JP2001273493A - オブジェクト検索装置および方法 - Google Patents

オブジェクト検索装置および方法

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JP2001273493A
JP2001273493A JP2000083775A JP2000083775A JP2001273493A JP 2001273493 A JP2001273493 A JP 2001273493A JP 2000083775 A JP2000083775 A JP 2000083775A JP 2000083775 A JP2000083775 A JP 2000083775A JP 2001273493 A JP2001273493 A JP 2001273493A
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image
hue
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teaching object
teaching
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JP2000083775A
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Arisa Uchiyama
ありさ 内山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像内のオブジェクトの位置、大きさにかか
わらず類似オブジェクトが存在する画像を抽出する際
に、縮小画像を用い、背景領域を削除して検索時間の短
縮化を図り、さらに領域設定に自由度をもたせ、オブジ
ェクトの状態に合わせたブロック分割を可能しオブジェ
クト検索の精度を向上させる。 【解決手段】 矩形、楕円、自由手書き曲線で指定され
た教示オブジェクト領域を色相値の複雑度に応じてn*
m個のブロックに分割し、縮小された検索対象画像にお
ける各ブロックの代表色相値に対応した色相値のヒスト
グラムをX軸、Y軸方向に対して求め、このヒストグラ
ムデータを用いて検索対象画像に教示オブジェクトが存
在するかを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量の画像または
映像の中から目的とする画像または映像の1コマを検索
するオブジェクト検索装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア情報関連のコンピ
ュータシステムが個人ベースで使用されるようになり、
メディアとしてインターネットのワールド・ワイド・ウ
ェブ(以下、WWWと称する)上のサイトのフリー素
材、カメラ付PCやデジタルカメラによりユーザ自身が
撮影した画像、ビデオ映像の各フレーム画像等の画像素
材が手軽に取扱えるようになった。
【0003】これら画像を大量に収集した後に、集まっ
た画像データから各個人が必要とする画像、例えば各個
人の好みや感覚にあった画像を検索する方法として、特
開平11―191109号公報に開示された技術があ
る。この技術は、ユーザにより検索被対象である指定オ
ブジェクトが示されると指定オブジェクトを含む矩形領
域が定められる、その後、この矩形領域を予め定められ
たブロック数に分割し、各ブロックにおける代表色相値
を求め、各代表色相値についての検索対象画像における
Y軸またはX軸へのヒストグラムデータを抽出し、ヒス
トグラムデータ上で分布が連続して隣り合う塊領域を検
出して、検索対象画像から指定オブジェクトを抽出する
ことで、指定オブジェクトとは位置や大きさが異なって
いても検索対象画像からオブジェクトの検索が行えるよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11―191109号公報に開示された方法では、検索
対象画像が大きい場合に検索に時間がかかる、指定オブ
ジェクトを含む領域設定が矩形のみで領域指定に自由度
が無い、指定オブジェクトを含む領域のブロック分割が
固定的であり指定オブジェクトの状態に合わせたブロッ
ク分割ができない等という課題があった。
【0005】そこで、本発明は、検索時間を短縮でき、
指定オブジェクトを含む領域設定に自由度をもたせ、指
定オブジェクトの状態に合わせたブロック分割を可能に
しつつ、提示した画像内のオブジェクトが他の画像内の
どの位置にあっても、さらに提示したオブジェクトの大
きさにかかわらず類似したオブジェクトが存在する画像
を抽出することが可能なオブジェクト検索装置および方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオブジェクト検
索装置および方法は以下のように構成されている。
【0007】本発明のオブジェクト検索装置は、画像を
蓄積する蓄積部と、この蓄積部から検索対象画像を読み
出して検索対象画像の縮小画像を作成する作成手段と、
この作成手段により作成された縮小画像および教示オブ
ジェクトを含む教示オブジェクト領域を色相画像に変換
する変換手段と、教示オブジェクト領域をn*mのブロ
ックに分割する分割する分割手段と、この分割手段によ
り分割された各ブロックの代表色相値を決定する決定手
段と、この決定手段で決定された各ブロックの代表色相
値に対応した色相値の、前記変換手段により色相画像に
変換された縮小画像におけるヒストグラムをX軸および
