JP2001271516A - テント - Google Patents

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JP2001271516A
JP2001271516A JP2000083866A JP2000083866A JP2001271516A JP 2001271516 A JP2001271516 A JP 2001271516A JP 2000083866 A JP2000083866 A JP 2000083866A JP 2000083866 A JP2000083866 A JP 2000083866A JP 2001271516 A JP2001271516 A JP 2001271516A
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Koji Kono
廣司 河野
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DAIICHI GOSEI KK
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DAIICHI GOSEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋蔵文化財の発掘現場等の屋外において、持
ち運びが楽で、簡易に組み立てることができ且つ、安定
して立つテントを提供することにある。 【解決手段】 本発明のテントは、シートと、該シート
外周縁の複数個所に上端部を係着し下端脚部を地面上に
載置してシートを地面から所定空間に位置させる支柱
と、前記シートと該支柱との係着部分からシート外方向
に向かって張設したロープとを含むテントであって、前
記支柱の下端脚部を複数個に分割して地面上に載置する
ことを特徴としている。従って、支柱の脚部が1本の場
合に比べて安定して支柱を立設することができる。ま
た、支柱が安定しているので、支柱によって支えられる
シートが安定する。更に、シートの略中央部を支持具に
よりシートを支えているので、シートの中央部付近が下
方へくぼむのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テントに関し、特
に埋蔵文化財を発掘する際に、発掘現場に設営する日差
しを避けることのできるテントに関する。
【0002】
【従来の技術】埋蔵文化財の発掘作業は、屋外での作業
であり、雨天時を除いて行なわれる。特に直射日光が強
い夏期における作業では、発掘作業員は帽子をかぶるな
どして、日射病の予防や過度の日焼けを防止している。
また、直射日光の下で作業を行なうよりも日陰で作業を
行なう方が、気温が低い上に体力の消耗も少ない。そこ
で、発掘現場にテントを設営し、テントによる日陰の下
で発掘作業を行なっている。
【0003】使用するテントとしては、従来、パイプテ
ントが使用されている。しかし、このパイプテントは骨
組みの数が多く、持ち運ぶときに不便である。更に、テ
ントを設営するときに、最低でも4人で設営することが
必要である。また、骨組みの大きさが大きく、テントの
持ち運びは、軽四トラック等の荷台に乗せて運ばなくて
はならない制約がある。更に、骨組み1本分の重さは軽
くても、骨組みの本数が多いので、まとめて運ぶとかな
りの重さになり、持ち運びに多大の労力が必要になって
いた。
【0004】また、上記のパイプテントの他に、図15
に示すように、4箇所に支柱116を立て、四角形のシ
ート112の四隅と各支柱116をロープや紐等で結
び、シート112を張って日陰を作る方法がある。支柱
116は、図15のようにロープ118で支柱116の
上端付近を引っ張り、且つ、支柱116の脚部を土嚢1
17で固定することによって、支柱116を地面に垂直
に立てる。使用する支柱116は、軽量の物や分解・組
立ができる物を使用することによって、持ち運びが楽に
なる。また、シート112の中央部が下方へくぼむ場
合、シート112の中央部に支柱を立てれば、シート1
12のくぼみをなくすことができる。
【0005】しかし、土嚢117の置き方によっては、
支柱116の脚部をうまく固定することができず、支柱
116は倒れやすくなる。また、強風によってシート1
12が持ち上げられると、ロープ118が引っ張られる
ことによって、ロープ118を固定する杭114が抜け
るおそれがある。支柱116を安定して立てるだけなら
ば、支柱116を地面に打ち込むことが考えられるが、
地中に埋蔵文化財が埋没していて、埋蔵文化財を破壊す
る恐れがあるので、この方法は使用できない。従って、
図15の方法では、支柱116が不安定であり、倒れて
