JP2001271929A - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JP2001271929A
JP2001271929A JP2000083476A JP2000083476A JP2001271929A JP 2001271929 A JP2001271929 A JP 2001271929A JP 2000083476 A JP2000083476 A JP 2000083476A JP 2000083476 A JP2000083476 A JP 2000083476A JP 2001271929 A JP2001271929 A JP 2001271929A
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JP
Japan
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cylinder
rod
closing member
rod guide
projection
Prior art date
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Application number
JP2000083476A
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English (en)
Inventor
Yosuke Inoue
洋介 井上
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダの端部を縮径させて閉塞
するタイプのシリンダ装置の端部内側に錆びが発生する
ことを防止することを目的とする。 【解決手段】 シリンダ1の下端に樹脂で成形さ
れたロッドガイド10を設け、このロッドガイド10に
は、可撓性の突起13が形成されている。そして、シリ
ンダ1にロッドガイド10を固定する際、シリンダ下端
1Aがカールされ、内周が突起13に当接し、シリンダ
端の内周は大気に露出しない。よって、シリンダ端の内
周に水分が溜まることが無く錆びは発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガススプリング等
のシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が適用可能な従来のシリンダ装置
としてのガススプリングについて、図2に全体図、図3
にロッドガイド部に拡大図を示し説明する。
【0003】上端が閉塞されたシリンダ1内には、少量
の油液2とガスが封入されている。このシリンダ1内に
は、シリンダ1内を室Aと室Bに画成するピストン3が
摺動可能に設けられ、このピストン3には、室A、B間
を連通する連通路3Aが設けられている。また、ピスト
ン3には、ピストンロッド4が連結され、このピストン
ロッド4は、ロッドガイド5及びゴム製のシール部材6
を貫通してシリンダ外に突出している。
【0004】ロッドガイド5の下端外周には、段部7が
形成されており、シリンダ1の下端を閉塞する際に、こ
の段部7に向けてシリンダ下端1Aを縮径してカール成
形することにより、ロッドガイド5がシリンダ1外に抜
けないようにしている。
【0005】この段部7とシリンダ下端1Aとの間に隙
間8が設けられている。この隙間8は、シリンダ下端1
Aを縮径してカール成形する際に、シリンダ下端1Aが
段部7にと当接してしまうと、ロッドガイド5の軸心が
シリンダ1やピストンロッド4の軸心とずれてしまい、
ピストンロッド4のフリクションが増大してしまう等の
不良が生じるために設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この隙間8に
は、ガススプリングが組付け完了後に塗装する際に、塗
料が入り込みにくく、未塗装部分が生じてしまう。特
に、シリンダ1の縮径が開始する部分1Bは、未塗装部
分が生じやすく、また、この部分1Bは、目視すること
ができず、塗装状況も確認できない。このようなガスス
プリングをそのまま使用すると、隙間8に水分が侵入し
た際に錆びが発生する等という問題点があった。
【0007】このような問題点を解決するためには、隙
間8に光硬化性樹脂等の樹脂を注入することが考えられ
る。しかし、このような注入作業を行うと、工数が増加
し、コストアップにつながる問題がある。
【0008】また、グリスを塗布することも考えられる
が、使用条件によって、グリスが外に流れ、周りを汚す
等の問題もあり、望ましくない。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するもので、
シリンダ端部の錆びを防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、シリンダの少なくとも一端から突出し
たロッドと、該ロッドが貫通し前記シリンダの一端を閉
塞する閉塞部材とからなり、前記シリンダの一端部を内
側に塑性変形させて前記閉塞部材を位置決めするシリン
ダ装置において、前記閉塞部材の前記シリンダ外側端面
に、径方向に可撓性を有し、前記シリンダの塑性変形さ
せた端部が外周側から当接する環状突起部を設けたこと
により、シリンダ端部が突起と接触することにより、シ
リンダ内側への水分の侵入を防ぐことができ、錆びの発
生を防ぐことができる。
【0011】また、前記環状突起部を、弾性を持って前
記シリンダの一端部と接触するようにすることにより、
より確実にシリンダ内側への水分の侵入を防ぐことがで
きる。
【0012】さらに、前記閉塞部材及び環状突起を樹脂
で一体成形したことにより、部品の成形が容易に行うこ
とが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、そ
の要部を図1に示し、説明する。なお、本実施の形態の
全体構成は、図3に示したものと同様であり、同様の部
材には同一の符号を付し、説明は、省略する。
【0014】ロッドガイド10は、ポリアミド樹脂から
成形されており、その形状は、円柱状の本体11の内部
に、外径と同軸で、ピストンロッド4の外径より若干大
径となるロッド挿通孔12が設けられている。また、こ
のロッドガイド10のシリンダ外側端面には、径方向に
可撓性を有する環状の突起13が形成され、さらに、そ
の内側には、内径が前記ロッド挿通孔12となる筒状部
14が形成されている。
【0015】次に、上記ロッドガイド10の組付け、及
び本実施の形態の作用を説明する。
【0016】閉塞部材としてのロッドガイド10をシリ
ンダ1から抜けないように位置決めするために、シリン
ダ下端1Aを縮径してカール成形する。そして、シリン
ダ下端1Aがロッドガイド10の突起13と当接する。
このとき、突起13は、径方向に可撓性があるので、若
干内側に変形する。そして、この突起13には、変形に