Y軸に対して抽出する抽出手段と、ヒストグラムデータ
を用いて色相画像に変換された縮小画像に教示オブジェ
クトが存在するかを判定する判定手段と備えたことを特
徴とする。
【0008】また、本発明のオブジェクト検索装置は、
画像を蓄積する蓄積部と、この蓄積部から読み出された
検索対象画像および教示オブジェクトを含む教示オブジ
ェクト領域を色相画像に変換する変換手段と、教示オブ
ジェクト領域をn*mのブロックに分割する分割する分
割手段であって、教示オブジェクト領域内の色相値の複
雑度に応じて分割ブロック数を変更する分割手段と、こ
の分割手段により分割された各ブロックの代表色相値を
決定する決定手段と、この決定手段で決定された各ブロ
ックの代表色相値に対応した色相値の、変換手段により
色相画像に変換された検索対象画像におけるヒストグラ
ムをX軸およびY軸に対して抽出する抽出手段と、ヒス
トグラムデータを用いて色相画像に変換された検索対象
画像に教示オブジェクトが存在するかを判定する判定手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、本発明のオブジェクト検索装置は、
画像を蓄積する蓄積部と、この蓄積部から読み出された
検索対象画像および教示オブジェクトを含む教示オブジ
ェクト領域を色相画像に変換する変換手段と、教示オブ
ジェクト領域をn*mのブロックに分割する分割する分
割手段であって、ブロックの前記教示オブジェクト領域
内における位置により分割ブロックの大きさを変更する
分割手段と、この分割手段により分割された各ブロック
の代表色相値を決定する決定手段と、この決定手段で決
定された各ブロックの代表色相値に対応した色相値の、
変換手段により色相画像に変換された検索対象画像にお
けるヒストグラムをX軸およびY軸に対して抽出する抽
出手段と、ヒストグラムデータを用いて色相画像に変換
された検索対象画像に教示オブジェクトが存在するかを
判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明のオブジェクト検索装置は、
画像を蓄積する蓄積部と、この蓄積部から読み出された
検索対象画像および教示オブジェクトを含む教示オブジ
ェクト領域を色相画像に変換する変換手段と、教示オブ
ジェクト領域をn*mのブロックに分割する分割する分
割手段であって、教示オブジェクト領域内の色相値の複
雑度に応じて分割ブロックの大きさを変更する分割手段
と、この分割手段により分割された各ブロックの代表色
相値を決定する決定手段と、この決定手段で決定された
各ブロックの代表色相値に対応した色相値の、変換手段
により色相画像に変換された検索対象画像におけるヒス
トグラムをX軸およびY軸に対して抽出する抽出手段
と、ヒストグラムデータを用いて色相画像に変換された
検索対象画像に教示オブジェクトが存在するかを判定す
る判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明のオブジェクト検索装置は、
画像を蓄積する蓄積部と、この蓄積部から読み出された
検索対象画像および教示オブジェクトを含む教示オブジ
ェクト領域を色相画像に変換する変換手段と、教示オブ
ジェクト領域をn*mのブロックに分割する分割する分
割手段であって、教示オブジェクト領域の縦横比に応じ
て分割ブロックの大きさを変更する分割手段と、この分
割手段により分割された各ブロックの代表色相値を決定
する決定手段と、この決定手段で決定された各ブロック
の代表色相値に対応した色相値の、変換手段により色相
画像に変換された検索対象画像におけるヒストグラムを
X軸およびY軸に対して抽出する抽出手段と、ヒストグ
ラムデータを用いて色相画像に変換された検索対象画像
に教示オブジェクトが存在するかを判定する判定手段と
備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明のオブジェクト検索方法は、
教示オブジェクトを含む教示オブジェクト領域および検
索対象画像を色相画像に変換し、教示オブジェクト領域
を所定数のブロックに分割して各ブロックにおける代表
色相値を決定し、各ブロックの代表色相値に対応した色
相値の、色相画像に変換された検索対象画像でのヒスト
グラムをX軸およびY軸に対して抽出し、このヒストグ
ラムデータを用いて色相画像に変換された検索対象画像
に教示オブジェクトが存在する確率の低い検索対象画像
を検索対象画像から除去し、教示オブジェクト領域を所
定数よりも多い数のブロックに再分割して各ブロックに
おける代表色相値を決定し、所定数よりも多い数の各ブ
ロックの代表色相値に対応した色相値の、低確率の検索
対象画像除去後の検索対象画像でのヒストグラムをX軸
およびY軸に対して再抽出し、この再抽出されたヒスト
グラムデータを用いて検索対象画像に教示オブジェクト
が存在するかを判断することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】ここでは、検索したいオブジェクトを教示
オブジェクトとよび、オブジェクトを探す対象画像を検
索対象画像とよぶ。また、カラー画像は各画素をR、
G、Bの各原色の濃度を指定することによって表現され
るのが一般的であるが、画像取得時の影響を受けにくい
安定したカラー画像処理を行うため、本システムでは色
相画像を用いる。色相は色の違いを区別する属性であ
り、図1に示されるように0〜2πの角度値で表現され