しまう欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、埋蔵
文化材の発掘現場等において、持ち運びが楽で、簡易に
組み立てることができ且つ、安定して立設するテントを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテントの要
旨とするところは、シートと、該シート外周縁の複数個
所に上端部を係着し下端脚部を地面上に載置してシート
を地面から所定空間に位置させる支柱と、前記シートと
該支柱との係着部分からシート外方向に向かって張設し
たロープとを含むテントであって、前記支柱の下端脚部
を複数個に分割して地面上に載置することを特徴とする
ことにある。上記した支柱は、地面上をそれぞれが複数
点で支持されているので、支柱は安定して立設する。従
って、上記した支柱によって支えられているシートは、
安定して空中に張られることになる。また、上記した支
柱の下端脚部を地面に打ち込んで、安定して立設するこ
とも可能である。
【0008】上記した支柱は、その下端脚部を上端部の
垂直仮想線上の位置よりテント中心方向の地面上に載置
するよう所定角度傾斜して地面に対して立設することを
特徴とする。強風によって上記のシートが飛ばされそう
になったとき、上記支柱が地面に対して垂直ではなく傾
斜しているので、上記支柱が倒れようとする力によっ
て、シートが飛ばされるのを防止する。
【0009】上記支柱は上端部分で一体化され下方に向
かって徐々に拡開して略逆V字状に形成されている。ま
た、脚部を直接上端部分で一体化する以外に、他の部材
に複数の脚部を接続することも可能である。このこと
は、支柱が複数の脚部を有しているので、脚部が一本だ
けの場合と比べて安定して支柱が立設される。
【0010】本発明のテントは、上記したシートの略中
央部を支えるための支持具を含む。シートの略中央部が
下方へくぼんだ場合、この支持具によって、シートの略
中央部を持ち上げ、シートの略中央部の下において、シ
ートが邪魔にならないようにしている。
【0011】上記の支持具が、テント内面に接触して該
テントを支える板状体と該板状体から垂下した棒状体と
で構成される。この支持具に板状体が含まれるのは、棒
状体のみでシートの略中央部を支えた場合、シートを傷
つけ、破る恐れがあるので、シートを保護するために面
積のある板状体でシートを支える。
【0012】更に、本発明のテントは、上記の棒状体を
リングに通し、該リングと前記支柱の上端部とを結ぶ、
前記シートを支えるための紐を含む。上記シートを支え
るための紐を張ることによって、該シートの略中央部と
各角の間において、該シートが下方へくぼむのを防止す
る。
【0013】
【発明の実施形態】本発明に係るテントの実施形態を図
面に基づいて説明する。本発明のテントの斜視図、側面
図、遠近法を使用した図をそれぞれ図1,図2,図3に
示す。本発明のテントは、地面に載置される複数の脚部
を有する逆V字状支柱12(以下支柱という)を4個使
用して、シート16を張っている。シート16の中央部
付近が下方へくぼむので、シート16の略中央部を支え
るための支持具であるセンター支柱14を立てることに
よって、シート16の下方へのくぼみをなくしている。
シート16の対角線上にシート16を支えるための紐で
あるセンターリング付きロープ18を張り、シート16
の対角線において、シート16が下方へくぼむのを防止
している。ロープ22を支柱12に結び、このロープ2
2を地面に打たれた杭24に結び、このロープ22を張
ることによって、支柱12が倒れないようにしている。
また、センター支柱14の脚部には土嚢をおいてセンタ
ー支柱14が倒れないようにすることも可能である。
【0014】支柱12の脚41は脚上部42と脚下部4
4とから構成される。この支柱12の脚上部42は後述
するシート保護棒46から2本のパイプを徐々に拡開し
て略逆V字状に垂下してあるが、複数の本数ならば任意
でよい。脚41は、中身を空洞にしたパイプ状の物を使
用すると、軽量になる。又2本の脚上部42間には、支
柱12の強度を増強するために、フレーム52が溶接や
ボルトにより架設されている。フレーム52の本数は、
1本以外に複数の本数も可能である。また、フレーム5
2を使用せずに支柱12を構成することも可能である。
更に、支柱12の上端部のシート16と係着する部分
は、尖っているとシート16を傷つけたり、破ってしま
う恐れがあるので、図4のように、支柱12の上端部に
シート保護棒46を備える。シート保護棒46は、シー
ト16を傷つけないために、四角柱状のような角のある
形状の物は使用せず、円柱等の角がない物を使用する。
また、シート保護棒46には、各種のロープを結ぶリン
