JP2001272855A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JP2001272855A
JP2001272855A JP2000084025A JP2000084025A JP2001272855A JP 2001272855 A JP2001272855 A JP 2001272855A JP 2000084025 A JP2000084025 A JP 2000084025A JP 2000084025 A JP2000084025 A JP 2000084025A JP 2001272855 A JP2001272855 A JP 2001272855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developing device
container
detecting
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000084025A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetaka Yoshida
成隆 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000084025A priority Critical patent/JP2001272855A/ja
Publication of JP2001272855A publication Critical patent/JP2001272855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの色等の特性にかかわらず、感度等の
特性が同じセンサで現像装置のトナーエンプティを正確
に検知できるとともに、現像装置の誤装着を防止する。 【解決手段】 本発明にかかる現像装置は、画像形成に
使用されるトナーを収容する容器202と、この容器2
02の壁面に設けられ、前記容器202内のトナー量を
センサで検出するための凸状の検出部214とを備え、
トナーの色等の特性あるいはセンサの感度等の特性に応
じて検出部214の形状、大きさおよび位置の少なくと
もいずれかを異ならせてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置に用いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置に用
いられる現像装置内のトナー残量検知方式として、光の
透過率もしくは反射率を検出する光検知方式が一般に採
用されている。この場合、トナーの色が違うと光の透過
率や反射率も異なるため、検知手段であるセンサの出力
が異なってくる。そこで、正確なトナー残量検知を行う
ために、トナーの色に応じてセンサの感度を調整する必
要があった。
【0003】また、カラー画像形成装置においては、複
数の現像装置はそれぞれ収容するトナーの色ごとに装置
本体に装着する位置が決まっている。そこで、現像装置
の誤装着を防止するため、従来は、現像装置の外面に突
出するリブなどを設け、特定色トナーの現像装置は、装
着時に前記リブが邪魔にならない或る決まった位置にし
か装着できない構成としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像形成装置では、トナーの色に応じてセンサ
の調整が必要であるために煩雑であった。また、色ごと
の現像装置の入れ間違いを防止するためのリブは、トナ
ー色に応じて本数や形状が異なるために、現像装置の本
体成型時にトナー色ごとに金型を変更する必要があり、
生産効率が悪かった。さらに、金型で作れる前記リブの
高さや幅は制約があるため、十分な強度を確保すること
ができず、折れやすいものになることが多い。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、前記問題を解決
するために本発明の現像装置は、画像形成に使用される
現像剤を収容する容器と、この容器の壁面に設けられ、
前記容器内の現像剤の量および特性の少なくともいずれ
かを検知手段で検知するための凸状または凹状の検出部
とを備え、前記現像剤の特性あるいは前記検知手段の特
性に応じて前記検出部の形状、大きさおよび位置の少な
くともいずれかを異ならせたものである。
【0006】本発明の現像装置では、前記検出部を前記
容器とは別部材として構成し、前記検出部を前記容器に
固定するようにしてもよい。
【0007】また、本発明の画像形成装置は、前記本発
明の現像装置を画像形成装置本体に装着するときに前記