る。また、RGB画像をHSI(H:Hue(色相)、
S:Saturation(彩度)、I:Intens
ity(明度))変換することにより色相値を求める。
【0015】HSI変換には以下に示す方法がある。た
だし、ここでR、G、B、S、Iの値は0〜1であり、
Hの値は前述したように0〜2πの値を持つ。
【0016】まず、Iを次式で定義する。
【0017】I=(Im ax+Im in)/2 ただし、Im ax=max{R,G,B} Im in=min{R,G,B} 1)Im ax=Im inのとき S=0 H=不定 2)Im ax≠Im inのときSを以下のように定義
する。
【0018】I≦0.5のときS=(Im ax−Im
in)/(Im ax+Im in) I>0.5のときS=(Im ax−Im in)/(2
−Im ax―Imin) 次にr、g、bを以下のように求める。
【0019】 r=(Im ax―R)/(Im ax−Im in) g=(Im ax―G)/(Im ax−Im in) b=(Im ax―B)/(Im ax−Im in) 最後にHを以下のように求める。
【0020】 R=Im axのとき H=(π/3)(b−g) G=Im axのとき H=(π/3)(2+r−b) B=Im axのとき H=(π/3)(4+g−r) ただし、H<0のときはHの値に2πを加えるものとす
る。
【0021】図2は本発明の実施形態に係わるオブジェ
クト検索装置の全体構成を示すブロック図である。
【0022】検索装置本体1はシステム全体を制御する
システム制御部3に接続されるとともに、WWWや画像
データベースなどと接続されている。画像蓄積部5はW
WWや画像データベースなどから目的に応じて取り込ま
れる画像を蓄積する。画像表示制御部7は画像蓄積部5
から若しくは直接WWWや画像データベースから画像を
受け、教示オブジェクトを指定するための画像を表示部
8に表示させる。ユーザインタフェース部9はユーザか
らマウス、ペン、タッチパネルなどを介して入力される
教示オブジェクト領域指定座標を受ける。教示オブジェ
クト領域表示部11はユーザインタフェース部9に接続
され、画像表示部8に表示されている画像上にユーザの
指定による教示オブジェクト領域を表示する。教示オブ
ジェクト領域抽出部13は画像表示制御部7および教示
オブジェクト領域表示部11に接続され教示オブジェク
ト領域を抽出する。ブロック分割部15は教示オブジェ
クト領域抽出部13に接続され、教示オブジェクト領域
を所定数のブロックに分割する。代表色相値決定部17
はブロック分割部15に接続され、ブロック分割された
教示オブジェクト領域のブロック毎に代表色相値を決定
する。縮小画像作成部19は画像蓄積部5に接続され、
画像蓄積部5に蓄積されている各検索対象画像の縮小画
像を作成する。色相画像変換部21は縮小画像作成部1
9に接続され、縮小画像作成部19で作成された縮小画
像を色相画像に変換する。ヒストグラム算出部23は代
表色相値決定部17および色相画像変換部21に接続さ
れ、色相画像変換部21で色相値に変換された画像から
所定の色相値におけるヒストグラムを算出する。オブジ
ェクト検索部25はヒストグラム算出部23に接続さ
れ、ユーザにより指示された教示オブジェクトを含む画
像を検索対象画像から検索する。オブジェクト検索結果
表示部27はオブジェクト検索部25に接続され、オブ
ジェクト検索部25のオブジェクト検索結果を表示す
る。
【0023】次に、本実施形態の動作を図2および図3
を用いて説明する。図3は本実施形態の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0024】ユーザにより教示オブジェクトを含む画像
が画像蓄積部5から選択されると、選択された画像が画
像表示制御部7を介して表示部8に表示される(ステッ
プS301)。ここでユーザがペン、マウス、タッチパ
ネルなどのインタフェース機器を用い、ユーザインタフ
ェース部9を介して、表示部8に表示されている教示オ
ブジェクトを含む画像上に教示オブジェクトの領域を指
定する(ステップS303)。ユーザによる教示オブジ
ェクト領域の指定終了後、教示オブジェクト領域表示部
11が画像表示制御部7を介して教示オブジェクト領域
を表示部8に提示しユーザに確認を促す(ステップS3
05)。
【0025】この教示オブジェクト領域は教示オブジェ
クトを囲む矩形領域の他、楕円領域や自由手書き曲線領
域が可能で、どの形状で教示オブジェクト領域を指定す
るかをユーザに事前に指定させる。また、教示オブジェ
クト領域の指定後、ユーザがインタフェース機器を用い
て自由曲線で教示オブジェクト以外の領域すなわち背景
領域を指定すると、教示オブジェクト領域表示部11は
背景部分の領域を削除する。このユーザによる背景部分
の指定方法には背景色指定方法も考えられる。また、教
示オブジェクトを指定するための画像全体からエッジ情
報を抽出し、ユーザが指定した教示オブジェクト領域外
に継続しているようなエッジ部分は教示オブジェクトと
は無関係な背景領域によるものであると判断し、そのエ
ッジを含む部分を教示オブジェクト領域から自動的に削
除してもよい。さらに、このように自動的に背景領域と
思われる部分を削除した後に、ユーザによる領域の追
加、削除などの修正を行えるようにしてもよい。
【0026】楕円あるいは自由曲線で教示オブジェクト
領域を指定する場合、教示オブジェクト領域表示部11
は指定された教示オブジェクト領域をより小さな矩形の