グ48が取り付けてある。リング48の形状は、円形以
外にも三角形や四角形等、任意の形状でよく、リング4
8の大きさも各種のロープが結べるだけの大きさがあれ
ばよい。
【0015】前記支柱12の脚下部44は、脚上部42
に備えられたピン56が入る幅を有するT字型溝54を
備えており、支柱12の組み立てにおいて、図5(a)
に示すように、脚上部42に備えられたピン56が脚下
部44のT字型溝54に入るように差し込む。その後、
図5(b)に示すように、脚下部44を右か左に回動さ
せる。このことによって、脚上部42と脚下部44が引
っ張られても、ピン56がT字型溝54に引っ掛かり、
脚下部44が脚上部42から外れないようになる。上記
の工程によって、4個の支柱12を組み立てる。本発明
において支柱12の高さは、約2.5mであるが、テン
ト10を立ち上げたときに、人がシート16を邪魔にし
ない程度の高さならば、任意の高さでよい。
【0016】日陰を作るためのシート16は、外周の四
隅にシート16と支柱12を結ぶためのロープを通すた
めの穴が設けられている。雨天時に発掘作業を行なわな
いので、シート16の材質は、防水性のシートでなくて
もよい。一例として、シート16の材質はポリエチレン
を使用し、畳表状の物やメッシュ状の物を使用する。シ
ート16に畳表状の物やメッシュ状の物を使用すること
によって、シート16の重さが軽くなる。また、シート
16の色は任意であるが、発明者の経験により、シート
16に黒色を使用したときが、一番日差しを遮り、涼し
いことがわかった。シート16は何枚もの反物を縫い合
わせて作り上げることも可能である。本発明において
は、例えば縦10m,横2mの反物を5枚、縫い合わせ
ることによって、一辺が10mの正方形のシート16を
製作しているが、任意の大きさでもよく、形状も正方形
以外の形状でもよい。
【0017】支柱12に備えられたリング48とシート
16の外周四隅に設けられた穴にロープを通し、このロ
ープの端部どうしを結ぶことによって、支柱12の上端
部にシート16を係着して取り付ける。また、シート1
6の外周四隅に開けられた穴にロープを通した後、リン
グ48にロープを通さずに直接支柱12にロープを結ん
でもよい。
【0018】そして、図6に示すように、支柱12の上
端部に取り付けられたシート16を地面上に広げて配置
し、シート16の対角線の延長上の地面に杭24を打
つ。杭24の種類は、測量杭等を使用する。更に、支柱
12に備えられたリング48と地面に打たれた杭24を
ロープ22で結ぶ。杭24を打つ位置とロープ22の長
さは、支柱12を立てたときに、ロープ22が弛まない
ように杭24を打つ位置とロープ22の長さを調節す
る。なお、杭24を打つことが困難であったり、杭24
を地面に打つことによって、地中の埋蔵文化財を破壊す
る恐れがある場合、杭24の代用として土嚢や石を用意
し、この土嚢や石をロープ22の先端にくくりつけて、
ロープ22の先端を固定する。
【0019】上記の工程が完了すると、各支柱12を立
ち上げる。このとき、図7に示すように、各支柱12が
立った状態で、ロープ22の弛みをなくす。支柱12
は、上端部をシート16の外方に向かって少し傾斜する
ように立設するのが好ましい。一例として、地面に対し
て約80度の角度で支柱12を立設する。これは、シー
ト16が強風によって持ち上げられるときに、支柱12
が傾斜した方向に倒れる力を利用して、シート16が飛
ぶのを防止するからである。また、シート16は畳表状
の物やメッシュ状の物を使用しているので、多少の風は
すり抜けていく。従って、強風によってシート16が飛
ばされにくくなっている。約80度の角度で支柱12が
立設されているが、支柱12の高さが2.5mなので、
支柱12付近のシート16の高さが約2.4mあり、一
般的な人間が立っても、シート16が邪魔になることが
ない。
【0020】しかし、シート16の外周四隅の支柱12
を立ち上げただけでは、図7のように、シート16の中
央部が下方へくぼんでしまう。従って、シート16の中
央部の下付近では、シート16が邪魔になり、人が立つ
こともできず、発掘作業ができない。そこで、シート1
6の中央部の下付近で作業ができるように、シート16
の略中央部にセンター支柱14を立てる。
【0021】センター支柱14を立てる前に、センター
リング付きロープ18を各支柱12のリング48に軽く
結んでおく。その後、センターリング20の上方にテン
トを支える円形状の板状体82を配置し、この板状板8
2の下部中央に設けた凹部83に第1パイプ84を嵌め
る。このとき、センターリング20に第1パイプ84を
通す。板状体82の形状は任意の形状でもよいが、尖っ
た角を持っているとシート16を破る可能性があるの