検出部が嵌合する凹状または凸状の嵌合部を有し、前記
検出部および嵌合部の位置を現像装置に収容された現像
剤の特性あるいは画像形成装置の仕様に応じて異ならせ
たものである。
【0008】ここで、本発明における現像剤の特性と
は、現像剤の色、極性、仕様、物性(例えば流動性)な
どを意味し、本発明のおける検知手段の特性とは、感
度、指向性、検知速度などを意味する。
【0009】
【発明の効果】本発明の現像装置では、現像剤の特性あ
るいは検知手段の特性に応じて検出部の形状、大きさお
よび位置の少なくともいずれかを異ならせてあるため、
現像剤特性や検知手段特性にかかわらず現像剤残量や現
像剤の色等の特性を正確に検知することができる。した
がって、従来のような現像剤の色に応じた検知手段の感
度調整は不要になる。
【0010】また、検出部を容器とは別部材として構成
し、検出部を容器に固定するようにした本発明の現像装
置では、形状や大きさが異なる検出部を別部材としたこ
とにより容器を成型するための金型は、現像剤特性にか
かわらず共通のものを使用でき、現像装置の容器の生産
効率が向上し、コストダウンを図れる。
【0011】さらに、本発明の画像形成装置では、現像
装置の装着時に互いに嵌合する検出部および嵌合部の位
置を現像剤の特性あるいは画像形成装置の仕様に応じて
異ならせてあるため、所定の現像剤を収容した現像装
置、あるいは、所定の仕様の現像装置は、或る決まった
位置にしか装着することができず、これにより現像装置
の装着位置を間違えるのを防止できる。また、検出部が
誤装着防止機構を兼ねているため、リブのような破損し
やすい誤装着防止機構を別途設ける必要がない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1は、本発明にかか
る画像形成装置10の第1の実施形態を示す。画像形成
装置10の本体12内のほぼ中央部には、有機光導電材
料(OPC)からなる薄膜層を表面に形成した像担持体
としての感光体14が矢印A方向に回転可能に設けられ
ている。感光体14の周囲には、その回転方向に沿っ
て、帯電チャージャ16、現像部20、中間転写ベルト
22が順次配置されている。中間転写ベルトは、複数の
ローラの周囲に掛け渡されて、矢印B方向に回転駆動さ
れるようになっている。中間転写ベルト22に当接して
転写ローラ24が配置されている。感光体14の斜め下
方であって本体12内の下部には、レーザ装置26が配
置されている。レーザ装置26は、帯電チャージャ16
と現像部20との間に位置する感光体14の表面に画像
情報に応じてレーザビーム27を照射し、帯電チャージ
ャ16により均一帯電した感光体14の表面に電位減衰
部を生じさせることにより静電潜像を形成する。
【0013】現像部20の下方には、給紙カセット28
が設けられている。給紙カセット28の上部には、給紙
カセット28内に積載収容される用紙(図示せず)を1
枚ずつ送り出すための供給ローラ30が配置されてい
る。また、給紙カセットの下方には、電源40が設置さ
れている。
【0014】給紙カセット28からは、ガイド対32
a,32b,32c,32dに沿い、かつ中間転写ベル
ト22と転写ローラ24とに挟まれた転写領域を通る通
紙路34が形成され、この通紙路34は定着ローラ対3
6のニップ部を介して排出ローラ対38まで延びてい
る。供給ローラ30により給紙カセット28から送り出
された用紙は、通紙路34を通って上方に搬送され、転
写領域と定着ローラ対36のニップ部とを経て、回転す
る排出ローラ対38によって本体12に付設された排紙
トレイ40上に排出されるようになっている。
【0015】現像部20は、周方向に4等分した位置に
それぞれ延びる4つのアーム21Y,21M,21C,
21Kを備えた回転ラック21と、回転ラック21の各
アームアーム21Y,21M,21C,21K間にそれ
ぞれ着脱可能に装着された4つの現像装置20Y,20
M,20C,20Kとからなる。回転ラック21は、矢
印C方向に回転駆動されるようになっている。各現像装
置20Y,20M,20C,20Kは、摩擦により負極
性に帯電する非磁性一成分現像剤である4色のトナーに
それぞれ対応する。すなわち、現像装置20Yにはイエ
ロートナー、現像装置20Mにはマゼンタトナー、現像
装置20Cにはシアントナー、現像装置20Kにはブラ
ックトナーがそれぞれ収容されている。各現像装置20
Y,20M,20C,20Kの構成は基本的に同じであ
るので、現像装置20Yを例にとってその構成を説明す
る。
【0016】図2に示すように、現像装置20Yは、イ
エロートナーを収容する容器202を備えている。容器
202内には、矢印D方向に回転する攪拌羽根204