対する戻り力が生じるので、突起13の先端側外周とシ
リンダ下端1Aの内周部は密着する。このようにシリン
ダ下端1Aと突起13は、常に弾性を持って接触してい
る。
【0017】この密着により、隙間15は大気と遮断さ
れ、水分の侵入を防止することができ、シリンダ1の縮
径が開始する部分1Bは、未塗装であっても、錆びを防
止することができる。
【0018】また、このカール成形の際に、シリンダ下
端1Aと突起13が接触しても、突起13が可撓性を有
するので、ピストンロッド4とロッド挿通孔12の軸心
がずれることもない。
【0019】さらに、突起13の長さは、組付けられて
状態でシリンダ下端1Aより長くなるように設定されて
いるので、シリンダ下端1Aの内周面は大気に触れるこ
とが無く、内周面の錆びを防止できる。
【0020】次に、筒状部14の作用を説明する。
【0021】塗装の際には、ピストンロッド4に塗料が
付着することを防止するために、シリンダ1より小径の
マスキングパイプをロッドに装着する。このとき、従来
の技術のようにロッドガイドの端面が平面になっている
と、マスキングパイプとロッドガイド10の端面の間か
ら塗料が入り込み、ロッドに付着してしまうことが有
る。
【0022】本実施の形態においては、塗装の際に、突
起13と筒状部14の環状の隙間にマスキングパイプが
嵌合されるので、ピストンロッド4に塗料が付着するこ
とを確実に防止できる。
【0023】なお、上記実施の形態においては、シリン
ダ装置としてガススプリングを示したが、これに限ら
ず、ショックアブソーバなどのシリンダ装置や、両端か
らロッド突出するようなシリンダであってもよい。
【0024】また、本発明のロッドとして前記実施の形
態ではピストンロッドを示したが、有底筒状の外筒(シ
リンダ)の内底に油圧緩衝器のピストンロッド先端を固
定し、この外筒の開口端から油圧緩衝器の本体が突出す
るタイプの2輪車のフロントフォークや倒立型のショッ
クアブソーバのようなシリンダ装置においては、油圧緩
衝器本体が本発明のロッドに該当する。このようなシリ
ンダ装置にも、油圧緩衝器本体が外筒から突出する部分
に本発明の閉塞部材を適用することができる。
【0025】さらに、上記実施の形態においては、閉塞
部材としてロッドガイドを示したが、これに限らず、内
周部がロッドに対して十分にクリアランスがある部材で
あってもよい。
【0026】また、上記実施の形態においては、閉塞部
材を樹脂としたが、樹脂でなく、錆びの発生しにくい金
属等であってもよい。
【0027】さらに、上記実施の形態においては、突起
13の長さを、組付けられて状態でシリンダ下端1Aよ
り長くなるように設定したものを示したが、これに限ら
ず、組付けられて状態で若干短くても、外部よりシリン
ダ端部の内周面が目視できる程度の範囲であれば、本発
明の目的を達成できる。
【0028】また、隙間15にグリスを封入することに
より、このグリスがシリンダ外に流れ出る問題もなく、
より確実に錆びを防止することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダの一端部を内
側に塑性変形させて閉塞部材を位置決めするシリンダ装
置において、前記閉塞部材の前記シリンダ外側端面に、
径方向に可撓性を有し、前記シリンダの塑性変形させた
端部が外周側から当接する環状突起部を設けたことによ
り、シリンダ端部が突起と接触することにより、シリン
ダ内側への水分の侵入を防ぐことができ、錆びの発生を
防ぐことができる。
【0030】また、前記環状突起部を、弾性を持って前
記シリンダの一端部と接触するようにすることにより、
シリンダの熱膨張や多少シリンダが変形しても、確実に
シリンダ内側への水分の侵入を防ぐことができる。
【0031】さらに、前記閉塞部材及び環状突起を樹脂
で一体成形したことにより、部品の成形が容易にうこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態としてのガススプリング
の要部を示す断面図である。
【図2】 本発明が適用される従来の技術としてのガス
スプリングを示す断面図である。
【図3】 図2のロッドガイド部分の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダ 4 ピストンロッド(ロッド) 10 ロッドガイド(閉塞部材) 13 突起(環状突起部) 15 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H081 AA03 BB02 CC17 DD22 DD25 DD34 EE28 3J043 AA12 BA08 CA12 CB13 CB20 DA07 3J044 AA18 BA01 BC11 CC14 DA10 EA03 3J069 AA01 CC10 CC19 DD47

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの少なくとも一端から突出した
    ロッドと、該ロッドが貫通し前記シリンダの一端を閉塞
    する閉塞部材とからなり、前記シリンダの一端部を内側
    に塑性変形させて前記閉塞部材を位置決めするシリンダ
    装置において、 前記閉塞部材の前記シリンダ外側端面に、径方向に可撓
    性を有し、前記シリンダの塑性変形させた端部が外周側
    から当接する環状突起部を設けたことを特徴とするシリ
    ンダの装置。
  2. 【請求項2】 前記環状突起部は、弾性を持って前記シ
    リンダの一端部と接触することを特徴とする請求項1に
    記載のシリンダ装置。
  3. 【請求項3】 前記閉塞部材及び環状突起を樹脂で一体
    成形したことを特徴とする請求項1または2に記載のシ
    リンダ装置。
JP2000083476A 2000-03-24 2000-03-24 シリンダ装置 Pending JP2001271929A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194283A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Nissan Motor Co Ltd 軸力発生装置
JP2010101433A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Nifco Inc ダンパー装置
KR101226458B1 (ko) 2011-01-21 2013-02-22 (주) 미창케이블 장시간 동안 이물질의 침투를 방지하는 가스 스프링
JP2018141475A (ja) * 2017-02-26 2018-09-13 ダイハツ工業株式会社 ダストカバーの組み付け構造

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Effective date: 20041126