集合で近似する。この近似により、矩形で教示オブジェ
クト領域の指定を行った場合と同様な処理でオブジェク
ト検索を行う。これにより、楕円あるいは自由曲線によ
りユーザインタフェースを向上させつつ、検索処理は矩
形で教示オブジェクト領域を指定した場合と同様な処理
の繰り返しで実行することが可能になり複雑な処理が回
避できる。
【0027】ステップS307にて領域が妥当でないと
ユーザにより判断された場合、ユーザの指示で処理はス
テップS303に戻され再度教示オブジェクト領域の指
定が行われる。ステップS307にてユーザにより領域
が妥当と判断されると、教示オブジェクト領域抽出部1
3が画像表示制御部7からの表示画像情報および教示オ
ブジェクト領域表示部からの領域情報を基に教示オブジ
ェクト領域を画像中から抽出する(ステップS30
9)。ブロック分割部15は教示オブジェクト領域抽出
部13によって抽出された教示オブジェクト領域を所定
数のブロックに分割する(ステップS311)。
【0028】ここで、ブロック分割部15は教示オブジ
ェクト領域内の各画素を色相値に変換し、色相値のばら
つき具合(複雑度)により分割ブロック数を変化させ
る。具体的には、変換された色相値が所定の個数以内の
場合は、あらかじめ決められた個数のブロックに分割
し、色相値が所定の個数以上存在する場合はブロック数
を増やし、正確に教示オブジェクトを表すようにブロッ
ク分割する。また、ブロック分割部15は教示オブジェ
クト領域内の各画素を色相値に変換し、色相値のばらつ
き(複雑度)に応じて分割ブロックの大きさを変化させ
る。具体的には、変換された色相値が所定の個数以内の
場合には、あらかじめ定められた大きさのブロックに分
割し、色相値が所定の個数以上の場合にはブロックの大
きさを小さくし、教示オブジェクト領域内を細かくブロ
ック分割する。
【0029】なお、ブロック分割部15が分割ブロック
の数および大きさをあらかじめ定められたブロック数、
大きさに分割するよう指定できるようにしてもよい。さ
らに、ブロック分割部15が教示オブジェクト領域を囲
む矩形の縦横比により縦方向および横方向の分割ブロッ
クの数を決定するように、教示オブジェクトの形状に応
じたブロック分割を行ってもよい。さらに、ブロック分
割部15が教示オブジェクト領域内での位置により分割
ブロックの大きさを変更する処理を行ってもよい。この
場合、ブロック分割部15は教示オブジェクト領域の周
辺部分については比較的大きなブロックで分割し、オブ
ジェクト領域の中心部分では細かくブロック分割する。
これにより、背景領域を含みやすい周辺部分での背景領
域による特徴量を小さくでき、オブジェクトの特徴量を
よりよくとらえたブロック分割が行える。
【0030】さらに、ブロック分割部15がブロック分
割数または各分割ブロックの大きさを段階的に複数種類
用意して複数種類のブロック分割を行い、その結果を保
持してもよい。これにより後述するオブジェクト検索に
おいて検索対象画像からオブジェクトを検索する際に、
まず粗いブロック分割段階でのオブジェクト検索を行
い、検索対象画像に目的とするオブジェクトが存在する
か否かをチェックし、目的のオブジェクトが存在する可
能性が低い検索対象画像については検索初期の段階で切
捨てることで、全体的な検索時間が短縮できる。また、
段階的に分割ブロックを用意する場合、教示オブジェク
ト領域内の特徴量により何段階の分割ブロックを用いる
かを決定してもよい。分割ブロックの段階数を決定する
ための教示領域内の特徴量には、例えば教示オブジェク
ト領域内の色相値の複雑度や教示オブジェクト領域内の
エッジ量などが使用できる。
【0031】ブロック分割部15による教示オブジェク
ト領域のブロック分割終了後、代表色相値決定部17が
分割された各ブロック内での代表色相値を決定する(ス
テップS313)。代表色相値の決定は、分割されたブ
ロック内で各画素を色相値に変換し最も出現頻度の多い
色相値を代表色相値としてもよいし、ブロック内での平
均色相値を代表色相値としてもよい。
【0032】ここで、図4を用いて教示オブジェクト領
域の指定から教示オブジェクト領域内のブロック分割ま
での例を説明する。これ以降の説明では簡略化のため
に、矩形による教示オブジェクト領域の指定が行われ、
ブロック分割の数は3*3に固定され、各ブロックの大
きさは同一で固定され、1種類のブロック分割が行われ
るものとし、さらに背景領域の除去は省略する。図4は
教示オブジェクト領域(矩形)の指定、教示オブジ
ェクト領域のブロック分割(ブロック1〜ブロック
9)、各ブロックの代表色相値の決定(H1〜H9)
を示している。において、ブロック1の代表色相値は
H1、ブロック2の代表色相値はH2、ブロック3の代
表色相値はH3、ブロック4の代表色相値はH4、ブロ
ック5の代表色相値はH5、ブロック6の代表色相値は
H6、ブロック7の代表色相値はH7、ブロック8の代
表色相値はH8、ブロック9の代表色相値はH9となっ
ている。
【0033】次に、検索対象画像に教示オブジェクト領
域として指定された目的とするオブジェクトが存在する
か否かを判定するオブジェクト検索を図2乃至図4を用
いて説明する。
【0034】ステップS313で代表色相値決定部17
が各ブロックの代表色相値を決定した後、縮小画像作成
部19は検索対象となる検索対象画像を1枚ずつ画像蓄
積部5から読み出し、検索対象画像の縮小画像を作成す
る(ステップS315)。ここで、縮小画像作成部19
による縮小画像の作成は所定の大きさ以上の検索対象画