と、矢印E方向に回転する供給ローラ206とが設けて
ある。また、容器202の感光体14に対向する開口部
には、供給ローラ206と当接しつつ矢印F方向に回転
する現像ローラ208が配置されている。現像ローラ2
08には、規制ブレード209が圧接されている。な
お、規制ブレード209の固着防止のため、規制ブレー
ド209および供給ローラ206には電源42によりマ
イナスのバイアスが印加されている。
【0017】現像ローラ208の軸方向両端側には、現
像ローラ208よりも少し大径のコロ210が同心状に
設けてある。コロ210は、容器202と回転ラック2
1のアーム21Kとの間に配置されたバネ212の付勢
力によって感光体14に圧接されている。これにより、
コロ210が現像ローラ208よりも大径である分だ
け、現像ローラ208と感光体14との間に微小な現像
ギャップが形成される。
【0018】現像装置20Yの容器202の下部壁面に
は、側面および断面の形状がほぼ半円形状をなす凸状の
検出部214が設けてある。検出部214は、現像装置
20Yの長手方向(図2紙面垂直方向)に延びる溝状に
形成されている。容器202のうち少なくとも検出部2
14は透光材料で形成されており、検出部214内に入
り込んだイエロートナーの量や特性を図示しない光学式
検知手段で検知するようになっている。この検知方法に
ついての詳細は後述する。
【0019】回転ラック21のアーム21Yには、現像
装置20Yが回転ラック21の所定位置に装着されたと
きに前記検出部214が僅かな隙間をあけて嵌合する凹
状嵌合部216が形成されている。嵌合部216は、前
記検出部214に対応して、ほぼ半円形状の断面を有す
るとともに溝状に形成されている。
【0020】なお、検出部214および嵌合部216の
側面または断面の形状は、半円形状に限られず、例えば
図3(a),(b)に示すような三角形状や矩形状、ま
たは他の形状であってもよい。
【0021】以上のような構成を有する現像装置20Y
では、攪拌羽根204が矢印D方向に回転することよ
り、容器202内に収容されたイエロートナーを攪拌す
る。これにより、イエロートナーは互いに摩擦されて負
極性に帯電し、凝集が防止され、かつ、供給ローラ20
6側に押し出される。押し出されたイエロートナーは、
回転する供給ローラ206により現像ローラ208に供
給される。現像ローラ208に供給されたイエロートナ
ーは、矢印F方向への回転にしたがって搬送され、規制
ブレード209によりトナー量が規制されてトナー薄層
状態になった後、感光体14との対向領域に搬送されて
感光体14表面の静電潜像の現像に供される。
【0022】このとき、現像ローラ208には、前記電
源42に接続されることにより、通常の画像形成時にお
いて、現像ローラ208から感光体14の静電潜像にト
ナーが向かう方向の電界が発生するように周波数1〜1
0kHz、電圧差1〜3kV、デューティ比10〜90
%、オフセット電圧−100〜−800Vの交流バイア
スが印加されており、これにより現像ローラ208上の
イエロートナーが静電潜像に静電的に付着して現像が行
われてイエロートナー像となる。
【0023】感光体14上に現像されたイエロートナー
像は、トナーとは逆極性(すなわちプラス)のバイアス
を印加された中間転写ベルト22上に転写される。な
お、転写後に感光体14上に残留するトナーは、クリー
ナ17により回収される。
【0024】続いて、回転ラック21を回転させて感光
体14に対向する現像装置を順次切り替え、上述した工
程をマゼンタ、シアン、ブラックの順に繰り返すことに
より、中間転写ベルト22上で4色のトナー像を重ね
る。重ねられた4色のトナー像は、中間転写ベルト22
の回転にしたがって転写ローラ24との対向部である転
写領域に搬送される。そこで、給紙カセット28から通
紙路34を搬送されてきて中間転写ベルト22の回転に
同期して転写領域に送り込まれる用紙に、転写ローラ2
4により用紙裏面からトナーとは逆極性の電圧を印加し
てトナーを静電的に引き付けて、中間転写ベルト22上
の4色トナー像を用紙に一括転写する。
【0025】その後、トナー像が転写された用紙は、通
紙路34に沿って定着ローラ対36に搬送され、そのニ
ップ部を通過することによりトナー像が用紙に定着され
る。そして、用紙は回転する排出ローラ対38により排
紙トレイ40上に排出される。
【0026】以上が画像形成のプロセスであるが、容器
202内のトナーは有限であり、トナーが無くなること
で現像装置20Y,20M,20C,20Kの寿命とな
る。そこで、容器202内のトナー残量を正確に検知す
る必要がある。また、カラー機では一般的に現像装置が