で、円形や楕円形等の板がよい。第1パイプ84を第2
パイプ86に差し込み、第2パイプ86に第3パイプ8
8を差し込む。上記の工程によって、センター支柱14
が組み立てられ、シート16の中央部がセンター支柱1
4によって持ち上げられるので、シート16の中央が上
方に膨らんだ状態になる。なお、センター支柱14のパ
イプは、3分割されているが、3分割以外の分割でもよ
く、また、1本でもよい。更に、支柱12を立てたとき
に、シート16が下方へ窪まなければ、センター支柱1
4を使用する必要はない。
【0022】更に、軽く結んでおいたセンターリング付
きロープ18が張られるように結びなおすことによっ
て、センターリング付きロープ18が、シート16の対
角線上にある下方へのくぼみを持ち上げるので、シート
16の対角線上にある下方へのくぼみがなくなる。セン
ターリング付きロープ18とロープ22が、支柱12の
リング48に結ばれたことになり、上記のセンターリン
グ付きロープ18とロープ22が支柱12を相反する方
向から引っ張ることになり、支柱12が固定される。ま
た、センターリング20を使用せずに、センターリング
付きロープ18を直接センター支柱14に結んでもよ
い。
【0023】最後に、センター支柱14の第3パイプ8
8の下部を土嚢で固めることによって、センター支柱1
4が動かないようにできる。また、何らかの力によっ
て、センター支柱14が倒れそうになっても、センター
支柱14の第1パイプ84をセンターリング20に通し
ており、且つこのセンターリング20をロープ18にて
周囲から引張しているので、センターリング20及びロ
ープ18がセンター支柱14を支え、倒れるのを防止す
る。
【0024】上記の工程によって、本発明のテントが組
み立てられる。また、連日同じ場所での発掘作業を行な
う場合には、夜間等のテント不使用時に、シート16が
飛ぶ等の事故防止のために毎日の作業が終了後、テント
10をたたむ。テント10のたたみ方は、センターリン
グ付きロープ18を緩め、センター支柱14を分解す
る。そして、支柱12をシート16の内側に移動させな
がら、倒すことによって、シート16を広げた状態で地
面上に載置できる。次の日に、支柱12を立て、センタ
ー支柱14を組み上げた後、センターリング付きロープ
18を結ぶことによって、簡易且つ短時間で再組立てが
できる。
【0025】上記の工程及び部材によって、本発明のテ
ントを設営することができた。なお、支柱12やセンタ
ー支柱14は分解することができるので、テント10の
持ち運びが容易である。支柱12やセンター支柱14を
分解することによって、例えば、支柱12の長さが約
2.5mから約1.25mになるので、乗用車のトラン
ク等に乗せることが可能であり、軽四トラック等の大き
な荷台を有する車を用意しなくてはならない制約はな
い。本発明のテントは、総重量が約32kgであるの
で、成人男性等が一人で持ち運びをすることも可能であ
る。
【0026】本発明のテントは、2人でテントを設営及
び撤収することが可能であり、設営者の人数を減らすこ
とができる。テント10の総重量が約32kgなので、
各部材の重さは軽く、テント10の設営が楽になる。
【0027】また、シート16の外周縁の4角に使用す
る支柱12は、2本の脚41が地面に接地しており、支
柱12の左右に対して安定している。従って、支柱12
の前後をロープで引っ張ることによって、支柱12が安
定する。更に、支柱12の上端部をシート16の外側に
向かって傾斜させることによって、シート16に強風が
発生して、シート16が持ち上げられそうになっても、
支柱12が傾斜している方向に倒れようとする力で、シ
ート16が持ち上げられるのを防ぐことができる。
【0028】本発明のテントは、埋蔵文化財の発掘現場
において使用するだけではなく、地面にマットをひくこ
とによって、簡易の休憩場所のテントとして使用するこ
とができる。
【0029】本発明に係るテント及び設営方法につい
て、上記に実施形態を示したが、本発明は上記の実施形
態に限定されるものではない。
【0030】一例として、上記の実施形態では正方形の
シート16を使用していたが、任意の形状のシートを使
用することも可能であり、図9に示すように、六角形の
シート92を使用することも可能である。シート92が
六角形であるので、使用する支柱12の数は6個に増え
る。また、任意の形状のシートを使用でき、シートにあ
る角の数と支柱の数を同数にする。
【0031】上記の実施形態で示したシートの各角に使
用される支柱は、支柱12であったが、支柱12以外の
支柱を使用することも可能である。例えば、図10に示
す支柱を使用する。図10に示す支柱100の脚102
は途中で2本に分岐して脚部102a、102bを構成