像についてのみ行う。なお、全ての対象画像について所
定の大きさへの縮小処理を行ってもよい。オブジェクト
検索処理は画像蓄積部5に蓄積されている画像1枚ずつ
に対して順次行う。縮小画像作成部19による縮小画像
作成終了後、色相画像変換部21が縮小画像を色相画像
に変換する(ステップS317)。
【0035】色相画像変換部21による色相画像変換処
理後、ヒストグラム算出部23は変換された色相画像に
対して、先に代表色相値決定部17により決定された教
示オブジェクト領域の各ブロックの代表色相値について
のY軸およびX軸へのヒストグラムを算出する(ステッ
プS319)。具体的に説明すると、ヒストグラム算出
部23は図4のブロック1の代表色相値H1について、
色相画像変換部21により色相画像に変換された検索画
像内をY軸およびX軸に射影をとるかたちで頻度分布を
求める。ヒストグラム算出部23はこの処理をブロック
9の代表色相値H9まで行うことで、1枚の検索画像に
対してその色相値からY軸へのヒストグラムを9種類、
X軸へのヒストグラムを9種類算出する。
【0036】図5は代表色相値に対応した検索画像のヒ
ストグラムの算出例を示した説明図である。図5におい
て、各ヒストグラムの軸は座標軸を示し、Y軸へのヒス
トグラムでは縮小された検索対象画像のY方向の幅まで
の値を、X軸へのヒストグラムでは縮小された検索対象
画像のX方向の幅までの値が対応する。図5に示すよう
に、Y軸およびX軸について各代表色相値でのヒストグ
ラムが算出されると、例えば色相画像上でH1と同じ値
をもつ座標のY座標値でY軸へのヒストグラムの値が加
算され、同じくH1と同じ値をもつ座標のX座標値でX
軸へのヒストグラムが加算される。ここで、代表色相値
として決定された各色相値(H1〜H9)に対して、所
定の値の幅を設けるようにしてもよい。すなわち、実際
の教示オブジェクト領域から算出された代表色相値がH
1〜H9であったとして、検索対象画像より変換された
色相値からそれぞれの代表色相値に対するヒストグラム
を算出する際に、代表色相値の幅に±αの値を付加した
値、H1±α、H2±α、H3±α、H4±α、H5±
α、H6±α、H7±α、H8±α、H9±αの範囲に
おさまる場合には、それぞれ対応するH1〜H9のヒス
トグラムに加算するようにする。これにより、ある程度
の色相値の変動にも対処することが可能になる。
【0037】ヒストグラム算出部23によるヒストグラ
ム算出終了後、オブジェクト検索部25がヒストグラム
を解析し教示オブジェクトが検索対象画像中に存在する
か否かを判定する(ステップS321)。図6は教示オ
ブジェクトが検索対象画像中に存在するかの判定例を示
す説明図である。図6において、目的とするオブジェク
トが検索対象画像内に存在するか否かは、各代表色相値
が存在する教示オブジェクト領域内の分割ブロックの位
置関係と、各代表色相値で算出されたヒストグラムにお
いてデータが存在する位置の位置関係が同じか否かをチ
ェックすることで判定される。具体的には図6におい
て、代表色相値H1、H2、H3は教示オブジェクト領
域を分割したブロックは横方向に並んだ位置関係にあ
り、同様にH4、H5、H6とH7、H8、H9もそれ
ぞれ横方向に並んだ位置関係にある。一方、代表色相値
H1、H4、H7は教示オブジェクト領域を分割したブ
ロックにおいては縦方向に並んだ位置関係にあり、同様
にH2、H5、H8およびH3、H6、H9もそれぞれ
縦方向に並んだ位置関係にある。これら代表色相値の位
置関係が、各代表色相値におけるY軸およびX軸へのヒ
ストグラムデータの位置関係に反映されているかどうか
を調べることで、検索対象画像中に目的のオブジェクト
が存在するかどうかの判定を行う。図6に示されるよう
に、検索対象画像の色相画像から算出されたH1、H
4、H7におけるY軸へのヒストグラムデータを加算
し、ヒストグラムデータが連続して出現すれば検索対象
画像中でも色相値H1、H4、H7の値をもつ領域が縦
方向に連続して出現していることになる。同様に、H
2、H5、H8におけるY軸へのヒストグラムデータを
加算し、ヒストグラムデータが連続して出現すれば検索
対象画像中でも色相値H2、H5、H8の値をもつ領域
が縦方向に連続して出現していることに、H3、H
6、H9におけるY軸へのヒストグラムデータを加算
し、ヒストグラムデータが連続して出現すれば検索対象
画像中でも色相値H3、H6、H9の値をもつ領域が縦
方向に連続して出現していることになる。さらに、検
索対象画像の色相画像から算出されたH1、H2、H3
におけるX軸へのヒストグラムデータを加算し、ヒスト
グラムデータが連続して出現すれば検索対象画像中でも
色相値H1、H2、H3の値をもつ領域が横方向に連続
して出現していることになる。同様にH4、H5、H
6におけるX軸へのヒストグラムデータを加算し、ヒス
トグラムデータが連続して出現すれば検索対象画像中で
も色相値H4、H5、H6の値をもつ領域が横方向に連
続して出現し、H7、H8、H9におけるX軸へのヒ
ストグラムデータを加算し、ヒストグラムデータが連続
して出現すれば検索対象画像中でも色相値H7、H8、
H9の値をもつ領域が横方向に連続して出現しているこ
とになる。これらの条件を満たしていれば、検索対象画
像中に目的とするオブジェクトが存在すると判断でき
る。この際、全ての条件が満たされていなくとも満たさ
れる条件の割合を目的のオブジェクトが対照画像中に存
在するか否かの確率として利用することもできる。ま