4つ必要であり、各現像装置の装着位置はそれぞれ決ま
っていることから、現像装置の誤装着を防止する必要が
ある。そこで、この2つの課題の対策手段を次に説明す
る。
【0027】現像装置のトナー残量を検知する場合、一
般的に光学的検知手段が用いられる。これは、トナーが
有る場合には光が通過せず、トナーが無くなるに従って
光が通過するようになる性質を利用している。そして、
光の通過度合いをセンサで検知し、その通過度合いによ
りトナー残量を検知するものである。しかし、この場
合、トナーの特性、例えば色が変われば、光の透過率や
反射率が変わるため、同一感度のセンサでは正確な検知
ができない。そこで、従来はセンサの感度を調整するこ
とにより対応していた。しかしながら、この方法では、
感度調整の作業が煩雑であるとともに、一つのセンサで
複数の現像装置についての検知を行う場合には感度の切
り替えが必要になってくる。
【0028】図4に、従来の一般的なトナー残量検知方
法を示す。現像装置の容器202に設けられた透過窓2
20の下方に配置された発光部材222より発光した光
が透過窓220を通過し、容器202内部を通過して反
射板224により反射する。そして、反射光は透過窓2
20を再度通過し、受光センサ226により検知され
る。このとき、容器202内では、矢印G方向に回転す
る清掃マイラ228により定期的に透過窓220の部分
のトナーが除去され、光が通過しやすくなる構成となっ
ている。しかし、容器202内に残留するトナーが多い
場合は透過窓220上のトナーを一旦除去しても、すぐ
にトナーが覆いかぶさって光の通過を邪魔する。よっ
て、トナーの残量により光の透過度合いが変わってくる
ことになる。
【0029】このような方法で、イエロートナーの残量
を検知した結果を図5(b)に示す。このグラフにおい
て、横軸はトナー残量で、縦軸は単位光量あたりの通過
時間の積算値である。このグラフを見ると、トナー残量
に対して積算値がほぼ対応しているので、トナーエンプ
ティを検知できることが分かる。しかし、同じグラフに
おいて、同じ基準感度のセンサでブラックトナーを検知
した結果を見ると、トナー残量とセンサ出力とが相関せ
ず、トナーエンプティを検知できないことが分かる。一
方、センサ感度を高感度に変えた状態でブラックトナー
を検知した結果を見ると、イエロートナーの場合と同様
に、トナー残量と積算値とがほぼ対応してトナーエンプ
ティが検知できるようになることが分かる。これによ
り、トナーの色に応じてセンサの感度調整が必要である
ことが分かる。したがって、従来は、センサ感度を変更
したり、または、発光量を調整するようになっていた。
【0030】トナーの色によりセンサ出力が変化する理
由として、トナーの光透過率や光反射率の差が挙げられ
る。一般に、黒いものは光を通しにくい。これにより、
トナーが同じ量であっても、光の透過率は異なることに
なる。一方、色の薄いものは光の反射率が高いので、セ
ンサは、実際に通過した光のほかに、トナー表面で反射
した光も検知してしまう。このような理由により、ブラ
ックに比べてイエローではセンサの出力が大きくなり、
同じセンサを使用する場合には感度調整が必要になるの
である。
【0031】次に、本実施形態における現像装置のトナ
ー残量検出部の構成を図6(a),(b)に示す。この
構成では、透光性のトナー残量検出部214を容器20
2から突出して設けるとともに、現像装置を所定位置に
装着したときに検出部214が僅かな隙間をあけて嵌合
する嵌合部216を設けてある。また、トナー残量検知
手段として、検出部214を挟むようにして発光素子2
30と受光センサ232を配置した。もちろん、検出部
214に対して、片側に発光素子と受光センサを配置
し、反対側に反射ミラーを配置する構成でもよい。そし
て、容器202内の攪拌羽根204により周期的に検出
部214内に入り込んだトナーを清掃し、そのときに通
過する光量を検知することで、容器202内のトナーが
エンプティであるかどうかの判断を行うようにした。な
お、検知手段は、透過式や反射式の光学式のものに限ら
ず、他の方式のものであってもよい。
【0032】また、本実施形態における特徴的構成とし
て、検出部214における光の通過幅をトナーの色ごと
に、すなわち現像装置20Y,20M,20C,20K
ごとに異ならせてあり、これによりトナー色にかかわら
ず光の透過率を統一するようにした。具体的には、図6
(a),(b)に示すように、イエロー用現像装置20
Yとブラック用現像装置20Kとでは、検出部214の
断面形状は半円形状で同じであるが、ブラック用の検出
部214をイエロー用の検出部214よりも小さくする
というようにして各検出部214の大きさを異ならせる
