付きビデオカメラ。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は、記録媒体への撮影画像
    の記録を開始した時点からの前記ビデオカメラの垂直方
    向の角度の相対的な変化量を用いて前記モニタの回転駆
    動態様を決定することを特徴とする請求項7記載のモニ
    タ付きビデオカメラ。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段は、前記検知手段により得
    られるべき前記ビデオカメラの動態と対応して前記モニ
    タの回転駆動態様を登録したテーブルを利用して、当該
    モニタの回転駆動態様を決定することを特徴とする請求
    項6〜8のいずれかに記載のモニタ付きビデオカメラ。
  10. 【請求項10】 複数の撮影モードを有し、前記テーブ
    ルは、前記複数の撮影モードのそれぞれに対応すること
    を特徴とする請求項9記載のモニタ付きビデオカメラ。
  11. 【請求項11】 前記モニタは、液晶ディスプレイによ
    り構成されたことを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    かに記載のモニタ付きビデオカメラ。
  12. 【請求項12】 回転可能にビデオカメラに取付けら
    れ、撮影画像を表示するモニタの回転制御方法であっ
    て、 前記モニタを回転駆動する駆動工程を有することを特徴
    とするビデオカメラ用モニタの回転制御方法。
  13. 【請求項13】 前記駆動工程は、操作手段の操作に応
    答して前記モニタを回転駆動することを特徴とする請求
    項12記載のビデオカメラ用モニタの回転制御方法。
  14. 【請求項14】 前記駆動工程は、前記ビデオカメラの
    動態を検知する検知工程からの検知結果を用いて前記モ
    ニタの回転駆動態様を決定することを特徴とする請求項
    12記載のビデオカメラ用モニタの回転制御方法。
  15. 【請求項15】 前記駆動工程は、前記検知工程により
    得られるべき前記ビデオカメラの動態と対応して前記モ
    ニタの回転駆動態様を登録したテーブルを利用して、当
    該モニタの回転駆動態様を決定することを特徴とする請
    求項14記載のビデオカメラ用モニタの回転制御方法。
  16. 【請求項16】 複数の撮影モードを有し、前記テーブ
    ルは、前記複数の撮影モードのそれぞれに対応すること
    を特徴とする請求項15記載のビデオカメラ用モニタの
    回転制御方法。
  17. 【請求項17】 撮影画像を表示する回転可能なモニタ
    を備えたモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュ
    ータ読取り可能な媒体であって、前記モニタを回転駆動
    する内容を有することを特徴とするコンピュータ読取り
    可能な媒体。
  18. 【請求項18】 前記モニタを回転駆動する内容は、操
    作手段の操作に応答して前記モニタを回転駆動すること
    であることを特徴とする請求項17記載のコンピュータ
    読取り可能な媒体。
  19. 【請求項19】 前記モニタを回転駆動する内容は、前
    記ビデオカメラの動態の検知結果を用いて前記モニタの
    回転駆動態様を決定することであることを特徴とする請
    求項17記載のコンピュータ読取り可能な媒体。
  20. 【請求項20】 前記モニタを回転駆動する内容は、前
    記ビデオカメラの動態の検知結果と対応して前記モニタ
    の回転駆動態様を登録したテーブルを利用して、当該モ
    ニタの回転駆動態様を決定することであることを特徴と
    する請求項19記載のコンピュータ読取り可能な媒体。
  21. 【請求項21】 複数の撮影モードを有し、前記テーブ
    ルは、前記複数の撮影モードのそれぞれに対応すること
    を特徴とする請求項20記載のコンピュータ読取り可能
    な媒体。
JP2000082187A 2000-03-23 2000-03-23 モニタ付きビデオカメラ、ビデオカメラ用モニタの回転制御方法、及びモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュータ読取り可能な媒体 Withdrawn JP2001275019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000082187A JP2001275019A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 モニタ付きビデオカメラ、ビデオカメラ用モニタの回転制御方法、及びモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュータ読取り可能な媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000082187A JP2001275019A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 モニタ付きビデオカメラ、ビデオカメラ用モニタの回転制御方法、及びモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュータ読取り可能な媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001275019A true JP2001275019A (ja) 2001-10-05
JP2001275019A5 JP2001275019A5 (ja) 2007-04-19

Family

ID=18599022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000082187A Withdrawn JP2001275019A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 モニタ付きビデオカメラ、ビデオカメラ用モニタの回転制御方法、及びモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュータ読取り可能な媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001275019A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267004A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Canon Inc 撮像装置
US7298410B2 (en) * 2001-06-22 2007-11-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Automatically ejectable viewfinder of photographing apparatus and photographing apparatus having the same
KR101842042B1 (ko) 2016-12-06 2018-03-26 한화시스템 주식회사 운용자의 시야각 확보를 위한 전시 화면 각도 조절 장치 및 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7298410B2 (en) * 2001-06-22 2007-11-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Automatically ejectable viewfinder of photographing apparatus and photographing apparatus having the same
JP2007267004A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Canon Inc 撮像装置
US7630625B2 (en) 2006-03-28 2009-12-08 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup device
KR101842042B1 (ko) 2016-12-06 2018-03-26 한화시스템 주식회사 운용자의 시야각 확보를 위한 전시 화면 각도 조절 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9001255B2 (en) Imaging apparatus, imaging method, and computer-readable storage medium for trimming and enlarging a portion of a subject image based on touch panel inputs
EP1840645B1 (en) Apparatus and method for taking panoramic photograph
CN107925713B (zh) 摄像系统及摄像控制方法
JP4734824B2 (ja) プロジェクタ
JP2008311804A (ja) 撮像装置および撮像方法
CN111279113A (zh) 手持云台控制方法和手持云台
WO2021026789A1 (zh) 基于手持云台的拍摄方法、手持云台及存储介质
WO2022061537A1 (zh) 控制方法、手持云台、系统及计算机可读存储介质
JPS63197926A (ja) 光学装置
WO2018142470A1 (ja) カメラ制御装置及びカメラ制御装置用プログラム
JP2006323121A (ja) 撮像装置
JP2001275019A (ja) モニタ付きビデオカメラ、ビデオカメラ用モニタの回転制御方法、及びモニタ付きビデオカメラに適用可能なコンピュータ読取り可能な媒体
JP2006049952A (ja) オートフォーカスシステム
CN113841376B (zh) 拍摄控制方法和装置
JP2004363987A (ja) 画像提示システム
JP3298364B2 (ja) 映像表示装置
JP2008098961A (ja) 撮像装置およびその制御方法並びに制御プログラム
JP2003110885A (ja) カメラ
WO2023092556A1 (zh) 控制方法及控制系统
JP2008294954A (ja) カメラシステム及び遠隔操作装置
TWI635847B (zh) Correction control system, control device and drive end
JPH0686151A (ja) 撮像システム及びそれに用いる撮像用機器
JP3468000B2 (ja) 映像観察装置
JP2000244801A (ja) 撮影装置
JP4019196B2 (ja) カメラのズーム位置表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080530