た、それぞれの代表色相値によるヒストグラムデータの
出現位置の位置関係は、縦および横方向のみの解析にと
どまらず、例えば縦および横方向に加え斜め方向でのヒ
ストグラムデータの連続性を解析するようにしてもよ
い。
【0038】このように、それぞれの代表色相値による
ヒストグラムデータの連続性の検証を行うことで、目的
とするオブジェクトが検索対象画像中に存在するか否か
を判定し、ヒストグラムデータの量については検証を行
わないので、オブジェクトの多少の向きや大きさの変動
にも対処することが可能になり、検索対象画像中のオブ
ジェクトの存在位置にも影響を受けないオブジェクト検
索が可能になる。
【0039】図2乃至図3に戻り、オブジェクト検索終
了後、オブジェクト検索部25は検索対象画像内に目的
とするオブジェクトが存在するか否かを判断する(ステ
ップS323)。目的とするオブジェクトが存在しない
と判断された際、オブジェクト検索部25は次の検索対
象画像についてオブジェクト検索処理を行うため、縮小
画像作成部19に対して次の検索対象画像の縮小画像作
成指示を行う(ステップS325)。目的とするオブジ
ェクトが存在すると判断された際、オブジェクト検索結
果表示部27が画像表示制御部7を介して検索対象画像
を教示オブジェクトを含む画像として表示部8に表示さ
せる(ステップS327)。オブジェクト検索結果表示
部27の検索対象画像表示後、オブジェクト検索部25
は全ての検索対象画像について処理が終了したかを判断
する(ステップS329)。全ての検索対象画像につい
ての処理が終了していなければ、オブジェクト検索部2
5はステップS325の処理を行い、全ての検索対象画
像について処理が終了したと判断すれば処理を終了す
る。
【0040】次に、本発明の実施形態について説明す
る。
【0041】図7は本発明の他の実施形態に係わるオブ
ジェクト検索装置の全体構成を示すブロック図である。
なお、図2と同一部には同一符号を付し、説明は省略す
る。
【0042】本実施例ではオブジェクト検索結果記憶部
71および教示オブジェクト検索部73が図2に対して
新たに追加されている。オブジェクト検索結果記憶部7
1はオブジェクト検索部25、オブジェクト検索部25
による検索結果とその際の教示オブジェクト領域画像を
記憶する。教示オブジェクト検索部73はユーザが指定
した教示オブジェクト領域に類似した教示オブジェクト
領域画像を、既にオブジェクト検索結果記憶部71に記
憶されている教示オブジェクト領域画像から検索する。
本実施例では、オブジェクト検索結果を記憶することに
より、次回のオブジェクト検索の際にこの記憶された情
報を再利用することで検索対象となる画像を絞り込む。
ここで、オブジェクト検索結果記憶部71には検索結果
として教示オブジェクト領域画像と、その教示オブジェ
クト領域画像により検索を行った結果、教示オブジェク
トに類似する領域が存在すると判断された検索対象画像
のファイル名と、検索対象画像中での教示オブジェクト
に類似する領域の座標位置と、どの程度の確率で教示オ
ブジェクトに類似する領域が存在するかを示した数値が
記憶される。
【0043】ここで、本実施例における動作を図7およ
び図8を用いて説明する。図8は本実施例における動作
を説明するためのフローチャートである。なお、図8の
フローチャートにおいて、教示オブジェクト領域指定ま
での処理フローは図3におけるステップS301からス
テップS307までと同一であり説明を省略する。ま
た、本処理フローに先立ち、オブジェクト検索部25で
の検索結果はオブジェクト検索結果記憶部に記憶されて
いるものとする。
【0044】ユーザによる教示領域の確認後、教示オブ
ジェクト検索部73が既にオブジェクト検索結果記憶部
71に記憶されている教示オブジェクト領域画像から今
回教示オブジェクト領域抽出部13が抽出した教示オブ
ジェクト領域画像に類似した画像を検索する(ステップ
S801)。ステップS803において、類似画像が無
いと判断された場合、図3のステップS309に処理が
移り、教示オブジェクト領域がブロック分割され、ブロ
ック内の代表色相値が決定され、この代表色相値をもと
に全ての検索対象画像についてのオブジェクト検索が行
われる。
【0045】ステップS803において、類似画像が存
在すると判断された際、教示オブジェクト検索部73は
類似すると判断された教示オブジェクト領域による検索
結果の中からオブジェクトが存在すると判断された検索
対象画像のファイル名などの情報をオブジェクト検索結
果記憶部から抽出する(ステップS805)。この抽出
後、教示オブジェクト検索部73は抽出された結果を画
像表示制御部15を介して表示部8に表示させる(ステ
ップS807)。
【0046】さらに、図7の画像蓄積部5への新規画像
登録時に、教示オブジェクト検索部73はオブジェクト
検索結果記憶部71に記憶されている過去に使用された
全ての教示オブジェクト領域画像により、新規画像のオ
ブジェクト検索を行いその結果をオブジェクト検索結果
記憶部71に記憶する。これにより、既に検索されたオ
ブジェクトに類似するオブジェクトについての検索結果
が短時間で表示できる。また、新規登録画像に対する過
去に使用された全ての教示オブジェクト領域でのオブジ
ェクト検索は登録時に行う他、深夜のようにユーザが指
定した時間帯で行うようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、提示した画像内のオブ
ジェクトが他の画像内のどの位置にあってもまたオブジ