ことにより、検出部214における光の通過幅を変えて
いる。すなわち、イエロー用検出部214では光の通過
幅が広く、ブラック用検出部214では光の通過幅が狭
い。この図6(a),(b)に示す構成で同じ基準感度
のセンサを用いて検知した結果を図5(a)の表および
グラフに示す。このグラフから明らかなように、イエロ
ーとブラックの両方共にトナー残量とセンサ出力とが相
関しており、これによりいずれの色のトナーについても
同じ感度のセンサでトナーエンプティが正確に検知でき
ることが分かる。よって、このような構成をとること
で、トナーの色に応じてセンサの感度を調整する必要が
なくなる。
【0033】また、図1に示すように、互いに嵌合する
検出部214および嵌合部216の位置を各現像装置2
0Y,20M,20C,20Kごとに異ならせてあるこ
とで、所定の色のトナーを収容した現像装置は回転ラッ
ク21の或る決まった位置にしか装着することができな
い。これにより、現像装置の装着位置を間違えるのを防
止することができる。
【0034】なお、本実施形態では、検出部214を凸
状に形成するとともに嵌合部216を凹状に形成した
が、これとは逆に、検出部214を凹状に形成するとと
もに嵌合部216を凸状に形成してもよい。この場合に
は、検知手段としては図4で示すような光反射式のもの
を用いればよい。また、本実施形態では、検出部214
および嵌合部216の大きさだけをトナーの色に応じて
現像装置20Y,20M,20C,20Kごとに異なら
せたが、検出部214および嵌合部216の形状、大き
さおよび位置の少なくともいずれかを現像器20Y,2
0M,20C,20Kごとに異ならせることによって同
様の効果を奏するようにしてもよい。
【0035】上記ではトナー残量検知についてトナー色
による違いについて説明したが、トナーの色による光の
透過率や反射率は例の一つであり、トナーの流動性が後
処理の違いなどで異なるためにトナー残量検知が変わる
場合もまた、検出部214の形状、大きさおよび位置の
少なくともいずれかを異ならせることによって同様に対
処することができる。
【0036】また、トナーについて色以外の他の特性で
ある極性、物性、仕様、トナー濃度などが現像装置によ
って変わり、それらを検出する必要がある場合にも、検
出部214の形状、おおきさおよび位置の少なくともい
ずれかを異ならせることによって同様に対処できる。
【0037】さらに、上記においてはセンサの特性とし
て感度のみについて説明したが、その他の特性、例えば
指向性や検知速度などに応じて検出部214の形状、大
きさおよび位置の少なくともいずれかを異ならせるよう
にしてもよい。
【0038】以上に説明したように、本実施形態の画像
形成装置10では、トナーの色等の特性あるいはセンサ
の感度等の特性の応じて検出部214の形状、大きさお
よび位置の少なくともいずれかを異ならせることによ
り、トナー特性やセンサ特性にかかわらずトナー残量を
正確に検知することができる。したがって、従来のよう
なトナーの色の応じたセンサの感度調整は不要になる。
また、トナーの色等の特性に応じて検出部214および
嵌合部216の位置を異ならせてあるため、所定のトナ
ーを収容した現像装置は回転ラック21の或る決まった
位置にしか装着することができず、これにより現像装置
の装着位置を間違えるのを防止できる。さらに、検出部
214が現像装置の誤装着防止機構を兼ねているため、
リブのように破損しやすい誤装着防止機構を別途設ける
必要がない。
【0039】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。まず、図7に、現像装置の誤装着防止機構の従来
例を示す。従来、誤装着の対策として、現像装置の容器
202に複数本のリブ240を突設し、そのリブ240
が装置本体に形成した凹部242に嵌り込むように構成
していた。この構成により、特定色トナーの現像装置
は、装着時にリブ240が凹部242に嵌り込む或る決
まった位置にしか装着できず、これにより現像装置の誤
装着を防止していた。しかしながら、前記リブ240
は、トナーの色の応じて本数や形状が異なるために現像
装置の容器成型時にトナー色ごとに筐体の金型を変更す
る必要があり、生産効率が悪かった。また、筐体の金型
で作れるリブ240の高さや幅には制約があるため、十
分が強度が確保できず、折れやすいものになることが多
かった。
【0040】そこで、本実施形態では、検出部214を
容器202とは別部材として構成し、検出部214を容
器202に固定するようにした。図8(a),(b)
に、イエロー用検出部214aとブラック用検出部21
4aを示す。この場合、検出部214aは、容器202