し、この脚部102a、102bが地面を2点で接地す
ることになる。これは、上記に示した支柱12と同様
に、支柱100が2本の脚部102a、102bで立つ
ので、支柱100は横方向に対して安定している。ま
た、支柱100の上端部と地面に打たれた杭とをロープ
で結ぶことによって、前後方向にも安定して立つことが
可能になる。従って、図10に示した支柱100を使用
することによって、上記の実施形態で示したように、安
定してテントを立てることができる。なお、図10に示
した支柱100は、支柱12で示したリング48を示し
ていないが、各種のロープを支柱100のシート保護棒
46等に結ぶことによって、各種のロープを支柱100
に結ぶことが可能である。必要ならば、支柱12と同様
にリング48を取り付けることができる。
【0032】また、上記の実施形態で使用した支柱は全
て棒状の脚部を有する支柱を使用したが、図11に示す
ように板状の支柱105を使用することも可能である。
板状の支柱105において、地面と接地する脚部106
が、点状ではなく線状になっているので、上記した支柱
12と同様に、横方向に対して安定している。また、板
状の支柱105の上部に設けられた穴108を利用し
て、板状の支柱105と地面に打たれた杭とをロープで
結ぶことによって、前後方向にも安定して立つことが可
能になる。板状の支柱105のシートとの係着部分10
7は、尖っているとシートを傷つけ、破る恐れがあるの
で、角を丸めておくことが好ましい。更に、板状の支柱
105を分解・組立できるように、複数の板状体によっ
て構成することも可能である。
【0033】更に、上述した支柱12において、脚41
が横に開いており、分解して持ち運ぶときに、脚上部4
2が横に開いていることによって、乗用車のトランク等
に入らない等の問題があるならば、図12のように、折
り畳みが可能な支柱120に変えることも可能である。
支柱120において、脚122,123が回動軸124
に接続されている。脚122を手で持って、脚123を
回動軸124を中心に回動させることによって、支柱1
20を任意の高さに調節する。そして、脚122の回動
軸125に取り付けられ、図12中の点線の位置等にあ
る固定フレーム126を回動させて、脚123のピン1
28を固定フレーム126の溝127に嵌める。上記の
工程によって、支柱120が組み立てられる。固定フレ
ーム126には、一つ又は複数の溝127があり、複数
の溝127がある場合、溝127を選択することによっ
て、支柱120の高さが調節できる。支柱120を折り
畳むときは、固定フレーム126を回動させてピン12
8からはずし、脚122,123を回動させる。なお、
支柱12の脚41が脚上部42と脚下部44に分解でき
たように、脚122,123を分解できるようにするこ
とも可能である。
【0034】その他の折り畳みが可能な支柱の一例を図
13に示す。中心の脚132に回動軸135を設け、こ
の回動軸135に脚133,134が接続されている。
脚133に回動軸139とこの回動軸139に固定フレ
ーム136が接続されている。また、脚134には固定
フレーム136の溝138に嵌まるピン137が設置さ
れている。脚133,134をそれぞれ回動させて、中
心の脚132が地面に接地する部分と同じ高さになるよ
うにする。そして、図13中の点線の位置などにある固
定フレーム136を回動させて、ピン137を固定フレ
ーム136の溝138に嵌める。上記の工程によって、
支柱130が組み立てられる。また、支柱を畳むとき
は、固定フレーム136を回動させてピン137からは
ずした後、脚133,134を回動軸135を支点とし
て、中心の脚132に向けて回動させる。なお、中心の
脚132及び脚133,134は、分解できるようにす
ることも可能である。
【0035】上記した支柱は、地面との接地部分が滑る
などして固定されない場合、土嚢を使用して脚を固定す
ることが可能であるが、図14に示すようなスパイクピ
ン142を備えた脚を使用することも可能である。ま
た、スパイクピン142が取り付け及び取り外しができ
る形態にしてもよい。
【0036】以上、本発明に係るテントについて、図面
に基づいて説明したが、上記の実施形態に限定されるも
のではない。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内
で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施し得るものである。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るテントは、シートをその外
周縁の複数個所で支える支柱の下端脚部を複数個に分割