ェクトの大きさにかかわらず類似したオブジェクトが存
在する画像を抽出することを可能にしつつ、縮小画像を
用いることおよび教示オブジェクト領域以外の背景領域
を削除することにより検索時間の短縮化が図れ、さらに
指定オブジェクトを含む領域設定に自由度をもたせ、指
定オブジェクトの状態に合わせたブロック分割を可能し
オブジェクト検索の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】色相値を説明する図。
【図2】本発明の実施形態に係わるオブジェクト検索装
置の全体構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】教示オブジェクト領域の指定から教示オブジェ
クト領域内のブロック分割までの例の説明図。
【図5】代表色相値に対応した検索画像のヒストグラム
の算出例を示した説明図。
【図6】教示オブジェクトが検索対象画像中に存在する
かの判定例を示した説明図。
【図7】本発明の他の実施形態に係わるオブジェクト検
索装置の全体構成を示すブロック図。
【図8】本発明の他の実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
5 画像蓄積部 7 表示制御部 8 表示部 9 ユーザインタフェース部 11 教示オブジェクト領域表示部 13 教示オブジェクト領域抽出部 15 ブロック分割部 17 代表色相値決定部 19 縮小画像作成部 21 色相画像変換部 23 ヒストグラム算出部 25 オブジェクト検索部 27 オブジェクト検索結果表示部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を蓄積する蓄積部と、 この蓄積部から検索対象画像を読み出し、検索対象画像
    の縮小画像を作成する作成手段と、 この作成手段により作成された縮小画像および教示オブ
    ジェクトを含む教示オブジェクト領域を色相画像に変換
    する変換手段と、 前記教示オブジェクト領域をn*mのブロックに分割す
    る分割する分割手段と、 この分割手段により分割された各ブロックの代表色相値
    を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された各ブロックの代表色相値に対
    応した色相値の、前記変換手段により色相画像に変換さ
    れた縮小画像におけるヒストグラムをX軸およびY軸に
    対して抽出する抽出手段と、 前記ヒストグラムデータを用いて前記色相画像に変換さ
    れた縮小画像に前記教示オブジェクトが存在するかを判
    定する判定手段とを具備したことを特徴とするオブジェ
    クト検索装置。
  2. 【請求項2】 前記作成手段は、所定の大きさ以上の検
    索対象画像についてのみ検索対象画像の縮小画像を作成
    することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト検索
    装置。
  3. 【請求項3】 画像を蓄積する蓄積部と、 この蓄積部から読み出された検索対象画像および教示オ
    ブジェクトを含む教示オブジェクト領域を色相画像に変
    換する変換手段と、 前記教示オブジェクト領域をn*mのブロックに分割す
    る分割する分割手段であって、前記教示オブジェクト領
    域内の色相値の複雑度に応じて分割ブロック数を変更す
    る分割手段と、 この分割手段により分割された各ブロックの代表色相値
    を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された各ブロックの代表色相値に対
    応した色相値の、前記変換手段により色相画像に変換さ
    れた検索対象画像におけるヒストグラムをX軸およびY
    軸に対して抽出する抽出手段と、 前記ヒストグラムデータを用いて前記色相画像に変換さ
    れた検索対象画像に前記教示オブジェクトが存在するか
    を判定する判定手段とを具備したことを特徴とするオブ
    ジェクト検索装置。
  4. 【請求項4】 画像を蓄積する蓄積部と、 この蓄積部から読み出された検索対象画像および教示オ
    ブジェクトを含む教示オブジェクト領域を色相画像に変
    換する変換手段と、 前記教示オブジェクト領域をn*mのブロックに分割す
    る分割する分割手段であって、ブロックの前記教示オブ
    ジェクト領域内における位置により分割ブロックの大き
    さを変更する分割手段と、 この分割手段により分割された各ブロックの代表色相値
    を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された各ブロックの代表色相値に対
    応した色相値の、前記変換手段により色相画像に変換さ
    れた検索対象画像におけるヒストグラムをX軸およびY
    軸に対して抽出する抽出手段と、 前記ヒストグラムデータを用いて前記色相画像に変換さ
    れた検索対象画像に前記教示オブジェクトが存在するか
    を判定する判定手段とを具備したことを特徴とするオブ
    ジェクト検索装置。
  5. 【請求項5】 画像を蓄積する蓄積部と、 この蓄積部から読み出された検索対象画像および教示オ
    ブジェクトを含む教示オブジェクト領域を色相画像に変
    換する変換手段と、 前記教示オブジェクト領域をn*mのブロックに分割す