に対して超音波溶着により固定されているが、はめ込み
やねじ止めなどにより固定されてもよい。このように形
状や大きさが異なる検出部214aを別部材とすること
で、トナー色にかかわらず容器202を共通の金型で成
型することができるので、金型変更の工数を削減でき、
コストダウンを図れる。また、別部材とした検出部21
4aは、前記リブ240よりも高強度で破損しにくいも
のにできる。
【0041】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。トナーの色が同じであっても仕向けなどにより後
処理が変わり、トナーの流動性が変わることがある。そ
の場合、トナーの流動性に合わせてトナー残量検知の調
整が必要になる。そこで、このような場合も同様に考
え、検出部214の位置を変更することで対応する。具
体的には、トナーの流動性が高い場合には図9(a)に
示すように検出部214を現像装置の容器202の下部
底面に設ける。これにより、流動性の高いトナーは容器
202内で下部底面に落ちてくるので、検出部214に
おいてトナー残量検知を正確に行うことができる。一
方、トナーの流動性が低い場合には、容器202内でト
ナーは下部底面に近い側壁近傍に溜まりやすい。したが
って、この場合には図9(b)に示すように、検出部2
14を容器202の底面近傍の側壁部に設ける。これに
より、流動性の低いトナーは検出部214内に適当に滞
留するため、トナー残量を正確に検知することができ
る。また、このように検出部214の位置を変えると、
それに嵌合する嵌合部216の位置も変える必要がある
ため、現像装置の誤装着防止機構にもなる。
【0042】また、トナーが同じであっても画像形成装
置の出荷先の仕様によって現像装置が異なる場合があ
る。このような場合にも、その仕様に応じて検出部21
4および嵌合部216の位置などを異ならせることによ
って現像装置の誤装着を防止することができる。
【0043】なお、前記各実施形態では、現像剤が粉体
のトナーである場合について説明したが、本発明はこれ
に限らず、現像剤が液体のインクである場合にも適用で
きる。また、画像形成装置は、電子写真方式のものに限
らず、例えば直接記録方式やインクジェット方式などの
他の方式の画像形成装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の全体構成図。
【図2】 現像装置の概略構成図。
【図3】 検出部および嵌合部の形状の変形例を示す
図。
【図4】 従来のトナー残量検知方法を説明するための
図。
【図5】 イエロートナーおよびブラックトナーについ
てのトナー残量とセンサ出力との関係を示す図であり、
(a)は本願発明の実施形態の場合であり、(b)は従
来構成の場合である。
【図6】 検出部、嵌合部およびセンサを示す図であ
り、(a)はイエロー用、(b)はブラック用を示す。
【図7】 現像装置に設けた誤装着防止用リブと、この
リブが嵌り込む凹部とを示す従来の誤装着防止機構を示
す図。
【図8】 現像装置の容器と検出部とを別部材として構
成した場合を示す図。
【図9】 トナーの流動性に応じて検出部および嵌合部
の位置を異ならせた場合を示す図。
【符号の説明】
10…画像形成装置、20Y,20M,20C,20K
…現像装置、21…回転ラック、202…容器、214
…検出部、216…嵌合部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成に使用される現像剤を収容する
    容器と、この容器の壁面に設けられ、前記容器内の現像
    剤の量および特性の少なくともいずれかを検知手段で検
    知するための凸状または凹状の検出部とを備え、前記現
    像剤の特性あるいは前記検知手段の特性に応じて前記検
    出部の形状、大きさおよび位置の少なくともいずれかを
    異ならせたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記検出部を前記容器とは別部材として
    構成し、前記検出部を前記容器に固定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1の現像装置を画像形成装置
    本体に装着するときに前記検出部が嵌合する凹状または
    凸状の嵌合部を有し、前記検出部および嵌合部の位置を
    現像装置に収容された現像剤の特性あるいは画像形成装
    置の仕様に応じて異ならせてあることを特徴とする画像
    形成装置。