して地面上に載置したものである。 即ち複数の脚部が
地面上に接地しているので、支柱が安定して立設され、
且つ支柱が安定して立設されることによって、シートが
安定して張られる。また、防水性のシートを使用せず、
畳表状やメッシュ状のシートを使用することによって、
シートの重さが軽減される。このことは、テントの重量
を軽くし、持ち運びを楽にする。
【0038】支柱の上部に、各種のロープを結ぶための
リングを用意することによって、初心者がテントを立て
るときに、各種のロープを結ぶ位置を迷うことなく、簡
易に組み立てることができる。
【0039】本発明のテントは、シートの中央部分が下
方へ窪んだとき、シートを支えるためのセンター支柱を
立てるが、センター支柱の上端に板状体を取り付けるこ
とによって、センター支柱がシートを破く恐れをなくし
ている。
【0040】また、上記の支柱及びセンター支柱は、複
数の部材に分解が可能で、持ち運びが楽になり、軽四ト
ラック等の荷台を持つ車を特別に用意する必要がなく、
乗用車等のトランクにのせることが可能である。
【0041】センターリング付きロープによって、シー
トの中央部分のシートの下方へのくぼみをなくすことが
でき、その結果テントの下での作業がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテントの斜視図である。
【図2】本発明に係るテントの側面図である。
【図3】本発明に係るテントの遠近法で示した図であ
る。
【図4】本発明に係るテントに使用される支柱の図であ
る。
【図5】図4に示す支柱の支柱上部と支柱下部との接続
部を示す図であり、(a)T字型溝にピンが入った図で
あり、(b)はT字型溝が回動した図である。
【図6】シートに支柱を取り付け、シートの対角線の延
長上に杭を打ち付け、支柱と杭とをロープで結んだ図で
ある。
【図7】図6の状態の後に、支柱を立てた図である。
【図8】本発明のテントに使用されるセンター支柱の図
である。
【図9】本発明テントの他の実施形態を示す図であり、
六角形のシートを使用した図である。
【図10】図4に示す支柱の他の実施形態を示す図であ
る。
【図11】図4に示す支柱の他の実施形態であり、板状
の支柱を示す図である。
【図12】折り畳みが可能な支柱の実施形態を示す図で
ある。
【図13】折り畳みが可能な支柱の他の実施形態を示す
図である。
【図14】支柱の脚にスパイクピンを取り付けた実施形
態を示す図である。
【図15】従来技術の発掘現場で使用されている日陰を
作るためのテントの図である。
【符号の説明】
10,90,110:テント 12:支柱(逆V字状支柱) 14:センター支柱 16,92,112:シート 18:センターリング付きロープ 20:センターリング 22,118:ロープ 24,114:杭 41,102,122,123,133,134:脚 42:脚上部 44:脚下部 46:シート保護棒 48:リング 52:フレーム 54:T字型溝 56:ピン 82:板状体 83:板状体の凹部 84:第1パイプ 86:第2パイプ 88:第3パイプ 100,116:支柱 105:板状の支柱 106:板状の支柱の地面接地部分 107:板状の支柱のシート接地部分 108:板状の支柱の穴 117:土嚢 120,130:支柱 124,125:回動軸 126,136:固定フレーム 127,138:溝 128,137:ピン 132:中央の脚 142:スパイクピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートと、該シート外周縁の少なくとも
    3箇所に上端部を係着し下端脚部を地面上に載置してシ
    ートを地面から所定空間に位置させる支柱と、前記シー
    トと該支柱との係着部分からシート外方向に向かって張
    設したロープとを含むテントであって、前記支柱の下端
    脚部を複数個に分割して地面上に載置することを特徴と
    するテント。
  2. 【請求項2】 前記支柱は上部分で一体化され下方に向
    かって徐々に拡開して略逆V字状に形成したことを特徴
    とする請求項1記載のテント。
  3. 【請求項3】 前記シートの略中央部を支えるための支
    持具を含む請求項1記載のテント。
  4. 【請求項4】 前記支持具が、テント内面に接触して該
    テントを支える板状体と該板状体から垂下した棒状体と
    で構成される請求項3記載のテント。
  5. 【請求項5】 前記棒状体をリングに通し、該リングと
    前記支柱の上端部とを結ぶ、前記シートを支えるための
    紐を備えた請求項2又は4に記載のテント。
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