    る分割する分割手段であって、前記教示オブジェクト領
    域内の色相値の複雑度に応じて分割ブロックの大きさを
    変更する分割手段と、 この分割手段により分割された各ブロックの代表色相値
    を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された各ブロックの代表色相値に対
    応した色相値の、前記変換手段により色相画像に変換さ
    れた検索対象画像におけるヒストグラムをX軸およびY
    軸に対して抽出する抽出手段と、 前記ヒストグラムデータを用いて前記色相画像に変換さ
    れた検索対象画像に前記教示オブジェクトが存在するか
    を判定する判定手段とを具備したことを特徴とするオブ
    ジェクト検索装置。
  6. 【請求項6】 画像を蓄積する蓄積部と、 この蓄積部から読み出された検索対象画像および教示オ
    ブジェクトを含む教示オブジェクト領域を色相画像に変
    換する変換手段と、 前記教示オブジェクト領域をn*mのブロックに分割す
    る分割する分割手段であって、前記教示オブジェクト領
    域の縦横比に応じて分割ブロックの大きさを変更する分
    割手段と、 この分割手段により分割された各ブロックの代表色相値
    を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された各ブロックの代表色相値に対
    応した色相値の、前記変換手段により色相画像に変換さ
    れた検索対象画像におけるヒストグラムをX軸およびY
    軸に対して抽出する抽出手段と、 前記ヒストグラムデータを用いて前記色相画像に変換さ
    れた検索対象画像に前記教示オブジェクトが存在するか
    を判定する判定手段とを具備したことを特徴とするオブ
    ジェクト検索装置。
  7. 【請求項7】 教示オブジェクトを含む前記教示オブジ
    ェクト領域を、ユーザインタフェース部を介して矩形ま
    たは楕円または手書き自由曲線で指定させて表示する領
    域表示部を備えたことを特徴とする請求項1乃至6記載
    のオブジェクト検索装置。
  8. 【請求項8】 前記領域表示部は矩形または楕円または
    手書き自由曲線で指定された前記教示オブジェクト領域
    を、矩形領域の集合で近似することを特徴とする請求項
    7記載のオブジェクト検索装置。
  9. 【請求項9】 前記領域表示部はユーザインタフェース
    部を介した指示により前記教示オブジェクト領域のオブ
    ジェクト以外の背景部分を前記教示オブジェクト領域か
    ら削除することを特徴とする請求項1乃至8記載のオブ
    ジェクト検索装置。
  10. 【請求項10】 前記領域表示部は、前記教示オブジェ
    クト領域の指定後、自動的に、前記教示オブジェクト領
    域のオブジェクト以外の背景部分を除去することを特徴
    とする請求項1乃至8記載のオブジェクト検索装置。
  11. 【請求項11】 背景部分の自動除去後、オブジェクト
    領域の追加、削除を行う手段を有することを特徴とした
    請求項10項記載のオブジェクト検索装置。
  12. 【請求項12】 オブジェクト検索結果およびそのとき
    の教示オブジェクト領域画像を記憶する記憶手段を有
    し、次回検索時にはまずこの記憶手段に記憶されている
    教示オブジェクト中に新たに指定した教示オブジェクト
    画像に類似する画像が存在するか否かを判断し、存在す
    る場合は対応するオブジェクト検索結果を用い、存在し
    ない場合は新たにオブジェクト検索を行うことを特徴と
    する請求項1乃至11記載のオブジェクト検索装置。
  13. 【請求項13】 オブジェクト検索結果およびそのとき
    の教示オブジェクト領域画像を記憶する記憶手段を有
    し、前記蓄積部に新規に蓄積される画像については記憶
    されている教示オブジェクト領域に対する検索をあらか
    じめ全て実行することを特徴とする請求項1乃至12記
    載のオブジェクト検索装置。
  14. 【請求項14】 教示オブジェクトを含む教示オブジェ
    クト領域および検索対象画像を色相画像に変換し、 前記教示オブジェクト領域を所定数のブロックに分割
    し、各ブロックにおける代表色相値を決定し、 各ブロックの代表色相値に対応した色相値の、前記色相
    画像に変換された検索対象画像でのヒストグラムをX軸
    およびY軸に対して抽出し、 このヒストグラムデータを用いて前記色相画像に変換さ
    れた検索対象画像に前記教示オブジェクトが存在する確
    率の低い検索対象画像を検索対象画像から除去し、 前記教示オブジェクト領域を前記所定数よりも多い数の
    ブロックに再分割し、各ブロックにおける代表色相値を
    決定し、 前記所定数よりも多い数の各ブロックの代表色相値に対
    応した色相値の、前記確率の低い検索対象画像除去後の
    検索対象画像でのヒストグラムをX軸およびY軸に対し
    て再抽出し、 この再抽出されたヒストグラムデータを用いて、前記確
    率の低い検索対象画像除去後の検索対象画像に前記教示
    オブジェクトが存在するかを判断することを特徴とする
    オブジェクト検索方法。
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