JP2000084025A 2000-03-24 2000-03-24 現像装置 Pending JP2001272855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084025A JP2001272855A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084025A JP2001272855A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001272855A true JP2001272855A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18600567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000084025A Pending JP2001272855A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001272855A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5317935B2 (ja) 現像装置、及び、プロセスカートリッジ
US8417142B2 (en) Image forming apparatus having developing device cooling mechanism, and control method therefor
US20090022504A1 (en) Image forming apparatus, image carrier, and process cartridge
JPH11282223A (ja) 画像形成装置、および光学検知システム
JP4011411B2 (ja) 印刷装置
US20120189326A1 (en) Developer amount detector, image forming apparatus incorporating same, and positioning structure for positioning unit within image forming apparatus
JP5982829B2 (ja) 現像装置、及びプロセスユニット、及び画像形成装置
EP1674944A2 (en) Developer device and image forming apparatus
US9261816B2 (en) Developer amount detector, developing device, process unit, and image forming apparatus
US9075345B2 (en) Toner cartridge capable of preventing occurrence of toner discharge failure and image forming apparatus with the same
US20130272727A1 (en) Developer accommodating unit, developing cartridge and image forming apparatus
JP2008026704A (ja) 画像形成装置
US7391981B2 (en) Developer supply container and image forming apparatus
US9042744B2 (en) Image forming apparatus
US11086265B2 (en) Image forming apparatus
CN109946937B (zh) 显影装置和具备显影装置的图像形成装置
JP2003241500A (ja) 現像剤残量検出装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2001092202A (ja) 画像形成装置
JP2001272855A (ja) 現像装置
US8073361B2 (en) Preset case, development apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
JPH06250514A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH10142923A (ja) 現像剤濃度測定装置
JP4832685B2 (ja) 画像形成装置
JP2020149004A (ja) 画像形成装置
JP7263903B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050614